JP2669189B2 - ヘッド昇降装置 - Google Patents

ヘッド昇降装置

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JP2669189B2
JP2669189B2 JP14738691A JP14738691A JP2669189B2 JP 2669189 B2 JP2669189 B2 JP 2669189B2 JP 14738691 A JP14738691 A JP 14738691A JP 14738691 A JP14738691 A JP 14738691A JP 2669189 B2 JP2669189 B2 JP 2669189B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ディスク装置に
関するものであり、特にヘッドを記録媒体上にゆっくり
と降下させるソフトランディング機構を備えたヘッド昇
降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6ないし図9は特開平2−15207
5号公報図1ないし図4に開示された従来のヘッド昇降
装置であり、図6はヘッドアーム8が上昇位置にある場
合の断面図、図7はヘッドアームが下降位置にある場合
の断面図、図8はダンパー機構等の斜視図、図9はダン
パー機構の要部を示す斜視図である。
【0003】図に於て、ヘッドキャリッジ1は下ヘッド
取り付け部2とアーム取り付け部3とから成り、下ヘッ
ド取り付け部2とアーム取り付け部3とはネジ4とナッ
ト5にて締結されている。下ヘッド取り付け部2の下方
突出部にはガイド溝6が形成され、このガイド溝6にガ
イドロッド(図示せず)が挿入されている。ヘッドキャ
リッジ1はガイドロッドにガイドされて、ディスク7の
半径方向に移動可能に構成されている。
【0004】ヘッドアーム8は上ヘッド取り付け部9と
板バネ部10とから成り、板バネ部10の一端に上ヘッ
ド取り付け部9が固定されている。板バネ部10の他端
はヘッド取り付け部3に固定されており、ヘッドアーム
8はヘッドキャリッジ1に対して板バネ部10の湾曲に
よって回転可能に支持されている。上ヘッド取り付け部
9と下ヘッド取り付け部2との互いの対向位置には上ヘ
ッド11と下ヘッド12がそれぞれ設けられている。上
ヘッド11は板バネ部10の湾曲によって上下可能であ
る。下降位置では記録媒体であるディスク7の両面に上
ヘッド11と下ヘッド12とが圧接して記録・再生状態
となる。上昇位置では上ヘッド11がディスク7の上面
より離れて、ディスク7が図6にて二点鎖線で示すディ
スク挿脱位置と実線で示すディスク装置位置の間で昇降
可能となる。
【0005】ダンパー機構13は、図8に示すように上
ヘッド取り付け部9の上面側に開口するスライド室14
とスライド室14にスライド自在に配置されたスライダ
15とを有している。スライダ15とスライド室14と
の間にはシリコングリス等の高粘度剤が入れられてい
る。スライダ15の上面には係止溝16が形成され、係
止溝16にはねじりコイルバネ17の一端が挿入されて
いる。ねじりコイルバネ17はアーム取り付け部3のバ
ネ保持部18に支持されており、ねじりコイルバネ17
のバネ力にて降下位置側に付勢されている。即ち、ねじ
りコイルバネ17はスライダ15とアーム取り付け部3
とを連結する連結部材であると共にヘッドアーム8を降
下位置側に付勢する付勢手段の両方を兼ねている。叉、
板バネ保持部18はヘッドアーム8の回転支点である板
バネ部10の他端とは異なる位置に配置され、ヘッドア
ーム8の昇降に際してスライダ15がスライド室14を
所定ストロークスライドするように構成されている。
【0006】図9に示すようにスライド室14にはスラ
イド方向に二条の突壁20が形成され、スライダ15に
はこれに対応して二条の溝部21が形成されている。
叉、上ヘッド取り付け部9にはホルダー係止部22が突
設され、ホルダー係止部22に図示されていないディス
クホルダが係脱される。このディスクホルダはディスク
7のディスク挿脱位置とディスク装着位置との間を昇降
する。上記ディスクホルダがディスク挿脱位置にあると
きにはディスクホルダの上面にホルダー係止部22が載
置されヘッドアーム8が図6に示す上昇位置に位置す
る。上記ディスクホルダがディスク装着位置にあるとき
にはディスクホルダの上面からホルダー係止部22が離
れてヘッドアーム8はねじりコイルバネ17等のバネ力
等により降下位置に位置する。
【0007】次に動作について説明する。図示されてい
ないディスクホルダがディスク挿脱位置にありヘッドア
ーム8が上昇位置にある場合、上記ディスクホルダにデ
ィスク7が挿入されるとディスクホルダが瞬時にディス
ク装着位置に移動してディスク7が図6の二点鎖線位置
から実線位置に移動する。すると、上記ディスクホルダ
の上面からホルダー係止部22が離れヘッドアーム8が
降下位置側に回転する。ヘッドアーム8の回転と共にス
ライダ15がスライド室14内を高粘度剤の粘性抵抗に
抗しながらスライドする。スライダ15は高粘度剤の粘
性抵抗に抗しながらスライドするため、ヘッドアーム8
もスライダ15に追従してゆっくり降下位置側に回転
し、上ヘッド11はディスク7の上面にゆっくりと着地
する。
【0008】なお、ヘッドアーム8が上昇位置からディ
スク7の上面に上ヘッド11が着地する降下位置まで移
動する時間(以下、ヘッド降下時間と略す)Tdは、所
定時間内であることが要求される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のヘッド昇降装置
は以上のように構成されていたので、ヘッド降下時間T
dは、スライダ15に加わる粘性抵抗とヘッドアーム8
を降下位置側に回転させるねじりコイルバネ17等のバ
ネ力によって決まるので不安定となり、所定のヘッド降
下時間Tdが得にくかった。これは、粘性抵抗とバネ力
を独立して設定出来ないことによる。なぜならこの構造
においては粘性抵抗は、スライド室14とスライダ15
との間に注入されている高粘性剤を圧縮するねじりコイ
ルバネ17等のバネ力に比例するからである。叉、粘性
抵抗とヘッドアーム8に作用する上記バネ力を独立に設
定出来ないので、上ヘッド11をディスク7に所定の加
圧力で圧接出来ない場合があり、記録・再生が出来ない
場合が生じる。
【0010】ヘッドアーム8が下降位置側に回転する際
にスライド室14とスライダ15とが離れてしまいスラ
イダ15に粘性抵抗が作用しない場合があり上ヘッド1
1がディスク7にゆっくりと着地しないことが生じる。
又、ダンパー機構13がヘッドアーム8内に設けられて
いるのでヘッドアーム8を薄くすることが難しく磁気デ
ィスク装置を薄型化することが困難となる。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、安定したヘッド降下時間Tdが
得られ、所定の上ヘッドとディスクの圧接力の得られる
薄型の磁気ディスク装置に適したソフトランディング機
構を備えたヘッド昇降装置を提供することを目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るヘッド昇
降装置は、ヘッドアームとヘッドキャリッジの互いの対
向位置にそれぞれ上ヘッドと下ヘッドを設け、前記ヘッ
ドアームを前記ヘッドキャリッジに対して前記上ヘッド
が記録媒体であるディスクに記録・再生状態となる降下
位置と、前記上ヘッドがディスクから離れる上昇位置と
の間で回転可能に設け、さらに前記ヘッドアームを前記
降下位置側に付勢する付勢手段を有するヘッド昇降装置
に於て、前記ディスクを収納しディスク挿脱位置と装着
位置とを昇降するディスクホルダと、このディスクホル
ダ上に回転可能に軸支されたアームロード板と、このア
ームロード板の回転に対して抗力を与えるダンパー手段
と、前記アームロード板をディスクホルダに密接するよ
うに付勢するアームロード板付勢手段とを備え、前記ヘ
ッドアームを前記アームロード板上に要時載置して支持
するものである。
【0013】
【作用】この発明におけるヘッド昇降装置は、アームロ
ード板とダンパー手段とアームロード板付勢手段とに
りソフトランディング機構が形成され、ディスクホルダ
にディスクが挿入されると瞬時にディスク装着位置に移
動しても上ヘッドを保持しているヘッドアームがゆっく
りと回動し、ディスク上面に上ヘッドがゆっくりと着地
する。ヘッド降下時間はダンパー手段とアームロード板
付勢手段によってほぼ決定され、ヘッドアーム付勢手段
の影響を受けにくいので、安定したヘッド降下時間が得
られる。又上ヘッドをディスクに圧接させるヘッドアー
ム付勢手段とアームロード板付勢手段とを独立して設け
ているので、ソフトランディング機構の影響を受けるこ
となく、上ヘッドを安定してディスクに圧接させること
が出来る。
【0014】さらに、ソフトランディング機構をヘッド
アーム内に設けていないのでヘッドアームを薄くするこ
とができ、磁気ディスク装置を薄型化することが出来
る。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は本発明のヘッド昇降装置を適応した場合の
磁気ディスク装置の平面図、図2はディスクが挿入され
た直後の要部断面図、図3はディスクが装着された状態
の要部断面図である。
【0016】図に於て、51はフレーム、52はガイド
ロッド53及びステッピングモータ54のニードルスク
リュー54aによって矢印X1,X2方向に移動可能に
支持されたヘッドキャリッジ、55はガイドロッド53
をフレーム51に固定するためのロッド押えバネであ
り、ネジ56によって固定されている。57は板状のア
ーム支持バネ58によって回動自在にヘッドキャリッジ
52に、ヘッド加圧バネ60を支持するヘッド加圧バネ
固定台59を介してネジ61によって固定されたヘッド
アーム、62はヘッドアーム57に設けられた上ヘッ
ド、63は上ヘッド62と対向してヘッドキャリッジ5
2に設けられた下ヘッドである。ステッピングモータ5
4は、ヘッドキャリッジ52及びヘッドアーム57を矢
印X1,X2方向に移動させるための手段であり、ヘッ
ド加圧バネ60は、フレーム51に固定されたスピンド
ルモータ64に載置され所定速度で回転するディスク6
5に、所定の加圧力で上ヘッド62を圧接させるための
手段である。図中、一点鎖線で示されているのは、ディ
スク65を収納するディスクカートリッジである。
【0017】66はヘッドキャリッジ52の基準点を検
出(ディスク65のトラック00を定義)するためのT
Kセンサ、67はディスク65所定位置に位置決めし、
ディスク挿脱位置とディスク装着位置とをフレーム51
に支持され昇降するディスクホルダ、68はディスクホ
ルダ67をディスク装着位置側に付勢する一端がフレー
ム51に支持されたディスクホルダ付勢バネ、69はフ
レーム51とディスクホルダ67との間に矢印X1,X
2方向に摺動自在に配置された前部にディスク排出ボタ
ン70を有するスライド板、スライド板69の矢印X
1,X2方向の移動によってディスクホルダ67がディ
スク挿脱位置とディスク装着位置との間を移動するよう
に構成されている。スライド板69は図示されていない
バネによって矢印X1方向に付勢されている。71はス
ライド板69を、ディスクホルダ67がディスク挿脱位
置にある場合に所定位置に保持するためのレバー、72
はレバー71を一定方向に付勢するためのレバー付勢バ
ネである。尚、スライド板69が矢印X1方向にある場
合には、ディスクホルダ67はディスク装着位置にあ
り、スライド板69が矢印X2方向にある場合には、デ
ィスクホルダ67はディスク挿脱位置にあり、スライド
板69は、レバー71と係合状態にある。73はフレー
ム51に固定されているフロントパネル、74はフロン
トパネル73に回動自在に設けられているドア、75は
ドア74を一定方向に付勢するドア付勢バネである。
【0018】76はU字状を呈したアームロード板であ
り、底部がディスクホルダ67に回動自在にアームロー
ド支軸77によって軸支されている。アームロード板7
6の回転方向は、ヘッドアーム57の回転方向と同一方
向である。アームロード支軸77は、ディスクホルダ6
7に設けられた軸受け部67a,67bに位置決め保持
されている。アームロード板76の矢印X1,X2方向
の位置決めは、アームロード板76にも受けられた底部
壁76aと側壁76b,76cによってアームロード支
軸77を挟み込むことによってなされ、矢印X1,X2
方向と直交する方向の位置決めは、側壁76b,76c
を軸受け部67a,67bによって挟み込むことによっ
てなされる。アームロード支軸77は、アームロード板
76のアームロード支軸77によって軸支されている底
部側がディスクホルダ67の上面より浮き上がらないよ
うに、ディスク装着位置側に付勢している。76d,7
6eは、ヘッドアーム57の両側に設けられた翼部57
a,57bに配されたヘッドアーム調節ネジ78を受け
るアームロード板76の両側部に設けられたヘッドアー
ム受け部であり、ディスクホルダ67がディスク挿脱位
置にあるときには、ヘッドアーム調節ネジ78を押上て
ヘッドアーム57を上方向に傾け上ヘッド62がディス
ク65及びディスクカートリッジに接触しないような上
昇位置に、かつ、ディスクホルダ67がディスク装着位
置にある場合には、ヘッドアーム調整ネジ78と接触し
ないような下降位置に位置するように設けられている。
【0019】79は、アームロード板76をディスク装
着位置側に付勢し、アームロード板76とアームロード
支軸77のガタを除去するアームロード板付勢バネであ
る。80は、フレーム51にネジ82によって固定され
たアーム81を有するオイルダンパであり、アーム81
の回転にたいし抗力を与えている。アーム81には、ア
ームロード板76の一端に設けられたダンパー支持部7
6fを嵌着保持する半円状の突起部81b,81cを有
するアームロード板受け部81aを有している。ダンパ
ー支持部76fは、アームロード板76が回動する時に
突起部81b,81cと接触するように配されている。
アームロード板76とオイルダンパ80は、アームロー
ド板76のアームロード支軸77を軸心とした回動に連
動してアーム81が回動するように設けられている。即
ち、オイルダンパ80は、アームロード板76の回動に
対して抗力を与えアームロード板76がゆっくり回転す
るようにするものである。アームロード付勢バネ79
は、それ自身のバネ力によってアームロード板76を回
動させ、アームロード板76をディスクホルダ67に密
着させるように設けられている。
【0020】次に動作について説明する。ディスクホル
ダ67がディスク挿脱位置にありヘッドアーム57が押
し上げられ上昇位置にある場合に、ディスクホルダ67
にディスク65が挿入されると、レバー71によってデ
ィスク65の図示されていないシャッタが開かれ、レバ
ー71が図1に示される位置まで移動すると、スライド
板69とレバー71の係合が解除されスライド板69が
矢印X1方向に移動し、ディスクホルダ67がディスク
ホルダ付勢バネ68のバネ力によって瞬時に図2に示す
ようにディスク装着位置に移動し、ディスク65がスピ
ンドルモータ64に装着される。この時点では、アーム
ロード板76のダンパー支持部76fがオイルダンパ8
0による抗力を受けているので、ダンパー支持部76f
側は降下せずディスクホルダ67に軸支されている底部
壁76a側のみ降下し、図2に示されているようにアー
ムロード板76が傾く。アームロード板76が傾いてい
るので、ヘッドアーム57も傾いた状態であり、上ヘッ
ド62はディスク65上に着地しておらず上昇位置にあ
る。次に、アームロード板付勢バネ79のバネ力によっ
てアームロード板76はゆっくりとディスク装着位置側
に傾く、これに追従してヘッドアーム57もゆっくりと
降下位置側に回転し、図3に示されるように、ディスク
ホルダ67に密着した状態となる。この時点では、アー
ムロード板76のヘッドアーム受け部76d,76eと
ヘッドアーム調整ネジ78は接触しておらず、上ヘッド
62はヘッド加圧バネ60のバネ力によって所定の圧力
でディスク65と圧接されており、記録・再生出来る状
態にある。
【0021】アームロード板76が傾き回転する角度
は、ディスクホルダ67のディスク挿脱位置とディスク
装着位置との移動距離によってきまるので、一定であ
り、ヘッド降下時間Tdはヘッドアーム57の矢印X
1,X2方向の位置に関係なく一定となる。又、ヘッド
降下時間Tdを、オイルダンパ80の回転トルクとアー
ムロード板付勢バネ79のバネ定数によって任意に設定
することが出来る。
【0022】アームロード板76のヘッドアーム受け部
76d,76eによって、ヘッドアーム57の両側の翼
部57a,57bに設けられているヘッドアーム調整ネ
ジ78を要時支持しているので、ヘッドアーム57が降
下位置側に降下する場合や上昇位置側に上昇する際の姿
勢を安定に保つことができ、ヘッドアーム57の回動以
外に不要な力を与えることがなく、安定したヘッド降下
時間が得られる。
【0023】なお、上記実施例ではアームロード板76
をディスクホルダ67上に回動可能に支持しディスク装
着位置側に付勢するために、アームロード支軸77及び
アームロード板付勢バネ79を必要としたが、図4及び
図5に示すように支軸としての機能とバネとしての機能
を有するアームロードバネ83を用いることによって、
構成を簡素化する事が出来る。
【0024】図に於て、84a,84b及び84c,8
4dはディスクホルダ67に設けられたアームロードバ
ネ83のU字状の湾曲部83a,83b挟持するL字状
のフック部である。アームロードバネ83は、湾曲部
3a83bのバネ力によってディスクホルダ67にガ
タなく保持されている。アームロード板76は、アーム
ロードバネ83の軸部83cによって、軸支されてい
る。アームロード板76の矢印X1,X2方向の位置決
めは、軸部83cをアームロード板76の底部壁76a
と側壁76b,76cにより挟み込むことによってなさ
れる。側壁76b,76cにはアームロードバネ83の
バネ部83dの戻り部83da及び湾曲部83bの端部
とアームロード板76が接触しないように逃げ部76
g,76hが設けられている。アームロード板76の矢
印X1,X2方向と直交する方向の位置決めは、側壁7
6b,76cをフック部84a,84bによって挟み込
むことによってなされる。
【0025】アームロード板76のアームロードバネ8
3の軸部83cによって軸支されている底部側が、ディ
スクホルダ67の上面より浮き上がらないように軸部8
3cによってディスク装着位置側に付勢されている。バ
ネ部83dの先端部83dbは、アームロード板76と
所定のバネ力によって圧接しており、アームロード板7
6をディスク装着位置側に付勢している。アームロード
バネ83は、ディスクホルダ67に4点で支持されてい
るので、アームロード板76を付勢することが可能とな
る。
【0026】ディスクホルダ67がディスク挿脱位置に
ありディスク65が挿入されると、前記実施例で説明し
たようにディスクホルダ67が瞬時にディスク装着位置
に移動する。この動作に伴いアームロード板76のアー
ムロードバネ83の軸部83cによって軸支されている
側は、一緒に移動し降下するが、ダンパー支持部76f
がオイルダンパ80による抗力を受けているので、ディ
スクホルダ76の移動とは同時に移動せず、アームロー
ド板76が傾く、次に、アームロードバネ83のバネ部
83dのバネ力によってアームロード板76は、ゆっく
りとディスク装着位置側に回動し、これに追従してヘッ
ドアーム57もゆっくりと降下位置側に回転する。これ
によって、アームロード板76とディスクホルダ67は
密着した状態となり、アームロード板76のヘッドアー
ム受け部76d,76eとヘッドアーム調整ネジ78は
接触しておらず、上ヘッド62はヘッド加圧バネ60の
バネ力によって所定の加圧力でディスク65と圧接され
ており、記録・再生できる状態にある。
【0027】以上のように、支軸とバネとしての機能を
有するアームロードバネ83を用いても前記実施例と同
様の効果が得られるとともに、装置の簡素化ができる。
又、ソフトランディング機構の省スペース化が可能とな
る。
【0028】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ヘッド
アームとヘッドキャリッジの互いの対向位置にそれぞれ
上ヘッドと下ヘッドを設け、前記ヘッドアームを前記ヘ
ッドキャリッジに対して前記上ヘッドが記録媒体である
ディスクに記録・再生状態となる降下位置と、前記上ヘ
ッドが前記ディスクから離れる上昇位置との間で回転可
能に設け、さらに前記ヘッドアームを前記降下位置側に
付勢する付勢手段を有するヘッド昇降装置に於て、前記
ディスクを収納しディスク挿脱位置と装着位置とを昇降
するディスクホルダと、このディスクホルダ上に回転可
能に軸支されたアームロード板と、このアームロード板
の回転に対して抗力を与えるダンパー手段と、前記アー
ムロード板をディスクホルダに密接するように付勢する
アームロード板付勢手段とを備え、前記ヘッドアームを
前記アームロード板上に要時載置して支持する構成とし
ているので、上ヘッドを所定の降下時間で安定にディス
ク上に降下させることができ、上ヘッドを所定の圧力で
記録媒体であるディスクに圧接させることができる効果
がある。
【0029】上ヘッドのソフトランディング機構を主に
前記ディスクホルダ上に設けているので、磁気ディスク
装置のスペースを有効に利用でき、磁気ディスク装置を
薄型化できる効果がある。又、前記アームロード板をデ
ィスクホルダ上に回動可能に軸支するための手段と前記
アームロード板をディスク装着位置側に付勢するバネ手
段との機能を有するアームロードバネを採用することに
より、ソフトランディング機構の部品点数が減るととも
に、ソフトランディング機構を省スペース化できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のヘッド昇降装置を適応した
場合の磁気ディスク装置の平面図。
【図2】ディスクが挿入された直後の図1の要部断面
図。
【図3】ディスクが装着された状態の図1の要部断面
図。
【図4】本発明の第2の実施例を示す平面図。
【図5】本発明の第2の実施例を示す要部斜視図。
【図6】従来のヘッド昇降装置を示すヘッドアームが上
昇位置にある場合の断面図。
【図7】従来のヘッド昇降装置を示すヘッドアームが下
降位置にある場合の断面図。
【図8】従来のヘッド昇降装置のダンパー機構の斜視
図。
【図9】従来のヘッド昇降装置のダンパー機構の要部を
示す斜視図。
【符号の説明】
51 フレーム 52 ヘッドキャリッジ 57 ヘッドアーム 58 アーム支持バネ 60 ヘッド加圧バネ 62 上ヘッド 63 下ヘッド 64 スピンドルモータ65 ディスク 67 ディスクホルダ 68 ディスクホルダ付勢バネ 69 スライド板 71 レバー 76 アームロード板 77 アームロード支軸 78 ヘッドアーム調整ネジ 79 アームロード板付勢バネ 80 オイルダンパ 81 アーム 83 アームロードバネ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドアームとヘッドキャリッジの互い
    の対向位置にそれぞれ上ヘッドと下ヘッドを設け、前記
    ヘッドアームを前記ヘッドキャリッジに対して前記上ヘ
    ッドが記録媒体であるディスクに記録・再生状態となる
    降下位置と、前記上ヘッドが前記ディスクから離れる上
    昇位置との間で回転可能に設け、さらに前記ヘッドアー
    ムを前記降下位置側に付勢する付勢手段を有するヘッド
    昇降装置に於て、前記ディスクを収納しディスク挿脱位
    置と装着位置とを昇降するディスクホルダと、このディ
    スクホルダ上に回転可能に軸支されたアームロード板
    と、このアームロード板の回転に対して抗力を与えるダ
    ンパー手段と、前記アームロード板をディスクホルダに
    密接するように付勢するアームロード板付勢手段とを備
    え、前記ヘッドアームを前記アームロード板上に要時載
    置して支持することを特徴とするヘッド昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記アームロード板はU字状を呈した部
    材で形成され、その両縦棒部が前記ディスクホルダ上面
    に対向するよう横にして配設され、U字状の底部が前記
    ディスクホルダに回転可能に軸支された構成とし、前記
    ヘッドアームはその両側に翼部を設け、この翼部にヘッ
    ドアーム調整ネジが設けられ、このヘッドアーム調整ネ
    ジが要時前記アームロード板の両縦棒部上に載置され支
    持されることを特徴とする請求項1記載のヘッド昇降装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ディスクホルダの上面に設けられた
    一対のフックに係合され、軸部とバネ部を有するヘッド
    アームバネを備え、前記軸部によって前記アームロード
    板が回転可能に軸支されており、前記バネ部は前記アー
    ムロード板が前記ディスクホルダに密接するように付勢
    して、前記アームロード板付勢手段を構成することを特
    徴とする請求項1記載のヘッド昇降装置。
JP14738691A 1991-06-19 1991-06-19 ヘッド昇降装置 Expired - Fee Related JP2669189B2 (ja)

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