JP2668799B2 - 二軸延伸複層フイルム - Google Patents

二軸延伸複層フイルム

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、透明性および低温ヒートシール性が良好で
あると共に包装機械適性が著しく改良され、高速自動包
装用複層フイルムとして好適な二軸延伸複層フイルムに
関する。
〔従来の技術〕
二軸延伸複層フイルム、例えば、ヒートシール層を積
層した二軸延伸ポリプロピレンフイルムは、透明性、剛
性等の諸特性と相まつて、食品、タバコ、カセツトテー
プ等のオーバーラツプ包装用フイルムとして広く使用さ
れているが、近年の高速自動包装機の発達により、従来
にも増して自動包装適性に対するフイルムの要求品質が
高度化している。
即ち、オーバーラツプ包装用フイルムにおける最も重
要な要求性能としては低温ヒートシール性が挙げられ、
この低温ヒートシール性を付与する方法として、二軸延
伸ポリプロピレンフイルムを製造する際に低温ヒートシ
ール性を有する樹脂、例えば、プロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体樹脂やプロピレン−エチレン−ブテン−
1ラダム共重合体樹脂などを積層する方法が開発され、
さらには、この層にポリブテン−1など第2成分を加え
ることにより、低温ヒートシール性は大幅に改良されて
きている。
しかしながら、近年の自動包装機の高速化に伴うフイ
ルムの包装機械適性の向上が今一歩であり、例えば、フ
イルムの滑り性不良、フイルムと高速自動包装機との滑
り性不良、ヒートシール直後のシール部と金属部との滑
り性不良、さらには、包装体と包装体がヒートシール直
後に接触することによるブロツキングの発生などの点の
改良要求が顕在化してきている。
一方、これらの点を解決する為、ヒートシール樹脂層
に低粘度の液状シリコーンオイルを添加する方法が提案
されている(特開昭55−65552号、同60−203419号、同6
1−112643号、同61−213149号各公報参照)が、液状シ
リコーンオイルの添加によるヒートシール性の悪化、印
刷性の悪化などの新らたな問題点が発生し、また、液状
シリコーンオイルを添加した樹脂組成物を得ようとする
と、液状シリコーンオイルの増量に伴つて、押出機中で
の流動性が変化し成形物に厚みむらが発生するという問
題もある(特開昭60−203419号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、従来技術におけるかかる問題点を解決し、
透明性および低温ヒートシール性が良好であると共に、
高速自動包装適性を有する二軸延伸複層フイルムを提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、本発明の二軸延伸複層フイルムは、二軸延伸さ
れた結晶性プロピレン系重合体またはこれを主成分とす
る基材層の少なくとも片面に、下記AおよびB成分から
なる組成物の表面層が積層されてなることを特徴とす
る。
A成分:エチレン含量3〜8重量%のプロピレン−エチ
レンランダム共重合体樹脂およびエチレン含量0.5〜5
重量%かつブテン−1含量3〜25重量%のプロピレン−
エチレン−ブテン−1ランダム共重合体樹脂から選ばれ
た少なくとも一種の樹脂100重量部 B成分:重合度nが3500〜8000のポリジオルガノシロキ
サンガム0.1〜1.0重量部 本発明で用いる結晶性プロピレン系重合体は、プロピ
レンの単独重合体、過半重量割合のプロピレンと他のα
−オレフイン(エチレン、ブテン、ヘキセン、4−メチ
ルペンテン、オクテン等)、不飽和カルボン酸またはそ
の誘導体(アクリル酸、無水マレイン酸等)、芳香族ビ
ニル単量体(スチレン等)などとのランダム、ブロツ
ク、グラフト共重合体である。アイソタクチツクインデ
ツクス(II)は、40%以上、中でも60%以上、特に80%
以上のものがよい。プロピレン単独重合体が最もよい
が、その場合にはIIが90%以上、中でも95%以上、特に
98%以上のものが、フイルムの腰の強さ、フイルム送り
出し部の紙落ち性、高速自動包装適性の点で好適であ
る。メルトフローレート(MFR)は0.5〜10g/10分、特に
1〜5g/10分のものが好ましい。
本発明複層フイルムの基材層は、かかる重合体のみか
らなつていてもよいが、更にその特性を低下させない
量、例えば、30重量%以下の範囲で、エチレン重合体、
ブテン重合体、石油樹脂、テルペン樹脂、スチレン樹脂
などの炭化水素重合体(それらの水添物も含む)等他の
熱可塑性重合体を配合したものであつてもよい。また、
酸化防止剤や耐候剤等の安定剤、加工助剤、着色剤、帯
電防止剤、滑剤、ブロツキング防止剤等の添加剤はもち
ろん含んでいても構わない。特に、帯電防止剤を含有し
ているものが好ましい。好ましい帯電防止剤としては、
グリセリンの脂肪酸エステル、アルキルアミン、アルキ
ルアミンのエチレンオキサイド付加物、およびその脂肪
酸エステルなどが挙げられる。良好な帯電防止性能が付
与されていないフイルムでは、フイルム走行中に静電気
が蓄積し、紙落ち性が不良となるときがある。
本発明においては、上記重合体からなる基材層の片面
又は両面に表面層として上記AおよびB成分よりなる組
成物の層が積層されている。
かかるA成分の一つのプロピレン−エチレンランダム
重合体樹脂は、エチレン含量3〜8重量%、好ましくは
4〜6重量%のものである。エチレン含量が3重量%未
満ではヒートシール性が不良となり、高速自動包装に適
した材料とならない。一方、エチレン含量が8重量%を
超える樹脂では良好なヒートシール性は付与出来るもの
の、フイルムのべとつき、スクラツチ性がはなはだしく
低下し、後述するB成分の添加によつても改良は期待さ
れない。なお、このもののMFRは0.5〜50g/10分のものが
好ましく、中でも1〜20g/10分、特に2〜10g/10分のも
のがよい。
また、本発明で用いることのできる上記A成分のもう
一方のプロピレン−エチレン−ブテン−1ランダム共重
合体樹脂は、エチレン含量が0.5〜5重量%、好ましく
は1〜4重量%かつブテン−1含量3〜25重量%、好ま
しくは5〜20重量%のものである。エチレン含量が0.5
重量%未満またはブテン−1含量が3重量%未満ではヒ
ートシール性が不良となり、高速自動包装に適した材料
とはならない。一方、エチレン含量が5重量%超過また
はブテン−1含量が25重量%を越える樹脂では良好なヒ
ートシール性は付与出来るものの、フイルムのべとつ
き、スクラツチ性が悪く、これも後述するB成分の添加
によつても改良は期待されない。なお、このもののMFR
は0.5〜50g/10分のものが好ましく、中でも1〜20g/10
分、特に2〜10g/10分のものがよい。
さらに、本発明で用いる上記B成分のポリジオルガノ
シロキサンガムは、一般式、 で示され、けい素に結合するR1、R2は同一でも異種でも
よく、メチル基、エチル基などの脂肪族炭化水素基、フ
エニル基などの芳香族炭化水素基、ビニル基を有する不
飽和炭化水素基などがある。中でもメチル基が好まし
い。また、重合度nは式中の繰り返しユニツトで定義さ
れ、nが3500〜8000、好ましくは、4000〜7500のもので
あり、無色透明のガム状物質で25℃で107センチストー
クス以上の粘度、平均分子量で2×105以上のものであ
る。重合度nが3500未満では、ヒートシール性が悪化す
るばかりでなく、フイルムの包装機械適性が安定しな
い。また、重合度が8000超過でも、包装機械適性が安定
しない。
上記A成分100重量部に配合されるB成分の添加量は
0.1〜1.0重量部、中でも0.3〜0.8重量部が好ましい。B
成分の添加量が0.1重量部未満では高速自動包装適性の
改良効果が小さく、1.0重量部を超える添加量では、二
軸延伸フイルム本来の透明性を損なうばかりでなく、低
温ヒートシール性、印刷性も悪化する。
本発明複層フイルムの表面層には、これらの必須成分
のほかに付加的成分を添加することができ、例えば、結
晶性ブテン−1系重合体を上記A成分100重量部に対し
て5〜45重量部添加すると低温ヒートシール性をさらに
改良することができる。結晶性ブテン−1系重合体とし
ては、ブテン−1の単独重合体のほか、ブテン−1と他
のα−オレフイン、例えば、エチレン、プロピレン等と
の共重合体があり、そのMFRは、180〜300℃の範囲での
同一温度において上記A成分のMFRと等しいかより大で
あるのが透明性の点で好ましい。
また、本発明における表面層は、その特性を低下させ
ない量の種々の酸化防止剤、安定剤、加工助剤、着色
剤、帯電防止剤、滑剤、ブロツキング防止剤等の添加剤
を含有していてもかまわない。
特に、好ましい添加剤としては、平均粒径0.5〜7ミ
クロンの非溶融形シリコーン樹脂粉末があげられ、添加
量としては0.2〜0.6重量部が好適である。この非溶融型
シリコーン樹脂粉末は、シロキサン結合により三次元的
な網目構造を有するシリコーン樹脂粉末であり、けい素
に結合する有機基としては、メチル基、エチル基などの
脂肪族炭化水素基、フエニル基などの芳香族炭化水素
基、ビニル基を有する不飽和炭化水素基などがある。中
でもメチル基が好ましい。このシリコーン樹脂粉末を添
加することにより、フイルムの滑り性が著しく向上し、
ポリジオルガノシロキサンガムの特性と相まつて、高速
自動包装適性が向上する。フイルムの滑り性としては、
静摩擦係数で0.20以下、好ましくは、0.15以下である。
本発明複層フイルムの表面層組成物は、上記Aおよび
B成分をヘンシエルミキサー、Vブレンダー、リボンブ
レンダーの如き混合機で混合した後、押出機等の混練機
で混練して調製するのが好ましく、B成分を所定量より
多量に配合してマスターバツチを作り、これを成形時に
A成分で希釈する方法、および、AおよびB成分を混合
したものを成形の段階で初めて溶融させて組成物とする
方法は、B成分の濃度が不均一となり易く、高速自動包
装適性のバラツキの原因となるため、採用しない方が好
ましい。
また、本発明複層フイルムの表面層組成物は、液状の
シリコーンオイルの添加の場合にみられる様な押出機中
での流動性変化が少なく、特別な装置を用いることなく
工業的に安定して厚みむらのない表面層を形成できる特
徴を有している。
この表面層組成物を二軸延伸された基材層プロピレン
系重合体へ積層させる方法としては、たとえば、基材層
のプロピレン系重合体樹脂の片面または両面に該組成物
を溶融共押し出ししてシートとなし、これを二軸延伸す
る方法が、この組成物を容易に均一かつ薄く積層できる
ことから好ましいが、未延伸または一軸延伸した基材層
シートに該組成物を溶融押し出し被覆した後、二軸延伸
または基材層の延伸方向と直角方向に一軸延伸する方法
も採用できる。
二軸延伸のうち先ず縦延伸は、ロール周速差を利用し
て行なう。即ち、90〜140℃、好ましくは105〜135℃で
3〜8倍、好ましくは4〜6倍延伸し、次に、引き続き
横方向にテンターオーブン中で3〜12倍、好ましくは6
〜11倍延伸する。ヒートシール時の熱収縮防止のため、
横延伸に引き続き、120〜170℃で熱セツトするのが望ま
しい。
更に、印刷適性、帯電防止剤のブリードを促進する目
的でコロナ処理を実施しても良い。
この様にして得られた二軸延伸複層フイルムの厚さは
その用途に応じて決められるが、通常5〜100μ、好ま
しくは10〜40μの範囲である。
また、表面層の厚みは、0.3〜1.5μ、好ましくは0.5
〜1.0μであるのがよい。厚みが1.5μを超える場合には
機械包装適性の改良効果が小さく、一方、0.3μ未満の
場合には、均一なヒートシール強度が付与されないとき
がある。
なお、当然のことながら、本発明のフイルムを用いて
高速自動包装を行なう場合には、包装体の外面(包装機
と接する面)には少なくともその表面層を位置させる。
〔作用および効果〕
本発明の二軸延伸複層フイルムは、プロピレン系重合
体の基材層の少くとも片面に、特定のプロピレン系共重
合体樹脂と特定のポリジオルガノシロキサンガムとの特
定量からなる組成物の表面層が積層されてなるので、透
明性および低温ヒートシール性が良好であると共に、高
速自動包装適性を有するものとなるのである。
〔実施例〕
評価方法は次の通り。
(1)MFR ASTM−D−1238に準拠して230℃、2.16kg荷重を用い
て測定した。
(2)ヘイズ ASTM−D−1003に準拠して測定した。
(3)スリツプ性 ASTM−D−1894の静摩擦係数測定法に準拠して測定し
た。
(4)タバコ包装テスト 東京自動機械製の高速自動包装機を用いて、250個/
分の包装スピードでタバコを250個包装し、下記の評価
を行なつた。
i)包装安定性 包装終了後、包装体の包装不良の数を測定した。
ii)ブロツキング性 包装終了時、口底貼りシール部で停止したタバコ包装
体を取り出し、隣接したタバコ包装体同志のブロツキン
グの有無を評価した。
iii)ヒートシール性 包装終了後、包装体の口底貼りシール部の密着程度を
評価した。
実施例1 基材層として、MFR1.9g/10分、II99%のポリプロピレ
ン90重量部、水添テルペン樹脂10重量部、およびポリオ
キシエチレンアルキルアミンの脂肪酸エステル0.9重量
部の混合物を用いた。
一方の表面層として、A成分としては、エチレン含量
1.7重量%、ブテン−1含量12.5重量%、MFR5.0g/10分
のプロピレン−エチレン−ブテン−1ランダム共重合体
樹脂85重量部を用い、さらに、エチレン含量1.0重量
%、MFR10.5g/10分のブテン−1−エチレンランダム共
重合体樹脂15重量部を配合し、B成分としては、重合度
nが4500のポリジメチルシロキサンガム0.5重量部を用
い、さらに、平均粒径5μのシリコーン樹脂粉末0.4重
量部、酸化防止剤として2,6−ジ−t−ブチル−p−ク
レゾール0.10重量部、塩酸キヤツチ剤としてステアリン
酸カルシウム0.05重量部を添加し、溶融混練して組成物
としペレツト化した。
他方の表面層として、B成分のポリジメチルシロキサ
ンガムを用いなかつた外は、前記の一方の表面層と同様
にして、溶融混練して組成物としペレツト化した。
基材層であるポリプロピレン混合物と一方および他方
の表面層組成物をそれぞれ115mm径、20mm径、および、3
0mm径の押出機より三層ダイを用いて、一方の表面層/
基材層/他方の表面層の三層構成になる様に250℃で溶
融共押し出ししてシートを成形した。引き続きロール周
速差を利用して115℃で縦方向に5倍延伸し、次に165℃
のテンターオーブン中で横方向に10倍延伸した後、155
℃で熱セツトすることにより、二軸延伸複層フイルムを
製造した。このフイルムの厚み構成は、一方の表面層0.
5μ/基材層19μ/他方の表面層1.0μであつた。
得られた二軸延伸複層フイルムの他方の表面層の面を
コロナ放電処理した後、東京自動機械製高速自動包装機
によりタバコ包装を実施し、結果を表に示した。なお、
一方の表面層が外側になる様に包装を行なつた。
実施例2 一方の表面層に使用したB成分としてのポリジメチル
シロキサンガムの添加量を0.2重量部とし、複層フイル
ムの厚み構成を一方の表面層0.3μ/基材層19μ/他方
の表面層1.0μとした以外は、実施例1と同様にして二
軸延伸複層フイルムを製造し、タバコ包装を実施した。
実施例3 一方の表面層に使用したA成分としてのプロピレン−
エチレン−ブテン−1ランダム共重合体樹脂をエチレン
含量5.1重量%、MFR6.0g/10分のプロピレン−エチレン
ランダム共重合体樹脂に、B成分としてのポリジメチル
シロキサンガムを重合度nが6000のものに、その添加量
を0.7重量部に変え、さらに、シリコーン樹脂粉末を平
均粒径3μの合成ゼオライト粉末に変え、複層フイルム
の厚み構成を一方の表面層0.9μ/基材層19μ/他方の
表面層1.0μとした以外は、実施例1と同様にして二軸
延伸複層フイルムを製造し、タバコ包装を実施した。
比較例1 一方の表面層においてB成分としてのポリジメチルシ
ロキサンガムを用いず、25℃で100センチストークスの
粘度を有する液状シリコーンオイル0.4重量部を用いた
以外は、実施例1と同様にして複層フイルムを製造し、
タバコ包装を実施した。
比較例2 一方の表面層においてB成分としてのポリジメチルシ
ロキサンガムを用いず、25℃で30000センチストークス
の粘度を有する液状シリコーンオイル0.3重量部を用
い、合成ゼオライト粉末を平均粒径3μの合成シリカ0.
3重量部にかえた以外は、実施例3と同様にして複層フ
イルムを製造し、タバコ包装を実施した。しかし、43個
包装したところで、包装停止となつたため、包装安定性
については、250個包装したものと換算して評価した。
比較例3 一方の表面層においてB成分としてのポリジメチルシ
ロキサンガムを用いず、25℃で1000センチストークスの
粘度を有する液状シリコーンオイル0.6重量部を用いた
以外は、実施例2と同様にしてフイルムを成膜しようと
試みたが、ペレツトのスクリユーへの食込みが安定せ
ず、積層厚みが0〜0.7μと変動したため、タバコ包装
テストは中止した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 83:04) B29K 23:00 B29L 9:00 (72)発明者 伊藤 公一 愛知県海部郡大治町字西条笠見立 二村 化学工業株式会社名古屋工場内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二軸延伸された結晶性プロピレン系重合体
    またはこれを主成分とする基材層の少なくとも片面に、
    下記AおよびB成分からなる組成物の表面層が積層され
    てなることを特徴とする二軸延伸複層フイルム。 A成分:エチレン含量3〜8重量%のプロピレン−エチ
    レンランダム共重合体樹脂およびエチレン含量0.5〜5
    重量%かつブテン−1含量3〜25重量%のプロピレン−
    エチレン−ブテン−1ランダム共重合体樹脂から選ばれ
    た少なくとも一種の樹脂100重量部 B成分:重合度nが3500〜8000のポリジオルガノシロキ
    サンガム0.1〜1.0重量部
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