JP2665165B2 - ダイビングフェイスマスク - Google Patents

ダイビングフェイスマスク

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JP2665165B2
JP2665165B2 JP6244191A JP24419194A JP2665165B2 JP 2665165 B2 JP2665165 B2 JP 2665165B2 JP 6244191 A JP6244191 A JP 6244191A JP 24419194 A JP24419194 A JP 24419194A JP 2665165 B2 JP2665165 B2 JP 2665165B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63CLAUNCHING, HAULING-OUT, OR DRY-DOCKING OF VESSELS; LIFE-SAVING IN WATER; EQUIPMENT FOR DWELLING OR WORKING UNDER WATER; MEANS FOR SALVAGING OR SEARCHING FOR UNDERWATER OBJECTS
    • B63C11/00Equipment for dwelling or working underwater; Means for searching for underwater objects
    • B63C11/02Divers' equipment
    • B63C11/12Diving masks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スキンダイビング
(skin diving)、スキューバダイビング
(scuba diving)などのダイビングにおい
てダイバー(diver)が顔面に装着するダイビング
フェイスマスクに関し、更に詳しくは、マスク内に侵入
した水およびマスク内におけるダイバーの吐気をマスク
の外部へ排出するパージバルブ(purge valv
e)付きのダイビングフェイスマスクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パージバルブ付きのこの種マスク
は、一般にマスク前面中央域に前方へ突出してバルブ室
を形成する円筒部または角筒部を有し、これにバルブが
取付けられている。例えば、実開昭49−148700
号公報や米国特許第4,856,120号公報には、レ
ンズが一つのダイビングフェイスマスクにパージバルブ
を取付ける技術が開示されている。これらのマスクは、
いずれもパージバルブ後方に本体フレーム部分を内側に
へこませることにより画成した鼻摘み突起を有してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術のマスク
には、前方へ突出するバルブ室が視界の妨げになるとい
う問題がある。例えば、着用者の視線が斜め下向きにな
るとそのバルブ室が視界に入ってしまう。また、このマ
スクがバルブ室のすぐ後方に鼻摘み部を有するものであ
ると、そのバルブ室が鼻摘み操作の邪魔になるという問
題がある。換言すると、バルブ室の存在によって十分に
大きくて操作し易い鼻摘み部をつくるためのスペースを
確保することが難しいという問題がある。これらの問題
があるにもかかわらず、パージバルブを左右一対のレン
ズからなるマスクにも取付けたいというダイバーの要求
がある。それというのも、このバルブが大きな効果を奏
するからであるが、その要求に十分応えることができる
技術はこれまでのところ見当たらない。
【0004】そこで、この発明においては、本体フレー
ムの頂部から左右両側に至る範囲にパージバルブを設け
る一方、本体フレーム内側に筒状排水路を設け、これら
バルブと排水路とを排気・排水可能に連結することによ
り、前記従来技術についての諸問題を解決し、ダイバー
の要求に応えることを課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明が前記課題を解
決するために手段とするところは、以下のとおりであ
る。
【0006】この発明においては、頂部、該頂部の両端
から下方へ曲がる両側部および該頂部に対向し該両側部
に連なる底部ならびにレンズ保持部からなるレンズフレ
ームおよび該レンズ保持部から後方へ延在する筒状のス
カートを有する本体フレームと、前記レンズ保持部に保
持した前面レンズと、前記本体フレームの両側に連結し
た装着用ストラップとからなり、前記本体フレームにそ
の内側から外側へ向って開放可能なパージバルブを設け
たダイビングフェイスマスクを前提にしている。
【0007】かかる前提において、前記パージバルブを
前記本体フレームの前記頂部から前記両側部へ至る間の
任意の部位に位置させてあり、一端に排出口かつ他端に
導入口を有する筒状排水路を前記前面レンズの内側にお
ける前記本体フレームの内周に沿って設け、該排出口を
前記パージバルブに連結し、かつ、該導入口を前記本体
フレームの底部に臨ませてあることがこの発明の特徴で
ある。
【0008】また、この発明の実施態様の一つにおいて
は、前記マスクが一対の前面レンズと該レンズ間に介在
する鼻覆い部とを有する。かかるマスクには、前記バル
ブを頂部の左右方向中央に設け、前記レンズの各々に対
応して設けた排水路の各々を前記バルブに連結すること
ができる。鼻覆い部内側には、上下方向の筒状排水路を
設け、その排水路の上端部排出口を前記頂部に設けたバ
ルブに連結し、下端部導入口を鼻覆い部の底部内側に臨
ませることができる。この発明のマスクにはまた、一対
のレンズの各々に対応するバルブと排水路とを設けて、
それらバルブと排水路とをレンズ毎に連結することもで
きる。レンズの各々に対応するバルブと排水路とを設け
たかかるマスクでは、さらに頂部の左右方向中央部にバ
ルブを設けるとともに、鼻覆い部の内側に上下方向の排
水路を設け、その排水路の上端部排出口を中央部のバル
ブに連結し、下端部導入口を鼻覆い部の底部内側に臨ま
せることもできる。
【0009】さらにはまた、この発明の実施態様の他の
一つにおいて、前記マスクが一つの前面レンズからなる
マスクである。かかるマスクには、バルブをマスク本体
頂部の左右方向中央に設け、排水路を前記レンズの左右
いずれか一側に設けてその上端部排出口をバルブに連結
し、下端部導入口を本体底部中央に臨ませることができ
る。かかるマスクはまた、バルブを頂部の左右各々に一
つずつ設け、排水路をレンズの左右両側に一つずつ設け
てその上端部排出口を直近のバルブに連結するととも
に、下端部導入口を本体底部の左右各々に臨ませること
もできる。
【0010】
【作用】このように構成したダイビングフェイスマスク
は、本体フレーム内側に貯った水を吐気とともに排水路
を介してバルブから排出することができる。バルブは、
本体フレームの頂部から左右両側に至る範囲に設けてあ
り、換言すると従来技術のようにバルブ室がマスク前面
にないから、バルブを設けたことによって着用者の視界
を妨げるということがない。
【0011】またかかる構成により、マスクが左右一対
のレンズを有する場合でも、マスクの機能に支障を来た
すことなくバルブを取付けることが可能になる。
【0012】
【実施例】この発明に係るダイビングフェイスマスクの
詳細を添付の図面を参照して説明すると、以下のとおり
である。
【0013】添付図面のうち、図1は、ダイビングフェ
イスマスクの正面図であり、図2は、マスクの左側フレ
ームを分解して示す斜視図であり、図3は、図1と同様
のマスクの正面図であって、左フレームには外周フレー
ムのみが図示してあり、図4、5は、図1のA−A線、
B−B線端面図であり、図6は、マスクの中央部斜視図
であり、フレーム保持部材が外してある。
【0014】図1〜6において、マスク1は、左右対称
であり、一対の前面レンズ2と、レンズ2を前方部分に
おいて嵌合し、かつ、後方部分を着用者の顔面に密着さ
せることが可能な本体フレーム3と、本体フレーム3に
取付けられ着用者の頭に掛回することが可能なストラッ
プ4とで構成されている。
【0015】レンズ2は、プラスチックまたはガラスで
つくられていて、本体フレーム3に対し前方から着脱可
能に水密状態で取付けられている。
【0016】本体フレーム3は、硬質プラスチック製の
レンズフレーム5と柔軟なラバーまたはプラスチック製
の筒状のスカート6とからなる。さらに、レンズフレー
ム5は、左右一対のレンズ保持部7を有する外周フレー
ム8と、レンズ2と保持している保持部7の周面に前方
からスナップ係合し、外周フレーム8からのレンズ2の
脱落を防止する左右一対の内周フレーム9と、外周フレ
ーム8の中央部に着脱可能であり、内周フレーム9の外
周フレーム8からの脱落を防止するフレーム保持部材1
0とからなる。
【0017】外周フレーム8は、特に図2、3で明らか
なように、左右の保持部7の間に介在する中央連結部1
2と、保持部7の周囲を画成するとともに前後方向へ延
びる周壁13と、周壁13の前端からやや後方へ寄った
位置の内周面から張り出した内側フランジ部14とを有
する。フランジ部14は、その前面の全周にスカート6
の前縁部を圧接するための環状リブ15を有する。この
リブ15は、外周フレーム8の頂部11Aと外側部11
Bとに沿って延在する一条のリブ15Aと、リブ15A
が分枝して二条となり外周フレーム8の底部11Cと内
側部11Dとに沿って延在する並行なリブ15B,15
Cとからなる。リブ15Bと15Cとの間においてフラ
ンジ部14の前面16Aが後方へ凹んでおり、それらリ
ブ15B、15Cと前面16Aとが排水用の溝16を画
成している。溝16の下端は、底部11Cにおいて、リ
ブ15Bを一部切り欠くことにより形成した第1開口1
7を介して本体フレーム3の内側に通じており、溝16
の上端は、連結部12に設けたマスク1の外へ通じる後
記第2開口18につながっている。周壁13の内周にお
いて、フランジ部14から前端寄りの所要部位には、内
周フレーム9を係合させることが可能な係合凹部19と
マスク1の前後方向に延びるほぞ20とがある。
【0018】外周フレーム8の中央連結部12は、外周
フレーム8の頂部11Aにあって後方へ向かって弧を描
く水平な頂面部21と、下方へ向かって逆V字型に広が
るほぼ垂直で平滑な前面部22とからなる。頂面部21
には、その中央に矩形のボス21Aがあり、ボス21A
の左右両側に左右の溝16に通じる一対の第2開口18
がある。ボス21Aには、それとほぼ同じ大きさの矩形
の透孔41を中央に有する左右方向に長い楕円形のパー
ジバルブ40を嵌合させて第2開口18を覆い、パージ
バルブ40の下向きの周壁42を頂面部21に水密に当
接する。頂面部21の左右両側縁は、フレーム保持部材
10の側縁形状に合わせ、かつ、周壁13よりも低くし
てあって、フレーム保持部材10を外周フレーム8に取
付けると、フレーム保持部材10と周壁13とが滑らか
な面を形成する。前面部22の下端部にはマスク1の中
心線C−C上で上下方向に延びるほぞ23が前方へ突出
し、その下端部の両側は左右各々の周壁13につながっ
ている。前面部22は、周壁13の前端よりも後方に位
置し、外周フレーム8に取付けたフレーム保持部材10
と周壁13とが滑らかな連続した面を形成する。
【0019】内周フレーム9は、特に図2で明らかなよ
うに、ほぼ環状の部材であって、環の周り方向に切欠き
部30を有し、切欠き部30の両端に位置する第1、2
端部9A,9Bが環の内方へ、すなわち、内周フレーム
9の径が小さくなる方向へ弾性変形可能である。内周フ
レーム9の外周面には、外周フレーム8の凹部9とほぞ
20とに対応する係合突起31とほぞ穴32とがある。
ほぞ穴32とほぞ20とは、互いに嵌合して内周フレー
ム9が保持部7の内方へ変形することを防止するための
手段であって、それら20,32は切欠き部30の近傍
に位置することが好ましい。内周フレーム9において、
中心線C−C寄りの外周面からは中心線C−Cにまで届
く係止部33が延出している。係止部33の後面34
は、平滑で連結部12の前面部22に当接する。係止部
33の前面35には、中心線C−Cに平行な断面V字型
の溝36を含んだ縦長の隆起部からなるほぞ形成部37
がある。左右の内周フレーム9を保持部7に嵌合させる
と、左右のほぞ形成部37の側壁38が中心線C−C上
で互いに接し合い、中央連結部12のほぞ23と同一断
面形状で同一線(中心線C−C)上に縦に並ぶほぞ39
を形成する(図6参照)。
【0020】図7は、中心線C−Cに沿うフレーム保持
部材10の断面図である。図2と7とにおいて、フレー
ム保持部材10は、頂部47と、前部48と、後部49
とを有する。頂部47は、外周フレーム8において左右
の周壁部13の頂部側縁13A間に位置して中央連結部
12の頂面部21を覆い、パージバルブ40に異物が触
れることを防止する。頂部47の内面では、頂面部21
のボス21Aに向かってボス44が垂下してパージバル
ブ40に上から当接し、パージバルブ40がボス21A
から抜けるのを防止する。ボス44の左右両側には、透
孔46があり、フレーム保持部材10内外の通気と通水
とが可能である。前部48は、正面図においてほぼT字
型をなし(図1参照)、中央連結部12の前面部22を
全体に覆うことができる。前部48の内面には上下方向
にほぞ穴45が延在し、このほぞ穴45は、中心線C−
C上においてほぞ23と39とに摺動して嵌合と離脱と
が可能である。後部49は、フレーム保持部材10の中
心から左右に延びる丈の低い壁であって、その内面形状
が頂面部21の後方の輪郭にほぼ一致している。フレー
ム保持部材10がほぞ23と39とに嵌合すると、前部
48と後部43とで頂面部21と、内周フレーム9の係
止部33とをマスク1の前後方向から挟圧することがで
きる。
【0021】図2、4、5に示すようにスカート6は、
その前方中央に着用者の鼻を覆うことが可能な鼻覆い部
50を有し、鼻覆い部50の両側には着用者が外側から
指を差し込むことが可能な一対の鼻摘み部51と、着用
者の視野を確保し、かつ、レンズ2と本体フレーム5と
を水密に保つための左右一対の環状シール部52とを有
する。特に図4、5で詳細を示したように、シール部5
2は、その前端部分を外側へ折曲した状態のフランジ部
分54の前面55がレンズ2の後面に接し、フランジ部
分54の後面56が外周フレーム8のリブ15A〜15
Cに当接する。したがって、内周フレーム9が外周フレ
ーム8にスナップ係合すると、フランジ部分54を介し
てレンズ2とリブ15とが水密状態になる。ただし、シ
ール部52は、外周フレーム8の第1開口17を覆うこ
ととなる部分が切り欠いてあり、スカート6をレンズフ
レーム5に取付けた後においても溝16が第1開口17
を介して本体フレーム3のレンズ2内側に通じている。
なお、第1開口17において、レンズ2が当接すること
のないリブ15Bの切り欠き部分では、シール部52と
リブ15Bとを重ね合わせ、挟持部材53によってそれ
らを上下方向から挟圧することで当該部位の水密状態を
保つようにしてある。外周フレーム8の頂部11Aでは
スカート6のフランジ部54がリブ15Aに当接し、フ
ランジ部54の外周縁部54Aが保持部7の内周面とレ
ンズ2の外周面との間に緩衝材として位置している。ま
た、フランジ部54のもう一つの外周縁部54Bが、保
持部7の内周面とリブ15Aとの間、およびその内周面
とリブ15Cの間に位置し、フランジ部分54が保持部
7の径方向内側へずれ動くのを防止している。内周フレ
ーム9は、その突起31が外周フレーム8にスナップ係
合し、同時にレンズ2を後方へ向けて押圧している。
【0022】特に図5で明らかなように、スカート6の
フランジ部分54は、リブ15Bと15Cとに押圧され
ており、溝16とともに断面矩形の筒状排水路61を画
成している。この筒状排水路61は、レンズ2の外周に
沿って上へ延び、上端部の排出口が連結部12の頂面部
21を貫通する第2開口18につながり、下端部の第1
開口17が導入口として作用する(図3参照)。
【0023】外周フレーム8の両側には、ストラップ4
を掛回するための上下方向の軸(図示せず)と、ストラ
ップ アジャスター59とが取付けてある。
【0024】このような構成からなるマスク1を組立て
る手順は図2に示すとおりであって、レンズフレーム5
の後方からスカート6のシール部52を保持部7の中へ
入れ、前縁のフランジ部分54の後面をリブ15A,1
5B,15Cに当接したのち、部材53でシール部52
とリブ15Bとを挟持する。次に、レンズ2を前方から
保持部7に嵌め、内周フレーム9をレンズ2の前方から
外周フレーム8にスナップ係合させる。さらにパージバ
ルブ40をボス21Aに取付けたのち、フレーム保持部
材10のほぞ穴45をほぞ39と23とに順次嵌合させ
るとともに、フレーム保持部材10の前後部48,49
で中央連結部12の頂面部21と内周フレーム9の係止
部33とを挟持する。レンズ2を交換したり、溝16を
清掃したりするためにマスク1を分解するときには、組
立てたときの手順を逆にすればよい。なお、レンズ2を
外すときには、内周フレーム9の第1端9Aをマスク1
前方へ動かしてほぞ20との係合を解いたのち、第1端
9Aおよび/または第2端9Bを内周フレーム9の径方
向内側へ、すなわち、内周フレーム9の径が小さくなる
方向へ弾性変形させると、特別な工具を使うことなくス
ナップ係合させた内周フレーム9を簡単に外すことがで
きる。
【0025】このマスク1では、着用中に内部に水が貯
ったなら、鼻からの吐気でマスクの内圧を高める。する
と水は吐気と共に導入口である第1開口17に入り、溝
16とスカート6の一部とで画成する筒状排水路61を
経て第2開口18のパージバルブ40を開きマスク1の
外へ出る。
【0026】図8は、この発明の実施態様の一つを示す
マスク1の部分破断正面図である。このマスク1では外
周フレーム8の両眼各々における頂部11Aに第2開口
18とパージバルブ40とを設け、上端部排出口が第2
開口18に排気・排水可能につながる筒状排水路61が
外周フレーム8の外側部11Bの内周に沿って延び、底
部11Cに達している。排水路61の下端部導入口であ
る第1開口17は、レンズ2の内側にあって、本体フレ
ーム3内に臨んでいる。排水路61は、スカート6と一
体に成形することができる他に、スカート6とは別体の
ゴムや軟質プラスチックのパイプでもよい。また、この
マスク1では鼻覆い部50内側の上下方向に第2の排水
路63を設け、その下端の導入口64を鼻覆い部50の
底部内側に臨ませ、その上端の排出口を中央連結部12
の頂面部21においてマスク1の外へ通じる開口65に
排気・排水可能に連結することができる。開口65には
外側へ向かって開くことが可能なパージバルブ66を設
け、吐気によってマスク1の内圧を高めたときに、鼻覆
い部50の内側に貯った水を排出することができるよう
にしてある。なお、このマスク1には、パージバルブ4
0や66を保護するための図1に示したフレーム保持部
材10に該当するものがないが、それらは、必要に応じ
て設ければよいものである。また、左右両側の頂部11
Aに設けた第2開口18とパージバルブ40とは、着用
者の視界の妨げにならない範囲でその位置を外周フレー
ム8の外側部11Bにまで移動させることができる。
【0027】図9は、この発明の実施態様の他の一つを
示すマスク1の部分破断正面図である。このマスク1
は、左右の眼を覆う一つの大きな前面レンズ2を有し、
図1に示した中央連結部12を備えていない。外周フレ
ーム8の左右両側11Bの内周に沿って排水路61があ
り、排水路6の上端の排出口は、外周フレーム8の頂部
11Aの左右各々に設けたマスク1の外へ通じる第2開
口18(図示せず)に排気・排水可能に連結し、第2開
口18には外へ向かって開くことが可能なパージバルブ
40が取付けてある。排水路6の下端の導入口である第
1開口17は、左右の眼の各々に対応する外周フレーム
8底部11Cの最も低い部位に位置している。
【0028】図10は、図9と同様のマスク1における
排水路61の他の態様を示す部分破断正面図である。た
だしこのマスク1では、外周フレーム8の底部11Cが
中心線C−C上で最も低くなっている。排水路61は、
外周フレーム8の頂部11A中央から左右の側部11B
のいずれか一方の内周に沿って延び、底部11Cでは中
心線C−C近傍に達している。排水路61の排出口は、
頂部11Aに設けたマスク1の外へ通じる第2開口18
(図示せず)に排気・排水可能に連結し、第2開口18
には外へ向かって開くことが可能なパージバルブ40が
ある。排水路61の導入口である第1開口17は、底部
11Cに位置している。
【0029】
【発明の効果】この発明に係るダイビングフェイスマス
クにおいては、外周フレームの頂部から側部に至る範囲
に排気・排水用の開口とパージバルブとを設けて本体フ
レーム内に設けた排水路の上端部排出口を連結する一
方、排水路の下端部導入口を外周フレーム底部に臨ませ
たから、パージバルブは視界の妨げになることがない。
【0030】マスクに鼻摘み部を設ける場合に、パージ
バルブがマスク底部にはないから、その鼻摘み部を比較
的大きくつくってその操作性をよくすることができる。
【0031】また、この発明によれば、従来排水機構を
設けることが困難であった左右一対のレンズからなるマ
スクにおいても、その機構を採用することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイビングフェイスマスクの正面図。
【図2】図1のマスクの部分分解斜視図。
【図3】図1のマスクの部分破断正面図。
【図4】図1のA−A線端面図。
【図5】図1のB−B線端面図。
【図6】図1のマスクの部分拡大図。
【図7】フレーム保持部材の中心線断面図。
【図8】ダイビングフェイスマスクの一態様を示す部分
破断正面図。
【図9】ダイビングフェイスマスクの他の態様を示す正
面図。
【図10】ダイビングフェイスマスクのさらに他の態様
を示す正面図。
【符号の説明】
1 ダイビングフェイスマスク 2 レンズ 3 本体フレーム 4 ストラップ 5 レンズフレーム 6 スカート 7 保持部 11A 頂部 11B 側部 11C 底部 40 パージバルブ 50 鼻覆い部 61 排水路 63 排水路 64 鼻覆い部の筒状排水路 66 パージバルブ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂部、該頂部の両端から下方へ曲がる両側
    部および該頂部に対向し該両側部に連なる底部ならびに
    レンズ保持部からなるレンズフレーム、および該レンズ
    保持部から後方へ延在する筒状のスカートを有する本体
    フレームと、前記レンズ保持部に保持した前面レンズ
    と、前記本体フレームの両側に連結した装着用ストラッ
    プとからなり、前記本体フレームにその内側から外側へ
    向って開放可能なパージバルブを設けたダイビングフェ
    イスマスクにおいて、 前記パージバルブを前記本体フレームの前記頂部から前
    記両側部へ至る間の任意の部位に位置させてあり、 一端に排出口かつ他端に導入口を有する筒状排水路を前
    記前面レンズの内側における前記本体フレームの内周に
    沿って設け、該排出口を前記パージバルブに連結し、か
    つ、該導入口を前記本体フレームの底部に臨ませてある
    ことを特徴とする前記マスク。
  2. 【請求項2】前記マスクが左右一対の前面レンズと該レ
    ンズ間に介在する鼻覆い部とを有する請求項1記載のマ
    スク。
  3. 【請求項3】前記バルブを前記頂部の左右方向中央に設
    け、前記レンズの各々に対応して設けた前記排水路の各
    々を前記バルブに連結してある請求項2記載のマスク。
  4. 【請求項4】前記鼻覆い部の内側に上下方向の筒状排水
    路を設け、該排水路の上端部排出口を前記バルブに内側
    から連結し、その下端部導入口を前記鼻覆い部の底部に
    臨ませてある請求項3記載のマスク。
  5. 【請求項5】前記レンズの各々に対応して前記バルブと
    排水路とを設け、それらバルブと排水路とをレンズ毎に
    連結してある請求項2記載のマスク。
  6. 【請求項6】前記頂部の左右方向中央に内側から外側へ
    向かって開放可能なパージバルブを設けるとともに、上
    端部排出口が該バルブに内側から排気・排水可能に連結
    し、下端部導入口が前記鼻覆い部の底部内側に臨む上下
    方向の筒状排水路を設けた請求項5記載のマスク。
  7. 【請求項7】前記マスクが一つの前面レンズからなる請
    求項1記載のマスク。
  8. 【請求項8】前記バルブを前記頂部の左右方向中央に設
    け、前記排水路を前記レンズの左右いずれか一側に設け
    てその上端部排出口を前記バルブに前記本体内側から排
    気・排水可能に連結し、その下端部導入口を前記本体底
    部中央に臨ませてある請求項7記載のマスク。
  9. 【請求項9】前記バルブを前記頂部の左右各々に一つず
    つ設け、前記排水路を前記レンズの左右両側に一つずつ
    設けてその上端部排出口を直近の前記バルブに連結する
    とともに、下端部導入口を前記本体底部の左右各々に臨
    ませてある請求項7記載のマスク。
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