JP2668286B2 - 溶湯容器用の摺動閉鎖装置 - Google Patents

溶湯容器用の摺動閉鎖装置

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JP2668286B2
JP2668286B2 JP4507112A JP50711292A JP2668286B2 JP 2668286 B2 JP2668286 B2 JP 2668286B2 JP 4507112 A JP4507112 A JP 4507112A JP 50711292 A JP50711292 A JP 50711292A JP 2668286 B2 JP2668286 B2 JP 2668286B2
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ハインツ ホルテルマン,
アルノ ルーフエン,
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テクノメタル ゲゼルシヤフト フユール メタルテヒノロギー ミツト ベシユレンクテル ハフツング
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D41/00Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
    • B22D41/14Closures
    • B22D41/22Closures sliding-gate type, i.e. having a fixed plate and a movable plate in sliding contact with each other for selective registry of their openings
    • B22D41/24Closures sliding-gate type, i.e. having a fixed plate and a movable plate in sliding contact with each other for selective registry of their openings characterised by a rectilinearly movable plate

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は,容器と結合された底カセツトの中に固定的
に設けられている底板と,この底板に対して直線状に移
動可能な,摺動カセツトの中に設けられている摺動板と
を持ち,摺動カセツトが,底カセツトと結合された案内
装置により移動可能でありかつ底板に対する摺動板の押
圧力を生ぜしめるために出湯口に対して対称的に設けら
れた2つの締付け機構が設けられている,溶湯容器用の
摺動閉鎖装置に関する。
上位概念による摺動閉鎖装置はドイツ連邦共和国特許
第3208101号明細書に記載されている。公知の閉鎖装置
において摺動板は,摺動カセツトを形成する支持枠に挿
入されており,この支持枠は,別体の摺動往復台の一部
である。この往復台は,容器と結合されたハウジングに
取付けられた案内装置の中で案内されておりかつ定置の
底カセツトに対して移動可能である。この場合,底板と
摺動板相互の押圧力を生ぜしめるための締付け機構は摺
動往復台に組込まれている。
公知の摺動閉鎖装置には,この摺動閉鎖装置が,比較
的多数の個別部材を持つ複雑な構造を持つという欠点が
付随しており,そのことには,摺動閉鎖装置の製造及び
予備品保有のための高い出費の他に特に,摩耗部材と見
なされかつ耐火材料から成る底板及び摺動板の交換の際
の摺動閉鎖装置の取扱いに手間がかかるという欠点があ
る。公知の摺動閉鎖装置の場合は,締付け機構の解除後
に摺動往復台用の案内装置が容器に固定したハウジング
から取外されなければならず,ハウジングは部分的に解
体されなければならず,次いで往復台全体がハウジング
から取り出されてから底板及び摺動板の形の摩耗部材は
交換のために接近可能である。
別の欠点と見なされるのは,往復台に設けられた締付
け機構のために,往復台からハウジングへ又は摺動板か
ら底板への異なる位置において板相互の押圧力が変化す
ることである。これらの板の間の均一な面圧を保証する
ために,公知の摺動閉鎖装置には,摺動板又は摺動往復
台に対するこの摺動板の支持枠用の,費用のかかる係合
装置が設けられている。
比較の対象になり得る,別の構成の摺動閉鎖装置は,
フランス国特許出願公開第2308448号明細書から公知で
ある。この摺動閉鎖装置においても摺動板は摺動板保持
体の中にあり,この保持体は往復台に固定されている。
この往復台は,固定的に容器と結合された枠の中に移動
可能に案内されており,この枠自体は容器に揺動可能に
設けられている。押圧力を生ぜしめるために,この枠
は,固定的に設けられたねじ装置を介して容器と結合さ
れている。摺動閉鎖装置のこの公知の構成についても,
既に述べた欠点,即ち複雑な構造及び底板に対する摺動
板の移動の際のこれらの板の不均一な押圧力が挙げられ
る。
従つて本発明の基礎になつている課題は,上位概念に
よる摺動閉鎖装置を製造及び保守に関して簡単化し,摺
動板及び底板の交換を容易にしかつ摺動閉鎖装置の運転
の際のこれらの板相互の均一な押圧力を生ぜしめるよう
にすることである。
この課題の解決策は,本発明の有利な構成及び拡張を
含めて,この発明の詳細な説明の後にある請求の範囲の
内容から明らかになる。
本発明は,摺動カセツトが,移動軸線に対して平行に
設けられた縦辺に2つの棒状案内部分を持つており,こ
れらの案内部分が,移動軸線の両側にかつ出湯口に対し
て対称的に設けられかつ容器に固定した底カセツトと結
合された2つの案内ブロツクの中で案内されており,こ
れらの案内ブロツクが底カセツトにこの底カセツトに対
して移動可能に保持されておりかつ締付け機構を受入れ
るという根本思想に具体化される。
このことには先ず,底カセツトにおける案内ブロツク
を介した摺動カセツトの直接保持及び案内により,費用
のかかる摺動往復台を省くことができ,それによつて構
造様式が著しく簡単化されるのみならず,底板及び摺動
板の交換の際の摺動閉鎖装置の取扱いが容易にされると
いう利点が伴つている。それによつて,特に,摺動閉鎖
装置の費用のかかる機構を保守及び修理するための,い
わゆる摺動閉鎖装置修理工場を持つ必要性がなくなる。
本発明において実現される,少ない構成部材を用いた,
簡単な構造様式は,予備品のための在庫を僅かしか生ぜ
しめない。
枠,往復台などのない摺動閉鎖装置の開いた構造様式
により,摺動閉鎖装置の構成部材の,普段は必要な強制
冷却装置が省ける。なぜならば全面的に十分な放熱がで
きるからである。同時に,本発明による摺動閉鎖装置の
簡単な機械的構造により,摺動閉鎖装置の構成部材に発
生する高い温度においても非常に高い信頼性が保証され
ている。
締付け機構は案内ブロツクの中に,従つて摺動カセツ
トの移動に関係なく溶湯容器の出湯口に対して固定的に
設けられているから,底板と摺動板相互の均一な押圧力
が生じ,この場合,設定された押圧力は,耐火材料から
成る底板及び摺動板の熱膨張が極めて大きい場合にも均
一に保たれている。
更に,例えば0.5ないし5トンの溶湯量用の溶湯容器
の小さい寸法においても摺動閉鎖装置の構成部材は容器
本体の下に突き出ないので,本発明により装備した,製
鋼所における溶湯容器の取扱いが著しく改善されかつこ
の種の溶湯容器の使用が狭い真空装置においても可能で
あることは有利である。
本発明の実施例によれば,摺動カセツトが縦辺に外側
の隅の間に延びる凹所を持つており,案内部分が,凹所
によりこれらの隅に形成された支持ブロツクの間に延び
ておりかつこの範囲において案内ブロツクの案内開口を
通つて延びているようにしてある。このような構成には
こじんまりした構造様式が伴つている。なぜならば摺動
カセツトはこの摺動カセツトの大きさを越える案内部分
を持たないからである。摺動カセツトに形成された凹所
により,同時に,摺動カセツトの移動行程が定められて
おり,この場合支持ブロツクは移動の際に案内ブロツク
における制限ストツパを形成する。
本発明の好ましい実施例によれば,摺動カセツトに設
けられた案内部分は別個の案内棒として形成されてお
り,これらの案内棒は案内ブロツクの案内開口を通つて
延びている。同時に摺動カセツトは支持ブロツクにおい
て少なくとも1つの側で案内棒のうちの1つと取外し可
能に結合されている。その結果,支持ブロツクと案内棒
との少なくとも1つの結合部の解除後に摺動カセツトが
他方の案内棒により形成された軸線の周りに揺動し得る
可能性が生じるので,錠側及びヒンジ側が形成されてい
る。それによつて、底カセツト及び摺動カセツトに設け
られた底板及び摺動板へ非常に簡単に近づくことができ
有利である。それによつて,耐火板を交換するための費
用のかかる機構を省くことができ,むしろこれらの板は
非常に簡単に接近可能である。
摺動カセツトの錠側における摺動カセツトと案内棒と
の取外し可能な結合を行うために,実施例によれば,支
持ブロツクは錠側において溶湯容器とは反対側にスリツ
トを付けられており,同時に案内棒は,支持ブロツクの
寸法に一致する範囲に,スリツトの寸法より小さい相互
間隔を持つ面取り部を持つている。同時に,案内棒は錠
側において一端に拘束レバーを備えており,この拘束レ
バーは案内棒との摺動カセツトの係合位置において,摺
動カセツトに設けられた保持体に固定されている。それ
によつて,拘束レバーによる錠側における案内棒の回転
により案内棒の面取り部を支持ブロツクのスリツトと一
直線をなすようにして,摺動カセツトが支持ブロツクと
共に案内棒から開放可能にし得る可能性が非常に簡単に
生ずる。
更に確実にするために,本発明の実施例によれば,案
内棒が錠側において摺動カセツトの支持ブロツクに縦方
向に移動可能に設けられておりかつ係合位置において,
面取り部を持たない横断面が一部,支持ブロツクの中に
あるようにしてある。こうして,案内棒の間違つた回転
の際にも面取り部が支持ブロツクのスリツトを貫通する
ことができないことが保証されている。むしろこのこと
は,案内棒の事前の縦方向移動により,案内棒の,面取
りを備えた部分が支持ブロツクのスリツトの延長部と一
致する場合にしかあり得ない。
本発明の好ましい実施例によれば,案内棒及び摺動カ
セツトを保持するための両方の案内ブロツクは押圧ボル
トを介して底カセツトに保持されており,皿ばねとして
構成された締付け機構は押圧ボルトのそれぞれのボルト
頭部と案内ブロツクの間に予荷重により支持される。そ
れによつて,同時に,案内ブロツクの中で案内される摺
動カセツトも予荷重により底カセツトへ押しつけられる
ことが保証されており,そして押圧ボルトの締めトルク
又は皿ばねの交換により必要な押圧力が簡単に設定可能
である。底板と摺動板の間の必要な面圧に関して底カセ
ツトと摺動カセツトとの必要な平行性を保証するため
に,案内ブロツクは付加的に,これら案内ブロツクに設
けられた案内ピンを介して底カセツトへ保持されている
ので,底カセツトに対する摺動カセツトの傾斜が防止さ
れている。
本発明によれば,底カセツト及び摺動カセツトは,耐
火材料から成る底板及び摺動板を受入れるための開口を
持つており,この場合,本発明によれば,底板と摺動板
は同じ形状で構成されている。その結果,摺動板が必要
に応じて互いに交換可能でありかつ向きを変えられた状
態で何度も利用され得るという利点が生ずる。このこと
は特に,底板を底カセツトに合わせて構成するために特
別な部材が底板に必要でないこと及び同じことが締付け
機構に関して摺動板について適用されることによつて達
成される。
本発明の実施例によれば,底板又は摺動板として使用
可能な耐火材料製の板の厚さは底カセツト又は摺動カセ
ツトにある開口の高さより少し大きく設定されており,
この構成によつて,締付け機構を介して伝えられる所望
の面圧が専ら底板又は摺動板において実現され,そして
摺動閉鎖装置の他の部材の接触により低下せしめられな
いことが保証されている。同時に,この手段により,移
動の際に克服されるべき摩擦が減少される。なぜならば
耐火材料から成る底板及び摺動板だけが互いに摺動し合
うからである。
摺動閉鎖装置が流出スリーブを備えている限り,本発
明によれば,摺動カセツトが容器とは反対側に流出スリ
ーブの支持体用の保持体を持つており,この保持体にス
リーブ支持体が差込み継手の如く固定可能であるように
してある。同時に,摺動閉鎖装置の下面に設けられるべ
き,摺動閉鎖装置を熱作用及び溶湯飛沫から守る保護板
を支持するためにスリーブ支持体を用いることができ
る。同時に,この保護板は保持体におけるスリーブ支持
体の固定の際のスリーブ支持体用の組付け補助手段であ
り得るので,流出スリーブの簡単な交換も保証されてい
る。
図面に本発明の実施例が示されており,以下に説明さ
れる。
図1は,開放位置における摺動閉鎖装置の横断面図で
ある。
図2は,図1の対象の底面図である。
溶湯容器10について、図1には底スリーブ12付きの穴
あきれんが11と,その中に設けられた出湯口13が詳細に
示されている。摺動閉鎖装置の支持体として基板14が溶
湯容器10の底と固定的に結合されており,なるべく溶接
されており,この基板は底スリーブ12を支持している。
基板14にボルト15を介して底カセツト16が固定されて
おり,この底カセツトは,耐火材料から成る底板18を受
入れるためお開口17を持つている。
底カセツト16には出湯口13の両側に対称的に2つの案
内ブロツク19がそれぞれ1つの押圧ボルト20及び2つの
案内ピン21を介して保持されている。これらの案内ブロ
ツク19は,ボルト頭部22と案内ブロツク19の間に支持さ
れる,皿ばねとして構成された締付け機構23が設けられ
ていることによつて,保持及び案内素子19,20に沿つて
底カセツト16へ移動可能である。この場合,案内ピン21
は底カセツト16に対して案内ブロツク19を平行にする作
用をし,そのことは,これから説明するように,摺動閉
鎖装置の機構にとつて重要である。同時に,これらの案
内ピンは締付け機構23からの復帰モーメントを受けとめ
る。
案内ブロツク19は出湯口13に向かつて案内開口24を持
つており,これらの案内開口の中で案内棒25が縦方向に
移動可能である。案内棒25は,底カセツト16に対して平
行に向けられた摺動カセツト26と結合されているので,
摺動カセツト26は案内棒25を介して案内ブロツク19の中
に保持及び案内されている。
摺動カセツト26は,案内ブロツク19の方へ向いている
縦辺に凹所27を持つており,それによつて外側の隅に,
摺動カセツト26を案内棒25と結合するための支持ブロツ
ク28が形成されている。カセツト16,26の内部に設けら
れた板への接近可能性に関して,摺動カセツト26は一方
の側で案内棒25から取外し可能に設けられているので,
ここに錠側30が生じ,他方の案内棒25はヒンジ側29を形
成し,このヒンジ側を回つて摺動カセツト26は下方へ揺
動可能である。
錠側30において案内棒25は縦方向に移動可能に支持さ
れておりかつ一端に拘束レバー31を持つており,この拘
束レバーは,回転可能に設けられた案内棒25により揺動
可能でありかつ係合位置において,摺動カセツト26に形
成されたポケツト32に固定されている。
摺動カセツト26の錠側30において支持ブロツク28は溶
湯容器10とは反対側にスリツトを付けられており,案内
棒25は,支持ブロツク28の寸法に一致する範囲にわたつ
て面取り部33を持つており,これらの面取り部33の範囲
に設定された案内棒25の直径は支持ブロツク28のスリツ
トの幅より少し小さいので,スリツトと面取り部が一直
線をなして延び,案内棒25は錠側30において摺動カセツ
ト26の支持ブロツク28を貫通することができる。
摺動カセツト26は更に開口34を持つており,この開口
には摺動板35が挿入されており,この場合,底板18と摺
動板35は同じ形状を持つているので、これらの板は互い
に交換可能でありかつ向きを変えた状態で使用可能であ
る。
摺動カセツト26には更に保持体39が取付けられてお
り,この保持体に差込み継手の如くスリーブ支持体36が
固定可能であり,このスリーブ支持体は流出スリーブ37
を支持している。スリーブ支持体36に保護板38が取付け
られており,この保護板は下から溶湯の熱及び飛沫に対
して摺動閉鎖装置を保護する。図示されていないが,保
護板38はなるべく円形でありかつ2つのハンドルを備え
ることができるのが好ましく,この保護板は同時に流出
スリーブ37の交換の際のスリーブ支持体36用の組付け補
助手段である。
図面に摺動閉鎖装置の開放位置が示されており,この
開放位置において穴あきれんが11にある出湯口と,底板
18と,摺動板35と,流出スリーブ37とが互いに一直線を
なしている。摺動閉鎖装置をこの位置から閉鎖位置に変
えようとする場合は,摺動カセツト26は,図2から分か
る状態で上方へ移動せしめられてから,図示された状態
で案内ブロツク19から間隔を置いて存在する支持ブロツ
ク28が案内ブロツク19に当たる。この位置において摺動
板35は定置底板18に対して,底板の出湯口が覆われるよ
うに移動せしめられている。摺動カセツト26の移動は,
個々に示されていない機械的操作装置又は液圧操作装置
を介して行われ,その際,これに関する駆動装置は摺動
閉鎖装置から外されかつ難なく摺動閉鎖装置と結合され
得る。摺動閉鎖装置の各部材へ容易に近づくことができ
かつ費用のかかる機構が省けることによつて,移動せし
められるべき部材の重量は比較的小さいので,これらの
駆動装置の構成にそれほど費用をかける必要がない。
底カセツト16又は摺動カセツト26に挿入された耐火板
18,35を交換しようとする場合は,先ず,両方の押圧ボ
ルト20をゆるめて案内ブロツク19の範囲に予荷重がない
ようにしなければならない。次いで,錠側30において拘
束レバー31がこの拘束レバーを固定するポケツト32から
取出されかつ90度揺動せしめられ,それによつて,案内
棒25に設けられた面取り部33が支持ブロツク28のスリツ
トと一直線をなすようにされる。続いて,案内棒25の,
面取り部33を備えた部分が完全に支持ブロツク28に入り
込むまで案内棒25が軸線方向に移動せしめられる。その
後に,摺動カセツト26は反対側のヒンジ側において,そ
こにある案内棒25の周りに揺動せしめられ得るので,底
カセツト16にある開口17又は摺動カセツト26にある開口
34に挿入された板18,35に自由に近づける。交換後に,
逆の順序で摺動カセツトの閉鎖及び錠側の拘束が行わ
れ,押圧ボルト20を新たに所望の予荷重まで締めた後に
摺動閉鎖装置は新たに運転開始可能である。
以上の説明から,摺動閉鎖装置の簡単な機構は短い交
換時間しか必要とせずかつ組付け誤りは構成部材の少い
数及び簡単な相互対応によりほぼ防止されていることが
推論される。同時に,摺動閉鎖装置のヒンジ側29及び錠
側30に関する場所的状況への適合が案内棒25のヒンジ側
と錠側の交換による改造によつて簡単に可能にされる。
発明の詳細な説明,請求の範囲,要約書及び図面に開
示された本発明対象の特徴は,個々にかつ任意の相互組
合わせで種々の実施態様における本発明の実現のために
重要である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−53526(JP,A) 特公 昭62−26862(JP,B2) 特公 平1−38592(JP,B2)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器と結合された底カセツトの中に固定的
    に設けられている底板と,この底板に対して直線状に移
    動可能な,摺動カセツトの中に設けられている摺動板と
    を持ち,摺動カセツトが,底カセツトと結合された案内
    装置により移動可能でありかつ底板に対する摺動板の押
    圧力を生ぜしめるために出湯口に対して対称的に設けら
    れた2つの締付け機構が設けられている,溶湯容器用の
    摺動閉鎖装置において,摺動カセツト(26)が,移動軸
    線に対して平行に設けられた縦辺に2つの棒状案内部分
    (25)を持つており,これらの案内部分が,移動軸線の
    両側にかつ出湯口(13)に対して対称的に設けられかつ
    容器に固定した底カセツト(16)と結合された2つの案
    内ブロツク(19)の中で案内されており,これらの案内
    ブロツク(19)が底カセツト(16)にこの底カセツトに
    対して移動可能に保持されておりかつ締付け機構(23)
    を受入れることを特徴とする,溶湯容器用の摺動閉鎖装
    置。
  2. 【請求項2】摺動カセツト(26)が縦辺に外側の隅の間
    に延びる凹所(27)を持つており,案内部分(25)が,
    凹所(27)によりこれらの隅に形成された,摺動カセツ
    ト(26)の支持ブロツク(28)の間に延びておりかつこ
    の範囲において案内ブロツク(19)の案内開口(24)を
    通つて延びていることを特徴とする,請求項1に記載の
    摺動閉鎖装置。
  3. 【請求項3】摺動カセツト(26)の凹所(27)の延長部
    により摺動カセツト(26)の移動行程が定められてお
    り,支持ブロツク(28)が移動の際に案内ブロツク(1
    9)における制限ストツパを形成することを特徴とす
    る,請求項2に記載の摺動閉鎖装置。
  4. 【請求項4】摺動カセツト(26)の案内部分(25)が,
    案内ブロツク(19)に保持された案内棒として構成され
    ており,摺動カセツト(26)が支持ブロツク(28)にお
    いて少なくとも1つの案内棒(25)と取外し可能に結合
    されていることを特徴とする,請求項1ないし3のうち
    1つに記載の摺動閉鎖装置。
  5. 【請求項5】案内棒(25)が摺動カセツト(26)に対し
    て回転可能に設けられており,摺動カセツト(26)が案
    内棒(錠側30)との少なくとも1つの取外し可能な結合
    部の解除後に他方の案内棒(ヒンジ側29)の周りに揺動
    可能であることを特徴とする,請求項1ないし4のうち
    1つに記載の摺動閉鎖装置。
  6. 【請求項6】案内棒(25)が錠側(30)において一方の
    自由端に拘束レバー(31)を持つており,この拘束レバ
    ーが錠側(30)の結合位置において,摺動カセツト(2
    6)に設けられたポケツト(32)に固定されていること
    を特徴とする,請求項5に記載の摺動閉鎖装置。
  7. 【請求項7】支持ブロツク(28)が錠側(30)において
    溶湯容器(10)とは反対側にスリツトを付けられてお
    り,案内棒(25)が,支持ブロツク(28)の寸法に一致
    する範囲に,支持ブロツク(28)のスリツトの寸法より
    小さい相互間隔を持つ面取り部(33)を持つていること
    を特徴とする,請求項5又は6に記載の摺動閉鎖装置。
  8. 【請求項8】案内棒(25)が錠側(30)において摺動カ
    セツト(26)の支持ブロツク(28)に縦方向に移動可能
    に設けられておりかつ係合位置において,面取り部を持
    たない横断面が一部,支持ブロツク(28)の中にあるこ
    とを特徴とする,請求項5ないし7のうち1つに記載の
    摺動閉鎖装置。
  9. 【請求項9】両方の案内ブロツク(19)が押圧ボルト
    (20)を介して底カセツト(16)に保持されており,皿
    ばねとして構成された締付け機構(23)がそれぞれのボ
    ルト頭部(22)と案内ブロツク(19)の間に予荷重によ
    り支持されることを特徴とする,請求項1ないし8のう
    ち1つに記載の摺動閉鎖装置。
  10. 【請求項10】締付け機構(23)を持つ2つの押圧ボル
    ト(20)が出湯口(13)に対して対称的に設けられてお
    り,これらの押圧ボルト(20)の間の結合軸線が直角を
    なして摺動カセツト(26)の移動軸線と交差することを
    特徴とする,請求項9に記載の摺動閉鎖装置。
  11. 【請求項11】押圧ボルト(20)の両側で摺動カセツト
    (26)の移動軸線に対して平行に各案内ブロツク(19)
    が案内ピン(21)を介して案内及び位置決めされている
    ことを特徴とする,請求項1ないし10のうち1つに記載
    の摺動閉鎖装置。
  12. 【請求項12】底板(18)及び摺動板(35)が開口(1
    7,34)に底カセツト(16)及び摺動カセツト(26)から
    挿入可能でありかつ同じ形状を持つていることを特徴と
    する,請求項1ないし11のうち1つに記載の摺動閉鎖装
    置。
  13. 【請求項13】底及び摺動板(18,35)の厚さが,耐火
    材料から成る板(18,35)を受入れるための,底カセツ
    ト及び摺動カセツト(26)にある開口(17,34)の高さ
    より少し大きく設定されていることを特徴とする,請求
    項1ないし12のうち1つに記載の摺動閉鎖装置。
  14. 【請求項14】摺動カセツト(26)が溶湯容器(10)と
    は反対側に,摺動板(35)の下に設けられた流出スリー
    ブ(37)用のスリーブ支持体(36)の保持体(29)を持
    つており,この保持体にスリーブ支持体(36)が差込み
    継手の如く固定可能であることを特徴とする,請求項1
    ないし13のうち1つに記載の摺動閉鎖装置。
  15. 【請求項15】スリーブ支持体(36)が下端に,摺動閉
    鎖装置の下面を覆う保護板(38)を支持していることを
    特徴とする,請求項14に記載の摺動閉鎖装置。
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