JP2670974B2 - 安全柵の係止機構 - Google Patents

安全柵の係止機構

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JP2670974B2
JP2670974B2 JP35074593A JP35074593A JP2670974B2 JP 2670974 B2 JP2670974 B2 JP 2670974B2 JP 35074593 A JP35074593 A JP 35074593A JP 35074593 A JP35074593 A JP 35074593A JP 2670974 B2 JP2670974 B2 JP 2670974B2
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safety fence
rod
opening
locking
locking mechanism
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JP35074593A
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Inventor
俊作 中嶋
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北英機材株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば道路等の工事
現場において、上部を覆う鉄板の一部が開放された開口
部の周囲に安全のために配される安全柵を固定するため
の係止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の安全柵100は、例えば図10に
示すように、鉄製の枠体101を形成し、この枠体10
1の中を支持枠102によって人が通過できないように
格子状に仕切り、さらに下方の枠内には、物の落下を防
止するための網103が取付られている。
【0003】この安全柵100は、例えば地下鉄工事、
道路工事、ビルの基礎工事、橋梁の基礎工事等の工事現
場で、該作業現場の上部に、作業材料や工具等の搬入、
搬出のために形成された開放口106の周囲に配される
もので、作業現場の上部を閉塞する鉄板104の端部に
当接する係止片105が所定の間隔で枠体101の一部
を構成する下枠101aに設けられ、これによって、開
放口106の端部に係止されて、この開放口106から
人や物が作業現場に落下することを予防するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の安全柵
においては、係止片105が固定しているために、作業
終了後において、この開放口106を閉鎖すべく鉄板等
の蓋体を敷く場合に、安全柵100の分解しなければ移
動できないという問題を有し、また、移動させない場合
には、係止片105の延出部分だけ鉄板の整合性が悪く
なるいう問題点を有していた。
【0005】このために、この発明は、開放口への装着
を容易にすることのできる安全柵の係止機構を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、請求項1記載
の発明は、両側に接続手段を有し、この接続手段によっ
て複数が連結されて開放口の周囲に配される安全柵にお
いて、この安全柵の下方部分を構成する下方枠の所定位
置から側方に延出する支持ロッドと、この支持ロッドの
先端に固着され、上下に貫通する貫通孔が形成されたロ
ッド保持具と、このロッド保持具の貫通孔に摺動自在に
挿入されて、前記開放口の端部から下方に突出する係止
ロッドとを具備したことにあり、また請求項2記載の発
明においては、前記支持ロッドを前記下方枠に対して摺
動自在に取付けたことにある。
【0007】
【作用】したがって、請求項1記載の発明においては、
係止機構を、安全柵の下方枠から側方に延出する支持ロ
ッドと、この支持ロッドの先端に固定されたロッド保持
具と、このロッド保持具に形成の貫通孔に摺動自在に装
着された係止ロッドとによって構成し、安全柵を開放口
の周囲に配した時に、前記係止ロッドが開放口の周縁に
おいて下方に摺動して突出するために、安全柵を開放口
の周縁に固定できる。また、開放口を閉塞する場合には
前記係止ロッドを上方に摺動させて開放口の周縁から除
去できるために、安全柵の移動が容易となり、上記課題
を達成できる。
【0008】さらに、請求項2記載の発明においては、
前記支持ロッドを安全柵の下方枠に対して摺動自在とし
たことから、前記ロッド保持具の位置に汎用性を持たせ
ることができるために、上記課題を達成することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面により
説明する。
【0010】図1に示す安全柵1は、鋼材によって形成
された上方枠2、下方枠3、及び左右の側方枠4,5
を、それぞれの端部を溶接することで外枠を形成し、こ
の外枠の内側には、少なくとも1つの縦枠(この実施例
においては2本)6と、少なくとも1つの横枠(この実
施例においては2本)7が溶接により接合されて形成さ
れている。さらに、下側に位置する横枠7と下方枠5の
間には、きめの細かい格子状の網8が設けられている。
【0011】また、前記左右の側方枠4,5の一方(こ
の実施例においては右の側方枠5)には係止手段9が設
けられ、また他方(この実施例においては左の側方枠
4)には、被係止手段10が設けられ、この係止手段9
と被係止手段10によって接続手段15が形成されるも
のである。尚、本実施例においては、係止手段9及び被
係止手段10は、左右の側方枠4,5の側部の上下に1
つずつ取付られている。
【0012】図2に示すように、前記係止手段9は、例
えば一方の安全柵1の一方の側方枠(図1中右の側方枠
5)の側部に所定の間隔を有して溶接により固着された
円筒部材11,12と、この円筒部材11,12に摺動
自在に挿入され、側部の移動用のノブ13aを有した接
続ロッド13とによって構成され、前記ノブ13aを最
上部まで引き上げた状態で、接続ロッド13の下端が前
記下方の円筒部材12の中に隠れるようになっている。
【0013】また、前記被係止手段10は、他方の安全
柵1’の他方の側方枠4’(図1中左の側方枠4)の側
部に溶接により固着される円筒部材14(14’)によ
り構成されるもので、この円筒部材14(14’)の上
端位置は、前記下方の円筒部材12の下端位置の下方近
傍に位置するように設定されている。
【0014】これにより、ノブ13aを上方に引き上げ
ることによって、前記接続ロッド13の下端を前記下方
の円筒部材12の中に収納し、円筒部材12の下方位置
に前記他の安全柵1’の側方枠4’に形成の円筒部材1
4’を移動させ、前記接続ロッド13を下方に摺動させ
てこの接続ロッド13の下方を前記円筒部材14’に挿
入する。これによって図3に示すように、係止手段9と
被係止手段10が接合することによって、安全柵1と安
全柵1’が接合されるものである。
【0015】さらに、図1に示す安全柵1の下方枠3に
は、所定の位置に安全柵1の係止機構20が取付られて
いる。この係止機構20は、図4乃至図7に示すよう
に、前記下方枠3に形成の孔(図示しない)に摺動自在
に挿入される少なくとも1つの保持ロッド21(本実施
例においては2本)を有し、この保持ロッド21の一方
の端部には、溶接によって係止板22が固着されてい
る。また、保持ロッド21の他方の端部には、ロッド保
持具23が溶接により固着され、前記係止板22と下方
枠3を挟んで位置するように形成されている。
【0016】前記ロッド保持具23は、前記保持ロッド
21の他方の端部が溶接により接合される接合板24
と、この接合板24の端部が溶接されたコの字状に形成
された保持板25とによって構成されている。また、前
記保持板25の上下面には貫通孔26,27が形成さ
れ、この貫通孔26,27には、係止ロッド28が摺動
自在に挿入されており、この係止ロッド28の側部に形
成されたノブ29が前記保持板25の側部の開口部分か
ら突出するようになっている。
【0017】尚、前記係止ロッド28は、前記ノブ29
を最上部まで引き上げた状態で、係止ロッド28の下端
部分が前記下方枠3の下端部分よりも少し上方に位置す
るように形成されたおり、また前記接合板24の下端位
置は、前記下方枠3の下端位置と略等しくなるように形
成されている。
【0018】以上の構成の係止機構20において、前記
接続手段15によって接続されて連設された安全柵1
は、作業現場の上方に開口した開放口30の周縁近傍に
配される。この時、前記安全柵1に設けられた係止機構
20は、図7に示すような場所に位置するもので、前記
係止ロッド24は蓋体31の端部から下方に落下して蓋
体31の端部(周縁)に当接することとなり、安全柵1
を開放口30の周縁に固定できるものである。
【0019】尚、蓋体31により構成される開放口30
は、蓋体31の敷設状態などから寸法誤差が大きく、そ
の場合には係止不能となる場合がある。しかし、前記保
持ロッド21を下方枠3に対して摺動自在としたことに
よって、前記下方枠3と蓋体31の端部との距離に汎用
性を持たせて解決が図られるものである。具体的には、
安全柵1を開放口30の周縁に配した場合、前記係止ロ
ッド24は、作業現場の上方を閉塞している蓋体31の
上面にその下端部分が当接する状態で保持された状態と
なっており、図7の矢印で示す方向に係止板22を押す
ことによって蓋体31の端部方向に移動する。この結
果、前記係止ロッド24は蓋体31の端部から下方に落
下して蓋体31の端部(周縁)に当接することとなり、
図6及び図7で示す状態で安全柵1を開放口30の周縁
に係止できるものである。
【0020】これによって、図8で示すように、作業現
場の上方に、作業材料や作業器具等の搬入と搬出若しく
は作業員の出入りのために形成された開放口30の周縁
に安全柵(1,1’,1”,1a)を連設することがで
き、開放口30への人や物の落下を防止することができ
るものである。尚、1aは、作業員が作業現場に下りる
ために使用する扉1bを有する安全柵である。
【0021】また、当日の作業終了時において、安全の
ために開放口30を蓋体31によって閉塞する場合に
は、図9に示すように前記ノブ29を上方に引上げて蓋
体31の端部から引き戻すことによって係止ロッド28
を蓋体31の端部から容易に離脱させることができるた
めに、蓋体31を敷設する場合の蓋体31同士の接合性
を確保できるものである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この請求項1記載
の発明によれば、係止機構を、安全柵の下方部分を構成
する下方枠の所定位置から側方に延出する支持ロッド
と、この支持ロッドの先端に固着され、上下に貫通する
貫通孔が形成されたロッド保持具と、このロッド保持具
の貫通孔に摺動自在に挿入されて、前記開放口の端部か
ら下方に突出する係止ロッドとによって構成したことに
よって、作業現場の上方に開口する開放口の周縁への係
止ロッドの着脱を容易に行なうことができるために、安
全柵の装着、移動を容易に行なうことができ、安全を確
保しつつ作業性を向上できるものである。
【0023】また、請求項2記載の発明によれば、前記
支持ロッドが下方枠に対して摺動自在としたことから、
下方枠と開放口の周縁との間の距離が一定でない場合に
も対応することができるために、安全柵の装着が容易と
なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る安全柵の一例を示した正
面図である。
【図2】安全柵の接続手段の構成の一例を示すと共に、
接合前の状態を示した斜視図である。
【図3】安全柵の接続手段の構成の一例を示すと共に、
接合後の状態を示した斜視図である。
【図4】本発明の実施例に係る係止機構を示した斜視図
である。
【図5】本発明の実施例に係る係止機構が装着された状
態を示した正面図である。
【図6】本発明の実施例に係る係止機構が装着された状
態を示した側面図である。
【図7】本発明の実施例に係る係止機構が装着される前
の状態を示した側面図である。
【図8】安全柵が開放口に装着された状態を説明した斜
視図である。
【図9】本発明の実施例に係る係止機構を離脱させた状
態を示した側面図である。
【図10】従来の安全柵の一例を示した斜視図である。
【符号の説明】
1(1’,1”,1a) 安全柵 3 下方枠 15 接続手段 20 係止機構 21 支持ロッド 23 ロッド保持具 26,27 貫通孔 28 係止ロッド 30 開放口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側に接続手段を有し、この接続手段に
    よって複数が連結されて開放口の周囲に配される安全柵
    において、 この安全柵の下方部分を構成する下方枠の所定位置から
    側方に延出する支持ロッドと、 この支持ロッドの先端に固着され、上下に貫通する貫通
    孔が形成されたロッド保持具と、 このロッド保持具の貫通孔に摺動自在に挿入されて、前
    記開放口の端部から下方に突出する係止ロッドとを具備
    したことを特徴とする安全柵の係止機構。
  2. 【請求項2】 前記支持ロッドを前記下方枠に対して摺
    動自在に取付けたことを特徴とする請求項1記載の安全
    柵の係止機構。
JP35074593A 1993-12-27 1993-12-27 安全柵の係止機構 Expired - Lifetime JP2670974B2 (ja)

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JPH07189498A JPH07189498A (ja) 1995-07-28
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