JP2660439B2 - 車両扉開閉装置におけるドアチェック機構及びそれを使用したドアチェック操作機構 - Google Patents
車両扉開閉装置におけるドアチェック機構及びそれを使用したドアチェック操作機構Info
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- JP2660439B2 JP2660439B2 JP8498289A JP8498289A JP2660439B2 JP 2660439 B2 JP2660439 B2 JP 2660439B2 JP 8498289 A JP8498289 A JP 8498289A JP 8498289 A JP8498289 A JP 8498289A JP 2660439 B2 JP2660439 B2 JP 2660439B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明は手動操作による車両の扉開閉時の操作性を良
好となすと共に、扉の開放状態を維持する様にした車両
扉開閉装置におけるドアチェック機構及びそれを使用し
たドアチェック操作機構に関するものである。
好となすと共に、扉の開放状態を維持する様にした車両
扉開閉装置におけるドアチェック機構及びそれを使用し
たドアチェック操作機構に関するものである。
従来の技術 従来、手動式の車両扉開閉装置におけるドアチェック
機構において、運転席に設置した操作レバーと適宜連結
手段により扉を開閉する様に連繋したドアチェック機構
は第8図に示す様に長尺状のチェックステーaの所定部
位の上下に係合突起b、b′を膨出形成し、一端をセン
ターピラーcに回動自在に装着すると共に、他端はスト
ッパーdを固着し、かかるチェックステーaを扉eの内
部に取付けられたカバーケースf内中央を進退自在とな
す様に貫通させ、該カバーケースf内にはチェックステ
ーaの上側及び下側にローラーg、g′を枢着した挟持
体h、h′を上下摺動自在に配設し、該上下の挟持体
h、h′とカバーケースfの上下面間に各々スプリング
i、i′を圧入し、操作レバー(図示せず)によって扉
を開閉させることにより、チェックステーaの係合突起
b、b′を前後方向に挿通移動させている。
機構において、運転席に設置した操作レバーと適宜連結
手段により扉を開閉する様に連繋したドアチェック機構
は第8図に示す様に長尺状のチェックステーaの所定部
位の上下に係合突起b、b′を膨出形成し、一端をセン
ターピラーcに回動自在に装着すると共に、他端はスト
ッパーdを固着し、かかるチェックステーaを扉eの内
部に取付けられたカバーケースf内中央を進退自在とな
す様に貫通させ、該カバーケースf内にはチェックステ
ーaの上側及び下側にローラーg、g′を枢着した挟持
体h、h′を上下摺動自在に配設し、該上下の挟持体
h、h′とカバーケースfの上下面間に各々スプリング
i、i′を圧入し、操作レバー(図示せず)によって扉
を開閉させることにより、チェックステーaの係合突起
b、b′を前後方向に挿通移動させている。
そして、扉の開放時には、チェックステーaの係合突
起b、b′はカバーケースf内を移動すると共に、挟持
体h、h′を各々上下に押圧するため、挟持体h、h′
により係合突起b、b′に応じた挿通路jが拡開形成さ
れ、該挿通路jは係合突起b、b′がカバーケースfの
外方に移動した時点でスプリングi、i′の弾発力によ
り狭小となり、挟持体h、h′にてチェックステーaを
挟持固定して扉eの開放状態を維持し、扉eの閉鎖時に
は逆の手順により係合突起b、b′がカバーケースf内
を移動する。
起b、b′はカバーケースf内を移動すると共に、挟持
体h、h′を各々上下に押圧するため、挟持体h、h′
により係合突起b、b′に応じた挿通路jが拡開形成さ
れ、該挿通路jは係合突起b、b′がカバーケースfの
外方に移動した時点でスプリングi、i′の弾発力によ
り狭小となり、挟持体h、h′にてチェックステーaを
挟持固定して扉eの開放状態を維持し、扉eの閉鎖時に
は逆の手順により係合突起b、b′がカバーケースf内
を移動する。
したがって、扉eの開閉時にはチェックステーaの係
合突起をカバーケースf内から外方へ移動させるため
に、スプリングi、i′の弾発力より大なる力によって
操作レバーを手動させねばならず、扉eの開閉操作がス
ムーズに行われないため、着座している運転者にとって
手動による扉eの開放と閉鎖の2操作をするには無理な
姿勢をとらなければならないことも多々あった。
合突起をカバーケースf内から外方へ移動させるため
に、スプリングi、i′の弾発力より大なる力によって
操作レバーを手動させねばならず、扉eの開閉操作がス
ムーズに行われないため、着座している運転者にとって
手動による扉eの開放と閉鎖の2操作をするには無理な
姿勢をとらなければならないことも多々あった。
又、扉eの開閉操作性を良好となすために、第9図に
示す様な係合突起b、b′のないチェックステーaを使
用して、チェックステーaのカバーケースf内挿通時に
要する力を軽減したものが見受けられるも、かかるチェ
ックステーaにあっては扉eの開放幅だけを規制するの
に止まり、扉eの開放状態の維持出来ず、例えば傾斜地
等の扉eの開放にあっては扉eの自重により扉eが勝手
に閉鎖している不都合があったり、扉eの開放状態を維
持するために常に操作レバーを開放位置で支持しなけれ
ばならず、特にタクシー等では客の乗下車が頻繁であり
運転者は客の下車に対応して、かかる開放操作をするに
はかなりの負担となっていた。
示す様な係合突起b、b′のないチェックステーaを使
用して、チェックステーaのカバーケースf内挿通時に
要する力を軽減したものが見受けられるも、かかるチェ
ックステーaにあっては扉eの開放幅だけを規制するの
に止まり、扉eの開放状態の維持出来ず、例えば傾斜地
等の扉eの開放にあっては扉eの自重により扉eが勝手
に閉鎖している不都合があったり、扉eの開放状態を維
持するために常に操作レバーを開放位置で支持しなけれ
ばならず、特にタクシー等では客の乗下車が頻繁であり
運転者は客の下車に対応して、かかる開放操作をするに
はかなりの負担となっていた。
発明が解決しようとする課題 本発明は手動式の車両扉開閉装置におけるドアチェッ
ク機構において、扉開閉時にはチェックステーに働く挟
持力を解除して扉の開閉時の操作性を良好となし、又扉
全開時にはチェックステーに働く挟持力を増大させて傾
斜地等での扉開放にあってもその扉の開放状態を維持す
る様にした車両扉開閉装置におけるドアチェック機構及
びそれを使用したドアチェック操作機構を提供せんとす
るものである。
ク機構において、扉開閉時にはチェックステーに働く挟
持力を解除して扉の開閉時の操作性を良好となし、又扉
全開時にはチェックステーに働く挟持力を増大させて傾
斜地等での扉開放にあってもその扉の開放状態を維持す
る様にした車両扉開閉装置におけるドアチェック機構及
びそれを使用したドアチェック操作機構を提供せんとす
るものである。
〔発明の構成〕 課題を解決するための手段 本発明はかかる点に鑑み、チェックステーにストッパ
ーおよび係合突起を設けると共に、該チェックステーの
他端をセンターピラーに回動自在に装着し、一方扉に固
着したカバーケース内にチェックステーの中間部を進退
自在に貫通し、又チェックステーの上下側に挟持体を各
々上下動自在に配設すると共に、下側の挟持体をスプリ
ングにて上方賦勢し、又上側の挟持体にローラーを当接
し且つ、上下揺動自在に配置すると共に、スプリングに
てローラーを下方賦勢した車両扉開閉装置におけるドア
チェック機構、又ステープレートを扉に固着し、ステー
プレートの前後方向に長孔を貫設し、該長孔に操作レバ
ーと連動して前後移動するオープンストッパーに設けた
係合ピンを遊嵌し、又前記ドアチェック機構におけるロ
ーラーを上下揺動する連動手段をオープンストッパーに
連繋した車両扉開閉装置におけるドアチェック操作機構
を提供して上記欠点を解消せんとしたものである。
ーおよび係合突起を設けると共に、該チェックステーの
他端をセンターピラーに回動自在に装着し、一方扉に固
着したカバーケース内にチェックステーの中間部を進退
自在に貫通し、又チェックステーの上下側に挟持体を各
々上下動自在に配設すると共に、下側の挟持体をスプリ
ングにて上方賦勢し、又上側の挟持体にローラーを当接
し且つ、上下揺動自在に配置すると共に、スプリングに
てローラーを下方賦勢した車両扉開閉装置におけるドア
チェック機構、又ステープレートを扉に固着し、ステー
プレートの前後方向に長孔を貫設し、該長孔に操作レバ
ーと連動して前後移動するオープンストッパーに設けた
係合ピンを遊嵌し、又前記ドアチェック機構におけるロ
ーラーを上下揺動する連動手段をオープンストッパーに
連繋した車両扉開閉装置におけるドアチェック操作機構
を提供して上記欠点を解消せんとしたものである。
作 用 本発明において先ず扉の開放操作としては、操作レバ
ーの操作によってオープンストッパーを後方移動させて
オープンストッパーの係合ピンが長孔の後方に達した時
点で、ステープレートはオープンストッパーと一体とな
って扉を開放するのである。
ーの操作によってオープンストッパーを後方移動させて
オープンストッパーの係合ピンが長孔の後方に達した時
点で、ステープレートはオープンストッパーと一体とな
って扉を開放するのである。
そして扉の全開時においては、オープンストッパーに
連繋した連動手段によってローラーの上方への揺動状態
を解除すると共に、ローラーはスプリングの弾発力にて
下方揺動して上側の挟持体を押圧して下側の挟持体を上
方賦勢するスプリングの弾発力とにより、上下側の挟持
体の挟持作用と共に該挟持体にてチェックステーの係合
突起を当接係合し、扉の全開状態を維持するのである。
連繋した連動手段によってローラーの上方への揺動状態
を解除すると共に、ローラーはスプリングの弾発力にて
下方揺動して上側の挟持体を押圧して下側の挟持体を上
方賦勢するスプリングの弾発力とにより、上下側の挟持
体の挟持作用と共に該挟持体にてチェックステーの係合
突起を当接係合し、扉の全開状態を維持するのである。
又、扉の閉鎖時にあっては操作レバーの操作によって
オープンストッパーを前方移動させてオープンストッパ
ーに連繋した連動手段によってスプリングの弾発力に抗
してローラーを上方揺動させ、これにより上側の挟持体
は上動することにより、上下側の挟持体の挟持作用を解
除すると共に、オープンストッパーの係合ピンが長孔の
前方に達した時点で、ステープレートはオープンストッ
パーと一体となって扉を閉鎖するのである。
オープンストッパーを前方移動させてオープンストッパ
ーに連繋した連動手段によってスプリングの弾発力に抗
してローラーを上方揺動させ、これにより上側の挟持体
は上動することにより、上下側の挟持体の挟持作用を解
除すると共に、オープンストッパーの係合ピンが長孔の
前方に達した時点で、ステープレートはオープンストッ
パーと一体となって扉を閉鎖するのである。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、 1はドアチェック機構であり、長尺状のチェックステ
ー2の中間部の上下に断面へ字状の係合突起3、3aを膨
出形成し、一端にストッパー4を設けると共に、他端を
センターピラー5に回動自在に装着し、又扉6内部の回
動側に固着したカバーケース7内にチェックステー2の
中間部を進退自在に貫通している。
ー2の中間部の上下に断面へ字状の係合突起3、3aを膨
出形成し、一端にストッパー4を設けると共に、他端を
センターピラー5に回動自在に装着し、又扉6内部の回
動側に固着したカバーケース7内にチェックステー2の
中間部を進退自在に貫通している。
8、8aは挟持体であり、該挟持体8、8aはカバーケー
ス7内のチェックステー2の上下側にスライド部材9、
9aを上下動自在に配設し、スライド部材9、9aのチェッ
クステー2の対向側には案内ローラー10、10aを枢着し
て構成している。
ス7内のチェックステー2の上下側にスライド部材9、
9aを上下動自在に配設し、スライド部材9、9aのチェッ
クステー2の対向側には案内ローラー10、10aを枢着し
て構成している。
又、下側の挟持体8aとカバーケース7の底面間にはス
プリング11を圧入して挟持体8をチェックステー2側に
賦勢している。
プリング11を圧入して挟持体8をチェックステー2側に
賦勢している。
12は上側の挟持体8を押圧するローラーであり、該ロ
ーラー12は挟持体8上面に当接配置すると共に、カバー
ケース7の上部側壁に上下揺動自在に配設する揺動杆13
の一端に支軸14にて枢着し、該支軸14をカバーケース7
の上部側壁の下方から上方に渉って円弧状に刻設した溝
15に揺動自在に嵌合し、又支軸14にはネジリスプリング
16を掛止してローラー12を下方に賦勢している。
ーラー12は挟持体8上面に当接配置すると共に、カバー
ケース7の上部側壁に上下揺動自在に配設する揺動杆13
の一端に支軸14にて枢着し、該支軸14をカバーケース7
の上部側壁の下方から上方に渉って円弧状に刻設した溝
15に揺動自在に嵌合し、又支軸14にはネジリスプリング
16を掛止してローラー12を下方に賦勢している。
17はドアチェック操作機構であり、取付板18を扉6の
車内側壁下方に取着し、該取付板18より外方に延出して
且つ、前方に屈曲するステープレート19を形成し、該ス
テープレート19の先端部に前後方向に所定幅延びると共
に、前方をセンターピラー5に沿って屈曲する様に長孔
20を貫設している。
車内側壁下方に取着し、該取付板18より外方に延出して
且つ、前方に屈曲するステープレート19を形成し、該ス
テープレート19の先端部に前後方向に所定幅延びると共
に、前方をセンターピラー5に沿って屈曲する様に長孔
20を貫設している。
21はステープレート19と略同一形状に形成したオープ
ンストッパーであり、該オープンストッパー21の先端部
に係合ピン22を垂設し、該係合ピン22をステープレート
19の長孔20に前後移動自在に遊嵌すると共に、オープン
ストッパー21をステープレート19上に前後動自在に配設
し、又オープンストッパー21の後端部には前後に所定間
隔を設けた一対の立ち上がり部23、23aを立設してい
る。
ンストッパーであり、該オープンストッパー21の先端部
に係合ピン22を垂設し、該係合ピン22をステープレート
19の長孔20に前後移動自在に遊嵌すると共に、オープン
ストッパー21をステープレート19上に前後動自在に配設
し、又オープンストッパー21の後端部には前後に所定間
隔を設けた一対の立ち上がり部23、23aを立設してい
る。
24はL字状の梃杆であり、該梃杆24をカバーケース7
に枢着し、一端をローラー12の支軸14に当接すると共
に、他端を連結棒25の一端に枢着し、該連結棒25の他端
を取付板18に枢着したL字状の揺動レバー26の一端に枢
着すると共に、該揺動レバー26の他端をオープンストッ
パー21の立ち上がり部23に当接している。
に枢着し、一端をローラー12の支軸14に当接すると共
に、他端を連結棒25の一端に枢着し、該連結棒25の他端
を取付板18に枢着したL字状の揺動レバー26の一端に枢
着すると共に、該揺動レバー26の他端をオープンストッ
パー21の立ち上がり部23に当接している。
27は解錠レバーであり、該解錠レバー27は取付板18に
揺動レバー26と共に枢着し、一端を立ち上がり部23aに
当接すると共に、他端には一端がドアロック装置28に連
繋されたワイヤー29の他端を連結し、解錠レバー27の上
下の揺動によりドアロック装置28を開閉操作する様にな
している。
揺動レバー26と共に枢着し、一端を立ち上がり部23aに
当接すると共に、他端には一端がドアロック装置28に連
繋されたワイヤー29の他端を連結し、解錠レバー27の上
下の揺動によりドアロック装置28を開閉操作する様にな
している。
30はネジリスプリングであり、該ネジリスプリング30
は解錠レバー27及び揺動レバー26に掛止し、解錠レバー
27をドアロック方向に、又揺動レバー26を上方に賦勢し
ている。
は解錠レバー27及び揺動レバー26に掛止し、解錠レバー
27をドアロック方向に、又揺動レバー26を上方に賦勢し
ている。
31はクランクロッドであり、前座席32下部の車床33上
にて両端方を受金具34により回動自在に支持し、このク
ランクロッド31の運転席側端部には操作レバー35を連結
し、クランクロッド31の他端方には腕杆36を立設固着す
ると共に、該腕杆36の上端部には助手席の側方下部に配
設したコネクチングロッド37の基端部を枢着し、又コネ
クチングロッド37の先端部にはオープンストッパー21の
係合ピン22を枢支し、操作レバー35の揺動によりクラン
クロッド31、腕杆36を介してコネクチングロッド37を前
後水平方向に連動する様になしている。
にて両端方を受金具34により回動自在に支持し、このク
ランクロッド31の運転席側端部には操作レバー35を連結
し、クランクロッド31の他端方には腕杆36を立設固着す
ると共に、該腕杆36の上端部には助手席の側方下部に配
設したコネクチングロッド37の基端部を枢着し、又コネ
クチングロッド37の先端部にはオープンストッパー21の
係合ピン22を枢支し、操作レバー35の揺動によりクラン
クロッド31、腕杆36を介してコネクチングロッド37を前
後水平方向に連動する様になしている。
次に本発明に係る車両扉開閉装置におけるドアチェッ
ク機構及びそれを使用したドアチェック操作機構の作用
について説明すると、 扉6の開放操作としては、操作レバー35を手前へ引き
起こし操作すると、クランクロッド31を介して腕杆36が
後方へ回動し、これに伴いコネクチングロッド37が後方
へ連動することにより、オープンストッパー21が後方移
動するため、オープンストッパー21の立ち上がり部23a
にて解錠レバー27が押圧され右回りに回転し、これによ
りワイヤー29が引張られてドアロック装置28が解錠さ
れ、更にオープンストッパー21の係合ピン22がステープ
レート19の長孔20の後方に達した時点で、ステープレー
ト19はオープンストッパー21と一体となって扉6を開放
方向へ押圧し、この押圧力によりチェックステー2は案
内ローラー10、10aにて支持案内されてチェックステー
2の一端を支点として扉6が開放回転する。
ク機構及びそれを使用したドアチェック操作機構の作用
について説明すると、 扉6の開放操作としては、操作レバー35を手前へ引き
起こし操作すると、クランクロッド31を介して腕杆36が
後方へ回動し、これに伴いコネクチングロッド37が後方
へ連動することにより、オープンストッパー21が後方移
動するため、オープンストッパー21の立ち上がり部23a
にて解錠レバー27が押圧され右回りに回転し、これによ
りワイヤー29が引張られてドアロック装置28が解錠さ
れ、更にオープンストッパー21の係合ピン22がステープ
レート19の長孔20の後方に達した時点で、ステープレー
ト19はオープンストッパー21と一体となって扉6を開放
方向へ押圧し、この押圧力によりチェックステー2は案
内ローラー10、10aにて支持案内されてチェックステー
2の一端を支点として扉6が開放回転する。
そして扉6の開放が進行するに伴い第4図に示す様に
挟持体8、8aの案内ローラー10、10aはチェックステー
2の係合突起3、3aをセンターピラー5側へ支持案内
し、扉6の全開した時点でチェックステー2の係合突起
3、3aはカバーケース7外方へ支持案内され、扉6は全
開する。
挟持体8、8aの案内ローラー10、10aはチェックステー
2の係合突起3、3aをセンターピラー5側へ支持案内
し、扉6の全開した時点でチェックステー2の係合突起
3、3aはカバーケース7外方へ支持案内され、扉6は全
開する。
かかる扉6の全開状態においてオープンストッパー21
の立ち上がり部23は揺動レバー26への押圧を解除してい
るため、揺動レバー26はネジリスプリング30の弾発力に
より右回りに回転して連結棒25を上動させ、これに伴い
梃杆24が右回りに回転し、ローラー12はネジリスプリン
グ16の弾発力により第5図に示す様に下方揺動して挟持
体8aを押圧して下側の挟持体8を上方賦勢するスプリン
グ11の弾発力とにより、挟持体8、8aの挟持作用と共に
該挟持体8、8aにてチェックステー2の係合突起3、3a
を当接係合し、扉6の全開状態を維持するのである。
の立ち上がり部23は揺動レバー26への押圧を解除してい
るため、揺動レバー26はネジリスプリング30の弾発力に
より右回りに回転して連結棒25を上動させ、これに伴い
梃杆24が右回りに回転し、ローラー12はネジリスプリン
グ16の弾発力により第5図に示す様に下方揺動して挟持
体8aを押圧して下側の挟持体8を上方賦勢するスプリン
グ11の弾発力とにより、挟持体8、8aの挟持作用と共に
該挟持体8、8aにてチェックステー2の係合突起3、3a
を当接係合し、扉6の全開状態を維持するのである。
一方扉6を閉鎖するには操作レバー35を倒伏操作する
ことにより、クランクロッド31、コネクチングロッド37
が逆方向に回転して連動し、オープンストッパー21は前
方移動するため、オープンストッパー21の立ち上がり部
23が揺動レバー26を押圧することにより揺動レバー26は
左回りに回転して連結棒25を下動させ、梃杆24が左回り
に回転することにより、梃杆24はローラー12の支軸14を
押圧し、ネジリスプリング16の弾発力に抗して第6図に
示す様にローラー12を上方揺動させ、これにより挟持体
8aは上動することにより、挟持体8、8aの挟持作用を解
除すると共に、オープンストッパー21の係合ピン22が長
孔20の前方に達した時点で、ステープレート19はオープ
ンストッパー21と一体となって扉6を閉鎖回転させ、更
にオープンストッパー21の立ち上がり部23aは解錠レバ
ー27への押圧を解除するため、ネジリスプリング30の弾
発力により解錠レバー27は左回りに回転し、ワイヤー29
によりドアロック装置28が作動し扉6が閉鎖した時点で
扉6を施錠し第7図に示す状態となしている。
ことにより、クランクロッド31、コネクチングロッド37
が逆方向に回転して連動し、オープンストッパー21は前
方移動するため、オープンストッパー21の立ち上がり部
23が揺動レバー26を押圧することにより揺動レバー26は
左回りに回転して連結棒25を下動させ、梃杆24が左回り
に回転することにより、梃杆24はローラー12の支軸14を
押圧し、ネジリスプリング16の弾発力に抗して第6図に
示す様にローラー12を上方揺動させ、これにより挟持体
8aは上動することにより、挟持体8、8aの挟持作用を解
除すると共に、オープンストッパー21の係合ピン22が長
孔20の前方に達した時点で、ステープレート19はオープ
ンストッパー21と一体となって扉6を閉鎖回転させ、更
にオープンストッパー21の立ち上がり部23aは解錠レバ
ー27への押圧を解除するため、ネジリスプリング30の弾
発力により解錠レバー27は左回りに回転し、ワイヤー29
によりドアロック装置28が作動し扉6が閉鎖した時点で
扉6を施錠し第7図に示す状態となしている。
要するに本発明は、チェックステー2にストッパー4
および係合突起3、3aを設けると共に、該チェックステ
ー2の他端をセンターピラー5に回動自在に装着し、一
方扉6に固着したカバーケース7内にチェックステー2
の中間部を進退自在に貫通し、又チェックステー2の上
下側に挟持体8、8aを各々上下動自在に配設すると共
に、下側の挟持体8をスプリング11にて上方賦勢し、又
上側の挟持体8aにローラー12を当接し且つ、上下揺動自
在に配置すると共に、スプリング16にてローラー12を下
方賦勢したので、扉6の全開した時点でローラー12はス
プリング16の弾発力にて下方揺動して上側の挟持体8aを
押圧して下側の挟持体8を上方賦勢するスプリング11の
弾発力とにより、挟持体8、8aの挟持作用と共に該挟持
体8、8aにてチェックステー2の係合突起3、3aを当接
係合し、扉6の全開状態を維持することが出来、例え傾
斜地等での扉6の開放にあっても扉6の自重により閉じ
ることを防止するのである。
および係合突起3、3aを設けると共に、該チェックステ
ー2の他端をセンターピラー5に回動自在に装着し、一
方扉6に固着したカバーケース7内にチェックステー2
の中間部を進退自在に貫通し、又チェックステー2の上
下側に挟持体8、8aを各々上下動自在に配設すると共
に、下側の挟持体8をスプリング11にて上方賦勢し、又
上側の挟持体8aにローラー12を当接し且つ、上下揺動自
在に配置すると共に、スプリング16にてローラー12を下
方賦勢したので、扉6の全開した時点でローラー12はス
プリング16の弾発力にて下方揺動して上側の挟持体8aを
押圧して下側の挟持体8を上方賦勢するスプリング11の
弾発力とにより、挟持体8、8aの挟持作用と共に該挟持
体8、8aにてチェックステー2の係合突起3、3aを当接
係合し、扉6の全開状態を維持することが出来、例え傾
斜地等での扉6の開放にあっても扉6の自重により閉じ
ることを防止するのである。
又、ステープレート19を扉6に固着し、ステープレー
ト19の前後方向に長孔20を貫設し、該長孔20に操作レバ
ー35と連動して前後移動するオープンストッパー21に設
けた係合ピン22を遊嵌し、又前記ドアチェック機構1に
おけるローラー12を上下揺動する連動手段をオープンス
トッパー21に連繋したので、扉6の開閉時には操作レバ
ー35の操作によってオープンストッパー21を前後移動さ
せてオープンストッパー21に連繋した連動手段によって
ローラー12を上方に揺動させ、これにより挟持体8aは上
動することにより、挟持体8、8aの挟持作用を解除する
と共に、オープンストッパー21の係合ピン22が扉6の開
放時には長孔20の後方に、扉6の閉鎖時には長孔20の前
方に達した時点で、ステープレート19はオープンストッ
パー21と一体となって扉6を開閉するため、運転者は従
来程大きな力で操作レバー35を操作せずとも扉6をスム
ーズに開閉操作出来、これによって無理な姿勢で操作レ
バー35を操作することもなく、又操作レバー35の2操作
にて扉6を開閉すると共に、扉6の全開時には前記した
ドアチェック機構1を操作して扉6の全開状態を維持
し、前記した効果を奏することが出来る等その実用的効
果甚だ大なるものである。
ト19の前後方向に長孔20を貫設し、該長孔20に操作レバ
ー35と連動して前後移動するオープンストッパー21に設
けた係合ピン22を遊嵌し、又前記ドアチェック機構1に
おけるローラー12を上下揺動する連動手段をオープンス
トッパー21に連繋したので、扉6の開閉時には操作レバ
ー35の操作によってオープンストッパー21を前後移動さ
せてオープンストッパー21に連繋した連動手段によって
ローラー12を上方に揺動させ、これにより挟持体8aは上
動することにより、挟持体8、8aの挟持作用を解除する
と共に、オープンストッパー21の係合ピン22が扉6の開
放時には長孔20の後方に、扉6の閉鎖時には長孔20の前
方に達した時点で、ステープレート19はオープンストッ
パー21と一体となって扉6を開閉するため、運転者は従
来程大きな力で操作レバー35を操作せずとも扉6をスム
ーズに開閉操作出来、これによって無理な姿勢で操作レ
バー35を操作することもなく、又操作レバー35の2操作
にて扉6を開閉すると共に、扉6の全開時には前記した
ドアチェック機構1を操作して扉6の全開状態を維持
し、前記した効果を奏することが出来る等その実用的効
果甚だ大なるものである。
図は本発明の一実施例を示すものにして、 第1図は本発明に係る車両扉開閉装置におけるドアチェ
ック機構及びそれを使用したドアチェック操作機構を示
す図、第2図はドアチェック操作機構を示す底面図、第
3図は車両扉開閉装置を示す図、第4図乃至第7図はド
アチェック機構の作動状態を示す図、第8図は従来のド
アチェック機構を示す断面図、第9図は従来のチェック
ステーを示す斜視図である。 1ドアチェック機構、2チェックステー 3、3a係合突起、4ストッパー 5センターピラー、6扉、7カバーケース 8、8a挟持体、11、16スプリング 12ローラー、19ステープレート 20長孔、21オープンストッパー 22係合ピン、35操作レバー
ック機構及びそれを使用したドアチェック操作機構を示
す図、第2図はドアチェック操作機構を示す底面図、第
3図は車両扉開閉装置を示す図、第4図乃至第7図はド
アチェック機構の作動状態を示す図、第8図は従来のド
アチェック機構を示す断面図、第9図は従来のチェック
ステーを示す斜視図である。 1ドアチェック機構、2チェックステー 3、3a係合突起、4ストッパー 5センターピラー、6扉、7カバーケース 8、8a挟持体、11、16スプリング 12ローラー、19ステープレート 20長孔、21オープンストッパー 22係合ピン、35操作レバー
Claims (2)
- 【請求項1】チェックステーにストッパーおよび係合突
起を設けると共に、該チェックステーの他端をセンター
ピラーに回動自在に装着し、一方扉に固着したカバーケ
ース内にチェックステーの中間部を進退自在に貫通し、
又チェックステーの上下側に挟持体を各々上下動自在に
配設すると共に、下側の挟持体をスプリングにて上方賦
勢し、又上側の挟持体にローラーを当接し且つ、上下摺
動自在に配置すると共に、スプリングにてローラーを下
方賦勢したことを特徴とする車両扉開閉装置におけるド
アチェック機構。 - 【請求項2】ステープレートを扉に固着し、ステープレ
ートの前後方向に長孔を貫設し、該長孔に操作レバーと
連動して前後移動するオープンストッパーに設けた係合
ピンを遊嵌し、又前記ドアチェック機構におけるローラ
ーを上下揺動する連動手段をオープンストッパーに連繋
したことを特徴とする車両扉開閉装置におけるドアチェ
ック操作機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8498289A JP2660439B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | 車両扉開閉装置におけるドアチェック機構及びそれを使用したドアチェック操作機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8498289A JP2660439B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | 車両扉開閉装置におけるドアチェック機構及びそれを使用したドアチェック操作機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02266082A JPH02266082A (ja) | 1990-10-30 |
JP2660439B2 true JP2660439B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=13845821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8498289A Expired - Fee Related JP2660439B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | 車両扉開閉装置におけるドアチェック機構及びそれを使用したドアチェック操作機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2660439B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040029785A (ko) * | 2002-10-02 | 2004-04-08 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 도어체커장치 |
-
1989
- 1989-04-04 JP JP8498289A patent/JP2660439B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02266082A (ja) | 1990-10-30 |
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