JP2670142B2 - 成形体 - Google Patents

成形体

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JP2670142B2 JP1126811A JP12681189A JP2670142B2 JP 2670142 B2 JP2670142 B2 JP 2670142B2 JP 1126811 A JP1126811 A JP 1126811A JP 12681189 A JP12681189 A JP 12681189A JP 2670142 B2 JP2670142 B2 JP 2670142B2
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正 藤本
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/18Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing mixtures of the silica-lime type
    • C04B28/186Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing mixtures of the silica-lime type containing formed Ca-silicates before the final hardening step
    • C04B28/188Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing mixtures of the silica-lime type containing formed Ca-silicates before the final hardening step the Ca-silicates being present in the starting mixture

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、優れた機械的特性を有する建築材料や断熱
材料,保温材料の成形原料として好適な珪酸カルシウム
組成物を用いた成形体に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕
珪酸カルシウムの成形体は断熱材料,保温材料あるい
は建築物の内外装材料等に広く使用されている。
一般に材料の機械的特性を表すために、曲げ強度や曲
げ弾性係数そして曲げ強度を比重の2乗で除した比強度
が用いられており、上記の建築材料として用いられる珪
酸カルシウムの成形体にも優れた曲げ強度が要求されて
いる。
優れた曲げ強度を有する材料としては、ジヤイロライ
ト型珪酸カルシウムの成形体が知られている(特開昭60
−51651号公報)。しかしながら、この成形体の曲げ強
度は必ずしも満足のゆくものではなく、また、この成形
体が板状の場合には反りが発生するという問題があっ
た。
〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは、上記した珪酸カルシウム成形体の曲げ
強度の向上及び反りの小さい成形体を目指して鋭意研究
を重ねてきた。その結果、特定の一般式で示される珪酸
カルシウムに特定の粘土鉱物を添加してなる珪酸カルシ
ウム組成物を成形して得た成形体が、上記した目的を達
成することを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、 (a)一般式(I) 2CaO・3SiO2・nSiO2・mH2O(I) (但し、n及びmは正の数で、nは0.1〜10である) で示され、平均粒子径10〜35μmの花弁状を有し、該花
弁の長手方向の平均直径は0.1〜30μmで、厚みが0.005
〜0.1μmであるジャイロライト型結晶構造を有する珪
酸カルシウム100重量部 及び (b)平均粒子径が0.1〜50μmである粘土鉱物1〜50
重量部よりなる組成の成形体である。
本発明で使用される珪酸カルシウムは、上記一般式
(I)で示されるものであるが、就中、特開昭54−9369
8号公報に記載されている花弁状の珪酸カルシウムが好
適である。上記の花弁状の珪酸カルシウムは、ジヤイロ
ライト型の結晶構造を有する。SiO2/CaOのモル比は特に
1.6〜3.2の範囲であることが好ましい。花弁の大きさ
は、一般に長手方向の平均直径が0.1〜30μmであり、
厚みが0.005〜0.1μmの範囲である。
珪酸カルシウムの平均粒子径は、特に制限されるもの
ではないが、本発明の珪酸カルシウム組成物を成形して
得られる成形体の機械的特性を勘案すると、一般に平均
粒子径は小さい程好ましく、通常は10〜35μmの範囲の
ものが使用される。
本発明で使用される粘土鉱物としては、タルク,パイ
ロフイライド,クレー,マイカ,ドーソナイト,カオリ
ン等を挙げることができる。
粘土鉱物の平均粒子径は0.1〜50μmの範囲でなけれ
ばならず、1〜15μmの範囲であることが好ましい。す
なわち、粉体の粒子径が適度に小さいほどより優れた曲
げ強度を有する成形体が得られるためである。
本発明の成形体を構成する各成分の配合割合は、珪酸
カルシウム100重量部に対して粘土鉱物が1〜50重量部
の範囲でなければならず、特に5〜25重量部の範囲であ
ることが得られる珪酸カルシウム成形体の曲げ強度が優
れていること及び反りが小さいという点から好ましい。
粘土鉱物の配合割合が上記範囲よりも小さい場合には、
上記した効果が得られず、逆に多すぎる場合には、曲げ
強度が低下するために好ましくない。
本発明に於いては、前記した珪酸カルシウムおよび粘
土鉱物に他の成分を添加することは、必要に応じて実施
することができる。
例えば、ビニロン繊維,ガラス繊維,カーボン繊維,
アラミド繊維,ポリエステル繊維,金属繊維等の繊維状
物;パラフイン,タール,ポリエチレン,ポリプロピレ
ン,ゴム,ステアリン酸カルシウム,ステアリン酸マグ
ネシウム等の有機質混和剤;ジメチルポリシロキサンお
よびそのメチル基の一部を水素原子,フエニル基,アル
キル基,メルカプト基,ビニル基,シアノアルキル基、
フルオロアルキル基などで置換したポリオルガノシロキ
サンを主成分とするシリコーンオイル,シリコーンゴム
又はシリコーン樹脂塗料;上記シリコーン樹脂塗料とア
ルキド樹脂,メラミン樹脂,エポキシ樹脂などと縮合し
て得られる変性シリコーン樹脂類を挙げることができ
る。
繊維状物は、得られる珪酸カルシウム成形体の曲げ強
度,比強度,靭性,加工性を向上させるに効果的であ
り、特にビニロン繊維は上記の効果が大きい。繊維状物
は通常、珪酸カルシウム100重量部に対して0.1〜10重量
部の割合で混合することが好ましい。繊維状物の長さ及
び直径は、特に制限されるものではないが、長さが1.5
〜4mm,直径が1〜50μmであることが得られる成形体の
曲げ強度や比強度が大となるために好ましい。
また、有機質混和剤は、得られる珪酸カルシウム成形
体の加工性を向上させるのに効果的であり、通常、珪酸
カルシウム100重量部に対して0.5〜8重量部の割合で混
合することが好ましい。
さらに、シリコーンオイル,シリコーンゴム,シリコ
ーン樹脂塗料は、得られる珪酸カルシウム成形体の耐水
性,耐薬品性,耐候性,表面硬度を向上させるのに効果
的であり、通常、珪酸カルシウム100重量部に対して1.5
〜15重量部の割合で混合することが好ましい。
本発明の珪酸カルシウムを主成分とする組成物の成形
体を製造する方法は、特に制限されるものではなく、湿
式圧縮成形法,乾式圧縮成形法などの公知の方法が用い
られる。即ち、本発明において、特定される珪酸カルシ
ウムと粘土とよりなる組成物と水とを混合した後、金型
プレス成形機により50〜10,000Kg/cm2の圧力で脱水成形
した後、該成形体を乾燥する方法、或いは、本発明にお
いて特定する珪酸カルシウム組成物を直接金型プレス成
形機により50〜10,000Kg/cm2の圧力で成形する方法など
である。乾式圧縮成形法では珪酸カルシウム100重量部
に対して6〜12重量部の水を添加することが好ましい。
本発明に用いる珪酸カルシウム組成物に前記した繊維
状物を混合して使用した場合、得られる成形体の表面平
滑性が幾分低下することがある。このような場合には、
繊維状物を含んだ成形体の表面に、本発明で使用される
特定の一般式で示される珪酸カルシウムか又は本発明の
珪酸カルシウム組成物の薄層を形成させることが好まし
い。薄層の厚みは0.05〜2.0mmの範囲であれば十分であ
る。このような薄層を形成させる方法としては、次の方
法が好適である。本発明の成形体は、珪酸カルシウム組
成物に繊維状物を混合して金型プレス機により0.1〜30K
g/cm2の圧力で基体を成形し、次いで該基体の表面に本
発明で使用される珪酸カルシウムか又は珪酸カルシウム
組成物を均一に積層させて金型プレス機により50〜10,0
00Kg/cm2の圧力で加圧する方法が用いられる。
〔効 果〕
本発明の成形体は、曲げ強度及び板状成形体の反りが
小さい。即ち、珪酸カルシウム単独の成形体では曲げ強
度が不充分であり、板状成形体に反りが発生するが、本
発明のように、珪酸カルシウムに、粘土鉱物を混合する
ことにより、得られる成形体は曲げ強度が向上し、板状
成形体の反りが極めて小さくなる。
従って、本発明の珪酸カルシウム組成物よりなる成形
体は、優れた機械的特性が要求される建築物の内外装材
料,断熱材料などの成形用原料として好適に使用し得
る。また、上記の用途のほか、各種ゴムやプラスチック
等の添加剤や充填材としても用いることができる。
〔実施例〕
以下に、本発明を更に具体的に説明するために、実施
例および比較例を示すが、本発明は、これらの実施例に
限定されるものではない。
尚、実施例および比較例に於ける各試験は、以下の方
法で行った。
(1) 曲げ強度 気乾状態の供試体を3点曲げ法により、スパン80mm供
試体の幅20mm,厚さ3mm,荷重速度0.5mm/分として曲げ強
度σを測定した。
(2) 反り (1)と同様な供試体により、スパンに対する中央部
の反り量を比率(以下反り率と称する)で表わした。
(3) 比強度 気乾比重ρの供試体を上記曲げ試験で曲げ強度σ
測定し、下記の式より求めた。
(4) 表面硬度 2B〜9Hの硬度の鉛筆で順に供試体の表面をひっかき、
傷がつかない最大の硬度を表面硬度とした。
(5) 吸水率 (1)と同じ供試体の気乾重量W0を測定した後、20℃
の水中に24時間該供試体を浸漬し、吸水後の重量W1を測
定して下記の式により吸水率を計算した。
実施例 1 珪酸カルシウムとして2CaO・3.5SiO2・2.1H2Oで示さ
れ、ジヤイロライト型の結晶構造を有する花弁状珪酸カ
ルシウム粉体(平均粒子径20μm,花弁の長手方向の平均
直径2μm,花弁の厚み0.1μm)を100重量部、粘土鉱物
の粉体として、平均粒子径が10μmのタルク15重量部を
混合し、金型プレス機により、500Kgf/cm2の圧力でプレ
ス成形をした後、180℃で20分間加熱処理をして珪酸カ
ルシウム成形体を得た。得られた成形体の比重は0.92g/
c.c.,曲げ強度は232Kgf/cm2,反り率0.015%,比強度は2
74であった。
実施例2〜5 実施例1で用いたタルクを、第1表に示した粘土鉱物
に変えた以外は、実施例1と同様にして珪酸カルシウム
成形体を得た。得られた成形体の試験結果を第1表に示
した。
比較例 1 実施例1で用いたタルクを使用しないこと以外は実施
例1と同様にして珪酸カルシウム成形体を得た。得られ
た成形体の試験結果を第1表に示した。
実施例6〜8 実施例1で用いた珪酸カルシウム組成物に、第2表に
示した割合でビニロン繊維を混合した以外は実施例1と
同様にして珪酸カルシウム成形体を得た。得られた成形
体の試験結果を第2表に示した。
実施例9〜10 珪酸カルシウムとして、第3表に示したジヤイロライ
ト型珪酸カルシウムを用いた他は実施例1と同様にして
珪酸カルシウム成形体を得た。得られた成形体の物性は
第3表に示したとおりであった。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)一般式 2CaO・3SiO2・nSiO2・mH2O (但しm及びnは正の数で、nは0.1〜10である) で示され、平均粒子径10〜35μmの花弁状の形状を有
    し、該花弁の長手方向の平均直径は0.1〜30μmで、厚
    みが0.005〜0.1μmであるジャイロライト型結晶構造を
    有する珪酸カルシウム100重量部及び (b)平均粒子径が0.1〜50μmである粘土鉱物1〜50
    重量部よりなる組成の成形体。
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