JP2668095B2 - 太陽熱集熱システム - Google Patents

太陽熱集熱システム

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JP2668095B2 JP4020132A JP2013292A JP2668095B2 JP 2668095 B2 JP2668095 B2 JP 2668095B2 JP 4020132 A JP4020132 A JP 4020132A JP 2013292 A JP2013292 A JP 2013292A JP 2668095 B2 JP2668095 B2 JP 2668095B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開放形集熱回路を有す
る太陽熱集熱システムの改良に係り、特に集熱用の熱媒
が蒸発に対して熱媒を補充できるようにした太陽熱集熱
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の太陽熱集熱システムは、一般的
に、太陽熱を集める集熱器と、その熱を蓄熱できる蓄熱
槽と、これらの間で熱媒を循環させる集熱回路とからな
り、前記集熱器で集めた太陽熱を集熱回路の熱媒でもっ
て蓄熱槽に運び、その熱を蓄熱槽内に蓄えるものであ
る。前記太陽熱集熱システムは、その循環回路の方式に
応じて開放形と密閉形とに分類できる。この開放形及び
密閉形の太陽熱集熱システムとも、熱媒に不凍液を使用
して集熱回路の凍結破壊を防止している。
【0003】ところで、密閉形の太陽熱集熱システム
は、集熱回路を完全に密閉したものであり、大気と接触
しないため熱媒の劣化や配管の腐食には有利であるもの
の、熱媒温度の上昇下降による体積膨張で集熱回路内の
圧力が大きく変化することや、集熱時にポンプが故障し
たりすると集熱器が空焚き状態になり、集熱器内で熱媒
が沸騰して圧力が極めて高くなり、この圧力変動に耐え
る材料を使用しなければならないという欠点がある。
【0004】これに対して、開放形の太陽熱集熱システ
ムにあっては、熱媒貯留用のタンク内で大気に開放して
いるため、このタンクにより圧力変動を吸収でき集熱回
路の圧力は低く抑えることができる。しかしながら、こ
の開放形の太陽熱集熱システムの場合、熱媒貯留用のタ
ンク内で熱媒が大気と接触するため酸化劣化しない熱媒
を使用しなければならず、しかも高温で集熱する太陽熱
集熱システムでは熱媒液の蒸発による補給が必要である
等の保守の点で問題がある。
【0005】図4は、従来の間接加熱開放形の太陽熱集
熱システムを示す系統図である。図4に示す太陽熱集熱
システム101は、太陽熱を集める集熱器102と、そ
の熱を蓄熱できる蓄熱槽103と、この蓄熱槽103の
内部に設けた熱交換器104と、前記集熱器102と前
記熱交換器104との間で熱媒を循環させる集熱回路1
05とを主な構成要素とし、これに集熱を制御する制御
系106が付加された構成となっている。また、この太
陽熱集熱システム101において、前記集熱回路105
は、熱媒貯留タンク151、熱媒強制循環用ポンプ15
2を途中に設けた配管153、及び配管154からな
り、熱媒貯留タンク151に貯留する熱媒を熱媒強制循
環用ポンプ152で吸い込み、これを加圧して強制的に
集熱器102に供給することにより集熱をし、その熱媒
を配管154、熱交換器104、熱媒貯留タンク151
と流すことにより蓄熱槽103内の蓄熱媒体に熱を供給
できるようになっている。ここで、上記集熱回路105
において使用される熱媒としては、安全性の面から、プ
ロピレングリコールを主とした水溶液を使用している。
また、前記集熱回路105における熱媒貯留タンク15
1にはオーバーフロー155が設けてあり、熱媒が膨張
したときに当該オーバーフロー155から熱媒を捨て去
る。さらに、上記集熱回路105の強制循環用ポンプ1
52は制御系106により運転制御がされる。この制御
系106は、集熱器102で集熱した後の集熱媒体の温
度を検出する高温センサー161、蓄熱槽103の蓄熱
媒体の温度を検出する低温センサー162、前記各セン
サー161,162からの検出信号に基づいて前記熱媒
強制循環用ポンプ152を運転停止する制御器163か
らなる。また、蓄熱槽103には、給水管171、水道
用減圧弁172を介して蓄熱媒体である水が供給されて
いる。この蓄熱槽103の上部から給湯管173を介し
てお湯が得られる。なお、給湯管173には逃がし弁1
74が設けてあり、この逃がし弁174からの吐き出さ
れた水は排水管175を介して捨てられるようになって
いる。
【0006】このような構成の太陽熱集熱システム10
1において、集熱器102に日射が当たると、集熱器1
02内の熱媒が加熱されるため、この温度の上昇を集熱
器102の出口の高温センサー161で検出し、この検
出信号と蓄熱槽103の下部の低温センサー162から
の検出信号との差が設定温度差以上になると制御器16
3は熱媒強制循環用ポンプ152が駆動されるように制
御する。これにより、熱媒強制循環用ポンプ152は回
転をし、熱媒を強制的に、熱媒貯留タンク151、配管
153、集熱器102、配管154、熱交換器104、
熱媒貯留タンク151と循環させることにより、蓄熱槽
103内の蓄熱媒体に熱を供給することになる。一方、
前記各検出信号の差が所定の設定温度差以下になると制
御器163は熱媒強制循環用ポンプ152を停止する。
これにより、集熱が停止し、かつ集熱器102から放熱
されることがなくなる。
【0007】このように太陽熱集熱システム101にあ
っては、間接加熱形集熱回路を採用しているため、集熱
回路105内を循環する熱媒が蓄熱槽103内の蓄熱媒
体である水と混合せずに熱交換器104によって熱交換
することから、直接貯湯水を循環させる形式のものと比
較して非常に衛生的であるという利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記間
接加熱形集熱回路を採用する太陽熱集熱システム101
の場合、集熱回路105の大気開放部分である熱媒貯留
タンク151から熱媒が蒸発してゆき次第に熱媒が減少
してしまうという欠点があった。
【0009】また、上記太陽熱集熱システム101の場
合、熱媒貯留タンク151の内部で熱媒が大気と接触す
るため酸化劣化しない熱媒を使用しなければならないと
いう欠点があった。
【0010】さらに、上記太陽熱集熱システム101で
は、蓄熱媒体が水ということもあって一般に100〔度
C〕より低い温度で集熱をしているが、プロピレングリ
コールの沸点が水と比較して非常に高いこともあってプ
ロピレングリコール水溶液を集熱器102で加熱する
と、熱媒貯留タンク151内で水溶液の中から最初に水
分が蒸発してその濃度が濃くなる。そこで、熱媒の蒸発
した分をプロピレングリコール水溶液をもって補充する
と、熱媒の濃度が補充を繰り返す度に濃くなることにな
ってしまう不都合が発生し、保守上に問題がある。
【0011】本発明の目的は、上述した点に鑑み、開放
形集熱回路の利点を生かすとともに、熱媒の蒸発による
減少を補充して保守の間隔を長くできる太陽熱集熱シス
テムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の太陽熱集熱システムは、太陽熱を集める集
熱器と、その熱を蓄熱できる蓄熱槽と、この蓄熱槽の内
部に設けた熱交換器と、前記集熱器と前記熱交換器との
間で熱媒を循環させる集熱回路とを備えた太陽熱集熱シ
ステムにおいて、前記集熱回路の経路中に設けた熱媒貯
留タンク内の熱媒が低減したときに、熱媒を熱媒貯留タ
ンクに補充する熱媒補給手段を設け、前記熱媒補給手段
は、熱媒を貯留する熱媒補給タンクを設けるとともに、
この熱媒補給タンクの下部を、熱媒補給タンクから熱媒
貯留タンクに向かってのみ熱媒を流す逆止弁を介して熱
媒貯留タンクに接続してなり、前記熱媒補給タンクは、
そのオーバーフロー口の下部を熱媒体貯留用タンクの運
転時の熱媒液体レベルに合わせて配置してなることを特
徴とするものである。
【0013】このときに、上記熱媒補給タンクは、その
オーバーフロー口より上部に蓄熱槽の逃がし弁から排出
される膨張水を導入する配管でもって接続することが望
ましい
【0014】
【作用】上記構成による太陽熱集熱システムによれば、
熱媒貯留タンク内の熱媒が低減したときに、熱媒を熱媒
貯留タンクに補充できる熱媒補給手段を設け、熱媒補給
手段は、熱媒補給タンクから熱媒貯留タンクに逆止弁を
有する配管で連通し、熱媒補給タンクは、そのオーバー
フロー口の下部を熱媒体貯留用タンクの運転時の熱媒液
体レベルに合わせて配置しているので、熱媒貯留タンク
内の熱媒が加熱により蒸発して液レベルが低下しても、
常に、熱媒貯留タンク内の熱媒の減少したときに逆止弁
の作用により熱媒補給タンクから熱媒貯留タンクに熱媒
の補充を過不足なく行うことができ、集熱回路内の熱媒
の低減、濃縮を防止できる
【0015】
【実施例】以下、本発明について図示の実施例に基づい
て説明する。図1は、本発明の太陽熱集熱システムの実
施例を示す系統図である。図1において、太陽熱集熱シ
ステム1は、太陽熱を集める集熱器2と、その熱を蓄熱
できる蓄熱槽3と、この蓄熱槽3の内部に設けた熱交換
器4と、前記集熱器2と前記熱交換器4との間で熱媒を
循環させる集熱回路5と、集熱を制御する制御系6と、
蓄熱槽3内から蓄熱した熱を取り出す熱取出し回路7
と、集熱回路5内に低減した熱媒量を補充する熱媒補給
手段8とからなる。
【0016】ここで、この太陽熱集熱システム1では、
前記集熱回路5は、熱媒貯留タンク51と、熱媒強制循
環用ポンプ52を途中に設けた往配管53と、集熱した
熱媒を熱交換器4に導く復配管54とを有し、熱媒貯留
タンク51に貯留する熱媒を熱媒強制循環用ポンプ52
で吸い込み、その吸い込んだ熱媒を熱媒強制循環用ポン
プ52で加圧して強制的に集熱器2に供給して集熱を
し、その熱媒を復配管54、熱交換器4、熱媒貯留タン
ク51と流すことにより蓄熱槽3内の蓄熱媒体に熱を供
給できるようになっている。また、上記集熱回路5にお
いて使用される熱媒としては、従来装置と同様に、プロ
ピレングリコールを主とした水溶液を使用している。前
記集熱回路5における熱媒貯留タンク51にはオーバー
フロー55が設けてあり、熱媒が膨張したときに当該オ
ーバーフロー55から熱媒を捨て去る。
【0017】さらに、この集熱回路5には、本発明の構
成要素であるところの、熱媒補給手段8が設けてある。
この熱媒補給手段8は、集熱回路5の経路中に設けた熱
媒貯留タンク51の内部の熱媒が低減したときに、所定
の熱媒を熱媒貯留タンク51に補充できる。この熱媒補
給手段8は、熱媒補給タンク81が設けてあり、その熱
媒補給タンク81の底部は逆止弁82を有する配管83
でもって熱媒貯留タンク51の底部に連通されている。
熱媒補給タンク81には、熱媒貯留タンク51の通常の
熱媒の貯蔵レベルに合わせてオーバーフロー口84が設
けてあり、このオーバーフロー口84に排水管85が接
続されている。
【0018】また、上記集熱回路5の強制循環用ポンプ
52は制御系6により運転制御がされる。この制御系6
は、集熱器2で集熱した後の集熱媒体の温度を検出する
高温センサー61、蓄熱槽3の蓄熱媒体の温度を検出す
る低温センサー62、前記各センサー61,62からの
検出信号に基づいて前記強制循環用ポンプ52を運転停
止する制御器63からなる。
【0019】また、蓄熱槽3には、熱取出し回路7が接
続されている。この熱取出し回路7は、給水管71、水
道用減圧弁72を介して蓄熱媒体である水が蓄熱槽3に
供給されるとともに、この蓄熱槽3の上部から給湯管7
3を介してお湯を取り出せるようにしてある。なお、給
湯管73には逃がし弁74が設けてあり、この逃がし弁
74からの吐き出された水は、排水管75を介して熱媒
補給タンク81に供給されるようにしてある。
【0020】このように構成された実施例を作用を図1
を参照しながら説明する。集熱器2に日射が当たると、
集熱器2内の熱媒が加熱される。この熱媒の温度の上昇
は集熱器2の出口の高温センサー61で検出される。高
温センサー61で検出された検出信号は、制御器63に
入力される。また、蓄熱槽3の内部の蓄熱媒体の温度
は、低温センサー62により検出される。制御器63
は、高温センサー61からの検出信号と低温センサー6
2からの検出信号との差が、所定の設定温度差以上にな
ると、熱媒強制循環用ポンプ52が運転駆動する。この
強制循環用ポンプ52の回転により、熱媒は、熱媒貯留
タンク51、往配管53、集熱器2、復配管54、熱交
換器4、熱媒貯留タンク51と強制的に循環させられる
ことになり、熱交換器4で熱媒をもって集熱した熱エネ
ルギーを蓄熱槽3内の蓄熱媒体に与えることになる。一
方、前記各センサー61,62からの検出信号の差が所
定の設定温度差以下になると制御器63は熱媒強制循環
用ポンプ52を停止する。これにより、集熱が停止し、
かつ蓄熱槽3に蓄熱した熱が集熱器2から放熱されな
い。
【0021】ところで、熱媒貯留タンク51は、必要な
熱媒が蓄えられるとともに、空焚き時に戻ってくる熱媒
を保持しておく。
【0022】また、蓄熱槽3の内部の蓄熱媒体(温水)
は、熱交換器4で加熱されるときに、逃がし弁74・排
水管75を介して排出される。この排水管75を介して
排出された水は、熱媒補給タンク81に供給される。熱
媒補給タンク81に供給された水は、ある一定以上溜ま
ると、オーバーフロー口84から排水管85を介して機
外に排出される。したがって、正常に運転されていると
きには、毎日供給されることになるが、通常、熱媒側に
補給する必要がないのでほとんど捨てられることにな
る。
【0023】一方、熱媒貯留タンク51は、集熱の温度
によって毎日少量の水分のみが熱媒から蒸発している。
熱媒貯留タンク51から大気に向けて熱媒の水分が蒸発
して熱媒貯留タンク51の内部の熱媒液面が低下し、熱
媒貯留タンク51と熱媒補給タンク81との圧力差が逆
止弁82を開放する圧力差になると、熱媒補給タンク8
1の内部の水は逆止弁82・配管83を介して熱媒貯留
タンク51に供給される。そして、両タンク51,81
の液面がほぼ同一になったときに、両タンク51,81
の圧力差がなくなり、逆止弁82が閉じることになる。
【0024】このように、2〜3週間から5〜6ケ月に
一度程度(使用の条件により異なるが)、自動的に熱媒
補給タンク81から熱媒貯留タンク51に水が補給され
続けることができる。
【0025】また、太陽熱集熱システム1が空焚きして
集熱器2の内部の熱媒が熱媒貯留タンク51に戻ってき
て、熱媒貯留タンク51の熱媒液面が上昇しても、熱媒
貯留タンク51内の熱媒は逆止弁82により熱媒補給タ
ンク81側に流れ込むことはない。
【0026】この実施例によれば、開放形集熱回路の利
点を生かしつつ、熱媒の濃縮を防止でき、保守の簡易化
が可能になる。
【0027】図2及び図3は、本発明の他の実施例を示
す図であり、図2が全体構成を示し、図3がタンク部の
詳細を示すものである。図における他の実施例の太陽熱
集熱システム1aでは、熱媒補給手段8aは次のように
構成されている。すなわち、熱媒貯留タンク51aの直
上部に熱媒補給タンク81aを一体的に設け、これらタ
ンク51a,81aを制御弁86のある配管87で連通
する。また、熱媒貯留タンク51aの内部の所定位置に
熱媒液体レベルを検出する熱媒レベルセンサー(熱媒レ
ベルスイッチ)88を設け、かつ熱媒レベルスイッチ8
8からの検出信号を制御系6の制御器63aに入力す
る。制御器63aは、前記検出信号に応じて制御弁86
を開閉制御する。また、熱媒貯留タンク51aにはオー
バーフロー55aが設けてあり、熱媒補給タンク81a
にはオーバーフロー口84aから溢れた水を排水する排
水管85により排出するようになっている。上記他の実
施例は、上述した点が異なるだけであり、他の構成は第
一実施例と同様であるので説明を省略する。
【0028】この実施例によれば、熱媒貯留タンク51
aの熱媒のレベルが減少すると、これが熱媒レベルスイ
ッチ88で検出されて制御器63aに入力される。制御
器63aは、上記制御弁86を開放制御する。これによ
り、熱媒補給タンク81aから水が配管87を通して熱
媒貯留タンク51aに供給される。熱媒貯留タンク51
aに水が供給された熱媒の液レベルが上昇すると、これ
が熱媒レベルスイッチ88で検出されることになり、こ
れが制御器63aに入力される。これにより、制御器6
3aは制御弁86を閉鎖制御し、熱媒補給タンク81a
から熱媒貯留タンク51aの水の供給を停止させる。
【0029】上述した他の実施例によっても上記第一の
実施例と同様な作用効果を奏することになる。また、上
記他の実施例によると、熱媒補給タンク81aのレベル
調整が簡単になる。
【0030】なお、上記他の実施例では、熱媒貯留タン
ク51aと熱媒補給タンク81aとを一体的に構成した
が、これは別体であってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の太陽
熱集熱システムによれば、熱媒補給手段として、熱媒補
給タンクから熱媒貯留タンクに向かって流れる逆止弁を
介して熱媒貯留用タンクに接続し、熱媒補給タンクを、
そのオーバーフロー口の下部を熱媒体貯留用タンクの運
転時の熱媒液体レベルに合わせて配置したので、熱媒の
補給に特別な動力を必要とせず、熱媒の低減分を熱媒貯
留タンクに過不足なく補充することができとともに、熱
媒が蒸発しても、これを常に供給できるようにしてある
ので、保守が簡単になる他、熱媒の濃度上昇がないので
熱媒の循環量の不足、腐食性能の変化等を一定に維持し
ておくことができる。
【0032】請求項2記載の太陽熱集熱システムによれ
ば、熱媒補給タンクは、そのオーバーフロー口より上部
に蓄熱槽の逃がし弁から排出される膨張水を導入する配
管でもって接続してなるので、請求項1の効果に加え
て、熱媒の補充が確実にできる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽熱集熱システムの一実施例を示す
全体系統図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す全体系統図である。
【図3】上記他の実施例の要部を示す図である。
【図4】従来の太陽熱集熱システムを示す系統図であ
る。
【符号の説明】
1 太陽熱集熱システム 1a 太陽熱集熱システム 2 集熱器 3 蓄熱槽 4 熱交換器 5 集熱回路 6 制御系 7 熱取出し回路 8 熱媒補給手段 51 熱媒貯留タンク 51a 熱媒貯留タンク 53 往配管 54 復配管 55 オーバーフロー 61 高温センサー 62 低温センサー 63 制御器 74 逃がし弁 75 排水管 81 熱媒補給タンク 81a 熱媒補給タンク 82 逆止弁 83 配管 84 オーバーフロー口 85 排水管 86 制御弁 87 配管 88 熱媒レベルスイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽熱を集める集熱器と、その熱を蓄熱
    できる蓄熱槽と、この蓄熱槽の内部に設けた熱交換器
    と、前記集熱器と前記熱交換器との間で熱媒を循環させ
    る集熱回路とを備えた太陽熱集熱システムにおいて、 前記集熱回路の経路中に設けた熱媒貯留タンク内の熱媒
    が低減したときに、熱媒を熱媒貯留タンクに補充する熱
    媒補給手段を設け、前記熱媒補給手段は、熱媒を貯留す
    る熱媒補給タンクを設けるとともに、この熱媒補給タン
    クの下部を、熱媒補給タンクから熱媒貯留タンクに向か
    ってのみ熱媒を流す逆止弁を介して熱媒貯留タンクに接
    続してなり、前記熱媒補給タンクは、そのオーバーフロ
    ー口の下部を熱媒体貯留用タンクの運転時の熱媒液体レ
    ベルに合わせて配置してなることを特徴とする太陽熱集
    熱システム。
  2. 【請求項2】 前記熱媒補給タンクは、そのオーバーフ
    ロー口より上部に蓄熱槽の逃がし弁から排出される膨張
    水を導入する配管でもって接続してなることを特徴とす
    る請求項1記載の太陽熱集熱システム。
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