JP2669376B2 - 磁気抵抗効果ヘッド - Google Patents

磁気抵抗効果ヘッド

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体から情報
の読み出しを行う磁気抵抗効果ヘッドに関し、特に、ソ
フトフィルムバイアス方式の磁気抵抗効果ヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気抵抗効果(以下、MR効果と略す)
を利用した磁気抵抗効果ヘッド(以下、MRヘッドと略
す)は、近年のハード磁気ディスク装置の小型化、大容
量化を推進する主要な技術の一つになっている。MRヘ
ッドを最適な状態で動作させるためには、横方向にバイ
アス磁界を印加することによって、センス電流の流れる
方向と磁気抵抗効果層(以下MR層と略す)の磁化方向
とがなす角度を所定の値に設定し、外部磁界に対して線
形応答を示すようにすることが不可欠である。このため
の方法の一つとして、MR層に近接して軟磁性バイアス
層を設け、静磁的な相互作用によってMR層に横方向バ
イアス磁界を印加するソフトフィルムバイアス方式が広
く知られている。
【0003】ところで、ソフトフィルムバイアス方式の
MRヘッドにおいては、軟磁性バイアス層とMR層の磁
化状態がその抵抗−磁界抵抗応答に大きな影響を及ぼす
ことが、S.W.YuanとH.N.Bertramとによって、IEEE Tran
saction on Magnetics(アイトリフ゜ルイー トランサ゛クション オン マク゛ネティ
クス)、第29巻、第6号、3811〜3816頁(19
93年)に論じられている。これによると、MR層と軟
磁性バイアス層の磁化の向きを素子長手方向(MR層の
磁化容易軸方向)に対して相互に反平行とすることによ
り、同方向とした場合に比べ感度特性が改善される。一
般に、MR層と軟磁性バイアス層は薄い磁気分離層(非
磁性層)を介して積層しており、MR層と軟磁性バイア
ス層との磁化の反平行状態を安定に実現するためには、
これら両層間の強磁性的な相互作用を小さくするため
に、磁気分離層の厚さをある程度以上とする必要があ
る。2つの磁性層が磁気分離層によって数nm以上隔て
られた場合には両磁性層間には通常の交換結合は存在し
ないと考えられているが、実際には、磁気分離層の微細
な孔や粒界を介して磁性金属のブリッジが形成されるこ
とによる交換結合、あるいは磁気分離層と各磁性層との
界面の凹凸面に生じる磁荷による静磁的な結合などによ
り、十数nm以上隔てられた場合でも両磁性層間に強磁
性的な相互作用が働くことが観測されている。例えば、
福井宏らは、第18回日本応用磁気学会学術講演概要
集、130頁(1994年)において、磁気分離層にT
a膜を用いた場合、Ta膜の厚さが30nm程度までで
あればMR層と軟磁性バイアス層との間に強磁性的な相
互作用が存在すること、Ta膜の膜厚が30nm以上で
あればこの相互作用が消失し両層における磁化の反平行
状態が実現することを報告している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のMRヘッドで
は、磁気分離層の厚さの制御によりMR層と軟磁性バイ
アス層との間の強磁性的な相互作用を消失させ、両層に
おける磁化の反平行状態を実現している。しかしながら
この場合、磁気分離層をある程度厚くする必要があるた
め、MR層での大きな横バイアス磁界が得られないとい
う問題や、磁気分離層が導電性であるときに、MR層に
分流する実効センス電流値が減少し出力効率が低下する
といった問題が生じる。
【0005】本発明の目的は、磁気分離膜を厚く設ける
ことなくMR層と軟磁性バイアス層の磁化の反平行状態
を安定に実現し、高い感度を有するMRヘッドを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気抵抗効果ヘ
ッド(MRヘッド)は、磁気抵抗効果層(MR層)と磁
気分離層と前記磁気分離層を介して前記磁気抵抗効果層
に積層され前記磁気抵抗効果層に横方向バイアス磁界を
印加する軟磁性バイアス層とを有する磁気抵抗効果素子
(MR素子)を備え、前記磁気抵抗効果素子にセンス電
流を供給するための電極層をさらに有する磁気抵抗効果
ヘッドにおいて、前記磁気抵抗効果層と前記軟磁性バイ
アス層を磁気的に短絡する軟磁性薄膜層が、前記磁気抵
抗効果素子の素子長手方向の両端部にそれぞれ設けられ
ている。
【0007】本発明のMRヘッドでは、MR素子、電極
層及び軟磁性薄膜層が、一対の磁気シールド層の対向面
間に非磁性かつ電気絶縁性を有するギャップ層を介して
設けらているようにすることが好ましい。また、MR素
子の素子長手方向に関するMR層の長さが、MR素子の
感磁領域部の長さと実質的に等しくなるようにしてもよ
い。
【0008】軟磁性薄膜層は、MR層に比べて磁気抵抗
効果の小さな材料から構成することが好ましく、軟磁性
バイアス層と同一の材料から構成してもよい。軟磁性薄
膜層として用いることが好ましい材料を例示すれば、C
oを主成分としたアモルファス膜、あるいは、Ni−F
e−Mを含む材料(ただしMは、Rh,Pd,Nb,Zr,
Ta,Hf,Al,Pt,Au,Cr,Mo,W,Siの中から
選択される少なくとも一つの元素)などが挙げられる。
【0009】
【作用】MR素子の素子長手方向の両端部領域にMR層
と軟磁性バイアス層とを磁気的に短絡する軟磁性薄膜層
が設けられているので、MR層、一方の軟磁性薄膜層、
軟磁性バイアス層、他方の軟磁性薄膜層を通ってMR層
に戻る磁気的な閉回路が形成される。これにより、磁気
分離層の膜厚が小さい場合でも、MR層の磁化の方向と
軟磁性バイアス層の磁化の方向が反平行状態となり、M
Rヘッドの感度が向上する。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0011】《実施例1》図1は本発明の実施例1のM
Rヘッド(磁気抵抗効果ヘッド)の構成を示す図であっ
て、記録装置として組み立てられたとして、記録媒体の
表面に平行な面で切った場合の断面図として示されてい
る。図示左右方向がMR素子(磁気抵抗効果素子)の長
手方向となっている。
【0012】このMRヘッドは、磁気抵抗効果を示す材
料からなるMR層(磁気抵抗効果層)1と、磁気分離層
2と、磁気分離層2を介してMR層1に対して横方向バ
イアス磁化を印加するための軟磁性バイアス層3とを積
層したMR素子を用いている。そしてこのMRヘッド
は、非磁性かつ電気絶縁性の1対のギャップ層6によっ
てこのMR素子を挟み込み、さらに両方のギャップ層6
の外側にそれぞれ磁気シールド層7を設けて積層体を構
成し、基板10上にこの積層体を設けた構造となってい
る。各層の積層方向すなわち基板10の法線方向は、記
録装置として組み立てたときに記録媒体の表面に対して
平行となる方向である。
【0013】MR素子においては、MR層1よりも軟磁
性バイアス層3の方が基板10に近接して配置してお
り、記録媒体に平行な面でのMR層1、磁気分離層2及
び軟磁性バイアス層3からなる3層構造体の断面形状
は、基板10側に広がっている台形である。そして、台
形の両方の斜面に対応して、すなわちMR素子の長手方
向の両端部に、それぞれ、軟磁性薄膜層4が形成されて
いる。軟磁性薄膜層4は、軟磁性バイアス層3の端部と
MR層1の端部に接しているので、MR素子の両側の軟
磁性薄膜層4により、後述するように、「MR層1→一
方の側の軟磁性薄膜層4→軟磁性バイアス層3→他方の
側の軟磁性バイアス層4→MR層1」と磁気的な閉回路
が形成され、MR層1での磁化の方向と軟磁性バイアス
層3での磁化の方向が、互いに反平行となる。
【0014】さらに、このMR素子のMR層1にセンス
電流を通電するために、各軟磁性薄膜層4とそれぞれ接
するように、一対の電極層5が設けられている。各電極
層5の一部は、それぞれ、MR層1上に張り出してい
る。したがって、MR素子の長手方向に関し、電極層5
と接していない部分のMR層1の延長が、磁気に感ずる
領域すなわち感磁領域8となる。本実施例のMRヘッド
を用いて記録装置を構成する場合、記録媒体上のトラッ
ク部領域の幅が感磁領域8の幅とほぼ一致するようにす
ることが好ましい。
【0015】次に、この実施例1のMRヘッドを実際に
製作した例を説明する。
【0016】基板10としてAl23−TiC基板を用
い、スパッタ法により、この基板10上に、磁気シール
ド層7を形成する膜厚2μmのメッキNi−Fe膜(N
i:82%−Fe:18%,重量%)を成膜した。続い
て、所定形状でフォトレジストパターンを形成し、イオ
ンエッチングにより磁気シールド層7のパターニングを
行った。ギャップ層6として、厚さ0.1μmのAl2
3膜をスパッタ法により成膜した。
【0017】次に、軟磁性バイアス層3として膜厚25
nmのCo−Zr−Moアモルファス膜(Co:82%
−Zr:6%−Mo:12%,原子%)、磁気分離層2
として膜厚15nmのTa膜、MR層1として膜厚20
nmのNi−Fe膜(Ni:82%−Fe:18%,重
量%)をそれぞれスパッタ法により連続形成し、所定形
状にパターニングしてMR素子部を形成した。このと
き、上述したようにMR素子部の断面形状は台形となっ
ている。さらに、形成したMR素子部の斜面部に、スパ
ッタ法を用いて軟磁性薄膜層4を堆積した。この軟磁性
薄膜層4としては、膜厚25nmのCo−Zr−Moア
モルファス膜(Co:82%−Zr:6%−Mo:12
%,原子%)を用いた。その後、MR素子上に所望の感
磁領域8を形成するように、電極層5を形成した。電極
層5としては、膜厚0.15μmのAuスパッタ膜を用
いた。最後に再びギャップ層6および磁気シールド層7
を上述と同様の方法で形成した。
【0018】《比較例1》比較のために、図2に示すよ
うに、軟磁性薄膜層4が形成されていない以外は実施例
1と同様のMRヘッドを実施例1と同一の工程で作製し
た。この従来構造のMRヘッドでは、電極層5が、MR
層1、磁気分離層2及び軟磁性バイアス層3に、直接接
している。
【0019】《実施例1と比較例1の比較》以上の工程
によって作製された実施例1と比較例1のMRヘッドの
特性を図3に示す。図3は各MRヘッドにおける抵抗と
印加外部磁界との関係を示す図である。細実線Aは実施
例1のMRヘッドの抵抗−磁界特性曲線であり、細破線
Bは比較例1のMRヘッドの抵抗磁界曲線である。MR
ヘッドの感度は、一般に、動作点近傍での抵抗−磁界特
性曲線における抵抗変化の勾配として表わされるので、
図3において、動作点での各抵抗−磁界特性曲線の接線
をそれぞれ太実線C(実施例1)と太破線D(比較例
1)で表わしている。図から示されるように、太破線D
より太実線Cの方が勾配が大きく、実施例1のMRヘッ
ドの方が比較例1のMRヘッドよりも感度が高いことが
分かる。
【0020】この感度差の原因を調べるために、ガラス
基板上に、軟磁性薄膜層を有し実施例1と同一構造であ
るものと、軟磁性薄膜層を有せず比較例1と同一構造で
あるものとの2通りのMR素子(Ni−Fe/Ta/C
o−Zr−Mo)を形成し、MR層と軟磁性バイアス層
の磁化状態を観察した。観察には、偏光顕微鏡を利用し
た磁区観察装置を用いた。その結果、実施例1と同一構
造のMR素子、すなわちMR素子の長手方向の両端部領
域を軟磁性薄膜層により磁気的に短絡した構造のMR素
子では、MR層の磁化の向きと軟磁性バイアス層の磁化
の向きが素子長手方向に対して反平行になっているのに
対し、比較例1と同一構造のMR素子では同方向となっ
ていることが分かった。これは、MR素子長手方向の両
端部領域を軟磁性薄膜層により磁気的に短絡した構造と
することによって、従来構造ではMR層の磁化の向きと
軟磁性バイアス層の磁化の向きが同方向となるような磁
気分離層の膜厚においても、磁化の反平行状態を安定に
実現できることを示している。
【0021】《実施例2》次に、図4を用いて実施例2
のMRヘッドについて説明する。このMRヘッドは、図
1に示す実施例1のMRヘッドにおいて、電極層5がM
R層1上に張り出さない構造としたものである。したが
って、電極層5はMR層1とは直接には接していない。
以下、実際に製作した例を説明する。
【0022】基板10としてAl23−TiC基板を用
い、この基板10上に、スパッタ法により磁気シールド
層7を形成する膜厚2μmのメッキNi−Fe膜(N
i:82%−Fe:18%,重量%)を成膜した。続い
て、所定形状でフォトレジストパターンを形成し、イオ
ンエッチングにより磁気シールド層7のパターニングを
行い、その後、ギャップ層6として厚さ0.1μmのA
23膜をスパッタ法により成膜した。
【0023】次に、軟磁性バイアス層3として膜厚25
nmのCo−Zr−Moアモルファス膜(Co:82%
−Zr:6%−Mo:12%,原子%)、磁気分離層2
として膜厚15nmのTa膜、MR層1として膜厚20
nmのNi−Fe膜(Ni:82%−Fe:18%,重
量%)をそれぞれスパッタ法により連続形成し、所望の
感磁領域8が形成されるように、イオンエッチングによ
りパターニングを行い、MR素子部を形成した。さら
に、形成したMR素子部の斜面部に、スパッタ法を用い
て軟磁性薄膜層4を堆積した。この軟磁性薄膜層4とし
ては、膜厚25nmのCo−Zr−Moアモルファス膜
(Co:82%−Zr:6%−Mo:12%,原子%)
を用いた。その後、MR素子部の両方の端部領域に電極
層5を形成した。電極層5としては、膜厚0.15μm
のAuスパッタ膜を用いた。最後に再びギャップ層6お
よび磁気シールド層7を上述と同様の方法で形成した。
【0024】以上の工程によって作製されたMRヘッド
についても、従来構造のMRヘッドとの比較を行い抵抗
−磁界特性を評価した結果、この実施例のMRヘッドの
感度は従来構造のMRヘッドの感度に比較して大きいこ
とが分かった。
【0025】以上、本発明の実施例の説明したが、軟磁
性バイアス層3の材料としては、Co−Zr−Mo以外
にも、Coを主成分としたアモルファス膜、もしくはN
i−Fe−M(MはRh,Pd,Nb,Zr,Ta,Hf,A
l,Pt,Au,Cr,Mo,W,Siの中から選択される少
なくとも一つの元素)を用いることが可能である。磁気
分離層2は、Ta以外に、Ti,Zr,W,Nbなどの単
体あるいは二元以上の合金を使用でもよい。また、MR
層1は、Ni−Fe以外に、Ni−Fe−Coであって
もよく、電極層5は、Au以外に、Ta,W,Cuであっ
ても同様の結果が得られる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、MR層と
軟磁性バイアス層とを磁気的に短絡するための軟磁性薄
膜層をMR素子の長手方向の両端部にそれぞれ設けるこ
とにより、MR層の磁化の方向と軟磁性バイアス層の磁
化の方向とが相互に反平行状態となってこの状態が安定
に保持されるので、高感度のMRヘッドを得ることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のMRヘッドの構造を示す断
面図である。
【図2】比較例1のMRヘッドの構造を示す断面図であ
る。
【図3】実施例1と比較例1のMRヘッドにおける抵抗
と印加外部磁界との関係を示すグラフである。
【図4】本発明の実施例2のMRヘッドの構造を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 MR層(磁気抵抗効果層) 2 磁気分離層 3 軟磁性バイアス層 4 軟磁性薄膜層 5 電極層 6 ギャップ層 7 磁気シールド層 8 感磁領域 10 基板 A 抵抗−磁界曲線(実施例1のMRヘッド) B 抵抗−磁界曲線(比較例1のMRヘッド) C 感度(実施例1のMRヘッド) D 感度(比較例1のMRヘッド)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗効果層と磁気分離層と前記磁気
    分離層を介して前記磁気抵抗効果層に積層され前記磁気
    抵抗効果層に横方向バイアス磁界を印加する軟磁性バイ
    アス層とを有する磁気抵抗効果素子を備え、前記磁気抵
    抗効果素子にセンス電流を供給するための電極層をさら
    に有する磁気抵抗効果ヘッドにおいて、 前記磁気抵抗効果層と前記軟磁性バイアス層を磁気的に
    短絡する軟磁性薄膜層が、前記磁気抵抗効果素子の素子
    長手方向の両端部にそれぞれ設けられていることを特徴
    とする磁気抵抗効果ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記磁気抵抗効果素子、前記電極層及び
    前記軟磁性薄膜層が、一対の磁気シールド層の対向面間
    に非磁性かつ電気絶縁性を有するギャップ層を介して設
    けらている、請求項1に記載の磁気抵抗効果ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記軟磁性薄膜層が前記磁気抵抗効果層
    に比べて磁気抵抗効果の小さな材料からなる請求項1ま
    たは2に記載の磁気抵抗効果ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記軟磁性薄膜層が前記軟磁性バイアス
    層と同一の材料からなる請求項3記載の磁気抵抗効果ヘ
    ッド。
  5. 【請求項5】 前記軟磁性薄膜層がCoを主成分とした
    アモルファス膜からなる請求項1乃至4いずれか1項に
    記載の磁気抵抗効果ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記軟磁性薄膜層が、Ni−Fe−Mを
    含む材料からなり、MがRh,Pd,Nb,Zr,Ta,H
    f,Al,Pt,Au,Cr,Mo,W,Siの中から選択さ
    れる少なくとも一つの元素である請求項1乃至4いずれ
    か1項に記載の磁気抵抗効果ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記磁気抵抗効果素子の素子長手方向に
    関する前記磁気抵抗効果層の長さが、前記磁気抵抗効果
    素子の感磁領域部の長さと実質的に等しい、請求項1乃
    至6いずれか1項に記載の磁気抵抗効果ヘッド。
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