JP2669268B2 - 産業ロボット装置 - Google Patents

産業ロボット装置

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JP2669268B2
JP2669268B2 JP14499492A JP14499492A JP2669268B2 JP 2669268 B2 JP2669268 B2 JP 2669268B2 JP 14499492 A JP14499492 A JP 14499492A JP 14499492 A JP14499492 A JP 14499492A JP 2669268 B2 JP2669268 B2 JP 2669268B2
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industrial robot
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、メッキ作業工程の物
品を取り扱う産業ロボット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の産業ロボット装置を示す
図である。図において、(1)はメッキ液(2)が貯溜された
メッキ槽、(3)はメッキ液(2)の表面に生成される酸化
膜、(4)はメッキ槽(1)に対向して設置された産業ロボッ
ト、(5)は産業ロボット(4)の作動先端部に設けられた把
手、(6)はメッキ加工される物品(7)が収納されて把手
(5)に把持される籠である。
【0003】従来の産業ロボット装置は上記のように構
成され、産業ロボット(4)は把手(5)よりメッキ加工され
る物品(7)が収納された籠(6)を把持して、メッキ槽(1)
のメッキ液(2)に沈下させる。そして、産業ロボット(4)
の作動先端部機構、把手(5)の機構部、図示が省略して
あるが産業ロボット(4)の検出器等がメッキ槽(1)の熱に
よって劣化することを防ぐため、籠(6)の把持を解除し
てメッキ槽(1)から退避する。また、所定のメッキ時間
が経過すると、産業ロボット(4)が動作してメッキ液(2)
中のメッキ加工される物品(7)が収納された籠(6)を把手
(5)により再度把持して搬出し、次の工程に渡すように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の産
業ロボット装置では、メッキ液(2)中のメッキ加工済の
物品(7)が収納された籠(6)を産業ロボット(4)の把手(5)
により再度把持して搬出するときに、メッキ液(2)表面
の酸化膜(3)が物品(7)に付着する。このため、物品(7)
のメッキ加工の仕上がり品質が低下するという問題点が
あった。
【0005】また、メッキ液(2)と物品(7)の両者の比重
が接近している場合、メッキ加工される物品(7)が収納
された籠(6)を把持して、メッキ槽(1)のメッキ液(2)に
沈下させるときに、物品(7)がメッキ液(2)に浮き上がっ
て、メッキされない部分が生じて物品(7)のメッキ加工
の仕上がり品質が低下するという問題点があった。
【0006】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、メッキ加工時の不具合を防止す
る産業ロボット装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る産業ロボ
ット装置においては、メッキ槽に対向して配置された産
業ロボットと、産業ロボットの作動先端部に設けられて
メッキ槽によりメッキ加工される物品の搬送動作を行う
把手と、作動先端部に設けられて水平方向に動作する掻
き板と、産業ロボットに掻き板によるメッキ槽のメッキ
液表面の酸化膜掻き動作を指令し、次いで把手によるメ
ッキ槽中の物品の物品の搬出動作を指令する制御装置と
が設けられる。また、作動先端部に設けられた駆動機構
により付勢されて水平方向に動作する掻き板と、駆動機
構に掻き板によるメッキ槽のメッキ液表面の酸化膜掻き
動作を指令し、次いで産業ロボットに把手によるメッキ
槽中の物品の搬出動作を指令する制御装置とが設けられ
る。
【0008】また、メッキ槽に対向して配置された産業
ロボットと、この産業ロボットの作動先端部に設けられ
てメッキ槽によりメッキ加工される物品の搬送動作を行
う把手と、作動先端部に設けられて水平に延びる押さえ
面を有する押さえ板と、産業ロボットに把手によるメッ
キ槽中への物品の搬入動作を指令して、押さえ板による
メッキ槽のメッキ液中への物品の押さえつけ作用を達成
する制御装置とが設けられる。
【0009】
【作用】上記のように構成された産業ロボット装置は、
メッキ槽中の物品の搬出動作に先立って、掻き板により
メッキ槽のメッキ液表面の酸化膜が取り避けられる。ま
た、メッキ槽中に搬入された物品がメッキ液中に押さえ
つけられる。
【0010】実施例1.図1及び図2は、この発明の一
実施例を示す図である。図において、(1)はメッキ液(2)
が貯溜されたメッキ槽、(3)はメッキ液(2)の表面に生成
される酸化膜、(4)はメッキ槽(1)に対向して設置された
産業ロボット、(5)は産業ロボット(4)の作動先端部に設
けられた把手、(6)はメッキ加工される物品(7)が収納さ
れて把手(5)に把持される籠、(8)は把手(5)に装着され
て水平方向に突出した掻き板、(9)は産業ロボット(4)に
接続された制御装置である。
【0011】上記のように構成された産業ロボット装置
では、産業ロボット(4)は把手(5)によりメッキ加工され
る物品(7)が収納された籠(6)を把持して、メッキ槽(1)
のメッキ液(2)に沈下させる。そして、産業ロボット(4)
の作動先端部機構、把手(5)の機構部、図示が省略して
あるが産業ロボット(4)の検出器等がメッキ槽(1)の熱に
よって劣化することを防ぐため、籠(6)の把持を解除し
てメッキ槽(1)から退避する。そして、所定のメッキ時
間が経過すると、制御装置(9)が動作して産業ロボット
(4)に掻き板(8)を水平方向に移動させるメッキ槽(1)の
メッキ液(2)表面の酸化膜(3)掻き動作を指令する。これ
により、メッキ槽(1)のメッキ液(2)表面の酸化膜(3)が
取り払わられる。次いで制御装置(9)から産業ロボット
(4)に把手(5)によるメッキ槽(1)中の物品(7)が収納され
た籠(6)の搬出動作が指令されて、籠(6)が把手(5)によ
り再度把持され搬出される。これにより、メッキ液(2)
表面に浮いている酸化膜(3)が物品(7)に付着することを
防止することができ、メッキ加工の仕上がり品質のよい
物品(7)を得ることができる。
【0012】実施例2.図3及び図4は、この発明の他
の実施例を示す図で、図中、(1)はメッキ液(2)が貯溜さ
れたメッキ槽、(3)はメッキ液(2)の表面に生成される酸
化膜、(4)はメッキ槽(1)に対向して設置された産業ロボ
ット、(5)は産業ロボット(4)の作動先端部に設けられた
把手、(6)はメッキ加工される物品(7)が収納されて把手
(5)に把持される籠、(8)は把手(5)に設けられた駆動機
構(10)に装着されて水平方向に突出した掻き板、(9)は
産業ロボット(4)及び駆動機構(10)に接続された制御装
置である。
【0013】上記のように構成された産業ロボット装置
では、産業ロボット(4)は把手(5)によりメッキ加工され
る物品(7)が収納された籠(6)を把持して、メッキ槽(1)
のメッキ液(2)に沈下させる。そして、産業ロボット(4)
の作動先端部機構、把手(5)の機構部、図示が省略して
あるが産業ロボット(4)の検出器等がメッキ槽(1)の熱に
よって劣化することを防ぐため、籠(6)の把持を解除し
てメッキ槽(1)から退避する。そして、所定のメッキ時
間が経過すると、制御装置(9)が動作して産業ロボット
(4)に把手(5)によるメッキ槽(1)中の物品(7)が収納され
た籠(6)の搬出動作が指令され、駆動機構(10)に掻き板
(8)を水平方向に移動させるメッキ槽(1)のメッキ液(2)
表面の酸化膜(3)掻き動作が指令される。これにより、
籠(6)が把手(5)により再度把持され、メッキ槽(1)のメ
ッキ液(2)表面の酸化膜(3)が取り払わられ、籠(6)が搬
出される。これにより、メッキ液(2)表面に浮いている
酸化膜(3)が物品(7)に付着することを防止することがで
き、メッキ加工の仕上がり品質のよい物品(7)を得るこ
とができる。
【0014】また、図3及び図4の実施例において、把
手(5)に設けられた駆動機構(10)に掻き板(8)が装着され
る。このため、物品(7)を収納した籠(6)が把握されても
静止した状態で、メッキ槽(1)のメッキ液(2)表面の酸化
膜(3)を掻き板(8)が掻き動作する。したがって、掻き板
(8)が掻き動作するときのメッキ液(2)の動揺がない。し
たがって、籠(6)を把握したままそれの搬出前に掻き動
作が行なえるので把手(5)の運動距離は少なくてすみ、
動力を省力化することができる。
【0015】実施例3.図5及び図6も、この発明の他
の実施例を示す図である。図において、(1)はメッキ液
(2)が貯溜されたメッキ槽、(4)はメッキ槽(1)に対向し
て設置された産業ロボット、(5)は産業ロボット(4)の作
動先端部に設けられた把手、(6)はメッキ加工される物
品(7)が収納されて把手(5)に把持される籠、(11)は把手
(5)に装着されて水平方向に延びる押さえ面を有する網
状の押さえ板、(9)は産業ロボット(4)に接続された制御
装置である。
【0016】上記のように構成された産業ロボット装置
では、産業ロボット(4)が把手(5)によりメッキ加工され
る物品(7)が収納された籠(6)を把持して、メッキ槽(1)
のメッキ液(2)に沈下させる。このときに、籠(6)内の物
品(7)が押さえ板(11)によってメッキ液(2)中に押さえつ
けられて、メッキ液(2)に強制的に沈められる。このた
め、物品(7)がメッキ液(2)から浮き出ることがなく、メ
ッキ加工の仕上がり品質のよい物品(7)を得ることがで
きる。
【0017】
【発明の効果】この発明は、以上説明したようにメッキ
槽に対向して配置された産業ロボットと、産業ロボット
の作動先端部に設けられてメッキ槽によりメッキ加工さ
れる物品の搬送動作を行う把手と、作動先端部に設けら
れて水平方向に動作する掻き板と、産業ロボットに掻き
板によるメッキ槽のメッキ液表面の酸化膜掻き動作を指
令し、次いで把手によるメッキ槽中の物品の搬出動作を
指令する制御装置とを設けたものである。
【0018】また、作動先端部に設けられた駆動機構に
より付勢されて水平方向に動作する掻き板と、駆動機構
に掻き板によるメッキ槽のメッキ液表面の酸化膜掻き動
作をし、産業ロボットに把手によるメッキ槽中の物品の
搬出動作を指令する制御装置とを設けたものである。
【0019】また、メッキ槽に対向して配置された産業
ロボットと、この産業ロボットの作動先端部に設けられ
てメッキ槽によりメッキ加工される物品の搬送動作を行
う把手と、作動先端部に設けられて水平に延びる押さえ
面を有する押さえ板と、産業ロボットに把手によるメッ
キ槽中への物品の搬入動作を指令して、押さえ板による
メッキ槽のメッキ液中への物品の押さえつけ作用を達成
する制御装置とを設けたものである。
【0020】これによって、メッキ槽中の物品の搬出動
作に先立って、掻き板によりメッキ槽のメッキ液表面の
酸化膜が取り払わられる。このため、メッキ槽中の物品
の搬出時にメッキ液表面の酸化膜が物品に付着すること
を防止することができる。また、物品が押さえ板によっ
てメッキ液中に押さえつけられて、強制的に沈められ物
品がメッキ液から浮き出ることを防止することができ
る。したがって、物品のメッキ加工の仕上がり品質を向
上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す概念的全体構成図で
あり、後述する図7要部相当図。
【図2】図1の把手箇所の拡大斜視図。
【図3】この発明の実施例2を示す図1相当図。
【図4】図1の把手箇所の拡大斜視図。
【図5】この発明の実施例3を示す図1相当図。
【図6】図5の把手箇所の拡大斜視図。
【図7】従来の産業ロボット装置を示す正面図。
【符号の説明】
1 メッキ槽 2 メッキ液 3 酸化膜 4 産業ロボット 5 把手 7 物品 8 掻き板 9 制御装置 10 駆動機構 11 押さえ板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッキ槽に対向して配置された産業ロボ
    ットと、この産業ロボットの作動先端部に設けられて上
    記メッキ槽によりメッキ加工される物品を搬送動作する
    把手と、上記作動先端部に設けられて水平方向に動作す
    る掻き板と、上記産業ロボットに上記掻き板による上記
    メッキ槽のメッキ液表面の酸化膜掻き動作を指令し、次
    いで上記把手による上記メッキ槽中の上記物品の搬出動
    作を指令する制御装置とを備えた産業ロボット装置。
  2. 【請求項2】 メッキ槽に対向して配置された産業ロボ
    ットと、この産業ロボットの作動先端部に設けられて上
    記メッキ槽によりメッキ加工される物品を搬送動作する
    把手と、上記作動先端部に設けられた駆動機構により付
    勢されて水平方向に動作する掻き板と、上記駆動機構に
    上記掻き板による上記メッキ槽のメッキ液表面の酸化膜
    掻き動作を、上記産業ロボットに上記把手による上記メ
    ッキ槽中の上記物品の搬出動作を指令する制御装置とを
    備えた産業ロボット装置。
  3. 【請求項3】 メッキ槽に対向して配置された産業ロボ
    ットと、この産業ロボットの作動先端部に設けられて上
    記メッキ槽によりメッキ加工される物品を搬送動作する
    把手と、上記作動先端部に設けられて水平に延びる押さ
    え面を有する押さえ板と、上記産業ロボットに上記把手
    による上記メッキ槽中への上記物品の搬入動作を指令し
    て、上記押さえ板による上記メッキ槽のメッキ液中への
    上記物品の押さえつけ作用を達成する制御装置とを備え
    た産業ロボット装置。
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JPH05309580A JPH05309580A (ja) 1993-11-22
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