JP2659120B2 - 前眼部断面撮影装置 - Google Patents
前眼部断面撮影装置Info
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- JP2659120B2 JP2659120B2 JP63034527A JP3452788A JP2659120B2 JP 2659120 B2 JP2659120 B2 JP 2659120B2 JP 63034527 A JP63034527 A JP 63034527A JP 3452788 A JP3452788 A JP 3452788A JP 2659120 B2 JP2659120 B2 JP 2659120B2
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- Japan
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- optical system
- photographing
- slit
- anterior ocular
- optical axis
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は前眼部断面撮影装置に関するものである。
〔従来技術〕 スリット投影系により眼球をスリット照明し、スリッ
ト投影系のスリット光軸に対し、傾斜した光軸の撮影光
学系を有する前眼部断面撮影装置はよく知られている。
この光学系の基本はシャインプルークの原理に基づき、
スリット面の延長とフィルム面の延長との交線が撮影レ
ンズの主平面の延長に含まれるように配置するというも
のである。
ト投影系のスリット光軸に対し、傾斜した光軸の撮影光
学系を有する前眼部断面撮影装置はよく知られている。
この光学系の基本はシャインプルークの原理に基づき、
スリット面の延長とフィルム面の延長との交線が撮影レ
ンズの主平面の延長に含まれるように配置するというも
のである。
第2図及び第4図はその撮影光学系の具体例である。
第2図では撮影レンズは撮影光学系の光軸に垂直に配置
され、像面は光軸に対して傾けられている。物体面と像
面が光軸となす角度(α、β)が等しい撮影倍率1の光
学系となる。
第2図では撮影レンズは撮影光学系の光軸に垂直に配置
され、像面は光軸に対して傾けられている。物体面と像
面が光軸となす角度(α、β)が等しい撮影倍率1の光
学系となる。
第3図は撮影レンズは撮影光学系の光軸に対して傾
け、像面は光軸に垂直にしている。
け、像面は光軸に垂直にしている。
〔本発明が解決しようとする課題〕 前者の撮影レンズを撮影光学系の光軸に垂直に配置す
る光学系においては、像面を光軸に対して傾けなければ
ならないので、撮影装置として既製のカメラを取り付け
ることができず、高価な特別製のカメラのみしか使用で
きないという欠点があった。また撮影倍率1の光学系の
場合、正方格子の像の縦横比は1対1であるが、第3図
に示すように場所による歪みが大きいという欠点があっ
た。
る光学系においては、像面を光軸に対して傾けなければ
ならないので、撮影装置として既製のカメラを取り付け
ることができず、高価な特別製のカメラのみしか使用で
きないという欠点があった。また撮影倍率1の光学系の
場合、正方格子の像の縦横比は1対1であるが、第3図
に示すように場所による歪みが大きいという欠点があっ
た。
後者の光学系においては、像面を光軸に対して垂直に
しているので、第2図の光学系におけるような特別製の
カメラを用意する必要はなくなった。しかしながら、正
方格子を撮影した場合、格子像の縦横比は1対1でなく
なり、物体からの変形が著しいという問題があった(第
5図)。
しているので、第2図の光学系におけるような特別製の
カメラを用意する必要はなくなった。しかしながら、正
方格子を撮影した場合、格子像の縦横比は1対1でなく
なり、物体からの変形が著しいという問題があった(第
5図)。
本発明の目的は、上記従来装置の欠点に鑑み、既製の
カメラの取付けが可能で、しかも像の変形を修正した前
眼部断面撮影装置を提供することにある。
カメラの取付けが可能で、しかも像の変形を修正した前
眼部断面撮影装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、被検眼にスリ
ット光を投影するスリット投影光学系と、スリット投影
系のスリット光軸に対し傾斜した光軸の前眼部断面撮影
光学系を有する前眼部断面撮影装置において、前記前眼
部断面撮影光学系の撮影レンズを傾けることにより像面
を光軸に対して垂直にするとともに、前眼部断面撮影光
学系にアナモルフィックレンズ系を配置したことを特徴
とするものである。
ット光を投影するスリット投影光学系と、スリット投影
系のスリット光軸に対し傾斜した光軸の前眼部断面撮影
光学系を有する前眼部断面撮影装置において、前記前眼
部断面撮影光学系の撮影レンズを傾けることにより像面
を光軸に対して垂直にするとともに、前眼部断面撮影光
学系にアナモルフィックレンズ系を配置したことを特徴
とするものである。
以下、本発明の1実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の1実施例の光学系の配置略図であ
る。
る。
この光学はスリット投影光学系、スリット断面撮影光
学系、アライメント観察光学系とから構成されている。
学系、アライメント観察光学系とから構成されている。
スリット投影光学系 12は撮影用光源で、光源1を出た光束はコンデンサレ
ンズ2で集光された後、スリット3を照明する。スリッ
ト3を出た光束はプリズム4で方向を変えた後、スリッ
ト投影レンズ5を通り、ビームスプリッター6で反射
し、被検眼7の前眼部にスリット像を投影する。
ンズ2で集光された後、スリット3を照明する。スリッ
ト3を出た光束はプリズム4で方向を変えた後、スリッ
ト投影レンズ5を通り、ビームスプリッター6で反射
し、被検眼7の前眼部にスリット像を投影する。
スリット像断面撮影光学系 被検眼7のスリット光断面は撮影レンズ20及びアナモ
ルフィックレンズ21で撮影面22上に投影される。このと
きスリット光断面と撮影レンズ主平面及び撮影面(像
面)22はシャインプルークの原理に基づき同一直線上で
交わっている。
ルフィックレンズ21で撮影面22上に投影される。このと
きスリット光断面と撮影レンズ主平面及び撮影面(像
面)22はシャインプルークの原理に基づき同一直線上で
交わっている。
アナモルフィックレンズはシリンドリカルレンズ(ト
ーリックレンズを使用することは差し支えないのでこれ
をも含む)の組合わせで構成されているので、1方向の
み像を拡大する作用を持っている。
ーリックレンズを使用することは差し支えないのでこれ
をも含む)の組合わせで構成されているので、1方向の
み像を拡大する作用を持っている。
アライメント観察光学系 8はアライメント及び固視用光源である。9はピンホ
ールである。光源8を出た光束は投影レンズ10で平行光
束にされた後、ビームスプリッター11で反射し、被検眼
7の前面部に照射される。照射された光束のうち1部は
角膜で反射し、もとの光軸に沿って逆行する。ビームス
プリッター6及び11を通った後、アライメント結像レン
ズ12,14により撮像面15に輝点を生ずる。またTVカメラ
の撮像面上にはレチクル17の像がレチクル投影レンズ19
により投影されている。よってこのレチクル像に対して
角膜反射の輝点を合わせることによりアライメントを行
なうことができる。
ールである。光源8を出た光束は投影レンズ10で平行光
束にされた後、ビームスプリッター11で反射し、被検眼
7の前面部に照射される。照射された光束のうち1部は
角膜で反射し、もとの光軸に沿って逆行する。ビームス
プリッター6及び11を通った後、アライメント結像レン
ズ12,14により撮像面15に輝点を生ずる。またTVカメラ
の撮像面上にはレチクル17の像がレチクル投影レンズ19
により投影されている。よってこのレチクル像に対して
角膜反射の輝点を合わせることによりアライメントを行
なうことができる。
また光源9は1部可視光を含んでいるので被検者にと
って見ることができる。よってこれを被検眼に注視させ
ることによって固視としても利用することができる。
って見ることができる。よってこれを被検眼に注視させ
ることによって固視としても利用することができる。
以上のような光学系の構成の実施例において、以下に
その動作を説明する。
その動作を説明する。
まず始めに被検眼と装置の位置合わせを行なう。被験
者には装置内部の固視灯8を固視するように指示する。
また固視灯8はアライメント用光源を兼ねている。光源
8を出た光束はアライメント固視投影レンズ10で平行光
束になった後、ビームスプリッター11,6を通過して被検
眼を照明する。照明された光束の中で角膜で反射した光
束の一部が光学系を逆行する。ビームスプリッター6,11
を通過後、アライメント結像レンズ12,14、ビームスプ
リッター13を通ってTVカメラの撮像面15に集光して輝点
を生ずる。この輝点は被検眼の角膜反射像と共役であ
る。また撮像面15上には、リング状のレチクル17がミラ
ー18、レチクル投影レンズ19、ビームスプリッター13、
投影レンズ14を介して投影されている。TVカメラに接続
された図示なきモニターTV上でレチクルと角膜反射によ
る輝点を合わせることにより被検眼と装置の正確な位置
合わせを行なうことができる。
者には装置内部の固視灯8を固視するように指示する。
また固視灯8はアライメント用光源を兼ねている。光源
8を出た光束はアライメント固視投影レンズ10で平行光
束になった後、ビームスプリッター11,6を通過して被検
眼を照明する。照明された光束の中で角膜で反射した光
束の一部が光学系を逆行する。ビームスプリッター6,11
を通過後、アライメント結像レンズ12,14、ビームスプ
リッター13を通ってTVカメラの撮像面15に集光して輝点
を生ずる。この輝点は被検眼の角膜反射像と共役であ
る。また撮像面15上には、リング状のレチクル17がミラ
ー18、レチクル投影レンズ19、ビームスプリッター13、
投影レンズ14を介して投影されている。TVカメラに接続
された図示なきモニターTV上でレチクルと角膜反射によ
る輝点を合わせることにより被検眼と装置の正確な位置
合わせを行なうことができる。
次に撮影用光源1を点灯する。光源1を出た光束はコ
ンデンサレンズ2で集光されスリット3を照明する。ス
リット3を出た光束はプリズム4、スリット投影レンズ
5、ビームスプリッター6を経て被検眼7の前眼部をス
リット状に照明する。
ンデンサレンズ2で集光されスリット3を照明する。ス
リット3を出た光束はプリズム4、スリット投影レンズ
5、ビームスプリッター6を経て被検眼7の前眼部をス
リット状に照明する。
スリット光で光切断された前眼部からの散乱光は、ス
リット光投影光学系の光軸に対して傾いた投影光学系に
向かい、投影レンズ20、アナモルフィックレンズ21によ
り撮影面22にスリット光断面像を作る。撮影面22にフィ
ルム又はTVカメラの撮像面を置くことによって前眼部の
断面像を撮影する。
リット光投影光学系の光軸に対して傾いた投影光学系に
向かい、投影レンズ20、アナモルフィックレンズ21によ
り撮影面22にスリット光断面像を作る。撮影面22にフィ
ルム又はTVカメラの撮像面を置くことによって前眼部の
断面像を撮影する。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、撮
影系の像面を光軸に対して垂直にすることができるの
で、特別に改造したスチールカメラやTVカメラを使わな
くても、一搬の撮影装置を取り付けることができる。さ
らに、像の変形が修正されているので、あおりによる不
自然な像の歪みがなく、画像解析する際にも処理がしや
すくなる。
影系の像面を光軸に対して垂直にすることができるの
で、特別に改造したスチールカメラやTVカメラを使わな
くても、一搬の撮影装置を取り付けることができる。さ
らに、像の変形が修正されているので、あおりによる不
自然な像の歪みがなく、画像解析する際にも処理がしや
すくなる。
第1図はこの発明の1実施例の光学系の配置略図、第2
図及び第4図は従来装置の撮影光学系配置図、第3図及
び第5図は第2図、第4図の光学系による場合の像の歪
みを説明する図である。 1……撮影用光源、3……スリット、7……被検眼、20
……撮影レンズ、21……アナモルフィックレンズ、22…
…撮影(撮像)面
図及び第4図は従来装置の撮影光学系配置図、第3図及
び第5図は第2図、第4図の光学系による場合の像の歪
みを説明する図である。 1……撮影用光源、3……スリット、7……被検眼、20
……撮影レンズ、21……アナモルフィックレンズ、22…
…撮影(撮像)面
Claims (2)
- 【請求項1】被検眼にスリット光を投影するスリット投
影光学系と、スリット投影系のスリット光軸に対し傾斜
した光軸の前眼部断面撮影光学系を有する前眼部断面撮
影装置において、前記前眼部断面撮影光学系の撮影レン
ズを傾けることにより像面を光軸に対して垂直にすると
ともに、前眼部断面撮影光学系にアナモルフィックレン
ズ系を配置したことを特徴とする前眼部断面撮影装置。 - 【請求項2】第1項記載の前眼部断面撮影光学系の撮影
面にはフィルム又はテレビカメラの撮像面を置くことを
特徴とする前眼部断面撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63034527A JP2659120B2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 前眼部断面撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63034527A JP2659120B2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 前眼部断面撮影装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01209043A JPH01209043A (ja) | 1989-08-22 |
JP2659120B2 true JP2659120B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=12416747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63034527A Expired - Lifetime JP2659120B2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 前眼部断面撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2659120B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012167260A2 (en) * | 2011-06-02 | 2012-12-06 | Avedro, Inc. | Systems and methods for monitoring time based photo active agent delivery or photo active marker presence |
-
1988
- 1988-02-16 JP JP63034527A patent/JP2659120B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01209043A (ja) | 1989-08-22 |
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