JP2669110B2 - 露光装置 - Google Patents

露光装置

Info

Publication number
JP2669110B2
JP2669110B2 JP2148372A JP14837290A JP2669110B2 JP 2669110 B2 JP2669110 B2 JP 2669110B2 JP 2148372 A JP2148372 A JP 2148372A JP 14837290 A JP14837290 A JP 14837290A JP 2669110 B2 JP2669110 B2 JP 2669110B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
unit
projection member
alignment
index
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2148372A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0440462A (ja
Inventor
雄二 高木
博之 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP2148372A priority Critical patent/JP2669110B2/ja
Publication of JPH0440462A publication Critical patent/JPH0440462A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2669110B2 publication Critical patent/JP2669110B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば回路基板などの基板に投影パターン
を露光させる露光装置に関する。
(従来の技術) 従来、例えばPWB(プリンティングワイヤーボード)
などの回路基板を作製する露光装置には、回路パターン
等のパターンを形成した透光性の投影部材(パターンフ
ィルム)に、未露光状態の感光性の基板を当接させ、投
影部材を透して光を照射することにより、基板に回路パ
ターンを露光形成するものが知られている。
この露光装置は、露光ユニットとアライメントユニッ
トを備えている。アライメントユニットは、投影部材を
搬入するテーブルと、このテーブルの上の投影部材に設
けられたアライメントマークの位置を観察記録するCCD
カメラとを備えており、テーブルに投影部材が送られて
きた時に投影部材のアライメントマークをCCDカメラで
捕らえてアライメントマークの位置をCPUに記憶させる
ようになっている。アライメントマークの位置が記憶さ
れた投影部材は、その姿勢を変えることなく露光ユニッ
トにスライド移送され、露光ユニットの透光板に両面テ
ープ等により固定される。露光ユニットに投影部材が移
送された後に、アライメントユニットのテーブルには、
未露光の基板が搬入される。基板にはアライメントマー
クに一致させるためのターゲットマーク(位置合わせ用
の穴)が設けられており、このアライメントユニットの
テーブルに基板が搬入された時、基板のターゲットマー
クがCCDカメラによって読み取られて、ターゲットマー
クの位置がCPUに送信される。CPUに送信されたターゲッ
トマークの位置情報は、CPU内に保持されたアライメン
トマークの位置情報と比較されて、ターゲットマークの
位置がアライメントマークの許容範囲内に位置するよう
に、補正データが算出され、基板が投影部材の所定位置
に位置するように(アライメントマークの位置にターゲ
ットマークの位置が重なるように)、テーブルの駆動装
置が駆動される。駆動装置の駆動によりテーブルが駆動
され、基板の姿勢が変更されたら、基板はアライメント
テーブルから露光ユニットの透光板に固定された投影部
材の上にスライド移送され、露光ユニットの発光手段が
発光して露光が行なわれる。
このような露光装置で回路パターンが露光された基板
は、次の工程で化学処理されて回路パターンが形成さ
れ、そのまま電子部品がボンディングされたり、他の基
板との積層により立体的なより複雑な回路が形成され
る。この露光済み基板のパターンチェックは所望枚数行
なわれる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の露光装置は、投影部
材並びに基板をアライメントユニットから露光ユニット
の透光板にスライド移送するときに、投影部材と基板と
の間に僅かながら定量的な位置ずれを生じる場合があ
る。このような状態で基板の露光を所望枚数行ない、露
光済み基板のパターンチェックを行なうと、無駄な基板
の製造のために露光装置の運転時間が浪費されると共
に、基板の製造に無駄が生ずるという問題があった。
本発明は、かかる課題に着目してなされたものであ
り、基板の消費と露光装置の無駄な運転を回避するため
に、露光する時の基板と投影部材との位置ずれを早く検
知して基板の姿勢を修正することを技術的目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本発明にかかる露光装置
は、位置決め用の基準指標を有するパターン投影用の投
影部材が搬入、搬出された後に、前記基準指標に合致さ
せる位置決め指標を有する感光性の基板とが搬入、搬出
されるテーブルと、このテーブルに存在する前記投影部
材の基準指標及び前記基板の位置決め指標を観察する第
1の観察手段と、前記テーブルに前記投影部材がある時
にこの第1の観察手段にて観察された前記基準指標を基
準データとして記憶する第1の記憶手段と、前記テーブ
ル上に前記基板がある時に前記第1の観察手段にて観察
された前記位置決め指標を補正対象データとして保持す
る第2の記憶手段と、この第2の記憶手段の補正対象デ
ータと前記第1の記憶手段の基準データとを比較して前
記基準指標と前記位置決め指標との位置ずれ量を補正デ
ータとして算出する第1の演算手段と、この第1の演算
手段の補正データに基づいて前記位置決め指標が前記基
準指標の許容範囲内に位置するように前記テーブルを移
動させる駆動手段を備えたアライメントユニットと、 前記テーブルから前記投影部材が搬入且つ固定された
後にこの投影部材の上に前記基板が搬入される透光板
と、この透光板と前記投影部材を介して前記基板を露光
する発光手段とを備えた露光ユニットと、 この露光ユニットに配設され、前記位置決め指標と前
記基準指標の重合像を観察する第2の観察手段と、 この第2の観察手段で観察した重合像より前記透光板
上の投影部材と基板の位置ずれ量を算出し、この算出結
果を第2の補正データとして前記駆動手段に出力する第
2の演算手段と、 を備えていることを特徴とする。
(作 用) 本発明にかかる露光装置によれば、露光ユニットの透
光板に投影部材が固定され、この投影部材の上に基板が
位置決めされた状態で発光手段から光を照射すると、透
光板及び投影部材を介して基板に投影パターンが露光さ
れる。この露光に際し、投影部材の基準指標と基板の位
置決め指標の重合像が第2の観察手段により観察され
る。第2の演算手段上記課題を解決するために、本発明
にかかるの位置決め指標の重合像により投影部材と基板
とのずれが演算され、アライメントユニットから露光ユ
ニットに移送される間にどの程度投影部材又は基板に位
置ずれが生ずるかが第2の補正データとして算出でき
る。この第2の補正データを第1の補正データに加算し
て駆動装置を駆動制御すると、その後の基板の投影パタ
ーンの露光の位置を適正なものとすることができると共
に、もし、最初の露光位置が基準より外れていた場合、
最初に露光した基板を排除、回収することにより、基板
の浪費と露光装置の無駄な運転を回避することが出来
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例にかかる露光装置を図面を参照
しつつ説明する。
第1図は本実施例にかかる露光装置1の要部構成を示
したものである。露光装置1は感光性のある基板2にパ
ターンフィルム3(投影部材)の回路パターンを投影し
て露光させるものであり、第3図、第4図に示すよう
に、基板2には位置合わせ指標としてのターゲトマーク
2a,2aが設けられ、パターンフィルム3には回路パター
ン3b及び位置合わせ用の基準指標としてのアライメント
マーク3a,3aが設けられている。
露光装置1は、一番上にパターンフィルム3が搭載さ
れた状態で多数の基板2が積層して収納されるプリアラ
イメントユニット4と、このプリアライメントユニット
4からトラバーサユニット5を介してパターンフィルム
3及び基板2が搬入されるアライメントユニット6と、
トラバーサユニット5を介してパターンフィルム3及び
基板2がアライメントユニット6から搬入される露光ユ
ニット7とを備えている。
アライメントユニット6は、パターンフィルム3に対
して基板2を位置合わせして露光ユニット7に搬出する
もので、プリアライメントユニット4からパターンフィ
ルム3が搬入されるテーブル8を備えている。テーブル
8には、テーブル8上に搬入された時に、パターンフィ
ルム3のアライメントマーク3a,3aの位置及び形状並び
に基板2の一対のターゲットマーク2a,2aを観察する一
対の開口部9,9が形成されている。テーブル8の一対の
開口部9,9の下方には、アライメントマーク3a,3a及びタ
ーゲットマーク2a,2aの位置及び形状を記憶するCCDカメ
ラ10,10(第1の観察手段)が開口部9,9に臨んで配設さ
れている。テーブル8は、テーブル8を駆動する駆動装
置11の支持ロッド11a上に設けられ、図示しない空気吸
引手段によりテーブル8上に位置するパターンフィルム
3などを吸着できるようになっている。支持ロッド11a
は、テーブル8により基板2を吸着した状態で基板2の
延在方向に沿ってX,Y,θ方向(即ち、水平面に沿って前
後左右方向並びに回転方向)に駆動されるようになって
いる。この駆動装置11には制御手段12が設けられてお
り、制御手段12は、CCDカメラ10,10にて観察されたパタ
ーンフィルム3のアライメントマーク3a,3aの位置及び
形状の観察データを基準位置データとして記憶する第の
記憶手段13と、CCDカメラ10,10にて観察された基板2の
ターゲットマーク2a,2aの位置及び形状を記憶する第2
の記憶手段14とを備えている。この第1の記憶手段13と
第2の記憶手段14は、第1の演算手段15を備えており、
この第1の演算手段15において、アライメントマーク3
a,3aに対するターゲットマーク2a,2aの位置ずれ量を算
出する。第1の演算手段15は、このずれ量に基づいてテ
ーブル8の姿勢を補正する第1の補正データを出力する
ように駆動装置11の制御装置16に接続されている。
トラバーサユニット5は、プリアライメントユニット
4からアライメントユニット6及びアライメントユニッ
ト6から露光ユニット7にパターンフィルム3及び基板
2を搬送するものであり、図示しないトラバーサユニッ
ト駆動装置により水平方向と垂直方向に移動可能になっ
ている。トラバーサユニット5は、プリアライメントユ
ニット4からテーブル8にパターンフィルム3及び基板
2を搬送する吸着アーム部17と、テーブル8から露光ユ
ニット7にパターンフィルム3及び基板2を移動させる
吸着部本体18と、露光ユニット7から基板2及びパター
ンフィルム3を搬出する吸着アーム部19とを備えてい
る。
吸着アーム部17と吸着アーム部19は、吸着部本体18の
移動方向の前後部に突設されている。吸着部本体18は駆
動制御並びに空気吸引制御を行なう制御手段20とガイド
手段(図示省略)により、一定方向に一定の距離で精密
にパターンフィルム3及び基板2を搬送できるようにな
っている。
このトラバーサユニット5の移動及び吸着動作は、テ
ーブル8及び露光ユニット7との動作と関連しており、
プリアライメントユニット4或はテーブル8若しくは露
光ユニット7からパターンフィルム3及び基板2を吸着
するとき、プリアライメントユニット4並びにアライメ
ントユニット6及び露光ユニット7の透明なアクリル板
21に向かって上下動する。そして、吸着アーム部17、19
及び吸着部本体18は、パターンフィルム3及び基板2の
搬送時に吸着及び吸着解除を行なうように制御される。
尚、トラバーサユニット5の動作は露光装置1の動作の
説明において併せて説明する。
露光ユニット7は、透光板としての透明なアクリル板
21と、発光手段としての超高圧水銀灯よりなるランプ22
と、凹面鏡形状のミラー23とを備えている。アクリル板
21の下方には、パターンフィルム3のアライメントマー
ク3a,3aを観察するための第2の観察手段を構成する一
対のハーフミラー24、24と一対のCCDカメラ25、25とが
配設されている。ハーフミラー24、24は、ランプ22発光
時の光を透過すると共に、基板2、パターンフィルム3
からの反射光を一対のCCDカメラ25、25に導くように配
設されている。一対のCCDカメラ25、25は、アクリル板2
1上の所定位置にパターンフィルム3が固定され、この
パターンフィルム3の上に基板2が搬入された時に、タ
ーゲットマーク2a,2aとアライメントマーク3a,3aとの重
合した像を観察するものであり、一対のCCDカメラ25,25
には、観察したターゲットマーク2a,2aとアライメント
マーク3a,3aとの位置を記憶する第3の記憶手段26が接
続されている。
この第3の記憶手段26には、観察したターゲットマー
ク2a,2aとアライメントマーク3a,3aとの位置ずれ量を算
出する第2の演算手段27が接続されている。第2の演算
手段27は、アクリル板21におけるアラアイメントマーク
3a,3aとターゲットマーク2a,2aとの重なった像よりそれ
ぞれの円形のアライメントマーク3a,3a、ターゲットマ
ーク2a,2aの円の中心を求めて、アライメントマーク3a,
3aの中止位置のデータよりパターンフィルム3の位置を
得ると共に、ターゲットマーク2a,2aの中心位置のデー
タより基板2の位置を得、この二つの位置のデータを比
較してパターンフィルム3に対して基板2がX,Y,θ方向
にどの位ずれているかを演算する。第2の演算手段27
は、その位置ずれ量を第2の補正データとして制御手段
16に出力する。制御手段16に出力された第2の補正デー
タは、第1の演算手段15にて算出された第1の補正デー
タに加算されるように駆動装置11の制御手段16に出力さ
れ、テーブル8を移動を制御する。
次に、本実施例にかかる露光装置1の動作について説
明する。
露光装置1の露光工程にはいる前に、プリアライメン
トユニット4には、一番上にパターンフィルム3が搭載
された状態で、基板2が多数積層されて収納され、又、
パターンフィルム3と基板2とのアライメント調整が行
なわれる。
即ち、先ず、制御手段20のからトラバーサユニット5
の駆動手段に対して吸着部本体18をテーブル8に対向さ
せるように駆動命令が出力され、テーブル8の上方に吸
着部本体18が位置するようにトラバーサユニット5が移
動される。このとき、吸着アーム部17はプリアライメン
トユニット4の上方に位置し、吸着アーム部19はアクリ
ル板21の上方に位置して静止する。
次に、トラバーサユニット5全体が下降して吸着アー
ム部17にパターンフィルム3が当接し、吸着部本体18が
テーブル8に接近し、吸着アーム部19がアクリル板21に
接近する。この状態で、吸着アーム部17の空気吸引が行
なわれ、吸着アーム部17にパターンフィルム3がプリア
ライメントされた状態で吸着される。
吸着アーム部17にパターンフィルム3が吸着された
ら、吸着アーム部17はパターンフィルム3を吸引する状
態を保持しながら、トラバーサユニット5は上昇してプ
リアライメントユニット4あるいはアライメントユニッ
ト6及び露光ユニット7から遠ざかる。トラバーサユニ
ット5は上昇後パターンフィルム3を保持した状態で、
パターンフィルム3がテーブル8の上方に位置するよう
に移動する。パターンフィルム3がテーブル8の真上に
位置したら、トラバーサユニット5が下降する。トラバ
ーサユニット5の下降によりパターンフィルム3がテー
ブル8の上に位置したら、吸着アーム部17の空気吸引が
停止されると共に、テーブル8の空気吸引が行なわれ
る。これによって、テーブル8上にパターンフィルム3
が吸着固定される。
パターンフィルム3がテーブル8の上に固定された
ら、CCDカメラ10、10によりテーブル8上のパターンフ
ィルム3のアライメントマーク3a,3aの観察が行なわれ
る。CCDカメラ10、10によって観察されたアライメント
マーク3a,3aの形状と位置は、第1の記憶手段13に記憶
されて保持される。
第1の記憶手段13によってアライメントマーク3a,3a
の記憶が完了したら、吸着アーム部17がテーブル8から
遠ざかるように、再びトラバーサユニット5は上昇す
る。トラバーサユニット5は上昇後、吸着アーム部17が
プリアライメントユニット5の基板2の上方に位置する
ように、プリアライメントユニット4側に移動する。
吸着アーム部17がプリアライメントユニット4の基板
2の真上に位置したら、トラバーサユニット5は下降
し、吸着アーム部17が基板2に当接する。吸着アーム部
17が基板2に当接したら、吸着アーム部17から空気の吸
引が行なわれ、基板2が吸着アーム部17に吸着される。
このとき、吸着部本体18においても空気の吸引が行なわ
れ、吸着部本体18がパターンフィルム3の吸引を行なう
と共に、テーブル8の空気吸引が解除され、吸着部本体
18にパターンフィルム3が吸着される。
吸着アーム部17が基板2を吸着したら、トロバーサユ
ニット5は上昇した後に、吸着アーム部17がテーブル8
の真上に位置するように横移動する。このトラバーサユ
ニット5の横移動により、吸着部本体18は露光ユニット
7のアクリル板21の真上に位置する。吸着アーム部17が
テーブル8の真上に位置し、吸着部本体18がアクリル板
21の真上に位置したら、トラバーサユニット5は下降
し、テーブル8の上に基板2を搭載する。このとき、吸
着アーム部17の空気吸引が解除されると共に、テーブル
8の空気吸引が開始される。又、このとき、吸着部本体
18のパターンフィルム3がアクリル板21の上面に張り付
けられた両面テープに当接し、吸着部本体18の空気吸引
が解除されてアクリル板21上にパターンフィルム3が固
定される。
テーブル8に基板2が固定され、アクリル板21にパタ
ーンフィルム3が固定されたら、トラバーサユニット5
が上昇して吸着部本体18がテーブル8の真上に位置し、
吸着アーム部17がプリアライメントユニット4の真上に
位置するように横移動すると共に、CCDカメラ10、10に
よって基板2のターゲットマーク2a,2aが観察される。
CCDカメラ10、10によって観察されたターゲットマー
ク2a,2aの観察データは、第2の記憶手段14に送信され
て記憶される。この第2の記憶手段14に記憶されたター
ゲットマーク2a,2aの観察データと、第1の記憶手段13
に記憶されたアライメントマーク3a,3aの観察データと
は、第1の演算手段15に送信されてアライメントマーク
3a,3aに対するターゲットマーク2a,2aの位置ずれ量が算
出される。第1の演算手段15にて算出されたアライメン
トマーク3a,3aに対するターゲットマーク2a,2aの位置ず
れ量に関するデータは、第1の補正データとして制御手
段16に送信され、アライメントマーク3a,3aの許容範囲
内にターゲットマーク2a,2aが位置するように、制御手
段16から駆動手段11に姿勢を変える命令信号が送信さ
れ、テーブル8がX,Y,θ方向に移動する。このテーブル
8の移動はトラバーサユニット5が上昇している間に行
なわれる。
テーブル8が第1の補正データに基づいて移動する事
により基板2を受け取る位置が適正に補正されたら、ト
ラバーサユニット5が下降して吸着アーム部17に基板
2′が吸着され、吸着部本体18にテーブル8の基板2が
吸着される。このときの吸着アーム部17と吸着部本体18
並びにテーブル8における空気吸引動作は前述の通りで
あるので、その説明を援用する。トラバーサユニット5
の下降時に吸着アーム部17に基板2′が吸着され、吸着
部本体18に基板2が吸着されたら、トラバーサユニット
5は上昇して、吸着アーム部17がテーブル8の真上に位
置し、吸着部本体18がパターンフィルム3の真上に位置
するように、トラバーサユニット5が横移動する。吸着
アーム部17がテーブル8の真上に位置し、吸着部本体18
がパターンフィルム3の真上に位置したら、トラバーサ
ユニット5が下降して基板2′がテーブル8の上に固定
されると共に、基板2がパターンフィルム3の上に固定
される。パターンフィルム3上の基板2は、図示しない
押圧手段により基板2の周縁部がアクリル板21に押圧さ
れることにより行なわれる。基板2がパターンフィルム
3の上に固定されたら、ランプ22が発光する。ランプ22
の紫外光はハーフミラー24、24及びアクリル板21及びパ
ターンフィルム3の透明部分を通過して基板2に照射さ
れ、基板2が露光される。このとき、基板2からの反射
光により、アライメントマーク3a,3aとターゲットマー
ク2a,2aの像が、ハーフミラー24、24を介してCCDカメラ
25、25によって観察される。CCDカメラ25、25によって
観察されたアライメントマーク3a,3aとターゲットマー
ク2a,2aの像は、第3の記憶手段26に記憶される。第3
の記憶手段26に記憶されたアライメントマーク3a,3aと
ターゲットマーク2a,2aの観察データは、第2の演算手
段27においてアライメントマーク3a,3aに対するターゲ
ットマーク2a,2aのX,Y,θ方向のずれ量が演算される。
この第2の演算手段27におけるズレ量のデータは第2の
補正データとして制御手段16に送信される。制御手段16
では、第1の補正データに第2の補正データを加算して
その加算されたデータが駆動装置11に送信される。駆動
装置11は、この加算されたデータに基づいてアクリル板
21のパターンフィルム3上に次の基板2′がより正規な
位置に位置するようにテーブル8を駆動する。
即ち、吸着アーム部17によってテーブル8の上に搬送
された基板2′についても、前述のCCDカメラ10、10に
よりターゲットマーク2′a,2′aの観察が行なわれ、
第1の演算手段15において第1の記憶手段13において記
憶されている観察データとの比較演算が行なわれてお
り、基板2′に関する第1の補正データが算出される。
この第1の補正データに以降代2の補正データがくわ
えられて駆動装置11が駆動されて、テーブル8上の基板
2″の位置が調整される。これにより、基板2″がアラ
イメントユニット6から露光ユニット7に移送される間
にずれてしまう量も考慮されて位置調整される。
基板2′のアライメント調整が完了したら、トラバー
サユニット5が下降し、前述の動作の如く吸着部本体18
に基板2′が吸着されるとともに、吸着アーム部17に新
たな基板2″が吸着され、吸着アーム部19最初の基板2
が吸着される。この状態でトラバーサユニット5は上昇
し、吸着部本体18がアクリル板21の真上に位置するよう
にトラバーサユニット5が横移動する。吸着部本体18が
アクリル板21の真上に位置したら、トラバーサユニット
5の横移動は停止した後に下降して、吸着部本体18の基
板2′をアクリル板21の上に固定し、吸着アーム部17の
基板2″をテーブル8の上に固定し、吸着アーム部19の
基板2を露光ユニット7の後工程に配設されたスタッカ
29に積層する。
第2の補正データは最初の基板2が露光ユニット7に
固定された時に1回得れば充分であり、以降の基板
2′、2″の露光に共通に用いることが出来るので、第
2の補正データを得たのちには、ハーフミラー24、24は
露光の光路より引き込むようにしても良い。
その後は、2番目の基板2′と同様な処理が繰り返さ
れるので、その後の説明は基板2′の処理の説明を援用
する。露光装置1の動作は、プリアライメントユニット
4の基板2が無くなることあるいはメインスイッチのオ
フによって終了する。
スタッカ29に収納された基板2、2′、2″はその後
取出され、基板2はターゲットマーク2a,2aの位置ずれ
が許容範囲外であるときには、廃棄される。基板2'並び
にその後の基板2″,,,,,は、第2の補正データにより
アライメント調整され、適正な露光が行なわれるので、
化学処理されてプリント基板として作製される。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、例え
ば、2枚目以降の基板2′、2″の露光の際は、ハーフ
ミラー24、24、CCDカメラ25、25は取り外すようにして
もよく、又、2枚目以降も常にCCDカメラ25、25でずれ
を観察し、位置調整をするようにしても良い。又、CCD
カメラ25、25の観察光源は、発光手段22によらず、例え
ば光ファイバー等の別途に透過の照明光源を設けても良
い。
(発明の効果) 本発明にかかる露光装置は、以上説明した構成から明
らかなように、姿勢制御手段から露光装置本体に移送さ
れる間にどの程度基板に位置ずれが生ずるかが、搬送装
置などに起因するずれ量として第1の観察手段により検
出できるため、この観察したデータを正規な基準データ
と比較してずれ量を補正して姿勢制御装置を駆動制御す
ることにより、その後の基板の投影パターンを正規なも
のとすることができる。従って、最初に露光した基板の
みを排除、回収することにより基板の浪費と露光装置の
無駄な運転を回避することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例にかかる露光装置の概略構成
を示す且つ露光ユニットにパターンフィルムを搬送する
状態の説明図である。 第2図は、第1図の露光装置によって基板を露光ユニッ
トに搬送する状態の説明図である。 第3図は、パターンフィルムの説明図である。 第4図は、基板の説明図である。 第5図は、第1図のテーブルにおける仮想のアライメン
ト調整前のパターンフィルムと基板の位置ずれ状態の説
明図である。 第6図は、第1図のテーブルにおける仮想のアライメン
ト調整後のパターンフィルムと基板の位置調整状態の説
明図である。 第7図は、第1図のアクリル板上のパターンフィルムと
基板の位置ずれ状態の説明図である。 第8図は、第1図のアクリル板上のパターンフィルムと
基板の位置調整状態の説明図である。 1……露光装置 2、2′、2″……基板 2a,2′a……ターゲットマーク(位置合わせ指標) 3……パターンフィルム(投影部材) 3a……アライメントマーク(基準指標) 4……プリアライメントユニット 5……トラバーサユニット 6……アライメントユニット 7……露光ユニット 8……テーブル 9……開口部 10……CCDカメラ(第1の観察手段) 11……駆動装置 11a……支持ロッド 12……制御装置 13……第1の記憶手段 14……第2の記憶手段 15……第1の演算手段 16……制御装置 17……吸着アーム部 18……吸着部本体 19……吸着アーム部 20……制御装置 21……アクリル板(透光板) 22……ランプ(発光手段) 23……ミラー 24……ハーフミラー(第2の観察手段) 25……CCDカメラ(第2の観察手段) 26……第3の記憶手段 27……第2の演算手段 29……スタッカー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位置決め用の基準指標を有するパターン投
    影用の投影部材が搬入、搬出された後に、前記基準指標
    に合致させる位置決め指標を有する感光性の基板とが搬
    入、搬出されるテーブルと、このテーブルに存在する前
    記投影部材の基準指標及び前記基板の位置決め指標を観
    察する第1の観察手段と、前記テーブルに前記投影部材
    がある時にこの第1の観察手段にて観察された前記基準
    指標を基準データとして記憶する第1の記憶手段と、前
    記テーブル上に前記基板がある時に前記第1の観察手段
    にて観察された前記位置決め指標を補正対象データとし
    て保持する第2の記憶手段と、この第2の記憶手段の補
    正対象データと前記第1の記憶手段の基準データとを比
    較して前記基準指標と前記位置決め指標との位置ずれ量
    を補正データとして算出する第1の演算手段と、この第
    1の演算手段の補正データに基づいて前記位置決め指標
    が前記基準指標の許容範囲内に位置するように前記テー
    ブルを移動させる駆動手段とを備えたアライメントユニ
    ットと、 前記テーブルから前記投影部材が搬入且つ固定された後
    にこの投影部材の上に前記基板が搬入される透光板と、
    この透光板と前記投影部材を介して前記基板を露光する
    発光手段とを備えた露光ユニットと、 この露光ユニットに配設され、前記位置決め指標と前記
    基準指標の重合像を観察する第2の観察手段と、 この第2の観察手段で観察した重合像より前記透光板上
    の投影部材と基板の位置ずれ量を算出し、この算出結果
    を第2の補正データとして前記駆動手段に出力する第2
    の演算手段と、 を備えていることを特徴とする露光装置。
JP2148372A 1990-06-06 1990-06-06 露光装置 Expired - Fee Related JP2669110B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2148372A JP2669110B2 (ja) 1990-06-06 1990-06-06 露光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2148372A JP2669110B2 (ja) 1990-06-06 1990-06-06 露光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0440462A JPH0440462A (ja) 1992-02-10
JP2669110B2 true JP2669110B2 (ja) 1997-10-27

Family

ID=15451291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2148372A Expired - Fee Related JP2669110B2 (ja) 1990-06-06 1990-06-06 露光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2669110B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07203527A (ja) * 1994-01-10 1995-08-04 Uniden Corp 携帯型無線機のバッテリーケース
JP4123516B2 (ja) 2003-12-26 2008-07-23 ソニー株式会社 バッテリー装置
JP4245017B2 (ja) 2006-08-28 2009-03-25 ソニー株式会社 バッテリー装置、電子機器及びバッテリーシステム
US11196121B2 (en) 2006-08-28 2021-12-07 Sony Corporation Battery device, electronic apparatus, and battery system
JP2015112671A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 松本 清 加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0440462A (ja) 1992-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101136444B1 (ko) 노광 방법 및 노광 장치
JP6200224B2 (ja) フォトマスク、フォトマスク組、露光装置および露光方法
JP4922071B2 (ja) 露光描画装置
JP2006176809A (ja) 基板とマスクのアライメント方法および有機薄膜蒸着方法ならびにアライメント装置
JP5813555B2 (ja) 露光描画装置及び露光描画方法
US6211942B1 (en) Double-sided exposure system
JP6904662B2 (ja) 露光装置
KR100426151B1 (ko) 작업물과 마스크의 정렬장치 및 정렬방법
JP2669110B2 (ja) 露光装置
JP2009075142A (ja) 露光方法
JP2000099158A (ja) ワークとマスクの整合機構および整合方法
JPH0469939B2 (ja)
JP2841745B2 (ja) 基板の露光装置及び基板の露光方法
JPH0766192B2 (ja) 自動露光装置におけるワーク位置決め方法
JP2000099159A (ja) ワークとマスクの整合機構および整合方法
JP2008028275A (ja) 部品実装機の画像認識用照明装置
JP4121746B2 (ja) 投影露光装置
JP3846957B2 (ja) プリント基板ダイレクト描画装置
JPH0487390A (ja) 基板の露光装置及び露光方法
JPH0440460A (ja) 露光装置の検査方法
JP7041201B2 (ja) 露光方法
JP2008153511A (ja) 部品実装装置
JP2009168507A (ja) 透明基板のエッジ位置検出方法及びエッジ位置検出装置
JPH05152384A (ja) フイルム露光装置における焦点検出方法
JPH06110216A (ja) 整合装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees