JP2666146B2 - 枚葉印刷機の紙送り異常検出装置 - Google Patents

枚葉印刷機の紙送り異常検出装置

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JP2666146B2 JP63135607A JP13560788A JP2666146B2 JP 2666146 B2 JP2666146 B2 JP 2666146B2 JP 63135607 A JP63135607 A JP 63135607A JP 13560788 A JP13560788 A JP 13560788A JP 2666146 B2 JP2666146 B2 JP 2666146B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圧胴面に案内されながら印刷され送られて
くる枚葉紙の紙落としを検出するために用いて好適な枚
葉印刷機の紙送り異常検出装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、枚葉印刷機においては、その見当部を経て給
紙される枚葉紙への印刷を、そのゴム胴と圧胴との間で
行っており、印刷された枚葉紙は圧胴面に案内されなが
ら渡胴へ送られる。
この種の印刷機において、その見当部において給紙枚
葉紙が曲がった場合、この紙曲がりを検知しないで圧胴
部の爪で咥えると、その爪の給紙枚葉紙に対する咥えが
浅くなる。咥えの浅い状態で、ゴム胴と圧胴との間で印
刷を行うと、印刷後、ゴム胴にインキが付着しているた
め、このインキのタックにより枚葉紙がゴム胴に巻き取
られることがあり、ゴム胴に巻き取られた枚葉紙によ
り、ゴム胴のブランケット,版胴の刷版等の損傷、版胴
上にあるインカー部のインキローラの損傷というような
事故につながる虞れがある。さらに、巻き取られた枚葉
紙が厚紙で、しかも2枚以上に折れて、ゴム胴,版胴
間、ゴム胴,圧胴間に入った場合、それぞれのシリンダ
軸の曲がりにまで波及することがある。
このような理由から、圧胴面の所定回転角度位置に対
して光電検知器を配置し、この光電検知器により圧胴面
に案内されながら印刷され送られてくる枚葉紙の紙面を
検出するようになし、この光電検知器の検出々力に基づ
き圧胴とゴム胴との間での紙送り異常(紙落とし)を検
出しようとする方法が既に知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、枚葉紙においてその印刷した部分には
検知レベルにばらつきが有り、このため紙面の有無の正
確な判定が難しく、紙落とし判定が不正確となる問題が
あった。すなわち、圧胴面に案内されながら送られてく
る枚葉紙の紙面が光電検知器のセンサ部に対面したとし
ても、その枚葉紙の印刷状態によって光電検知器が紙面
を検出し得ないことがあり、この紙面を検出し得ない状
態を紙送り異常と誤って判定してしまう虞れがある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような課題を解決するためになされたも
ので、圧胴面における所定回転角度位置をこの圧胴面に
案内されながら印刷され送られてくる枚葉紙の紙面検出
位置とする反射式光電センサを備え、この反射式光電セ
ンサの検出々力に基づき紙送り異常を検出する枚葉印刷
機の紙送り異常検出装置において、反射式光電センサの
検出位置に圧胴の爪にくわえられて搬送されてくる枚葉
紙の紙流れ方向の紙端位置が合致する圧胴面の回転角度
位置を基準回転角度位置とし、この基準回転角度位置を
起点とする枚葉紙の紙流れ方向の紙端位置より帯状に設
けられている非印刷部分を含む所定回転角度範囲を紙面
検出範囲と定め、この紙面検出範囲における紙面検出手
段の検出々力に基づき紙送り異常を判定するようにした
ものである。
〔作用〕
したがってこの発明によれば、枚葉紙の紙流れ方向の
紙端位置より帯状に設けられている非印刷部分(余白
部)、すなわち枚葉紙の紙流れ方向の紙端位置より所定
幅で必ず残され且つ確実に検出可能な非印刷部分に基づ
き、この非印刷部分が紙面検出範囲の中で検出されない
場合を紙送り異常として、その正確な紙送り異常の判定
が可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る枚葉印刷機の紙送り異常検出装置
を詳細に説明する。
第2図は、この紙送り異常検出装置の一実施例を適用
してなる2色刷枚葉印刷機を示す概略構成図である。同
図において、1は紙積台11に積層配置された枚葉紙12を
その上層面紙より見当部13へ送るフィーダ部、2はフィ
ーダ部1より送られてる枚葉紙への第1色目の印刷を施
す第1ユニット、3は第2色目の印刷を施す第2ユニッ
ト、4は第1ユニット2,第2ユニット3を経て送られて
くる印刷処理の施された枚葉紙を排紙台41上へ蓄えるデ
リバリ部である。
第1ユニット2は圧胴21,ゴム胴22,版胴23,渡胴24等
により構成されてなり、フィーダ部1より見当部13を経
て送られてくる枚葉紙を圧胴21における爪(図示せず)
により次々に咥え、ゴム胴22と圧胴21との間に導いて印
刷し、印刷した枚葉紙をその圧胴面21−aに案内させな
がら渡胴24へ送る。また、第2ユニット3は圧胴31,ゴ
ム胴32,版胴33,渡胴34等により構成されてなり、第1ユ
ニット2の渡胴24を経て送られてくる枚葉紙を圧胴31に
おける爪(図示せず)により次々に咥え、そのゴム胴32
と圧胴31との間に導いて印刷し、印刷した枚葉紙をその
圧胴面31−aに案内させながら渡胴34へ送る。
第1ユニット2の圧胴面21−aの外周部には、この第
1ユニット2での印刷直後の枚葉紙の紙面の有無を検出
すべく、紙有無検知器(反射型光電センサ)25が配置さ
れている。また、第2ユニット3の圧胴面31−aの外周
面にも、この第2ユニット3での印刷直後の枚葉紙の紙
面の有無を検出すべく、紙有無検知器(反射型光電セン
サ)35が配置されている。すなわち、圧胴面21−aおよ
び31−aにおける所定回転角度位置をこの圧胴面21−a
および31−aに案内されながら印刷され送られてくる枚
葉紙に対する紙面検出位置として、圧胴面21−aおよび
31−aの外周部に所定間隙を隔てて紙有無検知器25およ
び35が対向配置されている。
第3図(c)は、この紙有無検知器25および35の圧胴
面21−aおよび31−aへの配置状態を示す部分拡大図で
あり、その紙面検出位置としての圧胴面21−aおよび31
−aにおける所定回転角度位置Pに対し、そのセンサ面
25−aおよび35−aをα(本実施例においては、α=15
〜25゜)なる傾斜角度で取り付けている。このαなる傾
斜角度をつけることにより、紙有無検知器25および35の
出射光が圧胴面21−aおよび31−aに照射された場合、
枚葉紙がない場合には金属面としての圧胴面21−aおよ
び31−aに照射されて正反射するものとなり、枚葉紙が
ある場合にはその枚葉紙に照射されて乱反射するものと
なる。すなわち、枚葉紙の紙面で乱反射する光をその受
光面で受けるように、また金属面で正反射する光に対し
ては受光面に導かないように、紙有無検知器25および35
を傾斜角度をつけて配置することにより、圧胴面21−a
および31−aに枚葉紙が有るか無いかの判別が可能とな
る。
一方、第1ユニット2および第2ユニット3には、そ
の紙面検出位置に枚葉紙の紙端位置が合致する基準回転
角度位置を起点とする圧胴面21−aおよび31−aの所定
回転角度範囲で、「H」レベルのオン出力を送出するよ
うに、タイミングスイッチ26および36が設けられてい
る。すなわち、圧胴面21−aおよび31−aに案内されな
がら送られてくる枚葉紙(圧胴21の爪にくわえられて搬
送されてくる枚葉紙)の紙流れ方向の紙端位置、即ち第
3図(c)において具体的に示せば、枚葉紙12−1の紙
端位置12−1aが紙有無検知器25および35ににより検知さ
れるポイントを圧胴面21−aおよび31−aの基準回転角
度位置とし、この基準回転角度位置でタイミングスイッ
チ26および36の第3図(a)に示すオン出力がその
「H」レベル時間幅Wの中央に位置するように、第1お
よび第2ユニット用タイミングスイッチ用カム(図示せ
ず)に対するタイミングスイッチ26および36の取着位置
が決定されている。すなわち、フィーダ部1より枚葉紙
12−1を給紙し、第1ユニット2における紙有無検知器
25がその紙端位置12−1aを検知する位置まで印刷機を回
転させ、検知したところで印刷機の回転を停止し、第1
ユニット用タイミングスイッチ用カムの中心位置と、こ
のカムによりオンオフ起動されるタイミングスイッチ26
のアクチュエータ部との位置合わせを行っている。これ
と同様にして、第2ユニット用タイミングスイッチ用カ
ムの中心位置と、このカムによりオンオフ駆動されるタ
イミングスイッチ36のアクチュエータ部の位置合わせも
行われている。
なお、デリバリ部4には押釦パネル42が設けられてお
り、この押釦パネル42には、第4図にその正面図を示す
ように、紙落とし検知セット押釦スイッチ42−1および
紙落とし検知リセット押釦スイッチ42−2が設けられて
いる。
第1図は、このように構成された2色刷枚葉印刷機に
おいて、その紙送り異常検出回路の具体例を示し、第1
ユニット2においてその紙落としを検出する第1ユニッ
ト用紙落とし検出回路を示している。すなわち、紙落と
し検知セット押釦スイッチ42−1の出力および、胴入・
胴抜装置(図示せず)を介する胴入・胴抜信号が、2入
力ANDゲート61の一端および他端へ入力されるものとな
っており、このANDゲート61を通過す胴入・胴抜信号が
信号(a)としてシフトレジスタ62の「D」入力へ与え
られるものとなっている。シフトレジスタ62の「CLK」
入力には、タイミングスイッチ26の立ち上がり出力を微
分して得られる立ち上がり微分信号(c)が与えられる
ものとなっており、その「R」入力には紙落とし検知リ
セット押釦スイッチ42−2の出力がリセット信号(j)
として与えられるものとなっている。そして、このシフ
トレジスタ62の「Q0」出力が1色目の紙有無判定信号
(f)として3入力ANDゲート63へ与えられるものとな
っており、このANDゲート63の残る2入力の一端に、タ
イミングスイッチ26の立ち下がり出力を微分して得られ
る立ち下がり微分信号(d)が、その他端に、RSフリッ
プフロップ64のQ出力が紙有無出力信号(g)として入
力されるものとなっている。そして、このANDゲート63
の出力が、RSフリップフロップ65の「S」入力へ紙落と
し検知信号(h)として与えられるものとなっており、
このRSフリップフロップ65の「Q」出力より紙落とし検
知出力信号(i)が得られるものとなっている。すなわ
ち、この紙落とし検知出力信号(i)が「H」レベルと
なったとき、印刷機の停止,非常胴抜き(版胴23とゴム
胴22との間及びゴム胴22と圧胴21との間の印圧を逃が
す)等の安全対策が図られるものとなっている。
なお、タイミングスイッチ26の立ち上がり微分信号
(c)はRSフリップフロップ64の「S」入力へも与えら
れるものとなっており、このRSフリップフロップ64の
「R」入力へ紙有無検知器25のセンサ出力が紙有無検知
信号(e)として与えられるものとなっている。また、
シフトレジスタ62へのリセット信号(j)が、RSフリッ
プフロップ65へのリセット信号としても与えられるよう
になっている。
次に、このように構成された紙落とし検出回路の動作
を、第5図に示したタイムチャートを参照しながら説明
する。まず、この紙落とし検出回路の動作を有効とする
ために、紙落とし検出セット押釦スイッチ42−1をオン
とする。これに続いて、印刷機を回転させ、フィーダ部
1より枚葉紙の給紙を開始すると、その先頭の枚葉紙が
見当部13へ入った時点で、胴入・胴抜装置を介しANDゲ
ート61に「H」レベルの胴入・胴抜信号が与えられるも
のとなる。この「H」レベルの胴入・胴抜信号は、紙落
とし検知セット押釦スイッチ42−1がオン状態であるの
で、ANDゲート61を通過し、胴入・胴抜信号(a)とし
てシフトレジスタ62の「D」入力へ与えられる(第5図
(a)に示すa点)。
一方、見当部13を通過した枚葉紙は、圧胴面21−aに
案内されつつゴム胴22と圧胴21との間に導かれ、このゴ
ム胴22と圧胴21との間で印刷される。そして、この印刷
された枚葉紙の紙流れ方向の紙端位置が紙有無検知器25
の紙面検出位置に達する前に、タイミングスイッチ26の
出力が「H」レベルとなる(第5図(b)に示すb
点)。これにより、その立ち上がり微分信号(c)が短
時間の間「H」レベルとなり(第5図(c)に示すb
点)、シフトレジスタ62における「Q0」出力がそのシフ
ト動作に基づき「H」レベルとなる。そして、この
「H」レベルの「Q0」出力が紙有無判定信号(f)とし
て3入力ANDゲート63へ与えられるようになる(第5図
(f)に示すb点)。また、このとき、タイミングスイ
ッチ26を介する「H」レベルの立ち上がり微分信号
(c)は、RSフリップフロップ64の「S」入力へも与え
られるので、このRSフリップフロップ64の「Q」出力と
しての紙有無出力信号(g)が「H」レベルとなり(第
5図(g)に示すb点)、これによりANDゲート63にお
ける2入力(信号(f),(g))が「H」レベルとな
る。
そして、圧胴面21−aに案内されながら印刷され送ら
れてくる枚葉紙の紙端位置が紙有無検知器25の紙面検出
位置に達すると、この紙有無検知器25のセンサ出力とし
て得られる紙有無検知信号(e)が「H」レベルとなる
(第5図(e)に示すc点)。したがって、この「H」
レベルの紙有無検知信号(e)により、RSフリップフロ
ップ64がリセットされ、その「Q」出力としての紙有無
出力信号(g)が「L」レベルへと戻される。そして、
枚葉紙の紙端位置が紙有無検知器25の紙面検出位置を通
過し、これに続いてタイミングスイッチ26の出力が
「L」レベルへ戻ると(第5図(b)に示すd点)、そ
の立ち下がり微分信号(d)が「H」レベルとなってAN
Dゲート63へ与えられるが(第5図(d)に示すd
点)、このときRSフリップフロップ64の「Q」出力とし
ての紙有無出力信号(g)は既に「L」レベルへ戻って
いるので、ANDゲート63の出力は「H」レベルとなら
ず、RSフリップフロップ65の「Q」出力として得られる
紙落とし検知出力信号(i)が「H」レベルとなること
はない。すなわち、紙落としが発生していないものと判
定されて、通常の印刷処理動作が継続される。
これに対し、枚葉紙がゴム胴22に巻きつく等の紙落と
しが生じた場合には、「H」レベルの立ち上がり微分信
号(c)の発生時点で得られる「H」レベルの紙有無出
力信号(g)が(第5図(g)に示すe点)、紙有無検
知器25が枚葉紙の紙面を検出し得ないがために、そのf
点において「L」レベルへ反転し得ず、「H」レベル状
態を保持することになる。すなわち、RSフリップフロッ
プ64に対し「H」レベルの紙有無検知信号(e)が与え
られないので、このRSフリップフロップ64の「Q」出力
としての紙有無出力信号(g)が「H」レベル状態を維
持することになる。このため、「H」レベルの立ち下が
り微分信号(d)の発生時点で(第5図(d)に示すg
点)、ANDゲート63の3入力の全てが「H」レベルとな
って、RSフリップフロップ65に対し、「H」レベルの紙
落とし検知信号(h)が与えられるものとなる(第5図
(h)に示すg点)。これにより、RSフリップフロップ
65の「Q」出力が「H」レベルとなって、紙落とし検出
出力信号(i)が「H」となって(第5図(i)に示す
g点)、この「H」レベルの紙落とし検出出力信号
(i)に基づき、印刷機の停止,非常胴抜き等の安全対
策が図られるものとなる。
このような基本動作を行う紙落とし検出回路におい
て、その枚葉紙に対する紙面検出メカニズムに着目して
みるに、通常、枚葉紙にはその紙端位置より所定幅で非
印刷部分(余白部分)が残される。すなわち、第3図
(b)に示した枚葉紙12−1について言えば、印刷時に
おいて、その上下左右の紙端位置に対し帯状に幅10mm程
度の余白部分12−1b〜12−1eが残されるものとなる。つ
まり、第5図に示したc点で検出される「H」レベルの
紙有無検知信号(e)は、非印刷部である余白部12−1d
に基づいて得られるものであり、非印刷部はその検知レ
ベルにばらつきがないため確実にその検出が可能であ
る。そして、この余白部12−1dの検出範囲をタイミング
スイッチ26の送出するオン出力の「H」レベル時間幅W
として定めているので、即ち圧胴面21−aにおける基準
回転角度位置を起点とする所定回転角度範囲を枚葉紙に
対する紙面検出範囲と定めているので、この限定して定
めた紙面検出範囲に余白部12−1dが入らない状態を紙落
とし状態とみなして、その紙端位置の基準回転角度位置
に対する咥えずれを考慮した、正確且つ素早い判定が可
能となる。
なお、本実施例においては、第1ユニット2において
その紙落とし検出回路の動作を説明したが、第2ユニッ
ト3においても同様にして、圧胴面31−aに案内されな
がら送られてくる枚葉紙の紙落とし検出が行われること
は言うまでもない。この場合、タイミングスイッチ26を
介して得られる立ち上がり微分信号(c)の3パルス目
で得られるシフトレジスタ62のQ2出力(k)を、2色目
用の紙有無判定信号として用いるようにする。すなわ
ち、タイミングスイッチ26を介して得られる立ち上がり
微分信号(c)の3パルス目で枚葉紙が第2ユニット3
に入るものとみなし、この3パルス目で得られるシフト
レジスタ62のQ3出力(k)を、ANDゲート63に対応して
設けられる図示せぬ第2ユニット用紙落とし検出回路の
3入力ANDゲートに入力するようにすることによって、
第2ユニット3での紙落とし検知動作を有効とする。
また、本実施例においては、2色刷枚葉印刷機につい
てその紙落とし検出を行う例について説明したが、紙有
無検知器とタイミングスイッチを各部に追加して設ける
ことにより、何色刷の枚葉印刷機であっても本実施例と
同様の紙落とし検出方法を適用することが可能である。
3色刷以上の枚葉印刷機に適用する場合には、シフトレ
ジスタを追加して同様の制御を行うようになす。
また、本実施例においては、タイミングスイッチ26お
よび36からのオン出力をカムの回転角度位置に基づき得
るものとしたが、このような機械的なタイミングスイッ
チの使用に限定されるものでないことは改めて述べるま
でもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明による枚葉印刷機の紙送り
異常検出装置によると、反射式光電センサの検出位置に
圧胴の爪にくわえられて搬送されてくる枚葉紙の紙流れ
方向の紙端位置が合致する圧胴面の回転角度位置を基準
回転角度位置とし、この基準回転角度位置を起点とする
枚葉紙の紙流れ方向の紙端位置より帯状に設けられてい
る非印刷部分を含む所定回転角度範囲を紙面検出範囲と
定め、この紙面検出範囲における紙面検出手段の検出々
力に基づき紙送り異常を判定するようにしたので、枚葉
紙の紙端位置より所定幅で必ず残され且つ確実に検出可
能な非印刷部分(余白部分)に基づき、この非印刷部分
が紙面検出範囲の中で検出されない場合を紙送り異常と
して、その正確な紙送り異常の判定が可能となり、ゴム
胴のブランケットの保護、版胴の刷版の保護、インキロ
ーラの保護、刷版,ブランケット等の交換時期ならびに
インカー部の紙除去時間の無駄等、紙送り異常によって
生ずる種々の問題が解消されると共に、従来に比してそ
の紙送り異常の検出精度が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る枚葉印刷機の紙送り異常検出装置
の一実施例を示す回路構成図、第2図はこの紙送り異常
検出装置を適用してなる2色刷枚葉印刷機を示す概略構
成図、第3図(a)はこの枚葉印刷機においてそのタイ
ミングスイッチの送出するオン出力を示す図、第3図
(b)はこの枚葉印刷機においてその圧胴面に案内され
ながら印刷され送られる枚葉紙を示す図、第3図(c)
はこの枚葉印刷機においてその圧胴面への紙有無検知器
の配置状態を示す部分拡大図、第4図はこの枚葉印刷機
においてそのデリバリ部に設けられた押釦パネルの正面
図、第5図はこの枚葉印刷機におけるその紙落とし検出
動作を説明するためのタイムチャートである。 12−1……枚葉紙、12−1a……紙端位置、12−1d……余
白部、21−a,31−a……圧胴面、25,35……紙有無検知
器、26,36……タイミングスイッチ、62……シフトレジ
スタ、63……3入力ANDゲート、64,65……RSフリップフ
ロップ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧胴面における所定回転角度位置をこの圧
    胴面に案内されながら印刷され送られてくる枚葉紙の紙
    面検出位置とする反射式光電センサを備え、この反射式
    光電センサの検出々力に基づき紙送り異常を検出する枚
    葉印刷機の紙送り異常検出装置において、 前記反射式光電センサの検出位置に圧胴の爪にくわえら
    れて搬送されてくる枚葉紙の紙流れ方向の紙端位置が合
    致する前記圧胴面の回転角度位置を基準回転角度位置と
    し、この基準回転角度位置を起点とする前記枚葉紙の紙
    流れ方向の紙端位置より帯状に設けられている非印刷部
    分を含む所定回転角度範囲を紙面検出範囲と定める紙面
    検出範囲設定手段と、 この紙面検出範囲設定手段により定められる紙面検出範
    囲における前記紙面検出手段の検出々力に基づき紙送り
    異常を判定する紙送り異常判定手段と を備えてなる枚葉印刷機の紙送り異常検出装置。
JP63135607A 1988-06-03 1988-06-03 枚葉印刷機の紙送り異常検出装置 Expired - Lifetime JP2666146B2 (ja)

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