JP2666175B2 - プッシュプル式荷役車両のフォーク爪下方検出装置 - Google Patents

プッシュプル式荷役車両のフォーク爪下方検出装置

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JP2666175B2 JP10074593A JP10074593A JP2666175B2 JP 2666175 B2 JP2666175 B2 JP 2666175B2 JP 10074593 A JP10074593 A JP 10074593A JP 10074593 A JP10074593 A JP 10074593A JP 2666175 B2 JP2666175 B2 JP 2666175B2
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義文 内藤
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小松フォークリフト株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プッシュプル式荷役車
両において、フォーク爪に対する当該フォーク爪の下方
に位置するパレットあるいは荷物の前後方向位置を検出
するフォーク爪下方検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プッシュプル式荷役車両としては
次のようなものが知られている。すなわち、車体の前部
にマストを設け、該マストに昇降動自在となる昇降体を
設け、該昇降体に前後に向かうフォーク爪を設けると共
に、該フォーク爪の上側に沿って前後移動自在となるフ
ェースプレートを設け、該フェースプレートの下部に荷
物の下に敷いたシートパレットを挟持可能とする挟持部
を設けた構成としている。
【0003】このような構成のプッシュプル式荷役車両
において、荷役作業については、前記フェースプレート
を前移動してフォーク爪の先端前方に位置し、荷の下に
敷いたシートパレットを挟持部で挟持し、挟持後、フェ
ースプレートを後移動しながら車体を前進走行してシー
トパレットと共に荷物をフォーク爪上に引き込んで荷取
り作業を行う。また、前記挟持部によるシートパレット
の挟持を解放状態とし、フェースプレートを前移動しな
がら車体を後進走行してシートパレットと共に荷物をフ
ォーク爪上より押し出して荷置き作業を行う。なお、荷
置き作業においては、フェースプレートの前移動速度と
車体の後進走行速度とを共に同速度にすることにより、
実際は荷物が停止状態のままフォーク爪および車体が後
方に移動するようになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来のプッシュプル式
荷役車両であっては、荷置き作業において、あらかじめ
置いてあるパレットあるいは荷物の上に荷置きをする場
合、荷物を載置したフォーク爪をあらかじめ置いてある
パレットあるいは荷物の上方側に正確に位置させなけれ
ばならないが、作業の際、オペレータが運転席からフォ
ーク爪とあらかじめ置いてあるパレットあるいは荷物と
の位置関係において、左右方向と上下方向は容易に確認
し位置させることができるものの、前後方向は確認する
ことが難しく、フォーク爪を正確に位置させることが困
難であった。このため、従来は車体の側面に作業員を配
置してフォーク爪の前後方向の位置を確認したり、また
はオペレータが運転席より降りてフォーク爪の前後方向
の位置を確認したりして作業を行っており、作業がとて
も面倒で作業性が悪いという問題があった。
【0005】また、マストに前方に向けてレーザー式距
離検出センサを設けたものも知られているが、これはセ
ンサ自体が高価であるという問題があると共に、フォー
ク爪の下方に位置したパレットあるいは荷物によってセ
ンサの距離検出が狂うことがあり、これは例えば、パレ
ットにおいてフォーク爪を挿入するために前後に向かっ
て空間部が形成されているが、この空間部によってセン
サの距離検出が狂ってしまう恐れがあり、このためセン
サの距離検出が狂わないようにセンサの精度を調整しな
ければならず、この作業に手間が掛かるという問題があ
った。本発明は、これらの問題を解消することを、その
課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題を解
消するため、プッシュプル式荷役車両において、フォー
ク爪の基端側に下方に向けて設けた当該フォーク爪の下
方に位置するパレットあるいは荷物を検出する検出手段
と、該検出手段でのデータを基にフォーク爪に対する当
該フォーク爪の下方に位置するパレットあるいは荷物の
前後方向位置を表示する表示部とを備えた構成とする。
【0007】
【作用】本発明は、荷置き作業において、あらかじめ置
いてあるパレットあるいは荷物の上に荷置きをする場
合、オペレータは表示部によってフォーク爪に対する当
該フォーク爪の下方に位置するパレットあるいは荷物の
前後方向位置を容易に確認することができ、フォーク爪
をあらかじめ置いてあるパレットあるいは荷物の上方側
に正確に位置させることができる。
【0008】
【実施例】本考案によるプッシュプル式荷役車両のフォ
ーク爪下方検出装置の第一実施例について説明する。ま
ず、プッシュプル式荷役車両としては、車体の前部に上
下に向かうマストを設け、該マストに昇降動自在に昇降
体を設け、該昇降体の下部に前後に向かう左右一対のフ
ォーク爪の基端部を装着すると共に、前記昇降体に前後
伸縮自在となる移動機構によってフォーク爪の上側に沿
って前後移動自在となるフェースプレートを設け、該フ
ェースプレートの下部にグリッパと該グリッパに相対す
るジョーとから荷物の下に敷いたシートパレットを挟持
可能とする上下移動自在となる挟持部を設けている。
【0009】そして、図1、図2に示すように、前記左
右一対のフォーク爪1のうち、左のフォーク爪1の基端
側で車体の左右中心側(右側)の端縁に前後細長となる
切り欠き部2を形成し、該切り欠き部2に検出ユニット
3を着脱自在に嵌合している。該検出ユニット3は、図
3(a),(b)に示すように、前記切り欠き部2に相
対した直方体となる本体4の長手方向に等間隔に上下に
向かう穴部5を8個形成し、それぞれの穴部5にフォー
ク爪1の下方に位置するパレット6あるいは荷物7を検
出するための反射型近接センサ8をそれぞれ下方に向け
て嵌入する。該反射型近接センサ8においては、その検
出距離をパレット6の高さ寸法より小さくし、これによ
り、地面等に反応すること無く、確実にパレット6等を
検出するようになっている。また、前記本体4の上部に
は前記各センサ8を覆うようにプレート体9を当該プレ
ート体9の上端面と前記フォーク爪1の上端面とが同一
面となるように装着しており、これにより荷役作業時に
フォーク爪1上の荷物等から各センサ8が衝撃等を受け
るのを防止するようになっている。
【0010】なお、前記検出ユニット3は、フェースプ
レート10の前後移動においてフェースプレート10が
最後部に位置した際、検出ユニット3の前方より四番目
のセンサと五番目のセンサとの間の上方に前記フェース
プレート10の前端面が位置するようにフォーク爪1に
取り付けられている。
【0011】そして、前記検出ユニット3の各センサ8
は、図示していない車体内部に装着したコントローラに
コードを介して接続しており、該コントローラで前記各
センサ8でのフォーク爪1の下方に位置するパレット6
あるいは荷物7の検出データを入力し、これを車体の運
転席前部に設けた図4に示した表示部11で表示するよ
うになっている。該表示部11は、前記検出ユニット3
の各センサ8に対応した8個のLED12を設けて、各
センサ8それぞれがフォーク爪1の下方に位置するパレ
ット6あるいは荷物7を検出すると各LED12それぞ
れが点灯するような構成となっている。なお、前方より
四番目のLEDと五番目のLEDとの間には、フォーク
爪1の下方に位置するパレット6あるいは荷物7に対し
てフォーク爪1が前後方向において最適な位置となるこ
とを示す矢印13を設けている。
【0012】このように構成することで、荷置き作業に
おいて、例えば、図5に示すように、あらかじめ置いて
ある荷物7の上に積み重ねて荷置きをする場合、オペレ
ータは荷物14を載置したフォーク爪1をあらかじめ置
いてある荷物7の手前に位置させて、ここで、フォーク
爪1をあらかじめ置いてある荷物7に対して上下方向と
左右方向との位置を合わせる。そして、車体を徐々に前
進していくと、まず前方より一番目のセンサが荷物7を
検出して表示部11の一番目のLEDを点灯し、次いで
二番目のセンサ、三番目のセンサと順次これを検出す
る。そして、四番目のセンサが検出して四番目のLED
が点灯すると、オペレータはフォーク爪1が矢印13で
示した位置、すなわちフォーク爪1の下方に位置する荷
物7に対してフォーク爪1が前後方向に最適な位置とな
ったことを感知して、車体の前進を停止する。そして、
そこでフォーク爪1上の荷物14をあらかじめ置いてあ
る荷物7の上に積み重ねて荷置きを行う。
【0013】このように、あらかじめ置いてあるパレッ
ト6あるいは荷物7の上に荷置き作業する際、オペレー
タは表示部11を見ながら荷物14を載置したフォーク
爪1をあらかじめ置いてあるパレット6あるいは荷物7
の上方側に前後方向を正確に位置させて荷置き作業を行
うことができる。
【0014】また、フォーク爪1に対する当該フォーク
爪1の下方に位置するパレット6あるいは荷物7の前後
方向位置を検出する8個の反射型近接センサ8をフォー
ク爪1の基端部に下方に向けて設けているので、例え
ば、フォーク爪1の下方に位置するパレット6において
フォーク爪1が挿入される空間部によって検出精度が狂
うという問題等がなくなり、フォーク爪1の下方に位置
するパレット6あるいは荷物7を正確に検出することが
できる。
【0015】さらに、前記反射型近接センサ8は検出ユ
ニット3の穴部5に完全に収納されていると共に、その
上部にプレート体9を設けた構成となっているので、作
業時にパレットあるいは荷物が当たって反射型近接セン
サ8が破損するという問題もない。
【0016】次に第二実施例について説明する。図6に
示すように、左右のそれぞれのフォーク爪1の基端側で
当該フォーク爪1の幅方向の中心に前後細長となる角穴
部15を左右対称に形成し、前記角穴部15に第一実施
例と同様の検出ユニット3を左右それぞれ着脱自在に嵌
合する。なお、フォーク爪1に対する左右の検出ユニッ
ト3の前後方向の取り付け位置は、第一実施例と同様の
位置に取り付ける。また、表示部11においても左右の
検出ユニット3それぞれに対応した8個の右用のLED
と8個の左用のLEDとを設ける。
【0017】これにより、第一実施例と同様、あらかじ
め置いてあるパレット6あるいは荷物7の上に荷置き作
業する際、荷物14を載置したフォーク爪1をあらかじ
め置いてあるパレット6あるいは荷物7の上方側に前後
方向を正確に位置させて荷置き作業を行うことができ
る。
【0018】また、左右のフォーク爪1それぞれに左右
対称に検出ユニット3を設けているので、あらかじめ置
いてあるパレット6あるいは荷物7に対して車体が左右
斜めにずれると表示部11の右用のLEDと左用のLE
Dとがずれて点灯するので、これを容易に感知すること
も可能となり、車体をあらかじめ置いてあるパレット6
あるいは荷物7に正確に向けることができる。
【0019】なお、前述した実施例においては、検出ユ
ニット3に8個の反射型近接センサ8を設けているが、
検出ユニットにおける反射型近接センサ8の個数や各セ
ンサ8間の間隔は任意であり、検出するパレット6や荷
物7に合わせて反射型近接センサ8の個数や各センサ8
間の間隔を変更した検出ユニットを用いることで、検出
を常に最適な状態にすることが可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、荷置き作業において、あらか
じめ置いてあるパレットあるいは荷物の上に荷置きを行
う場合、オペレータは運転席においてフォーク爪に対す
る当該フォーク爪の下方に位置するパレットあるいは荷
物の前後方向位置を表示部を見るだけで容易に確認する
ことができ、従来のような車体の側面に作業員を配置し
てフォーク爪の前後位置を確認したり、またはオペレー
タが運転席より降りてフォーク爪の前後位置を確認した
りといった作業をなくすことができることで、作業性を
向上することができる。
【0021】また、フォーク爪の下方に位置するパレッ
トあるいは荷物を検出する検出手段に複数個の反射型近
接センサを用いることで、従来のような高価なレーザー
式距離検出センサを用いることなく検出することが可能
となり、フォーク爪下方検出装置を安価に提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフォーク爪下方検出装置の側面
図。
【図2】本発明によるフォーク爪下方検出装置の上面
図。
【図3】(a)本発明によるフォーク爪下方検出装置の
検出ユニットの縦断面図。(b)本発明によるフォーク
爪下方検出装置の検出ユニットの底面図。
【図4】本発明によるフォーク爪下方検出装置の表示部
の説明図。
【図5】本発明におけるプッシュプル式荷役車両の荷置
き作業状態説明図。
【図6】本発明による他のフォーク爪下方検出装置の上
面図。
【符号の説明】
1…フォーク爪、2…切り欠き部、3…検出ユニット、
4…本体、5…穴部、6…パレット、7…荷物、8…反
射型近接センサ、9…プレート体、10…フェースプレ
ート、11…表示部、12…LED、13…矢印、14
…荷物、15…角穴部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前部に昇降動自在となる昇降体を設
    け、該昇降体に前後に向かうフォーク爪1を設けると共
    に、該フォーク爪1に沿って前後移動自在となるフェー
    スプレート10を設け、該フェースプレート10の下部
    に荷物の下に敷いたシートパレットを挟持可能とする挟
    持部を設けたプッシュプル式荷役車両において、 前記フォーク爪1の基端側に下方に向けて設けた当該フ
    ォーク爪1の下方に位置するパレット6あるいは荷物7
    を検出する検出手段と、 該検出手段でのデータを基にフォーク爪1に対する当該
    フォーク爪1の下方に位置するパレット6あるいは荷物
    7の前後方向位置を表示する表示部11とを備えたこと
    を特徴とするプッシュプル式荷役車両のフォーク爪下方
    検出装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、フォーク爪1の前後方
    向に沿って複数個の反射型近接センサ8を設けてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のプッシュプル式荷役車両
    のフォーク爪下方検出装置。
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