JP2670746B2 - 型枠工法 - Google Patents

型枠工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土木、建築のコンクリ
ート工事のうち、上型枠を必要とする複雑化、高度化
(精密性)が要求される部分の施工を行う型枠工法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、リニアモーターカーのガイドウ
エイのように、壁面に多くの突起物(電磁石コイル配設
用の)が配置される土木構造物を施工する場合は、構造
物としては複雑化、高度化(精密性)が要求されるもの
となるので、コンクリート打設時にスランプ20cm程度の
コンクリートを用い、締固めを十分に行うか、近年、開
発された高い流動性と材料分離抵抗性を有する高流動コ
ンクリートが適用されている。
【0003】図5、図6に示すように合板やメタルホー
ムの型枠3の中に鉄筋4を配筋してコンクリート壁体1
を形成するのに、このコンクリート壁体1の壁面に突起
物2を一体に形成するには、この突起物2の形成部分に
は上型枠5を配置している。その場合に型枠脱型後、コ
ンクリート表面に数多くの気泡が残ることが問題とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】先に述べたようにこの
ような上型枠5を有する構造物のコンクリート工事で
は、スランプが20cm程度の比較的軟練りのコンクリート
を使用し、十分に締固めを行うか、スランプ25cm以上、
スランプフロー60cm程度の高流動コンクリートを使用
し、上型枠5に空気穴を設けてあばた防止を行っている
が、これらの方法では空気の逃げ道を充分に確保するこ
とはできず、コンクリート上面の気泡を充分に除去でき
ないので、結局、図7に示すように空気あばた6ができ
てしまう。
【0005】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、コンクリート上面に気泡を生じることがないように
して空気あばたの発生を防止できる型枠工法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、上型枠に代えて繊維補強プラスチックによる
格子部材をかぶりの所に配設し、コンクリート打設時に
上昇するコンクリートをこの格子部材で押さえるととも
にしみだすようにして通過するモルタル部をコテ仕上げ
することを要旨とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、上型枠に代えて格子部材をか
ぶりの所に配設することで、この格子部材はコンクリー
ト打設時に上昇するコンクリートを押さえるとともにモ
ルタル部だけが格子を通過してしみだす。このしみだし
たモルタル部をコテ仕上げすることで空気あばたのでき
ないコンクリート構造物とすることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の型枠工法の1実施例を示す縦
断側面図、図2は同上斜視図で、前記従来例を示す図
5、図6と同じく合板やメタルホームの型枠3の中に鉄
筋4を配筋してコンクリート壁体1を形成するのに、こ
のコンクリート壁体1の壁面に突起物2を一体に形成す
る場合である。
【0009】本発明は、前記図5、図6の上型枠5に代
えて図4に示すような合成樹脂材による格子部材7を鉄
筋4のコンクリートのかぶりの所に配設した。
【0010】この格子部材7を構成する繊維補強プラス
チックとは、CFRP(炭素繊維補強材)、GFRP
(ガラス繊維補強材)、AFRP(アラミド繊維補強
材)等であり、これらを棒状に成形して格子に組んだも
のである。
【0011】格子の間隔は使用するコンクリートの粗骨
材また、コンクリート性状(スランプ、スランプフロー
等)によっても異なるが、2〜10mm程度とする。
【0012】このようにしてコンクリート打設を行う
と、コンクリートは打上がってきて粗骨材が前記格子部
材7に掛かり、モルタルだけが表面にしみでてくる。
【0013】そして、最後にこのしみだしたモルタル部
をコテ仕上げすることで空気あばたの発生を防ぐことが
でき、脱型後は図3に示すように突起物2の上面に空気
あばたのないきれいな仕上がりの構造物が得られる。
【0014】なお、格子部材7は繊維補強プラスチック
を材質とすることで、軽量、高強度であり、非磁性で耐
食性も良好なことから鉄筋4のかぶり部に用いても鉄筋
4にはほとんど影響を及ぼさない。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明の型枠工法は、
複雑化、高度化(精密性)が要求される部分の施工を行
う場合に、コンクリート上面に気泡を生じることがない
ようにして空気あばたの発生を防止できるものでもあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の型枠工法の1実施例を示す縦断側面図
である。
【図2】本発明の型枠工法の1実施例を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の型枠工法で施工した構造物の斜視図で
ある。
【図4】格子部材の一例を示す正面図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【図6】従来例を示す縦断側面図である。
【図7】従来工法で施工した構造物の斜視図である。
【符号の説明】
1…コンクリート壁体 2…突起物 3…型枠 4…鉄筋 5…上型枠 6…空気あばた 7…格子部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型枠に代えて繊維補強プラスチックに
    よる格子部材をかぶりの所に配設し、コンクリート打設
    時に上昇するコンクリートをこの格子部材で押さえると
    ともにしみだすようにして通過するモルタル部をコテ仕
    上げすることを特徴とした型枠工法。
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