JP2665627B2 - リニアモーターカーテン - Google Patents
リニアモーターカーテンInfo
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- JP2665627B2 JP2665627B2 JP2317394A JP31739490A JP2665627B2 JP 2665627 B2 JP2665627 B2 JP 2665627B2 JP 2317394 A JP2317394 A JP 2317394A JP 31739490 A JP31739490 A JP 31739490A JP 2665627 B2 JP2665627 B2 JP 2665627B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、駆動源としてリニアモーターを用いて、
カーテンの開閉を自動的に行なわせる電動カーテンの構
造に関し、 特に、取り付け現場におけるカーテンレールの加工容
易性を図る技術に関するものである。
カーテンの開閉を自動的に行なわせる電動カーテンの構
造に関し、 特に、取り付け現場におけるカーテンレールの加工容
易性を図る技術に関するものである。
[従来の技術] 近年、カーテンの開閉を自動的に行なわせる電動カー
テンにおいて、リニアモーターを応用したリニアモータ
ーカーテンが用いられるようになった。
テンにおいて、リニアモーターを応用したリニアモータ
ーカーテンが用いられるようになった。
以下、従来のリニアモーターカーテンの概要につい
て、図面に基づいて説明する。
て、図面に基づいて説明する。
第19図は、従来のリニアモーターカーテンの全体構造
図である。
図である。
第19図を参照して、従来のリニアモーターカーテン
は、窓枠などの上部に取付けられる長尺のカーテンレー
ル10と、カーテンを吊り下げてカーテンレール10の内部
を摺動可能な複数のカーテン吊り金具30、およびカーテ
ンの一端を吊り下げ支持し、カーテンレール10の内部を
自動的に走行するカーテン開閉用の可動体20とを含む。
は、窓枠などの上部に取付けられる長尺のカーテンレー
ル10と、カーテンを吊り下げてカーテンレール10の内部
を摺動可能な複数のカーテン吊り金具30、およびカーテ
ンの一端を吊り下げ支持し、カーテンレール10の内部を
自動的に走行するカーテン開閉用の可動体20とを含む。
カーテン18は、カーテン吊り金具30およびカーテン開
閉用の可動体20の下面に固定されたランナーフック17に
より吊り下げられる。
閉用の可動体20の下面に固定されたランナーフック17に
より吊り下げられる。
カーテンレール10は、取付けられた状態で下方に開口
部を有する中空角形断面の長尺体で構成されている。カ
ーテンレール10の内側の上面には、一定のピッチでN極
とS極とが交互に着磁された固定子(磁性体)12が、鉄
板などのヨーク11を介して固定されている。ヨーク11
は、磁気抵抗を低減するために設けられている。
部を有する中空角形断面の長尺体で構成されている。カ
ーテンレール10の内側の上面には、一定のピッチでN極
とS極とが交互に着磁された固定子(磁性体)12が、鉄
板などのヨーク11を介して固定されている。ヨーク11
は、磁気抵抗を低減するために設けられている。
また、カーテンレール10の内面横側には、可動体20に
電力を供給するための導電体からなる電路13が、可動体
20の移動方向に沿って設けられている。
電力を供給するための導電体からなる電路13が、可動体
20の移動方向に沿って設けられている。
次に、カーテンの開閉用可動体20の構造について、図
に基づいて説明する。第20図は、第19図におけるI−I
線矢視断面図、第21図は、第20図中におけるII−II線矢
視断面図である。
に基づいて説明する。第20図は、第19図におけるI−I
線矢視断面図、第21図は、第20図中におけるII−II線矢
視断面図である。
可動体20は、可動子3a,3b,3cで構成され、可動子3a,3
b,3cには、推進力を得るための駆動コイル4a,4b,4c、電
路13から電力を取入れるための受電子5a,5b,5c、車輪6
がそれぞれ備えられている。
b,3cには、推進力を得るための駆動コイル4a,4b,4c、電
路13から電力を取入れるための受電子5a,5b,5c、車輪6
がそれぞれ備えられている。
次に、上記構成を有する従来のリニアモーターカーテ
ンの動作について,第22図を参照して説明する。第22図
は、固定子12と可動体20の動作原理を示す模式図であ
る。
ンの動作について,第22図を参照して説明する。第22図
は、固定子12と可動体20の動作原理を示す模式図であ
る。
まず、固定子12は、一定のピッチでN極とS極が交互
に着磁されている。また駆動コイル4a〜4cは、一定のコ
イル径で3個が所定のピッチで固定子12に対面して配置
されている。電路13には、第22図に示すように、給電パ
ターン13aが施されている。
に着磁されている。また駆動コイル4a〜4cは、一定のコ
イル径で3個が所定のピッチで固定子12に対面して配置
されている。電路13には、第22図に示すように、給電パ
ターン13aが施されている。
まず、状態(a)において、可動体20に図に示す方向
に電流が流れると、フレミングの左手の法則に従って、
推進力F1が発生する。図中φ記号は磁束の方向を示す。
これにより可動体20が図示方向に移動を開始する。可動
体20が状態(b)の位置に移動した際、電路13aのパタ
ーンにより駆動コイル4aに流れる電流の向きが変化す
る。上記動作により、可動体20の進行は維持される。
に電流が流れると、フレミングの左手の法則に従って、
推進力F1が発生する。図中φ記号は磁束の方向を示す。
これにより可動体20が図示方向に移動を開始する。可動
体20が状態(b)の位置に移動した際、電路13aのパタ
ーンにより駆動コイル4aに流れる電流の向きが変化す
る。上記動作により、可動体20の進行は維持される。
さらに、状態(c)の位置に達した場合、駆動コイル
4bに流れる電流の向きが変化し、さらにまた進行は維持
されることになる。
4bに流れる電流の向きが変化し、さらにまた進行は維持
されることになる。
以下、同様にして状態(d)、(e)の動作を連続的
に行なう。また、推進力F1を反対方向に得る場合は、駆
動コイル4a〜4cに流れる電流の向きを反転することによ
り、容易に得ることができる。
に行なう。また、推進力F1を反対方向に得る場合は、駆
動コイル4a〜4cに流れる電流の向きを反転することによ
り、容易に得ることができる。
上記動作により、カーテンの開閉を行なうことができ
る。
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記構造を有するリニアモーターカー
テンにおいては、固定子を、カーテンレールに接着剤等
にて固定している。また固定子の材質が磁鉄鋼でできて
おり、容易に切断や曲げができず、設置工事現場での窓
の寸法に合った切断や曲げができないという問題点があ
った。
テンにおいては、固定子を、カーテンレールに接着剤等
にて固定している。また固定子の材質が磁鉄鋼でできて
おり、容易に切断や曲げができず、設置工事現場での窓
の寸法に合った切断や曲げができないという問題点があ
った。
この発明は上記問題点を解消するためになされたもの
で、 第1の発明は、任意の位置で容易に切断することがで
きるリニアモーターカーテンを提供することを目的とす
る。
で、 第1の発明は、任意の位置で容易に切断することがで
きるリニアモーターカーテンを提供することを目的とす
る。
第2の発明は、容易に切断および曲げができるリニア
モーターカーテンを提供することを目的とする。
モーターカーテンを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、 第1の発明のリニアモーターカーテンは、軽金属また
は軽合金で成形されたカーテンレールと、上記カーテン
レールに固定されるとともに、その長手方向に沿って、
一定のピッチで交互に異なる磁極で配置され、可塑性樹
脂と磁性体の混合物で成形され、かつ水平断面が略円形
形状を有する略円筒形の固定子と、カーテンの一端を吊
り下げた状態で、上記カーテンレールの長手方向に沿っ
て移動する可動体とを備えている。
は軽合金で成形されたカーテンレールと、上記カーテン
レールに固定されるとともに、その長手方向に沿って、
一定のピッチで交互に異なる磁極で配置され、可塑性樹
脂と磁性体の混合物で成形され、かつ水平断面が略円形
形状を有する略円筒形の固定子と、カーテンの一端を吊
り下げた状態で、上記カーテンレールの長手方向に沿っ
て移動する可動体とを備えている。
さらに、上記可動体は、上記固定子と所定の距離を隔
てて対面する位置に設けられ、各々が屈曲自在の帯状の
弾性体を介在して連結され、水平断面が略円形形状を有
する略円筒形の複数の駆動コイルからなる可動子と、上
記可動体の上記固定子に対する相対的位置関係に応じ
て、可動体に流れる電流の方向を切換える給電手段とを
有している。
てて対面する位置に設けられ、各々が屈曲自在の帯状の
弾性体を介在して連結され、水平断面が略円形形状を有
する略円筒形の複数の駆動コイルからなる可動子と、上
記可動体の上記固定子に対する相対的位置関係に応じ
て、可動体に流れる電流の方向を切換える給電手段とを
有している。
次に、第2の発明のリニアモーターカーテンは、上述
した第1の発明のリニアモーターカーテンに用いられる
上記給電手段に代わり、上記固定子の磁性の変化を検知
する検知手段と、この検知手段により検知された上記固
定子の磁性変化に応じて上記駆動コイルの各々に流す電
流方向を制御する制御手段とを有している。
した第1の発明のリニアモーターカーテンに用いられる
上記給電手段に代わり、上記固定子の磁性の変化を検知
する検知手段と、この検知手段により検知された上記固
定子の磁性変化に応じて上記駆動コイルの各々に流す電
流方向を制御する制御手段とを有している。
[作用] 第1および第2の発明によれば、カーテンレールに軽
金属または軽合金を用い、固定子に可塑性樹脂と磁性体
の混合物を用い、カーテンレールおよび固定子に切断容
易な材質を用いることにより、任意の位置で容易に切断
することが可能となる。
金属または軽合金を用い、固定子に可塑性樹脂と磁性体
の混合物を用い、カーテンレールおよび固定子に切断容
易な材質を用いることにより、任意の位置で容易に切断
することが可能となる。
さらに、固定子の水平断面が略円形形状を有する略円
筒形の形状を採用し、さらに可動体においても、各々が
屈曲自在の帯状の弾性体を介在して連結され、水平断面
が略円形形状を有する略円筒形の複数の駆動コイルを用
いることにより、可動子は、カーテンレール内面側の2
箇所の線接触のみで固定されるため、カーテンレールを
任意の曲率に曲げた場合においても、可動体を滑らかに
動作させることが可能となる。
筒形の形状を採用し、さらに可動体においても、各々が
屈曲自在の帯状の弾性体を介在して連結され、水平断面
が略円形形状を有する略円筒形の複数の駆動コイルを用
いることにより、可動子は、カーテンレール内面側の2
箇所の線接触のみで固定されるため、カーテンレールを
任意の曲率に曲げた場合においても、可動体を滑らかに
動作させることが可能となる。
また、第2の発明によれば、可動体の動作を制御させ
るために、固定子の磁性の変化を検知する検知手段と、
この検知手段により検知された固定子の磁性変化に応じ
て駆動コイルの各々に流す電流方向を制御する制御手段
とを備えることにより、カーテンレールの設置工事にお
ける現場での窓の形状に合った切断および曲げ加工をよ
り容易に行なうことが可能となる。
るために、固定子の磁性の変化を検知する検知手段と、
この検知手段により検知された固定子の磁性変化に応じ
て駆動コイルの各々に流す電流方向を制御する制御手段
とを備えることにより、カーテンレールの設置工事にお
ける現場での窓の形状に合った切断および曲げ加工をよ
り容易に行なうことが可能となる。
[実施例] まず、本願発明に関連するリニアモーターカーテンの
参考技術について、第1図および第19図を用いて説明す
る。なお、この参考技術におけるリニアモーターカーテ
ンの全体構造図は、従来の技術において示した第19図と
共通とする。また、第1図は、本参考技術における第19
図中におけるI−I矢視断面図である。
参考技術について、第1図および第19図を用いて説明す
る。なお、この参考技術におけるリニアモーターカーテ
ンの全体構造図は、従来の技術において示した第19図と
共通とする。また、第1図は、本参考技術における第19
図中におけるI−I矢視断面図である。
両図を参照して、本参考技術によるリニアモーターカ
ーテンは、窓枠などの上部に取付けられる長尺の軽金属
のアルミニウムからなるカーテンレール10と、カーテン
を吊り下げてカーテンレール10の内部を摺動可能な複数
のカーテン吊り金具30、およびカーテンの一端を吊り下
げ支持し、カーテンレール10の内部を自動的に走行する
カーテン開閉用の可動体20とを含む。
ーテンは、窓枠などの上部に取付けられる長尺の軽金属
のアルミニウムからなるカーテンレール10と、カーテン
を吊り下げてカーテンレール10の内部を摺動可能な複数
のカーテン吊り金具30、およびカーテンの一端を吊り下
げ支持し、カーテンレール10の内部を自動的に走行する
カーテン開閉用の可動体20とを含む。
カーテン18は、カーテン吊り金具30およびカーテン開
閉用の可動体20の下面に固定されたランナーフック17に
より吊り下げられる。
閉用の可動体20の下面に固定されたランナーフック17に
より吊り下げられる。
カーテンレール10は、取付けられた状態で下方に開口
部を有する中空角形断面の長尺体で構成されている。
部を有する中空角形断面の長尺体で構成されている。
カーテンレール10の内側の上面には、溝10aが設けら
れており、一定のピッチでN極とS極とが交互に着磁さ
れた固定子12が、軟鉄板などからなるヨーク11を介して
挿入されている。ここで、ヨーク11は磁気抵抗を低減す
るために設けられている。
れており、一定のピッチでN極とS極とが交互に着磁さ
れた固定子12が、軟鉄板などからなるヨーク11を介して
挿入されている。ここで、ヨーク11は磁気抵抗を低減す
るために設けられている。
カーテンレール10の内側両側面には、可動体20に電力
を供給する導電体からなる電路13が、可動体20の移動方
向に沿って設けられている。
を供給する導電体からなる電路13が、可動体20の移動方
向に沿って設けられている。
次に、第2図および第3図を参照して、第2図は第1
図中におけるIII−III線矢視から固定子12を見上げた斜
視図である。
図中におけるIII−III線矢視から固定子12を見上げた斜
視図である。
第3図は、第2図中におけるIV−IV線矢視断面図であ
る。
る。
固定子12の下面側には可動体20の駆動コイルに流れる
電流の向きを変化させるスイッチ動作のための凹凸部12
aを所定の間隔で設けている。なお、固定子12は切断容
易性や上記凹凸部を容易に形成するため、可塑性樹脂と
磁性体の混合物を成形したものからなる。
電流の向きを変化させるスイッチ動作のための凹凸部12
aを所定の間隔で設けている。なお、固定子12は切断容
易性や上記凹凸部を容易に形成するため、可塑性樹脂と
磁性体の混合物を成形したものからなる。
次に、カーテン開閉用の可動体20の構造について、第
4A図および第4B図を参照して、第4A図は、第1図中にお
けるV−V線矢視断面図、第4B図は第1図中におけるVI
−VI線矢視断面図である。
4A図および第4B図を参照して、第4A図は、第1図中にお
けるV−V線矢視断面図、第4B図は第1図中におけるVI
−VI線矢視断面図である。
可動体20は、3個の可動子3a,3b,3cから構成されてい
る。個々の可動子の上面には、それぞれ推進力を得るた
めの駆動コイル4a,4b,4cおよびそれぞれの駆動コイルに
流れる電流を制御するスイッチ9a,9b,9cが設けられてい
る。可動子3aの両側面には、給電レールから電力を取入
れるための受電子5a,5bが設けられている。個々の可動
子3a〜3cの下面には、カーテンレールの内側を移動する
ための車輪6がそれぞれ備えられている。可動子3aに
は、カーテン吊り下げ用のランナーフック17が備えられ
ている。
る。個々の可動子の上面には、それぞれ推進力を得るた
めの駆動コイル4a,4b,4cおよびそれぞれの駆動コイルに
流れる電流を制御するスイッチ9a,9b,9cが設けられてい
る。可動子3aの両側面には、給電レールから電力を取入
れるための受電子5a,5bが設けられている。個々の可動
子3a〜3cの下面には、カーテンレールの内側を移動する
ための車輪6がそれぞれ備えられている。可動子3aに
は、カーテン吊り下げ用のランナーフック17が備えられ
ている。
次に、上記構成を有する参考技術のリニアモーターカ
ーテンの動作について、第5図ないし第7図を参照して
説明する。
ーテンの動作について、第5図ないし第7図を参照して
説明する。
第5図は、スイッチ9a,9b,9cの回路図である。
第6A図および第6B図は、固定子の凹凸部におけるスイ
ッチの状態および駆動コイルの電流の向きを示す図であ
る。
ッチの状態および駆動コイルの電流の向きを示す図であ
る。
第7図は、固定子12および可動体20の動作原理を示す
動作模式図である。
動作模式図である。
第7図を参照して、状態(a)において、各駆動コイ
ル4a〜4cに図に示す方向に電流が流れると、フレミング
の左手の法則に従って推進力F1が発生する。図中φ記号
は磁束の方向を示す。これにより可動体20が図示方向に
移動を開始する。可動体20が状態(b)の位置に移動し
た際、可動子3aにおけるスイッチ9aの状態が第6A図にお
ける状態となり、駆動コイル4aに流れる電流の向きが変
化する。このことにより可動体20の進行は維持される。
さらに状態(c)の位置に達した場合、可動水3bにおけ
るスイッチ9bの状態が第6B図における状態となり、駆動
コイル4bに流れる電流の向きが変化し、さらにまた進行
は維持されることになる。
ル4a〜4cに図に示す方向に電流が流れると、フレミング
の左手の法則に従って推進力F1が発生する。図中φ記号
は磁束の方向を示す。これにより可動体20が図示方向に
移動を開始する。可動体20が状態(b)の位置に移動し
た際、可動子3aにおけるスイッチ9aの状態が第6A図にお
ける状態となり、駆動コイル4aに流れる電流の向きが変
化する。このことにより可動体20の進行は維持される。
さらに状態(c)の位置に達した場合、可動水3bにおけ
るスイッチ9bの状態が第6B図における状態となり、駆動
コイル4bに流れる電流の向きが変化し、さらにまた進行
は維持されることになる。
以下同様にして状態(d)〜(e)の動作を連続的に
行ない移動する。また、推進力F1を反対方向に得る場合
は、駆動コイル4a,4b,4cに流れる電流の向きを反転する
ことにより容易に得ることができる。
行ない移動する。また、推進力F1を反対方向に得る場合
は、駆動コイル4a,4b,4cに流れる電流の向きを反転する
ことにより容易に得ることができる。
以上のように、カーテンレールの構成部材に、切断が
容易な部材を用いかつ従来の給電手段に代わり、スイッ
チング制御手段を用いることにより、設置工事の現場
で、窓の寸法に合った切断を容易に行なうことができ
る。
容易な部材を用いかつ従来の給電手段に代わり、スイッ
チング制御手段を用いることにより、設置工事の現場
で、窓の寸法に合った切断を容易に行なうことができ
る。
次に、第1の発明に基づいた、第1の実施例を第8図
および第19図を用いて説明する。
および第19図を用いて説明する。
なお、第1の実施例における全体構造図は、従来技術
において示した第19図と共通とする。第8図は第19図中
におけるI−I線矢視断面図である。
において示した第19図と共通とする。第8図は第19図中
におけるI−I線矢視断面図である。
両図を参照して、第1の実施例によるリニアモーター
カーテンは、窓枠などの上部に取付けられる長尺の軽金
属アルミニウムからなるカーテンレール10と、カーテン
を吊り下げカーテンレール10の内部を摺動可能な複数の
カーテン吊り金具30、およびカーテンの一端を吊り下げ
支持し、カーテンレール10の内部を自動的に走行するカ
ーテン開閉用の可動体20とを含む。
カーテンは、窓枠などの上部に取付けられる長尺の軽金
属アルミニウムからなるカーテンレール10と、カーテン
を吊り下げカーテンレール10の内部を摺動可能な複数の
カーテン吊り金具30、およびカーテンの一端を吊り下げ
支持し、カーテンレール10の内部を自動的に走行するカ
ーテン開閉用の可動体20とを含む。
カーテン18は、カーテン吊り金具30およびカーテン開
閉用の可動体20の下面に固定されたランナーフック17に
より吊り下げられる。
閉用の可動体20の下面に固定されたランナーフック17に
より吊り下げられる。
カーテンレール10は、取付けられた状態で下方に開口
部を有する中空角形断面の長尺体で構成されている。
部を有する中空角形断面の長尺体で構成されている。
カーテンレール10の内側の上面には、溝10aが設けら
れており、一定のピッチでN極とS極とが交互に着磁さ
れた固定子12が、軟鉄板などからなるヨーク11を介して
挿入されている。固定子12は、第9A図,第9B図を参照し
て、水平方向断面が略円形形状を有した略円筒構造を有
している。
れており、一定のピッチでN極とS極とが交互に着磁さ
れた固定子12が、軟鉄板などからなるヨーク11を介して
挿入されている。固定子12は、第9A図,第9B図を参照し
て、水平方向断面が略円形形状を有した略円筒構造を有
している。
カーテンレール10の内側側面には、可動体20に電力を
供給する導電体からなる電路13が、可動体20の移動方向
に沿って設けられている。
供給する導電体からなる電路13が、可動体20の移動方向
に沿って設けられている。
次にカーテン開閉用の可動体20の構造について、第10
図および第11図を参照して、第10図は第8図中における
VII−VII線矢視方向から可動体20を見上げた図である。
第11図は、第10図中における、VIII−VIII線矢視断面図
である。
図および第11図を参照して、第10図は第8図中における
VII−VII線矢視方向から可動体20を見上げた図である。
第11図は、第10図中における、VIII−VIII線矢視断面図
である。
可動体20は、3個の可動子3a,3b,3cから構成されてい
る。個々の可動子3a,3b,3cは屈曲自在の帯状の弾性体7
を介して連結されている。
る。個々の可動子3a,3b,3cは屈曲自在の帯状の弾性体7
を介して連結されている。
可動子3a,3b,3cには推進力を得るための駆動コイル4
a,4b,4c、電路13から電力を取入れるための受電子5a,5
b,5c、および車輪6が備えられている。
a,4b,4c、電路13から電力を取入れるための受電子5a,5
b,5c、および車輪6が備えられている。
駆動コイル4a,4b,4cは、各々の水平方向断面が略円形
形状の略円筒構造を有している。
形状の略円筒構造を有している。
次に本実施例のリニアモーターカーテンの動作につい
て、第12図を用いて説明する。第12図は、固定子12と可
動体20の動作原理を示す模式図である。
て、第12図を用いて説明する。第12図は、固定子12と可
動体20の動作原理を示す模式図である。
固定子12は、一定のピッチでN極とS極が交互に着磁
されている。駆動コイル4a〜4cは、一定のコイル径で3
個が所定のピッチで固定子12に対面して配置されてい
る。電路13には、第12図に示すように、給電パターン13
aが施されている。
されている。駆動コイル4a〜4cは、一定のコイル径で3
個が所定のピッチで固定子12に対面して配置されてい
る。電路13には、第12図に示すように、給電パターン13
aが施されている。
まず、状態(a)において、各駆動コイル4a〜4cに、
図に示す方向に電流が流れると、フレミングの左手の法
則に従って、推進力F1が発生する。図中φ記号は磁束の
方向を示す。これにより可動体20が図示方向に移動を開
始する。可動体20が状態(b)の位置に移動した際、電
路13のパターン13aにより駆動コイル4aに流れる電流の
向きが変化する。上記動作により、可動体20の進行は維
持される。
図に示す方向に電流が流れると、フレミングの左手の法
則に従って、推進力F1が発生する。図中φ記号は磁束の
方向を示す。これにより可動体20が図示方向に移動を開
始する。可動体20が状態(b)の位置に移動した際、電
路13のパターン13aにより駆動コイル4aに流れる電流の
向きが変化する。上記動作により、可動体20の進行は維
持される。
さらに、状態(c)の位置に達した場合、駆動コイル
4bに流れる電流の向きが変化し、さらにまた進行が維持
されることになる。
4bに流れる電流の向きが変化し、さらにまた進行が維持
されることになる。
以下、同様にして状態(d)、(e)の動作を連続的
に行ない移動する。また、推進力F1を反対方向に得る場
合は、駆動コイル4a〜4cに流れる電流の向きを反転する
ことにより容易に得ることができる。
に行ない移動する。また、推進力F1を反対方向に得る場
合は、駆動コイル4a〜4cに流れる電流の向きを反転する
ことにより容易に得ることができる。
上記動作によりカーテンの開閉を行なうことができ
る。
る。
以上のように、カーテンレールに切断および曲げ容易
な部材を用い、かつ固定子、可動子の形状を略円筒形に
することにより、設置工事の現場での窓の曲げにあった
加工を容易に行なうことができる。
な部材を用い、かつ固定子、可動子の形状を略円筒形に
することにより、設置工事の現場での窓の曲げにあった
加工を容易に行なうことができる。
次に、第2の発明に基づいた、第2の実施例につい
て、第13図および第19図を用いて説明する。なお第2の
実施例における全体構造図は、従来技術に示した第19図
と共通とする。また第2の実施例は第1の実施例におけ
る給電、変更手段に代わり、可動体20に固定子12の磁性
の変化を検知する検知手段と、その検知手段により検知
された固定子12の磁性変化に応じて駆動コイル4b〜4dに
流す電流方向を制御する制御手段とを設けている。
て、第13図および第19図を用いて説明する。なお第2の
実施例における全体構造図は、従来技術に示した第19図
と共通とする。また第2の実施例は第1の実施例におけ
る給電、変更手段に代わり、可動体20に固定子12の磁性
の変化を検知する検知手段と、その検知手段により検知
された固定子12の磁性変化に応じて駆動コイル4b〜4dに
流す電流方向を制御する制御手段とを設けている。
なお、第2の実施例におけるカーテンレール10の構造
は第14図を参照して、第1の発明と同じ構造を有してい
る。ただし電路13は、カーテンレール10の内面両側に設
けられ、常時電流を供給できる構造となり、パターンは
施されていない。
は第14図を参照して、第1の発明と同じ構造を有してい
る。ただし電路13は、カーテンレール10の内面両側に設
けられ、常時電流を供給できる構造となり、パターンは
施されていない。
第13図は、カーテン開閉用の可動体20の構造を示す、
斜視図である。
斜視図である。
以下、第13図を参照して、可動体20は、可動子3a,3b,
3c,3dで構成され可動子3b,3c,3dには、推進力を得るた
めの駆動コイル4b,4c,4dが備えられ、3aには、固定子の
磁極を検知し、駆動コイル4b,4c,4dに流れる電流を制御
する検知制御手段25と電力を取入れるための受電子5a,5
bが備えられている。また各可動子には、車輪6が備え
られている。
3c,3dで構成され可動子3b,3c,3dには、推進力を得るた
めの駆動コイル4b,4c,4dが備えられ、3aには、固定子の
磁極を検知し、駆動コイル4b,4c,4dに流れる電流を制御
する検知制御手段25と電力を取入れるための受電子5a,5
bが備えられている。また各可動子には、車輪6が備え
られている。
検知制御手段25にはドライブ回路を内蔵したドライブ
IC26,および大部分の制御回路を構成するマイクロコン
ピュータ27、および固定子12の磁性を検知するためのホ
ール素子H1、H2が配置され、所定の回路が構成されてい
る。
IC26,および大部分の制御回路を構成するマイクロコン
ピュータ27、および固定子12の磁性を検知するためのホ
ール素子H1、H2が配置され、所定の回路が構成されてい
る。
第15図は、第2の実施例におけるリニアモーターカー
テンの回路ブロック図を示している。
テンの回路ブロック図を示している。
リニアモーターカーテンの回路は、カーテンの開閉を
切換えるための開閉スイッチを介して、外部電源に接続
されている。開閉スイッチの動作によって接続された電
源から与えられる電力は、電路13に供給される。
切換えるための開閉スイッチを介して、外部電源に接続
されている。開閉スイッチの動作によって接続された電
源から与えられる電力は、電路13に供給される。
さらに、電力は可動体20の受電子5a,5bを介して回路
の各部に供給される。
の各部に供給される。
電源極性判別回路14に供給された電力は、その極性が
判別され、極性の変化でカーテンの開閉信号の判別を行
なう。判別結果はコンピュータ27に入力される。
判別され、極性の変化でカーテンの開閉信号の判別を行
なう。判別結果はコンピュータ27に入力される。
次に、電源極性判別回路14とは並列に設けられた電源
回路15は、電路13からの給電により常に一定した極性で
各部に電力を供給する。ホール素子H1、H2は、可動体20
の移動により生じる固定子12からの磁界の変化を検知
し、その情報をマイクロコンピュータ27に入力する。
回路15は、電路13からの給電により常に一定した極性で
各部に電力を供給する。ホール素子H1、H2は、可動体20
の移動により生じる固定子12からの磁界の変化を検知
し、その情報をマイクロコンピュータ27に入力する。
電源極性判別回路14から電源極性の入力を受け、さら
にホール素子H1、H2から固定子の磁界変化の情報が入力
されたマイクロコンピュータ27は、所定の演算を行ない
駆動コイル4b,4c,4dに対して駆動信号O1,O2,O3を出力す
る。
にホール素子H1、H2から固定子の磁界変化の情報が入力
されたマイクロコンピュータ27は、所定の演算を行ない
駆動コイル4b,4c,4dに対して駆動信号O1,O2,O3を出力す
る。
駆動信号O1〜O3はドライブ回路D1,D2,D3をとおり増幅
された後、駆動コイル4b〜4dに流される。
された後、駆動コイル4b〜4dに流される。
次に、固定子12と可動体20の駆動コイル4d〜4dおよび
ホール素子H1、H2の配置関係について説明する。
ホール素子H1、H2の配置関係について説明する。
第14図を参照して、固定子12と可動体20の駆動コイル
4b〜4dは所定の間隔を隔てて対面する位置に配置され
る。さらに、第18図を参照して、固定子12は一定のピッ
チでN極とS極とが交互に着磁されている。また、駆動
コイル4b〜4dは、一定のコイル径で3個が所定のピッチ
で固定子12に対面して配置されている。また、可動体20
の上面に配置されるホール素子H1、H2は所定の位置に配
置されている。
4b〜4dは所定の間隔を隔てて対面する位置に配置され
る。さらに、第18図を参照して、固定子12は一定のピッ
チでN極とS極とが交互に着磁されている。また、駆動
コイル4b〜4dは、一定のコイル径で3個が所定のピッチ
で固定子12に対面して配置されている。また、可動体20
の上面に配置されるホール素子H1、H2は所定の位置に配
置されている。
次に第2の実施例におけるリニアモーターカーテンの
動作について第16図、第17A図、第17B図および第18図を
用いて説明する。第16図は、第2の実施例のリニアモー
ターカーテンの動作を示すフロー図であり、第17A図お
よび第17B図は、マイクロコンピュータ27に読み込まれ
るメモリデータ図であり、第18図は、固定子12と可動体
20との動作状態を模式的に示す動作模式図である。
動作について第16図、第17A図、第17B図および第18図を
用いて説明する。第16図は、第2の実施例のリニアモー
ターカーテンの動作を示すフロー図であり、第17A図お
よび第17B図は、マイクロコンピュータ27に読み込まれ
るメモリデータ図であり、第18図は、固定子12と可動体
20との動作状態を模式的に示す動作模式図である。
まず、開閉スイッチが作動され、OFF状態からカーテ
ンの開方向にスイッチが動作する。電源極性判別回路14
から入力された信号に基づき、マイクロコンピュータ27
が極性チェックを行ない、開方向の場合には、第17A図
に示すデータを記憶する。(なお閉方向であれば第17B
図に示すデータを記憶する)。
ンの開方向にスイッチが動作する。電源極性判別回路14
から入力された信号に基づき、マイクロコンピュータ27
が極性チェックを行ない、開方向の場合には、第17A図
に示すデータを記憶する。(なお閉方向であれば第17B
図に示すデータを記憶する)。
次に、ホール素子からの信号を、マイクロコンピュー
タ27に入力する。第18図状態(a)を参照して、起動初
期状態では、ホール素子はH1およびH2ともS極位置にあ
り、したがって信号H1=S、H2=Sとなる。第17A図の
データに従って駆動コイル4b〜4dに対して駆動信号O1=
+,O2=−,O3=+方向に電流を流す。
タ27に入力する。第18図状態(a)を参照して、起動初
期状態では、ホール素子はH1およびH2ともS極位置にあ
り、したがって信号H1=S、H2=Sとなる。第17A図の
データに従って駆動コイル4b〜4dに対して駆動信号O1=
+,O2=−,O3=+方向に電流を流す。
上記動作により、各駆動コイル4b〜4dには、所定方向
の電流が流れ、固定子12の磁力との間にフレミングの左
手の法則に従って推進力F1が図示の方向に作用する。図
中φ記号は磁束の方向を示す。これによって可動体20が
図示方向に移動を開始する。
の電流が流れ、固定子12の磁力との間にフレミングの左
手の法則に従って推進力F1が図示の方向に作用する。図
中φ記号は磁束の方向を示す。これによって可動体20が
図示方向に移動を開始する。
可動体20が第18図状態(b)の位置に移動した際、ホ
ール素子H2は磁界の不感位置に達し、このホール素子H2
からの入力はOFF状態となる。したがって、信号H1=
S、H2=0となり、第17A図より駆動コイルへの駆動信
号O1〜O3は、O1=+、O2=−、O3=−方向に電流が流
れ、固定子12の極性の変化に応じて、駆動コイルの電流
方向が変化され、可動体20の信号が維持される。
ール素子H2は磁界の不感位置に達し、このホール素子H2
からの入力はOFF状態となる。したがって、信号H1=
S、H2=0となり、第17A図より駆動コイルへの駆動信
号O1〜O3は、O1=+、O2=−、O3=−方向に電流が流
れ、固定子12の極性の変化に応じて、駆動コイルの電流
方向が変化され、可動体20の信号が維持される。
さらに、可動体20が移動し、第18図状態(c)の位置
に達した場合、ホール素子H2からの入力はNとなりホー
ル素子H1からの入力はOFF状態となる。この入力信号に
応じて、第17A図のデータから定められた駆動コイルへ
の駆動信号O1〜O3に応じて駆動コイル4b〜4dに所定の方
向の電流が流される。
に達した場合、ホール素子H2からの入力はNとなりホー
ル素子H1からの入力はOFF状態となる。この入力信号に
応じて、第17A図のデータから定められた駆動コイルへ
の駆動信号O1〜O3に応じて駆動コイル4b〜4dに所定の方
向の電流が流される。
上記動作により、開閉用駆動体20は該方向動作を連続
的に行なう。
的に行なう。
以下、同様の作用によって、可動体20は第18図状態
(d)、第18図状態(e)のように移動する。
(d)、第18図状態(e)のように移動する。
また、カーテンの閉動作においては第17B図に示され
るデータに従って駆動コイル4b〜4dへの駆動信号が決定
されて開動作と逆方向への移動が行なわれる。
るデータに従って駆動コイル4b〜4dへの駆動信号が決定
されて開動作と逆方向への移動が行なわれる。
なお、電源がOFF状態では可動体20はカーテンレール1
0内に載置されてフリーな状態にあるため、手動による
開閉も通常のカーテンと同様に容易に行なうことができ
る。
0内に載置されてフリーな状態にあるため、手動による
開閉も通常のカーテンと同様に容易に行なうことができ
る。
以上のように、第1の実施例における、給電変更手段
の代わり、検知制御手段を設けることにより、設置工事
の現場での窓の形状にあった切断および曲げ加工を容易
に行なうことができる。
の代わり、検知制御手段を設けることにより、設置工事
の現場での窓の形状にあった切断および曲げ加工を容易
に行なうことができる。
なお、上記第1および第2の実施例において、駆動コ
イルとして3つのコイルにより構成される例を示した
が、これに限定されることなく、複数個のコイルで構成
することによっても、同様の作用効果を得ることができ
ることはいうまでもない。
イルとして3つのコイルにより構成される例を示した
が、これに限定されることなく、複数個のコイルで構成
することによっても、同様の作用効果を得ることができ
ることはいうまでもない。
[発明の効果] 以上述べたように、第1の発明によれば、カーテンレ
ールに軽金属または軽合金を用い、固定子には可塑性樹
脂と磁性体の混合物を用いることにより、切断容易と
し、また、可動子の電流方向変更手段として、スイッチ
ング制御手段を設けることにより、任意の位置で容易に
切断可能となる。
ールに軽金属または軽合金を用い、固定子には可塑性樹
脂と磁性体の混合物を用いることにより、切断容易と
し、また、可動子の電流方向変更手段として、スイッチ
ング制御手段を設けることにより、任意の位置で容易に
切断可能となる。
さらに、固定子を水平断面が略円形形状を有する略円
筒形の形状を採用し、また、可動体においても、各々が
屈曲自在の帯状の弾性体を介在して連結され、水平断面
が略円形形状を有する略円筒形の複数の駆動コイルを用
いることにより、カーテンレールを任意の曲率に曲げた
場合においても、可動体を滑らかに動作させることが可
能となる。
筒形の形状を採用し、また、可動体においても、各々が
屈曲自在の帯状の弾性体を介在して連結され、水平断面
が略円形形状を有する略円筒形の複数の駆動コイルを用
いることにより、カーテンレールを任意の曲率に曲げた
場合においても、可動体を滑らかに動作させることが可
能となる。
また、第2の発明においては、可動体の動作を制御す
るものとして、固定子の磁性の変化を検知する検知手段
と、この検知手段により検知された固定子の磁性変化に
応じて駆動コイルの各々に流す電流方向を制御する制御
手段とを設けている。
るものとして、固定子の磁性の変化を検知する検知手段
と、この検知手段により検知された固定子の磁性変化に
応じて駆動コイルの各々に流す電流方向を制御する制御
手段とを設けている。
これにより、より容易にカーテンレールの切断および
曲げ加工が可能となり、設置工事の現場での窓の形状に
合った切断および曲げ加工を容易に行なうことが可能と
なる。
曲げ加工が可能となり、設置工事の現場での窓の形状に
合った切断および曲げ加工を容易に行なうことが可能と
なる。
上記のように、カーテンレールの現場での加工性の向
上により、出荷前における工場での調整が不要となり、
行程の減少および現場での作業性の改善向上を図ること
を可能とする。
上により、出荷前における工場での調整が不要となり、
行程の減少および現場での作業性の改善向上を図ること
を可能とする。
第1図は、本願に関連する参考技術におけるリニアモー
ターカーテンの断面図である。 第2図は、第1図中における固定子のIII−III線矢視斜
視図である。 第3図は、第2図中における固定子のIV−IV線矢視断面
図である。 第4A図および第4B図は、本願に関連する参考技術におけ
るリニアモーターカーテンの可動体20の側面図および上
面図である。 第5図は、本願に関する参考技術におけるリニアモータ
ーカーテンの可動体20に備えた受動子5a,5b、スイッチ9
a,9b,9c、駆動コイル4a,4b,4cの回路図である。 第6A図および第6B図は、本願に関連する参考技術におけ
るリニアモーターカーテンの可動体20に備えたスイッチ
の状態と駆動コイルに流れる電流の向きを示す図であ
る。 第7図は、本願に関連する参考技術におけるリニアモー
ターカーテンの固定子と可動体20の動作原理を示す動作
模式図である。 第8図は、本発明の第1の実施例におけるリニアモータ
ーカーテンの断面図である。 第9A図および第9B図は、本発明の第1および第2の実施
例におけるリニアモーターカーテンの固定子の構造図で
ある。 第10図は、第8図中におけるVII−VII線矢視方向から可
動体20を見上げた図である。 第11図は、第10図中におけるVIII−VIII線矢視方向から
の可動体20の側面図である 第12図は、本発明の第1の実施例におけるリニアモータ
ーカーテンの固定子と可動体20の動作原理を示す動作模
式図である。 第13図は、本発明の第2の実施例におけるリニアモータ
ーカーテンの可動体20の全体斜視図である。 第14図は、本発明の第2の実施例におけるリニアモータ
ーカーテンの断面図である。 第15図は、本発明の第2の実施例におけるリニアモータ
ーカーテンの回路ブロック図である。 第16図は、本発明の第2の実施例におけるリニアモータ
ーカーテンの動作を示すフロー図である。 第17A図および第17B図は、第2の実施例におけるリニア
モーターカーテンのマイクロコンピュータに読み込まれ
る所定の信号のデータ図である。 第18図は、本発明の第2の実施例におけるリニアモータ
ーカーテンの固定子12と可動体20の動作原理を示す動作
模式図である。 第19図は、従来技術におけるリニアモーターカーテンの
全体構造図である。 第20図は、第19図中におけるI−I線矢視からの可動体
20の断面図である。 第21図は、第20図中におけるII−II線矢視からの可動体
20の側面図である。 第22図は、従来技術におけるリニアモーターカーテンの
固定子と可動体20の動作原理を示す動作模式図である。 図において、10はカーテンレール、12は固定子、13は電
路、20はカーテン開閉用の駆動体を示している。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
ターカーテンの断面図である。 第2図は、第1図中における固定子のIII−III線矢視斜
視図である。 第3図は、第2図中における固定子のIV−IV線矢視断面
図である。 第4A図および第4B図は、本願に関連する参考技術におけ
るリニアモーターカーテンの可動体20の側面図および上
面図である。 第5図は、本願に関する参考技術におけるリニアモータ
ーカーテンの可動体20に備えた受動子5a,5b、スイッチ9
a,9b,9c、駆動コイル4a,4b,4cの回路図である。 第6A図および第6B図は、本願に関連する参考技術におけ
るリニアモーターカーテンの可動体20に備えたスイッチ
の状態と駆動コイルに流れる電流の向きを示す図であ
る。 第7図は、本願に関連する参考技術におけるリニアモー
ターカーテンの固定子と可動体20の動作原理を示す動作
模式図である。 第8図は、本発明の第1の実施例におけるリニアモータ
ーカーテンの断面図である。 第9A図および第9B図は、本発明の第1および第2の実施
例におけるリニアモーターカーテンの固定子の構造図で
ある。 第10図は、第8図中におけるVII−VII線矢視方向から可
動体20を見上げた図である。 第11図は、第10図中におけるVIII−VIII線矢視方向から
の可動体20の側面図である 第12図は、本発明の第1の実施例におけるリニアモータ
ーカーテンの固定子と可動体20の動作原理を示す動作模
式図である。 第13図は、本発明の第2の実施例におけるリニアモータ
ーカーテンの可動体20の全体斜視図である。 第14図は、本発明の第2の実施例におけるリニアモータ
ーカーテンの断面図である。 第15図は、本発明の第2の実施例におけるリニアモータ
ーカーテンの回路ブロック図である。 第16図は、本発明の第2の実施例におけるリニアモータ
ーカーテンの動作を示すフロー図である。 第17A図および第17B図は、第2の実施例におけるリニア
モーターカーテンのマイクロコンピュータに読み込まれ
る所定の信号のデータ図である。 第18図は、本発明の第2の実施例におけるリニアモータ
ーカーテンの固定子12と可動体20の動作原理を示す動作
模式図である。 第19図は、従来技術におけるリニアモーターカーテンの
全体構造図である。 第20図は、第19図中におけるI−I線矢視からの可動体
20の断面図である。 第21図は、第20図中におけるII−II線矢視からの可動体
20の側面図である。 第22図は、従来技術におけるリニアモーターカーテンの
固定子と可動体20の動作原理を示す動作模式図である。 図において、10はカーテンレール、12は固定子、13は電
路、20はカーテン開閉用の駆動体を示している。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】軽金属または軽合金で成形されたカーテン
レールと、 前記カーテンレールに固定されるとともに、その長手方
向に沿って、一定のピッチで交互に異なる磁極で配置さ
れ、可塑性樹脂と磁性体の混合物で成形され、かつ水平
断面が略円形形状を有する略円筒形の固定子と、 カーテンの一端を吊り下げた状態で、前記カーテンレー
ルの長手方向に沿って移動する可動体と、 を備え、 前記可動体は、 前記固定子と所定の距離を隔てて対面する位置に設けら
れ、各々が屈曲自在の帯状の弾性体を介在して連結され
水平断面が略円形形状を有する略円筒形の複数の駆動コ
イルからなる可動子と、 前記可動体の前記固定子に対する相対的位置関係に応じ
て、可動体に流れる電流の方向を切換える給電手段と、 を有するリニアモーターカーテン。 - 【請求項2】軽金属または軽合金で成形されたカーテン
レールと、 前記カーテンレールに固定されるとともに、その長手方
向に沿って、一定のピッチで交互に異なる磁極で配置さ
れ、可塑性樹脂と磁性体の混合物で形成され、かつ水平
断面が略円形形状を有する略円筒形の固定子と、 カーテンの一端を吊り下げた状態で、前記カーテンレー
ルの長手方向に沿って移動する可動体と、 を備え、 前記可動体は、 前記固定子と所定の距離を隔てて対面する位置に設けら
れ、各々が屈曲自在の帯状の弾性体を介在して連結され
水平断面が略円形形状を有する略円筒形の複数の駆動コ
イルからなる可動子と、 前記固定子の磁性の変化を検知する検知手段と、 この検知手段により検知された前記固定子の磁性変化に
応じて、前記駆動コイルの各々に流す電流方向を制御す
る制御手段と、 を有するリニアモーターカーテン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2317394A JP2665627B2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | リニアモーターカーテン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2317394A JP2665627B2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | リニアモーターカーテン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04187112A JPH04187112A (ja) | 1992-07-03 |
JP2665627B2 true JP2665627B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=18087763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2317394A Expired - Fee Related JP2665627B2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | リニアモーターカーテン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2665627B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2789335B2 (ja) * | 1987-03-06 | 1998-08-20 | 株式会社 城南製作所 | カーテン駆動装置 |
-
1990
- 1990-11-20 JP JP2317394A patent/JP2665627B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04187112A (ja) | 1992-07-03 |
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