JP2668409B2 - ワイヤラッカー塗装機用ワイヤ引込み装置 - Google Patents

ワイヤラッカー塗装機用ワイヤ引込み装置

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JP2668409B2 JP63207194A JP20719488A JP2668409B2 JP 2668409 B2 JP2668409 B2 JP 2668409B2 JP 63207194 A JP63207194 A JP 63207194A JP 20719488 A JP20719488 A JP 20719488A JP 2668409 B2 JP2668409 B2 JP 2668409B2
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エム・アー・ゲー・マシーネン・ウント・アパラーテバウ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクタ・ハフトゥング
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    • H01B13/06Insulating conductors or cables
    • H01B13/065Insulating conductors with lacquers or enamels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ワイヤラッカー塗装機用ワイヤ引込み装
置、特に、被覆塗装すべき、巻戻し機構から連続的に引
出されてきたワイヤが少なくとも2個の互いに間隔を保
って配設されたローラブロックに複数回巻付けられてい
て、これらのローラブロックのまわりを巡回する間にワ
イヤラッカー塗装機の加工部を何重にも通過し、最後に
ローラブロック配設部より外部へ引出せるよう構成され
た、ワイヤラッカー塗装機用ワイヤ引込み装置に関す
る。
上述のような技術に基づくワイヤラッカー塗装機は、
たとえば、ドイツ特許第3118830号に示されている。そ
こに示された装置においては、ワイヤの送り方向に沿っ
てワイヤにラッカーを塗るためのラッカー塗布機構と、
ワイヤ上に位置するラッカー塗布用のラッカー塗布機
構、ならびに、ラッカーを乾燥させた後硬化させるため
の乾燥ないし硬化機構が相前後して設けられている。ラ
ッカーで覆うべきワイヤは、ワイヤ引出し装置によって
ワイヤ巻枠より引出され、それを、2個の間隔を有して
対向する方向転換ローラに通し、ワイヤを何回も加工機
構を通過させると次第に所望の厚さのラッカー層が形成
されてゆき、必要な厚さのラッカー層を有する完成され
たラッカー引きワイヤが最終的に方向転換ローラより引
出され、ラッカー引きワイヤ巻取機構に巻取られてゆ
く。
このワイヤラッカー塗装機においては、単一のワイヤ
か、さもなければ、もう1つの別の方法で多数のワイヤ
を平行的にラッカー塗布することができ、その場合には
2本以上のワイヤが平行して同時に処理され、方向転換
ローラに巻取られる。
この公知のワイヤラッカー塗装機によれば、塗装工程
の開始時にワイヤ端を手で加工部に通し、ローラブロッ
クに巻付ける必要がある。このことは、特に、ローラブ
ロック間の距離が普通10ないし15mあり、一人でワイヤ
を掛けるのは不可能であることを考慮すれば、面倒で時
間のかかる作業を要することを意味するが、ワイヤラッ
カー塗装機が特に垂直型に構成されている場合、すなわ
ち、ローラブロックが垂直方向上下に配設されている場
合には、一人でワイヤを掛けるのはさらに不可能であ
る。その上、人の手でワイヤを引込むことは、夥しい数
の誤作業の原因となる。特に、ローラブロックの各巻付
けに関係づけられたリールでないリールが誤って選択さ
れるという危険性がある。さらにまた、ワイヤが引込ま
れる際に、それが望ましくない方法で捩られることもあ
り得る。さらに問題なのは、たとえば、オーブンや冷却
手段の中のように、特定の加工部の中では、ワイヤの走
行状態が目視できず、このため、ワイヤを正しく処理す
ることがさらに困難になるということである。
上述の困難性とあり得べき危険性の要因は、1本では
なく多数のワイヤを引込まねばならぬ場合に、さらに高
くなり、さらにその数を増すことは明らかであり、この
ような場合には特に、それぞれのワイヤを配すべきロー
ラブロック中のガイドリールを取違えることも実際上避
け難い。
このようなわけで、ワイヤラッカー塗装機中へのワイ
ヤの引込みを簡単化し、起こり得る危険性の要因を可能
な限り完全に排除するという課題がこの発明の基礎とな
っている。
このような課題は、本質的には自動的に作動するワイ
ヤ引込装置を提供することによって解決される。具体的
には、この装置は、巻戻装置から連続的に引出されてく
るラッカー塗装すべきワイヤを、離隔した2個の回転可
能なローラブロックの周りに繰返し巻付け、ワイヤが2
個のローラブロック間を走行する際にワイヤラッカー塗
装機による塗装が行なわれ、最終的にはワイヤをローラ
ブロックから外へ送り出すように構成したものである。
ワイヤ引込手段は、ローラブロックの軸に対して平行に
延び、かつ2個のローラブロックの周りを巡回する敷設
ビームを有している。敷設ビームには、ローラブロック
の軸に対して平行な方向に移動可能なキャリッジが設け
られている。キャリッジは、ワイヤ端を固定する手段を
有している。キャリッジは、その運動面から外れるよう
に突き出たガイド要素を有している。
2個のローラブロック間には、ローラブロックの軸に
対して平行な方向に延び、かつ移動するガイド要素に当
接し得る位置に切換装置が設けられている。切換装置
は、ローラブロック上のワイヤの巻回数に対応する数ガ
イド溝を有し、各ガイド溝は、キャリッジのガイド要素
を受入れて通過させるようにされている。各ガイド溝
は、受入れたガイド要素を、ローラブロック上に巻回さ
れる隣接ワイヤの軸方向間隔に対応する距離だけ、軸方
向にずらすためのガイド面を有している。
この発明に基づく自動作動ワイヤ引込み装置によれ
ば、ワイヤ端はキャリッジに固着され、該キャリッジ
は、それが終点位置にあるときに軸方向から見ると、そ
の滑動行路の一端に位置し、その位置は、ローラブロッ
クの、ワイヤを掛けるべき第1のガイドリールの軸方向
位置に対応している。ワイヤ端をキャリッジに固定すれ
ば敷設ビームは巡回してその位置が変わり、そうするこ
とによって該敷設ビームは、その後方へワイヤを引張っ
て、ワイヤをその都度ローラブロックの最初のリールに
掛ける。敷設ビームが完全に一巡すると同時に、それは
切換装置のところに到達し、キャリッジのガイド要素が
この切換装置に噛合う。これによりキャリッジは、ワイ
ヤ方向に対して交差して延びている敷設ビームのガイド
面に沿い、敷設ビームに対して相対的に、ローラブロッ
クの2個のガイドリールの間隔に相当する距離だけ変位
する。敷設ビームの次の巡回においてワイヤは、ローラ
ブロックの最初のリールに隣接する第2のリールに掛け
られる。上述の過程はワイヤが完全に、かつ、秩序正し
くローラブロックに巻付けられるまで繰返される。最後
には、敷設ビームの巡回が停止され、ワイヤ端はキャリ
ッジから解放され、ラッカー塗装済ワイヤ巻取装置に供
給される。
上述の構成は、単一ワイヤの引出しに関する。より多
数のワイヤを同時にハープ状に引込むべきときには、対
応する方法によってそのようになるであろう。多数のワ
イヤの端部を先に述べた間隔でキャリッジに固定し、切
換装置はこの場合、キャリッジがその動きの度に、隣接
ガイドリールの間隔の、同時に引込むべきワイヤ数倍ず
つ変位するように設計しておく。
この発明に基づく自動作動ワイヤ引込み装置は、この
ように構成されることによって、単一のワイヤだけでな
く、より多数本のワイヤに対しても、迅速で単純な信頼
のできる誤動作のない引込みを保証する。
敷設ビームの動きに対しては、この発明の好ましいさ
らに別の実施例の場合、ローラブロックを巡回し、1本
ないし多数本のワイヤの巻付け幅の両側に配設され、そ
こに敷設ビームの端が取付けられている2個の無終端キ
ャリアが設けられている。これらのキャリアは、たとえ
ば、チェーン、ワイヤ、またはこれらの類似物で構成さ
れているが、同キャリアは、耐熱有孔バンドに適した物
質で構成するのが望ましい。
キャリアがローラブロックを巡回した後は、ローラブ
ロックと同駆動装置で駆動されるので別の駆動装置は不
要である。
この発明の好ましいさらに別の構成では、キャリア
は、ローラブロックと同軸でそれに結合可能となってい
るローラのまわりに巡回するようになっているので、ロ
ーラブロック、ないしはキャリアにかかわるローラは互
いに独立に駆動できる。
この発明のさらに別の優れた特徴は、バンド形状のキ
ャリアがローラブロックに設けられた突起部と協働駆動
作用する貫通孔を有していることであって、これによ
り、バンドキャリアがその移送手段により、特により確
実に、かつ、形状固定的に捕まれ、またそれによって、
引込まれるべきワイヤを引張る敷設ビームの、特により
確実な信頼のできる前進運動が保証される。
敷設ビームは、ワイヤが引込まれた後、該敷設ビーム
がキャリアバンドから遠ざけられ、また、該キャリアバ
ンドがワイヤラッカー塗装機の作動巾に、ローラブロッ
クから切離す必要なしに、ワイヤとともに巡回すること
ができるようにという目的を適え得るよう、キャリアに
固着することができる。
また、さらに、単一のワイヤではなく、多数のワイヤ
を同時に引込む必要があり、そのためにキャリッジがよ
り多くのワイヤ端固着手段を持たなければならない場合
には、たとえば、取替えが簡単にできるように、キャリ
ッジを敷設ビームに着脱可能に固着することも、また、
目的に適った適切なことである。
同様な目的のために、固定構成要素である切換装置を
交換できるように設置する。それは、切換装置は同時に
引込むべきワイヤの数に応じて、それがワイヤを置換す
る数が変わるからである。もちろん、この場合にも切換
装置を交換せず、単に切換装置のガイド面だけを可動
に、特に、面の方向が変えられるように設計することも
考えることができる。
この発明の目的に適った構成において、切換装置が有
する、軸方向に並列配置されていてローラブロックを結
合する中間面に対して斜めに方向づけされた、キャリッ
ジのガイド要素と噛合うべきガイド面の数は、ローラブ
ロック配置上におけるワイヤの巻付け数に対応した数で
ある。この場合、ガイド面は、ガイド要素の運動方向よ
り見て、ガイド要素に対するロート形に広がった入口領
域と、ガイド要素の入口領域に対応した領域を有する出
口領域とを規定する。このようにして、一方では、無理
に押し込むようなことを考えにいれることなく、ガイド
要素の切換装置への確実な挿入が保証され、また他方で
は、ガイド要素とそれによりワイヤ端が切換装置を正確
に決定された軸方向のスタート位置に残し、またそれに
よって、通過の度ごとに、高い信頼性を持って正確にガ
イドリールの高さに保されることが確実に保証される。
ガイド要素またはキャリッジの運動行路中に、巻付け
過程の後で、望ましからざる余分な巻付きに基づく不適
切な巻付を防止すよう、敷設ビームの巡回を停止させる
リミットスイッチを、この発明の目的に適った方法で設
けることができる。
それから、ワイヤを完全に引込んだ後にワイヤ端をキ
ャリッジから緩める際に、ワイヤに作用する張力に基づ
いてワイヤ端がワイヤラッカー塗装機の方へ再び引込ま
れ、ないしは部分的に巻戻されるのを防止するために、
この発明の好ましいさらに別の構成においては、ローラ
ブロックの端部領域に噛合う押圧ローラを設け、このロ
ーラが最後の巻回部の巻終わりのところで巻回されたワ
イヤをローラブロックに固定するようになっている。
この発明のさらに別の有利な特徴は、図面に基づいて
この発明の実施例をより詳しく解説している、以下に続
く説明より明らかになる。図面は概略的に示されてい
る。
第1図及び第2図に単に部分的にかつ非常に概略的に
示したワイヤラッカー塗装機は、2個の互いに向いた同
軸ローラブロック10,12を含んでおり、それらのまわり
にラッカー塗装すべきワイヤ14が何回もないしは多重に
巻回されている。ローラブロック10,12は軸方向に等間
隔に並んだ、ワイヤ14のためのガイドリールを持ってい
る。そのため、個々の巡回線16の間隔は、ローラブロッ
ク10,12の個々のガイドリール18の間隔に対応してい
る。ローラブロック10は両ローラブロック10,12を結ぶ
面の方向にあって、ローラブロック12から離れてつなが
れており、それによってローラブロックに巻付けられた
ワイヤ14に、該ワイヤ14を緊張状態に保つために必要な
引張り力が与えられる。
ラッカー塗装すべきワイヤ14は、図示されていないワ
イヤ巻枠から、これまた図示されていないワイヤ引込み
装置を用いて引込まれ、ローラブロック10の一番外側の
ガイドリール18aのところの方向転換リール22を通じて
供給される。ワイヤラッカー塗装機の加工部で仕上げら
れたラッカー塗装済ワイヤは、記号Bで示されているよ
うに、適当な、詳しくは図示されていない方向転換ロー
ルを通じて引出され、これまた図示されていないラッカ
ー塗装済ワイヤ巻取装置に巻取られる。
多数の巡回線16としてローラブロック10,12に巻付け
られたワイヤ14は、巡回の数に対応して多数の貫通線と
してワイヤラッカー塗装機の異なる加工部を貫通し、す
なわち、特に、ラッカー塗装装置24、オーブン26、およ
び乾燥・焼付け装置28を通り、必要なラッカー層の強度
が得られるようになっている。
詳しくは図示されていない方法で多数のワイヤ14を同
時に加工したい場合には、それに対応して、より多くの
並列に段階づけされて配設された方向転換ローラ22を通
じ、同時により多くのワイヤを平行に並び合ったリール
18に供給する。個々の加工部を貫通するより多くのワイ
ヤの貫通数は、この場合、リール数のワイヤ数に対する
割合に対応する。
第3図に基づいて示すところによれば、大きな直径を
有するローラブロック10の代わりに、2個の別々に分け
て配列された、より直径の小さいローラブロック10a,10
bが示されていることを指摘しておく。なお両者の配置
関係は完全に同等である。
第3図において、全体を参照番号30で示したワイヤラ
ッカー塗装機は、適当な耐熱材で作られた2つのキャリ
アバンド32,34を含んでおり、該キャリアバンドはロー
ラブロック10a,10b,12の軸方向端部領域を巡回するよう
導かれ、また、ローラブロック12の両端の円周部より外
向き半径方向に突き出た、駆動目的に適って協働作用す
るピン状の突起に対応した孔36が設けられており、駆動
モータ20によってローラブロック12を駆動する際、キャ
リアバンド32,34が確実に協働駆動される。
キャリアバンド32,34の外側には、キャリアバンドの
走行方向に対して交差する方向に、ローラブロックの回
転軸に対しては平行に延びる敷設ビーム40が、着脱可能
に固定されており、該敷設ビームにはその長手方向に、
つまり、ローラブロックの回転軸に平行に動くキャリッ
ジ42が付属している。キャリッジ42は、詳しくは図示さ
れていないが、ワイヤ14の端を固定する手段を有し、そ
れにワイヤ端が、たとえば、堅く結びつけられている。
より多くのワイヤの端を同時にキャリッジに固定する場
合には、このキャリッジに、キャリッジ42の位置変え領
域中で互いに個々のワイヤ巻回間隔だけ間隔をあけた固
着手段を設ける。敷設ビーム40との関連において、非意
図的ないしは望ましからざるキャリッジ42のずれが防止
されるような摩擦力は、少なくとも、敷設ビーム40の内
側におけるキャリッジ42の位置ずれを妨げるように作用
する。
第1図および第3図に示すように、キャリッジ42の下
側には下から突き出たガイドピボット44が固着されてお
り、それが敷設ビーム40の巡回の際に切換装置46と噛合
う。
切換装置46はラッカー塗装機30に対して静止状態に配
置されていて、各ローラブロック10a,10b,12のガイドリ
ール18の数に対応した数のガイド溝48が設けられてお
り、それらの溝はほぼワイヤ方向に延びているが、ワイ
ヤ方向に対して少し斜めに走っていて、ガイド溝48の1
つに入り込んだガイドピボット44が、ガイド溝48を通り
抜ける際に、ローラブロックの軸方向に、軸方向ずれを
受ける。この場合、このずれの大きさは、ローラブロッ
ク10a,10b,12上の個々のガイドリール18の数に対応して
いる。各ガイド溝48はロート形に広がった入口領域50と
入口領域50に対するより幅の狭い出口領域52を有してい
る。ガイド溝48の出口領域52は幅方向より見てローラブ
ロック10ないし10bのそれにかかわるガイドリール18の
高さに正確に位置し、一方、入口領域50は幅方向より見
て、ローラブロック12のそれにかかわるガイドリール18
の高さに正確に位置している。上述の構造は、切換装置
46から離れ出たガイドピボット44がそこに固着されたワ
イヤ端とともに、関係するガイドリール18の高さに正確
に位置することと、敷設ビーム40に対するキャリッジ42
の相対的な位置が、一巡回の間にごくわずかずれた場合
にも、入口領域50がロート形に広がっているため、ガイ
ドピボット18は、確実に対応する最隣接のガイド溝48に
導き入れられるということを、より確実に保証してい
る。
ワイヤを引込むためには、まず最初にキャリッジ42
を、詳しくは図示されていないストッパで確定された出
口位置をもたらし、ワイヤ端をキャリッジ42の固定手段
に固定する。続いて駆動モータ20によりローラブロック
12と、それに駆動目的に適って結合されたキャリアベル
ト32,34を回転させると、それに伴なって敷設ビーム40
が巡回するようになる。このようにしてワイヤ14は、ロ
ーラブロックの隣接ガイドリール18に次々と掛けられて
ゆき、施設ビーム40の一巡回ごとにガイドピボット44
は、切換装置46と噛合い、こうして、ワイヤが完全にロ
ーラブロックに引込まれ、ないしは巻込まれるまで毎
回、2つの隣接するリール間隔ずつずれてゆく。第1図
および第2図から明らかなように、引込まれたワイヤの
最後のライン位置は、ローラブロック12のサイドフラン
ジ54に導かれており、その際、可動的に支持されこのサ
イドフランジ54を押圧すべき押圧ローラ56が、張力を受
けているワイヤの端をそれ自体とフランジ54の間にクラ
ンプし、続いて行なわれるワイヤのキャリッジ42からの
解放に際し、ワイヤ端がワイヤ作用している張力によっ
てワイヤラッカー塗装機の方へ再び低戻されるのを防い
でいる。
キャリッジ42がそのスタート点に向かい合った終端位
置に達し、それによってワイヤが完全にローラブロック
に巻込まれ、その端部領域とともにフランジ54を介して
引張られた状態となり、かつ、押圧ローラ56で固定され
た状態になるとすぐに、キャリッジ42のガイドピボット
44が、残りの部分は詳細には図示されていないリミット
スイッチの駆動アーム58に向かって動き、これによって
敷設ビーム40の駆動が阻止され、該ビームはキャリッジ
42およびワイヤ端とともに静止し、ワイヤ端をキャリッ
ジ42から外すことができるようになる。最後に、ワイヤ
ラッカー塗装機の運転開始に先立って、ワイヤ端は図に
は示されていないラッカー塗装済ワイヤ巻取装置に供給
し、敷設ビーム40はキャリッジバンド32,34から離して
おく。
この発明に基づく自動作動ワイヤ引込み装置を使用す
る場合、ワイヤラッカー塗装機の個々の加工部は、敷設
ビーム40がキャリッジ42とともに、どのような障害もも
たらされることのないよう整備しておかなければならな
いことは自明である。特に、噴射孔形状をした、あるい
は、水を湿したフェルト片で作ったラッカー塗装手段を
ワイヤ面の一部に形成することができ、ワイヤを引込む
場合には、そのラッカー塗装手段の部分を除去するか離
しておくことができる。
ワイヤ引込み過程の後で敷設ビーム40をキャリアバン
ド32,34から離しておく代わりに、別の方法として、キ
ャリアバンド32,34が掛けられているローラの外側の部
分60から70を、所属のローラブロック10a,10bから独立
に回転できるようにし、駆動可能なローラブロック12の
ローラ60,62の部分を、敷設ビーム40を駆動するため
に、駆動可能なようにローラブロック12に結合できるよ
うにしておくことも考えられる。この場合には、ワイヤ
の引込み後、敷設ビーム40をワイヤラッカー塗装機の加
工部の外側に邪魔にならない位置に放置しておき、ロー
ラ60,62の部分をローラブロック12から結合を解除して
おく。
単一のワイヤ14の代わりに多数のワイヤを同時に、ハ
ープ状に引込む場合には、既に上述したように、対応す
る固定手段の数に応じて装備されるキャリッジ42と、そ
れに応じて変えられた切換装置46を用いるが、その変え
られたスイッチング配置により、1回転ごとのキャリッ
ジの軸方向へのずれが、ワイヤ数に対応する、ワイヤ間
隔ないしは隣接ガイドレール18の間隔の倍数となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に基づいたワイヤ引出し装置を有す
るワイヤラッカー塗装機の側面図であり、 第2図は、第1図に基づくワイヤラッカー塗装機の上部
平面図であり、 第3図は、第1図および第2図に基づくワイヤラッカー
塗装機の斜視図である。 図において、10,12はローラブロック、14はワイヤ、40
は敷設ビーム、42はキャリッジ、44はガイド要素、46は
切換装置である。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻戻装置から連続的に引出されてくるラッ
    カー塗装すべきワイヤを、離隔した2個の回転可能なロ
    ーラブロックの周りに繰返し巻付け、ワイヤが2個のロ
    ーラブロック間を走行する際にワイヤラッカー塗装機に
    よる塗装が行なわれ、最終的にはワイヤをローラブロッ
    クから外へ送り出すように構成した装置であって、 ワイヤ引込手段(30)が、ローラブロック(10、12)の
    軸に対して平行に延び、かつ2個のローラブロック(1
    0、12)の周りを巡回する敷設ビーム(40)を有してお
    り、 敷設ビーム(40)には、ローラブロックの軸に対して平
    行な方向に移動可能なキャリッジ(42)が設けられてお
    り、 キャリッジ(42)は、ワイヤ端を固定する手段を有して
    おり、 キャリッジ(42)は、その運動面から外れるように突き
    出たガイド要素(44)を有しており、 2個のローラブロック(10、12)間には、ローラブロッ
    クの軸に対して平行な方向に延び、かつ移動するガイド
    要素(44)に当接し得る位置に切換装置(46)が設けら
    れており、 切換装置(46)は、ローラブロック(10、12)上のワイ
    ヤの巻回数に対応する数のガイド溝(48)を有し、各ガ
    イド溝(48)は、キャリッジ(42)のガイド要素(44)
    を受入れて通過させるようにされており、 各ガイド溝(48)は、受入れたガイド要素(44)を、ロ
    ーラブロック(10、12)上に巻回される隣接ワイヤの軸
    方向間隔に対応する距離だけ、軸方向にずらすためのガ
    イド面(50)を有している、ワイヤラッカー塗装機用ワ
    イヤ引込装置。
  2. 【請求項2】ローラブロック(10、12)の周りに周回
    し、ワイヤ(14)の巻回領域の両側部に配設され、そこ
    に敷設ビームの両端が保持された2つのエンドレスキャ
    リア(32、34)が設けられている、請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】エンドレスキャリア(32、34)が、ローラ
    ブロックの少なくとも1つ(12)により駆動され得るよ
    うになっている、請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】エンドレスキャリア(32、34)は、ローラ
    ブロック(10a、10b、12)と同軸のローラ(60〜70)上
    を周回し、少なくとも1つのローラ(60、62)は、少な
    くとも1つローラブロック(12)とともに回転駆動され
    るようにローラブロック(12)に結合されている、請求
    項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】エンドレスキャリア(32、34)がベルト形
    状に構成されており、かつ、少なくとも1つのローラブ
    ロック(12)に設けられた突起(38)と係合する孔(3
    6)を有する、請求項2〜4のいずれかに記載の装置。
  6. 【請求項6】敷設ビーム(40)が、エンドレスキャリア
    (32、34)に脱着可能に固着されている、請求項2〜5
    のいずれかに記載の装置。
  7. 【請求項7】キャリッジ(42)が敷設ビーム(40)に脱
    着可能に固着されている、請求項1〜6のいずれかに記
    載の装置。
  8. 【請求項8】切換装置(46)が交換可能に設けられてい
    る、請求項1〜7のいずれかに記載の装置。
  9. 【請求項9】切換装置(46)のガイド面が、ガイド要素
    (44)の進行方向より見て、漏斗状に狭くなってガイド
    要素を受入れる入口領域(50)と、ガイド要素(44)を
    送り出す出口領域(52)とを含む、請求項1〜8のいず
    れかに記載の装置。
  10. 【請求項10】キャリッジ(42)によるワイヤ巻込み工
    程終了後に敷設ビーム(40)の巡回を停止させるため
    に、キャリッジ(42)が終了位置に達したことを検出す
    るリミットスイッチ(58)が設けられている、請求項1
    〜9のいずれかに記載の装置。
  11. 【請求項11】ワイヤ(14)のローラブロック(10、1
    2)上への巻取り完了後にローラブロック(12)上の最
    先のワイヤ端部をローラブロック上に保持するために、
    ローラブロック(12)の端部領域に押圧係合する押圧ロ
    ーラ(56)が設けられている、請求項1〜10のいずれか
    に記載の装置。
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