JP2671601B2 - 自動車用シート - Google Patents

自動車用シート

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JP2671601B2
JP2671601B2 JP2311634A JP31163490A JP2671601B2 JP 2671601 B2 JP2671601 B2 JP 2671601B2 JP 2311634 A JP2311634 A JP 2311634A JP 31163490 A JP31163490 A JP 31163490A JP 2671601 B2 JP2671601 B2 JP 2671601B2
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JP2311634A
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▲吉▼美 深津
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Seats For Vehicles (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、自動車用シートに関する。
(従来の技術) 一般に、自動車用シートは、シートクッションとシー
トバックとからなり、シートバックは、一般に中立位置
から所定角度後方へ傾斜できるようにしたリクライニン
グ機能を始めとして、前方へ大きく前倒れする前倒れ機
能を備えている。
第7図にその概要図を示している。シートバック101
は、前倒れ用の第1回転軸103を介してシートクッショ
ン105側に取付けられたベースプレート107にリクライニ
ング用の第2回転軸109を介して取付けられ、このリク
ライニング用の第2回転軸109によってシートバック101
は、中立位置から後方へ所定角度傾斜した傾斜姿勢が得
られるようになっている。
また、ベースプレート107はストライカ111と噛み合う
フック113によって拘束状態が確保され、フック113をス
トライカ111に対して噛み合い解除状態とすることで、
シートバック101は第1回転軸103を支点としてベースプ
レート107と一緒に前方へ大きく回動する前倒れ状態が
得られるようになっている。
(発明が解決しようとする課題) 前記した如くシートバック101は第1回転軸103を支点
として前倒れ可能となるが、この時、シートバック101
が第1,第2回転軸103,109を通る軸線上Wに後方へ大き
く倒れると、第1回転軸103からシットバック101のヘッ
ドレスト1115までの寸法Lが最大となるため、第1回転
軸103を支点として前方へ回動させた際にヘッドレスト1
15がルーフトルム117と干渉する不具合があった。特
に、近年はサンルーフ等の装置が取付けられ、各機能部
品がルーフパネルの内側に配置される所からルーフトル
ム117、即ち、天井が低くなる傾向にあり、前記した問
題を招く虞れがあった。
そこでこの発明は、シートバックが規定の範囲を越え
て後方へ倒れた傾斜姿勢の時には前倒れ機能が得られな
いようにした自動車用シートを提供することを目的とし
ている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するためにこの発明にあっては、シー
トクッションに、第1回転軸を支点としてベースプレー
トと一緒に前倒れ可能で、かつ、ベースプレートの第2
回転軸を支点として中立位置から後方へ傾斜可能なシー
トバックを取付け、前記ベースプレートに、シートクッ
ション側に設けられたストライカと係脱自在に噛み合い
前記ベースプレートの動きを拘束する噛み合い位置と、
ベースプレートの拘束を解除する噛み合い解除位置とに
切換可能な係合部材を設け、この係合部材を噛み合い解
除位置へ切換える操作部と伝導手段を介して連動連結し
た自動車用シートにおいて、前記シートバックが、後方
へ規定範囲内傾斜した時、操作部の作動を可能にすると
共に規定範囲を越えて後方へ傾斜した時、操作部の作動
を空振りさせる操作部制御機構を設けてある。
(作用) かかる自動車用シートによれば、規定範囲を越えてシ
ートバックを後方へ倒すと操作部制御機構が働くため、
操作部を操作しても空振り状態となる。したがって、ベ
ースプレートは拘束状態におかれるためシートバックの
前倒しは出来なくなり、ヘッドレストとルーフトリムと
の干渉を未然に妨げるようになる。
(実施例) 以下、第1図乃至第4図の図面を参照しながらこの発
明の一実施例を詳細に説明する。
図中1はシートクッション3とシートバック5とから
成るシートを示しており、シートバック5の上部にはヘ
ッドレスト7が設けられている。
シートバック5は、ベースプレート9の第1回転軸11
を支点としてベースプレート9と一緒に前方へ大きく回
動する前倒れ機能と、ベースプレート9の第2回転軸13
を支点として中立位置aから後方へ傾斜したリクライニ
ング機能が得られるようになっている。
ベースプレート9は左右両側に配置され、前端側は第
1回転軸11を介してシートクッション3のクッションフ
レーム(図示していない)に回転自在に支持されてい
る。後端側は、第2回転軸13に対して遊嵌され、第2回
転軸13にはシートバック5のシートバックフレーム5aに
固着されたデバイスアーム12が固着されている。
ベースプレート9にはシートクッション3に設けられ
たストライカ15と係脱自在に噛み合う係合部材17が設け
られ、この係合部材17は、取付軸19を支点としてベース
プレート9の動きを拘束する噛み合い位置(第3図実
線)と、ベースプレート9の拘束を解除する噛み合い解
除位置(同図鎖線)への回動が可能となっている。係合
部材17は付勢ばね21により常時、噛み合い位置(実線)
に付勢され、操作部23と伝導手段となる作動ワイヤ25を
介して連動連結している。
操作部23はシートバック5の側部に設けられレバー軸
27aを中心として上下動可能な操作レバー27と操作ノブ2
9とから成り、操作レバー27に前記作動ワイヤ25の端末
部が結合されている。
操作レバー27と前記係合部材17をつなぐ前記作動ワイ
ヤ25は、操作制御機構31により操作部23の作動が可能な
緊張状態と、操作部23が空振りする弛んだ状態がそれぞ
れ確保されるようになっている。
即ち、操作部制御機構31は、第3図、第4図に示す如
く前記第2回転軸13に固着され縦溝33aと横溝33bから成
る誘導溝33を有する偏心した第1プレート35と、前記ベ
ースプレート9に固着され上下に長いガイド溝37aを有
する第2プレート37と、前記誘導溝33及びガイド溝37a
に沿って移動可能な摺動子39とを備え、前記摺動子39に
作動ワイヤ25が係止されている。摺動子39は、シートバ
ック5が中立位置aから後方へ所定角度傾斜した規定範
囲D内にある時、誘導溝33の横溝33bの領域内とガイド
溝37aの上位領域内に臨み、作動ワイヤ25の緊張状態が
確保されるようになっている。また、シートバック5が
規定範囲Dを越えてbの位置まで後方へ傾斜した時、摺
動子39は横溝33bから移動して縦溝33aの領域内に、ま
た、ガイド溝37aの最下位領域内にそれぞれ臨み、作動
ワイヤ25は弛むようになる。この作動ワイヤ25の弛み量
は操作部23の作動量Sより大きく設定されている。
一方、ベースプレート9にはハンドル41を右回転させ
るとシートバック5は後方へ傾斜回動し、左回転させる
と中立位置aへ復帰回動が可能となるリクライニング機
構43が装着されている。
なお、前記リクライニング機構43は外歯歯車と、この
外歯歯車より1歯多い内歯歯車とで構成され、内歯歯車
が形成された歯車プレートはシートバック5のデバイス
アーム12側に、外歯歯車の歯車プレートはベースプレー
ト9にそれぞれ固定支持された構造となっている。
第5図と第6図は操作部制御機構31の変形例を示した
ものである。この実施例にあっては、第2回転軸13に遊
嵌された回転可能な作動アーム45と、第2回転軸13に固
着され作動爪47を有する作動プレート49と、前記作動ア
ーム45の先端と、前記ベースプレート11に形成され第2
回転軸13を中心とする円弧状の長孔51内にスライド自在
に臨む摺動子53とから成り、摺動子53に作動ワイヤ25が
係止されている。作動アーム45及び摺動子53はシートバ
ック5が中立位置aにある時、付勢ばね55により常にイ
の状態に付勢され、作動爪47は作動アーム45のアーム部
45aから所定距離離れた位置に設定されている。
なお、他の構成要件は前記実施例と同一のため同一符
号を付して詳細な説明は省略する。57は中間のワイヤガ
イドピンを示している。
したがって、シートバック5が規定範囲Dを越えて後
方へ傾斜すると作動プレート49の作動爪47により作動ア
ーム45は仮想線ロの位置まで回動する。これにより、作
動ワイヤ25は、ワイヤガイドピン57、イの位置の摺動子
53、係合部材15の結合点Pを結ぶ緊張した長さに対し
て、ワイヤガイドピン57、ロの位置の摺動子53、係合部
材15の結合点Pを結ぶほぼ直線に近い長さとなるため、
その長さの差分、作動ワイヤ25は弛むようになる。この
結果、操作部23の空振り状態が確保されるようになって
いる。
このように構成された自動車用シートによれば、ハン
ドル41を右回転、左回転させることで、シートバック5
を所定の角度後方へ傾斜させたリクライニング状態が得
られる。この時、シートバック5が規定範囲D内にある
時、操作部制御機構31によって作動ワイヤ25は緊張状態
が確保されているため、操作部23を第3図において上
方、矢印方向へ操作することで係合部材17は噛み合い解
除位置(鎖線)となる。したがって、シートバック5を
前方へ回動させることで前倒れ状態Cが得られるように
なる。
一方、シートバック5を規定範囲Dを越えて後方へ傾
斜させると、操作部制御機構31の摺動子37はガイド溝37
aの最下位まで移動し作動ワイヤ25の緊張を弛めるよう
になる。このため、操作部23を矢印方向へ操作しても空
振り状態となり、ベースプレート9は拘束状態のままと
なるためシートバック5の前倒れ状態は得られない。こ
の結果、ルーフトリムに対するヘッドレスト7の干渉を
未然に防げるようになる。
なお、この実施例では作動ワイヤ25の弛みを利用して
操作部25の空振り状態が得られるようにしたが、作動ワ
イヤ25を他の手段にかえて操作部23の空振り状態が得ら
れるようにすることも可能である。
[発明の効果] 以上、説明したように、この発明の自動車用シートに
よれば、シートバックを規定範囲を越えて後方へ傾斜さ
せた時には、操作部制御機構によって操作部の作動を空
振りさせることができる。したがって、ベースプレート
は拘束状態におかれる結果、シートバックの前倒れ作動
はできなくなり、ルーフトリムに対するヘッドレストの
干渉を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施したシートの概要側面図、第2
図はシートバックフレームの概要斜視図、第3図は操作
部制御機構を示した拡大側面図、第4図は第3図のIV−
IV線断面図、第5図は操作部制御機構の変形例を示した
第3図と同様の拡大側面図、第6図は第5図のVI−VI線
断面図、第7図は従来例を示したシートの説明図であ
る。 3……シートクッション 5……シートバック 9……ベースプレート 11……第1回転軸 13……第2回転軸 15……ストライカ 17……係合部材 25……作動ワイヤ(伝導手段) 31……操作部制御機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートクッションに、第1回転軸を支点と
    してベースプレートと一緒に前倒れ可能で、かつ、ベー
    スプレートの第2回転軸を支点として中立位置から後方
    へ傾斜可能なシートバックを取付け、前記ベースプレー
    トに、シートクッション側に設けられたストライカと係
    脱自在に噛み合い前記ベースプレートの動きを拘束する
    噛み合い位置と、ベースプレートの拘束を解除する噛み
    合い解除位置とに切換可能な係合部材を設け、この係合
    部材を噛み合い解除位置へ切換える操作部と伝導手段を
    介して連動連結した自動車用シートにおいて、前記シー
    トバックが、後方へ規定範囲内傾斜した時、操作部の作
    動を可能にすると共に規定範囲を越えて後方へ傾斜した
    時、操作部の作動を空振りさせる操作部制御機構を設け
    たことを特徴とする自動車用シート。
JP2311634A 1990-11-19 1990-11-19 自動車用シート Expired - Lifetime JP2671601B2 (ja)

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