JP2667758B2 - 鮮度保持用の恒湿装置 - Google Patents
鮮度保持用の恒湿装置Info
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- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は鮮度保持用の恒湿装置
に関するもので、より詳しくは、貯蔵庫や野菜ケースの
湿度をコントロールして野菜、果物の鮮度を長持ちさせ
ることができる鮮度保持用の恒湿装置を得ることを目的
とするものである。
に関するもので、より詳しくは、貯蔵庫や野菜ケースの
湿度をコントロールして野菜、果物の鮮度を長持ちさせ
ることができる鮮度保持用の恒湿装置を得ることを目的
とするものである。
【0002】
【従来の技術】野菜、果物は収穫後も生命活動を行って
おり、収穫前の水と炭酸ガスを取り入れ、酸素を放出す
るパターンとは反対の活動を行っている。そのため、放
置しておくと水分が次第に減少して鮮度が失われてしま
う。この鮮度低下を防止するには、上記生命活動を抑制
するのが有効である。そこで、一般家庭で手軽に実施で
きるのは冷蔵庫に入れて温度を下げることである。しか
し、冷蔵庫内は低湿度のため、そのまゝ入れたのでは水
分が急激に失われてしまうので、密閉できる野菜ケース
に収納している。
おり、収穫前の水と炭酸ガスを取り入れ、酸素を放出す
るパターンとは反対の活動を行っている。そのため、放
置しておくと水分が次第に減少して鮮度が失われてしま
う。この鮮度低下を防止するには、上記生命活動を抑制
するのが有効である。そこで、一般家庭で手軽に実施で
きるのは冷蔵庫に入れて温度を下げることである。しか
し、冷蔵庫内は低湿度のため、そのまゝ入れたのでは水
分が急激に失われてしまうので、密閉できる野菜ケース
に収納している。
【0003】図4は従来の冷蔵庫の恒湿装置である。図
4において、17は野菜室、18は前記野菜室17に収
納される引出式の野菜ケース、19は前記野菜ケース1
8が野菜室17に収納されたとき、野菜ケース18の上
面開口部を略気密状態に覆う野菜ケース蓋、20は断熱
壁、21は扉、22は冷気入口、23は冷気出口、24
は上記野菜ケース蓋19に取着された調湿フイルターで
ある。野菜ケース18内の青果物は、上記冷気入口22
から入り、冷気出口23から出て行く冷気によって周囲
から間接的に冷却されるようになっている。従って、野
菜ケース18内は青果物から発散される水分によって高
湿度に保たれている。そして、過剰な水分は上記調湿フ
イルター24から野菜ケース18外へ排出されるように
なっている。
4において、17は野菜室、18は前記野菜室17に収
納される引出式の野菜ケース、19は前記野菜ケース1
8が野菜室17に収納されたとき、野菜ケース18の上
面開口部を略気密状態に覆う野菜ケース蓋、20は断熱
壁、21は扉、22は冷気入口、23は冷気出口、24
は上記野菜ケース蓋19に取着された調湿フイルターで
ある。野菜ケース18内の青果物は、上記冷気入口22
から入り、冷気出口23から出て行く冷気によって周囲
から間接的に冷却されるようになっている。従って、野
菜ケース18内は青果物から発散される水分によって高
湿度に保たれている。そして、過剰な水分は上記調湿フ
イルター24から野菜ケース18外へ排出されるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記調湿フイ
ルター24の両面は開放状態であるため、青果物から発
散し、調湿フイルター24に吸収された過剰水分は、野
菜ケース18外を流れる低湿度の冷気に容易に蒸発して
いくため、青果物からの水分の発散が多く、青果物の鮮
度の低下が大きいという問題があった。また、野菜室1
7の扉21を開けて、一旦野菜ケース18内の湿度が低
下すると、元の湿度まで回復させるのに青果物の水分が
費やされるため、扉21の開閉頻度が多い場合には、青
果物の重量減少が大きくなるという問題があった。さら
に、調湿フイルター24は、あらゆるガス成分を透過さ
せるため、CA貯蔵に有効な炭酸ガスも排出しまうとい
う問題があった。本発明はこのような問題点を解決する
ためになされたものであって、青果物から発生する水分
及び炭酸ガスの散逸を防止して、青果物の鮮度を長期間
保持することができる鮮度保持用の恒湿装置を提供する
ことを目的とする。
ルター24の両面は開放状態であるため、青果物から発
散し、調湿フイルター24に吸収された過剰水分は、野
菜ケース18外を流れる低湿度の冷気に容易に蒸発して
いくため、青果物からの水分の発散が多く、青果物の鮮
度の低下が大きいという問題があった。また、野菜室1
7の扉21を開けて、一旦野菜ケース18内の湿度が低
下すると、元の湿度まで回復させるのに青果物の水分が
費やされるため、扉21の開閉頻度が多い場合には、青
果物の重量減少が大きくなるという問題があった。さら
に、調湿フイルター24は、あらゆるガス成分を透過さ
せるため、CA貯蔵に有効な炭酸ガスも排出しまうとい
う問題があった。本発明はこのような問題点を解決する
ためになされたものであって、青果物から発生する水分
及び炭酸ガスの散逸を防止して、青果物の鮮度を長期間
保持することができる鮮度保持用の恒湿装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明は、貯蔵庫、冷蔵庫の野菜ケースなどの内部の
湿度を調節するための吸放湿特性を有する材料を具備し
た鮮度保持用の恒湿装置において、一方の側面に吸放湿
用の開口を有し、反対側の側面に設けられた開口部に放
熱フインを備えた熱良導性の放熱板を装着し、上記吸放
湿特性を有する材料を収納した偏平な収納容器を、密閉
可能な上記貯蔵庫、野菜ケースなどの壁に上記放熱フイ
ンが上記貯蔵庫、野菜ケースなどの外側に位置するよう
に取着したことを特徴とする。
この発明は、貯蔵庫、冷蔵庫の野菜ケースなどの内部の
湿度を調節するための吸放湿特性を有する材料を具備し
た鮮度保持用の恒湿装置において、一方の側面に吸放湿
用の開口を有し、反対側の側面に設けられた開口部に放
熱フインを備えた熱良導性の放熱板を装着し、上記吸放
湿特性を有する材料を収納した偏平な収納容器を、密閉
可能な上記貯蔵庫、野菜ケースなどの壁に上記放熱フイ
ンが上記貯蔵庫、野菜ケースなどの外側に位置するよう
に取着したことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成において、貯蔵庫、野菜ケース内は貯
蔵物からの蒸散水分により高湿度に加湿され、一部の水
蒸気は上記吸放湿性の材料に吸収される。このとき、貯
蔵庫、野菜ケースの外側の温度が内側より低くなると、
放熱フインの付いた放熱板の温度が真っ先に下がるの
で、連動して上記吸放湿性の材料の温度が低下して内側
の過剰な水蒸気を凝縮させ、貯蔵庫、野菜ケース表面へ
の結露の発生を防止する。逆に、貯蔵庫、野菜ケースの
外側の温度が内側より高くなると、上記吸放湿性の材料
の温度が放熱板に連動していち早く昇温し、吸つている
水蒸気を放出するので、貯蔵庫、野菜ケース内の相対湿
度は一定に保持される。また、貯蔵庫、野菜室のドアを
開けることにより、内部の湿度が低下しても、上記吸放
湿性の材料に吸収されていた水分が直ちに蒸発するた
め、貯蔵物の水分の減少が防止される。
蔵物からの蒸散水分により高湿度に加湿され、一部の水
蒸気は上記吸放湿性の材料に吸収される。このとき、貯
蔵庫、野菜ケースの外側の温度が内側より低くなると、
放熱フインの付いた放熱板の温度が真っ先に下がるの
で、連動して上記吸放湿性の材料の温度が低下して内側
の過剰な水蒸気を凝縮させ、貯蔵庫、野菜ケース表面へ
の結露の発生を防止する。逆に、貯蔵庫、野菜ケースの
外側の温度が内側より高くなると、上記吸放湿性の材料
の温度が放熱板に連動していち早く昇温し、吸つている
水蒸気を放出するので、貯蔵庫、野菜ケース内の相対湿
度は一定に保持される。また、貯蔵庫、野菜室のドアを
開けることにより、内部の湿度が低下しても、上記吸放
湿性の材料に吸収されていた水分が直ちに蒸発するた
め、貯蔵物の水分の減少が防止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。図1(a)は本発明の鮮度保持用の恒湿
装置の実施例を示す要部断面図、同図(b)は同じく恒
湿装置の放熱板側の正面図である。上記図1において、
恒湿装置1は、吸放湿性材料2と、複数の放熱フイン3
aを備えた放熱板3と、上記吸放湿性材料2を収容する
と共に、一方の面に吸放湿用の複数の開口4aを有し、
その反対側の面には放熱板3を取着するための開口部4
bと、フランジ5とを有する偏平な収納容器4から成
る。6は上記恒湿装置1を野菜ケース8に気密状態に取
着するためのパツキンである。
いて詳述する。図1(a)は本発明の鮮度保持用の恒湿
装置の実施例を示す要部断面図、同図(b)は同じく恒
湿装置の放熱板側の正面図である。上記図1において、
恒湿装置1は、吸放湿性材料2と、複数の放熱フイン3
aを備えた放熱板3と、上記吸放湿性材料2を収容する
と共に、一方の面に吸放湿用の複数の開口4aを有し、
その反対側の面には放熱板3を取着するための開口部4
bと、フランジ5とを有する偏平な収納容器4から成
る。6は上記恒湿装置1を野菜ケース8に気密状態に取
着するためのパツキンである。
【0008】図2は本発明の鮮度保持用の恒湿装置を冷
蔵庫の野菜ケースに取着した状態を示す断面図である。
図2において、1は上記恒湿装置、7は野菜室、9は野
菜ケース蓋、10は断熱壁、11は扉、12は冷気入
口、13は冷気出口である。上記野菜ケース8は、野菜
ケース蓋9によって略密閉状態となっており、野菜ケー
ス8の奥の側壁下部には恒湿装置1がパツキン6(図示
せず)を用いて気密状態に取着されている。そして、冷
気入口12から入った冷気が、野菜ケース8の周囲を回
って、野菜ケース8を周囲から冷却して冷気出口13か
ら出ていくようになっている。このとき、野菜ケース8
の外側即ち、野菜室7の温度が野菜ケース8の内側より
低くなると、放熱フイン3aを備え、熱良導性の材料で
つくられた放熱板3の温度が真っ先に低下する。次に、
放熱板3と接する吸放湿性材料2の温度が低下する。従
って、野菜ケース8内の温度が低下を開始し、水蒸気が
過剰になると、この過剰になった水蒸気は温度の低い吸
放湿性材料2の表面に結露し、結露水は吸放湿性材料2
に吸収される。反対に、野菜ケース8の外側の温度が内
側より高くなると、放熱板3の温度が真っ先に上昇し、
連動して吸放湿性材料2の温度が上昇するので、吸われ
ていた水分が放出され、野菜ケース8内の温度上昇によ
る不足水蒸気は補充される。従って、野菜ケース8内は
収納された果物11等から蒸散される水分と吸放湿性材
料2によって、相対湿度は90〜92%の一定に保たれ
る。また、収納している果物等を取り出すために野菜ケ
ース蓋9が開けられた場合、野菜ケース8内の湿度は一
旦庫外の湿度レベルまで低下するが、上記蓋9を閉める
と、直ちに吸放湿性材料2に吸われていた水分が蒸発し
て高湿度に回復するため、果物等の水分の減少は低く抑
えられる。さらに、野菜ケース8は略密閉構造になつて
いるため、果物等の呼吸作用によって生成放出される炭
酸ガスは野菜ケース8内に閉じ込められ、野菜ケース8
内の酸素濃度を減少させ、一般にCA貯蔵と呼ばれる低
酸素貯蔵を行うことができ、より貯蔵中の鮮度を保持す
ることができる。尚、上記野菜ケース8内に果物を貯蔵
するときには、上記野菜ケース蓋9に設けた微小孔(図
示せず)を開いて、野菜ケース8内の湿度を果物類に最
適な80〜90%に調整すると共に、果物類から発生
し、野菜ケース8の天井付近に滞留する果物類の老化促
進ホルモンであるエチレンガスを野菜ケース8外へ排出
することも可能である。
蔵庫の野菜ケースに取着した状態を示す断面図である。
図2において、1は上記恒湿装置、7は野菜室、9は野
菜ケース蓋、10は断熱壁、11は扉、12は冷気入
口、13は冷気出口である。上記野菜ケース8は、野菜
ケース蓋9によって略密閉状態となっており、野菜ケー
ス8の奥の側壁下部には恒湿装置1がパツキン6(図示
せず)を用いて気密状態に取着されている。そして、冷
気入口12から入った冷気が、野菜ケース8の周囲を回
って、野菜ケース8を周囲から冷却して冷気出口13か
ら出ていくようになっている。このとき、野菜ケース8
の外側即ち、野菜室7の温度が野菜ケース8の内側より
低くなると、放熱フイン3aを備え、熱良導性の材料で
つくられた放熱板3の温度が真っ先に低下する。次に、
放熱板3と接する吸放湿性材料2の温度が低下する。従
って、野菜ケース8内の温度が低下を開始し、水蒸気が
過剰になると、この過剰になった水蒸気は温度の低い吸
放湿性材料2の表面に結露し、結露水は吸放湿性材料2
に吸収される。反対に、野菜ケース8の外側の温度が内
側より高くなると、放熱板3の温度が真っ先に上昇し、
連動して吸放湿性材料2の温度が上昇するので、吸われ
ていた水分が放出され、野菜ケース8内の温度上昇によ
る不足水蒸気は補充される。従って、野菜ケース8内は
収納された果物11等から蒸散される水分と吸放湿性材
料2によって、相対湿度は90〜92%の一定に保たれ
る。また、収納している果物等を取り出すために野菜ケ
ース蓋9が開けられた場合、野菜ケース8内の湿度は一
旦庫外の湿度レベルまで低下するが、上記蓋9を閉める
と、直ちに吸放湿性材料2に吸われていた水分が蒸発し
て高湿度に回復するため、果物等の水分の減少は低く抑
えられる。さらに、野菜ケース8は略密閉構造になつて
いるため、果物等の呼吸作用によって生成放出される炭
酸ガスは野菜ケース8内に閉じ込められ、野菜ケース8
内の酸素濃度を減少させ、一般にCA貯蔵と呼ばれる低
酸素貯蔵を行うことができ、より貯蔵中の鮮度を保持す
ることができる。尚、上記野菜ケース8内に果物を貯蔵
するときには、上記野菜ケース蓋9に設けた微小孔(図
示せず)を開いて、野菜ケース8内の湿度を果物類に最
適な80〜90%に調整すると共に、果物類から発生
し、野菜ケース8の天井付近に滞留する果物類の老化促
進ホルモンであるエチレンガスを野菜ケース8外へ排出
することも可能である。
【0009】図3は本発明の鮮度保持用の恒湿装置の他
の実施例に係るエチレンガス分解装置付き貯蔵庫の断面
図である。14はエチレンガス分解装置付き貯蔵庫、1
1´は扉、15はエチレンガス分解触媒より成るエチレ
ンガス分解装置、10´は断熱壁である。恒湿装置1´
は、上記貯蔵庫14の奥壁下部に気密状態に取着されて
いる。従って、本実施例では、上記冷蔵庫に使用した実
施例のようにエチレンガスを排出する必要はない。そし
て、上記冷蔵庫に使用した実施例と同様に恒湿装置1´
は、庫外の温度が庫内より低下すると、放熱板3´の温
度が真っ先に低下し、放熱板3´と接している吸放湿性
材料2´の温度が連動して低下する。そこで、断熱壁1
0´や扉11´を介して貯蔵庫14内の温度が低下し、
水蒸気が過剰になっても、水蒸気は庫内より温度の低い
吸放湿性材料2´の表面に結露し、吸収されるので庫内
の内箱表面への結露が防がれる。反対に、庫外の温度が
上昇すると、放熱板3´の温度が真っ先に上昇し、それ
に連れて吸放湿性材料2´の温度が上昇して吸っていた
水分を放出する。従って、庫内の相対湿度の低下が防が
れる。本実施例では冷凍サイクルを備えていないが、冷
凍サイクルを組み込んでエチレンガス分解装置付き冷蔵
貯蔵庫にすることも可能である。
の実施例に係るエチレンガス分解装置付き貯蔵庫の断面
図である。14はエチレンガス分解装置付き貯蔵庫、1
1´は扉、15はエチレンガス分解触媒より成るエチレ
ンガス分解装置、10´は断熱壁である。恒湿装置1´
は、上記貯蔵庫14の奥壁下部に気密状態に取着されて
いる。従って、本実施例では、上記冷蔵庫に使用した実
施例のようにエチレンガスを排出する必要はない。そし
て、上記冷蔵庫に使用した実施例と同様に恒湿装置1´
は、庫外の温度が庫内より低下すると、放熱板3´の温
度が真っ先に低下し、放熱板3´と接している吸放湿性
材料2´の温度が連動して低下する。そこで、断熱壁1
0´や扉11´を介して貯蔵庫14内の温度が低下し、
水蒸気が過剰になっても、水蒸気は庫内より温度の低い
吸放湿性材料2´の表面に結露し、吸収されるので庫内
の内箱表面への結露が防がれる。反対に、庫外の温度が
上昇すると、放熱板3´の温度が真っ先に上昇し、それ
に連れて吸放湿性材料2´の温度が上昇して吸っていた
水分を放出する。従って、庫内の相対湿度の低下が防が
れる。本実施例では冷凍サイクルを備えていないが、冷
凍サイクルを組み込んでエチレンガス分解装置付き冷蔵
貯蔵庫にすることも可能である。
【0010】
【発明の効果】本発明の青果物の保鮮装置は以上のよう
に構成されたものであるので、青果物の乾燥を防止する
と共に、過剰水分の結露による青果物の痛みを防止し
て、青果物の鮮度を長時間保持することができる。
に構成されたものであるので、青果物の乾燥を防止する
と共に、過剰水分の結露による青果物の痛みを防止し
て、青果物の鮮度を長時間保持することができる。
【図1】(a)は本発明の鮮度保持用の恒湿装置の実施
例を示す要部断面図、(b)は同じく恒湿装置の放熱板
側の正面図である。
例を示す要部断面図、(b)は同じく恒湿装置の放熱板
側の正面図である。
【図2】本発明の鮮度保持用の恒湿装置を冷蔵庫の野菜
ケースに取着した状態を示す断面図である。
ケースに取着した状態を示す断面図である。
【図3】本発明の鮮度保持用の恒湿装置の他の実施例に
係るエチレンガス分解装置付き貯蔵庫の断面図である。
係るエチレンガス分解装置付き貯蔵庫の断面図である。
【図4】従来の冷蔵庫の恒湿装置である。
1,1´ 恒湿装置 2,2´ 吸放湿性材料 3,3´ 放熱板 7,17 野菜ケース
Claims (1)
- 【請求項1】 貯蔵庫、冷蔵庫の野菜ケースなどの内部
の湿度を調節するための吸放湿特性を有する材料を具備
した鮮度保持用の恒湿装置において、 一方の側面に吸放湿用の開口を有し、反対側の側面に設
けられた開口部に放熱フインを備えた熱良導性の放熱板
を装着し、上記吸放湿特性を有する材料を収納した偏平
な収納容器を、密閉可能な上記貯蔵庫、野菜ケースなど
の壁に上記放熱フインが上記貯蔵庫、野菜ケースなどの
外側に位置するように取着したことを特徴とする鮮度保
持用の恒湿装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7965192A JP2667758B2 (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 鮮度保持用の恒湿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7965192A JP2667758B2 (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 鮮度保持用の恒湿装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05280854A JPH05280854A (ja) | 1993-10-29 |
JP2667758B2 true JP2667758B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=13696035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7965192A Expired - Fee Related JP2667758B2 (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 鮮度保持用の恒湿装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2667758B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6100198B2 (ja) * | 2014-04-17 | 2017-03-22 | 日立アプライアンス株式会社 | 冷蔵庫 |
JP6248013B2 (ja) * | 2014-08-22 | 2017-12-13 | 日立アプライアンス株式会社 | 冷蔵庫 |
CN104677013B (zh) * | 2015-03-19 | 2018-02-13 | 合肥华凌股份有限公司 | 冰箱 |
CN104677014B (zh) * | 2015-03-19 | 2018-02-13 | 合肥华凌股份有限公司 | 冰箱 |
CN106016895A (zh) * | 2016-05-30 | 2016-10-12 | 合肥华凌股份有限公司 | 制冷装置 |
CN112875052A (zh) * | 2021-03-15 | 2021-06-01 | 中国制浆造纸研究院有限公司 | 一种果蔬保鲜盒 |
-
1992
- 1992-04-01 JP JP7965192A patent/JP2667758B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05280854A (ja) | 1993-10-29 |
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