JPH08331471A - 多画面テレビジョン受像機 - Google Patents

多画面テレビジョン受像機

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JPH08331471A
JPH08331471A JP13195595A JP13195595A JPH08331471A JP H08331471 A JPH08331471 A JP H08331471A JP 13195595 A JP13195595 A JP 13195595A JP 13195595 A JP13195595 A JP 13195595A JP H08331471 A JPH08331471 A JP H08331471A
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JP
Japan
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screen
power supply
control
television receiver
video
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Application number
JP13195595A
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English (en)
Inventor
Shusuke Tsuboi
秀典 坪井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単純な操作によって、2画面表示を行い、か
つ、その一方の画面に視聴者が所望する番組,映像を即
座に、前記モニタ画面に表示することができる多画面テ
レビジョン受像機を提供すること。 【構成】 親画面信号切換え回路9,子画面信号切換え
回路10の制御は、制御回路44により行われていて、
該制御回路44には、本発明である多画面テレビジョン
受像機の電源投入時に画面表示される、視聴者が所望す
る番組,映像の情報、即ち、チャンネル選局データ,ユ
ーザコントロールデータ,ユーザ初期設定データ等を記
憶した、不揮発性メモリであるEEPROM11が接続
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイドアスペクトの表
示画面を有するテレビジョン受像機に係り、特に、複数
の映像ソースが入力されるテレビジョン受像機におけ
る、電源投入直後のデフォルト(初期)表示画面に関す
る。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン信号標準方式におけるNT
SC( National Television SystemCommittee )方式
では、テレビジョン画面のアスペクト比(縦横比)は、
周知のように4:3と定められている。ところで、近年
放送衛星を使用したHDTV(High Definition TV)、
即ち、通称ハイビジョン方式と呼ばれるアスペクト比1
6:9なるテレビジョン方式が規格化されている。ま
た、それと平行する形で前記ハイビジョン方式と同一の
アスペクト比を有する従来の地上波を使用したEDTV
2(Extended Definition TV)方式の規格化も進んでい
る。一方現在、これらアスペクト比16:9の横長画面
を意識したワイドテレビと呼ばれるテレビジョン受像機
が急速な勢いで一般家庭に普及し始めている。
【0003】ワイドテレビは、通常、前記NTSC方式
によるアスペクト比4:3の現行地上放送を受信するチ
ューナを有しいる。さらにこれに加えて、衛星放送受信
チューナ(以降、BSチューナともいう),EDTV2
放送受信チューナ,文字放送デコーダ,MUSE−NT
SCコンバータ,並びにCATVチューナ等の内の一
部、または全てを内蔵したものも販売されている。
【0004】また、これら複数のチューナからの映像信
号、並びに外部入力端子を介して入力される複数の映像
信号の中から異なった2つの映像信号(映像ソース)を
選択し、ワイド画面上に同時に並べて表示する2画面表
示機能を有するワイドテレビも商品化されている。一般
に、2画面表示機能とは、親(メイン)画面に対し、そ
れとは別に2つ目の画面であるところの子(サブ)画面
を表示する機能であって、画面を2分割して片側に親画
面を、もう一方に子画面を、それぞれほぼ同一の大きさ
で表示するものである。以降、便宜上親画面とは、画面
左側に表示されていて、かつ、画面全体(親子両画面)
の偏向等を行う際の基準となる同期信号等の取り出され
る側の画面をいう。
【0005】図6はこのような2画面表示機能を有する
従来のワイドテレビを示すブロック図である。尚、図6
において、検波部並びに音声部については省略して表記
されている。
【0006】図6において、衛星放送受信アンテナ(パ
ラボラアンテナ)1で受信された衛星放送は、BSチュ
ーナ5により選局並びに検波等が行われ、コンポジット
ビデオ信号として、親画面信号切換え回路9と子画面信
号切換え回路10に供給されている。また、地上放送受
信アンテナ2で受信された前記NTSC方式によるアス
ペクト比4:3の現行地上放送は、UHF/VHF(U
/V)チューナ6により選局並びに検波等が行われ、コ
ンポジットビデオ信号として、親画面信号切換え回路9
と子画面信号切換え回路10に供給されている。そし
て、CATV入力端子3から入力されたCATV放送
は、CATVチューナ8により選局並びに検波等が行わ
れ、コンポジットビデオ信号として、親画面信号切換え
回路9と子画面信号切換え回路10に供給されている。
さらに、外部入力端子4から入力されたコンポジットビ
デオ信号は親画面信号切換え回路9と子画面信号切換え
回路10に供給されている。一方、文字放送は、前記U
HF/VHF(U/V)チューナ6から供給されるコン
ポジットビデオ信号から文字放送デコーダ7により所望
の番組を選択し、該番組の静止画信号をデコードし、コ
ンポジットビデオ信号として、親画面信号切換え回路9
と子画面信号切換え回路10に供給している。
【0007】また、BSチューナ5,UHF/VHF
(U/V)チューナ6,文字放送デコーダ7,CATV
チューナ8,親画面信号切換え回路9,子画面信号切換
え回路10は、制御回路44により制御されている。
【0008】そして、親画面信号切換え回路9のコンポ
ジットビデオ信号出力(以降、映像信号ともいう)、即
ち、親画面用の映像信号は、A/D変換器31に出力さ
れていて、該A/D変換器31は、入力された映像信号
をディジタル信号に変換し、親信号処理回路33および
親同期分離回路34に出力する。また、親同期分離回路
34は、A/D変換器31からの親画面用映像信号から
水平および垂直同期信号を分離して親クロック発生回路
36および偏向回路37に出力する。親クロック発生回
路36は、親画面用の映像信号の水平および垂直同期信
号(以降、親画面同期信号ともいう)に位相同期した親
クロックを発生して、親画面用の各種信号処理を行う各
ブロックに、該(タイミング)クロック信号を出力して
いる。さらに、親信号処理回路33は、A/D変換器3
1からの親画面用の映像信号を輝度信号および色信号に
分離し、所定の画質改善処理を施して、親画像信号とし
て水平圧縮回路46に出力している。
【0009】一方、子画面信号切換え回路10のコンポ
ジットビデオ信号出力、即ち、子画面用の映像信号は、
A/D変換器39に出力されていて、A/D変換器39
は、入力された映像信号をディジタル信号に変換し、子
信号処理回路40および子同期分離回路41に出力す
る。また、子同期分離回路41は、A/D変換器39か
らの子画面用映像信号から水平および垂直同期信号(以
降、子画面同期信号ともいう)を分離して子クロック発
生回路42に出力する。子クロック発生回路42は、子
画面用の映像信号の水平および垂直同期信号に位相同期
した子クロックを発生して、子画面用の各種信号処理を
行う各ブロックに、該(タイミング)クロック信号を出
力する。さらに、子信号処理回路40は、A/D変換器
39からの子画面用の映像信号を輝度信号および色信号
に分離し、所定の画質改善処理を施して、子画像信号と
して水平圧縮回路49に出力している。
【0010】また、水平圧縮回路46および49は、入
力された親画面用の映像信号および子画面用の映像信号
の1H期間毎に、時間軸を1/2に圧縮するとともに、
圧縮した一方(親画面用または子画面用何れか)の映像
信号を水平走査期間の前半に配置し、他方の映像信号を
水平走査期間の後半に配置して位相調整を行う。そし
て、水平圧縮回路46および49の出力は各々、D/A
変換器47および50に出力され、ディジタル信号から
アナログ信号に変換され(戻され)、各々画面切換回路
48に供給されるようになっている。
【0011】また、画面切換回路48は、水平走査期間
の前半と後半とで、前記D/A変換器47および50か
らの親画面用の映像信号と子画面用の映像信号との入力
切換えを行うとともに、親画面用の映像信号および子画
面用の映像信号の成分である各々の輝度信号および色信
号を、R,G,B信号に変換してモニタ51に出力する
ようになっている。そして、前記偏向回路37には親同
期信号が入力されていて、偏向回路37は、該親同期信
号に基づいて前記モニタ51の水平偏向および垂直偏向
を制御し、前記R,G,B信号に基づいた映像がモニタ
51の管面に表示されるようになっている。
【0012】次に、以上のように構成された多画面テレ
ビジョン受像機の動作について、特に、画面を2分割し
て片側に親画面を、もう一方に子画面を、それぞれほぼ
同一の大きさで表示させて視聴する場合における制御回
路44の制御動作例(視聴者の操作)を中心に説明を行
う。
【0013】図7は従来の多画面テレビジョン受像機の
動作の一例を示すフローチャートである。また、図8は
同じく従来の多画面テレビジョン受像機の電源をオンと
した時のデフォルト(初期)表示画面の一例を示した図
である。
【0014】今、視聴者が、図8(b)に示すごとく
に、従来の多画面テレビジョン受像機(以降、ワイドテ
レビともいう)の画面を2分割して、片側に親画面をも
う一方に子画面を、それぞれほぼ同一の大きさで表示さ
せ、例えば、前記親画面に前記デフォルト表示画面(映
像)を表示し、前記子画面に文字放送(株価チャート)
を表示した画面を視聴しようとした場合において、視聴
者が行うべき操作(リモコン等により行われる)につい
て、図7を参照しながら説明を行う。
【0015】先ず、従来の多画面テレビジョン受像機本
体に設けられている主(メイン)電源スイッチをオン
(ステップz1)する。これにより、ワイドテレビの制
御回路44、並びにワイドテレビを操作するためのリモ
コンからのコマンド(トリガ信号)等を受け付けるのに
必要な最低限の回路に対し、電源が供給(ワイドテレビ
の一部に電源を供給)され、スタンバイ状態となる。次
に、リモコン等により、ワイドテレビ全体に電源を供給
するための電源(リモコン等により操作するスイッチ)
をオン(ステップz2)する。これにより、前記モニタ
51に電源が供給され、例えば、図8(a)に示すよう
なスポーツ番組が画面中央部付近に表示される。
【0016】次に、ワイドテレビの表示モードを“2画
面表示モード”に切換え(ステップz3)、表示画面
(映像)の切換えを行う画面は親・子の何れであるのか
を選択する(ステップz4)。そして、前記映像切換え
を行う画面に表示させる映像ソースの種類を選択する
(ステップz5)。ここで、表示させたい映像ソースの
種類が、BS(衛星放送)映像であればステップz6
へ、NTSC方式による現行地上放送(UHFまたはV
HFによる放送)による映像または文字放送による映像
であればステップz7へ、CATV放送による映像であ
ればステップz8へ、それぞれ進み、前記それぞれの映
像ソース入力に切換えた後、ステップz10へ進み、該
ステップでの処理を行う。尚、表示させたい映像ソース
の種類が、外部入力(ビデオやパソコンやテレビゲーム
等)による映像であればステップz9へ進み、映像ソー
スの種類を外部入力に切換えた後、ステップz15へ進
み、該ステップでの処理を行う。
【0017】今、例えば、表示させたい映像ソースの種
類が文字放送による映像であったとすると、前記ステッ
プz5からステップz7へ進み、映像ソース入力をV/
Uモードに切換え、受信チャンネルを選択して(ステッ
プz10)、ステップz11からステップz12へ進
み、映像ソースの種類を、前記V/Uモードから文字放
送モードに切換える。そして、番組の選択、即ち、文字
放送チャンネル(#789)を選択して、文字放送データの
蓄積が完了(ステップz14)するとステップz15へ
進み、前記選択画面に、前記選択された映像ソース(文
字放送)を表示する。
【0018】その後、親または子画面に表示されている
映像ソースの切換えを行う場合にはステップz4へ進み
(ステップz16)、切換えを行わず視聴を継続する場
合にはステップz17へ進み、視聴を継続するか終了す
るかを選択し、継続する場合にはステップz16へ戻
り、終了する場合には、リモコン等により前記ワイドテ
レビの電源をオフして、前記モニタ51等への電力の供
給を停止し(ステップz18)、前記ワイドテレビ本体
に設けられている主(メイン)電源スイッチをオフする
(ステップz19)。
【0019】以上説明したきたように、従来の多画面テ
レビジョン受像機の画面を2分割して、片側に親画面を
もう一方に子画面を、それぞれほぼ同一の大きさで表示
させた画面を視聴しようとする場合において、視聴者が
リモコン等を用いて行う操作は非常に煩雑なものであ
り、特に一方の画面に文字放送を表示しようとした場合
などには、多数の操作ステップを必要とするという問題
があった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の多
画面テレビジョン受像機で、表示部の左右に同一の大き
さで2画面表示させて使用する場合において、視聴者が
2画面のうちの一方の画面に、所望の番組あるいは映像
を表示する場合、テレビジョン受像機の電源オンからチ
ャンネル設定までにモード切換え、チャンネル設定とい
った煩雑な操作が必要となり、操作ミス等なども発生し
やすく、目的の番組等の映像を画面に表示するのに時間
がかかるという問題があった。
【0021】また、視聴者が、朝,夜などに、例えば天
気予報,交通情報,ニュース,株価等、毎日決まった番
組をテレビジョン受像機の電源を投入した後すぐにみた
い場合、毎日上述のような煩雑な操作を繰り返さなけれ
ばならないといった問題があった。特に、見たい番組に
文字放送やCATV等の番組が含まれている場合には一
際煩雑な操作を行う必要が生じる。
【0022】そこで、本発明はこのような問題を解決す
るため、単純な操作によって、2画面表示を行い、か
つ、その一方の画面に視聴者が所望する番組,映像を即
座に、即ち、テレビジョン受像機の電源投入後、前記煩
雑な操作を行うことにより生じるタイムロスを発生させ
ることなく、前記モニタの画面に表示することができる
多画面テレビジョン受像機を提供することを目的とする
ものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る多画面テレビジョン受像機は、複数の映像受信手段
と、前記映像受信手段の受信チャンネルを制御する第1
の制御手段と、映像表示手段と、前記映像表示手段が1
以上の画面表示を行うよう制御する第2の制御手段と、
前記複数の映像受信手段から供給される複数の映像信号
の中から、前記映像表示手段に表示される画面と同数の
映像信号を選択するよう制御する第3の制御手段と、前
記第1,第2,第3の制御手段それぞれの制御内容およ
び前記第1,第2,第3の制御を実行させる予約時間に
ついて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に対して、前
記第1,第2,第3の制御手段それぞれの制御内容の設
定を行う制御内容設定手段と、時計機能を備え、指定さ
れた時間帯になると前記記憶手段に記憶された前記第
1,第2,第3の各制御内容を実行する手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0024】請求項2記載の発明による多画面テレビジ
ョン受像機は、請求項1記載の多画面テレビジョン受像
機において、前記第2の制御手段は前記映像表示手段に
対して、2つの画面をそれぞれ同一の大きさで横方向に
並べて表示するように制御することを特徴とする。
【0025】請求項3記載の発明による多画面テレビジ
ョン受像機は、請求項1または2記載の多画面テレビジ
ョン受像機において、前記第1から第3の各制御手段並
びにリモコン送信機からの送信信号受信手段等に対して
電力を供給する第1の電力供給手段と、前記映像表示手
段等に対し、映像を表示させるための電力を供給する第
2の電力供給手段とを具備し、前記第1の電力供給手段
により電力の供給が開始された時間が前記記憶手段に記
憶されている指定された時間帯であった場合、または、
前記第1の電力供給手段により電力の供給が継続して行
われている場合に前記記憶手段に記憶されている指定さ
れた時間帯となった場合には、前記第2の電力供給手段
による電力の供給が開始される以前であっても、前記記
憶手段に記憶された前記第2の制御手段の制御内容に従
って、前記第2の制御手段により前記映像受信手段を選
択し、該映像受信手段の受信チャンネルを第1の制御手
段により選択制御することを特徴とする。
【0026】請求項4記載の発明による多画面テレビジ
ョン受像機は、請求項3記載の多画面テレビジョン受像
機において、前記第2の電力供給手段からの電力供給開
始直後において、前記映像表示手段に表示される画面
は、前記記憶手段に記憶されたそれぞれの前記制御手段
毎の制御内容のうち、該制御内容が設定されている制御
手段についてはその内容に従って制御が行われ、制御内
容が設定されていない制御手段については、予め定めら
れた所定の制御が行われ、その結果に基づいて映像の表
示が行われることを特徴とする。
【0027】請求項5記載の発明による多画面テレビジ
ョン受像機は、請求項2,3または4記載の多画面テレ
ビジョン受像機において、前記映像表示手段は、前記第
2の電力供給手段からの電力供給が開始された時刻が前
記記憶手段に記憶された時間帯である場合には、前記第
2の制御手段は前記映像表示手段の表示を2画面表示に
切換え、該2画面表示のうちの一方の画面には前記記憶
手段に記憶されている内容に基づいた映像を表示し、他
方の画面には所定の映像をそれぞれ表示して、前記第2
の電力供給手段からの電力供給が開始された時刻が前記
記憶手段に記憶された時間帯でない場合には、前記第2
の制御手段は前記映像表示手段に所定の表示を行うこと
を特徴とする。
【0028】請求項6記載の発明による多画面テレビジ
ョン受像機は、請求項1から5のいずれか1に記載の多
画面テレビジョン受像機において、前記複数の映像受信
手段のうちの1つは、文字放送受信手段と、前記文字放
送受信手段で受信する番組を前記記憶手段に記憶された
内容に基づいて選局する番組選局手段と、前記番組選局
手段により番組選局され、前記文字放送受信手段により
得られた文字放送データを蓄積する文字放送データ蓄積
手段とを具備したことを特徴とする。
【0029】請求項7記載の発明による多画面テレビジ
ョン受像機は、請求項6記載の多画面テレビジョン受像
機において、前記文字放送データ蓄積手段は、前記第1
の電力供給手段によって電力の供給が開始された時間が
前記記憶手段に記憶されている指定された時間帯であっ
た場合、または、前記第1の電力供給手段によって電力
の供給が継続して行われている場合に前記記憶手段に記
憶されている指定された時間帯となった場合には、前記
第2の電力供給手段による電力の供給の有無に関係なく
前記文字放送データの蓄積を開始することを特徴とす
る。
【0030】請求項8記載の発明による多画面テレビジ
ョン受像機は、請求項6または7記載の多画面テレビジ
ョン受像機において、前記文字放送データ蓄積手段は、
前記第1の電力供給手段により電力が供給されていて、
なおかつ、前記記憶手段に記憶されている指定された時
間帯である場合には、前記第2の電力供給手段による電
力の供給の有無に関係なく前記文字放送データの蓄積並
びに蓄積データの更新を継続して行うことを特徴とす
る。
【0031】請求項9記載の発明による多画面テレビジ
ョン受像機は、請求項1から8のいずれか1に記載の多
画面テレビジョン受像機において、前記記憶手段は、リ
モコン送信機、または、テレビジョン受像機の何れかに
内蔵されていることを特徴とする。
【0032】請求項10記載の発明による多画面テレビ
ジョン受像機は、請求項9記載の多画面テレビジョン受
像機において、前記記憶手段へデータを登録するための
前記制御内容設定手段は、Gコードを入力するGコード
入力手段と、前記Gコード入力手段より入力されたGコ
ードを、曜日,時間,チャンネル番号データに変換する
変換手段と、前記変換手段からのデータを前記記憶手段
に出力する手段とで構成したことを特徴とする。
【0033】
【作用】請求項1から4記載の発明によれば、テレビジ
ョン受像機の電源を投入したときに、最初に表示される
画面および映像を視聴者自身が任意の時間帯毎に設定で
きるようにしたので、視聴者がテレビジョン受像機の電
源を投入するだけで、視聴者が所望する番組,映像を、
視聴者が設定した画面(多画面の場合)に、即座に表示
することができる。
【0034】請求項5から8記載の発明によれば、前記
第1の電力供給手段のみにより電力が供給されている状
態で、文字放送データの蓄積並びに蓄積データの更新を
継続して行うようにし、かつ、前記記憶手段に基づいて
前記映像受信手段と、その受信チャンネルの選択を行う
ようにしたので、視聴者が所望する番組,映像を即座
に、即ち、前記煩雑な操作を行うことにより生じるタイ
ムロスを発生させることなく表示することができる。
【0035】請求項9記載の発明によれば、前記記憶手
段をリモコン送信機またはテレビジョン受像機の何れか
に内蔵するようにしたので、設計上非常に有利である。
【0036】請求項10記載の発明によれば、前記記憶
手段へデータを登録するための前記制御内容設定手段の
1つとしてGコード入力を可能としたので、前記記憶手
段へのデータ登録を非常に容易に(簡単に)行うことが
できる。
【0037】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明における多画面テレビジョン受像機の一実施
例を示すブロック図である。
【0038】図1において、衛星放送受信アンテナ(パ
ラボラアンテナ)1で受信された衛星放送は、BSチュ
ーナ5により選局並びに検波等が行われ、コンポジット
ビデオ信号として、親画面信号切換え回路9と子画面信
号切換え回路10に供給されている。また、地上放送受
信アンテナ2で受信された前記NTSC方式によるアス
ペクト比4:3の現行地上放送は、UHF/VHF(U
/V)チューナ6により選局並びに検波等が行われ、コ
ンポジットビデオ信号として、親画面信号切換え回路9
と子画面信号切換え回路10に供給されている。そし
て、CATV入力端子3から入力されたCATV放送
は、CATVチューナ8により選局並びに検波等が行わ
れ、コンポジットビデオ信号として、親画面信号切換え
回路9と子画面信号切換え回路10に供給されている。
さらに、外部入力端子4から入力されたコンポジットビ
デオ信号は親画面信号切換え回路9と子画面信号切換え
回路10に供給されている。一方、文字放送は、前記U
HF/VHF(U/V)チューナ6から供給されるコン
ポジットビデオ信号から文字放送デコーダ7により所望
の番組が選択され、該番組の静止画信号がデコードされ
て、コンポジットビデオ信号として、親画面信号切換え
回路9と子画面信号切換え回路10に供給されている。
【0039】また、上記BSチューナ5,UHF/VH
F(U/V)チューナ6,CATVチューナ8のチャン
ネル切換え等の制御、並びに、文字放送デコーダ7,親
画面信号切換え回路9,子画面信号切換え回路10の制
御は、制御回路44により行われていて、該制御回路4
4には、本発明である多画面テレビジョン受像機の電源
投入時に画面表示される映像の情報、即ち、チャンネル
選局データ,ユーザコントロールデータ,ユーザ初期設
定データ等を記憶した、不揮発性メモリであるEEPR
OM11が接続されている。
【0040】そして、親画面信号切換え回路9のコンポ
ジットビデオ信号出力(以降、映像信号ともいう)、即
ち、親画面用の映像信号は、A/D変換器31に出力さ
れていて、該A/D変換器31は、入力された映像信号
をディジタル信号に変換し、親信号処理回路33および
親同期分離回路34に出力する。また、親同期分離回路
34は、A/D変換器31からの親画面用の映像信号か
ら水平および垂直同期信号を分離して、親クロック発生
回路36および偏向回路37に出力する。親クロック発
生回路36は、親画面用の映像信号の水平および垂直同
期信号(以降、親画面同期信号ともいう)に位相同期し
た親クロックを発生して、親画面用の各種信号処理を行
う各ブロック、即ち、親信号処理回路33,水平圧縮回
路46,D/A変換器47に、該(タイミング)クロッ
ク信号を出力している。さらに、親信号処理回路33
は、A/D変換器31からの親画面用の映像信号を輝度
信号および色信号に分離し、所定の画質改善処理を施し
て、親画像信号として水平圧縮回路46に出力してい
る。
【0041】一方、子画面信号切換え回路10のコンポ
ジットビデオ信号出力、即ち、子画面用の映像信号は、
A/D変換器39に出力されていて、A/D変換器39
は、入力された映像信号をディジタル信号に変換し、子
信号処理回路40および子同期分離回路41に出力す
る。また、子同期分離回路41は、A/D変換器39か
らの子画面用の映像信号から水平および垂直同期信号
(以降、子画面同期信号ともいう)を分離して子クロッ
ク発生回路42に出力する。子クロック発生回路42
は、子画面用の映像信号の水平および垂直同期信号に位
相同期した子クロックを発生して、子画面用の各種信号
処理を行う各ブロック、即ち、子信号処理回路40,水
平圧縮回路49,D/A変換器50に、該(タイミン
グ)クロック信号を出力する。さらに、子信号処理回路
40は、A/D変換器39からの子画面用の映像信号を
輝度信号および色信号に分離し、所定の画質改善処理を
施して、子画像信号として水平圧縮回路49に出力して
いる。
【0042】また、水平圧縮回路46および49は、入
力された親画面用の映像信号および子画面用の映像信号
の1H期間毎に、時間軸を1/2に圧縮するとともに、
圧縮された一方(親画面用または子画面用何れか)の映
像信号を、水平走査期間の前半に配置し、他方の映像信
号を水平走査期間の後半に配置するように位相調整を行
う。そして、水平圧縮回路46および49の出力は、そ
れぞれ、D/A変換器47および50に出力され、ディ
ジタル信号からアナログ信号に変換され(戻され)、そ
れぞれ、画面切換回路48に供給するようになってい
る。
【0043】また、画面切換回路48は、水平走査期間
の前半と後半とで、前記D/A変換器47および50か
らの親画面用の映像信号と子画面用の映像信号との入力
切換えを行うとともに、親画面用の映像信号および子画
面用の映像信号の成分であるそれぞれの輝度信号および
色信号を、R,G,B信号に変換してモニタ51に出力
されるようになっている。そして、前記偏向回路37に
は親同期信号が入力されていて、偏向回路37は、該親
同期信号に基づいて前記モニタ51の水平偏向および垂
直偏向を制御し、前記R,G,B信号に基づいた映像
が、モニタ51の管面に表示される。
【0044】次に、以上のように構成された多画面テレ
ビジョン受像機の動作について、特に、画面を2分割し
て片側に親画面を、もう一方に子画面を、それぞれほぼ
同一の大きさで表示させて視聴する場合における制御回
路44の制御動作例(視聴者の操作)を中心に説明を行
う。
【0045】図2は本発明の多画面テレビジョン受像機
の初期設定を行うための操作の一例を示すフローチャー
トである。
【0046】今、視聴者が、本発明の多画面テレビジョ
ン受像機の電源投入後に、画面を2分割して、片側に親
画面をもう一方に子画面を、それぞれほぼ同一の大きさ
で表示させる場合において、例えば、前記親画面にデフ
ォルト表示画面(通常、最も最近に前記多画面テレビジ
ョン受像機の電源を落とす直前に、前記親画面で選択さ
れていた映像ソース)を表示し、前記子画面には視聴者
が時間帯によって希望する映像ソースを表示しようとす
る場合において、視聴者が、本発明の多画面テレビジョ
ン受像機に設定を行う場合における操作(リモコン等に
より行われる)法について、図2を参照しながら説明を
行う。
【0047】先ず、本発明の多画面テレビジョン受像機
の状態を、通常の“映像表示モード”から、“初期設定
モード”に切換える(ステップy1)。これにより、多
画面テレビジョン受像機の電源投入後に、画面を2分割
して、片側に親画面をもう一方に子画面を、それぞれほ
ぼ同一の大きさで表示させて、それぞれの画面に視聴者
の所望の映像ソースからの映像を表示させるための条件
を設定し、該多画面テレビジョン受像機に記憶させるた
めの状態となる。
【0048】次に、ワイドテレビの表示モードを“2画
面表示モード”に設定し(ステップy2)、視聴者が希
望する映像ソースを表示しようとする画面は親・子画面
の何れであるのかを設定して(ステップy3)、前記希
望する映像ソースを表示する画面に該映像ソースを表示
したい時間帯を設定する(ステップy4)。そして、前
記希望する映像ソースを表示する画面に表示させる映像
ソースの種類を選択する(ステップy5)。ここで、表
示させたい映像ソースの種類が、BS(衛星放送)映像
であればステップy6へ、NTSC方式による現行地上
放送(UHFまたはVHFによる放送)による映像また
は文字放送による映像であればステップy7へ、CAT
V放送による映像であればステップy8へ、それぞれ進
み、前記それぞれの映像ソースの種別(種類)を設定し
た後、ステップy10へ進み、該ステップでの処理を行
う。尚、表示させたい映像ソースの種類が、外部入力
(ビデオやパソコンやテレビゲーム等)による映像であ
ればステップy9へ進み、映像ソースの種別(種類)を
設定した後、ステップy17へ進み、該ステップでの処
理を行う。
【0049】今、例えば、表示させたい映像ソースの種
類が文字放送による映像であったとすると、前記ステッ
プy5からステップz7へ進み、映像ソース入力をV/
Uモードに設定し、受信チャンネルを設定し(ステップ
y10)、ステップy11からステップy13へ進み、
映像ソースの種類を前記V/Uモードから文字放送モー
ドに設定の変更を行う。そして、番組の設定、即ち、文
字放送チャンネル(例えば#301)を設定し(ステップy
14)、ステップy17へ進み、前記各設定値の登録を
行い、多画面テレビジョン受像機の状態を、“初期設定
モード”を解除して、通常の“映像表示モード”に切換
えて(ステップy18)、該多画面テレビジョン受像機
の初期設定操作を終了する。尚、設定したいチャンネル
および番組が複数ある場合には、ステップy3からステ
ップy17の操作を繰り返す。また、番組の設定はGコ
ード入力で行うことも可能である。この場合、入力され
たGコードは、通常のデータ(曜日,時間帯,チャンネ
ル番号)に変換されて前記EEPROM11に記憶され 以上の操作により、前記設定値は、前記EEPROM1
1に記憶される。そして、以降、前記多画面テレビジョ
ン受像機の電源をオンすると、そのときの時間が、前記
設定した時間帯であれば、自動的に2画面モード表示と
なり、前記設定したチャンネル,番組が、前記設定した
側の画面に表示されることになる。これらは、前記EE
PROM11に記憶された内容に基づいて、前記制御回
路44によって実行される。以下に、制御回路44の動
作について説明を行う。尚、EEPROM11には、以
下に示す内容が記憶されているものとして以下の説明を
行う。 <登録内容> A.時間(05:00〜08:00):チャンネル(1):文字放
送チャンネル(#301) B.時間(12:00〜14:00):チャンネル(BS7) C.時間(22:00〜24:00):チャンネル(6) 図3は本発明の多画面テレビジョン受像機の電源がオン
したときの初期動作の一例を示すフローチャートであ
る。また、図4は本実施例によりモニタ51に表示され
る表示画面の一例を示す図である。
【0050】先ず、本発明の多画面テレビジョン受像機
本体に設けられている主(メイン)電源スイッチをオン
(ステップx1)する。これにより、テレビジョン受像
機の制御回路44、並びにテレビジョン受像機を操作す
るためのリモコンからのコマンド(トリガ信号)等を受
け付けるのに必要な最低限の回路に対し、電源が供給
(テレビジョン受像機の一部に電源を供給)され、スタ
ンバイ状態となる。これにより、前記制御回路44にも
電力が供給され、該制御回路44は、前記EEPROM
11に記憶された内容(データ)を読み出し、現在の時
刻を前記図1のブロック図には示されていないクロック
回路から読み出して(ステップx2)、前記EEPRO
M11から読み出された内容(データ)から、現在の時
刻に適応するデータを選択する。尚、主(メイン)電源
スイッチは、常にオン状態である場合もある。
【0051】次に、前記EEPROM11から読み出さ
れた現在の時刻に適応する登録データの内容が、前記
<登録内容> の‘A’であったとすると、映像ソース
の種類(モード)の設定値(登録内容)が文字放送モー
ドであるので、ステップx3からステップx4へ進み、
文字放送番組(データ)の蓄積を開始する。これによっ
て、視聴者がモニタ51の電源をオンした時には、文字
放送番組のデータの蓄積が完了していて、待ち時間なし
でその内容を見ることができる。尚、前記映像ソースの
種類(モード)の設定値(登録内容)が文字放送モード
でない場合には、例えば映像信号選択手段(親画面信号
切換え回路9または子画面信号切換え回路10)による
映像受信手段(BSチューナ5,UHF/VHF(U/
V)チューナ6,CATVチューナ8等)の選択と、該
映像受信手段のチャンネル設定が行われ、ステップx5
の電源オン待ち状態となる。
【0052】そして、リモコン等により多画面テレビジ
ョン受像機全体に電源を供給するためのスイッチ(リモ
コン等により操作するスイッチ)がオンされると(ステ
ップx5)、前記モニタ51に電源が供給され、2画面
中の親または子の何れかの設定画面に、前記設定値に基
づく設定映像が表示される(ステップx6)。モニタ5
1に表示される映像(親画面:ニュース番組,子画面:
前記設定値に基づくチャンネル(1)・文字放送チャンネル(#3
01)の天気予報)の、表示例を図4に示す。また、前記
ステップx1が実行されてから、所定の時間が経過して
も、リモコン等により多画面テレビジョン受像機全体に
電源を供給するためのスイッチ(リモコン等により操作
するスイッチ)がオンされない場合には、ステップx5
からステップx2の処理を繰り返す。
【0053】その後、親または子画面に表示されている
映像ソースの切換えを行いたい場合には、前記設定値に
基づく設定映像が表示(ステップx6)された後、親ま
たは子画面の番組(チャンネル)の変更を行う場合に
は、表示画面の切換え制御を行い(ステップx7,ステ
ップx8)、選択画面に変更された映像を表示して、ス
テップx7へ進む。一方、番組(チャンネル)の変更を
行わず、現在の番組の視聴を継続する場合にはステップ
x8へ進み、テレビの視聴を継続する場合には、ステッ
プx7,ステップx8の処理を繰り返し、テレビの視聴
を終了する場合には、リモコン等により前記テレビジョ
ン受像機の電源をオフして前記モニタ51等への電力の
供給を停止し(ステップx11)、前記テレビジョン受
像機本体に設けられている主(メイン)電源スイッチを
オフする(ステップx12)。
【0054】次に、上記図3により説明した、本発明で
ある多画面テレビジョン受像機の電源がオンしたときの
初期動作の一例を、前記図1に示したプロック図を用い
て簡単に説明する。
【0055】先ず視聴者が、5:00〜8:00の時間帯にテレ
ビジョン受像機全体の電源をオンしたとすると、U/V
チューナ6によりチャンネル1が選局され、その映像信
号が文字放送デコーダ7へ出力され、該文字放送デコー
ダ7により文字放送番組チャンネルの#301が選局さ
れて、その出力信号が子画面信号切換え回路10により
選択され、A/D変換器39に出力され、子信号処理回
路40を介して水平圧縮回路49に供給され、該水平圧
縮回路49により水平方向に1/2圧縮され、水平走査
期間の後半に配置されるように位相調整される。一方、
親画面信号切換え回路9では、最も最近に電源オフされ
る前に選択されていた、文字放送デコーダ7以外のコン
ポジットビデオ信号供給手段からの信号、または、予め
定められた所定のコンポジットビデオ信号供給手段から
の信号が選択され、該信号は、A/D変換器31に出力
され、親信号処理回路33を介して水平圧縮回路46に
供給され、該水平圧縮回路46により水平方向に1/2
圧縮され、水平走査期間の前半に配置されるように位相
調整される。そして、水平圧縮回路46および49の出
力信号は、それぞれD/A変換器47および50を介し
て画面切換回路48に供給され、該画面切換回路48に
より多重されて、モニタ51の管面に表示される。
【0056】このように、視聴者が 5:00〜8:00 の時間
帯にテレビの電源をオンすることにより、従来のように
煩雑なリモコン等による操作を行うことにより生じるロ
スタイムが発生することなく、即ち、遅滞無く2画面表
示状態となり、予め設定した映像、即ち、図4に示すよ
うに、例えば親画面にはニュース番組が、子画面には文
字放送による天気予報がモニタ51の管面に表示され
る。尚、この後、視聴者が2画面表示をやめたり、チャ
ンネルを変更する等の通常の操作を行うことが可能であ
るのは勿論である。
【0057】ところで、上記実施例では、多画面テレビ
ジョン受像機の初期設定登録データを、多画面テレビジ
ョン受像機内部に保持するようになっているが、該初期
設定登録データは、必ずしも前記多画面テレビジョン受
像機内部に保持する必要はない。また、近年のテレビジ
ョン受像機にはほとんど全ての機種についてリモコンが
標準で装備されている。特に、本願のような多画面テレ
ビジョン受像機については、100%装備されていると
いっても良い。さらに、従来のリモコンでは、テレビジ
ョン受像機本体の有する機能の一部を操作できるにすぎ
ないものであったが、フルリモコン(全ての機能をリモ
コンから操作できる)が誕生し、最近ではリモコンを使
用しないと操作できない機能(本体では操作不可能な機
能)を有するテレビジョン受像機も発売されている。そ
こで、上記実施例では多画面テレビジョン受像機の本体
内部に保持するようになっていた初期設定登録データ
を、リモコン内部に保持させることが考えられる。
【0058】図5は本発明の多画面テレビジョン受像機
の他の実施例を示すブロック図である。
【0059】図5において、前記図1に示したブロック
図と同一の構成要素には同一の符号を付加して説明を省
略する。本実施例では、リモコン送信部13の中に、デ
ータ記憶部14が設けられている点が、前記実施例(図
1に示すブロック図)と異なる。尚、前記実施例(図1
に示すブロック図)においては、リモコン送信部13並
びにリモコン受信部12は図示していない(省略してい
る)。本実施例によれば、前記図2に示した初期設定の
登録データは、リモコン送信部13内部のデータ記憶部
14に記憶されるようになっている。
【0060】そして、前記初期設定登録データのデータ
記憶部14への登録完了後、視聴者がリモコン送信部1
3によりテレビジョン受像機の電源をオンすると、例え
ば前記リモコン送信部13からリモコン受信部12に送
信される電源をオンさせるコマンド(命令)に続いて、
データ記憶部14に記憶された初期設定登録データが送
信され、その内容が前記制御回路44内部のメモリに転
送され、それに基づいて、前記制御回路44は各機能デ
バイス(または各回路)を、制御(前記実施例で説明し
たごとくに)する。即ち、テレビの電源をオンすること
により、リモコン送信部13内部のデータ記憶部14に
記憶された初期設定登録データが自動的に送信され、遅
滞無く(即座に)2画面表示状態となり、一方の画面に
は予め設定した映像が、他方の画面には任意のチャンネ
ル(例えば、最も最近に電源オフされる以前に選択表示
されていた映像ソース)が、前記モニタ51の管面に表
示される。
【0061】尚、上記実施例では、POP表示による2
画面表示について説明したが、本発明はこれに限定され
ずPIP表示による2画面表示にも応用することが可能
である。また、2画面表示だけでなく、1画面表示、ま
たは3画面以上の表示を行っている場合であっても勿論
本発明を応用することは可能である。さらに、外部入力
端子からの入力信号は、映像信号のみでなく、パソコン
等のアナログRGB信号等であっても本発明を応用する
ことができる。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、視聴
者が、朝,夜などに、日常習慣的に視聴している天気予
報,交通情報,ニュース,株価,CNN等といった番組
や外部端子からの映像信号入力等を、単純な操作により
(テレビジョン受像機の電源をオンするだけで)、煩雑
な操作を行うことなく、2画面表示を行い、その一方の
画面に視聴者が所望する番組,映像を即座に表示させる
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多画面テレビジョン受像機の一実施例
を示すブロック図である。
【図2】本発明の多画面テレビジョン受像機の初期設定
を行うための操作の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の多画面テレビジョン受像機の電源がオ
ンしたときの初期動作の一例を示すフローチャートであ
る。
【図4】本実施例によりモニタに表示される表示画面の
一例を示す図である。
【図5】本発明の多画面テレビジョン受像機の他の実施
例を示すブロック図である。
【図6】2画面表示機能を有する従来のワイドテレビを
示すブロック図である。
【図7】従来の多画面テレビジョン受像機の動作の一例
を示すフローチャートである。
【図8】従来の多画面テレビジョン受像機の電源をオン
とした時のデフォルト(初期)表示画面の一例を示した
図である。
【符号の説明】
1 …衛星放送受信アンテナ(パラボラアンテ
ナ) 2 …地上放送受信アンテナ 3 …CATV入力端子 4 …外部入力端子 5 …BSチューナ 6 …UHF/VHFチューナ 7 …文字放送デコーダ 8 …CATVチューナ 9 …親画面信号切換え回路 10 …子画面信号切換え回路 11 …EEPROM 21 …親画像信号 22 …子画像信号 31,39…A/D変換器 33 …親信号処理回路 40 …子信号処理回路 34 …親同期分離回路 41 …子同期分離回路 36 …親クロック発生回路 42 …子クロック発生回路 37 …偏向回路 44 …制御回路 46,49…水平圧縮回路 47,50…D/A変換回路 48 …画面切換回路 51 …モニタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の映像受信手段と、 前記映像受信手段の受信チャンネルを制御する第1の制
    御手段と、 映像表示手段と、 前記映像表示手段が1以上の画面表示を行うよう制御す
    る第2の制御手段と、 前記複数の映像受信手段から供給される複数の映像信号
    の中から、前記映像表示手段に表示される画面と同数の
    映像信号を選択するよう制御する第3の制御手段と、 前記第1,第2,第3の制御手段それぞれの制御内容お
    よび前記第1,第2,第3の制御を実行させる予約時間
    について記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に対して、前記第1,第2,第3の制御手
    段それぞれの制御内容の設定を行う制御内容設定手段
    と、 時計機能を備え、指定された時間帯になると前記記憶手
    段に記憶された前記第1,第2,第3の各制御内容を実
    行する手段とを具備したことを特徴とする多画面テレビ
    ジョン受像機。
  2. 【請求項2】前記第2の制御手段は前記映像表示手段に
    対して、2つの画面をそれぞれ同一の大きさで横方向に
    並べて表示するように制御することを特徴とする請求項
    1記載の多画面テレビジョン受像機。
  3. 【請求項3】前記第1から第3の各制御手段並びにリモ
    コン送信機からの送信信号受信手段等に対して電力を供
    給する第1の電力供給手段と、 前記映像表示手段等に対し、映像を表示させるための電
    力を供給する第2の電力供給手段とを具備し、 前記第1の電力供給手段により電力の供給が開始された
    時間が前記記憶手段に記憶されている指定された時間帯
    であった場合、または、前記第1の電力供給手段により
    電力の供給が継続して行われている場合に前記記憶手段
    に記憶されている指定された時間帯となった場合には、
    前記第2の電力供給手段による電力の供給が開始される
    以前であっても、前記記憶手段に記憶された前記第2の
    制御手段の制御内容に従って、前記第2の制御手段によ
    り前記映像受信手段を選択し、該映像受信手段の受信チ
    ャンネルを第1の制御手段により選択制御することを特
    徴とする請求項1または2記載の多画面テレビジョン受
    像機。
  4. 【請求項4】前記第2の電力供給手段からの電力供給開
    始直後において、前記映像表示手段に表示される画面
    は、前記記憶手段に記憶されたそれぞれの前記制御手段
    毎の制御内容のうち、該制御内容が設定されている制御
    手段についてはその内容に従って制御が行われ、制御内
    容が設定されていない制御手段については、予め定めら
    れた所定の制御が行われ、その結果に基づいて映像の表
    示が行われることを特徴とする請求項3記載の多画面テ
    レビジョン受像機。
  5. 【請求項5】前記映像表示手段は、 前記第2の電力供給手段からの電力供給が開始された時
    刻が前記記憶手段に記憶された時間帯である場合には、
    前記第2の制御手段は前記映像表示手段の表示を2画面
    表示に切換え、該2画面表示のうちの一方の画面には前
    記記憶手段に記憶されている内容に基づいた映像を表示
    し、他方の画面には所定の映像をそれぞれ表示して、 前記第2の電力供給手段からの電力供給が開始された時
    刻が前記記憶手段に記憶された時間帯でない場合には、
    前記第2の制御手段は前記映像表示手段に所定の表示を
    行うことを特徴とする請求項2,3または4記載の多画
    面テレビジョン受像機。
  6. 【請求項6】前記複数の映像受信手段のうちの1つは、 文字放送受信手段と、 前記文字放送受信手段で受信する番組を前記記憶手段に
    記憶された内容に基づいて選局する番組選局手段と、 前記番組選局手段により番組選局され、前記文字放送受
    信手段により得られた文字放送データを蓄積する文字放
    送データ蓄積手段とを具備したことを特徴とする請求項
    1から5のいずれか1に記載の多画面テレビジョン受像
    機。
  7. 【請求項7】前記文字放送データ蓄積手段は、前記第1
    の電力供給手段によって電力の供給が開始された時間が
    前記記憶手段に記憶されている指定された時間帯であっ
    た場合、または、前記第1の電力供給手段によって電力
    の供給が継続して行われている場合に前記記憶手段に記
    憶されている指定された時間帯となった場合には、前記
    第2の電力供給手段による電力の供給の有無に関係なく
    前記文字放送データの蓄積を開始することを特徴とする
    請求項6記載の多画面テレビジョン受像機。
  8. 【請求項8】前記文字放送データ蓄積手段は、前記第1
    の電力供給手段により電力が供給されている状態であ
    り、なおかつ、前記記憶手段に記憶されている指定され
    た時間帯である場合には、前記第2の電力供給手段によ
    る電力の供給の有無に関係なく前記文字放送データの蓄
    積並びに蓄積データの更新を継続して行うことを特徴と
    する請求項6または7記載の多画面テレビジョン受像
    機。
  9. 【請求項9】前記記憶手段は、リモコン送信機またはテ
    レビジョン受像機の何れかに内蔵されていることを特徴
    とする請求項1から8のいずれか1に記載の多画面テレ
    ビジョン受像機。
  10. 【請求項10】前記記憶手段へデータを登録するための
    前記制御内容設定手段は、 Gコードを入力するGコード入力手段と、 前記Gコード入力手段より入力されたGコードを、曜
    日,時間,チャンネル番号データに変換する変換手段
    と、 前記変換手段からのデータを前記記憶手段に出力する手
    段とで構成したことを特徴とする請求項9記載の多画面
    テレビジョン受像機。
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