JP2663012B2 - 界面活性剤のアルカノールアンモニウム塩もしくはアンモニウム塩の製造方法 - Google Patents
界面活性剤のアルカノールアンモニウム塩もしくはアンモニウム塩の製造方法Info
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- JP2663012B2 JP2663012B2 JP11826289A JP11826289A JP2663012B2 JP 2663012 B2 JP2663012 B2 JP 2663012B2 JP 11826289 A JP11826289 A JP 11826289A JP 11826289 A JP11826289 A JP 11826289A JP 2663012 B2 JP2663012 B2 JP 2663012B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は界面活性剤のアルカノールアンモニウム塩も
しくはアンモニウム塩の製造法に関し、更に詳細にはア
ミノ酸型界面活性剤もしくはアシル化アミノ酸型界面活
性剤のアルカノールアンモニウム塩もしくはアンモニウ
ム塩を電気透析を用いて製造するに際して、特定のイオ
ン交換膜を使用することによってより効率的に製造を行
う新規な方法に関する。
しくはアンモニウム塩の製造法に関し、更に詳細にはア
ミノ酸型界面活性剤もしくはアシル化アミノ酸型界面活
性剤のアルカノールアンモニウム塩もしくはアンモニウ
ム塩を電気透析を用いて製造するに際して、特定のイオ
ン交換膜を使用することによってより効率的に製造を行
う新規な方法に関する。
近年、安全性、低刺激性に対する要望が高まるのに伴
ない、イミダゾリン系両性界面活性剤やアミノ酸型界面
活性剤が、その低刺激性ゆえにシャンプー基剤や各種洗
浄剤等に広く使用されている。
ない、イミダゾリン系両性界面活性剤やアミノ酸型界面
活性剤が、その低刺激性ゆえにシャンプー基剤や各種洗
浄剤等に広く使用されている。
このイミダゾリン系両性界面活性剤は、一般にアルキ
ルミダゾリンにモノクロル酢酸ソーダを反応させてこれ
を両性化する方法によって製造されているが、得られる
両性界面活性剤は、過去長い間考えられていたイミダゾ
リン骨格はほとんど有しておらず、例えば次式(I)に
示す如く、イミダゾリンが開環したアシル化アミノ酸の
形であることが最近の研究により明らかになっている。
ルミダゾリンにモノクロル酢酸ソーダを反応させてこれ
を両性化する方法によって製造されているが、得られる
両性界面活性剤は、過去長い間考えられていたイミダゾ
リン骨格はほとんど有しておらず、例えば次式(I)に
示す如く、イミダゾリンが開環したアシル化アミノ酸の
形であることが最近の研究により明らかになっている。
(式中、Rはアルキル基を示す) 従って、(I)式の両性界面活性剤は、上記方法以外
にも、アミドアミンにモノクロル酢酸ソーダを反応させ
ることによっても製造することができるものである。
にも、アミドアミンにモノクロル酢酸ソーダを反応させ
ることによっても製造することができるものである。
この界面活性剤は、そのアルカリ金属塩を、アルカノ
ールアンモニウム塩あるいはアンモニウム塩に交換する
と、イオン強度が低下するため、水溶性ポリマーや各種
添加剤との相溶性に優れ、かつクラフト点が低いため水
溶液としたとき低温安定性に優れたものになる。従来こ
れらの両性界面活性剤のアルカノールアンモニウム塩も
しくはアンモニウム塩の製造法としては、対応する両性
界面活性剤のアルカリ金属塩(例えばナトリウム塩)を
鉱酸で処理して酸型とし、次いでアルカノールアミン又
はアンモニアで中和する方法がとられていた。
ールアンモニウム塩あるいはアンモニウム塩に交換する
と、イオン強度が低下するため、水溶性ポリマーや各種
添加剤との相溶性に優れ、かつクラフト点が低いため水
溶液としたとき低温安定性に優れたものになる。従来こ
れらの両性界面活性剤のアルカノールアンモニウム塩も
しくはアンモニウム塩の製造法としては、対応する両性
界面活性剤のアルカリ金属塩(例えばナトリウム塩)を
鉱酸で処理して酸型とし、次いでアルカノールアミン又
はアンモニアで中和する方法がとられていた。
しかしながら、この方法では、鉱酸で処理して酸型と
する際、多量の塩が生成しゲル化をおこしたり、アミン
の鉱酸塩が生成してしまい、効率的にアルカノールアン
モニウム塩又はアンモニウム塩を製造することができな
かった。例えば前記式(I)の両性界面活性剤に鉱酸と
して塩酸を用い、トリエタノールアミンで中和する反応
を行うと、下記反応式に示す如く目的とする高純度の
(I)−aは得られず、(I)−a、(I)−b、
(I)およびトリエタノールアミン塩酸塩の混合物が得
られるのみであった。
する際、多量の塩が生成しゲル化をおこしたり、アミン
の鉱酸塩が生成してしまい、効率的にアルカノールアン
モニウム塩又はアンモニウム塩を製造することができな
かった。例えば前記式(I)の両性界面活性剤に鉱酸と
して塩酸を用い、トリエタノールアミンで中和する反応
を行うと、下記反応式に示す如く目的とする高純度の
(I)−aは得られず、(I)−a、(I)−b、
(I)およびトリエタノールアミン塩酸塩の混合物が得
られるのみであった。
(式中、Rは前記と同じ意味を有する) これらの現象は、アミノ酸型界面活性剤及びアシル化
アミノ酸型界面活性剤全般について生じ、その生成物中
に多量の不純物を含むため、本来これらの界面活性剤の
アルカノールアンモニウム塩又はアンモニウム塩が有す
る特性である充分な相溶性や低温安定性を充分に発揮さ
せることができなかった。
アミノ酸型界面活性剤全般について生じ、その生成物中
に多量の不純物を含むため、本来これらの界面活性剤の
アルカノールアンモニウム塩又はアンモニウム塩が有す
る特性である充分な相溶性や低温安定性を充分に発揮さ
せることができなかった。
そこで本発明者らは、上記問題点を解決すべく鋭意検
討を行った結果、電気透析を利用することによってアミ
ノ酸型界面活性剤もしくはアシル化アミノ酸型界面活性
剤のアルカノールアンモニウム塩もしくはアンモニウム
塩が簡便かつ効率よく製造できることを見い出した(特
開招63−139995号)。即ち、アミノ酸型界面活性剤もし
くはアシル化アミノ酸型界面活性剤のアルカリ金属塩
を、アルカノールアミンもしくはアンモニアの鉱酸塩ま
たはアルカノールアミンもしくはアンモニアと鉱酸の存
在下に電気透析に付すことにより、対イオンを交換する
方法である。しかし、更に検討を進めたところ、この電
気透析において、海水脱塩等で使用されている通常のイ
オン交換膜を使用すると、アルカノールアンモニウムイ
オンもしくはアンモニウムイオンまたはアルカノールア
ミンやアンモニアの鉱酸塩が、膜を通過してしまう場合
が生じることが判明した。その結果、印加した電流が金
属イオンの透析に使われる以外に、これらアンモニウム
イオンの透析にも用いられ、電流効率が低下して目的の
純度の対イオン交換物が得難くなる。斯かる電気透析法
により目的の純度の対イオン交換物を得ようとすると、
長時間電流を印加したり、あるいは、イオン交換膜の面
積を大きくすることが必要となり、時にはその値は効率
のよい場合に比べて2倍以上にもなる。また、ロス量も
多く、製造コスト的にも好ましくない。従って、電気透
析の際には、対イオン交換しようとするアンモニウムイ
オン等が透析し難いイオン交換膜を用いることが工業上
非常に重要になってくる。
討を行った結果、電気透析を利用することによってアミ
ノ酸型界面活性剤もしくはアシル化アミノ酸型界面活性
剤のアルカノールアンモニウム塩もしくはアンモニウム
塩が簡便かつ効率よく製造できることを見い出した(特
開招63−139995号)。即ち、アミノ酸型界面活性剤もし
くはアシル化アミノ酸型界面活性剤のアルカリ金属塩
を、アルカノールアミンもしくはアンモニアの鉱酸塩ま
たはアルカノールアミンもしくはアンモニアと鉱酸の存
在下に電気透析に付すことにより、対イオンを交換する
方法である。しかし、更に検討を進めたところ、この電
気透析において、海水脱塩等で使用されている通常のイ
オン交換膜を使用すると、アルカノールアンモニウムイ
オンもしくはアンモニウムイオンまたはアルカノールア
ミンやアンモニアの鉱酸塩が、膜を通過してしまう場合
が生じることが判明した。その結果、印加した電流が金
属イオンの透析に使われる以外に、これらアンモニウム
イオンの透析にも用いられ、電流効率が低下して目的の
純度の対イオン交換物が得難くなる。斯かる電気透析法
により目的の純度の対イオン交換物を得ようとすると、
長時間電流を印加したり、あるいは、イオン交換膜の面
積を大きくすることが必要となり、時にはその値は効率
のよい場合に比べて2倍以上にもなる。また、ロス量も
多く、製造コスト的にも好ましくない。従って、電気透
析の際には、対イオン交換しようとするアンモニウムイ
オン等が透析し難いイオン交換膜を用いることが工業上
非常に重要になってくる。
そこで本発明者らは、アミノ酸型界面活性剤もしくは
アシル化アミノ酸型界面活性剤及びアルカノールアンモ
ニウムイオンもしくはアンモニウムイオンは透過し難
く、且つアルカリ金属イオンは容易に透過させうるイオ
ン交換膜を得るべく、更に研究を行った結果、特定の処
理を施した陽イオン交換膜を用いれば、アルカリ金属イ
オンに比べて移動度あるいは解離度の低い陽イオンの透
過性が抑制されることを見出し、本発明を完成した。
アシル化アミノ酸型界面活性剤及びアルカノールアンモ
ニウムイオンもしくはアンモニウムイオンは透過し難
く、且つアルカリ金属イオンは容易に透過させうるイオ
ン交換膜を得るべく、更に研究を行った結果、特定の処
理を施した陽イオン交換膜を用いれば、アルカリ金属イ
オンに比べて移動度あるいは解離度の低い陽イオンの透
過性が抑制されることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、アミノ酸型界面活性剤もしくは
アシル化アミノ酸型界面活性剤のアルカリ金属を、アル
カノールアミンもしくはアンモニアの鉱酸塩、またはア
ルカノールアミンもしくはアンモニアと鉱酸の存在下に
電気透析に付することにより、アミノ酸型界面活性剤も
しくはアシル化アミノ酸型界面活性剤のアルカノールア
ンモニウム塩もしくはアンモニウム塩を製造する方法に
おいて、電気透析に用いる陽イオン交換膜が、スルホン
酸型陽イオン交換膜の表面ないし表層において酸化重合
可能な芳香族化合物を化学酸化重合させた後、更にアル
デヒド類で処理した膜であることを特徴とするアミノ酸
型界面活性剤もしくはアシル化アミノ酸型界面活性剤の
アルカノールアンモニウム塩もしくはアンモニウム塩の
製造方法を提供するものである。
アシル化アミノ酸型界面活性剤のアルカリ金属を、アル
カノールアミンもしくはアンモニアの鉱酸塩、またはア
ルカノールアミンもしくはアンモニアと鉱酸の存在下に
電気透析に付することにより、アミノ酸型界面活性剤も
しくはアシル化アミノ酸型界面活性剤のアルカノールア
ンモニウム塩もしくはアンモニウム塩を製造する方法に
おいて、電気透析に用いる陽イオン交換膜が、スルホン
酸型陽イオン交換膜の表面ないし表層において酸化重合
可能な芳香族化合物を化学酸化重合させた後、更にアル
デヒド類で処理した膜であることを特徴とするアミノ酸
型界面活性剤もしくはアシル化アミノ酸型界面活性剤の
アルカノールアンモニウム塩もしくはアンモニウム塩の
製造方法を提供するものである。
本発明において用いるスルホン酸型陽イオン交換膜
(以下「陽イオン交換膜」と略称する)としては、例え
ばスチレン−ジビニルベンゼン共重合体のスルホン化
物、スチレン−ハロメチルスチレン架橋共重合体のスル
ホン化物などの炭化水素系重合体膜、テトラフルオロエ
チレン−パーフルオロスルホニルエトキシビニルエーテ
ル共重合体などのフッ素化炭化水素系重合体膜等が挙げ
られる。これらの陽イオン交換膜のイオン交換容量は通
常1.0〜3.0(ミリ当量/グラム乾燥樹脂)であることが
好ましい。
(以下「陽イオン交換膜」と略称する)としては、例え
ばスチレン−ジビニルベンゼン共重合体のスルホン化
物、スチレン−ハロメチルスチレン架橋共重合体のスル
ホン化物などの炭化水素系重合体膜、テトラフルオロエ
チレン−パーフルオロスルホニルエトキシビニルエーテ
ル共重合体などのフッ素化炭化水素系重合体膜等が挙げ
られる。これらの陽イオン交換膜のイオン交換容量は通
常1.0〜3.0(ミリ当量/グラム乾燥樹脂)であることが
好ましい。
また、本発明においては陽イオン交換膜の含水率は0.
05〜0.3(グラム水/グラム湿潤樹脂)のものが好まし
く、より好ましくは0.1〜0.3(グラム水/グラム湿潤樹
脂)である。含水率がこの範囲を外れると多孔質膜のポ
アサイズが適当となるため、アルカノールアンモニウム
イオンや、アンモニウムイオンが透過し易くなる傾向が
ある。
05〜0.3(グラム水/グラム湿潤樹脂)のものが好まし
く、より好ましくは0.1〜0.3(グラム水/グラム湿潤樹
脂)である。含水率がこの範囲を外れると多孔質膜のポ
アサイズが適当となるため、アルカノールアンモニウム
イオンや、アンモニウムイオンが透過し易くなる傾向が
ある。
なお、ここで、イオン交換膜のイオン交換容量及び含
水率は“小坂勇次郎、清水博 著イオン交換膜(共立出
版)123〜124頁”に記載された方法により測定した。
水率は“小坂勇次郎、清水博 著イオン交換膜(共立出
版)123〜124頁”に記載された方法により測定した。
本発明において、陽イオン交換膜の表面ないし表層を
処理するために用いる酸化重合可能な芳香族化合物とし
ては、酸化剤による化学酸化重合を用い行い得る芳香族
化合物であれば特に限定されず、例えばピロールおよび
置換基を有するピロール系化合物;フランおよび置換基
を有するフラン系化合物;チオフェンおよび置換基を有
するチオフェン系化合物;ピリジンおよび置換基を有す
るピリジン系化合物;イソチアナフテン、イソナフトチ
オフェン、アズレン、アントラセン、ピレン、フルオレ
ン、フェノール、ベンゼン、アニリン、オルトフェニル
アミン、メタフェニレンジアミン、パラフェニレンジア
ミン等の芳香族化合物並びにこれらの誘導体が挙げられ
る。これらの中でも、特に、ピロール、ピロール系化合
物、ピリジン、ピリジン系化合物、アニリン、およびフ
ェニレンジアミン類およびこれらの誘導体が好ましく用
いられる。
処理するために用いる酸化重合可能な芳香族化合物とし
ては、酸化剤による化学酸化重合を用い行い得る芳香族
化合物であれば特に限定されず、例えばピロールおよび
置換基を有するピロール系化合物;フランおよび置換基
を有するフラン系化合物;チオフェンおよび置換基を有
するチオフェン系化合物;ピリジンおよび置換基を有す
るピリジン系化合物;イソチアナフテン、イソナフトチ
オフェン、アズレン、アントラセン、ピレン、フルオレ
ン、フェノール、ベンゼン、アニリン、オルトフェニル
アミン、メタフェニレンジアミン、パラフェニレンジア
ミン等の芳香族化合物並びにこれらの誘導体が挙げられ
る。これらの中でも、特に、ピロール、ピロール系化合
物、ピリジン、ピリジン系化合物、アニリン、およびフ
ェニレンジアミン類およびこれらの誘導体が好ましく用
いられる。
また、本発明において、これらの芳香族化合物を化学
酸化重合させるために使用する酸化剤としては、従来公
知の酸化剤を用いることができ、例えば塩化第二鉄、塩
化第二銅、塩化第二錫、塩化モリブテン、塩化タングス
テン、塩化ルテニウムなどの塩化物;硫酸銅、硫酸第二
鉄などの硫酸塩;硝酸第二鉄、硝酸銅などの硝酸塩;重
クロム酸カリウム、二酸化マンガン、二酸化鉛などの酸
化物;過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、次亜塩素
酸ナトリウム、塩素酸ナトリウム、過酸化水素などのパ
ーオキソ酸;テトラクロロ白金 (II)酸カリウム、テトラクロロバナジウム (II)ナトリウム、テトラクロロ金酸ナトリウムなどの
金属塩化物;ヨウ素、臭素などのハロゲン等が挙げられ
る。化学酸化重合を行う際の酸化剤の濃度は0.001モル
/から飽和濃度までの範囲で適宜選択することができ
るが、特に0.01〜5モル/程度であることが好まし
い。
酸化重合させるために使用する酸化剤としては、従来公
知の酸化剤を用いることができ、例えば塩化第二鉄、塩
化第二銅、塩化第二錫、塩化モリブテン、塩化タングス
テン、塩化ルテニウムなどの塩化物;硫酸銅、硫酸第二
鉄などの硫酸塩;硝酸第二鉄、硝酸銅などの硝酸塩;重
クロム酸カリウム、二酸化マンガン、二酸化鉛などの酸
化物;過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、次亜塩素
酸ナトリウム、塩素酸ナトリウム、過酸化水素などのパ
ーオキソ酸;テトラクロロ白金 (II)酸カリウム、テトラクロロバナジウム (II)ナトリウム、テトラクロロ金酸ナトリウムなどの
金属塩化物;ヨウ素、臭素などのハロゲン等が挙げられ
る。化学酸化重合を行う際の酸化剤の濃度は0.001モル
/から飽和濃度までの範囲で適宜選択することができ
るが、特に0.01〜5モル/程度であることが好まし
い。
本発明において、上記芳香族化合物を化学酸化重合さ
せる方法は、通常使用される方法が用いられ、特に限定
されるものではない。例えば(1)酸化剤を水、メタノ
ール、エタノール、アセトニロリル等の溶媒又はこれら
の混合溶媒に溶解したものを陽イオン交換膜の片面又は
両面に塗布あるいは浸漬により付着させた後、芳香族化
合物を必要に応じて適当な溶剤に溶解したものを塗布あ
るいは浸漬する方法、(2)芳香族化合物の溶液を陽イ
オン交換膜の片面又は両面に塗布あるいは浸漬すること
により付着させた後、酸化剤の溶液を塗布あるいは浸漬
する方法、(3)陽イオン交換膜を容器内に設置して二
室に区切り、一方から酸化剤の溶液を、他方から芳香族
化合物の溶液を含浸させる方法等が用いられる。
せる方法は、通常使用される方法が用いられ、特に限定
されるものではない。例えば(1)酸化剤を水、メタノ
ール、エタノール、アセトニロリル等の溶媒又はこれら
の混合溶媒に溶解したものを陽イオン交換膜の片面又は
両面に塗布あるいは浸漬により付着させた後、芳香族化
合物を必要に応じて適当な溶剤に溶解したものを塗布あ
るいは浸漬する方法、(2)芳香族化合物の溶液を陽イ
オン交換膜の片面又は両面に塗布あるいは浸漬すること
により付着させた後、酸化剤の溶液を塗布あるいは浸漬
する方法、(3)陽イオン交換膜を容器内に設置して二
室に区切り、一方から酸化剤の溶液を、他方から芳香族
化合物の溶液を含浸させる方法等が用いられる。
これらの方法において、陽イオン交換膜に酸化剤を塗
布又は浸漬させる場合、酸化剤のカチオンが陽イオン交
換膜のアニオンの対イオンとして一部結合していてもよ
い。
布又は浸漬させる場合、酸化剤のカチオンが陽イオン交
換膜のアニオンの対イオンとして一部結合していてもよ
い。
本発明においては、化学酸化重合の後に陽イオン交換
膜をアルデヒド類で処理するが、この処理は常法により
行われ、特に限定されるものではない。例えば、アルデ
ヒド類の溶液を陽イオン交換膜の片面又は両面に塗布、
浸漬あるいは液循環等の方法により処理する方法が挙げ
られる。
膜をアルデヒド類で処理するが、この処理は常法により
行われ、特に限定されるものではない。例えば、アルデ
ヒド類の溶液を陽イオン交換膜の片面又は両面に塗布、
浸漬あるいは液循環等の方法により処理する方法が挙げ
られる。
ここで用いられるアルデヒド類としては、ホルムアル
デヒド、アセトアルデヒド等が挙げられる。
デヒド、アセトアルデヒド等が挙げられる。
また、アルデヒド類での処理においては適当な触媒を
用いるのが好ましく、この触媒としては酸性触媒と塩基
性触媒のどちらでも用いることができる、特に硫酸、塩
酸、リン酸等の酸性触媒が好ましい。
用いるのが好ましく、この触媒としては酸性触媒と塩基
性触媒のどちらでも用いることができる、特に硫酸、塩
酸、リン酸等の酸性触媒が好ましい。
本発明において、アミノ酸型界面活性剤のアルカリ金
属塩とは、分子中に1級、2級、3級のアミノ基を一以
上有し、かつカルボキシル基もしくはスルホン酸基を一
以上有するアミノカルボン酸又はアミノスルホン酸のア
ルカリ金属塩をいい、例えば次の(a)〜(e)の化合
物のアルカリ金属塩が挙げられる。
属塩とは、分子中に1級、2級、3級のアミノ基を一以
上有し、かつカルボキシル基もしくはスルホン酸基を一
以上有するアミノカルボン酸又はアミノスルホン酸のア
ルカリ金属塩をいい、例えば次の(a)〜(e)の化合
物のアルカリ金属塩が挙げられる。
〔式中、R1は水素原子、炭素数1〜22のアルキル基、ア
ルケニル基、アラルキル基、ヒドロキシアルキル基又は
式 (ここでR3は炭素数1〜22のアルキル基、アルケニル
基、アラルキル基又はヒドロキシアルキル基を、R4は水
素原子、メチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基を
示す)で表わされる基を示し、R2は水素原子、−(CH2C
H2O)m−H、 −(CH2)nCOOH(ここでmは1〜10の整数、nは1〜5
の整数を示す)又は炭素数1〜22のアルキル基、アルケ
ニル基、アラルキル基もしくはヒドロキシアルキル基を
示す〕 〔式中、R5とR2と同じか又は を示し、R1は前記と同じ意味を有する〕 〔式中、R1及びR2は前記と同じ意味を有する〕 〔式中、R6は水素原子、−(CH2CH2O)m−H、 (ここでmは前記と同じ意味を有する)、 又は炭素数1〜22のアルキル基、アルケニル基、ヒドロ
キシアルキル基もしくはアラルキル基を示す〕 〔式中、R7は水素原子、−(CH2CH2O)m−H、 −(CH2)nSO3H(ここでmおよびnは前記と同じ意味を
有する)又は炭素数1〜22のアルキル基、アルケニル
基、ヒドロキシアルキル基もしくはアラルキル基を示
す〕 〔式中、R8は水素原子、−(CH2CH2O)m−H、 (ここでmは前記と同じ意味を有する)、 又は炭素数1〜22のアルキル基、アルケニル基、ヒドロ
キシアルキル基もしくはアラルキル基を示す〕 なお、上記化合物(a)には、イミダゾリン系両性界
面活性剤、すなわち、次の3種類の構造の化合物を1種
類以上含有するものも含まれる。
ルケニル基、アラルキル基、ヒドロキシアルキル基又は
式 (ここでR3は炭素数1〜22のアルキル基、アルケニル
基、アラルキル基又はヒドロキシアルキル基を、R4は水
素原子、メチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基を
示す)で表わされる基を示し、R2は水素原子、−(CH2C
H2O)m−H、 −(CH2)nCOOH(ここでmは1〜10の整数、nは1〜5
の整数を示す)又は炭素数1〜22のアルキル基、アルケ
ニル基、アラルキル基もしくはヒドロキシアルキル基を
示す〕 〔式中、R5とR2と同じか又は を示し、R1は前記と同じ意味を有する〕 〔式中、R1及びR2は前記と同じ意味を有する〕 〔式中、R6は水素原子、−(CH2CH2O)m−H、 (ここでmは前記と同じ意味を有する)、 又は炭素数1〜22のアルキル基、アルケニル基、ヒドロ
キシアルキル基もしくはアラルキル基を示す〕 〔式中、R7は水素原子、−(CH2CH2O)m−H、 −(CH2)nSO3H(ここでmおよびnは前記と同じ意味を
有する)又は炭素数1〜22のアルキル基、アルケニル
基、ヒドロキシアルキル基もしくはアラルキル基を示
す〕 〔式中、R8は水素原子、−(CH2CH2O)m−H、 (ここでmは前記と同じ意味を有する)、 又は炭素数1〜22のアルキル基、アルケニル基、ヒドロ
キシアルキル基もしくはアラルキル基を示す〕 なお、上記化合物(a)には、イミダゾリン系両性界
面活性剤、すなわち、次の3種類の構造の化合物を1種
類以上含有するものも含まれる。
〔式中、R9は炭素数7〜21のアルキル基、アルケニル
基、ヒドロキシアルキル基もしくはアラルキル基を示
す〕 またアシル化アミノ酸型界面活性剤のアルカリ金属塩
としては、例えば次の(g)〜(i)の化合物のアルカ
リ金属塩が挙げられる。
基、ヒドロキシアルキル基もしくはアラルキル基を示
す〕 またアシル化アミノ酸型界面活性剤のアルカリ金属塩
としては、例えば次の(g)〜(i)の化合物のアルカ
リ金属塩が挙げられる。
〔式中、R1、R2及びnは前記と同じ意味を有する〕 〔式中、R1、R7及びnは前記と同じ意味を有する〕 〔式中、R1、R8は前記と同じ意味を有する〕 本発明の実施にあたって使用される電気透析の槽の一
例を模式的に表わせば第1図の如くである。次にこの図
面とともに本発明方法を説明する。
例を模式的に表わせば第1図の如くである。次にこの図
面とともに本発明方法を説明する。
陰イオン交換膜(A)と陽イオン交換膜(C)を交互
に配列し、この2種の膜に挟まれた隔室(有機物質)に
アミノ酸型界面活性剤又はアシル化アミノ酸型界面活性
剤のアルカリ金属塩と、アルカノールアミンもしくはア
ンモニアの鉱酸塩、又はアルカノールアミンもしくはア
ンモニア及び鉱酸を存在せしめ、膜を介して隣合う室
(電解質室)に電気解質溶液を存在せしめて直流電流を
通電することにより、有機物室から電解質室へアルカリ
金属イオンを移動させて、有機物室中にアミノ酸型界面
活性剤もしくはアシル化アミノ酸型界面活性剤のアルカ
ノールアンモニウム塩もしくはアンモニウム塩を生成せ
しめることにより行なわれる。使用されるイオン交換膜
は前述の処理を施した陽イオン交換膜と、陽イオンに対
して陰イオンを選択的に透過させる性質を持つ海水の脱
塩等に用いられる通常の陰イオン交換膜である。
に配列し、この2種の膜に挟まれた隔室(有機物質)に
アミノ酸型界面活性剤又はアシル化アミノ酸型界面活性
剤のアルカリ金属塩と、アルカノールアミンもしくはア
ンモニアの鉱酸塩、又はアルカノールアミンもしくはア
ンモニア及び鉱酸を存在せしめ、膜を介して隣合う室
(電解質室)に電気解質溶液を存在せしめて直流電流を
通電することにより、有機物室から電解質室へアルカリ
金属イオンを移動させて、有機物室中にアミノ酸型界面
活性剤もしくはアシル化アミノ酸型界面活性剤のアルカ
ノールアンモニウム塩もしくはアンモニウム塩を生成せ
しめることにより行なわれる。使用されるイオン交換膜
は前述の処理を施した陽イオン交換膜と、陽イオンに対
して陰イオンを選択的に透過させる性質を持つ海水の脱
塩等に用いられる通常の陰イオン交換膜である。
陽イオン交換膜は、上記処理を片面にのみ施したもの
も、両面に施したものも使用できるが、処理面が有機物
室側にくるように設置するのが最も好ましい実施態様で
ある。
も、両面に施したものも使用できるが、処理面が有機物
室側にくるように設置するのが最も好ましい実施態様で
ある。
本発明において使用される鉱酸としては、特に限定さ
れないが塩酸、硫酸、リン酸、特に塩酸が好ましい。ま
た、アルカノールアミンもしくはアンモニアの鉱酸塩と
しては、アルカノールアミンもしくはアンモニアと上述
の鉱酸との塩を使用するのが好ましい。
れないが塩酸、硫酸、リン酸、特に塩酸が好ましい。ま
た、アルカノールアミンもしくはアンモニアの鉱酸塩と
しては、アルカノールアミンもしくはアンモニアと上述
の鉱酸との塩を使用するのが好ましい。
有機物質に添加する物質の添加順序は特に限定されな
いが、アルカノールアミンもしくはアンモニア及び鉱酸
が使用される場合には、例えば原料である界面活性剤の
アルカリ金属塩にアルカノールアミン又はアンモニアを
加えた後、鉱酸を加えてもよい、その逆でもよい。さら
にこれらの物質の一つを電気透析を行いながら連続的に
添加することもできる。
いが、アルカノールアミンもしくはアンモニア及び鉱酸
が使用される場合には、例えば原料である界面活性剤の
アルカリ金属塩にアルカノールアミン又はアンモニアを
加えた後、鉱酸を加えてもよい、その逆でもよい。さら
にこれらの物質の一つを電気透析を行いながら連続的に
添加することもできる。
アルカノールアミン又はアンモニアの使用量は、界面
活性剤のアルカリ金属塩に対し等モル以上、特に1.0〜
3.0倍モルであることが好ましい。等モルより少ないと
対イオン交換が充分に行われず、また過剰すぎると電気
透析後系内に不純物が残存したり、電気透析の時間を長
時間必要としたりする。鉱酸の使用量は、アンモニア又
はアルカノールアミンに対し0.8〜1.5倍モル、特に1.0
〜1.5倍モルであることが好ましい。また、アルカノー
ルアミンもしくはアンモニアの鉱酸塩を用いる場合、そ
の使用量は、前述のアルカノール又はアンモニアの使用
量と同じである。
活性剤のアルカリ金属塩に対し等モル以上、特に1.0〜
3.0倍モルであることが好ましい。等モルより少ないと
対イオン交換が充分に行われず、また過剰すぎると電気
透析後系内に不純物が残存したり、電気透析の時間を長
時間必要としたりする。鉱酸の使用量は、アンモニア又
はアルカノールアミンに対し0.8〜1.5倍モル、特に1.0
〜1.5倍モルであることが好ましい。また、アルカノー
ルアミンもしくはアンモニアの鉱酸塩を用いる場合、そ
の使用量は、前述のアルカノール又はアンモニアの使用
量と同じである。
使用される電解質は特に限定されず、水中あるいは電
位勾配下で解離する物質であればどのようなものでも使
用可能であるが、一般的には食塩、芒硝、塩化カリウ
ム、硫酸カリウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウ
ム等の無機質が好適に使用される。また極板に接する室
には極液として上述の電解質水溶液等を用いれば良い。
これらの各溶液はポンプ等で循環通液するのが好まし
い。また与える電流値は、限界電流密度以下が好ましい
が、この限界電流密度は溶液の種類、濃度、温度、透析
槽の形態等により大きく変わる。従って電流密度は特に
規定するものではないが、一般には0.1〜10アンペア/dm
2程度が適当である。
位勾配下で解離する物質であればどのようなものでも使
用可能であるが、一般的には食塩、芒硝、塩化カリウ
ム、硫酸カリウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウ
ム等の無機質が好適に使用される。また極板に接する室
には極液として上述の電解質水溶液等を用いれば良い。
これらの各溶液はポンプ等で循環通液するのが好まし
い。また与える電流値は、限界電流密度以下が好ましい
が、この限界電流密度は溶液の種類、濃度、温度、透析
槽の形態等により大きく変わる。従って電流密度は特に
規定するものではないが、一般には0.1〜10アンペア/dm
2程度が適当である。
かくして有機物室に生成したアミノ酸型界面活性剤も
しくはアシル化アミノ酸型界面活性剤のアルカノールア
ンモニウム塩もしくはアンモニウム塩は、有機物室内液
を採取してそのまま又は必要に応じて濃縮して使用する
ことができる。
しくはアシル化アミノ酸型界面活性剤のアルカノールア
ンモニウム塩もしくはアンモニウム塩は、有機物室内液
を採取してそのまま又は必要に応じて濃縮して使用する
ことができる。
本発明により、従来純度良く製造することができなか
ったアミノ酸型界面活性剤もしくはアシル化アミノ酸型
界面活性剤のアルカノールアンモニウム塩もしくはアモ
ニウム塩を簡便かつ効率よく、しかも高純度で製造する
ことが可能となり、且つ、低分子有機物であるアルカノ
ールアミンもしくはアンモニアの膜透過によるロスを大
きく減少させることが出来る。
ったアミノ酸型界面活性剤もしくはアシル化アミノ酸型
界面活性剤のアルカノールアンモニウム塩もしくはアモ
ニウム塩を簡便かつ効率よく、しかも高純度で製造する
ことが可能となり、且つ、低分子有機物であるアルカノ
ールアミンもしくはアンモニアの膜透過によるロスを大
きく減少させることが出来る。
以下、実施例を挙げて本発明を更に説明する。
実施例1 撹拌装置、冷却管、滴下漏斗、温度計を付した2の
4つ口フラスコに1−ヒドロキシエチル−2−ウラリル
イミダゾリン268g(1モル)、水90g及び水酸化ナトリ
ウム2gを入れ、撹拌しながら80℃まで昇温し、そのまま
の温度で約2時間撹拌を続け、イミダゾリンの開環を行
った。次に、別に調製したモノクロロ酢酸ソーダ233G
(2モル)と水427gの溶液をこの容器内に仕込んだ。容
器の温度を70〜80℃に保ちながら40%水酸化ナトリウム
水溶液200gを4時間かけて滴下した。滴下終了後、更に
75〜80℃の温度で熟成を行い、N−ラウロイル−N′−
2ヒドロキシエチル−N′−ナトリウムカルボキシメチ
ルエレンジアミンの約30%水溶液を得た。この溶液にト
リエタノールアミン149.2g(1モル)を加え、撹拌しな
がら冷却した。溶液は淡褐色の液体でpHは約9であっ
た。このようにして得られた溶液を電気透析にかけた。
電気透析は第1図において陰イオン交換膜(A)と陽イ
オン交換膜(C)に挟まれた隔室(有機物室)にN−ラ
ウロイル−N′−2−ヒドロキシエチル−N′−ナトリ
ウムカルボキシメチルエチレンジアミンとトリエタノー
ルアミンの混合溶液をまたは隣合う隔室(電解質室)に
は1%NaCl水を、更にまた極液としては3%芒硝水をそ
れぞれ循環通液し、直流電流を印加する方法で行った。
この時、上記混合溶液に35%HCl213.8G(2.05モル)を
約4時間かけて均等に加えながら電気透析を行った。な
お、本実施例で用いた陽イオン交換膜はイオン交換容量
が2.75(ミリ当量/グラム乾燥樹脂)で且つ含水量0.27
5(グラム水/グラム湿潤樹脂)のスルホン酸型陽イオ
ン交換膜(スチレン−ジビニルベンゼン共重合体のスル
ホン化物)の片面にメタフェニレンジアミンを塩化第二
鉄を用いて化学酸化重合処理を行った後、さらにホルマ
リン処理を施したものである。すなわち、処理方法とし
ては陽イオン交換膜を2枚重ねて、または一枚毎にフィ
ルタープレスタイプの処理装置にセットし、まず始めに
10%塩化第二鉄水溶液に平衡になるまで浸漬した。陽イ
オン交換膜をイオン交換水で洗浄後、6%メタフェニレ
ンジアミン水溶液を25℃で3時間循環させ化学酸化重合
を行った。つぎに4%塩酸水溶液で充分に洗浄し鉄イオ
ンを除去した後、ホルマリン12%、硫酸2%からなる水
溶液を25℃で3時間循環させ、最後にイオン交換水で充
分に洗浄した。このような方法により処理された陽イオ
ン交換膜を電気透析実験に供した。一方、陰イオン交換
膜としては通常の海水脱塩等で用いられる標準膜(旭硝
子(株)製セレミオンAMV)を用いた。また、上記陽イ
オン交換膜は処理面が有機物室側になるように用いた。
一枚0.02m2のこれら両イオン交換膜を各10枚ずつ配し
(有機物室8室)、電流は初期電流密度2アンペア/dm2
であり、12時間通電を行った。12時間後の最終電流密度
は0.1アンペア/dm2であり、12時間の積算電流値は13.8
アンペア・hrであった。また、このときの電流効率は97
%であった。なお、電流効率は次式より算出した。
4つ口フラスコに1−ヒドロキシエチル−2−ウラリル
イミダゾリン268g(1モル)、水90g及び水酸化ナトリ
ウム2gを入れ、撹拌しながら80℃まで昇温し、そのまま
の温度で約2時間撹拌を続け、イミダゾリンの開環を行
った。次に、別に調製したモノクロロ酢酸ソーダ233G
(2モル)と水427gの溶液をこの容器内に仕込んだ。容
器の温度を70〜80℃に保ちながら40%水酸化ナトリウム
水溶液200gを4時間かけて滴下した。滴下終了後、更に
75〜80℃の温度で熟成を行い、N−ラウロイル−N′−
2ヒドロキシエチル−N′−ナトリウムカルボキシメチ
ルエレンジアミンの約30%水溶液を得た。この溶液にト
リエタノールアミン149.2g(1モル)を加え、撹拌しな
がら冷却した。溶液は淡褐色の液体でpHは約9であっ
た。このようにして得られた溶液を電気透析にかけた。
電気透析は第1図において陰イオン交換膜(A)と陽イ
オン交換膜(C)に挟まれた隔室(有機物室)にN−ラ
ウロイル−N′−2−ヒドロキシエチル−N′−ナトリ
ウムカルボキシメチルエチレンジアミンとトリエタノー
ルアミンの混合溶液をまたは隣合う隔室(電解質室)に
は1%NaCl水を、更にまた極液としては3%芒硝水をそ
れぞれ循環通液し、直流電流を印加する方法で行った。
この時、上記混合溶液に35%HCl213.8G(2.05モル)を
約4時間かけて均等に加えながら電気透析を行った。な
お、本実施例で用いた陽イオン交換膜はイオン交換容量
が2.75(ミリ当量/グラム乾燥樹脂)で且つ含水量0.27
5(グラム水/グラム湿潤樹脂)のスルホン酸型陽イオ
ン交換膜(スチレン−ジビニルベンゼン共重合体のスル
ホン化物)の片面にメタフェニレンジアミンを塩化第二
鉄を用いて化学酸化重合処理を行った後、さらにホルマ
リン処理を施したものである。すなわち、処理方法とし
ては陽イオン交換膜を2枚重ねて、または一枚毎にフィ
ルタープレスタイプの処理装置にセットし、まず始めに
10%塩化第二鉄水溶液に平衡になるまで浸漬した。陽イ
オン交換膜をイオン交換水で洗浄後、6%メタフェニレ
ンジアミン水溶液を25℃で3時間循環させ化学酸化重合
を行った。つぎに4%塩酸水溶液で充分に洗浄し鉄イオ
ンを除去した後、ホルマリン12%、硫酸2%からなる水
溶液を25℃で3時間循環させ、最後にイオン交換水で充
分に洗浄した。このような方法により処理された陽イオ
ン交換膜を電気透析実験に供した。一方、陰イオン交換
膜としては通常の海水脱塩等で用いられる標準膜(旭硝
子(株)製セレミオンAMV)を用いた。また、上記陽イ
オン交換膜は処理面が有機物室側になるように用いた。
一枚0.02m2のこれら両イオン交換膜を各10枚ずつ配し
(有機物室8室)、電流は初期電流密度2アンペア/dm2
であり、12時間通電を行った。12時間後の最終電流密度
は0.1アンペア/dm2であり、12時間の積算電流値は13.8
アンペア・hrであった。また、このときの電流効率は97
%であった。なお、電流効率は次式より算出した。
また、このときのトリエタノールアミンのロスは添加
した量の3%であった。
した量の3%であった。
このようにしてN−ラウロイル−N′−2−ヒドロキ
シエチル−N′−トリエタノールアミノカルボキシメチ
ルエチレンジアミンの約36%溶液を高い電流効率で、対
イオンとして交換するトリエタノールアミンのロスも少
なくした電気透析条件で得ることができた。この生成物
の液体クロマトグラフィーによるトリエタノールアミン
及び窒素,Naイオン、Clイオンの分析から生成物が下記
表に示すものであることを確認した。
シエチル−N′−トリエタノールアミノカルボキシメチ
ルエチレンジアミンの約36%溶液を高い電流効率で、対
イオンとして交換するトリエタノールアミンのロスも少
なくした電気透析条件で得ることができた。この生成物
の液体クロマトグラフィーによるトリエタノールアミン
及び窒素,Naイオン、Clイオンの分析から生成物が下記
表に示すものであることを確認した。
実施例2 本実施例では陽イオン交換膜の片面にピロールを塩化
第二鉄を用いて化学酸化重工処理を行った後、さらにホ
ルマリン処理を行った膜に換える以外は実施例1と同様
の溶液の電気透析を行った。すなわち、本実施例で用い
た陽イオン交換膜の処理方法は、陽イオン交換膜を2枚
重ねて、または一枚毎にフィルタープレスタイプの処理
装置をセットし、まず始めに10%塩化第二鉄水溶液に平
衡になるまで浸漬した。陽イオン交換膜をイオン交換水
で洗浄後、3%ピロール水溶液を25℃で3時間循環させ
化学酸化重合を行った。4%塩酸水溶液で充分に洗浄し
鉄イオンを除去した後、ホルマリン12%、硫酸2%から
なる水溶液を25℃で3時間循環させ、最後にイオン交換
水で充分に洗浄した。このような方法により処理された
陽イオン交換膜を電気透析実験に供した。与えた電流は
初期電流密度2アンペア/dm2であり12時間通電を行っ
た。12時間後の最終電流密度は0.1アンペア/dm2であ
り、12時間の積算電流値は13.9アンペア・hrであった。
また、このときの電流効率は96%であった。また、この
ときのトリエタノールアミンのロスは添加した量の4%
であった。
第二鉄を用いて化学酸化重工処理を行った後、さらにホ
ルマリン処理を行った膜に換える以外は実施例1と同様
の溶液の電気透析を行った。すなわち、本実施例で用い
た陽イオン交換膜の処理方法は、陽イオン交換膜を2枚
重ねて、または一枚毎にフィルタープレスタイプの処理
装置をセットし、まず始めに10%塩化第二鉄水溶液に平
衡になるまで浸漬した。陽イオン交換膜をイオン交換水
で洗浄後、3%ピロール水溶液を25℃で3時間循環させ
化学酸化重合を行った。4%塩酸水溶液で充分に洗浄し
鉄イオンを除去した後、ホルマリン12%、硫酸2%から
なる水溶液を25℃で3時間循環させ、最後にイオン交換
水で充分に洗浄した。このような方法により処理された
陽イオン交換膜を電気透析実験に供した。与えた電流は
初期電流密度2アンペア/dm2であり12時間通電を行っ
た。12時間後の最終電流密度は0.1アンペア/dm2であ
り、12時間の積算電流値は13.9アンペア・hrであった。
また、このときの電流効率は96%であった。また、この
ときのトリエタノールアミンのロスは添加した量の4%
であった。
このようにしてN−ラウロイル−N′−2−ヒドロキ
シエチル−N′−トリエタノールアミノカルボキシメチ
ルエチレンジアミンの約36%溶液を高い電流効率で、対
イオンとして交換するトリエタノールアミンのロスも少
なくした電気透析条件で得ることができた。この生成物
の液体クロマトグラフィーによるトリエタノールアミン
及び窒素,Naイオン、Clイオンの分析から生成物が下記
表に示すものであることを確認した。
シエチル−N′−トリエタノールアミノカルボキシメチ
ルエチレンジアミンの約36%溶液を高い電流効率で、対
イオンとして交換するトリエタノールアミンのロスも少
なくした電気透析条件で得ることができた。この生成物
の液体クロマトグラフィーによるトリエタノールアミン
及び窒素,Naイオン、Clイオンの分析から生成物が下記
表に示すものであることを確認した。
比較例1 実施例1,2で用いた処理を施した陽イオン交換膜を、
処理を施していない一般的な陽イオン交換膜(旭硝子
(株)製セレミオンCMV)に換える以外は実施例1と同
一の溶液の電気透析を行った。与えた電流は初期電流密
度2アンペア/dm2であり12時間通電を行った。12時間後
の最終電流密度は0.2アンペア/dm2であり、12時間後の
積算電流値は18.2アンペア・hrであった。このときの電
流効率は70%であった。また、このときのトリエタノー
ルアミンのロスは添加した量の35%であった。生成物の
液体クロマトグラフィーによりトリエタノールアミン及
び窒素,Naイオン、Clイオンの分析から生成物の組成は
下記表に示すものであり、実施例1,2に比べてN−ラウ
ロイル−N′−2−ヒドロキシエチル−N′−トリエタ
ノールアミノカルボキシメチルエチレンジアミンの生産
量は著しく少なくなり、また対イオン交換の行われてい
ないN−ラウロイル−N′−2−ヒドロキシエチル−
N′−ナトリウムカルボキシメチルエチレンジアミンが
相当量残存していることがわかった。
処理を施していない一般的な陽イオン交換膜(旭硝子
(株)製セレミオンCMV)に換える以外は実施例1と同
一の溶液の電気透析を行った。与えた電流は初期電流密
度2アンペア/dm2であり12時間通電を行った。12時間後
の最終電流密度は0.2アンペア/dm2であり、12時間後の
積算電流値は18.2アンペア・hrであった。このときの電
流効率は70%であった。また、このときのトリエタノー
ルアミンのロスは添加した量の35%であった。生成物の
液体クロマトグラフィーによりトリエタノールアミン及
び窒素,Naイオン、Clイオンの分析から生成物の組成は
下記表に示すものであり、実施例1,2に比べてN−ラウ
ロイル−N′−2−ヒドロキシエチル−N′−トリエタ
ノールアミノカルボキシメチルエチレンジアミンの生産
量は著しく少なくなり、また対イオン交換の行われてい
ないN−ラウロイル−N′−2−ヒドロキシエチル−
N′−ナトリウムカルボキシメチルエチレンジアミンが
相当量残存していることがわかった。
実施例3 撹拌装置、冷却管、滴下漏斗、温度計を付した2の
4つ口フラスコにN−ラウロイル−N−メチルタウリン
ソーダ(日光ケミカルズ(株):NIKKOL LMT)343g(1
モル)、水1150gを仕込み、約40℃で溶解させた。次
に、この溶液にトリエノールアミン149.2g(1モル)及
び3.5%HCl 104.3g(1モル)をこの順に良く撹拌しな
がら加えた。溶液はpH6.4、粘度15cp/25℃の無色透明な
液体であった。
4つ口フラスコにN−ラウロイル−N−メチルタウリン
ソーダ(日光ケミカルズ(株):NIKKOL LMT)343g(1
モル)、水1150gを仕込み、約40℃で溶解させた。次
に、この溶液にトリエノールアミン149.2g(1モル)及
び3.5%HCl 104.3g(1モル)をこの順に良く撹拌しな
がら加えた。溶液はpH6.4、粘度15cp/25℃の無色透明な
液体であった。
この溶液を、実施例1と同様の陰イオン交換膜(A)
の片面にメタフェニレンジアミンを塩化第二鉄を用いて
化学酸化重合処理を行った後、さらにホルマリン処理を
施した陽イオン交換膜(C)を組み込んだ電気透析装置
で8時間電気透析を行った。与えた電流は初期0.4アン
ペア/dm2、最終電流密度は0.1アンペア/dm2で8時間の
積算電流値は3.2アンペア・hrであった。このときの電
流効率は97%であった。また、このときのトリエタノー
ルアミンのロスは添加した量の3%であった。
の片面にメタフェニレンジアミンを塩化第二鉄を用いて
化学酸化重合処理を行った後、さらにホルマリン処理を
施した陽イオン交換膜(C)を組み込んだ電気透析装置
で8時間電気透析を行った。与えた電流は初期0.4アン
ペア/dm2、最終電流密度は0.1アンペア/dm2で8時間の
積算電流値は3.2アンペア・hrであった。このときの電
流効率は97%であった。また、このときのトリエタノー
ルアミンのロスは添加した量の3%であった。
このようにしてN−ラウロイツ−N′−メチルタウリ
ンのトリエタノールアミン塩約27%溶液を高い電流効率
で、対イオンとして交換するトリエタノールアミンのロ
スも少なくした電気透析条件で得ることができた。この
生成物の液体クロマトグラフィーによるトリエタノール
アミン及び窒素,Naイオン、Clイオンの分析から、生成
物が下記表に示すものであることを確認した。
ンのトリエタノールアミン塩約27%溶液を高い電流効率
で、対イオンとして交換するトリエタノールアミンのロ
スも少なくした電気透析条件で得ることができた。この
生成物の液体クロマトグラフィーによるトリエタノール
アミン及び窒素,Naイオン、Clイオンの分析から、生成
物が下記表に示すものであることを確認した。
実施例4 本実施例では陽イオン交換膜の片面にピロールを塩化
第二鉄を用いて化学酸化重合処理を行った後、さらにホ
ルマリン処理を行った膜に換える以外は実施例3と同一
の溶液の電気透析を行った。本実施例で用いた陽イオン
交換膜の処理は実施例2と同様な方法で行った 実施例3と同一の溶液を、実施例1と同様の陰イオン
交換膜(A)とピロールを塩化第二鉄を用いて化学酸化
重合処理を行った後、さらにホルマリン処理を施した陽
イオン交換膜(C)を組み込んだ電気透析装置で8時間
電気透析を行った。与えた電流は初期0.4アンペア/d
m2、最終電流密度は0.1アンペア/dm2で8時間の積算電
流値は3.3アンペア・hrであった。このときの電流効率
は94%であった。また、このときのトリエタノールアミ
ンのロスは添加した量の4%であった。
第二鉄を用いて化学酸化重合処理を行った後、さらにホ
ルマリン処理を行った膜に換える以外は実施例3と同一
の溶液の電気透析を行った。本実施例で用いた陽イオン
交換膜の処理は実施例2と同様な方法で行った 実施例3と同一の溶液を、実施例1と同様の陰イオン
交換膜(A)とピロールを塩化第二鉄を用いて化学酸化
重合処理を行った後、さらにホルマリン処理を施した陽
イオン交換膜(C)を組み込んだ電気透析装置で8時間
電気透析を行った。与えた電流は初期0.4アンペア/d
m2、最終電流密度は0.1アンペア/dm2で8時間の積算電
流値は3.3アンペア・hrであった。このときの電流効率
は94%であった。また、このときのトリエタノールアミ
ンのロスは添加した量の4%であった。
このようにしてN−ラウロイル−N′−メチルタウリ
ンのトリエタノールアミン塩約27%溶液を高い電流効率
で、対イオンとして交換するトリエタノールアミンのロ
スも少なくした電気透析条件で得ることができた。この
生成物の液体クロマトグラフィーによるトリエタノール
アミン及び窒素,Naイオン、Clイオンの分析から、生成
物が下記表に示すものであることを確認した。
ンのトリエタノールアミン塩約27%溶液を高い電流効率
で、対イオンとして交換するトリエタノールアミンのロ
スも少なくした電気透析条件で得ることができた。この
生成物の液体クロマトグラフィーによるトリエタノール
アミン及び窒素,Naイオン、Clイオンの分析から、生成
物が下記表に示すものであることを確認した。
比較例2 実施例3,4で用いた処理を施した陽イオン交換膜を処
理を施していない一般的な陽イオン交換膜に換える以外
は実施例3と同一の溶液の電気透析を行った。与えた電
流は初期電流密度0.4アンペア/dm2であり8時間通電を
行った。8時間後の最終電流密度は0.1アンペア/dm2で
あり8時間の積算電流値は3.6アンペア・hrであった。
このときの電流効率は67%であった。また、このときの
トリエタノールアミンのロスは添加した量の37%であっ
た。この生成物の液体クロマトグラフィーによるトリエ
タノールアミン及び窒素,Naイオン、Clイオンの分析か
ら、生成物の組成は下記表に示すものであり実施例3,4
に比べてN−ラウロイル−N′−メチルタウリンのトリ
エタノールアミン塩の生成量は著しく少なく、また対イ
オン交換を行われていないN−ラウロイル−N′−タウ
リンソーダが相当量残存していることがわかった。
理を施していない一般的な陽イオン交換膜に換える以外
は実施例3と同一の溶液の電気透析を行った。与えた電
流は初期電流密度0.4アンペア/dm2であり8時間通電を
行った。8時間後の最終電流密度は0.1アンペア/dm2で
あり8時間の積算電流値は3.6アンペア・hrであった。
このときの電流効率は67%であった。また、このときの
トリエタノールアミンのロスは添加した量の37%であっ
た。この生成物の液体クロマトグラフィーによるトリエ
タノールアミン及び窒素,Naイオン、Clイオンの分析か
ら、生成物の組成は下記表に示すものであり実施例3,4
に比べてN−ラウロイル−N′−メチルタウリンのトリ
エタノールアミン塩の生成量は著しく少なく、また対イ
オン交換を行われていないN−ラウロイル−N′−タウ
リンソーダが相当量残存していることがわかった。
第1図は本発明に使用される電気透析槽の1例を示す模
式図である。
式図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 233/47 9547−4H C07C 233/47 303/32 7419−4H 303/32 309/14 7419−4H 309/14 309/15 7419−4H 309/15 // B01D 61/44 500 B01D 61/44 500 C11D 1/62 C11D 1/62 1/88 1/88
Claims (2)
- 【請求項1】アミノ酸型界面活性剤もしくはアシル化ア
ミノ酸型界面活性剤のアルカリ金属塩を、アルカノール
アミンもしくはアンモニアの鉱酸塩、またはアルカノー
ルアミンもしくはアンモニアと鉱酸の存在下に電気透析
に付すことにより、アミノ酸型界面活性剤もしくはアシ
ル化アミノ酸型界面活性剤のアルカノールアンモニウム
塩もしくはアンモニウム塩を製造する方法において、電
気透析に用いる陽イオン交換膜が、スルホン酸型陽イオ
ン交換膜の表面ないし表層において酸化重合可能な芳香
族化合物を化学酸化重合させた後、更にアルデヒド類で
処理した膜であることを特徴とするアミノ酸型界面活性
剤もしくはアシル化アミノ酸型活性剤のアルカノールア
ンモニウム塩もしくはアンモニウム塩の製造方法。 - 【請求項2】スルホン酸型陽イオン交換膜の含水率が0.
05〜0.3(グラム水/グラム湿潤樹脂)である請求項1
記載のアミノ酸型界面活性剤もしくはアシル化アミノ酸
型界面活性剤のアルカノールアンモニウム塩もしくはア
ンモニウム塩の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11826289A JP2663012B2 (ja) | 1989-05-11 | 1989-05-11 | 界面活性剤のアルカノールアンモニウム塩もしくはアンモニウム塩の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11826289A JP2663012B2 (ja) | 1989-05-11 | 1989-05-11 | 界面活性剤のアルカノールアンモニウム塩もしくはアンモニウム塩の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02300151A JPH02300151A (ja) | 1990-12-12 |
JP2663012B2 true JP2663012B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=14732273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11826289A Expired - Fee Related JP2663012B2 (ja) | 1989-05-11 | 1989-05-11 | 界面活性剤のアルカノールアンモニウム塩もしくはアンモニウム塩の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2663012B2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-11 JP JP11826289A patent/JP2663012B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02300151A (ja) | 1990-12-12 |
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