JP2666412B2 - 記録液 - Google Patents

記録液

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、とくにインクジェット記録用及び筆記用具
用の記録液に関する。
〔従来の技術〕
インクジェット記録方法において、記録紙として、電
子写真用紙、ボンド紙、ストックフォーム紙等の普通紙
を用いた場合、記録後、記録された印字を指等でこすっ
ても画像ずれを起こさなくなるまでの時間の短縮化(速
乾性)、該印字に滲みがなく輪郭がはっきりとしてお
り、かつ印字濃度が高いこと(印字品位)等についての
問題があった。
従来、特定の水溶性有機溶剤または界面活性剤を含有
する記録液(特開昭47−12104号、特開昭49−97620号、
特開昭55−16042号、特開昭55−29546号、特開昭55−65
269号、特開昭57−137370号等の各公報)、記録液中に
塩基を加えた記録液(特開昭47−12105号、特開昭53−1
1606号、特開昭53−135707号、特開昭56−57862号、特
開昭56−133376号、特開昭58−2364号、特開昭58−1257
67号等の各公報)等が知られているが、これらの記録液
は、上記問題点に関し、十分な効果が得られなかった
り、あるいは効果が得られてもノズル先端において目詰
まりし易くなるといった大きな欠陥を併有している。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、普通紙に記録を行なった場合でも速乾性及
び印字品位、とりわけ印字濃度に優れた印字を得ること
ができる記録液の提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、水性媒体、下記一般式〔I〕 〔式中、m、nは1又は2を表わし、MはNa、K、Li又
はNH4を表わす。〕 で示される化合物及び、重合度が200〜1000でケン化度
が80〜90%のポリビニルアルコール、20℃において、5
%水溶液の粘度が100〜500cpsであるヒドロキシエチル
セルロースもしくは(モノ、ジ、トリエタノールアミ
ン酢酸塩の中から選ばれる少くとも1種の化合物を含有
する記録液を要旨とするものである。
本発明を更に具体的に説明する。
前記一般式〔I〕で示される化合物の具体例としては
次の様なものが挙げられる。
この様な化合物は、例えば細田豊著「新染料化学」
(昭和48年12月21日発行)技報堂、第397頁第27行〜第3
98頁第19行等の記載に準じて製造することができる。
上記の化合物の含有量としては記録液全重量に対して
0.2〜12%の範囲、好ましくは2〜8%の範囲が挙げら
れる。
ポリビニルアルコールに関しては、重合度が200より
小さいものを用いた場合は、印字物の印字品位が十分で
なく、又、1000より大きいものの場合は記録液の吐出安
定性が劣るため、200〜1000の範囲のものが用いられ
る。又、ケン化度が80%より小さいものの場合は、ポリ
ビニルアルコール自体の水溶性が劣り、90%より大きい
ものの場合には得られる印字物の印字品位が劣るため、
80〜90%の範囲のものが用いられる。
尚、この様なポリビニルアルコールの記録液中の含有
量としては、記録液全重量に対して0.2%未満では印字
物の印字品位が劣り、2%より多いと記録液の粘度が上
昇するので、0.2〜2重量%の範囲であるのが好まし
く、0.5〜1.5重量%の範囲であるのが更に好ましい。
ヒドロキシエチルセルロースに関しては、20℃におい
て5%水溶液の粘度が100〜500cpsであるものが用いら
れる。又、その記録液中の含有量としては、記録液全重
量に対して、0.1%未満では印字物の印字品位が劣り、
1%より多いと記録液の粘度が上昇するので、0.1〜1
重量%の範囲であるのが好ましい。
(モノ、ジ、トリエタノールアミン酢酸塩に関して
は、記録液中の含有量は、記録液全重量に対して1%未
満では印字物の印字品位が劣り、10%より多いと記録液
において前記一般式〔I〕の化合物を塩析し易くなるの
で、1〜10重量%の範囲であるのが好ましく、更に2〜
7重量%の範囲であるのがより好ましい。
これらのポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセ
ルロース及び(モノ、ジ、トリ)エタノールアミン酢酸
塩はそれぞれ単独で用いても良いが、併用することも可
能である。
水性媒体としては、水の他に例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール(#200)、ポリエチレングリコール
(#400)、グリセリン、N−メチル−ピロリドン、N
−エチル−ピロリドン、1,3−ジメチル−イミダゾリジ
ノン、エチレングリコールモノアリルエーテル、エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノメチルエーテル等を含有しているのが好ましく、
水を除く水性媒体の含有量としては、記録液全重量に対
し、20〜50重量%の範囲が挙げられる。
また、本発明の記録液のpHは、通常6〜10に調整され
る。
さらに本発明の記録液は記録液全重量に対し0.1〜10
重量%、好ましくは0.5〜5重量%の尿素、チオ尿素、
ビウレット、セミカルバジドから選ばれる化合物を添加
することにより保存安定性を改良することができる。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例で更に詳細に説明するが、本発
明はこれら実施例により何等限定されるものではない。
実施例1 上記の各成分を容器の中で充分混合溶解し、孔径1μ
のテフロンフイルターで加圧過したのち、真空ポンプ
を用いて脱気処理し記録液を調製した。
得られた記録液を用いて、インクジェットプリンター
(商品名HG−2500、エプソン株式会社製造)でインクジ
ェット記録を行ない、下記(a)および(b)の方法に
従って、速乾性及び印字品位を評価した。
(a)速乾性:電子写真用紙(富士ゼロックス株式会社
製造)、ボンド紙およびストックフォーム用紙(ライオ
ン事務器株式会社製造)に印字し、60秒後印字部を指で
こすり画像のずれの有無を判定した。
いずれもずれがなく優れた定着性を示した。
(b)印字品位:上記の記録紙上において印字された各
ドットについて顕微鏡観察し、ドット周辺のフェザーリ
ング(ヒゲ状のにじみ)の有無及び輪郭のシャープさを
目視により評価した。
いずれもフェザーリングがなく、輪郭もシャープであ
り、印字濃度も十分高いものであった。
また、下記(c)〜(f)の方法に従って、インクジ
ェット記録に関する評価を行なった。
(c)記録液の長期保存性:記録液をガラス容器に密閉
し、0℃と60℃で6ケ月間保存したのちでも不溶分の析
出は認められず、液の物性や色調にも変化がなかった。
(d)吐出安定性:室温、5℃、40℃の雰囲気中でそれ
ぞれ24時間の連続吐出を行なったが、いずれの条件でも
終始安定した高品質の記録が行なえた。
(e)吐出応答性:2秒毎の間欠吐出と2カ月間放置後の
吐出について調べたが、いずれの場合もオリフィス先端
での目詰まりがなく安定で均一に記録された。
(f)記録画像の品質:記録された画像は濃度が高く鮮
明であった。室内光に3カ月さらしたのちの濃度の低下
率は1%以下であり、また、水中に1分間浸した場合、
画像のにじみはきわめてわずかであった。
実施例2 実施例1と同様にして上記組成の記録液を調製し、
(a)〜(f)の検討を行った結果、いずれも良好な結
果を得た。
実施例3 記録液の組成 使用量(重量%) 前記No.3の化合物 4 ポリエチレングリコール(#200) 17 N−メチル−ピロリドン 10 トリエタノールアミン酢酸塩 6水 残量 合計 100 実施例1の記載の方法に従って記録液を調合し、実施
例1と同様(a)〜(f)の検討を行い、いずれも良好
な結果を得た。
実施例4 実施例1に記載の方法に従って記録液を調合し、実施
例1と同様(a)〜(f)の検討を行った。いずれも良
好な結果を得た。
(発明の効果) 本発明の記録液は、特にインクジェット記録用、筆記
用具用等として用いられ、記録後の速乾性及び印字品位
に優れているため、普通紙に記録した場合でも印字部を
指でこすっても画像のずれが生じず、そして、にじみが
なく輪郭がシャープでかつ濃度の高い画像を得ることが
できる。また、記録特性(信号応答性、液滴形成の安定
性、吐出安定性、長時間の連続記録性)、保存安定性、
記録画像の耐光性、耐候性、耐水性等いずれも良好であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水性媒体、下記一般式〔I〕 〔式中、m、nは1又は2を表わし、MはNa、K、Li又
    はNH4を表わす。〕で示される化合物及び、重合度が200
    〜1000でケン化度が80〜90%のポリビニルアルコール、
    20℃において、5%水溶液の粘度が100〜500cpsである
    ヒドロキシエチルセルロースもしくは(モノ、ジ、トリ
    エタノールアミン酢酸塩の中から選ばれる少くとも1
    種の化合物を含有することを特徴とする記録液。
JP25275588A 1988-10-06 1988-10-06 記録液 Expired - Fee Related JP2666412B2 (ja)

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