JP2664717B2 - Fmステレオ復調回路 - Google Patents
Fmステレオ復調回路Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、例えばFM受信機等に使用されるFMステレ
オ復調回路に係り、特にモノラルからステレオへの切換
状態でスパローノイズが発生することを防止するものに
関する。
オ復調回路に係り、特にモノラルからステレオへの切換
状態でスパローノイズが発生することを防止するものに
関する。
(従来の技術) 周知のように、FMステレオマルチプレクサでは、PLL
(位相同期ループ)回路によってパイロット信号に同期
した76kHzのクロック信号を発生させ、このクロック信
号を1/4分周した分周信号(19kHz)でパイロット信号を
同期検波することにより、パイロット信号の量を検出し
てステレオ放送かモノラル放送かを判別するようにして
いる。そして、ステレオ放送と判別された場合、クロッ
ク信号を1/2分周した分周信号(38kHz)で受信信号をス
イッチングして、左右チャンネル信号L,Rを取り出すよ
うにしている。
(位相同期ループ)回路によってパイロット信号に同期
した76kHzのクロック信号を発生させ、このクロック信
号を1/4分周した分周信号(19kHz)でパイロット信号を
同期検波することにより、パイロット信号の量を検出し
てステレオ放送かモノラル放送かを判別するようにして
いる。そして、ステレオ放送と判別された場合、クロッ
ク信号を1/2分周した分周信号(38kHz)で受信信号をス
イッチングして、左右チャンネル信号L,Rを取り出すよ
うにしている。
第7図は、このような従来のFMステレオ復調回路を示
している。図中11は入力端子で、図示しないPLL回路の
電圧制御発振器(以下VSOという)から出力される、パ
イロット信号に同期した76kHzのクロック信号が供給さ
れている。この入力端子11に供給されたクロック信号
は、分周回路12で1/4分周されて互いに逆相関係となさ
れた同期検波用の第1及び第2のスイッチング信号(19
kHz)が生成される。
している。図中11は入力端子で、図示しないPLL回路の
電圧制御発振器(以下VSOという)から出力される、パ
イロット信号に同期した76kHzのクロック信号が供給さ
れている。この入力端子11に供給されたクロック信号
は、分周回路12で1/4分周されて互いに逆相関係となさ
れた同期検波用の第1及び第2のスイッチング信号(19
kHz)が生成される。
一方、図中13はパイロット信号の供給される入力端子
である。この入力端子13に供給されたパイロット信号
は、抵抗R1〜R4と、コンデンサC1と、上記第1及び第2
のスイッチング信号に基づいて互いに相反してスイッチ
ング駆動され、パイロット信号をコンデンサC1の両端に
それぞれ選択的に導出する第1及び第2のスイッチ14,1
5とよりなる同期検波回路16に供給される。
である。この入力端子13に供給されたパイロット信号
は、抵抗R1〜R4と、コンデンサC1と、上記第1及び第2
のスイッチング信号に基づいて互いに相反してスイッチ
ング駆動され、パイロット信号をコンデンサC1の両端に
それぞれ選択的に導出する第1及び第2のスイッチ14,1
5とよりなる同期検波回路16に供給される。
この同期検波回路16は、パイロット信号の量をコンデ
ンサC1の端子電圧Va,Vbとして出力するもので、この出
力電圧Va,VbがトランジスタQ1,Q2及び定電流源I1,I2よ
りなる出力回路17,18を介して、出力端子19,20から図示
しない判別回路に導出されて、 Va>Vb のときステレオ放送で、 Va≦Vb のときモノラル放送であると判別される。そして、ステ
レオ放送であると判別されると、上記VCOから出力され
るクロック信号を1/2分周した分周信号(38kHz)で受信
信号をスイッチングして、左右チャンネル信号L,Rが取
り出される。
ンサC1の端子電圧Va,Vbとして出力するもので、この出
力電圧Va,VbがトランジスタQ1,Q2及び定電流源I1,I2よ
りなる出力回路17,18を介して、出力端子19,20から図示
しない判別回路に導出されて、 Va>Vb のときステレオ放送で、 Va≦Vb のときモノラル放送であると判別される。そして、ステ
レオ放送であると判別されると、上記VCOから出力され
るクロック信号を1/2分周した分周信号(38kHz)で受信
信号をスイッチングして、左右チャンネル信号L,Rが取
り出される。
一方、モノラル放送受信時または強制的にモノラル再
生が要求された状態では、上記VCOに対して停止信号が
発生され、VCOの発振動作が停止される。すると、分周
回路12から出力される第1及び第2のスイッチング信号
は、VCOの発振停止時点の状態を保持するようになる。
生が要求された状態では、上記VCOに対して停止信号が
発生され、VCOの発振動作が停止される。すると、分周
回路12から出力される第1及び第2のスイッチング信号
は、VCOの発振停止時点の状態を保持するようになる。
すなわち、第1及び第2のスイッチング信号が、それ
ぞれ第8図(a),(b)に示すように発生されている
状態で、第1のスイッチング信号がH(ハイ)レベル
(スイッチ14がオン状態に対応)、第2のスイッチング
信号がL(ロー)レベル(スイッチ15がオフ状態に対
応)になっている時刻T1で停止信号が発生され、VCOの
発振動作が停止されたとすると、以後VCO動作が停止さ
れている間、第1及び第2のスイッチング信号はそれぞ
れH及びLレベルに保持される。
ぞれ第8図(a),(b)に示すように発生されている
状態で、第1のスイッチング信号がH(ハイ)レベル
(スイッチ14がオン状態に対応)、第2のスイッチング
信号がL(ロー)レベル(スイッチ15がオフ状態に対
応)になっている時刻T1で停止信号が発生され、VCOの
発振動作が停止されたとすると、以後VCO動作が停止さ
れている間、第1及び第2のスイッチング信号はそれぞ
れH及びLレベルに保持される。
また、第1及び第2のスイッチング信号が、それぞれ
第9図(a),(b)に示すように発生されている状態
で、第1のスイッチング信号がLレベル(スイッチ14が
オフ状態に対応)、第2のスイッチング信号がLレベル
(スイッチ15がオン状態に対応)になっている時刻T2で
停止信号が発生され、VCOの発振動作が停止されたとす
ると、以後VCOの動作が停止されている間、第1及び第
2のスイッチング信号はそれぞれL及びHレベルに保持
される。
第9図(a),(b)に示すように発生されている状態
で、第1のスイッチング信号がLレベル(スイッチ14が
オフ状態に対応)、第2のスイッチング信号がLレベル
(スイッチ15がオン状態に対応)になっている時刻T2で
停止信号が発生され、VCOの発振動作が停止されたとす
ると、以後VCOの動作が停止されている間、第1及び第
2のスイッチング信号はそれぞれL及びHレベルに保持
される。
つまり、VCOが停止された時点によって、スイッチ14,
15は、2通りの切換状態のいずれかに設定されることに
なる。ここで、第9図に示したように、スイッチ14がオ
ン状態でスイッチ15がオン状態に保持された場合、Vaが
Vbよりも (トランジスタQ1のベース電流)・(R1+R2+R3) −(トランジスタQ2のベース電流)・R4 だけ高い状態、つまり、 Va>Vb に保持されることになる。
15は、2通りの切換状態のいずれかに設定されることに
なる。ここで、第9図に示したように、スイッチ14がオ
ン状態でスイッチ15がオン状態に保持された場合、Vaが
Vbよりも (トランジスタQ1のベース電流)・(R1+R2+R3) −(トランジスタQ2のベース電流)・R4 だけ高い状態、つまり、 Va>Vb に保持されることになる。
この状態で、VCOの停止が解除されVCOが再び発振開始
されると、VaがVbよりも高い状態でスイッチ14,15のス
イッチングが開始されることになる。このため、コンデ
ンサC1に蓄積された電荷が放電され、上記判別回路によ
ってステレオ状態と判別されて、受信信号がVCOから出
力されるクロック信号の1/2分周信号でスイッチングさ
れるため、スパローノイズが発生するという問題が生じ
る。
されると、VaがVbよりも高い状態でスイッチ14,15のス
イッチングが開始されることになる。このため、コンデ
ンサC1に蓄積された電荷が放電され、上記判別回路によ
ってステレオ状態と判別されて、受信信号がVCOから出
力されるクロック信号の1/2分周信号でスイッチングさ
れるため、スパローノイズが発生するという問題が生じ
る。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、従来のFMステレオ復調回路では、VCO
の発振が停止されたときに保持された第1及び第2のス
イッチング信号の状態によっては、VCOが再び発振開始
されたときに同期検波回路のコンデンサの放電によっ
て、スパローノイズが発生するという問題を有してい
る。
の発振が停止されたときに保持された第1及び第2のス
イッチング信号の状態によっては、VCOが再び発振開始
されたときに同期検波回路のコンデンサの放電によっ
て、スパローノイズが発生するという問題を有してい
る。
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、ステレオ再生状態からモノラル再生状態に切換え、
再びステレオ再生状態に切換えた場合のスパローノイズ
の発生を確実に防止し得る極めて良好なFMステレオ復調
回路を提供することを目的とする。
で、ステレオ再生状態からモノラル再生状態に切換え、
再びステレオ再生状態に切換えた場合のスパローノイズ
の発生を確実に防止し得る極めて良好なFMステレオ復調
回路を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明に係るFMステレオ復調回路は、FMステレオ受
信状態で得られるパイロット信号に同期したクロック信
号を発生するとともに、モノラル再生状態で停止信号に
より駆動停止される発振手段と、 この発振手段から出力されるクロック信号に基づい
て、互いに逆相関係となされた同期検波用の第1及び第
2のスイッチング信号を生成する、SET機能を有するD
型フリップフロップ回路と、 このSET機能を有するD型フリップフロップ回路から
出力される第1及び第2のスイッチング信号に基づい
て、互いに相反してスイッチング駆動され、パイロット
信号をコンデンサの第1の端子及び第2の端子にそれぞ
れ選択的に導出する第1及び第2のスイッチを有する同
期検波手段と、 この同期検波手段のコンデンサの第1及び第2の端子
電圧に基づいて、パイロット信号の量を検出するもの
で、第1の端子電圧が第2の端子電圧よりも高いときス
テレオ放送と判別し、第2の端子電圧が第1の端子電圧
よりも高いときモノラル放送と判別する判別手段とを備
えたものを対象としている。
信状態で得られるパイロット信号に同期したクロック信
号を発生するとともに、モノラル再生状態で停止信号に
より駆動停止される発振手段と、 この発振手段から出力されるクロック信号に基づい
て、互いに逆相関係となされた同期検波用の第1及び第
2のスイッチング信号を生成する、SET機能を有するD
型フリップフロップ回路と、 このSET機能を有するD型フリップフロップ回路から
出力される第1及び第2のスイッチング信号に基づい
て、互いに相反してスイッチング駆動され、パイロット
信号をコンデンサの第1の端子及び第2の端子にそれぞ
れ選択的に導出する第1及び第2のスイッチを有する同
期検波手段と、 この同期検波手段のコンデンサの第1及び第2の端子
電圧に基づいて、パイロット信号の量を検出するもの
で、第1の端子電圧が第2の端子電圧よりも高いときス
テレオ放送と判別し、第2の端子電圧が第1の端子電圧
よりも高いときモノラル放送と判別する判別手段とを備
えたものを対象としている。
そして、停止信号に基づいてD型フリップフロップ回
路から出力される第1及び第2のスイッチング信号を、
コンデンサの第2の端子電圧が第1の端子電圧よりも高
くなるモノラル再生に対応した状態に強制的に設定する
ために、停止信号に基づいてD型フリップフロップ回路
のSET機能により第1及び第2のスイッチング信号を設
定する設定手段を備え、 停止信号が発生停止されてから、コンデンサの第1の
端子電圧が第2の端子電圧よりも高い状態になるまでの
期間は、判別手段によってモノラル再生状態と判別され
るようにしたものである。
路から出力される第1及び第2のスイッチング信号を、
コンデンサの第2の端子電圧が第1の端子電圧よりも高
くなるモノラル再生に対応した状態に強制的に設定する
ために、停止信号に基づいてD型フリップフロップ回路
のSET機能により第1及び第2のスイッチング信号を設
定する設定手段を備え、 停止信号が発生停止されてから、コンデンサの第1の
端子電圧が第2の端子電圧よりも高い状態になるまでの
期間は、判別手段によってモノラル再生状態と判別され
るようにしたものである。
(作用) 上記のような構成によれば、停止信号が発生されたこ
とに基づいて、第1及び第2のスイッチング信号をモノ
ラル再生に対応した状態に強制的に設定し、停止信号が
発生停止されてからコンデンサの第1の端子電圧が第2
の端子電圧よりも高い状態になるまでの期間はモノラル
再生状態と判別されるようにしたので、発振手段の発振
停止時にコンデンサに蓄積される電荷はモノラル状態に
対応したものとなり、再び発振手段が発振動作を開始し
た場合モノラル状態から駆動されるため、スパローノイ
ズの発生を確実に防止することができる。
とに基づいて、第1及び第2のスイッチング信号をモノ
ラル再生に対応した状態に強制的に設定し、停止信号が
発生停止されてからコンデンサの第1の端子電圧が第2
の端子電圧よりも高い状態になるまでの期間はモノラル
再生状態と判別されるようにしたので、発振手段の発振
停止時にコンデンサに蓄積される電荷はモノラル状態に
対応したものとなり、再び発振手段が発振動作を開始し
た場合モノラル状態から駆動されるため、スパローノイ
ズの発生を確実に防止することができる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して詳
細に説明する。第1図において、第7図と同一部分には
同一記号を付して示し、ここでは異なる部分についての
み述べる。すなわち、上記分周回路12は、3つのDタイ
プフリップフロップ回路(以下D−FF回路という)21〜
23で構成され、その最終段のD−FF回路23の反転出力端
及び非反転出力端Qから、前記VCOの出力クロック信
号を1/4分周した第1及び第2のスイッチング信号が出
力される。
細に説明する。第1図において、第7図と同一部分には
同一記号を付して示し、ここでは異なる部分についての
み述べる。すなわち、上記分周回路12は、3つのDタイ
プフリップフロップ回路(以下D−FF回路という)21〜
23で構成され、その最終段のD−FF回路23の反転出力端
及び非反転出力端Qから、前記VCOの出力クロック信
号を1/4分周した第1及び第2のスイッチング信号が出
力される。
このD−FF回路23には、セット入力端Sが設けられて
いる。そして、D−FF回路23は、そのセット入力端Sに
Lレベルの信号が供給されているとき、通常の分周動作
を行ない、そのセット入力端SにHレベルの信号が供給
されているとき、反転出力端からHレベルの信号を出
力し、非反転出力端QからLレベルの信号を出力するよ
うに設定されている。
いる。そして、D−FF回路23は、そのセット入力端Sに
Lレベルの信号が供給されているとき、通常の分周動作
を行ない、そのセット入力端SにHレベルの信号が供給
されているとき、反転出力端からHレベルの信号を出
力し、非反転出力端QからLレベルの信号を出力するよ
うに設定されている。
また、上記D−FF回路23のセット入力端Sには、入力
端子24を介して前記VCOに対する停止信号が供給される
ようになっている。この停止信号は、LレベルでVCOの
駆動を許可し、HレベルでVCOを停止させるものとす
る。
端子24を介して前記VCOに対する停止信号が供給される
ようになっている。この停止信号は、LレベルでVCOの
駆動を許可し、HレベルでVCOを停止させるものとす
る。
上記のような構成によれば、第2図(a)に示すよう
に、停止信号がLレベルにある状態では、D−FF回路23
の反転及び非反転出力端,Qから、同図(b),(c)
に示すように、互いに逆相関係となされた第1及び第2
のスイッチング信号がそれぞれ発生され、前記判別回路
によってステレオ状態であることが判別されている。
に、停止信号がLレベルにある状態では、D−FF回路23
の反転及び非反転出力端,Qから、同図(b),(c)
に示すように、互いに逆相関係となされた第1及び第2
のスイッチング信号がそれぞれ発生され、前記判別回路
によってステレオ状態であることが判別されている。
このような状態で、第2図(a)中時刻T3で停止信号
がHレベルになる、つまりVCOの停止が要求されたとす
る。すると、D−FF回路23の反転及び非反転出力端,Q
から出力される第1及び第2のスイッチング信号は、第
2図(b),(c)に示すように、それぞれH及びLレ
ベルに強制的に固定される。
がHレベルになる、つまりVCOの停止が要求されたとす
る。すると、D−FF回路23の反転及び非反転出力端,Q
から出力される第1及び第2のスイッチング信号は、第
2図(b),(c)に示すように、それぞれH及びLレ
ベルに強制的に固定される。
このため、スイッチ14,15は、それぞれオン及びオフ
状態に設定され、コンデンサC1の端子電圧Va,Vbが、モ
ノラル再生状態に対応した条件、つまり、 Va<Vb となり、上記判別回路によってモノラル状態であると判
別される。このため、再び停止信号がLレベルとなって
VCOの発振が開始されても、コンデンサC1が放電され
て、その端子電圧Va,Vbがステレオ再生状態に対応する
条件、つまり、 Va>Vb になるまでの間は、判別回路によってモノラル状態と判
別されるため、従来のようにスパローノイズが発生する
ことを防止することができる。
状態に設定され、コンデンサC1の端子電圧Va,Vbが、モ
ノラル再生状態に対応した条件、つまり、 Va<Vb となり、上記判別回路によってモノラル状態であると判
別される。このため、再び停止信号がLレベルとなって
VCOの発振が開始されても、コンデンサC1が放電され
て、その端子電圧Va,Vbがステレオ再生状態に対応する
条件、つまり、 Va>Vb になるまでの間は、判別回路によってモノラル状態と判
別されるため、従来のようにスパローノイズが発生する
ことを防止することができる。
また、第3図(a)に示すタイミングで停止信号がH
レベルになった場合でも、第1及び第2のスイッチング
信号は同図(b),(c)に示すように、H及びLレベ
ルにそれぞれ固定されるため、確実にスパローノイズの
発生を防止できる。
レベルになった場合でも、第1及び第2のスイッチング
信号は同図(b),(c)に示すように、H及びLレベ
ルにそれぞれ固定されるため、確実にスパローノイズの
発生を防止できる。
次に、第4図には、この発明の他の実施例を示してい
る。D−FF回路23の反転及び非反転出力端,Qの出力
と、入力端子24に供給された停止信号とを、それぞれオ
ア回路25,26に供給し、各オア回路25,26の出力をそれぞ
れ第1及び第2のスイッチング信号としたものである。
る。D−FF回路23の反転及び非反転出力端,Qの出力
と、入力端子24に供給された停止信号とを、それぞれオ
ア回路25,26に供給し、各オア回路25,26の出力をそれぞ
れ第1及び第2のスイッチング信号としたものである。
このような構成によれば、第5図(a)に示すタイミ
ングで停止信号がHレベルになった場合、第1及び第2
のスイッチング信号は同図(b),(c)に示すように
共にHレベルとなる。このため、スイッチ14,15は、共
にオン状態に設定され、コンデンサC1の端子電圧Va,Vb
が、モノラル再生状態に対応した条件、つまり、 Va=Vb となり、上記判別回路によってモノラル状態であると判
別される。このため、再び停止信号がLレベルとなって
VCOの発振が開始されても、コンデンサC1が放電され
て、その端子電圧Va,Vbがステレオ再生状態に対応する
条件、つまり、 Va>Vb になるまでの間は、判別回路によってモノラル状態と判
別されるため、従来のようにスパローノイズが発生する
こと防止することができる。
ングで停止信号がHレベルになった場合、第1及び第2
のスイッチング信号は同図(b),(c)に示すように
共にHレベルとなる。このため、スイッチ14,15は、共
にオン状態に設定され、コンデンサC1の端子電圧Va,Vb
が、モノラル再生状態に対応した条件、つまり、 Va=Vb となり、上記判別回路によってモノラル状態であると判
別される。このため、再び停止信号がLレベルとなって
VCOの発振が開始されても、コンデンサC1が放電され
て、その端子電圧Va,Vbがステレオ再生状態に対応する
条件、つまり、 Va>Vb になるまでの間は、判別回路によってモノラル状態と判
別されるため、従来のようにスパローノイズが発生する
こと防止することができる。
また、第6図(a)に示すタイミングで停止信号がH
レベルになった場合でも、第1及び第2のスイッチング
信号は同図(b),(c)に示すように、共に、Hレベ
ルに固定されるため、確実にスパローノイズの発生を防
止できる。
レベルになった場合でも、第1及び第2のスイッチング
信号は同図(b),(c)に示すように、共に、Hレベ
ルに固定されるため、確実にスパローノイズの発生を防
止できる。
なお、この発明は上記各実施例に限定されるものでは
なく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施することができる。
なく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施することができる。
[発明の効果] 以上詳述したようにこの発明によれば、ステレオ再生
状態からモノラル再生状態に切換え、再びステレオ再生
状態に切換えた場合のスパローノイズの発生を確実に防
止し得る極めて良好なFMステレオ復調回路を提供するこ
とができる。
状態からモノラル再生状態に切換え、再びステレオ再生
状態に切換えた場合のスパローノイズの発生を確実に防
止し得る極めて良好なFMステレオ復調回路を提供するこ
とができる。
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック回路構成
図、第2図及び第3図はそれぞれ同実施例の動作を説明
するためのタイミング図、第4図はこの発明の他の実施
例を示すブロック回路構成図、第5図及び第6図はそれ
ぞれ同他の実施例の動作を説明するためのタイミング
図、第7図は従来のFMステレオ復調回路を示すブロック
回路構成図、第8図及び第9図はそれぞれ同従来回路の
動作を説明するためのタイミング図である。 11……入力端子、12……分周回路、13……入力端子、1
4,15……スイッチ、16……同期検波回路、17,18……出
力回路、19,20……出力端子、21〜23……D−FF回路、2
4……入力端子、25,26……オア回路。
図、第2図及び第3図はそれぞれ同実施例の動作を説明
するためのタイミング図、第4図はこの発明の他の実施
例を示すブロック回路構成図、第5図及び第6図はそれ
ぞれ同他の実施例の動作を説明するためのタイミング
図、第7図は従来のFMステレオ復調回路を示すブロック
回路構成図、第8図及び第9図はそれぞれ同従来回路の
動作を説明するためのタイミング図である。 11……入力端子、12……分周回路、13……入力端子、1
4,15……スイッチ、16……同期検波回路、17,18……出
力回路、19,20……出力端子、21〜23……D−FF回路、2
4……入力端子、25,26……オア回路。
Claims (1)
- 【請求項1】FMステレオ受信状態で得られるパイロット
信号に同期したクロック信号を発生するとともに、モノ
ラル再生状態で停止信号により駆動停止される発振手段
と、 この発振手段から出力されるクロック信号に基づいて、
互いに逆相関係となされた同期検波用の第1及び第2の
スイッチング信号を生成する、SET機能を有するD型フ
リップフロップ回路と、 このSET機能を有するD型フリップフロップ回路から出
力される第1及び第2のスイッチング信号に基づいて、
互いに相反してスイッチング駆動され、前記パイロット
信号を前記コンデンサの第1の端子及び第2の端子にそ
れぞれ選択的に導出する第1及び第2のスイッチを有す
る同期検波手段と、 この同期検波手段のコンデンサの第1及び第2の端子電
圧に基づいて、前記パイロット信号の量を検出するもの
で、第1の端子電圧が第2の端子電圧よりも高いときス
テレオ放送と判別し、第2の端子電圧が第1の端子電圧
よりも高いときモノラル放送と判別する判別手段とを備
えたFMステレオ復調回路において、 前記停止信号に基づいて前記D型フリップフロップ回路
から出力される第1及び第2のスイッチング信号を、前
記コンデンサの第2の端子電圧が第1の端子電圧よりも
高くなるモノラル再生に対応した状態に強制的に設定す
るために、前記停止信号に基づいて前記D型フリップフ
ロップ回路のSET機能により第1及び第2のスイッチン
グ信号を設定する設定手段を備え、 前記停止信号が発生停止されてから、前記コンデンサの
第1の端子電圧が第2の端子電圧よりも高い状態になる
までの期間は、前記判別手段によってモノラル再生状態
と判別されるようにしたことを特徴とするFMステレオ復
調回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9272588A JP2664717B2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | Fmステレオ復調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9272588A JP2664717B2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | Fmステレオ復調回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01264325A JPH01264325A (ja) | 1989-10-20 |
JP2664717B2 true JP2664717B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=14062415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9272588A Expired - Lifetime JP2664717B2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | Fmステレオ復調回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2664717B2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-15 JP JP9272588A patent/JP2664717B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01264325A (ja) | 1989-10-20 |
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Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |