JP2666386B2 - 車輌用前照灯 - Google Patents

車輌用前照灯

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JP2666386B2 JP63167218A JP16721888A JP2666386B2 JP 2666386 B2 JP2666386 B2 JP 2666386B2 JP 63167218 A JP63167218 A JP 63167218A JP 16721888 A JP16721888 A JP 16721888A JP 2666386 B2 JP2666386 B2 JP 2666386B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は車輌相互間または車輌と障害物または車輌と
周りの情報システムとの間の車輌用信号伝達装置に関す
る。
従来の技術 従来の車輌用信号伝達装置は主として車輌の情報通信
装置や第5図に示すような障害物検知装置である。第5
図において1と2は自動車、3はレーザー光発生部兼反
射光受光部である光学ヘッドである。第5図において、
自動車1の光学ヘッド3から発したレーザー光4がその
検知エリア5内の自動車2の後部に当り、反射され、そ
の反射光6が自動車1の光学ヘッド3で受光され自動車
2の検知等を行ない自動車1の制御系にフィードバック
して車間距離を最適に保つことなどを行なう。自動車2
は単なる人などの障害物であっても同じである。また、
レーザーでなくても発光ダイオードでもよい。第5図の
信号伝達系を第6図に示す。第6図において、送信機9
は発光素子7とそれを駆動する駆動回路8からなり、光
10を発生し、受信器13は受光素子11とその出力を増幅す
る増幅回路12からなり、光10を受光素子11で検出して制
御・処理系14に信号を出力する。この他にも、自動車と
自動車または他の情報通信システムとの間の情報交換は
光を用いる代わりにラジオ無線などを用いていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では、半導体レーザ
ーや発光ダイオードを用いた場合は、光は完全な収束光
でなくある程度発散するため、強度が弱く数メートル先
までしか検知できなかったり、信号を送れなかったりす
るという問題がある。すなわち、車輌用の信号伝達は数
メートルから数百メートル先に対して実行される必要が
ある。これを改善するため、高強度の光を発生するレー
ザーや発光ダイオードを用いると、レーザーや発光ダイ
オード自体のみならずその駆動回路が非常な高価になっ
たり、大形になったりする。また、光をレンズ系で発散
しないようにすると、所要検知エリア内をスキャンする
必要があり、スキャナー等の高価で大きな装置が必要に
なる。また、ラジオ無線を用いた場合には、同様に高価
で大きな専用の装置が必要になるとともに、指向性が低
いため、多くの車輌のいるところでは、互いに干渉しあ
い、雑音が多くなり、誤動作して使用できなくなるし、
周囲へのラジオノイズも大きくなってしまう。また、送
信に多くの電力が必要である。
課題を解決するための手段 本発明は前記問題点を解決するため、前照灯用ランプ
と、前記ランプに接続され所定の信号に応じて変調した
出力を前記ランプに供給する電源とを備えた車輌用前照
灯である。
作用 本発明は前記した構成により、所定の信号を車輌用前
照灯の発生する光に重畳またはその信号で光を変調して
前方へ投射できる。そして、その信号により、周囲の情
報システムとの交信または、障害物の検知など様々なこ
とを行なえる。
実施例 以下、本発明の第一の実施例を添付図面に基づいて説
明する。第1図は、本発明の車輌用前照灯のブロック図
である。また、第2図はそのブロック各部の出力波形で
ある。第1図において、21は前照灯用ランプ、22はイン
バータからなる点灯装置であるパワー制限部、23はパワ
ー制限部22に電力を供給する入力電力源、24はパワー制
限部22のスイッチング素子を制御する制御部、25は制御
部に入力する信号に外部からの制御信号27を変換する信
号発生部、26はパワー制限部22と制御部24と入力電力源
23と信号発生部25とからなる電源である。また、第2図
aは信号27の波形、bは信号発生部25の出力波形、cは
制御部24の出力波形、dはパワー制限部22の入力波形、
eはその出力波形、fは車輌用前照灯21からの照射光の
波形である。外部からの信号27は例えば車輌のコンピュ
ータなどの制御系からのデジタル信号または命令aであ
り、信号発生部25によってアナログの制御信号bが発生
し、制御部24に入力される。制御部24は入力bに従って
パワー制限部22のスイッチング素子をPWM制御する信号
を発生する。この信号によりパワー制限部22は入力電力
源23から直流電圧を入力し、制御部24の制御入力cに従
い制御信号bに応じてAM変調された高周波eを前照灯用
ランプ21へ出力する。前照灯用ランプは入力波形eに応
じて変調された高周波の光を前方に照射する。
この光により、従来例の第1図および第2図のように
前方または自分に受光器があれば信号の伝達や障害物の
検知などがレーザー光の代わりに行なうことができる。
そのため、無線機やレーザーやその駆動回路など信号伝
達のための専用の構成物が不要になり、車輌の構成が簡
単になるとともにスタイル設計の自由度を増加できる。
同時に高価な部品が不要になるため、安価にできる。ま
た、送信するための電力も前照灯のものを兼用できるた
め、不要にできる。また、光に信号をのせるため、電波
ノイズがなくなるとともに電波障害に強く車輌の安全性
が増す。また、前照灯は特に、信号機などの道路情報シ
ステムと交信またはそれを検知するまたは検知してもら
う場合、または、道路上において障害物を検知するなど
のうえで、すでに配光上必要十分な特性を有しており、
信号を伝達するための特別な配光の変更を必要とせず、
このシステムを新規だけでなく従来の前照灯にも設置し
やすいという効果も有する。また、そのため、不必要な
電力を必要とせず信号伝達のための効率がよくできる。
また、特に本実施例においては、電源において、パワー
制限部を制御する構成のため、本発明の機能を付加する
ために従来の前照灯用ランプの点灯装置に付加する部分
は信号発生部25と制御部24の一部だけの小信号回路だけ
であるため、特に安価・小形にできる。
次に、本発明の第二の実施例を添付図面に基づいて説
明する。第3図は、本発明の第二の実施例の車輌用前照
灯のブロック図である。また、第4図はそのブロック各
部の出力波形である。第3図において、31は前照灯用ラ
ンプ、32は信号重畳部、33は直流を信号重畳部へ出力す
るスイッチング電源からなる点灯装置であるパワー制限
部、34はパワー制限部33に電力を供給する入力電力源、
35は信号重畳部32に入力する信号へ外部からの制御信号
36を変換する信号発生部、37は信号重畳部32とパワー制
限部33と信号発生部35と入力電力部34とからなる電源で
ある。また、第4図gは信号36の波形、hは信号発生部
35の出力波形、iはパワー制限部33の入力波形、jはそ
の出力波形、kは信号重畳部32の出力波形、lは車輌用
前照灯31からの照射光の波形である。外部からの信号36
は例えば車輌のコンピュータなどの制御系からのデジタ
ルまたはアナログ信号または命令gであり、信号発生部
35(アナログまたはデジタルまたは他でも可)に入力さ
れる。信号発生部35は入力gに応じて、重畳する信号h
を信号重畳部に出力する。パワー制限部33は入力電力源
34から直流電圧を入力し、前照灯用ランプ32を点灯する
直流電力を信号重畳部32へ出力する。信号重畳部32は信
号hに従いデジタル変調された信号をパワー制限部33か
らの直流に重畳して直流kを前照灯用ランプ31へ出力す
る。前照灯用ランプは入力波形kに応じて、デジタル変
調された信号を重畳した一定の光を前方に照射する。
この光により、第一の実施例と同様に前方または自分
に受光器があれば信号の伝達や障害物の検知などがレー
ザー光の代わりに行なうことができる。そのため、効果
もほぼ同様にできる。すなわち、車輌の構成が簡単にな
るとともにスタイル設計の自由度を増加でき、安価にで
きる。また、送信電力も不要にできるとともに電波ノイ
ズがなくなるとともに電波障害に強く車輌の安全性が増
す。また、前照灯を用いることにより、信号を伝達する
ための特別な従来装置の変更を必要とせず、設置しやす
く、信号伝達のための効率をよくできる。また、本実施
例においては、特に、信号重畳部32とパワー制限部33と
を別々に設けた構成としたため、デジタル変調した信号
を光として伝達しやすく、信号の信頼性を増加できる。
また、その他、あらゆる信号を送信しやすく、伝達情報
量を増加できる。また、パワー制限部33の構成を簡単に
できる。すなわち、一定周波数でよく、また、信号変調
のための制御が不要なため、自励式インバータやスイッ
チング回路をもちいたり、共振型のスイッチング回路を
用いたりでき、小形・高効率・安価に構成できる。さら
に、本実施例では、前照灯用ランプ31を直流で点灯する
ことにより、不必要なチラツキがなく、かつ、電磁放射
がないので電波ノイズがない。また、信号を重畳しやす
く、かつ、受信器側での信号の分離が簡単にでき、さら
に、情報量を多くできる。また、パワー制限部33の出力
が直流でよいので、スイッチング周波数を高くできるた
め、小形・軽量にできる。
なお、本発明の第一および第二の実施例ではパワー制
限部にスイッチングモードを用いて電流制限するものを
用いたが、抵抗やチョークやコンデンサなどを用い、信
号重畳部または制御部はトランスなどの磁気素子などを
用いてもよい。この場合も基本的な効果は同様に得られ
る。また、入力電力源の出力は、直流としたが交流でも
同様である。また、前照灯用ランプは、光出力に変調信
号が重畳できる応答性を持つものであれば電球でも放電
ランプでもよいが、応答性の速い放電ランプの方が効果
的である。また、第一実施例ではパワー制限部にインバ
ータを用い第二の実施例では直流出力のスイッチング電
源を用いたが、それぞれ他のスイッチングモードの電源
でも同様である。また、本発明の車輌用前照灯の変調周
波数はいくらでも良く、重畳信号も情報伝達用だけでな
くどのようなものでもよい。また、車輌は自動車だけで
なく他の交通機関でも同様である。また、変調はAMおよ
びデジタルとしたが、他ものであっても同様である。
発明の効果 以上説明したように、本発明は、簡単・安価な構成で
効率よく他に障害を及ぼすことなく車輌から信号を送信
・伝達でき、車輌自体の構成も簡単・安価にできる車輌
用前照灯を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例のブロック図、第2図は
第一の実施例の各ブロックの出力波形図、第3図は本発
明の第二の実施例のブロック図、第4図は第二の実施例
の各ブロックの出力波形図、第5図は本発明を実施した
時の車両間の関係を示す図、第6図は第5図の信号伝達
系を示すブロック図である。 1,2……自動車、21,31……前照灯用ランプ、26,37……
電源。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前照灯用ランプと、前記前照灯用ランプに
    接続され所定の信号に応じて変調した出力を前記ランプ
    に供給する電源とからなり、前記所定の信号に応じた変
    調光を前方に照射する車輌用前照灯。
  2. 【請求項2】前照灯用ランプは放電ランプである特許請
    求の範囲第1項記載の車輌用前照灯。
  3. 【請求項3】電源が、入力電力源と、前記入力電力源か
    ら前照灯ランプへの電力を制限するパワー制限部と、外
    部からの信号に応じて必要な制御信号に変換し出力する
    信号発生部と、前記パワー制限部の制限状態を前記信号
    発生部からの制御信号に応じて制御する制御部とからな
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載の車輌用前照
    灯。
  4. 【請求項4】電源が、入力電力源と、前記入力電力源か
    ら前照灯ランプへの電力を制限するパワー制限部と、外
    部からの信号に応じて必要な制御信号に変換し出力する
    信号発生部と、前記パワー制限部の出力に前記信号発生
    部からの信号を重畳する信号重畳部とからなる特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の車輌用前照灯。
  5. 【請求項5】外部からの信号が車輌用コンピュータ等の
    制御系からの制御信号である特許請求の範囲第3項また
    は第4項記載の車輌用前照灯。
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