JP2664222B2 - プリンタにおける印字データ処理方法 - Google Patents

プリンタにおける印字データ処理方法

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JP2664222B2 JP63251275A JP25127588A JP2664222B2 JP 2664222 B2 JP2664222 B2 JP 2664222B2 JP 63251275 A JP63251275 A JP 63251275A JP 25127588 A JP25127588 A JP 25127588A JP 2664222 B2 JP2664222 B2 JP 2664222B2
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弘司 大湖
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばチケットの発行等に適用されるプリ
ンタにおける印字データの処理方法に関する。
[従来の技術] 従来のプリンタでは例えばスキップ値「1111」、発行
枚数5枚に設定して、「123abc456」というデータを入
力した場合、最初の数値列である「456」のみを有効と
しそれにスキップ値を加算処理しつつ「123abc456」「1
23abc567」「123abc678」「123abc789」「123abc900」
というデータを印字した5枚の券を発行することができ
るが、文字「abc」を介しての次の数値列の「123」の方
は加算処理の対象外となり変更することができなかっ
た。
これは入力データの右端から数値データを検索し最初
の数値列のみを対象とするためである。
[発明が解決しようとする課題] しかしこのような従来の印字データ処理方法では、
「123」というデータを変更したい場合にはこのデータ
を別のフィールドデータとして取出し別途スキップ値を
設定して加減算処理しなければならずデータ処理が面倒
であった。
そこで本発明は、文字、記号及び数値を含むデータ中
の全ての数値を対象として加減算処理ができ、データ中
の数値データの変更処理が容易にできるプリンタにおけ
る印字データの処理方法を提供しようとするものであ
る。
また請求項(2)の発明は、文字、記号及び数値を含
むデータ中の数値のうち特定の連続した数値を対象とし
て加減算処理ができ、数値データの複雑な変更処理が容
易にできるプリンタにおける印字データの処理方法を提
供しようとするものである。
[課題を解決するたの手段と作用] 請求項(1)記載の発明は、プリンタにより数値デー
タと非数値データとが混在して記憶されている文字列を
印字出力する場合に、文字列から数値の部分のみを検出
するステップと、所定桁のスキップ値を設定するステッ
プと、検出した数値の部分を連続した数値データと見な
して前記スキップ値の対応する桁の値で加減算処理する
ステップからなる。
従って数値データと数値データとの間に文字や記号の
データが介在してもそれらのデータに関係なくデータ中
の数値データのみを変更させることが可能となる。
また請求項(2)記載の発明は、プリンタにより数値
データと非数値データとか混在して記憶されている文字
列を印字出力する場合に、文字列から数値の部分のみを
検出するステップと、所定桁のスキップ値を設定するス
テップと、検出した数値のうち有効データと見なす数値
データの最小桁位置及び桁数を指定するステップと、ス
キップ値の加減算処理を有効データと見なした数値デー
タの最小桁位置に達するまでは無視し、最小桁位置に達
するとその有効データと見なした数値データを前記スキ
ップ値の対応する桁の値で加減算処理するステップとか
らなる。
従ってデータ中のどの位置にある数値列のデータもそ
の部分のみの変更が可能となる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図はブロック図で、1は制御部本体を構成するCP
U、2はこのCPU1が各部を制御するためのプログラムデ
ータが格納されたROM、3はインターフェース4を介し
て外部から入力される印字データ、スキップ値、発行枚
数等を格納するメモリや演算に使用されるメモリ等が設
けられたRAM、5は券用紙を搬送するモータを駆動する
モータ駆動回路、6はデータをドット印字するサーマル
ヘッド7を駆動するサーマルヘッド駆動回路である。
前記CPU1はインターフェース4を介して外部からスキ
ップ値、発行枚数を受信するとそれらのデータをRAM3に
格納する。そしてこの状態で同じくインターフェース4
を介して外部から印字データを受信するとその印字デー
タもRAM3に格納する。
そして前記CPU1は受信した印字データ中に文字や記号
とともに数値を混在させたデータがあり、このデータ内
の数値を券の発行毎に例えばインクリメントして変更す
る場合には第2図に示す処理を行なうように設定されて
いる。
すなわち先ず、文字や記号とともに数値を混在させた
データのデータ長とこのデータの各桁を指定するポイン
タをセットする。続いてスキップ値の各桁を指定するカ
ウンタi=1とする。なお、スキップ値自体は、例えば
「1111」のように予め設定される。
この状態で文字列の長さが0より大きいか否かをチェ
ックする。なお、文字列とは文字や記号とともに数値を
混在させたデータのうち、これからチェックする残りの
データを示し、従って、最初は文字列の長さは文字や記
号とともに数値を混在させたデータのデータ長になって
いる。そして文字列の長さが0であれば変更すべきデー
タが無いと判断してこの処理を終了する。また文字列の
長さが0より大きいときには残りのデータ内に数値のデ
ータがある可能性があると判断し、続いてポインタが指
定する桁のデータが0〜9の数値か否かをチェックす
る。
上記チェックにおいてポインタが指定する桁のデータ
が0〜9の数値データでなければ文字や信号のデータで
あり、このときには入力データポインタを+1として次
の桁のデータを指定するようにする。また文字列の長さ
を−1する。
また、ポインタが指定する桁のデータが0〜9の数値
であればスキップ値のi桁目(カウンタiで指定される
桁)を加算する。そして桁上がりがあったか、加算した
次の桁があるか否か、すなわち加算された桁の1つ上の
位に数値の桁があるか否かをチェックし、桁上がりが無
いときや桁上がりがあっても次の桁が数値の桁で無いと
きには、桁カウンタiを+1してから、入力データポイ
ンタを+1して次の桁のデータを指定するようにすると
ともに文字列の長さを−1とする。
しかし桁上がりがあり、かつ次の桁に数値の桁がある
ときには桁上がり処理を行なって再度桁上がりチェック
と次の桁チェックをくり返す。
このような構成の本実施例においては、例えばスキッ
プ値が「1111」で発行枚数が5枚で、変更すべきデータ
が「123abc456」であれば、スキップ値の4桁は、記号
データのa,b,cを無視した数値データの下4桁の3,4,5,6
に券発行毎に加算されるようになる。
従って、このデータは、1枚目は「123abc456」とな
り、2枚目は「3」「4」「5」「6」にそれぞれスキ
ップ値「1」「1」「1」「1」を加算して「124abc56
7」となり、3枚目は「4」「5」「6」「7」にそれ
ぞれスキップ値「1」「1」「1」「1」を加算して
「125abc678」となり、4枚目は「5」「6」「7」
「8」にそれぞれスキップ値「1」「1」「1」「1」
を加算して「126abc789」となり、5枚目は「6」
「7」「8」「9」にそれぞれスキップ値「1」「1」
「1」「1」を加算して「127abc900」となる。なお、
5枚目については1桁目の「9」は「9+1(スキップ
値)」で桁上がりとなり、2桁目の「8」は1桁目の桁
上がりで「9」となった後に「9+1(スキップ値)」
で桁上がりとなり、3桁目の「7」は2桁目の桁上がり
で「8」となった後に「8+1(スキップ値)」で
「9」となる。
こうして「123abc456」「124abc567」「125abc678」
「126abc789」「127abc900」というデータを印字した5
枚の券が発行されることになる。
従って例えば第3図に示すレイアウトのチケットを
「会場01座席A001金額3,500」というデータのうち座席A
100〜A700までの700枚を発行しようとすると、スキップ
値を「10000」に設定し、かつ発行枚数700と設定すれ
ば、座席が「A001」「A002」「A003」〜「A700」と変化
するデータを印字したチケットが発行されるようにな
る。
このように文字「座席A」と「金額」との間にある3
桁の数値データを1つのフィールドデータとして容易に
変更することができる。
なお、前記では文字や数値を通常の文字や数値で示し
たものについて述べたが、これはバーコードで示された
データにおいても適用することができる。例えばコード
9でデータaを示せば「*KO1 SEKI A001 KINGAKU
3,500*」となるが、このバーコードデータについても
前記実施例と同様のデータ処理によって数値の変化する
データを印字することができる。
次に本発明の他の実施例を図面を参照して説明する。
これは第4図に示すように、桁カウンタを設け、また
(文字列の長さ=桁指定−1)によって桁指定位置より
も前のデータを無視する。すなわち、文字列の長さの値
を桁指定位置の1つ前の桁の値にし、この値が「0」に
なるまで入力データポインタをカウントアップする。例
えば、桁指定位置が7桁目のときには文字列の長さの値
を「6」にすることでこの文字列の長さの値が「0」に
なったときには入力データポインタは7桁目を指定する
ことになる。この間は数値データのスキップ処理が行わ
れることはない。そして、入力データポインタが桁指定
位置の7桁目を指定するようになると、以降は0〜9の
数値がチェックされる毎に桁カウンタ+1とし、その桁
カウンタの内容と有効桁とを比較し、桁カウンタの内容
が有効桁を越えるまでスキップ値の加算処理を行なう。
このようなデータ処理を行なうことによって所定の桁位
置から始まる所定桁数のデータ変更が可能となる。
例えば位置を指定する桁数が7桁目で、有効桁が2
桁、スキップ値が「1111」、発行枚数が5枚に設定され
ている状態で「123abc456」というデータを変更すると
きには、上位2桁目と3桁目の桁についてのみ数値デー
タが変更されるようになる。すなわち「123abc456」「1
34abc456」「145abc456」「156abc456」「167abc456」
というデータを印字した5枚の券が発行されることにな
る。
このように9桁のデータのうち上位2桁目と3桁目に
ある数値のみを変更するような複雑なデータ変更が容易
にできる。
なお、前各実施例ではいずれも数値をインクリメント
して変更するものについて述べたが必ずしもこれに限定
されるものではなく、デクリメントして変更するもので
あってもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、文字、記号及び
数値を含むデータ中の全ての数値を対象として加減算処
理ができ、データ中の数値データの変更処理が容易にで
きるプリンタにおける印字データの処理方法を提供でき
るものである。
また請求項(2)の発明によれば、文字、記号及び数
値を含むデータ中の数値のうち特定の連続した数値を対
象として加減算処理ができ、数値データの複雑な変更処
理が容易にできるプリンタにおける印字データの処理方
法を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図はブロック図、第2図はCPUによるインクリメント
処理を示す流れ図、第3図はチケット例を示す図、第4
図は本発明の他の実施例におけるCPUによるインクリメ
ント処理を示す流れ図である。 1……CPU、2……ROM、3……RAM、8……サーマルヘ
ッド。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリンタにより数値データと非数値データ
    とが混在して記憶されている文字列を印字出力する場合
    に、上記文字列から数値の部分のみを検出するステップ
    と、所定桁のスキップ値を設定するステップと、検出し
    た数値の部分を連続した数値データと見なして前記スキ
    ップ値の対応する桁の値で加減算処理するステップとか
    らなることを特徴とするプリンタにおける印字データ処
    理方法。
  2. 【請求項2】プリンタにより数値データと非数値データ
    とか混在して記憶されている文字列を印字出力する場合
    に、上記文字列から数値の部分のみを検出するステップ
    と、所定桁のスキップ値を設定するステップと、検出し
    た数値のうち有効データと見なす数値データの最小桁位
    置及び桁数を指定するステップと、前記スキップ値の加
    減算処理を有効データと見なした数値データの最小桁位
    置に達するまでは無視し、最小桁位置に達するとその有
    効データと見なした数値データを前記スキップ値の対応
    する桁の値で加減算処理するステップとからなることを
    特徴とするプリンタにおける印字データ処理方法。
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