JP2661471B2 - スペクトラム拡散復調装置 - Google Patents

スペクトラム拡散復調装置

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JP2661471B2
JP2661471B2 JP19518992A JP19518992A JP2661471B2 JP 2661471 B2 JP2661471 B2 JP 2661471B2 JP 19518992 A JP19518992 A JP 19518992A JP 19518992 A JP19518992 A JP 19518992A JP 2661471 B2 JP2661471 B2 JP 2661471B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は直接拡散変調をしたス
ペクトラム拡散受信信号から差動符号化されたデータ信
号を復調する特性を改良するスペクトラム拡散復調装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば文献(横山:スペクトラム拡散
通信方式、科学技術出版社、1988または Proaks:D
igital Communications,Second Edition,McGraw-Hil
l,1989)に示す従来例のスペクトラム拡散復調装
置は図7のように、複素ベースバンド信号生成手段1
は、送信側で搬送波に差動符号化されたデータ信号で2
相位相シフトキーイング(PSK)変調を施し、疑似雑
音(PN)信号で直接拡散変調を施したスペクトラム拡
散信号の受信信号101を局部搬送波と同相関係の同相
ベースバンド信号102と直交関係の直交ベースバンド
信号103とに変換し、複素ベースバンド信号の実数と
虚数成分を生成する。標本化手段2は、複素ベースバン
ド信号生成手段1から同相と直交ベースバンド信号10
2と103をチップ周期Tc (1チップ当たりのPN信
号の繰り返し周期)ごとにそれぞれ標本化し、標本化複
素ベースバンド信号104を生成する。複素相関信号生
成手段3は、標本化手段2から標本化複素ベースバンド
信号104にPN信号との相互相関演算を施し、複素相
関信号105を生成する。係数重み付け手段13は、複
素相関信号生成手段3から複素相関信号105をシンボ
ル周期Td (データ信号の繰り返し周期。2以上の整数
Mチップ数のとき、Td =MTc )だけ遅延した遅延複
素相関信号の複素共役数である重み付け係数をその絶対
2乗値と所定閾値hとの大小関係に応じて修正し、その
修正重み付け係数wを複素相関信号105と乗算して重
み付け複素相関信号106aを生成する。信号合成手段
11aは、係数重み付け手段13から重み付け複素相関
信号106aを累積加算し、Td ごとに複素合成信号1
07aを生成する。データ判定手段12aは、信号合成
手段11aから複素合成信号107aの値に応じて判定
し復調データ信号108として出力する。
【0003】上記従来例のスペクトラム拡散復調装置
は、複素演算で重み付け信号処理をするレイク(rak
e)方式(直接拡散変調をしたスペクトラム拡散信号の
特徴を利用し選択性フェージング通信路に生じる遅延波
のエネルギーを合成する信号合成方式)を採る。
【0004】複素ベースバンド信号生成手段1は図8の
ように、まず受信信号101を乗算器1aで局部搬送波
を発振する発振器1cからの同相局部搬送波、または局
部搬送波の位相をπ/2ラジアン移相する移相器1dか
らの直交局部搬送波とそれぞれ乗算する。つぎにろ波器
1bでそれぞれ高周波成分を除去し、複素ベースバンド
信号として実数成分の同相ベースバンド信号102(局
部搬送波と同相関係のベースバンド信号)と直交ベース
バンド信号103(局部搬送波と直交関係のベースバン
ド信号)とを生成する。
【0005】標本化手段2は、時刻kTc (kは整数)
に標本化された同相と直交ベースバンド信号ypkとyqk
で標本化複素ベクトル信号yk 104を生成する。 yk =ypk+jyqk ここでjは虚数単位を表す
【0006】複素相関信号生成手段3は、時刻(nM+
i)Tc =nTd +iTc (nは整数、i=0、・・
・、M−1)に標本化複素ベクトル信号yk 104とP
N信号um (m=1、・・・、M)との相互相関演算で
複素相関信号znM+i105を生成する。 znM+i=Σm(n-1)M+i+mm m=1〜M =PnM+i+jQnM+i ただし PnM+i=Σmp(n-1)M+i+mm m=1〜M QnM+i=Σmq(n-1)M+i+mm m=1〜M または znM+i=RnM+i exp(jθnM+i) ただし RnM+i=(P2 nM+i+Q2 nM+i1/2 θnM+i=tan-1(QnM+i/PnM+i) 複素相関信号105のエネルギー|znM+i2 は、一般
にPN信号として自己相関係数がインパルス状になるよ
うな系列、たとえばM系列などが選ばれるから、PN信
号の自己相関特性で先行波(最短到達時間の受信信号
波)と各遅延波(先行波以外の受信信号波)のエネルギ
ーに分離され、先行波や遅延波の到達時刻に顕著な極大
を示す。
【0007】係数重み付け手段13は図9のように、ま
ず複素相関信号105を遅延器7aでTd だけ遅延した
遅延複素相関信号zの複素共役数を共役回路93で重み
付け係数z* として出力する。一般にレイク方式は、対
蹠(antipodal)信号(2相PSK変調信号な
ど)に対してTd だけ遅延した複素相関信号の複素共役
数を重み付け係数として用いる。つぎに修正回路9aで
入力された重み付け係数z* の絶対2乗値と所定閾値h
との大小関係に応じて重み付け係数z* を修正する。さ
らに複素相関信号105を乗算器8bで修正回路9aか
らの修正重み付け係数wと乗算し、重み付け複素相関信
号106aを生成する。時刻(nM+i)Tc=nTd
iTcに遅延複素相関信号z(n-1)M+i と重み付け係数z
* (n-1)M+i (*は複素共役を表す)と修正重み付け係数
nM+i を生成する。 wnM+i=z* (n-1)M+i=R(n-1)M+i exp(−jθ(n-1)M+i) (|z* (n-1)M+i2≧hのとき) =0 (|z* (n-1)M+i2<hのとき) ここで閾値hを適切に選択すれば、先行波や遅延波に対
応しTd だけ遅延した複素相関信号の複素共役数である
重み付け係数のエネルギー|z* (n-1)M+i2の顕著な極
大が存在しない、すなわち遅延複素相関信号に雑音成分
だけ存在すると推定できる時刻に修正重み付け係数w
nM+iを0にでき、信号合成手段11aで生成する複素合
成信号107aの信頼性を向上できる。
【0008】信号合成手段11aは、時刻nMTc=n
dに各重み付け複素相関信号106aの累積加算で複
素合成信号dn-1 107aを生成し、レイク方式による
パスダイバーシチ(信号合成)を実現する。 dn-1 =Σk(n-1)M+k(n-1)M+k k=0〜L(Lは1以上M未満の整数) =Σk(n-2)M+k(n-1)M+kexp[j(θ(n-1)M+k−θ(n-2)M+k)] k=0〜L
【0009】データ判定手段12は、時刻nMTc
nTd に先行波のみが存在すると仮定した場合、その
素合成信号dn-1 107aの極性を判定し、(n−1)
番目のデータ信号an-1 に対応する復調データa^n-1
{−1、1}を得る。先行波だけでなく遅延波が存在す
るときも同様に適用できる。 dn-1 =R(n-2)M(n-1)M exp[j(θ(n-1)M−θ(n-2)M)] a^n-1=1(0≦θ(n-1)M−θ(n-2)M<π/2、 または3π/2≦θ(n-1)M−θ(n-2)M<2π、 すなわちRe[dn-1 ]≧0のとき) =−1(π/2≦θ(n-1)M−θ(n-2)M<3π/2、 すなわちRe[dn-1 ]<0のとき) ここでRe [・]は複素数の実数部を表す
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のス
ペクトラム拡散復調装置では、シンボル周期だけ遅延し
た複素相関信号の複素共役数を重み付け係数とするか
ら、複素演算による信号処理が必要でありハードウエア
規模が大きくなる。また受信信号の搬送波対雑音電力比
が低いときは複素相関信号の信号対雑音電力比も低くな
り重み付け係数の雑音誤差が大きくなるから、正確に重
み付けされた信号を合成できず復調データの誤り率特性
を劣化する問題点があった。
【0011】この発明が解決しようとする課題は、スペ
クトラム拡散復調装置でハードウエア規模の小さい構成
で復調データの誤り率特性を劣化しないように、実数演
算だけで重み付け信号処理をするレイク方式を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明のスペクトラム
拡散復調装置は、係数重み付け手段を、複素相関信号生
成手段から出力される複素相関信号に対し極座標変換を
施して位相信号と振幅信号を生成する極座標変換手段
と、この極座標変換手段から出力される位相信号を1シ
ンボル周期遅延する位相遅延器と、前記極座標変換手段
から出力される前記位相信号から位相遅延器から出力さ
れる遅延位相信号を減算して位相差信号として出力する
減算器と、前記極座標変換手段から出力される振幅信号
を1シンボル周期遅延する振幅遅延器と、前記極座標変
換手段から出力される振幅信号と前記振幅遅延器から出
力される遅延振幅信号を乗算して重み付け係数として出
力する乗算器と、この乗算器から出力される重み付け係
数と所定の閾値との大小関係に応じて重み付け係数を修
正して修正重み付け係数として出力する修正回路と、前
記減算器から出力される位相差信号と修正回路から出力
される修正重み付け係数とに対して直交座標変換を施し
て係数重み付け信号として前記係数重み付け手段に出力
する直交座標変換手段とを備えたものである。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【作用】この発明のスペクトラム拡散復調装置において
は、複素相関信号に対し、極座標変換手段により極座標
変換を施して位相信号と振幅信号を生成し、この位相信
号を位相遅延器により1シンボル周期遅延して遅延位相
信号を生成し、また減算器により、前記極座標変換手段
から出力される位相信号から前記位相遅延器から出力さ
れる遅延位相信号を減算して位相差信号として出力し、
また振幅遅延器により前記極座標変換手段から出力され
る振幅信号を1シンボル周期遅延し、乗算器により前記
極座標変換手段から出力される振幅信号と前記振幅遅延
器から出力される遅延振幅信号を乗算して重み付け係数
として出力し、この乗算器から出力される重み付け係数
と所定の閾値との大小関係に応じて修正回路により重み
付け係数を修正して修正重み付け係数として出力し、直
交座標変換手段により前記減算器から出力される位相差
信号と修正回路から出力される修正重み付け係数とに対
して直交座標変換を施して係数重み付け信号として前記
係数重み付け手段に出力する。
【0022】
【実施例】この発明を示す一実施例のスペクトラム拡散
復調装置は図1のように、複素ベースバンド信号生成手
段1と標本化手段2と複素相関信号生成手段3は、上記
従来例の図7に対応する。極座標変換手段4は、複素相
関信号生成手段3から複素相関信号105に極座標変換
を施し、位相信号θと振幅信号Rを生成する。位相遅延
器5と減算器6は、極座標変換手段4から位相信号θを
シンボル周期Td だけ遅延した位相信号と減算し、位相
差信号Δθを生成する。振幅遅延器7と乗算器8と修正
回路9は、極座標変換手段4から振幅信号RをTd だけ
遅延した振幅信号と乗算し、生成した重み付け係数cを
所定閾値hとの大小関係に応じて修正し、修正重み付け
係数wとして出力する。直交座標変換手段10は、減算
器6からの位相差信号Δθと修正回路9からの修正重み
付け係数wとに直交座標変換を施し、重み付けられた複
素相関信号としての重み付け複素相関信号106を生成
する。信号合成手段11は、直交座標変換手段10から
重み付け複素相関信号106を累積加算し、Td ごとに
実数合成信号107を生成する。データ判定手段12
は、信号合成手段11から実数合成信号107の値に応
じて判定し復調データ信号108として出力する。
【0023】上記実施例のスペクトラム拡散復調装置
は、実数演算で重み付け信号処理をするレイク方式を採
る。
【0024】極座標変換手段4は、時刻(nM+i)T
c =nTd +iTc に複素相関信号znM+i105の極座
標演算で位相信号θnM+iと振幅信号RnM+iとを生成す
る。 θnM+i=tan-1(QnM+i/PnM+i) RnM+i=(P2 nM+i+Q2 nM+i1/2
【0025】位相遅延器5と減算器6は、時刻(nM+
i)Tc =nTd +iTc に遅延位相信号θ(n-1)M+i
位相差信号ΔθnM+iとを生成する。 ΔθnM+i=θnM+i−θ(n-1)M+i
【0026】振幅遅延器7と乗算器8と修正回路9は、
時刻(nM+i)Tc =nTd +iTc に遅延振幅信号
(n-1)M+iと重み付け係数cnM+iと修正重み付け係数w
nM+iとを生成する。 cnM+i=RnM+i(n-1)M+inM+i=cnM+i(cnM+i≧hのとき) =0 (cnM+i<hのとき)
【0027】信号合成手段11は、時刻nMTc =nT
d に各重み付け同相ベースバンド信号106の累積加算
で実数合成信号dn-1 107を生成し、レイク方式によ
るバスダイバーシチを実現する。 dn-1 =Σk(n-1)M+kcosΔθ(n-1)M+k k=0〜L
【0028】データ判定手段12は、時刻nMTc =n
d に先行波のみが存在すると仮定した場合、その実数
合成信号dn-1 107の極性を判定し、(n−1)番目
のデータ信号an-1 に対応する復調データa^n-1∈{−
1、1}を得る。先行波だけでなく遅延波が存在すると
きも同様に適用できる。 dn-1 =w(n-1)McosΔθ(n-1)M a^n-1= 1(0≦Δθ(n-1)M<π/2、3π/2≦Δθ(n-1)M<2π、 すなわちdn-1≧0のとき) −1(π/2≦Δθ(n-1)M<3π/2、すなわちdn-1 <0の とき) 従来例のように複素乗算でなく実数乗算だけの簡単な構
成で従来例と同じ結果を得る効果がある。
【0029】なお上記実施例で修正回路9は、乗算器8
からの重み付け係数cを直接入力するとして説明した
が、図2のように移動平均回路91を設け、重み付け係
数cのシンボル間隔N回(Nは2以上の整数)の移動平
均値をN倍した移動平均重み付け係数vとして入力して
もよい。移動平均重み付け係数vは、重み付け係数cよ
り信号対雑音電力比を向上できる。時刻(nM+i)T
c =nTd +iTc に移動平均重み付け係数vnM+iと修
正移動平均重み付け係数wnM+iとを実数演算だけで生成
する。 vnM+i=Σk(n-k)M+i k=0〜N wnM+i=vnM+i(vnM+i≧hのとき) =0 (vnM+i<hのとき)
【0030】また上記実施例で修正回路9は図3のよう
に、加重平均回路92を設け、乗算器8からの重み付け
係数cを忘却係数(0以上1未満の係数)λで加重平均
した加重平均重み付け係数xとして入力してもよい。加
重平均重み付け係数xは、重み付け係数cより信号対雑
音電力比を向上でき、忘却係数λを0以上1未満とする
から発散しない。加重平均回路92は図4のように、重
み付け係数cを加算器92aで乗算器92cからの忘却
係数λを乗じた遅延加重平均重み付け係数と加算し、加
重平均重み付け係数xとして出力する。遅延器92bで
加算器92aからの加重平均重み付け係数xをTd だけ
遅延し、その遅延加重平均重み付け係数を乗算器92c
で所定の忘却係数λ(0≦λ<1)と乗算する。時刻
(nM+i)Tc =nTd +iTc に加重平均重み付け
係数xnM+iと修正加重平均重み付け係数wnM+iとを実数
演算だけで生成する。 xnM+i=cnM+i+λx(n-1)M+i(xnM+iに関する漸化
式) xnM+i=Σkλk(n+k)M+i k=−∞〜0 wnM+i=xnM+i(xnM+i≧hのとき) =0 (xnM+i<hのとき)
【0031】また上記実施例で図5のように、極座標変
換手段4から振幅信号Rを振幅遅延器7でTd だけ遅延
した振幅信号cを、図2と同じ移動平均回路91と修正
回路9とを設け、そのシンボル間隔N回の移動平均値を
N倍した移動平均重み付け係数vに対する修正係数uと
乗算する乗算器8aから、修正移動平均重み付け係数w
として直交座標変換手段10に入力してもよい。移動平
均重み付け係数vは、遅延振幅信号cより信号対雑音電
力比を向上でき、vに対する修正係数uは実数演算だけ
で生成できる。時刻(nM+i)Tc =nTd +iTc
に遅延振幅信号cnM+iと移動平均重み付け係数vnM+i
vに対する修正係数unM+iと修正移動平均重み付け係数
nM+iとを生成する。
【0032】また上記実施例で図6のように、極座標変
換手段4から振幅信号Rを振幅遅延器7でTd だけ遅延
した振幅信号cを、図3と同じ加重平均回路92と修正
回路9とを設け、忘却係数λで加重平均した加重平均重
み付け係数xに対する修正係数uと乗算する乗算器8a
から、修正加重平均重み付け係数wとして直交座標変換
手段10に入力してもよい。加重平均重み付け係数x
は、遅延振幅信号cより信号対雑音電力比を向上でき、
忘却係数λを0以上1未満とするから発散しない。また
xに対する修正係数uは実数演算だけで生成できる。時
刻(nM+i)Tc =nTd +iTc に遅延振幅信号c
nM+iと加重平均重み付け係数xnM+iとxに対する修正係
数unM+iと修正加重平均重み付け係数wnM+iとを生成す
る。 cnM+i=R(n-1)M+inM+i=cnM+i+λx(n-1)M+i(xnM+iに関する漸化式) xnM+i=Σkλk(n+k)+i k=−∞〜0 unM+i=xnM+i(x2 nM+i ≧hのとき) =0 (x2 nM+i <hのとき) wnM+i=RnM+inM+i
【0033】また上記実施例で搬送波変調方式は、2相
PSK変調方式で説明したが、他の多相PSK変調方式
(4相PSK変調方式など)であってもよいのはいうま
でもない。また標本化手段2の標本化間隔は、チップ周
期に等しいとして説明したが、チップ周期の1/K(K
は自然数)であればよい(たとえばチップ周期の1/2
や1/4)。すなわちチップ速度の自然数倍であればよ
い。
【0034】
【発明の効果】上記のようなこの発明のスペクトラム拡
散復調装置では、実数演算で重み付け信号処理をするレ
イク方式を採るから、従来のように複素演算によるレイ
ク方式と比べ、ハードウエア構成を小さくできる効果が
ある。また受信信号の搬送波対雑音電力比が低いときで
も雑音誤差の小さい重み付け係数を求めることができる
から、正確な重み付けをした信号合成ができ復調データ
の誤り率特性劣化を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を示す一実施例のスペクトラム拡散復
調装置の機能ブロック図。
【図2】図1に示す修正回路の移動平均機能付加を説明
する図。
【図3】図1に示す修正回路の加重平均機能付加を説明
する図。
【図4】図3に示す加重平均回路の機能ブロック図。
【図5】図1に示す振幅信号系の他の一実施例の機能ブ
ロック図。
【図6】図1に示す振幅信号系の他の一実施例の機能ブ
ロック図。
【図7】従来例のスペクトラム拡散復調装置の機能ブロ
ック図。
【図8】図7に示す複素ベースバンド信号生成手段の機
能ブロック図。
【図9】図7に示す係数重み付け手段の機能ブロック
図。
【符号の説明】
1 複素ベースバンド信号生成手段 2 標本化手段 3 複素相関信号生成手段 4 極座標変換手段 5 位相遅延器 6 減算器 7 振幅遅延器 8、8a 乗算器 9 修正回路 91 移動平均回路 92 加重平均回路 10 直交座標変換手段 11 信号合成手段 12 データ判定手段 101 受信信号 102 同相ベースバンド信号 103 直交ベースバンド信号 104 標本化複素ベースバンド信号 105 複素相関信号 106 重み付け複素相関信号 107 実数合成信号 108 復調データ信号 なお図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペクトラム拡散受信信号と疑似雑音信
    との相互相関演算を施して複素相関信号を生成する複
    素相関信号生成手段と、この複素相関信号生成手段か
    複素相関信号に対し係数重み付け信号処理を施す係数
    重み付け手段と、この係数重み付け手段からの重み付け
    された複素相関信号を累積加算しシンボル周期ごとに出
    力する信号合成手段と、この信号合成手段からの合成信
    に基づいて判定し復調データ信号を出力するデータ判
    定手段とを備えるスペクトラム拡散復調装置において、 前記係数重み付け手段は、前記複素相関信号生成手段か
    出力される複素相関信号に対し極座標変換を施して位
    信号と振幅信号を生成する極座標変換手段と、この
    座標変換手段から出力される前記位相信号をシンボル
    周期遅延する位相遅延器と、前記極座標変換手段から出
    力される前記位相信号から前記位相遅延器から出力され
    る遅延位相信号を減算して位相差信号として出力する
    算器と、前記極座標変換手段から出力される前記振幅信
    号をシンボル周期遅延する振幅遅延器と、前記極座標
    変換手段から出力される前記振幅信号と前記振幅遅延器
    から出力される遅延振幅信号を乗算して重み付け係数と
    して出力する乗算器と、この乗算器から出力される前記
    重み付け係数と所定の閾値との大小関係に応じて前記重
    み付け係数を修正して修正重み付け係数として出力する
    修正回路と、前記減算器から出力される前記位相差信号
    と前記修正回路から出力される前記修正重み付け係数と
    に対して直交座標変換を施して係数重み付け信号として
    前記係数重み付け手段に出力する直交座標変換手段とを
    備えることを特徴とするスペクトラム拡散復調装置。
  2. 【請求項2】 修正回路で移動平均回路を設け、乗算器
    から重み付け係数のシンボル間隔N回(Nは2以上の整
    数)の移動平均値をN倍した移動平均重み付け係数を前
    記修正回路に入力することを特徴とする請求項1記載の
    スペクトラム拡散復調装置。
  3. 【請求項3】 修正回路で加重平均回路を設け、乗算器
    から重み付け係数に忘却係数(0以上1未満の係数)で
    加重平均を施した加重平均重み付け係数を前記修正回路
    に入力することを特徴とする請求項1記載のスペクトラ
    ム拡散復調装置。
  4. 【請求項4】 極座標変換手段から振幅信号を振幅遅延
    器でシンボル周期だけ遅延した振幅信号のシンボル間隔
    N回(Nは2以上の整数)の移動平均値をN倍する移動
    平均回路からの移動平均重み付け係数に対し、所定閾値
    との大小関係に応じて修正する修正回路からの修正係数
    と前記振幅信号とを乗算する乗算器から修正移動平均重
    み付け係数として直交座標変換手段に出力することを特
    徴とする請求項1記載のスペクトラム拡散復調装置。
  5. 【請求項5】 極座標変換手段から振幅信号を振幅遅延
    器でシンボル周期だけ遅延した振幅信号に忘却係数(0
    以上1未満の係数)で加重平均を施す加重平均回路から
    の加重平均重み付け係数に対し、所定閾値との大小関係
    に応じて修正する修正回路からの修正係数と前記振幅信
    号とを乗算する乗算器から修正加重平均重み付け係数と
    して直交座標変換手段に出力することを特徴とする請求
    項1記載のスペクトラム拡散復調装置。
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