JP2663007B2 - ロールコート法 - Google Patents

ロールコート法

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JP2663007B2
JP2663007B2 JP526289A JP526289A JP2663007B2 JP 2663007 B2 JP2663007 B2 JP 2663007B2 JP 526289 A JP526289 A JP 526289A JP 526289 A JP526289 A JP 526289A JP 2663007 B2 JP2663007 B2 JP 2663007B2
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孝二 深沢
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康之 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ウェブに対して感光材料などを塗布するロ
ールコート法に関する。
〔従来の技術〕
ロールコート法は種々の塗布に対して安定した塗布が
行える点で汎用されている。
このロールコート法の中には、種々の方法があり、そ
の1つが第4図および第5図に示すリバースロールコー
ト法である。これは、塗布液Lを収容するバット1から
ピックアップロール2により塗布液Lをピックアップす
るとともに、バックロール3に沿って走行するウェブ4
に塗布液Lを塗布した後、ウェブ4と逆方向に回転する
メタリングロール5により塗布液Lの膜厚規制を行い、
メタリングロール5に移行する塗布液Lについては、ク
リーニング用ドクターブレード6により掻き落し、こを
前記バット1に戻すようにしている。
一方、多くの塗布液配合では揮発性溶剤を含んでお
り、塗布液の乾燥が生じ易い。また、ドクターブレード
6では、メタリングロール5に移行した塗布液を、通
常、第4図のZゾーンにおいて、0.10μmよりはるかに
薄い塗布液厚をもって、掻き落していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、ドクターブレードにより塗布液を完全に掻き
取ることは実際上不可能であり、0.10μmよりはるかに
薄い厚みであるが、若干の塗布液がZゾーンにおいて残
る。そして、残留塗布液の厚みが薄いため、そこに含ま
れる溶剤のほとんど全てが蒸発してしまう。
したがって、Zゾーンにおける乾燥に伴って残った樹
脂分は、メタリングロール表面に徐々に堆積するように
なり、長時間運転を続行すると、その堆積物が抵抗とな
ってメタリングロール5の回転変動を招き、ウェブの主
に走行方向に関し塗布膜厚の不均一化を招く。また、堆
積物の片が剥落すると、最終塗布面に異物を混入させる
結果となる。かかる事態は、塗布液の配合にもよるが、
最悪の場合、約200m程度の塗布によってすでに起ること
もある。これを回避するためには、頻繁にメタリングロ
ールの洗浄を行なわなければならず、生産性の低下を招
く。
そこで、本発明の主たる目的は、長時間安定して均一
な膜厚をもって塗布を行うことができるロールコート法
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、バックロールの回転方向に沿って走行す
るウェブに対して接近して配置されかつバックロールに
ウェブを介して対向するメタリングロールがバックロー
ルと反対方向に回転し、かつそのメタリングロールに接
近してドクターブレードが配され、前記対向位置の手前
でウェブに塗布量が塗布される塗布装置を用いて塗布す
る方法において; 前記メタリングロールの回転方向に関し、ドクターブ
レードからウェブに至るまでの間において塗布液が乾燥
しておらず濡れているようにすることで解決できる。
〔作 用〕
本発明者らは、前述の塗布膜厚変動の原因を追求した
ところ、その主たる要因はメタリングロールの回転変動
もしくは振動であることが判明した。そして、その原因
をさらに追跡したところ、前述のように堆積物の存在に
起因することを知見した。
そこで、堆積物を発生させない手段として、乾燥速度
を遅くするためには、溶剤として高沸点溶剤を添加す
る、あるいはドクターブレードによる掻き取り性を弱め
るなどによって、掻き取り後のZゾーンにおける塗布液
が乾燥しきらない量にすると、回転変動に伴う膜厚変動
を防止でき、また洗浄の必要性に伴う生産性低下を防止
できることが判明した。
〔発明の具体的構成〕
以下本発明をさらに詳説する。
本発明において、Zゾーンにおける塗布液厚を調節す
る具体的手段としては、ドクターブレード6のメタリン
グロール5への押し付け圧力を弱める、あるいは塗布液
の配合に当り、高沸点溶剤を添加することなどが挙げる
ことができる。また、第1図のP点における残存塗布液
厚は、より好ましくは0.10μm以上、最適には1.0μm
以上である。
さらに高沸点溶剤を添加する場合、たとえば感光性印
刷板の製造のために用いる感光性組成物の例では、通
常、溶剤としてエチルセルロース(沸点140℃)やメチ
ルセロソルブ(沸点129℃)などが用いられるが、それ
より、高沸点溶剤としては、少くとも20℃以上高沸点で
あることが必要であり、その例としてメチルカルビトー
ル(沸点194℃:760mmHg)などを挙げることができ、そ
の添加量としては全溶剤量の1重量%以上、より好まし
くは3〜20重量%添加するのがよい。
上段の手段のほか、あるいは併用して、少くともZゾ
ーンの上方にまたはそこを包むようにしてフードを設
け、Zゾーン近傍の蒸発溶剤の拡散を防止して溶剤濃度
を高めることによって溶剤の蒸発速度を遅くしたり、Z
ゾーン近傍の雰囲気またはメタリングロール自体を常温
より冷却するなどの手段を採ってもよい。
一方、従来例においては、第5図に示すように、ドク
ターブレード6の長さlはメタリングロール5の長さが
短いため、メタリングロール5に移行した塗布液Lの特
にエッジ部が乾燥し易い。したがって、このエッジ部に
おいても、樹脂分の堆積によるメタリングロール5の回
転変動を招く。そこで、次のようにしてこれを防止する
のがさらに好ましい。
第1図および第2図は、より好ましい第1の態様を示
したもので、メタリングロール5の下部に濡らし専用バ
ット10を設けてある。このバット10は、メタリングロー
ル5の全幅より長い長さを有し、そこに塗布液Lと同一
の塗布液Lが常時補充され、その液面がメタリングロー
ル5の最下接平面より上位とされ、メタリングロール5
の下部が常時塗布液Lによって濡れるようにしてある。
また、ドクターブレード60は、メタリングロール5の長
さより長くなっている。
このように構成された装置においては、ウェブ4上の
塗布液がメタリングロール5をめぐってドクターブレー
ド60によって掻き取られるまでの間における、専用バッ
ト10からドクターブレード60までの間においては、メタ
リングロール5の全長が塗布液Lで濡れるため、従来の
ようなエッジ部での乾燥がなく、したがって樹脂分の析
出もない。
他方、メタリングロール5とウェブ4との当り位置か
ら専用バット10までの間においては、エッジ部の乾燥が
考えられるけれども、メタリングロール5に対する専用
バット10内の塗布液Lの濡れ長さ(メタリングロール5
の同方向長さ)を長くすることで、実際的には乾燥がほ
とんどなくなる。
また、上記の態様では、メタリングロール10上の塗布
液全体を掻き取るために、ドクターブレード60の長さを
メタリングロール5の長さより長くしてある。そこで、
塗布幅が種々変更されるとしても、予め最大塗布幅より
長いメタリングロール5、専用バット10およびドクター
ブレード60を用意しておけば、あらゆる塗布幅に対し
て、それらをその都度変更することなく、共通的に使用
できる利点がある。
なお、図示の例では、ドクターブレード60によって掻
き取られた塗布液Lを副バット10aにより回収し、バッ
ト1に戻すようにしているが、共通のバットであっても
よい。
一方、第3図のように、メタリングロール5に塗布液
Lに全幅にわたって吹き付けるノズル20群(図示では1
個のみであるが、メタリングロール5の長さ方向の全長
にわたってまたは少くとも乾燥しがちなエッジ部に対応
して複数有する)を設けることによっても、同様なエッ
ジにおける乾燥防止効果がもたらされる。
垂れ落ちる塗布液Lは回収バット11により回収され
る。
〔実施例〕
次に実施例を示す。
(実施例) アルミ製のウェブに塗布幅1100mmで次の配合組成の塗
布液を目標膜厚(乾燥膜厚)2μmとなるよう、第4図
および第5図の塗布装置により塗布速度30m/分により塗
布した。この場合、メタリングロールとして、長さ1300
mm×直径200mmのものを用いるとともに、ドクターブレ
ードとしてポリエステル製の1350×40×0.35mmのもの用
いて、第1図P点における塗布液厚が1.5μmとするよ
うに押付け圧を調整した。
<塗布液配合> ・o−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライ
ドとピロガロール・アセトン樹脂の縮合物 ……0.3 kg ・m−クレゾールノボラック樹脂 ……1.2 kg ・p−オクチルフェノールノボラック樹脂樹脂 ……0.1 kg ・2−トリクロロ−5(2′ベンゾフリルビニル)−1,
3,4オキサジアゾール ……0.05kg ・ビクトリアピュアブルー BOH ……0.08kg .MC ……2 .EC ……8 その結果、3000m塗布を続行しても、メタリングロー
ルの回転変動もなく、安定した塗布を続行できた。
(比較例) 塗布液配合においてメチルカルビトールが添加されな
いほかは実施例と同一とした。この場合のP点における
塗布液厚は0.05μmであった。その結果、10回平均で塗
布長200mで、メタリングロールの回転変動や、ブレード
の振動が発生し、塗布品質が著しく悪いものであった。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、膜厚が均一でかつ長時
間安定した塗布を行うことができるなどの利点がもたら
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用することができる塗布装置の、第
1の態様を示す側面図、第2図はその要部正面図、第3
図は第2の態様を示す側面図、第4図は従来例でもある
が本発明を適用することができる塗布装置の側面図、第
5図はメタリングロールとドクターブレードとの関係を
示す斜視図である。 1……バット、3……バックロール、4……ウェブ、5
……メタリングロール、10……濡らし専用バット、20…
…吹付ノズル、60……ドクターブレード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三竹 均 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−71867(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バックロールの回転方向に沿って走行する
    ウェブに対して接近して配置されかつバックロールにウ
    ェブを介して対向するメタリングロールがバックロール
    と反対方向に回転し、かつそのメタリングロールに接近
    してドクターブレードが配され、前記対向位置の手前で
    ウェブに塗布量が塗布される塗布装置を用いて塗布する
    方法において; 前記メタリングロールの回転方向に関し、ドクターブレ
    ードからウェブに至るまでの間において塗布液が乾燥し
    ておらず濡れているようにすることを特徴とするロール
    コート法。
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