JP2659703B2 - 多重サブサンプル伝送信号のデコーダ - Google Patents

多重サブサンプル伝送信号のデコーダ

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JP2659703B2
JP2659703B2 JP1363786A JP1363786A JP2659703B2 JP 2659703 B2 JP2659703 B2 JP 2659703B2 JP 1363786 A JP1363786 A JP 1363786A JP 1363786 A JP1363786 A JP 1363786A JP 2659703 B2 JP2659703 B2 JP 2659703B2
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佑一 二宮
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は多重サブサンプル伝送信号のデコーダに関す
るものであり、伝送路ノイズの大きさに応じてアダプテ
ィブに受信特性を変えて、常に得られるべき最良の画質
を得ようとするものである。
[開示の概要] 本発明は多重サブサンプル伝送信号のデコーダであっ
て、伝送路ノイズが存在する場合に、(1)ノイズレベ
ルを検出し、(2)ノイズレベルに応じて、ノイズリダ
クションの強さを変化し、(3)同様にして動き検出の
特性を変化する。
なお、本発明は本質的には後述するような多重サブサ
ンプル伝送方式および伝送信号の低域にフレーム間の折
り返し成分を含まない伝送方式ともに応用できる。な
お、以降、特に断らないときは多重サブサンプル伝送方
式(または信号)という表現は両方式を含む。
[従来の技術] 本発明に関しては、特に関係する従来技術はないが、
本発明は放送方式と直接関係する具体的なものであり、
ランダムノイズはフレーム間相関が無いことを利用して
いる装置はノイズリデューサー等に見られる通り一般的
である。
なお、テレビジョン信号を帯域圧縮する方法の1つ
に、フレーム間とフィールド間のオフセットサブサンプ
リングを用いた多重サブサンプル伝送方式、例えばMUSE
(Multiple Sub−Nyquist Sampling Encoding)と呼ば
れる現行の高品位テレビジョン信号多重サブサンプル伝
送方式があり、有効に帯域圧縮が実現されている。その
詳細は、例えば「電子通信学会技術研究報告 画像工学
IE84−72」に述べられている。
さらに、完全な1フレーム間差信号を用いて動き検出
を行って、受信機の構成を簡単にすると共に画質もかな
り改善することができる、伝送信号の低域にフレーム間
の折り返し成分を含まない多重サブサンプル伝送方式も
提案されている(特願昭60−106132号参照)。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明が解決しようとしている問題は、例えば伝送信
号の低域にフレーム間の折り返し成分を含まない伝送方
式を用いてハイビジョン放送を行った場合に、必ずしも
所要C/Nを得られぬことがあるので、理想とするC/Nより
低い場合でも良好な画質で受信できるようにすることに
ある。
低C/Nで良好な画質を得る方法としては、ノイズリダ
クションを行うことが有効である。ここに、ノイズリダ
クションとは、ノイズの重畳した伝送信号に関して、
「その非遅延信号と整数フレーム遅延信号とを加算する
場合、フレーム相関の大きい画像信号が振幅加算となる
のに対し、無相関のノイズは電力加算となるため、画像
信号に対するノイズ振幅が相対的に低下する」現象を利
用し、フレーム遅延線の入出力信号を加算することによ
り伝送信号のS/Nを改善する手法である。
ノイズリダクション回路の原理的構成を第4図に示
す。
入力の画像信号振幅をS1,ノイズ振幅(実効値)をN1, 出力の画像信号振幅をS2,ノイズ振幅(実効値)をN2, とすると、 すなわち、αによりS/N改善量を制御できる。しかし
ノイズリダクションを行うと、S/Nは改善されるが、多
少なりとも画質の劣化をもたらす、即ち、ある入力S/N
に対して最適化したノイズリダクションシステムは、そ
のS/Nの画像に対しては明らかに画質の改善をもたらす
が、より良い入力S/Nの信号に対しては、もはや改善す
べきノイズが無いだけにかえって画質の低下をもたらす
ことがある。従ってこの点は解決されることが望まし
い。
これと平行なことが動領域検出に関しても云える。即
ち、入力S/Nが良い時は動領域検出の感度が高い方が、
動物体を静止物体と間違えることが無く画質的に好まし
いが、S/Nが悪くなるとノイズのために静止物体を動物
体と間違える。フラットノイズの時はこのことはあまり
問題にならず、この間違いを起す程度のS/Nでは画質の
方も、もともと低いのでバランスが取れる。しかし、衛
星放送のようにノンリニア−エンファシスを用いる場合
は、エッジの周辺にのみノイズが残留するので、一見S/
Nが良い画質でも動領域検出が誤動作して問題となる。
本発明は以上の点を解決しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、多重サブサンプル伝送信号のサンプル間差
分を検出するサンプル間差分検出手段およびフィールド
またはフレーム周期のクロックで駆動され、前記サンプ
ル間差分検出手段の検出出力に基づいて前記伝送信号の
サンプル間差分のフレーム間差分を検出するフレーム間
差分検出手段を具え、前記伝送信号のクランプライン期
間あるいはフレームパルスラインの前半部のノイズレベ
ルを検出するノイズレベル検出手段と、該ノイズレベル
検出手段の検出出力の絶対値を出力する絶対値手段と、
フィールドまたはフレーム周期のクロックで駆動され、
前記絶対値手段の出力から時間軸方向の変動成分を除去
してノイズレベル検出信号として出力するテンポラルフ
ィルターと、低ノイズレベル時ほど“前記多重サブサン
プル伝送信号のレベル/前記ノイズレベル”の改善量を
抑制するように、前記テンポラルフィルターから出力さ
れたノイズレベル検出信号のレベルに応じてノイズリダ
クションの程度を切り替える手段とを具えたことを特徴
とする。
[実施例] 第1図は本発明にかかる具体的なノイズ検出およびノ
イズリダクションコントロールの実施例を示す。
第1図において、1は絶対値回路、2はスレッシホー
ルドロジック、3はテンポラルフィルター、4,5,6およ
び7はD型フリップフロップ、8,9および10は差算器、1
1は加算器、12は乗数αの乗算器、13はフレームメモリ
ーである。
入力信号は多重サブサンプル伝送信号そのものを用い
る。まず、差算器8によりフリップフロップ4のクロッ
クCK1(16MHz)の1クロックの差分を取り、次にこれを
フリップフロップ5において適当なタイミングクロック
(CK2)で固定する。このクロックCK2は例えばクランプ
ラインの中程あるいはフレームラインの前半の平坦部等
で立ち上る1フレームに1個のクロックである。
あとはこのクロック(CK2)を用いてフリップフロッ
ク6,差算器9によりフレーム間差分を取り、回路1によ
り絶対値を求めて、時間軸方向の変動成分を抑圧する低
域通過形テンポラルフィルター3を掛けてノイズレベル
に応じたレベルの信号を得る。
実際のコントロールは、段階化されたスレッシホール
ドロジック(実際はROM)Thによって例えば4段階位の
ノイズリダクションの程度を用意し、Thにより第4図の
乗算器の乗数αを制御する。たとえば、S/Nが非常に良
い時(すなわち検出されたレベルの低い時)はα=0と
して全くノイズリダクションを掛けず、レベルに応じて
αを1に近づけることにより順番に強いノイズリダクシ
ョンを掛けて行く。
なお、第1図の実施例では、クランプラインを用いる
場合はこのままやると、1フレームに一つのデーターし
か使用できず、損であるので、第2図に示すようにして
毎フィールドのデータを用いるようにすると検出のスピ
ードを倍にできる。第2図において、19は追加したD型
フリップフロップであり、他は第1図と同様である。
このときのクロックCK2は両フィールドのクランプラ
インでそれぞれ立ち上るクロックである。
なお、第1図,第2図にはハードワイヤドロジックで
示したが、この部分は高々60Hzのサイクル(第1図は30
Hz)で動作しているので、例えば4〜8ビット程度のマ
イクロプロセッサー1個で十分機能を実現できる。
次に動領域検出感度の制御であるが、動領域検出は単
にフレーム間差分を取るだけではなく、エッジでフレー
ム間差分の絶対値を割っている(実際は非線形な処理を
ROM等を用いて行っている。)第3図に示すような系統
を用いている。
第3図において、13はフレームメモリー、14はローパ
スフィルター、15はフレーム(間)差分絶対値回路、16
はエッジ検出回路、17は除算器、18は乗算器、2はスレ
ッシホールドロジックである。
このような動領域検出感度のコントロール系において
は、検出回路16からのエッジ検出信号の倍率を、ノイズ
レベルに応じて、ノイズが大きい時には、エッジが利く
ように大きくし、ノイズが小さい時には小さくするよう
に乗算器18およびスレッシホールドロジック2によって
コントロールを掛けると、仮りにノンリニアーエンファ
シスの場合でも、C/Nが低下してエッジ部にノイズが残
留しフレーム差分絶対値回路の出力がある程度発生して
も、動き領域信号が抑制され動領域検出が誤動作しなく
ても済む。
なお、実際の回路は第3図の点線内をROM等のテーブ
ル・ルッキングロジックで一括処理を行っており、従っ
てコントロールはテーブルを取り替えることによって行
われる。よって第3図に示すように機能的にバラバラに
考えることは若干困難であるが原理的にはこの通りであ
る。
なお第3図は1フレーム検出を例にとったが、2フレ
ーム検出に関しても全く同様である。
[発明の効果] 本発明により多重サブサンプル伝送信号のデコーダー
/受信機の受像画質を伝送路S/Nが低下しても、それな
りに最良に保つことができる。また、テンポラルフィル
ター3を含めて、ほとんどが低い動作速度で、すなわ
ち、フィールドまたはフレーム周期のクロックで動作す
るので、回路規模を極めて小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す系統図、 第2図は第2の実施例の一部を示す系統図、 第3図は同様の考えで動領域検出に応用した場合の実施
例を示す系統図、 第4図はノイズリダクション回路の原理的構成を示す図
である。 1……絶対値回路、 2……スレッシホールドロジック、 4,5,6,7……D型フリップフロップ、 8,9,10……差算器、 11……加算器、 12……乗算器。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−217778(JP,A) 特開 昭52−59520(JP,A) 特開 昭58−24275(JP,A) 特開 昭59−45770(JP,A) 特開 昭59−167110(JP,A) 特開 昭54−118727(JP,A) 実開 昭56−125681(JP,U) 特公 平6−20304(JP,B2) 特公 昭62−22309(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多重サブサンプル伝送信号のサンプル間差
    分を検出するサンプル間差分検出手段およびフィールド
    またはフレーム周期のクロックで駆動され、前記サンプ
    ル間差分検出手段の検出出力に基づいて前記伝送信号の
    サンプル間差分のフレーム間差分を検出するフレーム間
    差分検出手段を具え、前記伝送信号のクランプライン期
    間あるいはフレームパルスラインの前半部のノイズレベ
    ルを検出するノイズレベル検出手段と、 該ノイズレベル検出手段の検出出力の絶対値を出力する
    絶対値手段と、 フィールドまたはフレーム周期のクロックで駆動され、
    前記絶対値手段の出力から時間軸方向の変動成分を除去
    してノイズレベル検出信号として出力するテンポラルフ
    ィルターと、 低ノイズレベル時ほど“前記多重サブサンプル伝送信号
    のレベル/前記ノイズレベル”の改善量を抑制するよう
    に、前記テンポラルフィルターから出力されたノイズレ
    ベル検出信号のレベルに応じてノイズリダクションの程
    度を切り替える手段とを具えたことを特徴とする多重サ
    ブサンプル伝送信号のデコーダ。
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