JP2663708B2 - 電子走査式アンテナ追尾レーダ装置 - Google Patents

電子走査式アンテナ追尾レーダ装置

Info

Publication number
JP2663708B2
JP2663708B2 JP2306486A JP30648690A JP2663708B2 JP 2663708 B2 JP2663708 B2 JP 2663708B2 JP 2306486 A JP2306486 A JP 2306486A JP 30648690 A JP30648690 A JP 30648690A JP 2663708 B2 JP2663708 B2 JP 2663708B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tracking
target
electronic scanning
scanning antenna
radar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2306486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04178590A (ja
Inventor
寛光 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP2306486A priority Critical patent/JP2663708B2/ja
Publication of JPH04178590A publication Critical patent/JPH04178590A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2663708B2 publication Critical patent/JP2663708B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子走査式アンテナ追尾レーダ装置に関す
る。
〔従来の技術〕
第5図は従来の電子走査式アンテナ追尾レーダ装置の
ブロック図、第6図は従来方式の走査と追尾の走査の時
系列の例を示す図、第2図は方向区分の概念図である。
この電子走査式アンテナ追尾レーダ装置は、電子走査
式アンテナ8と、レーダ電波を送受信するレーダ送受信
機7と、レーダ受信ビデオから目標の位置を検出し、目
標検出データを出力する目標検出器6と、目標の位置を
追尾するとともに次走査の位置を予測する目標処理器9
と、追尾目標ごとの方向番地データに基づいてシステム
タイミング信号と同期をとって電子走査式アンテナ8の
移相器を制御するビーム方向制御器11と、目標追尾デー
タを表示するレーダディスプレイ10とで構成されてい
る。
ここで、目標処理器9はさらに目標の位置を追尾して
レーダディスプレイ10に追尾データを出力する追尾メイ
ン処理部4と、次の走査時の位置を予測する次周期走査
位置予測処理部3と、予測位置に基いて方向番地を決定
する方向番地決定部2とで構成される。
通常、電子走査式アンテナのビーム方向は第2図のよ
うにレーダ覆域内でエレベーションとアジマスの縦横の
軸でビーム幅程度の幅で区画化された方向番地によって
規定されている。
従来、この種の電子走査式アンテナ追尾レーダ装置で
は、レーダの全覆域を捜索して、新しく覆域に入ってき
た目標を捕捉する捜索期間があり、捜索期間で捕捉され
た目標に対して追尾を開始する。捜索周期は非常に長い
ため通常は捜索期間の中に各追尾目標の予測位置にビー
ムを向ける追尾走査を数回そう入し、管制上要求される
追尾更新周期になるようにする。例えば第6図のよう
に、1つのアジマスに対してエレベーション方向に走査
する捜索期間(以下ELスキャンと呼ぶ)の間に個別の目
標の追尾のための走査をはさみ込んでいる。
まず、始めに捜索期間の走査のためにビーム方向制御
器11はレーダ送受信機7からのシステムタイミング信号
に合せて電子走査式アンテナの移相器に順次移相制御信
号を送りビーム放射方向を制御する。同時にシステムタ
イミング信号に合せてレーダ送受信機7は送信を行な
い、電子走査式アンテナ8からビームを放射する。放射
されたビームが目標に当った場合、反射波が電子走査式
アンテナ8を経由してレーダ送受信機7によって受信さ
れ受信ビデオが目標検出器6に入力される。目標の位置
が目標検出器6により検出され、デジタルデータとして
目標処理器9に出力される。目標検出データは目標処理
器9を追尾メイン処理部4で新規追尾目標としてトラッ
クファイル5に登録されて、次の捜索周期で再びそれと
相関のある目標が同様に得られた場合、次周期走査位置
予測処理部3にて次走査の位置を予測計算し、次走査で
の追尾のためにトラックファイル5に予測位置を登録す
るとともに方向番地決定部2で予測位置の方向番地を決
定する。ビーム方向制御器11は目標処理器9からの方向
番地データにもとづいて、ELスキャンの合間に追尾のた
めの移相制御信号をシステムタイミング信号に合せて順
次電子走査式アンテナ8に送りビーム放射方向を制御す
るとともに方向番地データを目標検出器6に送る。この
ように追尾が開始されるとELスキャンの合間の追尾目標
の検出データをもとに目標処理器9において第6図のよ
うな追尾周期で追尾の更新が繰り返される。追尾の更新
は応答が予定される追尾目標単位で予測位置と目標検出
データと相関をとって行なわれる。なお、捜索周期で目
標が得られず追尾目標が全くない場合は捜索走査のみが
行なわれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の電子走査式アンテナ追尾レーダ装置
は、追尾周期の走査をしている時一つのレーダビーム内
に目標機が複数入る場合でも複数機の各々に対して送信
することになっているので、同方向に重複してその複数
機分の回数を送信することになり、重複した分だけ送信
時間のむだが発生し、追尾時間が長くなるとともに捜索
周期が長くなり初期捕捉が遅れたり、追尾更新周期の制
限により、追尾機数の容量も制限されるという欠点があ
る。
本発明の目的は、レーダビーム内に目標が複数入って
いる場合の重複した送信を省いた、時間効率のよい追尾
走査を行う電子走査式アンテナ追尾レーダ装置を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
目標処理器から追尾目標の方向番地データを順次受け
取り、システムタイミング信号に合わせて電子走査式ア
ンテナのビーム放射方向を制御するビーム方向制御器を
備える電子走査式アンテナ追尾レーダ装置であって、前
記ビーム方向制御器は、前記目標処理器から、追尾周期
内で複数の異なる追尾目標から同一の方向番地データを
受け取った場合に、後から受け取った前記方向番地デー
タを無視するように前記電子走査式アンテナのビーム放
射方向を制御することを特徴とする電子走査式アンテナ
追尾レーダ装置。
〔作 用〕
レーダのビーム幅単位に細分して方向番地を定め、重
複防止式ビーム方向制御器が追尾周期内で一方向番地に
対して一送信とするよう制御するので、一つのビーム内
に複数の目標があっても一送信で追尾できる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例の電子走査式アンテナ追尾
レーダ装置のブロック図、第2図は方向番地の概念図、
第3図は本発明の捜索と追尾の走査の時系列の例を示す
図、第4図は着陸にPAR装置を適用したときの概念図で
ある。
本電子走査式アンテナ追尾レーダ装置は、電子走査式
アンテナ8と、レーダ電波を送受信するレーダ送受信機
7と、レーダ受信ビデオから目標の位置を検出して目標
検出データを出力する目標検出器6と、目標の位置を追
尾するとともに次走査の位置を予測する目標処理器9
と、追尾目標ごとの方向番地データに基いて、一方向番
地に対して追尾周期内で重複して送信しないようにシス
テムタイミング信号と同期をとって電子走査式アンテナ
8の移相器を制御する重複防止式ビーム方向制御器1
と、目標追尾データを表示するレーダディスプレイ10と
で構成されている。
ここで、目標処理器9はさらに目標の位置を追尾して
レーダディスプレイ10に追尾データを出力する追尾メイ
ン処理部4と、次の走査時の位置を予測する次周期走査
位置予測処理部3と、予測位置に基いて方向番地を決定
する方向番地決定部2とで構成されている。
捜索周期の走査のために、重複防止式ビーム方向制御
器1は順次レーダ送受信機7からのシステムタイミング
信号に合せて電子走査式アンテナ8の移相器に移相制御
信号を送り、ビーム放射方向を制御する。同時に、シス
テムタイミング信号に合せて、レーダ送受信機7は送信
を行ない、電子走査式アンテナ8からビームを放射す
る。放射されたビームが目標に当った場合、反射波が電
子走査式アンテナ8を経由してレーダ送受信機7によっ
て受信され受信ビデオが目標検出器6に入力される。目
標の位置が目標検出器6により検出されディジタルデー
タとして目標処理器9に出力される。目標検出データ
は、目標処理器9の追尾メイン処理部4で新規追尾目標
としてトラックファイル5に登録され、次の捜索周期で
再びそれと相関のある目標が同様に得られた場合、次周
期走査位置予測処理部3にて次の走査の位置を予測計算
し、次周期走査での追尾のためにトラックファイル5に
予測位置を登録するとともに方向番地決定部2で予測位
置方向番地を決定する。重複防止式ビーム方向制御器1
は追尾周期内で目標処理器9からの方向番地データに関
して、同じものが送られてきた場合は無視するような機
能を有しており、ELスキャンの合間の追尾のため移相制
御信号をシステムタイミングに合せて順次電子走査アン
テナ8に送りビーム方向を制御するとともに方向番地デ
ータを目標検出器6に送る。
このように、追尾が開始されると、ELスキャンの合間
の追尾の目標検出データをもとに目標処理器9において
第3図のような追尾周期で追尾の更新が繰返される。追
尾の更新は方向番地単位でその中に含まれる1つまたは
複数の応答が予定される追尾目標の位置と各目標検出デ
ータの相関をとって行なわれる。また、捜索周期で目標
が得られず追尾目標が全くない場合は捜索走査のみが行
なわれる。また、着陸にあたっては、着陸誘導管制に用
いられるPAR装置(精測レーダ装置)を使用するが、こ
れを本発明に適用したときの概念図は第4図に示すとお
りである。即ち追尾期間において電子走査式アンテナ追
尾レーダ装置13から目標に電波を送信する場合、方向番
地の同じ目標は図のように1回のレーダビーム15の送信
で捕えることができる。特に滑走路12上のタッチダウン
ポイント14に着陸するのにPAR装置を使用する場合は航
空機がグライドパス16上に集中するため同一方向番地に
多くの航空機が集中する特徴がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、方向番地ごとに送信を
行なうので、レーダビーム内に航空機が複数入る場合
に、複数機の各々に対して送信しないようになり、従来
の方式に比べ重複のないだけ送信の回数が減少し、結果
的に捜索周期が短くなって初期捕捉が遅れずに済み、ま
た追尾機数の容量に余裕ができて時間効率のよい追尾走
査ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の電子走査式アンテナ追尾レ
ーダ装置のブロック図、第2図は方向番地の概念図、第
3図は本発明の捜索と追尾の走査の時系列の例を示す
図、第4図は着陸にPAR装置を適用したときの概念図、
第5図は従来の電子走査式アンテナ追尾レーダ装置のブ
ロック図、第6図は従来の捜索と追尾の走査の時系列の
例を示す図である。 1……重複防止式ビーム方向制御器、 2……方向番地決定部、 3……次周期走査位置予測処理部、 4……追尾メイン処理部、 5……トラックファイル、 6……目標検出器、 7……レーダ送受信機、 8……電子走査式アンテナ、 9……目標処理器、 10……レーダディスプレイ、 11……ビーム方向制御器、 12……滑走路、 13……電子走査式アンテナ追尾レーダ装置、 14……タッチダウンポイント、 15……レーダビーム、 16……グライドパス。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】目標処理器から追尾目標の方向番地データ
    を順次受け取り、システムタイミング信号に合わせて電
    子走査式アンテナのビーム放射方向を制御するビーム方
    向制御器を備える電子走査式アンテナ追尾レーダ装置で
    あって、 前記ビーム方向制御器は、 前記目標処理器から、追尾周期内で複数の異なる追尾目
    標から同一の方向番地データを受け取った場合に、後か
    ら受け取った前記方向番地データを無視するように前記
    電子走査式アンテナのビーム放射方向を制御することを
    特徴とする電子走査式アンテナ追尾レーダ装置。
JP2306486A 1990-11-13 1990-11-13 電子走査式アンテナ追尾レーダ装置 Expired - Lifetime JP2663708B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2306486A JP2663708B2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 電子走査式アンテナ追尾レーダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2306486A JP2663708B2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 電子走査式アンテナ追尾レーダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04178590A JPH04178590A (ja) 1992-06-25
JP2663708B2 true JP2663708B2 (ja) 1997-10-15

Family

ID=17957602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2306486A Expired - Lifetime JP2663708B2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 電子走査式アンテナ追尾レーダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2663708B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2655122B2 (ja) * 1995-03-10 1997-09-17 日本電気株式会社 レーダ装置
JP4962036B2 (ja) * 2007-02-15 2012-06-27 日本電気株式会社 電子走査式精測レーダ装置および目標追尾方法
JP5851905B2 (ja) * 2012-03-22 2016-02-03 三菱重工業株式会社 統制システム及び統制システムの動作方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6349195A (ja) * 1986-08-20 1988-03-01 松下電器産業株式会社 スチ−ムアイロン
JPH02122291A (ja) * 1988-11-01 1990-05-09 Mitsubishi Electric Corp 目標追跡の方法とその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04178590A (ja) 1992-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3623183B2 (ja) レーダ装置
JP4962036B2 (ja) 電子走査式精測レーダ装置および目標追尾方法
JP2663708B2 (ja) 電子走査式アンテナ追尾レーダ装置
JP2546053B2 (ja) 精測進入レーダ
KR102197086B1 (ko) 대공 표적 추적을 위한 표적 정밀 추적 장치 및 방법
JPH06273522A (ja) 三次元レーダー装置
JP2775986B2 (ja) レーダ装置
JPH03282389A (ja) 精測進入レーダ
JP2623969B2 (ja) レーダ装置
JPH0820507B2 (ja) フェーズドアレイレーダ装置
JPH01262492A (ja) レーダ装置
JP2830805B2 (ja) レーダ装置
JPH06242235A (ja) レーダ装置
JP2747360B2 (ja) 追尾レーダ装置
JPH03242579A (ja) 精測進入レーダ
JPH03115885A (ja) 精測進入レーダ
JP2726167B2 (ja) レーダ装置
JP3661530B2 (ja) 通信妨害方法および通信妨害装置
JPH0271185A (ja) レーダ装置
JP2666581B2 (ja) レーダ装置
JPH0695136B2 (ja) レーダ装置
JP3465683B2 (ja) 電波発射制御システム
JPS60218084A (ja) 2次レ−ダ方式
JPH06186321A (ja) マルチビームレーダ装置
JPH03131785A (ja) レーダ追尾方法とその装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 14