JP2663502B2 - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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JP2663502B2
JP2663502B2 JP63106544A JP10654488A JP2663502B2 JP 2663502 B2 JP2663502 B2 JP 2663502B2 JP 63106544 A JP63106544 A JP 63106544A JP 10654488 A JP10654488 A JP 10654488A JP 2663502 B2 JP2663502 B2 JP 2663502B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は予約タイマー機能を有すると共に複数の番組
を同時に映出することの出来るテレビジョン受像機に関
する。
〔発明の概要〕
本発明は予約タイマー機能を有すると共に複数の番組
を同時に映出することの出来るテレビジョン受像機に関
し、予約タイマー機能を有すると共に親画面内に子画面
を映出する様にし、該予約タイマー機能で予約した時刻
に電源が投入されているときは該子画面に予約番組を映
出させる様にしたテレビジョン受像機であって、予約タ
イマー機能の予約時刻を監視すると共に電源の投入状態
を監視する制御手段を有し、上記電源が非投入状態であ
れば電源投入が上記制御手段(31)により自動的に成さ
れると共に上記制御手段は上記予約タイマー機能のデー
タに基づいて、親画面を選択して予約番組を親画面上に
映出させる様にし、予約時刻になると陰極線管上に表示
されていた現在視ている画面が突然切り換ると共に非電
源投入時には予約番組が子画面に映出されることがない
様にしたものである。
〔従来の技術〕
従来、テレビジョン受像機にタイマー機能を内蔵さ
せ、予約した時間が現在時刻と一致すると予約したチャ
ンネルを選局して予約番組を陰極線管上に映出するテレ
ビジョン受像機が提案されている。
この様なテレビジョン受像機では予約時間内になると
突然番組が切り換る問題があった。そこで2つ以上のテ
レビジョンの番組を一つの陰極線管上に同時に映出させ
るために第1のチューナによって選局されたテレビジョ
ン放送の親画面上に第2のチューナによって選局された
テレビジョン番組の縮小画面、即ち、子画面を映出する
ようにした2画面テレビジョン受像機を用いて上述の欠
点を解消したものが特公昭62−47392号公報に開示され
ている。第3図はこの2画面テレビジョン受像機の系統
図を示すものである。この構成はタイマー機能で他人が
予約した番組、或は自分が予約したにもかかわらず忘れ
ている番組の開始時刻になると、陰極線管上に映出され
ている番組が予約番組に切り換るために、大事な場面を
見逃したりすることがない様に成されている。
第3図に於いて、(1)は親画面を選択する選択釦、
(2)は選局装置であり、選択釦(1)で選局された入
力信号はチューナ(3)で特定のテレビジョン放送信号
に同調され、次段の映像中間周波検波回路(以下VIFと
記す)(4)で検波されて、子画面形成回路(5)に供
給される。この子画面形成回路(5)は通常子画面を陰
極線管(6)に映出しない状態に切換えられていて、親
画面が陰極線管(6)上に映出される。
(7)は子画面を映出させるための選局釦、(8)は
子画面の選局装置、(9)は子画面のチューナ、(10)
は子画面用のVIFであり、VIF(10)からの子画面選局釦
で選局検波された映像信号は子画面切換回路(11)に供
給される。子画面切換回路(11)の子画面映像出力信号
を子画面合成回路(5)に供給し、同時に子画面切換え
信号aをアンドゲート回路(13)に供給する。アンドゲ
ート回路(13)の他方の入力端子は、抵抗器(16)を通
して接地されているが、子画面“オン”スイッチ(15)
が閉じられると電源(14)の電圧が印加されて出力され
る。アンドゲート回路(13)の出力はオアゲート回路
(12)の一方の入力に供給されて、子画面合成回路
(5)を子画面表示状態に切換える。オアゲート回路
(12)の他方の入力端子はタイマー(17)に接続され、
通常は論理“0"の信号が供給されている。タイマー(1
7)は入力された予約時刻、予約チャンネルを記憶し、
時計機能を有している。故に今、子画面“オン”スイッ
チ(15)が開いた状態であっても、タイマー(17)が予
約した時刻になると、予約したチャンネルを子画面用の
選局装置(8)から選局して、予約したチャンネルの映
像信号を子画面切換回路(11)で発生させ、子画面合成
回路(5)に供給すると共にオアゲート回路(12)の出
力を“1"として子画面表示状態に切換える様になされて
いる。依って、この構成によれば、予約タイマーで予約
した時刻になれば予約チャンネルは子画面に表示される
ことになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
叙上の2画面テレビジョン受像機によれば、予約番組
の開始時に現在、視ている番組が突然予約番組に切換る
ことで大事な場面を見逃すことはなくなるが、2画面テ
レビジョン受像機を視ていない状態でも、予約番組は子
画面に映出されることになる。
本発明は叙上の点に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、テレビジョン受像機の電源が非投入状態
では親画面に予約番組を映出出来る様にしたものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のテレビジョン受像機はその例が第1図及び第
2図に示されている様に予約タイマー(17)の機能を有
すると共に親画面内に子画面を映出する様にし、予約タ
イマー(17)の機能で予約した時刻に電源が投入されて
いるときは子画面に予約番組を映出させる様にしたテレ
ビジョン受像機であって、予約タイマー(17)の機能の
予約時刻を監視すると共に電源部(35)の投入状態を監
視する制御手段(31)を有し、上記電源が非投入状態で
あれば電源投入が上記制御手段(31)により自動的に成
されると共に制御手段(31)は予約タイマー(17)の機
能データに基づいて、親画面を選択して予約番組を親画
面上に映出させる様にしたものである。
〔作用〕
本発明のテレビジョン受像機では予約時間が、現在時
刻と一致したとき電源(35)が“オン”状態であれば子
画面に予約チャンネル番組を映出し、電源(35)が“オ
フ”状態であれば親画面に予約チャンネル番組を映出さ
せることが出来るので、非電源投入時に子画面に予約チ
ャンネル番組が映出される不自然さを解消することが出
来る。
〔実施例〕
以下、本発明のテレビジョン受像機を第1図及び第2
図について説明する。
第1図は本例のテレビジョン受像機の一実施例を示す
流れ図であるが、第1図を説明するに先だち、第2図に
よって本例の構成を詳記する。第2図では映像信号系の
み示し、音声信号系は省略してある。又、第3図との対
応部分には同一符号を付して示してある。
第2図に於いて、アンテナ(20)にキャッチされた映
像信号電波は親画面用、チューナ(3)の子画面用チュ
ーナ(9)に供給され親画面用チューナ(3)及び子画
面用チューナ(9)は夫々位相ロックループ回路(以下
PLLと記す)(21),(22)によってコントロールされ
ている。PLL(21),(22)は中央処理装置(以下CPUと
記す)(31)でコントロールされ、キーボード(33)又
はリモートコントローラ(34)からの親又は子画面選択
釦、チャンネル選択釦、予約タイマー設定釦等の操作を
受けて、例えばリモートコントローラ(34)の場合は受
光素子(32)→CPU(31)→PLL(22)→子画面用チュー
ナ(9)を介して所定の子画面チャンネル番組が選局さ
れる。
更に、例えばキーボード(33)でチャンネル選択が行
なわれると、この選択チャンネル信号はCPU(31)→PLL
(21)→チューナ(3)に供給されて、親画面チャンネ
ル番組が選局される。CPU(31)は商用電源(AC 100V)
に接続された電源(35)の「オン」「オフ」状態も監視
している。又、コントローラ(30)を制御し、タイマー
(17)も内蔵されている。親画面用チューナ(3)で選
局したチャンネル映像信号はVIF(4)でVIF信号を増
幅、検波しコンポジェット信号を得て、Y/C分離回路(2
3)で色成分である搬送色信号を取り除いて映像信号と
し、更に搬送色信号を抽出して色差信号を作り、上述の
映像信号と色差信号を加算して赤(R),緑(G),青
(B)の三原色信号をRGBインタフェース(24)で作っ
て陰極線管(6)に供給することで、親画面用チューナ
(3)で選局されたチャンネルが陰極線管(6)に映出
される。
一方、子画面用チューナ(9)で選局された子画面チ
ャンネル信号は子画面用VIF(36)を通してコンポジッ
ト信号と成され子画面形成回路(25)に供給される。子
画面VIF(36)からのコンポジット信号はY/Cデコーダ
(26)に供給されて、輝度信号Yと色差信号R−Y,B−
Yに分離され、図示しないが、低域通過濾波器(LPF)
等を介してアナログ−デジタル変換器(以下A/Dと記
す)(27)でデジタルデータに変換され、A/D(27)の
出力データはピクチャー・イン・ピクチャー(以下PinP
と記す)メモリ(28)に書き込まれる。又、PinPメモリ
(28)に書き込まれた輝度信号Y、色差信号R−Y,B−
Yはデジタル−アナログ変換器(D/Aと記す)(29)で
アナログ信号に変化されるD/A(29)の出力は図示しな
いLPF及びエンコーダを介してコンポジット信号と成さ
れ、RGBインタフェース(24)で子画面が親画面に合成
されて、陰極線管(6)に映出される。
上述の構成に於いて、予約タイマー機能が動作する場
合を説明する。
他人、或は自分がキーボード(33)或はリモートコン
トローラ(34)のタイマー予約釦を押圧し、所定時間に
所定チャンネルが動作する様に選局、設定したとし、設
定時間と現在時刻が一致して、CPU(31)のタイマー(1
7)が第1図の第1ステップST1の様に「オン」状態にな
ると、CPU(31)は第2ステップST2に示す様に電源(3
5)が投入されているか否かの判断を行なう。第2ステ
ップST2で電源(35)が投入されていない場合は第3ス
テップST3に示す様に電源(35)の「オン」状態とし、
予約タイマーのデータで第4ステップST4に示す様にPLL
(21)を介して親画面用チューナ(3)の出力信号を陰
極線管(6)上に表示させてエンドに至る。第2ステッ
プST2で電源(35)が投入されていると、CPU(31)は次
の第5ステップST5に示す様に子画面が「オン」してい
るか否かの判断を行なう。第5ステップST5がYESであれ
ばCPU(31)は予約タイマーデータで第6ステップST6
様に子画面選局を行なってエンドに至る。第5ステップ
ST5がNOであれば第7ステップST7に示す様に予約タイマ
ーデータで子画面選局を行なって第8ステップST8に示
す様に子画面を「オン」としエンドに至る。本例のテレ
ビジョン受像機によれば電源が「オン」にされていれ
ば、予約タイマー選局時に子画面で選局動作が行なわ
れ、テレビジョン画面を視ているときに突然チャンネル
が切換えられるということはなくなる。
又、電源が「オフ」されていれば、予約タイマーで選
局する時には親画面で選局動作が行なわれるので従来の
ように子画面に映出された予約チャンネル番組を視る必
要がなくなる。
尚、本発明は叙上の実施例に限定されることなく、本
願発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であ
ることは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、電源オン時には予約タイマーの時刻
に突然予約番組が切換って大事な場面を見逃すこともな
く、又電源オフ時には子画面に予約番組が映出される様
な不自然さのないテレビジョン受像機が得られる効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のテレビジョン受像機の一実施例を示す
流れ図、第2図は本発明のテレビジョン受像機の一実施
例を示す系統図、第3図は従来のテレビジョン受像機の
系統図である。 (3),(9)は親画面及び子画面用チューナ、(6)
は陰極線管、(17)はタイマー、(25)は子画面形成回
路、(31)はCPU、(35)は電源である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予約タイマー機能を有すると共に親画面内
    に子画面を映出する様にし、該予約タイマー機能で予約
    した時刻に電源が投入されているときは該子画面に予約
    番組を映出させる様にしたテレビジョン受像機であっ
    て、 上記予約タイマー機能の予約時刻を監視すると共に電源
    部の投入状態を監視する制御手段を有し、 上記電源が非投入状態であれば電源投入が上記制御手段
    により自動的に成されると共に上記制御手段は上記予約
    タイマー機能のデータに基づいて、親画面を選択して予
    約番組を親画面上に映出させる様にしたことを特徴とす
    るテレビジョン受像機。
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JPS5854789A (ja) * 1981-09-29 1983-03-31 Akiyoshi Kinoshita テレビ受像装置
JPS6257375A (ja) * 1985-09-05 1987-03-13 Sharp Corp テレビジヨン受信機における画面切換装置

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