JP2666601B2 - ピークホールド回路 - Google Patents

ピークホールド回路

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JP2666601B2
JP2666601B2 JP3107124A JP10712491A JP2666601B2 JP 2666601 B2 JP2666601 B2 JP 2666601B2 JP 3107124 A JP3107124 A JP 3107124A JP 10712491 A JP10712491 A JP 10712491A JP 2666601 B2 JP2666601 B2 JP 2666601B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピークホールド回路に
関し、特に、集積回路に適した回路構成のピークホール
ド回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のピークホールド回路は、例えば図
3のように構成されている。図3において21は差動増
幅回路、22はダイオード、23は電圧保持用の容量、
24はエミッタフォロワ回路を構成するNPNトランジ
スタ、25はエミッタフォロワ回路をバイアスする定電
流源、26は入力端子、27は出力端子である。出力端
子27に出力されている電圧より高い電圧が入力端子2
6に加えられたとすると、差動増幅回路21の出力が上
昇し、ダイオード22が導通し、出力端子27の出力電
圧が入力端子26と等しくなるまで容量23が充電され
る。その後入力端子26の入力電圧が下降すると、差動
増幅回路21の出力が下降し、ダイオード22は非導通
となり、出力端子27の出力は先に出力した最高電圧が
保持される。この時差動増幅回路21の出力は最低電圧
まで振り切れる。従って、再び出力端子27に出力され
ている電圧より高い電圧が入力端子26に加えられたと
すると、差動増幅回路21の出力が振り切れているため
に、内部の寄生容量に充放電して差動増幅回路21とし
て動作領域に達するまでの時間が余分に必要となり、出
力端子27の出力の時間的応答が遅くなるという課題が
ある。
【0003】NPNトランジスタ24の代わりにNチャ
ネルMOSトランジスタ34を用いた図4の如きピーク
ホールド回路も知られているが、出力端子27の出力の
時間的応答が遅くなるという課題があることにはかわり
はない。
【0004】上記課題を改良した従来のピークホールド
回路として、たとえば図5に示す回路が知られている。
図5において21は差動増幅回路、22はダイオード、
23は電圧保持用の容量、24は出力バッファ用の差動
増幅回路、35はダイオード、36は抵抗、26は入力
端子、27は出力端子である。出力端子27に出力され
ている電圧より高い電圧が入力端子26に加えられたと
すると、差動増幅回路21の出力が上昇し、ダイオード
22が導通し、出力端子27の出力電圧が入力端子26
と等しくなるまで容量23が充電される。この時ダイオ
ード35は非導通となっている。その後入力端子26の
入力電圧が下降すると、差動増幅回路21の出力が下降
し、ダイオード22は非導通となり、出力端子27の出
力は先に出力した最高電圧が保持される。一方差動増幅
回路21の出力が下降するためにダイオード35が導通
し、差動増幅回路21の反転入力端子の電圧が入力端子
26と等しくなるまで出力電圧が下降する。その後再び
出力端子27に出力されている電圧より高い電圧が入力
端子26に加えられたとすると、差動増幅回路21はダ
イオード35を通して局所的な帰還ループが形成されて
いたためにすでに差動増幅回路としての動作領域にあ
り、余分な時間を費やすことなくスムーズに出力電圧が
上昇する。従って、出力端子27の出力は充分に早い時
間的応答を示す。しかしながら、図3〜図5に示したい
ずれのピークホールド回路もPN接合を利用したダイオ
ードを使用している。従って、MOSLSIのプロセス
を使用してピークホールド回路を集積化しようとした場
合に、これらのピークホールド回路は適用できないとい
う課題がある。
【0005】MOSLSIのプロセスに適した従来のピ
ークホールド回路としては図6に示す回路がある。図6
において21は差動増幅回路、32はソースフォロワ回
路を構成するNチャネルMOSトランジスタ、25はソ
ースフォロワトランジスタを駆動する定電流源、44は
電圧保持用の容量、26は入力端子、27は出力端子で
ある。出力端子27に出力されている電圧より高い電圧
が入力端子26に加えられたとすると、差動増幅回路2
1の出力が上昇し、出力端子27の出力電圧が入力端子
26と等しくなるまで容量44が充電される。その後入
力端子26の入力電圧が下がると、差動増幅回路21の
出力が下降し、NチャネルMOSトランジスタ32は非
導通となり、出力端子27の出力は先に出力した最高電
圧が保持される。この時差動増幅回路21の出力は最低
電圧まで振り切れる。従って、再び出力端子27に出力
されている電圧より高い電圧が入力端子26に加えられ
たとすると、差動増幅回路21の出力が振り切れている
ために、内部の寄生容量に充放電して差動増幅回路とし
ての動作領域に達するまでの時間が余分に必要となり、
出力端子27の出力の時間的応答が遅くなるという課題
が生ずるのは図3、図4の例と同様である。また、最高
電圧を保持している間は容量44に蓄積されている電荷
は定電流源25によって放電されるために、必要とする
データ保持時間との兼ね合いで容量44の容量値と定電
流源25の電流値とを定めなければならない。通常LS
Iに集積化できる容量は高々100pF程度であるため
に、たとえば1msで0.1V以内の放電まで許容でき
るものとすれば、定電流源25の電流値は10nA以下
に抑えなければならない。
【0006】一方ソースフォロワ回路はその負荷容量C
L と出力トランジスタのgmとの比、gm/CL の点に
極を生じるので、差動増幅回路21とソースフォロワ回
路32で構成されるループの位相余裕を確保し安全性を
保つためには、gm/CL に生じる極をできるだけ高く
しなければならない。すなわち、バイアス電流が微小で
あるという制約のもとで大きな負荷容量CL に対して充
分に大きなgmを確保するには、ソースフォロワトラン
ジスタのW/L、すなわちチャネル幅/チャネル長比を
非常に大きく取らねばならない。そうすると、ソースフ
ォロワトランジスタに付随する寄生容量も大きくなるた
めに、差動増幅回路の出力インピーダンスとの間で第3
の極が形成され、ループの安定性の確保がさらに困難と
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上をまとめると、従
来のピークホールド回路では、第一に時間的応答が遅
い、第二にMOSLSIの製造プロセスでは実現できな
い、第三にループの安定性の確保が困難であるとの3つ
の課題があり、図3〜図6に示すいずれのピークホール
ド回路もこれら3つの課題の内のいずれかが該当すると
いうことがわかった。
【0008】本発明は従来の上記実情に鑑みてなされた
ものであり、従って本発明の目的は、従来の技術に内在
する上記諸課題を解決することを可能とした新規なピー
クホールド回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係るピークホールド回路は、演算増幅回路
と、第1のソースフォロワ回路または第1のエミッタフ
ォロワ回路と、前記第1のソースフォロワ回路または第
1のエミッタフォロワ回路の出力を常に前記演算増幅回
路の入力に帰還する帰還部と、前記演算増幅回路の出力
のピーク電圧を保持する容量と、前記容量を駆動する第
2のソースフォロワ回路または第2のエミッタフォロワ
回路を備えて構成される。
【0010】
【実施例】次に本発明に係るピークホールド回路をその
好ましい各実施例について図面を参照して具体的に説明
する。
【0011】図1は本発明によるピークホールド回路の
一実施例を示す回路構成図である。
【0012】図1において、参照番号1は差動増幅回
路、2、4はソースフォロワ回路を形成するNチャネル
MOSトランジスタ、3、5はソースフォロワ回路のバ
イアス用NチャネルMOSトランジスタ、6は電圧保持
用の容量、7は入力端子、8は出力端子、9はバイアス
電圧入力端子をそれぞれ示している。
【0013】図1を参照するに、出力端子8に出力され
ている電圧より高い電圧が入力端子7に加えられたとす
ると、差動増幅回路1の出力が上昇し、出力端子8の出
力電圧が入力端子7と等しくなるまで容量6が充電され
る。その後入力端子7の入力電圧が下がると、差動増幅
回路1の出力が下降し、NチャネルMOSトランジスタ
4は非導通となり、出力端子8の出力は先に出力した最
高電圧が保持される。
【0014】一方、差動増幅回路1とソースフォロワ回
路2で構成されるループは、入力端子7の入力電圧の下
降に対してもループの形成を維持したまま入力電圧に追
髄する。従って、再び出力端子8に出力されている電圧
より高い電圧が入力端子7に加えられたとしても、差動
増幅回路1の出力は余分な時間を費やすことなくスムー
ズに上昇するので、出力端子8の出力は充分に早い時間
的応答を示す。
【0015】また帰還ループを形成するソースフォロワ
回路と、ピーク電圧保持用のソースフォロワ回路を分離
しているために、帰還ループを形成するソースフォロワ
回路につく負荷容量を寄生容量のみにとどめることがで
き、さらにトランジスタ2のバイアス電流とW/Lをト
ランジスタ4のそれのN倍に設定することにより、ピー
ク電圧入力時の入力と出力電圧の一致を図りながら、帰
還ループを形成するソースフォロワ回路のgmをN倍に
増加させる事ができる。その結果、ソースフォロワ回路
の極を比較的容易に高くすることができ、ループの安定
化を図る事ができる。また、MOSLSIの製造プロセ
スで問題なく製造できることは言うまでもない。
【0016】本発明によるピークホールド回路の第2の
実施例を第2図に示す。
【0017】図2を参照するに、図2に示された第2の
実施例は図1の回路のソースフォロワ回路を、パイポー
ラトランジスタを用いたエミッタフォロワ回路に変更し
たものである。図2の回路においても、図1の回路と同
様に早い応答時間とループの安定性が保たれている事は
自明である。また図5に示した従来例と比較しても少な
い素子数で同等の特性が得られるという長所がある。
【0018】図1、図2に示した実施例は帰還部をボル
テージフォロワで構成した例であったが、任意の増幅率
を有する非反転増幅回路としても、同様の効果を有する
ピークホールド回路を構成することができる。さらに、
任意の増幅率を有する反転増幅回路とすれば、入力電圧
の最小値を保持するピークホールド回路とすることがで
きる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るピー
クホールド回路によれば、演算増幅回路と、第1のソー
スフォロワ回路または第1のエミッタフォロワ回路と、
前記第1のソースフォロワ回路または第1のエミッタフ
ォロワ回路の出力を常に前記演算増幅回路の入力に帰還
する帰還部と、前記演算増幅回路の出力のピーク電圧を
保持する容量と、前記容量を駆動する第2のソースフォ
ロワ回路または第2のエミッタフォロワ回路を備えるこ
とにより、時間的応答が速く、ループの安定性の確保が
容易で、MOSLSIの製造プロセスでも実現できると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の一実施例を示す回路構成図
である。
【図2】本発明による第2の実施例を示す回路構成図で
ある。
【図3】従来技術を示す回路図である。
【図4】従来技術を示す回路図である。
【図5】従来技術を示す回路図である。
【図6】従来技術を示す回路図である。
【符号の説明】
1、21、34…差動増幅回路 2、4…ソースフォロワ回路を形成するNチャネルMO
Sトランジスタ 6、23、44…電圧保持用の容量 7、26…入力端子 8、27…出力端子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算増幅回路の出力を第1のソースフォ
    ロワ回路の入力に接続し、前記第1のソースフォロワ回
    路の出力を前記演算増幅回路の入力に帰還する帰還部を
    備え、前記演算増幅回路の出力を第2のソースフォロワ
    回路の入力に接続し、前記第2のソースフォロワ回路の
    出力にピーク電圧を保持する容量を接続した事を特徴と
    するピークホールド回路。
  2. 【請求項2】 演算増幅回路の出力を第1のエミッタフ
    ォロワ回路の入力に接続し、前記第1のエミッタフォロ
    ワ回路の出力を前記演算増幅回路の入力に帰還する帰還
    部を備え、前記演算増幅回路の出力を第2のエミッタフ
    ォロワ回路の入力に接続し、前記第2のエミッタフォロ
    ワ回路の出力にピーク電圧を保持する容量を接続した事
    を特徴とするピークホールド回路。
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US5324994A (en) * 1992-12-24 1994-06-28 Tektronix, Inc. Peak detection circuit
JP2007255909A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Nec Electronics Corp ピーク検波回路

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