JP2670076B2 - アーク放電を用いた情報伝達装置 - Google Patents
アーク放電を用いた情報伝達装置Info
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- JP2670076B2 JP2670076B2 JP63081072A JP8107288A JP2670076B2 JP 2670076 B2 JP2670076 B2 JP 2670076B2 JP 63081072 A JP63081072 A JP 63081072A JP 8107288 A JP8107288 A JP 8107288A JP 2670076 B2 JP2670076 B2 JP 2670076B2
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- Japan
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- arc
- transmission device
- information transmission
- arc discharge
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- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は照明を兼用する拡声器等に適用されるアーク
放電を用いた情報伝達装置に関する。
放電を用いた情報伝達装置に関する。
従来の情報伝達法は、例えば、第3図に示すように、
拡声器(スピーカ)を用い、そのコイル11に流れる電流
と磁石12との間に働らく電磁力による機械的振動を振動
板13へ伝達し、その振動を利用するものである。
拡声器(スピーカ)を用い、そのコイル11に流れる電流
と磁石12との間に働らく電磁力による機械的振動を振動
板13へ伝達し、その振動を利用するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕 従来の拡声器(スピーカ)は、音声の媒体である空気
を振動させるのに、電気系/機械系の変換を行っている
ため、機械系の周波数特性によって拡声器の周波数特性
がほぼ決定され、周波数対音声出力特性の忠実度が悪
い。また、拡声器には、円すい状の振動板を用いている
ため、円すいの開口方向に指向性がある。そのため、例
えば、平面上に於いて360゜の方向へ情報を伝達する場
合は複数の拡声器を必要とする等の問題点があった。
を振動させるのに、電気系/機械系の変換を行っている
ため、機械系の周波数特性によって拡声器の周波数特性
がほぼ決定され、周波数対音声出力特性の忠実度が悪
い。また、拡声器には、円すい状の振動板を用いている
ため、円すいの開口方向に指向性がある。そのため、例
えば、平面上に於いて360゜の方向へ情報を伝達する場
合は複数の拡声器を必要とする等の問題点があった。
本発明の課題は、上記従来の問題点を解消することが
できるアーク放電を用いた情報伝達装置を提供すること
である。
できるアーク放電を用いた情報伝達装置を提供すること
である。
本発明によるアーク放電を用いた情報伝達装置は、シ
ールドガス下に配置されるアーク電極と、該アーク電極
に直流電流を供給する手段と、該直流電流を変調する手
段を備えてなることを特徴とする。
ールドガス下に配置されるアーク電極と、該アーク電極
に直流電流を供給する手段と、該直流電流を変調する手
段を備えてなることを特徴とする。
本発明によれば、アーク柱に流す電流の大きさにより
アークは膨張又は収縮するため、電流によってアーク柱
を介して空気を振動させることができる。即ち、アーク
を介して、音声情報を伝達することができる。
アークは膨張又は収縮するため、電流によってアーク柱
を介して空気を振動させることができる。即ち、アーク
を介して、音声情報を伝達することができる。
第1図は本発明装置を実施するのに用いられる装置の
一例を示す図である。第1図において、1はアーク6を
発生させるためのタングステン系電極(以下電極とい
う)で、水8によって冷却された銅片7が対極である。
2は電極を把持するコレットチャックである。3はシー
ルドノイズでアーク6をシールドガス5で保護する。4
は絶縁物でシールドノイズ3からコレットチャック2を
適正位置へ保持する。9はアーク6に電流を供給するた
めの直流電源で、伝達情報に高忠実度が要求される時は
良好な周波数特性の電源が用いられる。10は直流電源9
の電流を変調するための制御器で伝達したい情報と類似
な電気信号を出力する。
一例を示す図である。第1図において、1はアーク6を
発生させるためのタングステン系電極(以下電極とい
う)で、水8によって冷却された銅片7が対極である。
2は電極を把持するコレットチャックである。3はシー
ルドノイズでアーク6をシールドガス5で保護する。4
は絶縁物でシールドノイズ3からコレットチャック2を
適正位置へ保持する。9はアーク6に電流を供給するた
めの直流電源で、伝達情報に高忠実度が要求される時は
良好な周波数特性の電源が用いられる。10は直流電源9
の電流を変調するための制御器で伝達したい情報と類似
な電気信号を出力する。
上記本発明の一実施例の作用について説明する。
制御器10の小さい電気信号によって変調された電流が
直流電源9からアーク6へ供給される。
直流電源9からアーク6へ供給される。
タングステン系電極で発生するアーク6は通常TIG(T
ungsten Inert Gas)アークと呼ばれ極めて安定したア
ーク状態を呈する。
ungsten Inert Gas)アークと呼ばれ極めて安定したア
ーク状態を呈する。
第2図に示すようにアーク6を流れる電流の大きさに
よりアーク柱の断面の大きさが変化する。即ち、電流の
大きさと断面の大きさの関係はほぼ線形の関係にある。
よりアーク柱の断面の大きさが変化する。即ち、電流の
大きさと断面の大きさの関係はほぼ線形の関係にある。
また、アーク6はシールドガス5が高温になったもの
とその一部がプラズマ化したものの混合体であるため、
その機械的慣性は極めて小さく、第2図のT1,T2が10-1m
secおよび10−1.5m secでも十分応答できる。
とその一部がプラズマ化したものの混合体であるため、
その機械的慣性は極めて小さく、第2図のT1,T2が10-1m
secおよび10−1.5m secでも十分応答できる。
従って、アーク柱は周波数特性および出力が大きい発
音体として用いることができる。
音体として用いることができる。
さらに、アークは強力な光を発するため、照明を兼ね
た発音体として用いられる。すなわち、伝達したい情報
の電気信号(電流の強弱)によって生じるアーク柱断面
の大きさの変化は、音の大きさの変化とも相まってアー
クが発する光の強さの変化を伴う。したがって、伝達し
たい情報を音と光の変化が同期した伝達手段として活用
することができる。
た発音体として用いられる。すなわち、伝達したい情報
の電気信号(電流の強弱)によって生じるアーク柱断面
の大きさの変化は、音の大きさの変化とも相まってアー
クが発する光の強さの変化を伴う。したがって、伝達し
たい情報を音と光の変化が同期した伝達手段として活用
することができる。
この光は、第1図に示されたシールドガス5の種類を
変えたり、シールドガス5の供給経路にアルカリ土類粉
を混入させることなどにより光源を着色することができ
るので、伝達したい光の情報に様々な趣向を凝らすこと
が可能である。
変えたり、シールドガス5の供給経路にアルカリ土類粉
を混入させることなどにより光源を着色することができ
るので、伝達したい光の情報に様々な趣向を凝らすこと
が可能である。
(1) 機械的慣性の小さいアークを発音体として用い
ているため周波数特性が良好なスピーカとして用いるこ
とができる。
ているため周波数特性が良好なスピーカとして用いるこ
とができる。
(2) アーク電流を深く変調すれば出力の大きい発音
体として用いることができる。
体として用いることができる。
(3) アーク柱は円形断面のため無指向性である。
(4) アーク柱の発する強力な光を利用することによ
り照明を兼ねた発音体として用いることができる。
り照明を兼ねた発音体として用いることができる。
第1図は本発明装置を実施するのに用いられる装置の一
実施例としての構成図、第2図はアーク柱の大きさと電
流との関係を示す図、第3図は従来のスピーカを示す図
である。 1……電極、6……アーク、9……直流電源、10……制
御器。
実施例としての構成図、第2図はアーク柱の大きさと電
流との関係を示す図、第3図は従来のスピーカを示す図
である。 1……電極、6……アーク、9……直流電源、10……制
御器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−25116(JP,A) 実開 昭50−92755(JP,U) 特公 昭54−16734(JP,B2) 実公 昭46−13068(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】シールドガス下に配置されるアーク電極
と、該アーク電極に直流電流を供給する手段と、該直流
電流を変調する手段を備えてなることを特徴とするアー
ク放電を用いた情報伝達装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63081072A JP2670076B2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 | アーク放電を用いた情報伝達装置 |
US07/565,210 US5220246A (en) | 1988-04-01 | 1990-08-08 | Method and apparatus for transmitting information using arc |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63081072A JP2670076B2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 | アーク放電を用いた情報伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01254100A JPH01254100A (ja) | 1989-10-11 |
JP2670076B2 true JP2670076B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=13736187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63081072A Expired - Lifetime JP2670076B2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 | アーク放電を用いた情報伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2670076B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10035213B2 (en) | 2011-01-26 | 2018-07-31 | Denso Corporation | Welding method and welding apparatus |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2643009B2 (ja) * | 1990-05-22 | 1997-08-20 | 三菱重工業株式会社 | アーク発音方法及び装置 |
EP2199004A1 (de) * | 2008-12-16 | 2010-06-23 | EWM Hightec Welding GmbH | Verfahren und Vorrichtung zum Lichtbogenschweißen oder Lichtbogenlöten mit kodierter Information im Verlauf eines Wechselstromes |
JP5474614B2 (ja) * | 2010-03-04 | 2014-04-16 | 株式会社オーディオテクニカ | 電気音響変換器 |
JP6344203B2 (ja) | 2014-11-05 | 2018-06-20 | 株式会社デンソー | アーク溶接装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4974908A (ja) * | 1972-11-20 | 1974-07-19 | ||
JPS5092755U (ja) * | 1973-12-25 | 1975-08-05 | ||
DE3129041A1 (de) * | 1981-07-23 | 1983-02-03 | BBC Aktiengesellschaft Brown, Boveri & Cie., 5401 Baden, Aargau | Faseroptischer sensor zum erfassen von elektrischen lichtbogenentladungen |
-
1988
- 1988-04-01 JP JP63081072A patent/JP2670076B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10035213B2 (en) | 2011-01-26 | 2018-07-31 | Denso Corporation | Welding method and welding apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01254100A (ja) | 1989-10-11 |
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