JP2668096B2 - カウンター端面の仕上げ方法 - Google Patents

カウンター端面の仕上げ方法

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JP2668096B2
JP2668096B2 JP9899492A JP9899492A JP2668096B2 JP 2668096 B2 JP2668096 B2 JP 2668096B2 JP 9899492 A JP9899492 A JP 9899492A JP 9899492 A JP9899492 A JP 9899492A JP 2668096 B2 JP2668096 B2 JP 2668096B2
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JP
Japan
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counter
face
end surface
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synthetic resin
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Inventor
眞平 杉本
康時 竹内
聡史 坂
美代子 小坂
Original Assignee
株式会社イナックス
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Publication date
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗面カウンターや洗面
化粧台のカウンター部分を施工するに際して使用される
カウンター材の端面仕上げに関し、工程数が少なく且つ
簡易な方法により、美麗な端面が得られる手段を提供す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、一般の洗面カウンター20を示
す図面である。このような洗面カウンター20のカウン
ター部分21は、天然石で製作されることもあるが、高
価な天然石に代え、これと同様の外観を備えた合成樹脂
製のカウンター材により構成される場合が近年増えてい
る。
【0003】図5に示す如きカウンター材30を合成樹
脂材料で製作する場合、通常、次のような手法が採られ
ている。それは、カウンター材30を予め長めの幅寸法
に成形しておき、これを設置条件に合わせた寸法に切断
して施工するという方法である。このような手法が採用
される理由は、合成樹脂製品は、成形時の収縮により無
視出来ない寸法誤差を発生させるおそれを有するため、
設置条件に合致する寸法を得るには、切断作業によるの
が確実だからである。また、幅寸法が長めのものを用意
しておけば、汎用性が得られることも、理由の一つであ
る。
【0004】ところでカウンター材30は、一般に、図
6に示すような、基盤となる合成樹脂層32の表面を薄
い透明なゲルコート層33で覆った構造を有している。
そのため、カウンター材30の切断端面31は、合成樹
脂層32が露出するので、必ずしも美麗とは言えない。
そこで従来、図7のように、カウンター材30の切断端
面31を斜めに切削加工しておき、そこへ別途用意した
同質の外観を有する仕上板40を、図8の(A)及び
(B)に示す如く貼着したのち、カウンター材30と仕
上板40との接合部50を研磨して、外表面の均一化を
図っている。但し、カウンター材30の後縁部に設けら
れた起立部34(これを「バックガード34」と称す
る)の端面35は、上記仕上板40の貼着が難しいの
で、この部分へはゲルコート層用の材料と同質又は類似
の合成樹脂材料を筆又は刷毛等で塗布し、硬化後、余分
な部分を除去し、表面を研磨するという作業を行ってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上に述べたように、従
来のカウンター端面の仕上げ方法は、作業工数が大変多
いため、洗面カウンター等の施工に手間を要するもので
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の欠
点に鑑み、簡単な作業で美麗な端面仕上げを施すことの
できる手段を提供するものであって、その特徴とすると
ころは、表面にゲルコート層を有する合成樹脂材料から
なるカウンター材の切断端面の全体に、前記ゲルコート
層と同質又は類似の素材からなる厚みの薄い化粧材を貼
着し、該化粧材の上記カウンター材端面からはみ出した
非貼着部分を除去することである。
【0007】
【作用】本発明に係る方法は、カウンター材の切断端面
の全体に、化粧材を貼着し、カウンター材端面からはみ
出した非貼着部分を除去するだけであるから、従来より
もはるかに工数が少なく、且つ簡単な作業で、端面仕上
げ作業を完了することが可能である。
【0008】
【実施例】以下、本発明に基づき、表面にゲルコート層
を有する合成樹脂製のカウンター材に、端面仕上げを施
す手順を説明する。はじめに、図1に示す如く、所要寸
法に切断加工されたカウンター材10の切断端面11の
全体に、当該カウンター材10の表面のゲルコート層と
同質又は類似の素材からなる、厚みの薄い化粧材1を貼
着する。本実施例では、後述する切除作業を考慮して、
上記化粧材1に、カウンター材10の切断端面11より
も充分に大きい面積を有するものを使用した。つまり、
上記化粧材1は、これを準備するにあたり、従来の仕上
板のような、カウンター材10の切断端面11の形状に
合わせて製作するという配慮を全く要しない。また、上
記化粧材1は、カウンター材10におけるバックガード
12の端面12aへも貼着されるから(図2参照)、別
作業により上記端面12aへ合成樹脂を塗布するという
従来の工程は省略される。勿論、化粧材1が貼着される
カウンター材10の切断端面11を斜めに切削するとい
う作業も不要となる。
【0009】図2に示すように、化粧材1をカウンター
材10の切断端面11の全体へ貼着し終えたならば、次
に、切断端面11からはみ出した化粧材1の非貼着部分
1aを、カウンター材端面11の周縁11aに沿って切
断し除去する。これにより、図3に示す如き、端面仕上
げが施されたカウンターが得られる。最後に、必要に応
じて、カウンター材10と化粧材1との接合部13に研
磨処理を施し、表面を均一化して美観性の向上を図る。
【0010】なお、本発明は、前述した実施例に限定さ
れるのではなく、実施の態様に応じた適宜の変更や応用
を行うことを妨げるものではない。
【0011】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明によれば、従来よりも遥に工程数が少なく且
つ簡単な作業により、カウンター端面に仕上げ処理を施
すことができるから、施工能率が著しく向上する。ま
た、従来の如き仕上板に代わり、厚みの薄い化粧材を使
用するから、コストの低廉化がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る端面仕上げ方法の一実施例を示す
ものであって、カウンター材と化粧材とを示す斜視図で
ある。
【図2】本発明に係る端面仕上げ方法の途中工程を示す
ものであって、カウンター材の切断端面に化粧材を貼着
した状態を示す要部斜視図である。
【図3】本発明に基づいて端面仕上げ処理が施されたカ
ウンターを示す要部斜視図である。
【図4】一般的な洗面カウンターを正面側から見た斜視
図である。
【図5】一般的なカウンター材を示す斜視図である。
【図6】カウンター材の切断端面を示す側面図である。
【図7】従来のカウンター材の端面仕上げ方法を示すも
のであって、カウンター材の一部と仕上板とを示す斜視
図である。
【図8】従来方法により端面仕上げが施されたカウンタ
ーを示すものであって、(A)はカウンターの一部を示
す斜視図、(B)は同カウンターの一部を部分断面して
示す正面図である。
【符号の説明】
1…化粧材 1a…化粧材の非貼着部分 10…カウン
ター材 11…カウンター材の切断端面 11a…カウ
ンター材端面の周縁 12…バックガード 12a…バ
ックガードの端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小坂 美代子 愛知県知多郡武豊町大字東大高字並松8 −2 (56)参考文献 実開 昭57−125892(JP,U) 実開 昭59−44346(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にゲルコート層を有する合成樹脂材
    料からなる成形体を所要寸法に切断してカウンター材を
    製作し、当該カウンター材の切断端面の全体に前記ゲル
    コート層と同質又は類似の素材からなる厚みの薄い化粧
    材を貼着し、該化粧材の上記カウンター端面からはみ出
    した非貼着部分を除去することを特徴とするカウンター
    端面の仕上げ方法。
JP9899492A 1992-03-05 1992-03-05 カウンター端面の仕上げ方法 Expired - Lifetime JP2668096B2 (ja)

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