JP2662793B2 - 液晶素子 - Google Patents

液晶素子

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液晶を用いた表示パネル、液晶シャッターな
どの電気光学素子を駆動する駆動法に関する。
〔従来の技術〕
最近、液晶表示体はブラウン管(CRT)などのディス
プレーに代わってポッケトテレビ、壁掛けテレビ、パソ
コン端末、ワープロ表示体に使用されはじめた。
液晶電気光学素子は駆動用の透明電極及び液晶分子配
列用の配向膜をガラス基板上の表面に形成してなる2枚
の基板を一定間隔で対向配置し、間隙部分に液晶を封入
して構成されている。
従来、ネマチック型の液晶が主に用いられてきたが、
近年メモリー性を有するスメクチック型の強誘電性液晶
が次代の液晶素子として注目されるようになってきた。
しかしてその駆動法は、幾つか提案されているが(例
えば特開昭60−123825号工法など)表示状態のチラツキ
等の問題がありまだ満足のいくものでないのが現状であ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記従来技術の問題点を解決するため、新規
な方法により、表示状態、特にちらつきを無くすことを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明は下記の構成からな
る。
「複数本の走査電極と配向膜が形成された第一基板と
複数本の信号電極と配向膜が形成された第二基板よの間
に強誘電性液晶を挟持してなる強誘電性液晶パネルと該
パネルを駆動する駆動回路部を具備した液晶素子におい
て、2以上、かつ全走査電極数より少ない電極を走査し
第一の安定状態に配列させる第一部分走査と、2以上、
かつ全走査電極数より少ない電極を走査し第二の安定状
態に配列させる第二部分走査が交互になされ、前期第一
および第二部分走査により走査される電極数が異なり、
かつフレーム毎に第一および第二部分走査により走査さ
れる電極数が入れ換わることを特徴とする液晶素子。」 本発明において、第一の安定状態に配列させる第一部
分走査と第二の安定状態に配列させる第二部分走査と
は、2以上、かつ全走査電極数より少ない走査電極上の
画素を表示データに対応した第一または第二の安定状態
とする走査を示す。同一走査線上の画素は二フレームに
わたる第一および第二部分走査により書き込まれ表示と
して完結する。従来の駆動法は、(特開昭60−123825号
公報に開示)本発明による第一および第二部分走査にお
いて走査する電極数が全走査電極数に等しい場合に対応
する。
従来の駆動法を用いた場合、表示状態には同一表示電
極上にクロストークが発生する、いわゆる尾引きと言わ
える現像と、表示がちらつく二つの現象がみられる。尾
引きは、主に非選択状態に加わる交流バイアス波形のパ
ルス幅に発生の原因がある。かかるパルサ幅は、表示パ
ターンに依存する。パルス幅は、表示データが点灯から
非常灯にかわる時、またはその逆の時、駆動パルス幅の
2倍になる。液晶分子の動きはパルス幅が長くなれば大
きくなるから、かかる表示デターの変化が多いほどコン
トラストが低下する。
尾引きを防止するには、非選択時の交流バイアス波形
の電圧を小さくすることが有効である。すなわち、駆動
波形のバイアス値をおおきくすれば分子の動きは小さく
なり尾引きは感じられなくなると考えられる。
バイアス値を大きくとっても駆動可能であるために
は、液晶材料の駆動マージンが大きいことが必要であ
り、液晶材料開発の進展を待たなければならない。
本発明の目的は主に表示のチラツキを無くすることに
ある。
チラツキには、三つの現象がふくまれている。すなわ
ち、 (1)点灯画素がちらつく (2)走査に同期してちらつく (3)白背景部分がちらつく チラツキ(1)については、液晶にかかる半選択状態
(第4図 B)にかかる電圧により安定状態が反転しま
うために起こると考えられる。またチラツキ(2)は、
液晶の応答速度が遅いため線順次走査が視認されるため
である。(1)は、主に液晶材料および配向により駆動
マージンを上げることにより解決される問題であり、
(2)は、液晶材料の応答速度の改善が必要である。チ
ラツキ(1),(2)については本発明のおよぶところ
ではない。
本発明においてはチラツキ(3)を無くすことに注力
された。チラツキ(3)について以後説明を行う。チラ
ツキ(3)は、従来の駆動波形(第4図A)で表示する
と、フレーム周波数と同期したチラツキが観測された。
かかる状態において、画素にかかる交流バイアス電圧の
振幅は、フレーム周波数で変化した。これらの交流バイ
アス電流の変動によりチラツキが生じる。かかる電圧変
動が何故生じるのかについては明確な論理的立証は今の
ところ困難であるが、駆動用ICのゲートのON抵抗のバラ
ツキにより電圧変動が生じると考えられる。
本発明は、とくに駆動用ICのゲートのON抵抗のバラツ
キがあってもチラツキを視認できなくすることに効果を
発揮する。すなわち、チラツキ(3)が第一および第二
の安定状態を配列させるフレームに対応して生じている
ことに着目して、その配列に要する時間を短くすことに
よりチラツキを視認できなくせしめた。まず、第一およ
び第二部分走査により走査される電極数が等しい場合を
研究した。その例を参考例として以下に記す。
参考例 複数本の走査および信号電極が形成された2枚ガラス
基板全面にポリイミド配向膜を印刷等により、2000Å程
度成膜し、木綿布等でラビング処理を施し約2μmの間
隙部分にピリミジン系強度誘電性液晶物質(特開昭60−
26054号公報記載)を注入した。この液晶組成物は下記
のとおりである。
この液晶素子に対して、第1図に示す電圧波形を印加
した。本図は、第1および第2フレームT1,T2の間に4
本毎に第一安定状態および第二安定状態を交互に配列さ
せる参考例である。電気信号Cにより、交互に行われる
部分走査が制御されている。Y1〜Y6は、第4図Bの走査
電極S1〜S6に印加し,X1,X2は、同図信号電極I1,I2へ印
加する。Y1.X1.Y6,X2は、それぞれ走査電極S1と信号電
極I1が交差する画素および走査電極I6と信号電極S2が交
差する画素にかかる電圧波形を示した。
従来の駆動波形(第4図A)と同等の波形が得られて
いる。従来の駆動(走査選択時間200μs,duty 1/400,
駆動電圧20V)では、チラツキは、約6Hzである。従来の
駆動と同じ条件で駆動すると、第一および第二の安定状
態を配列する部分走査は1.6ms周期となり全く視認でき
なくなった。本参考例では、偶数の場合であるが奇数で
も良い。こうした研究例の検討を通じ、チラツキを無く
すことができ、チラツキ以外の画質も含め最適の表示画
質となる駆動条件を設定する上で駆動条件選定の自由度
が大きい方法、即ち第一および第二部分走査により走査
される電極数が異なり、かつフレーム毎に第一および第
二部分走査により走査される電極数が入れ換わる駆動方
法を見出した。以下に実施例として記述する。
実施例 複数本の走査および信号電極が形成された2枚ガラス
基板全面にポリイミド配向膜を印刷等により、2000Å程
度成膜し、木綿布等でラビング処理を施し約2μmの間
隙部分にピリミジン系強誘電性液晶物質(特開昭60−26
0564号公報記載)を注入した。この液晶組成物は前記の
とおりである。
この液晶素子に対して、第5図に示す電圧波形を印加
した。本図は、第1フレームT1の間に例えば2本の第一
安定状態と4本の第二安定状態を交互に配列させ、第二
フレームT2に4本の第一安定状態と2本の第二安定状態
を交互に配列させる実施例である。電気信号Cにより、
交互に行われる部分走査が制御されている。Y1,Y3は第
4図Bの走査電極S1,S3に印加しX1,X2は同図信号電極
I1,I2へ印加する。Y1.X1,Y3,X2は、それぞれ走査電極S1
と信号電極I1が交差する画素および走査電極I3信号電極
S2が交差する画素にかかる電圧波形を示した。従来の駆
動波形(第4図A)と同等の波形が得られている。従来
の駆動(走査選択時間200μs,duty 1/400,駆動電圧20
V)では、チラツキは,約6Hzである。従来の駆動と同じ
条件で駆動すると、第一および第二の安定状態を配列す
る部分走査は1.2ms周期となり、4本毎に第一および第
二の安定状態を配列する部分走査の参考例に比べ周期が
短くなった。そしてチラツキは視認できなくなった。こ
のように第一および第二の安定状態を配列する部分走査
の本数を異ならせることによってチラツキを無くすこと
ができ、チラツキ以外の画質も含め最適の表示画質とな
る駆動条件を設定する上で駆動条件選定の自由度が大き
くなった。本実施例では、偶数の場合であるが奇数でも
良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、液晶、特に強誘
電性液晶を用いた液晶素子に第一および第二の安定状態
を配列する部分走査を行ない、かつ第一および第二部分
走査により走査される電極数を異ならせることにより、
チラツキの少ない画質の良好で見易い表示を得る事がで
きた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、部分走査を制御する電気信号および電極に印
加する電圧波形を表す説明図である。第2図および第3
図は、本発明で用いる液晶素子を表す斜視図である。第
4図Aは、従来の走査を制御する電気信号および電極に
印加する電圧波形を表す説明図である。第4図Bは、本
発明の駆動法を用いる電極構造の平面図である。第5図
は、本発明の部分走査を制御する電気信号および電極に
印加する電圧波形を表す説明図である。 (C)……制御信号 (Y1)…(Y6)……走査電極 (X1)…(X2)……信号電極 (T1)…(T2)……第1,第2フレーム (1)……ガラス基板 (2)……配向膜 (3)……強誘電性液晶 (4)信号電極 (5)……走査電極 (6)……永久双極子 (7),(9)……液晶分子 (8)……層の法線方向 (10)……偏光板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の走査電極と配向膜が形成された第
    一基板と、複数本の信号電極と配向膜が形成された第二
    基板と、の間に強誘電性液晶を挟持してなる強誘電性液
    晶パネルと該パネルを駆動する駆動回路部を具備した液
    晶素子において、2以上、かつ全走査電極数より少ない
    電極を走査し第一の安定状態に配列させる第一部分走査
    と、2以上、かつ全走査電極数より少ない電極を走査し
    第二の安定状態に配列させる第二部分走査が交互になさ
    れ、前記第一および第二部分走査により走査される電極
    数が異なり、かつフレーム毎に第一および第二部分走査
    により走査される電極数が入れ換わることを特徴とする
    特許請求の範囲第一項記載の液晶素子。
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