JPS5838930Y2 - 太陽熱温水装置 - Google Patents

太陽熱温水装置

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Publication number
JPS5838930Y2
JPS5838930Y2 JP1981020474U JP2047481U JPS5838930Y2 JP S5838930 Y2 JPS5838930 Y2 JP S5838930Y2 JP 1981020474 U JP1981020474 U JP 1981020474U JP 2047481 U JP2047481 U JP 2047481U JP S5838930 Y2 JPS5838930 Y2 JP S5838930Y2
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JP
Japan
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water
pipe
water supply
vacuum double
hot water
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Application number
JP1981020474U
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JPS57134550U (ja
Inventor
俊雄 御器谷
広達 竹内
Original Assignee
日東工器株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日東工器株式会社 filed Critical 日東工器株式会社
Priority to JP1981020474U priority Critical patent/JPS5838930Y2/ja
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Publication of JPS5838930Y2 publication Critical patent/JPS5838930Y2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、凍結と空焚きを防止した太陽熱温水装置に
関するものである。
省エネルギーが叫ばれている今日においては、給湯用や
暖房用などに各種の太陽熱温水器が広く用いられている
この太陽熱温水器の1つとして、透明外管と集熱内管と
からなる有底の真空二重集熱管を用いたものがあるが、
この真空二重集熱管を用いた太陽熱温水器にあっては、
集熱内管の内部に加熱媒体たる水を収容するようになっ
ていることから、この集熱内管内が満杯状態にあるとき
に外気温が下がり、その水が凍結するに至ると、その体
積の増大により真空二重集熱管を破壊するおそれがあっ
た。
これを防止するための手段として、加熱媒体である水に
不凍結剤を混入する手段があるが、この場合には用途が
熱交換型の太陽熱温水器に限られ、応用範囲を非常に限
定することになる上、配管材料などの寿命の上からも好
ましいとは云えない。
また、外気温の低下時に真空二重集熱管の破壊を防止す
る他の手段として、外気温の低温時に水を循環するポン
プを作動する手段もあるが、ポンプの駆動電力が無駄と
なり、決して好ましい手段とはならない。
そこで、低温時の真空二重集熱管の破壊を防止するため
に、真空二重集熱管内の水を全部抜き取る手段が講じら
れているが、外気温の上昇に先だち真空二重集熱管への
給水を忘れると、外気温が上昇したときに真空二重集熱
管が空焚き状態となリ、この状態で冷水を給水した場合
、集熱内管の内外面に大きな温度差を生じて真空二重集
熱管が破壊するおそれがある。
以上のように、従来の有底の真空二重集熱管を用いた太
陽熱温水器においては、真空二重集熱管の凍結と空焚き
を防止できるようにした有効な手段はなく、このためこ
の種の太陽熱温水器の利用範囲を狭めていた。
この考案は、上記の点に鑑み、有底の真空二重集熱管の
凍結と空焚きを自動的に防止できるようにし、太陽熱温
水器の利用価値を一層高揚させるようにまた太陽熱温水
装置を提供するものである。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図において、1は一端を閉じ他端を開口させた透明
外管2と集熱内管3とからなる有底の真空二重集熱管で
、この有底の真空二重集熱管1を複数並設して温水生成
部を構成している。
そして、温水生成部を構成する各真空二重集熱管1は、
屋上あるいは屋根に固定した設置フレーム(図示省略)
にその口部4を上部とし、またその底部5を下部として
適宜傾斜した状態で支持されるものであり、この傾斜角
度は図示はしないが、所要の傾斜角度に調節可能としで
ある。
6は各真空二重集熱管1の集熱内管3内に挿入した集熱
内管3内に水を供給する給水管であり、この給水管6の
一端の吐水ロアは集熱内管3内においてすでに生成され
た温水と供給した水との混流を防ぐために、そして後述
の手段により集熱内管3内の水を排出するために、集熱
内管3内の下部の底部5付近に開口しており、他端は給
水ヘッダー8に接続連通している。
9は各真空二重集熱管1の集熱内管3内に挿入した集熱
内管3内で生成された温水を導く温水導管であり、この
温水導管9の一端の吸入口10は集熱内管3内で生成さ
れその比重差により上部の口部4付近に上昇した温水を
導くために、集熱内管3の上部の口部4付近に開口して
あり、他端は温水集収ヘッダー11に接続連通している
なお、12は真空二重集熱管10口部4を塞ぐキャップ
、13は真空二重集熱管1の口部4付近を囲む断熱材に
より形成したカバーである。
14は各真空二重集熱管1の底部5の下端よりも下方に
位置させて取り付ける温水タンクであり、この温水タン
ク14は断熱材15により形成されている。
16は温水タンク14の底部寄りの位置に開口した水の
供給口であり、この供給口16には温水タンク14内へ
水を供給する供給管17が接続されており、この供給管
17はその他端を水道管などに接続するものであり、適
宜な位置に供給バルブ18を備えている。
19は温水タンク14の底部付近に開口した温水の取出
口であり、この取出口19には温水タンク14内の温水
を取り出し取出管20が接続されており、この取出管2
0は適宜な位置に取出バルブ21を備えている。
なお、22は温水タンク14の上部に設けた連通管であ
り、温水タンク14の内部と外部とを連通させるための
ものである。
23は各真空二重集熱管1の口部4の上端よりも上方に
位置させて取り付ける補助タンクであり、この補助タン
ク23は断熱材24により形成されている。
この補助タンク23は、その上部付近には水の給水口2
5を開口するとともに、その底部には水の流出口26を
開口している。
そして、補助タンク23は、後述する構成により補助タ
ンク23内に少なくとも各真空二重集熱管1の集熱内管
3内を満杯とするのに必要な水量を保有し得る容積を有
している。
なお、27は補助タンク23の上部に設けた連通管であ
り、補助タンク23の内部と外部とを連通させるための
ものである。
28は各真空二重集熱管1の底部5の下端よりも下方に
位置させて取り付ける切換バルブユニットであり、それ
ぞれ正常作動側回路aと異常体止側回路すとを同時に切
り換える二連の切換バルブ29 a 、29 bを備え
ている。
30は温水タンク14と補助タンク23とを接続連通す
る第一給水配管であり、その一端の流入口31は温水タ
ンク14の底部付近に開口しており、またその他端は補
助タンク23の給水口25に接続した補助給水配管32
と接続している。
33は補助タンク23と切換バルブユニット28とを接
続連通ずる第二給水配管であり、その一端は補助タンク
23の流出口26に接続した流出配管34と接続してお
り、またその他端は切換バルブユニット28の一方の切
換バルブ29 aと接続している。
35は切換バルブユニット28と各真空二重集熱管1の
集熱内管3内に挿入した給水管6とを接続連通ずる給排
水配管であり、その一端は切換バルブユニット28の他
方の切換バルブ29 bと接続しており、またその他端
は給水ヘッダー8を介して給水管6と接続している。
そして、第二給水配管33と給排水配管35とを切換バ
ルブユニット28の正常作動側回路aにそれぞれ位置し
た各切換バルブ29a。
29 bを介して連通ずるようにしている。
したがって、補助タンク23と各真空二重集熱管1の下
部の底部5とは、切換バルブユニット28を介在させて
第二給水配管33、給排水配管35、給水ヘッダー8お
よび給水管6で接続連通することになる。
また、各切換バルブ29 a 、29 bが異常体止側
回路すにそれぞれ切り換わると、第二給水配管33と給
排水配管35との連通は遮断され、第二給水配管33の
切換バルブユニット28側の端部は一方の切換バルブ2
9 aにより閉じられ、そして給水排水配管35の切換
バルブユニット28側の端部は異常体止側回路すに切り
換わった他方の切換バルブ29 bを介してドレイン管
36と連通ずるようにしている。
37は温水タンク14内の上部に開口したドレイン管3
6の排出口である。
なお、ドレイン管36の排出口37を温水タンク14の
内部と外部との2個所に設け、適宜な切換バルブ(図示
省略)を設けて、集熱内管3内の水の排出を温水タンク
14の内部と外部とに切り換えるように構成することも
可能である。
38は真空二重熱管1の集熱内管3内に挿入しした温水
導管9と温水タンク14とを接続連通する温水送水配管
であり、その一端は温水集収ヘッダー11を介して温水
導管9と接続しており、またその他端の温水吐出口39
は温水タンク14内の上部に開口している。
40は第一給水配管30に設けたポンプであり、温水タ
ンク14内の加熱媒体である水を補助タンク23、真空
二重集熱管1、温水タンク14へと強制循環させるため
のもので、温水タンク14に近接した適宜位置に設けで
ある。
41は第一給水配管30に設けた第一逆止弁であり、ポ
ンプ40により送り出された水の逆流を防ぐもので、ポ
ンプ40に近接した適宜位置に設けである。
ここで、第一給水配管30から第二給水配管33へ水を
送る過程において、補助タンク23内に集熱内管3のす
べてを満杯とするのに必要な水量を予備水として保有し
維持させる機構の構成について説明する。
42はポンプ40により温水タンク14から第一給水配
管30、補助給水配管32を介して補助タンク23内に
供給される水の満水レベルを検知するボールタップであ
り、補助タンク23内に供給された水が満水レベルに達
したことを検知すると給水口25を閉じて水の供給を停
止し、また補助タンク23内の水が満水レベルより下が
ったことを検知すると給水口25を開いて水を補助タン
ク23内に供給するようにしたものである。
ここにおいて、補助タンク23内の満水レベルは、各集
熱内管3のすべてが空の状態のときにこのすべての各集
熱内管3内を満杯とするのに必要な量の水を予備水とし
て保有し維持させる水面レベルの部位である。
43は第一給水配管30と第二給水配管33とを接続連
通ずるバイパス配管である。
44は補助給水配管32に設けたオリフィスなどの絞り
弁であり、第一給水配管30からの補助タンク23内へ
の水の供給量を調節するものである。
すなわち、第一給水配管30からの水の流量を、補助タ
ンク23内へ供給される水の流量とバイパス配管43を
流れる水の流量とに適宜調節するものである。
そして、この絞り弁44による補助タンク23内への水
の供給量の調節は、絞り弁44の開度を調節することに
より行ない、補助タンク23内に満水レベルの水を保有
させるような開度に設定するもので、補助タンク23の
流出口26から流出する水の量よりも多量の水が給水口
25から補助タンク23内に入るような開度に設定し、
常に補助タンク23内に満水レベルの水を予備水として
保有し維持させるようにしている。
また、この絞り弁44の開度の設定は、太陽熱温水装置
の規模の大小によって予め設定しておくものである。
45はバイパス配管43に入った水が流出配管34から
補助タンク23内へ逆流するのを防ぐ第二逆止弁である
以上のように、ボールタップ42、バイパス配管43、
絞り弁44および第二逆止弁45は補助タンク23内に
予備水を保有し維持させるための機構を構成しているが
、この機構は第2図に示すように構成してもよいもので
ある。
すなわち、一端を第一給水配管30に接続した補助給水
配管32の他端の給水口25を補助タンク23の底部に
開口し、また一端を第二給水配管33に接続した流出配
管34の他端の流出口26を補助タンク23内に少なく
とも各集熱内管3のすべてが空の状態のときにこのすべ
ての各集熱内管3内を満杯とするのに必要な量の水を予
備水として保有し維持させる水面レベルの部位に開口し
、さらに第一給水配管30と第二給水配管33とを接続
連通ずるバイパス配管43に絞り弁44を設けたもので
ある。
46は外気温を検知して切換バルブユニット28の各切
換バルブ29 a 、29 bをそれぞれ正常作動側回
路aと異常体止側回路すのいずれかの回路への切り換え
を誘起する温度センサーで、たとえば水の凍結する直前
の温度(2〜4℃)を設定し、外気温が設定温度以下と
なったとき温度センサー46がこれを検知すると、切換
バルブユニット28の各切換バルブ29 a 、29
bが異常体止側回路すにそれぞれ切り換わり、また外気
温が設定温度以上となったとき温度センサー46がこれ
を検知すると、各切換バルブ29 a 、29 bが正
常作動側回路aにそれぞれ切り換わるものである。
この温度センサー46による外気温の検知により切換バ
ルブユニット28の各切換バルブ29 a 、29 b
の切り換えを誘起させる具体的な実施の一例を説明すれ
ば、ダイヤフラムまたはベローズを用い、内に気体また
は液体を封入し、温度変化による気体などの体積変化を
利用し、その変化をストロークの変化に伝え、各切換バ
ルブ29 a 、29 bの切り換えを誘起させるよう
にしてもよく、その他各切換バルブ29 a29 bの
切り換えを誘起できるものであればとくに限定されるも
のでなく、各種の温度センサー46を利用することがで
きるものである。
なお、この実施例においては、温度センサー46で外気
温を検知するようになっているが、温度センサー46を
真空二重集熱管1の集熱内管3内に設け、集熱内管3内
の管内温度を検知するようにしてもよい。
ここにおいて、切換バルブユニット28の取付位置は、
温度センサー46の外気温の検知により切換バルブユニ
ット28の各切換バルブ29 a 、29 bが第二給
水配管33と給排水配管35との連通を遮断する異常体
止側回路すに切り換わったとき、集熱内管3内の水を水
頭差によるサイフオン効果により給水管6、給水ヘッダ
ー8、給排水配管35、ドレイン管36を介して温水タ
ンク14内に排出するために、集熱内管3の底部5と適
宜な水頭差△H1を保持した真空二重集熱管1の底部5
の下端より下方位置であるとともに、ドレイン管36の
排出口37である温水タンク14内の上部と適宜な水頭
差△H2を保持した温水タンク14の上端より上方位置
とする。
なお、切換バルブユニット28の取付位置は、前記実施
例に限定されるものではなく、少なくとも真空二重集熱
管1の底部5の下端より下方であればよい。
この場合は、切換バルブユニット28とドレイン管36
の排出口37との間に適宜な水頭差△H2を保持させて
適宜な位置に開口させればよい。
ここで、温水タンク14内の水を収容量について説明す
ると、温水タンク14内の満水レベルは、温水タンク1
4内の上部に必要最少限度の空間を残す部位であり、こ
の満水レベルは適宜な手段により外部から検知できるよ
うに構成しておく。
温水タンク14内の満水レベルを温水タンク14内の上
部に必要最少限度の空間を残す部位にしたのは、温度セ
ンサー46の外気温の検知により各集熱内管3内の水を
排出する際に温水タンク14内の上部に開口した温水送
水配管38を介して各集熱内管3内を空気導通させるた
めであり、とくに実施例で示すようにドレイン管36の
排出口37を温水タンク14内に開口した場合は、温水
タンク14内の満水レベルの上部に残した空間は少なく
とも満杯状態にある各集熱内管3内の水を収容できる空
間とする。
つぎに、この考案の作用を説明する。
まず、この考案に係る太陽熱温水装置における加熱媒体
である水の循環について説明する。
水の循環の前提として、外気温が氷の凍結温度よりも高
い温度の場合であることは当然であり、温度センサー4
6により切換バルブユニット28の各切換バルブ29
a 、29 bは正常作動側回路aにそれぞれ位置し、
第二給水配管33と給排水配管35とは連通した状態と
なっている。
また、補助タンク23内に予備水を保有し維持させる機
構を構成する絞り弁44の開度をその太陽熱温水装置の
規模に応じて設定しておく。
そこで、まず供給バルブ18を開いて供給管17から温
水タンク14内に水を供給する。
つぎに、ポンプ40を作動させると、温水タンク14内
に供給された水は、ポンプ40で加圧されて第一逆止弁
41.第一給水配管30を上昇して補助給水配管32と
バイパス配管43に分岐する。
バイパス配管43に流入した水は、流出配管34に設け
た第二逆止弁45により補助タンク23内へは流入せず
に第二給水配管33に流入する。
一方、補助給水配管32に流入した水は、絞り弁44、
給水口25を経て補助タンク23内に流入する。
ここで、補助給水配管32に設けた絞り弁44の開度は
、補助タンク23内の底部に開口した流出口26から流
出する水の量よりも多量の水が給水口25から補助タン
ク23内に流入するような開度に設定しているので、補
助タンク23内には水が除々に貯留する。
補助タンク23内に流入した水が貯留して満水レベルに
達すると、これをボールタップ42が検知して給水口2
5を閉じて補助タンク23内への水の供給を停止する。
しかして、このときは第一給水配管30を上昇した水は
すべてバイパス配管43に流入することになる。
また、補助タンク23の底部に開口した流出口26から
は水が流出しているので、補助タンク23内に貯留した
水の水位は除々に下がる。
そして、ボールタップ42が補助タンク23内に貯留し
た水が満水レベルより下がったことを検知すると、給水
口25を開いてまた水を補助タンク23内に供給するよ
うにしている。
すなわち、ボールタップ42の検知により給水口25の
開閉を繰り返して補助タンク23内には常に予備水を保
有し維持することになる。
さて、補助タンク23の流出口26から流出した水は、
バイパス配管43からの水と合流して第二給水配管33
に流入し、第二給水配管33に流入した水は切換バルブ
ユニット28における各切換バルブ29 a 、29
bの正常作動側回路aおよび給排水配管35を経て給水
ヘッダー8に流入し、そして各真空二重集熱管1の集熱
内管3内に挿入した給水管6から各集熱内管3内の下部
の底部5に流入する。
各集熱内管3内が水で満たされると、ついで水は各集熱
内管3の上部の口部4付近に吸入口10を開口した温水
導管9を経て温水集取ヘッダー11に流入し、そして温
水送水配管38を経て温水タンク14の上部に開口した
温水吐出口39から温水タンク14内に流入する。
温水タンク14内に供給管17から供給された水は、前
記の循環を繰り返しながら除々に温水タンク14内に貯
留する。
そして、温水タンク14内に貯留した水が温水タンク1
4内の満水レベルに達したら、供給管17の供給バルブ
18を開して温水タンク14内への水の供給を止める。
したがって、水は温水タンク14、補助タンク23およ
び各集熱内管3内がそれぞれ満たされた状態でポンプ4
0により循環する。
つぎに、日射時の温水生成について説明すると、水は前
記のようにポンプ40により循環しており、この循環中
の各集熱内管3内において太陽の日射により温められる
そして、日射中の循環の繰り返しにより温水タンク14
内の水の温度は除々に上昇して温水となる。
このようにして生成された温水を温水タンク14から取
り出す場合については、まずポンプ40の作動を停止し
、つぎに取出管20に設けた取出バルブ21を開いて温
水タンク14内から温水を取り出す。
前記のようにして温水が生成されかつ取り出されるもの
であり、つぎにとくに冬季夜間などにおいて外気温が低
下した場合について説明する。
通常、夜間はポンプ40を停止しているので水は循環し
ていない状態であり、また温水タンク14内から温水を
取り出しても、補助タンク23内には予備水が残留して
いるとともに、各集熱内管3内も満杯状態にある。
この状態で外気温が低下し、集熱内管3内の水が凍結す
ると、水の凍結による体積の膨張により真空二重集熱管
1が破壊してしまう。
この考案は、外気温が水が凍結する温度に近づくと、温
度センサー46がこれを検知し、切換バルブユニット2
8の各切換バルブ29 a 、29 bが正常作動側回
路aから異常体止側回路すにそれぞれ自動的にかつ同時
に切り換わる。
この各切換バルブ29 a 、29 bの異常体止側回
路すへの切換わりにより第二給水配管33と給排水配管
35とは遮断され、第二給水配管33の切換バルブユニ
ット28側の端部は一方の切換バルブ29 aにより閉
鎖され、そして給排水配管35の切換バルブユニット2
8側の端部は異常体止側回路すに切り換わった他方の切
換バルブ29bを介してドレイン管36に接続連通する
しかして、このとき給排水配管35の切換バルブユニッ
ト28側の先端部と各真空二重集熱管1の下部の底部5
との間の水頭差△H1の存在によりサイフオン効果が働
き、各真空二重集熱管1の集熱内管3内の水は、その下
部の底部5付近に吐水ロアを有する給水管6から給水ヘ
ッダー8、給排水配管35、切換バルブユニット28の
異常体止側回路すに位置する他方の切換バルブ29 b
を経てドレイン管36の排出口37から温水タンク14
に排出され、とくに水がドレイン管36の排出口37ま
でくると、各真空二重集熱管1の下部の底部5と排出口
37との水頭差は△H3となり、サイフオン効果が一層
助長され、排水を促進するようになり、そして給水管6
の吐水ロアが各集熱内管3の下部の底部5付近に位置さ
せであるから、各集熱内管3内の水はほとんど全部排出
され、外気温が水の凍結温度に達してもそれにより各真
空二重集熱管1が破壊すると云ったことがなくなる。
なお、温水タンク14から温水を取出さず、かつポンプ
40を作動していない状態においても、温度センサー4
6が設定温度以下の外気温を検知して同様に作用するの
で、各真空二重集熱管1が破壊することはない。
この場合、温水タンク14内に満水レベルの水を保有し
た状態で各集熱内管3内の水を温水タンク14内に排出
しても、温水タンク14内の満水レベルを温水タンク1
4内の上部に必要最少限度の空間を残す部位にしている
ので、各集熱内管3内から排出された水が温水タンク1
4から溢れ出るということがないことはもちろん、各集
熱内管3内のすべての水を確実に排出することができる
つぎに、各集熱内管3内の水をすべて排出した後、外気
温が上昇した場合を説明する。
この状態に放置しておくと、各真空二重集熱管1が太陽
の日射により空焚き状態となり、過熱による破壊や性能
劣化の原因となる。
この考案は、水の凍結温度まで低下した外気温が上昇す
ると、温度センサー46がこれを検知し、切換バルブユ
ニット28の各切換バルブ29 a 、29 bが異常
体止側回路すから正常作動側回路aにそれぞれ自動的に
かつ同時に切り換わる。
この各切換バルブ29 a 、29 bの正常作動側回
路aへの切り換わりにより第二給水配管33と給排水配
管35とが連通し、その結果補助タンク23内の予備水
が補助タンク23と各真空二重集熱管1との水頭差によ
るサイフオン効果により、流出配管34、第二給水配管
33、切換バルブユニット28の各切換バルブ29a、
29b、給排水配管35、給水ヘッダー8、給水管6を
経て各真空二重集熱管1の集熱内管3内に流入して満杯
状態となる。
しかして、各真空二重集熱管1が空焚き状態となること
はなく、各真空二重集熱管1の過熱による破壊や性能劣
化が防げ、また新たに水を供給しても、水は各集熱内管
3内の温水と混合し、各真空二重集熱管1の急冷による
破壊、いわゆるヒートショックを防止する。
また、水を供給しなかった場合、各集熱内管3内の温水
の温度が上昇し、100℃近くなり蒸気の発生をみても
、蒸気は温水導管9、温水集取ヘッダー11.温水送水
配管38を経て温水タンク14内に放出されることにな
るので、各集熱内管3内の過圧による各真空二重集熱管
1の破壊も起らない。
つぎに、第2図に示す他の実施例の作用を説明するが、
第1図の実施例の作用と同じ作用は省略し、相違する作
用のみについて説明する。
まず、温水生成のための水の通常の循環について説明す
る。
最初に補助タンク23内に予備水を保有し維持させる機
構を構成する絞り弁44の開度は、絞り弁44による流
路損失が流出口26と絞り弁44との水頭差△hより少
し多くなれば良い程度の開度であり、はぼ全開に近い開
度である。
ポンプ40により加圧されて第一給水配管30を上昇し
た水は、補助給水配管32とバイパス配管43に分岐す
る。
バイパス配管43に流入した水は、流出口26と絞り弁
44との水頭差△hの存在により補助タンク23内へは
流入せずに第二給水配管33に流入する。
一方、補助給水配管32に流入した水は、補助タンク2
3の底部に開口した給水口25から補助タンク23内に
流入し、補助タンク23内に除々に貯留する。
補助タンク23内に流入した水が貯留して補助タンク2
3の流出口26の水面レベルに達すると、補助タンク2
3内に予備水を保有し維持しつつ流出口26からオーバ
ーフローする。
流出口26からオーバーフローした水は流出配管34に
流入し、バイパス配管43からの水と合流して第二給水
配管33に流入する。
すなわち、補助タンク23の流出口26および絞り弁4
4により補助タンク23内には常に予備水を保有し維持
することになる。
つぎに、各集熱内管3内の水をすべて排出した後、外気
温が上昇した場合を説明する。
温度センサー46により各切換バルブ29 a 、29
bが正常作動側回路aにそれぞれ切り換わって第二給
水配管33と給排水配管35とが連通ずると、補助タン
ク23内の予備水が補助タンク23と各真空二重集熱管
1との水頭差によるサイフオン効果により、補助給水配
管32、バイパス配管43、第二給水配管33、切換バ
ルブユニット28の各切換バルブ29 a 、29 b
、給排水配管35、給水ヘッダー8、給水管6を経て各
真空二重集熱管1の集熱内管3内に流入して満杯状態と
なる。
以上のように、この考案は、前記のような構成からなり
作用を有するものであるから、太陽熱温水装置としての
本来の目的である温水の生成、取出しはもちろんのこと
、外気温または真空二重集熱管内の温度が水の凍結する
温度に近づくと、温度センサーがこれを検知し、切換バ
ルブユニットの各切換バルブを正常作動側回路から異常
体止側回路にそれぞれ自動的にかつ同時に切り換えるこ
とにより真空二重集熱管内の水をすべて管外に排出する
ので、真空二重集熱管内での水の凍結による真空二重集
熱管の破壊が確実に防止できる。
そして、真空二重集熱管内の水を排出した後、外気温ま
たは真空二重集熱管内の温度が上昇したとき、温度セン
サーが再びこれを検知し、切換バルブユニットの各切換
バルブを異常体止側回路から正常作動側回路にそれぞれ
自動的にかつ同時に切り換えることにより補助タンク内
に残留している予備水が真空二重集熱管内に流入し満杯
状態になるので、温度が上昇しても真空二重集熱管が空
焚き状態になることはなく、真空二重集熱管の過熱によ
る破壊や性能劣化を確実に防止でき、新たに水を供給し
ても、水は真空二重集熱管内の温水と混合し、真空二重
集熱管の急冷による破壊を確実に防止し、また水を供給
せず、真空二重集熱管内の温水の温度が上昇し100℃
近くになり蒸気の発生をみても、この蒸気は温水タンク
内に放出されるようになるので真空二重集熱管内の過圧
による破壊も防止できるから、太陽熱温水装置としてそ
の利用価値が一層高揚する。
さらには、構成が簡単であるので製造が容易であり、安
価に得ることができるなどの効果がある。
なお、この考案は、前記の実施例に限定されるものでは
なく、前記の実施例以外の態様でも実施できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の実施例を示すものであり、第1図は
一部概略断面説明図、第2図は補助タンクの他の実施例
を示す断面説明図である。 1・・・・・・真空二重集熱管、5・・・・・・底部、
6・・・・・・給水管、9・・・・・・温水導管、14
・・・・・・温水タンク、16・・・・・・供給口、1
9・・・・・・取出口、23・・・・・・補助タンク、
28・・・・・・切換バルブユニツ)−129a 、2
9 b・・・・・・切換バルブ、30・・・・・・第−
結氷配管、33・・・・・・第二給水配管、35・・・
・・・給排水配管、36・・・・・・ドレイン管、38
・・・・・・温水送水配管、40・・・・・・ポンプ、
42・・・・・・ボールタップ、43・・・・・・バイ
パス配管、44・・・・・・絞り弁、46・・・・・・
温度センサー、a・・・・・・正常作動側回路、b・・
・・・・異常体止側回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 所要の傾斜角度をもって屋上などに取り付ける1以上の
    有底の真空二重集熱管と、水の供給口と温水の取出口を
    備え、該真空二重集熱管の下端よりも下方に位置させて
    取り付ける温水タンクと、少なくともすべての真空二重
    集熱管内を満杯にするだけの水を保有し得る容積を有し
    、当該真空二重集熱管の上端よりも上方に位置して取り
    付ける補助タンク並びに前記真空二重集熱管の底部より
    も下方に位置させて取り付ける切換バルブユニットの4
    部からなり、前記切換バルブユニットは正常作動側回路
    と異常体止側回路とを切り換える二連切換バルブを有し
    、前記温水タンクと前記補助タンクとを第一給水配管で
    接続連通し、前記補助タンクとすべての真空二重集熱管
    の底部とを前記切換バルブユニットを介在させて第二給
    水配管。 給排水配管で接続連通し、前記切換バルブユニットの異
    常体止側回路によって第二給水配管と給排水配管とを遮
    断して一方では第二給水配管を閉じ、他方では当該異常
    体止側回路およびドレイン管を介して給排水配管を連通
    ずるようにし、さらに前記真空二重集熱管の上部と前記
    温水タンクとを温水送水配管で接続し、これに前記補助
    タンクをバイパスして加熱媒体を強制循環させるポンプ
    と、外気温または前記真空二重集熱管内の温度を検知し
    て前記正常作動側回路の異常体止側回路のいずれかの回
    路に前記切換バルブユニットの二連切換バルブの切り換
    えを誘起する温度センサーを設けたことを特徴とする、
    太陽熱温水装置。
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