JP2666878B2 - 焼結体製造における成形方法及び焼結体 - Google Patents

焼結体製造における成形方法及び焼結体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属の成形技術、特に
粉末冶金に適用して有効な技術に関し、例えば金属粉を
バインダーに分散させてなる焼結用材料をゴム製の成形
用型に流し込むことにより、指輪等の装身具を製造する
のに利用して有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】金属の成形技術の一つとして粉末冶金技
術が知られている。この粉末冶金技術の中でも、3次元
的な複雑形状をした金属製品の成形が可能であるととも
に、完成品に極めて近い形状(ニアネットシェイプ)を
した焼結体が得られる、という理由から、射出成形技術
が注目されている。
【0003】金属粉の射出成形技術が上述した利点を有
するのは、金属粉と熱可塑性樹脂等よりなるバインダー
とを混練してなる焼結用材料を成形用型内に高圧(例え
ば、数百〜数千kg・f/cm2)をかけて射出することによ
り、焼結用材料がその射出方向に対して交差する横穴な
どにも充填され、型内に焼結用材料が十分に行き亘るか
らである。このように射出成形技術によれば、複雑形状
の成形が可能であるが、高い射出圧に耐えるために成形
用型を弾力性のない材料、例えば主に金属で製作しなけ
ればならず、金型であるが故に形状の複雑さの程度にも
自ずと制限がある。即ち、例えば指輪等の装身具や美術
工芸品においては、その形状や模様に美的価値や芸術的
価値等が要求されるので、一般に極めて繊細な意匠とな
っているが、金型からの離型性等を考慮すると単純な形
状等が好ましいため、装身具等の繊細な形状や模様まで
も金型を用いて造形するのは不可能である。
【0004】そこで、金型に代えて、成形用型を軟質ゴ
ムなどの弾性体で製作することが考えられる。即ち、ゴ
ム型を用いることにより、例えば成形体を型から抜く際
の、成形体の通り道(経路)が型の一部によって狭めら
れている、即ち成形体の一部が型の内部に埋没している
ような所謂アンダーカット部から、成形体を無理に引き
抜いたり、型をたわませて抜いたりすることができ、従
って、装身具や美術工芸品の繊細な形状や模様を造形す
ることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たゴム型を用いる技術には、次のような問題のあること
が本発明者によってあきらかとされた。
【0006】即ち、ゴム型には変形し易いという特性が
あるため、ゴム型が変形しないような条件で焼結用材料
を充填しなければならず、従来のような高圧をかけるこ
とはできない。そのような圧力を低く抑えるか或は圧力
を負荷しない条件下においても、型内に焼結用材料を十
分に行き亘らせるには、焼結用材料の流動性を高める、
即ち粘度を下げる必要がある。一般に、従来の射出成形
においては、焼結用材料を金属粉とバインダーとの混合
比で管理しているが、金属粉の形状(即ち、その尺度と
なる比表面積の大小)等の要因により同じ混合比でも粘
度が高くなることがある。金型の場合には、ある程度高
粘度の焼結用材料(その見掛け粘度は、バインダーの融
点以上の温度下で、且つ102〜103s-1の剪断速度域
において103Pa・s程度である。)を用いるので、粘度
が高い方にずれることによる影響は少ないが、ゴム型の
場合には、低粘度の焼結用材料を用いるので、僅かに粘
度が高い方にずれるのは致命的である。
【0007】つまり、ゴム型を用いる場合に、金属粉と
バインダーとの混合比をもって焼結用材料を管理して
も、良好な流動性が得られず、成形不良を惹き起こす虞
が極めて高い、というものである。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、型内に充填することにより極めて複雑な形状をした
金属製品を製造可能な、流動性に富む焼結用材料を提供
することを主たる目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は、ゴム型内に充填する焼結用材料を粘度
で管理することが有効であると考え、鋭意研究を重ねた
結果、粘度の適正範囲を見い出し、本発明に至った。
【0010】本発明は、原料粉と熱可塑性樹脂からなる
バインダーとを混合してなる焼結用材料を成形する焼結
体製造における成形方法であって、上記原料粉として略
球形状の金属粉であるガスアトマイズ粉を用いて成形用
型への注入時の前記焼結用材料の10 -1 〜10s -1 の剪
断速度域における見掛け粘度が150Pa・s以下となる
ように管理し、次いで、弾性体よりなる成形用型に、1
0kg・f/cm 2 以下の注入圧で、前記焼結用材料を
注入することを特徴とするものである
【0011】焼結用材料を成形用型に充填する際に、成
形用型の複雑な形状部分、例えば型内における焼結用材
料の主となる流れ方向に対して交差する横穴や微細な凹
部、に焼結用材料が流れ込むか否かは、焼結用材料の流
動性に依存している。そして、その流動性は、一般に、
原料粉の組成や形状や大きさ、バインダーの組成、或は
原料粉とバインダーの混合割合などの様々な要因により
変化する。それらの要因を如何様に変えようとも、好ま
しくは焼結用材料の見掛け粘度が上述した上限値(15
0Pa・s)を越えない限り、焼結用材料は型内に満遍なく
充填されることになるが、本発明においては、原料粉と
してガスアトマイズ粉を用いることにより、見かけ粘度
が前記上限値を超えないように管理している。また、見
かけ粘度の前記上限値として、より好ましくは、成型用
型への注入時において、焼結用材料の10-1〜10s-1
の剪断速度域における見掛け粘度が、120Pa・s以下で
あるとよい。
【0012】また、見掛け粘度が低いほど型に対する充
填性が向上するので、焼結用材料を低粘度に保つことの
意義に鑑みれば、特に見掛け粘度の下限値を決める必要
性は乏しいが、発明者の行った実験によれば、例えば
1.2Pa・s(バインダーの融点以上の温度下で、且つ1
-1〜10s-1の剪断速度域における値である。)の見
掛け粘度を有する焼結用材料を用いても、良好な形状の
ものが得られている。
【0013】上述したように成形性の良否は、焼結用材
料の見掛け粘度により決まる、換言すれば見掛け粘度に
より成形性を制御することができるということである
が、成形用型から離型させた成形体の焼結時における収
縮率等を考慮すると、焼結用材料に占める原料粉の割合
は30体積%以上であることが好ましい。そして、その
割合の上限値は高いほどよいが、上述した見掛け粘度の
上限値等を考慮すると、70体積%以下であることが好
ましい。また、成形不良品の発生頻度など他の要因を考
慮すると、前記割合は、より好ましくは50体積%以上
65体積%未満、さらにより好ましくは50体積%以上
60体積%未満である。
【0014】前記原料粉は上述のように金属のガスアト
マイズ粉であり、単一の金属元素よりなる金属でもよい
し、2種以上の金属元素を含む合金でもよい。例えばそ
の一例として挙げれば、金(Au)または金を含む合金
からなる粉体である。金以外にも白金(Pt)または白
金を含む合金、或いは銀(Ag)または銀を含む合金な
どの貴金属でもよい。そして、原料粉として比表面積が
小さく、略球形状で、高いタップ密度の得られるガスア
トマイズ粉を用いることにより、後述の実施例にも示さ
れるように、焼結材料の成形用型への注入時の粘度を低
くすることがでる。
【0015】金属の粉体の場合には、焼結用材料に占め
る金属粉の割合は、収縮率や見掛け粘度の上限値等の上
述した理由と同様の理由により、好ましくは72.0重
量%以上98.0重量%以下である。また、貴金属の粉
体の場合には、焼結用材料に占める貴金属粉の割合は、
同様の理由により、好ましくは79.0重量%以上9
8.0重量%以下である。
【0016】ここで、バインダーは、原料粉に流動性を
付与するとともに成形体の形状を保持するためのもの
で、従来の金属粉の射出成形技術に用いられるものと同
様にワックスやポリマーなどからなる熱可塑性樹脂であ
る。そして、多種多様な樹脂の中から原料粉や成形用型
の素材等に応じて適当なものを選ぶか、2種以上を混合
して適当なバインダーを作ればよい。特に、本発明のバ
インダーとしては、特開平3−64401に記載された
金属粉末射出成形用ポリアミド系バインダーを好適に用
いることができる。上記ポリアミド系バインダーとは、
C36二酸を、80%以上含有する重合脂肪酸、炭素数6
〜10個の脂肪族ジカルボン酸、エチレンジアミン及び
キシレンジアミンのそれぞれを、ほぼ等モル用い縮合し
て得られる、平均分子量2万以上のポリアミド樹脂成分
と、エチレンジアミン1モル及び炭素数10から14個
の飽和脂肪族モノカルボン酸2モルを縮合して得られる
アミド化合物と、N、N’−ジアセチルピペラジンとか
らなるものである。また、このポリアミド系バインダー
の融点は、140℃付近であり、このポリアミド系バイ
ンダーを用いた焼結材料の成形温度は150℃〜160
℃とすることが好ましい。また、本発明のバインダーと
しては、ワックス系バインダーを用いることができ、例
えば、中京油脂株式会社製のE−194(融点81℃)
を用いることができる。
【0017】本発明における特徴のうちの他の一つは、
原料粉とバインダーとを混合してなる焼結用材料を成形
用型により所望の形状に成形してなる成形体を焼結する
ことにより得られた焼結体であって、前記成形用型の分
割面に対応する仮想面に対して同じ側に、突部および凹
部の何れか一方または両方が、少なくとも2個、それら
の軸線が互いに異なる方向をなして形成されている、と
いうことである。
【0018】ここで、成形用型の分割面とは、成形用型
が2片以上の型本体(中子となるものも含む。)を組み
合わせてなる型の場合に、それら型本体同士の境界面の
ことを意味する。また、成形用型の分割面に対応する仮
想面とは、焼結体において仮想される面であり、分割面
にて合わされた2片の型本体に挟まれることにより成形
されてなる部位を分割面が横切ると仮想した場合の面の
ことを意味する。
【0019】具体的には、焼結体の、複数の型本体のう
ちの少なくとも一片の型本体により成形される部位に、
当該型本体から焼結前の成形体を抜く際の抜き方向に対
して交差する方向の軸線を有する突部または凹部が、少
なくとも一箇所設けられている、ということである。従
って、金型などの硬質の成形用型から成形体を離型させ
ることができないので、金型を用いてはこの焼結体を作
ることができない。
【0020】この様な形状を有する焼結体として、例え
ば指輪、イヤリング、ブレスレットなどの装身具が挙げ
られる。また、装身具以外にも、美術工芸品なども挙げ
られる。これら装身具や美術工芸品などには、繊細な意
匠が施されており、そのため、上述した抜き方向に対し
て交差する方向の軸線を有する突部または凹部、即ち所
謂アンダーカット部が設けられることが多い。なお、焼
結体には、装身具および美術工芸品に限らず、機械部品
など、従来より焼結により製造されるものも含まれるの
はいうまでもない。
【0021】本発明における特徴のうちのさらに他の一
つは、原料粉とバインダーとを混合してなる焼結用材料
を充填する成形用型であって、弾性体よりなる、という
ことである。
【0022】具体的には、その弾性体は軟質ゴムであ
る。軟質ゴム以外にも、成形用型から成形体を引き抜く
際に、型を弾性変形させることにより成形体を破損させ
ることなく型から引き抜くことができれば、弾性を有す
る樹脂、例えばゴム状弾性体であるウレタンゴム、など
でもよい。ここで、弾性体には粘弾性体も含まれる。
【0023】ニアネットシャイプの焼結体を得るために
は、上述したように弾性に富む成形用型に、弾性変形が
生じないような条件の下で、焼結用材料を注入しなけれ
ばならない。そのためには、注入時に焼結用材料にかけ
る注入圧力(射出成形における射出圧力に相当する。)
を、好ましくは10kg・f/cm2以下、より好ましくは5k
g・f/cm2以下、さらにより好ましくは3kg・f/cm2以下
にするのがよい。
【0024】
【作用】上記した手段によれば、バインダーの融点以上
の温度下で、且つ10-1〜10s-1の剪断速度域におけ
る焼結用材料の見掛け粘度が、150Pa・s以下であるた
め、原料粉の組成や形状や大きさ、バインダーの組成、
或は原料粉とバインダーの混合割合などの様々な要因を
如何様に変えようとも、成形用型の細かく複雑な形状部
分にまで焼結用材料が流れ込む。
【0025】焼結用材料に占める原料粉の割合を、30
体積%以上70体積%以下、金属粉の場合には72.0
重量%以上98.0重量%以下、貴金属粉の場合には7
9.0重量%以上98.0重量%以下にすることによ
り、成形体の焼結時における収縮率や成形後の形状保持
性などの、粉末の焼結プロセスに特有の様々な要因が良
好に保たれる。
【0026】焼結用材料の原料粉が金属、特に金または
金を含む合金、白金または白金を含む合金、或いは銀ま
たは銀を含む合金などの貴金属よりなる粉体であるた
め、この焼結用材料を、指輪などの装身具と相補的な形
状をなす成形用型に充填し、それにより得られた成形体
を焼結することによって、貴金属よりなる指輪などが容
易に得られる。
【0027】焼結体の、成形用型の分割面に対応する仮
想面に対して同じ側に、少なくとも2個の突部(または
凹部)が、それらの軸線が互いに異なる方向をなして形
成されているため、金型などの硬質の成形用型から成形
体を離型させることができないが、例えば本発明の一特
徴であるゴム型を用いることにより、成形体を無理に引
き抜いたり、型をたわませて抜いたりすることができ
る。従って、従来手彫り法や精密鋳造法(ロストワック
ス法)により製造していた、繊細で三次元的に複雑な形
状をなす指輪などの装身具が、手彫り法に比べて短時間
のうちに大量に、またロストワックス法(製品と同数の
鋳型が必要である。)に比べて極めて少ない個数(例え
ば、一つ)の成形用型(ロストワックスにおける鋳型に
相当する型)から大量に、得られる。
【0028】
【実施例】以下に、本発明の具体的な例として、指輪を
作る場合を挙げ、その特徴とするところを明らかとす
る。
【0029】先ず、銀合金などの加工容易な金属塊を用
意し、これを切削および研磨することにより、図1に示
す指輪1よりもやや大きめのマスターモデルを作製し
た。このマスターモデルをゴム基材で包み、そのゴム基
材を加硫により固化させた後、複数片に分割し、マスタ
ーモデルを取り出して、図2および図3に示すような、
マスターモデルと相補的な形状をなす成形用型2(ゴム
型)を作製した。以下に例示列挙する実施例において
は、この成形用型2を用いた。なお、指輪1および成形
用型2の特徴等に付いては後述する。
【0030】(実施例1) 平均粒子径24μmの金合金(18K)粉末よりなる原
料粉を50vol%(体積%)と、50vol%のバインダー
とを混合し、混練機で十分に混練してペレット状のコン
パウンドよりなる焼結用材料を得た。これを重量比で表
すと、18K粉末93.2wt%(重量%)、バインダー
6.8wt%である。なお、実施例1〜実施例10におい
ては、バインダーとして、上述のポリアミド系バインダ
ーを用いた。
【0031】このコンパウンドの見掛け粘度は、バイン
ダーの融点(上述のポリアミド系バインダーの融点)
上の温度下で、且つ10-1〜10s-1の剪断速度域にお
いて、81.6Pa・sであった。なお、この粘度測定に付
いては、回転粘度計よりなるレオメーターを用いて行っ
た。
【0032】続いて、例えばロストワックス用ワックス
ポットを用いて、コンパウンドをバインダーの融点以上
の温度に保ちながらゴム型に、1.5kg・f/cm2の注入
圧力で注入した。バインダーの固化後、ゴム型を分割
し、その型をたわませたり、弾性変形させたりすること
により、ゴム型からマスターモデルと同じ形状をした指
輪の原形、即ち成形体を取り出した。
【0033】その成形体を、大気雰囲気中において、3
60℃まで1時間当り10℃ずつ昇温させ、360℃で
2時間保持することにより、成形体からバインダーを除
去させた。脱バインダー後の成形体を、880℃の水素
雰囲気中において3時間にわたり焼結することにより、
指輪の焼結体を得た。そして、その焼結体から製品以外
の部分を切り取り、研磨等の後加工をして指輪を得た。
【0034】実施例1で得られた指輪においては、表1
の製品評価欄に“○”で示したように、成形用型の細か
く複雑な形状部分にまで焼結用材料が充填され、良好な
製品が得られた。
【表1】
【0035】(実施例2)平均粒子径13μmの18K
粉末よりなる原料粉を57vol%(94.8wt%)と、
43vol%(5.2wt%)のバインダーとから焼結用の
コンパウンドを得た。このコンパウンドの見掛け粘度
は、バインダーの融点以上の温度下で、且つ10-1〜1
0s-1の剪断速度域において、104.2Pa・sであっ
た。なお、この粘度測定に付いては、回転粘度計よりな
るレオメーターを用いて行った。
【0036】このコンパウンドをバインダーの融点以上
の温度に保ちながらゴム型に、2.0kg・f/cm2の注入
圧力で注入した後、上記実施例1と同様にして、バイン
ダー除去工程、焼結工程および後加工を経て指輪を得
た。
【0037】実施例2で得られた指輪においては、表1
の製品評価欄に“○”で示したように、成形用型の細か
く複雑な形状部分にまで焼結用材料が充填され、良好な
製品が得られた。
【0038】(実施例3)平均粒子径33μmの18K
粉末よりなる原料粉を53vol%(93.9wt%)と、
47vol%(6.1wt%)のバインダーとから焼結用の
コンパウンドを得た。このコンパウンドの見掛け粘度
は、バインダーの融点以上の温度下で、且つ10-1〜1
0s-1の剪断速度域において、118.6Pa・sであっ
た。なお、この粘度測定に付いては、回転粘度計よりな
るレオメーターを用いて行った。
【0039】このコンパウンドをバインダーの融点以上
の温度に保ちながらゴム型に、3.0kg・f/cm2の注入
圧力で注入した後、上記実施例1と同様にして、バイン
ダー除去工程、焼結工程および後加工を経て指輪を得
た。
【0040】実施例3で得られた指輪においては、表1
の製品評価欄に“○”で示したように、成形用型の細か
く複雑な形状部分にまで焼結用材料が充填され、良好な
製品が得られた。
【0041】(実施例4)平均粒子径13μmの18K
粉末よりなる原料粉を60vol%(95.4wt%)と、
40vol%(4.6wt%)のバインダーとから焼結用の
コンパウンドを得た。このコンパウンドの見掛け粘度
は、バインダーの融点以上の温度下で、且つ10-1〜1
0s-1の剪断速度域において、128.4Pa・sであっ
た。なお、この粘度測定に付いては、回転粘度計よりな
るレオメーターを用いて行った。
【0042】このコンパウンドをバインダーの融点以上
の温度に保ちながらゴム型に、3.0kg・f/cm2の注入
圧力で注入した後、上記実施例1と同様にして、バイン
ダー除去工程、焼結工程および後加工を経て指輪を得
た。
【0043】実施例4で得られた指輪においては、表1
の製品評価欄に“△”で示したように、成形用型の細か
く複雑な形状でない部分には焼結用材料が充填された。
なお、指輪とは別に、実施例4と同一条件下において、
ペンダントトップ用の成形用型(図示せず)よりペンダ
ントトップ(図示およびその説明を省略する。)の完成
品を得た。これについては、成形不良箇所等がなく、良
好であった。
【0044】(実施例5)平均粒子径24μmの18K
粉末よりなる原料粉を65vol%(96.2wt%)と、
35vol%(3.8wt%)のバインダーとから焼結用の
コンパウンドを得た。このコンパウンドの見掛け粘度
は、バインダーの融点以上の温度下で、且つ10-1〜1
0s-1の剪断速度域において、163.3Pa・sであっ
た。なお、この粘度測定に付いては、回転粘度計よりな
るレオメーターを用いて行った。
【0045】このコンパウンドをバインダーの融点以上
の温度に保ちながらゴム型に、5.0kg・f/cm2の注入
圧力で注入した後、上記実施例1と同様にして、バイン
ダー除去工程、焼結工程および後加工を経て指輪を得
た。
【0046】実施例5で得られた指輪においては、表1
の製品評価欄に“×”で示したように、成形用型の細か
く複雑な形状でない部分にも焼結用材料が充填されなか
った。
【0047】(実施例6)平均粒子径12μmのステン
レス(SUS316L)粉末よりなる原料粉を57vol
%(90.4wt%)と、43vol%(9.6wt%)のバ
インダーとから焼結用のコンパウンドを得た。このコン
パウンドの見掛け粘度は、バインダーの融点以上の温度
下で、且つ10-1〜10s-1の剪断速度域において、3
0.0Pa・sであった。なお、この粘度測定に付いては、
回転粘度計よりなるレオメーターを用いて行った。
【0048】このコンパウンドをバインダーの融点以上
の温度に保ちながらゴム型に、3.0kg・f/cm2の注入
圧力で注入した後、上記実施例1と同様にして、ゴム型
から成形体を取り出した。
【0049】そして、その成形体を、大気雰囲気中にお
いて、320℃まで1時間当り10℃ずつ昇温させ、3
20℃で2時間保持することにより、成形体からバイン
ダーを除去させた。脱バインダー後の成形体を、135
0℃の真空雰囲気下において2時間にわたり焼結し、そ
の焼結体から製品以外の部分を切り取り、研磨等の後加
工をして指輪を得た。
【0050】実施例6で得られた指輪においては、表1
の製品評価欄に“○”で示したように、成形用型の細か
く複雑な形状部分にまで焼結用材料が充填され、良好な
製品が得られた。
【0051】(実施例7)平均粒子径12μmのSUS
316L粉末よりなる原料粉を60vol%(91.4wt
%)と、40vol%(8.6wt%)のバインダーとから
焼結用のコンパウンドを得た。このコンパウンドの見掛
け粘度は、バインダーの融点以上の温度下で、且つ10
-1〜10s-1の剪断速度域において、98.0Pa・sであ
った。なお、この粘度測定に付いては、回転粘度計より
なるレオメーターを用いて行った。
【0052】このコンパウンドをバインダーの融点以上
の温度に保ちながらゴム型に、5.0kg・f/cm2の注入
圧力で注入した後、上記実施例6と同様にして、バイン
ダー除去工程、焼結工程および後加工を経て指輪を得
た。
【0053】実施例7で得られた指輪においては、表1
の製品評価欄に“△”で示したように、成形用型の細か
く複雑な形状でない部分には焼結用材料が充填された。
なお、指輪とは別に、実施例7と同一条件下において、
ペンダントトップ用の成形用型(図示せず)よりペンダ
ントトップ(図示およびその説明を省略する。)の完成
品を得た。これについては、成形不良箇所等がなく、良
好であった。
【0054】(実施例8)平均粒子径15μmの18K
粉末よりなる原料粉を57vol%(94.8wt%)と、
43vol%(5.2wt%)のバインダーとから焼結用の
コンパウンドを得た。本例では、原料粉として比表面積
の小さい略球形状のガスアトマイズ粉を用いた。このコ
ンパウンドの見掛け粘度は、バインダーの融点以上の温
度下で、且つ10-1〜10s-1の剪断速度域において、
2.8Pa・sであった。なお、この粘度測定に付いては、
スパイラル粘度計を用いて行った。
【0055】このコンパウンドをバインダーの融点以上
の温度に保ちながらゴム型に、3.0kg・f/cm2の注入
圧力で注入した後、上記実施例1と同様にして、バイン
ダー除去工程、焼結工程および後加工を経て指輪を得
た。
【0056】実施例8で得られた指輪においては、表1
の製品評価欄に“○”で示したように、成形用型の細か
く複雑な形状部分にまで焼結用材料が充填され、良好な
製品が得られた。
【0057】(実施例9)平均粒子径15μmの18K
粉末よりなる原料粉を60vol%(95.4wt%)と、
40vol%(4.6wt%)のバインダーとから焼結用の
コンパウンドを得た。本例では、原料粉として比表面積
の小さい略球形状のガスアトマイズ粉を用いた。このコ
ンパウンドの見掛け粘度は、バインダーの融点以上の温
度下で、且つ10-1〜10s-1の剪断速度域において、
5.3Pa・sであった。なお、この粘度測定に付いては、
スパイラル粘度計を用いて行った。
【0058】このコンパウンドをバインダーの融点以上
の温度に保ちながらゴム型に、4.0kg・f/cm2の注入
圧力で注入した後、上記実施例1と同様にして、バイン
ダー除去工程、焼結工程および後加工を経て指輪を得
た。
【0059】実施例9で得られた指輪においては、表1
の製品評価欄に“○”で示したように、成形用型の細か
く複雑な形状部分にまで焼結用材料が充填され、良好な
製品が得られた。
【0060】(実施例10)平均粒子径12μmのSU
S316L粉末よりなる原料粉を60vol%(91.4w
t%)と、40vol%(8.6wt%)のバインダーとから
焼結用のコンパウンドを得た。本例では、原料粉として
比表面積の小さい略球形状のガスアトマイズ粉を用い
た。このコンパウンドの見掛け粘度は、バインダーの融
点以上の温度下で、且つ10-1〜10s-1の剪断速度域
において、8.5Pa・sであった。なお、この粘度測定に
付いては、スパイラル粘度計を用いて行った。
【0061】このコンパウンドをバインダーの融点以上
の温度に保ちながらゴム型に、4.0kg・f/cm2の注入
圧力で注入した後、上記実施例6と同様にして、バイン
ダー除去工程、焼結工程および後加工を経て指輪を得
た。
【0062】実施例10で得られた指輪においては、表
1の製品評価欄に“○”で示したように、成形用型の細
かく複雑な形状部分にまで焼結用材料が充填され、良好
な製品が得られた。上述の実施例1〜実施例10の結果
に示されるように、成形用型への注入時の焼結用材料の
10 -1 〜10s -1 の剪断速度域における見掛け粘度が1
50Pa・s以下に管理できれば、ほぼ良好な焼結体を得
ることができる。しかし、実施例5に示すように、同じ
バインダーを用い、原料粉の混合割合を上述の範囲とし
ても、焼結用材料の見掛け粘度が150Pa・sを超える
場合があるが、実施例8〜10に示すようにガスアトマ
イズ粉を用いることにより、見掛け粘度をガスアトマイ
ズ粉以外の金属粉を用いた場合よりも、1/10程度ま
で下げることが可能となる。従って、原料粉を略球形状
のガスアトマイズ粉とすることにより、焼結材料の見掛
け粘度を大幅に低下させることができるので、焼結材料
の成型用型への注入時の見掛け粘度を変化させる原料粉
の形状以外の要因、例えば、バインダーの組成、原料粉
とバインダーの混合割合などが多少変わっても、見掛け
粘度を上述の上限値以下に管理することが可能となる。
【0063】次に、指輪1および成形用型2の一例に付
いて夫々説明する。図1に示すように、指輪1はリング
部10および繊細で複雑な意匠の施された装飾部11か
らなり、その装飾部11の裏側にはリング部10から連
続してなる下座部12が設けられている。装飾部11に
は、図には明瞭に表れていないが、突起部や凹部や孔な
どが形成されている。下座部12は、細い線状体により
リング状に形成されてなる円環部13と、その円環部1
3と装飾部11の縁とを所々連結する細い線状体よりな
る複数の側条部14とからなる。
【0064】円環部13の径方向の大きさは、装飾部1
1の径方向の大きさよりも小さくなっている。即ち、金
型等の硬質の成形用型では、装飾部11と円環部13と
の間から型を抜くことが不可能であるような形状をなし
ている。また、リング部10から下座部12に至る箇所
には、リング部10の内側から凹部15が形成されてい
るとともに、その凹部15に至る貫通孔16がリング部
10の側面に形成されている。これら凹部15および貫
通孔16の形状も、金型等の硬質の成形用型では成形不
可能な形状である。なお、図1には、焼結後の後加工時
に切り取られる切取り部17がリング部10と一体とな
って形成されている状態が示されている。
【0065】図2および図3に示すように、成形用型2
は、下台部20、上台部21、指輪1の装飾部11を造
形する嵌合部22、指輪1のリング部10を形成するた
めの中子部23とからなる。さらに中子部23は、リン
グ部10の内側に沿う略U字状の外環部24と、指輪1
の装飾部11と円環部13との間に位置する頭部25
と、それら外環部24と頭部25との間に位置する中間
部26とからなる。これら下台部20、上台部21、嵌
合部22および中子部23はお互いに着脱可能となって
いる。
【0066】そして、嵌合部22には、装飾部11の焼
結前における外側形状と相補的な形状をなす凹凸の模様
が形成されている。また、下台部20、上台部21、外
環部24および頭部25には、指輪1の、上述した円環
部13、側条部14、凹部15および貫通孔16を造形
するための繊細で複雑な形状(模様)が形成されてい
る。
【0067】以上のように構成された成形用型2を以下
のようにして組み合わせる。即ち、下台部20の嵌合凹
部20aに嵌合部22を嵌合させるとともに、下台部2
0の着座部20bに、外環部24、中間部26および頭
部25を組み合わせてなる中子部23を着座させる。そ
の上に上台部21を、その合わせ部21c,21d,2
1e,21fと下台部20の合わせ部20c,20d,
20e,20fとを夫々合致させるようにして載せ、下
台部20と上台部21とを組み合わせる。
【0068】このようにして組み合わせてなる成形用型
2に、すり鉢状の注入口(下台部20および上台部21
に夫々設けられた半すり鉢状部20g,21gにより形
成される。)から焼結用材料を流し込み、バインダーが
固化した後、以下のようにして成形体を離型させる。即
ち、先ず下台部20と上台部21とを分割し、嵌合部2
2を抜き取ってから、下台部20をたわませるなどして
弾性変形させながら、下台部20から中子部23ととも
に成形体を取り出す。続いて、外環部24を弾性変形さ
せながら中間部26から外し、さらにその中間部26も
取り去る。その後、成形体の、焼結体における装飾部1
1と円環部13の間の空間に対応する空間部分から、頭
部25を捻るようにして弾性変形させながら取り出す。
特に、この頭部25に付いては、弾性変形させない限
り、抜くことはできない。
【0069】つまり、指輪1の円環部13、側条部1
4、凹部15および貫通孔16などは、成形用型の分割
面に対応する仮想面に対して同じ側に形成されてなる、
互いに異なる方向の軸線を有する突部または凹部(所謂
アンダーカット部)となっている。従って、上述したよ
うに、これらの部位は何れも、金型等の硬質の成形用型
では、離型させることができない。しかしながら、成形
用型としてゴム型を用いることにより、離型させること
が可能となり、上述した様な複雑な形状の指輪1を容易
に製造することができる。なお、下台部20、上台部2
1、嵌合部22、外環部24、頭部25および中間部2
6には、離型性を考慮して、適宜、切れ込みが設けられ
ている。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、成形用型を弾性体とす
ることにより、焼結体の射出成形に際し、成型品が複雑
な形状でも成型用型を壊すことなく、成型品を脱型する
ことができるとともに、成型用型への焼結材料の注入圧
を10kg・f/cm 2 以下の低いものとすることによ
り、焼結材料の成形用型への注入時に弾性を有する成形
用型の変形等の問題が生じないようにすることができ、
かつ、上述のように注入圧を低いものとするとともに、
成型用型を複雑な形状としても、成型用型の焼結材料の
注入時の見掛け粘度を150Pa・s以下となるように管
理することで、複雑な形状の成形用型の内部の全てに焼
結用材料が行き亘るようにすることができる。
【0071】さらに、原料粉をガスアトマイズ粉とする
ことにより、焼結材料の成型用型への注入時の見掛け粘
度を大幅に低下させることができるので、見掛け粘度を
変化させる原料粉の形状以外の要因、例えば、バインダ
ーの組成、原料粉とバインダーの混合割合などが多少変
わっても、上記見掛け粘度を、容易に150Pa・s以下
となるように管理することができる。すなわち、本発明
によれば、複雑な形状の焼結体でも毎回型を壊す事無く
製造することができるので、従来の手彫り法やロストワ
ックス法よりも低コストで大量に指輪などの装身具のよ
うな複雑な形状の焼結体を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して製作した焼結体である指輪の
後加工前の全体斜視図である。
【図2】その指輪の成形に用いた成形用型の、下台部と
上台部とを分割した状態の分解斜視図である。
【図3】その成形用型の、下台部と嵌合部と中子部とを
分割した状態の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 指輪(焼結体) 2 成形用型
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 元 神奈川県平塚市西八幡1丁目4番3号 株式会社 パイロット 平塚工場内 (56)参考文献 特開 昭63−223102(JP,A) 特開 昭63−223103(JP,A) 特開 平4−17603(JP,A) 特開 昭63−295031(JP,A) 特開 昭63−219501(JP,A) 特開 昭63−219502(JP,A) 特開 平3−44405(JP,A) 特開 平5−263102(JP,A) 特開 平5−132702(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料粉と熱可塑性樹脂からなるバインダ
    ーとを混合してなる焼結用材料を成形する焼結体製造に
    おける成形方法であって、 上記原料粉として略球形状の金属粉であるガスアトマイ
    ズ粉を用いて成形用型への注入時の前記焼結用材料の1
    -1 〜10s -1 の剪断速度域における見掛け粘度が15
    0Pa・s以下となるように管理し、 次いで、弾性体よりなる成形用型に、10kg・f/c
    2 以下の注入圧で、前記焼結用材料を注入することを
    特徴とする焼結体製造における成形方法。
  2. 【請求項2】 前記焼結用材料に占める前記原料粉の割
    合は、30体積%以上で、且つ70体積%以下であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の焼結体製造における成形
    方法
  3. 【請求項3】 前記焼結用材料に占める前記原料粉の割
    合は、72.0重量%以上で、且つ98.0重量%以下
    であることを特徴とする請求項1または2記載の焼結体
    製造における成形方法
  4. 【請求項4】 前記原料粉は、貴金属または貴金属を含
    む合金であることを特徴とする請求項1または2記載の
    焼結体製造における成形方法
  5. 【請求項5】 前記焼結用材料に占める前記原料粉の割
    合は、79.0重量%以上で、且つ98.0重量%以下
    であることを特徴とする請求項4記載の焼結体製造にお
    ける成形方法
  6. 【請求項6】 前記成型用型が 軟質ゴムからなることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の焼結体
    製造における成形方法
  7. 【請求項7】 前記請求項1〜6のいずれか一つに記載
    の焼結体製造における成形方法を用いて成形された焼結
    用材料からバインダーを除去した後に、焼結して得られ
    たことを特徴とする焼結体
  8. 【請求項8】 前記成形用型の分割面に対応する仮想面
    に対して同じ側に、突部および凹部の何れか一方または
    両方が、少なくとも2個、それらの軸線が互いに異なる
    方向をなして形成されていることを特徴とする請求項7
    記載の焼結体。
  9. 【請求項9】 装身具であることを特徴とする請求項7
    または8記載の焼結体。
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