JP2772291B2 - 多重サブサンプル伝送信号のデコーダ - Google Patents

多重サブサンプル伝送信号のデコーダ

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は多重サブサンプル伝送信
号のデコーダに関するものであり、伝送路ノイズの大き
さに応じてアダプティブに受信特性を変えて、常に得ら
れるベき最良の画質を得ようとするものである。 【0002】 【開示の概要】本発明は多重サブサンプル伝送信号のデ
コーダであって、伝送路ノイズが存在する場合に、
(1)ノイズレベルを検出し、(2)ノイズレベルに応
じて動き検出の特性を変化する。 【0003】なお、本発明は本質的には後述するような
多重サブサンプル伝送方式および伝送信号の低域にフレ
ーム間の折り返し成分を含まない伝送方式ともに応用で
きる。なお、以降、特に断らないときは多重サブサンプ
ル伝送方式(または信号)という表現は両方式を含む。 【0004】 【従来の技術】本発明に関しては、特に関係する従来技
術はないが、本発明は放送方式と直接関係する具体的な
ものであり、ランダムノイズはフレーム間相関が無いこ
とを利用している装置はノイズリデューサー等に見られ
る通り一般的である。 【0005】なお、テレビジョン信号を帯域圧縮する方
法の1つに、フレーム間とフィールド間のオフセットサ
ブサンプリングを用いた多重サブサンプル伝送方式、例
えばMUSE(Multiple Sub-Nyquist Sampling Encoding)と
呼ばれる現行の高品位テレビジョン信号多重サブサンプ
ル伝送方式があり、有効に帯域圧縮が実現されている。
その詳細は、例えば「電子通信学会技術研究報告 画像
工学 IE84-72 」に述べられている。 【0006】さらに、完全な1フレーム間差信号を用い
て動き検出を行って、受信機の構成を簡単にすると共に
画質もかなり改善することができる、伝送信号の低域に
フレーム間の折り返し成分を含まない多重サブサンプル
伝送方式も提案されている(特願昭60-106132 号参
照)。 【0007】 【発明が解決しようとする問題点】伝送信号の低域にフ
レーム間の折り返し成分を含まない伝送方式を用いてハ
イビジョン放送を行った場合に、必ずしも所要C/Nを
得られぬことがあるので、理想とするC/Nより低い場
合でも良好な画質で受信できるようにすることが望まし
い。 【0008】低C/Nで良好な画質を得る方法として
は、ノイズリダクションを行うことが有効である。ここ
に、ノイズリダクションとは、ノイズの重畳した伝送信
号に関して、「その非遅延信号と整数フレーム遅延信号
とを加算する場合、フレーム相関の大きい画像信号が振
幅加算となるのに対し、無相関のノイズは電力加算とな
るため、画像信号に対するノイズ振幅が相対的に低下す
る」現象を利用し、フレーム遅延線の入出力信号を加算
することにより伝送信号のS/Nを改善する手法であ
る。 【0009】ノイズリダクション回路の原理的構成を図
4に示す。 【0010】入力の画像信号振幅をS1 ,ノイズ振幅
(実効値)をN1 ,出力の画像信号振幅をS2 ,ノイズ
振幅(実効値)をN2 ,とすると、 【0011】 【数1】 【0012】すなわち、αによりS/N改善量を制御で
きる。しかしノイズリダクションを行うと、S/Nは改
善されるが、多少なりとも画質の劣化をもたらす。即
ち、ある入力S/Nに対して最適化したノイズリダクシ
ョンシステムは、そのS/Nの画像に対しては明らかに
画質の改善をもたらすが、より良い入力S/Nの信号に
対しては、もはや改善すべきノイズが無いだけにかえっ
て画質の低下をもたらすことがある。従ってこの点は解
決されることが望ましい。 【0013】これと並行なことが動領域検出に関しても
云える。即ち、入力S/Nが良い時は動領域検出の感度
が高い方が、動物体を静止物体と間違えることが無く画
質的に好ましいが、S/Nが悪くなるとノイズのために
静止物体を動物体と間違える。フラットノイズの時はこ
のことはあまり問題にならず、この間違いを起す程度の
S/Nでは画質の方も、もともと低いのでバランスが取
れる。しかし、衛星放送のようにノンリニア−エンファ
シスを用いる場合は、エッジの周辺にのみノイズが残留
するので、一見S/Nが良い画質でも動領域検出が誤動
作して問題となる。 【0014】本発明は以上の点を解決しようとするもの
である。 【0015】 【課題を解決するための手段】本発明は、多重サブサン
プル伝送信号のサンプル間差分を検出するサンプル間差
分検出手段と、該サンプル間差分検出手段の検出出力に
基づいて前記伝送信号のサンプル間差分のフレーム間差
分を検出するフレーム間差分検出手段と、該フレーム間
差分検出手段の検出出力の絶対値を出力する絶対値手段
と、フィールドまたはフレーム周期のクロックで駆動さ
れ、前記絶対値手段の出力から時間軸方向の変動成分を
除去してノイズレベル検出信号として出力するテンポラ
ルフィルターと、高ノイズレベル時ほど動領域検出の感
度を抑制するように、前記テンポラルフィルターから出
力されたノイズレベル検出信号のレベルに応じて、前記
伝送信号の動領域検出の感度を切り替える手段とを具え
たことを特徴とする。 【0016】 【実施例】図1は本発明にかかる具体的なノイズ検出お
よびノイズリダクションコントロールの例を示す。 【0017】図1において、1は絶対値回路、2はスレ
ッシホールドロジック、3はテンポラルフィルター、
4,5,6および7はD型フリップフロップ、8,9お
よび10は差算器、11は加算器、12は乗数αの乗算器、13
はフレームメモリーである。 【0018】入力信号は多重サブサンプル伝送信号その
ものを用いる。まず、差算器8 によりフリップフロップ
4のクロックCK1(16MHz)の1クロックの差分を取り、次
にこれをフリップフロップ5において適当なタイミング
クロック(CK2) で固定する。このクロックCK2 は例えば
クランプラインの中程あるいはフレームラインの前半の
平坦部等で立ち上る1フレームに1個のクロックであ
る。 【0019】あとはこのクロック(CK2) を用いてフリッ
プフロップ6,差算器9によりフレーム間差分を取り、
回路1により絶対値を求めて、時間軸方向の変動成分を
抑圧する低域通過形テンポラルフィルター3を掛けてノ
イズレベルに応じたレベルの信号を得る。 【0020】実際のコントロールは、段階化されたスレ
ッシホールドロジック(実際はROM)Thによって例えば
4段階位のノイズリダクションの程度を用意し、Thによ
り図4の乗算器の乗数αを制御する。たとえばS/Nが
非常に良い時(即ち検出されたレベルの低い時)はα=
0として全くノイズリダクションを掛けず、レベルに応
じてαを1に近づけることにより順番に強いノイズリダ
クションを掛けて行く。 【0021】なお、図1の例では、クランプラインを用
いる場合はこのままやると、1フレームに一つのデータ
ーしか使用できず、損であるので、図2に示すようにし
て毎フィールドのデータを用いるようにすると検出のス
ピードを倍にできる。図2において、19は追加したD型
フリップフロップであり、他は図1と同様である。 【0022】このときのクロックCK2 は両フィールドの
クランプラインでそれぞれ立ち上るクロックである。 【0023】なお、図1, 図2にはハードワイヤドロジ
ックで示したが、この部分は高々60Hzのサイクル(図1
は30Hz)で動作しているので、例えば4〜8ビット程度
のマイクロプロセッサー1個で十分機能を実現できる。 【0024】次に動領域検出感度の制御であるが、動領
域検出は単にフレーム間差分を取るだけではなく、エッ
ジでフレーム間差分の絶対値を割っている(実際は非線
形な処理をROM 等を用いて行っている。)図3に示すよ
うな系統を用いている。 【0025】図3において、13はフレームメモリー、14
はローパスフィルター、15はフレーム(間)差分絶対値
回路、16はエッジ検出回路、17は除算器、18は乗算器で
ある。2はスレッシホールドロジックである。 【0026】このような動領域検出感度のコントロール
系においては、検出回路16からのエッジ検出信号の倍率
を、ノイズレベルに応じて、ノイズが大きい時には、エ
ッジが利くように大きくし、ノイズが小さい時には小さ
くするように乗算器18およびスレッシホールドロジック
2によってコントロールを掛けると、仮りにノンリニア
ーエンファシスの場合でも、C/Nが低下してエッジ部
にノイズが残留しフレーム差分絶対値回路の出力がある
程度発生しても、動き領域信号が抑制され動領域検出が
誤動作しなくてすむ。 【0027】なお、実際の回路は図3の点線内をROM 等
のテーブル・ルッキングロジックで一括処理を行ってお
り、従ってコントロールはテーブルを取り替えることに
よって行われる。よって図3に示すように機能的にバラ
バラに考えることは若干困難であるが原理的にはこの通
りである。 【0028】なお図3は1フレーム検出を例にとった
が、2フレーム検出に関しても全く同様である。 【0029】 【発明の効果】本発明により多重サブサンプル伝送信号
のデコーダー/受信機の受像画質を伝送路S/Nが低下
しても、それなりに最良に保つことができる。また、テ
ンポラルフィルターを含めて、ほとんどが低い動作速度
で、すなわち、フィールドまたはフレーム周期のクロッ
クで動作するので、回路規模を極めて小さくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明にかかる具体的なノイズ検出およびノイ
ズリダクションコントロールの例を示す系統図である。 【図2】図1の構成の一部を変更した例を示す系統図で
ある。 【図3】本発明にかかる動領域検出の場合の例を示す系
統図である。 【図4】ノイズリダクション回路の原理的構成を示す図
である。 【符号の説明】 1 絶対値回路 2 スレッシホールドロジック 4,5,6,7 D型フリップフロップ 8,9,10 差算器 11 加算器 12 乗算器

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.多重サブサンプル伝送信号のサンプル間差分を検出
    するサンプル間差分検出手段と、 該サンプル間差分検出手段の検出出力に基づいて前記伝
    送信号のサンプル間差分のフレーム間差分を検出するフ
    レーム間差分検出手段と、 該フレーム間差分検出手段の検出出力の絶対値を出力す
    る絶対値手段と、 フィールドまたはフレーム周期のクロックで駆動され、
    前記絶対値手段の出力から時間軸方向の変動成分を除去
    してノイズレベル検出信号として出力するテンポラルフ
    ィルターと、 高ノイズレベル時ほど動領域検出の感度を抑制するよう
    に、前記テンポラルフィルターから出力されたノイズレ
    ベル検出信号のレベルに応じて、前記伝送信号の動領域
    検出の感度を切り替える手段とを具えたことを特徴とす
    る多重サブサンプル伝送信号のデコーダ。 2.特許請求の範囲第1項記載の多重サブサンプル伝送
    信号のデコーダにおいて、前記感度切替手段は、前記伝
    送信号の動領域検出の感度のエッジ依存性を切り替える
    ことを特徴とする多重サブサンプル伝送信号のデコー
    ダ。
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