JP2658461B2 - セラミックススローアウェイチップ - Google Patents
セラミックススローアウェイチップInfo
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- JP2658461B2 JP2658461B2 JP34043789A JP34043789A JP2658461B2 JP 2658461 B2 JP2658461 B2 JP 2658461B2 JP 34043789 A JP34043789 A JP 34043789A JP 34043789 A JP34043789 A JP 34043789A JP 2658461 B2 JP2658461 B2 JP 2658461B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic
- present
- indexable insert
- grinding
- throw
- Prior art date
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- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、耐欠損性に優れたセラミックススローア
ウェイチップに関するものである。
ウェイチップに関するものである。
一般に、セラミックススローアウェイチップは酸化ア
ルミニウム、窒化ケイ素またはサイアロンを主成分とし
ており、強度が低いために刃先に面取りが施されてい
る。
ルミニウム、窒化ケイ素またはサイアロンを主成分とし
ており、強度が低いために刃先に面取りが施されてい
る。
上記面取りは、通常第4図に示されるようなカップ型
ダイヤモンド砥石1が使用され、カップ型ダイヤモンド
砥石の砥面に、表面研摩された正方形チップ形状焼結体
の陵部分を、上記カップ型ダイヤモンド砥石の半径方向
に押し当てながらA部分で面取りし、従来のセラミック
ススローアウェイチップを製造していた。
ダイヤモンド砥石1が使用され、カップ型ダイヤモンド
砥石の砥面に、表面研摩された正方形チップ形状焼結体
の陵部分を、上記カップ型ダイヤモンド砥石の半径方向
に押し当てながらA部分で面取りし、従来のセラミック
ススローアウェイチップを製造していた。
このようにして製造された従来のセラミックススロー
アウェイチップ2′は、第5図に示されるように、面取
り3に切刃陵線4に直角に研削キズ5が形成されてい
る。
アウェイチップ2′は、第5図に示されるように、面取
り3に切刃陵線4に直角に研削キズ5が形成されてい
る。
上記面取り3の切刃陵線4に直角に形成された研削キ
ズ5のある従来のセラミックススローアウェイチップ
2′を用いて切削抵抗の高い被削材を長時間切削する
と、第6図に示されるように、研削キズ5から亀裂8が
発生し、上記亀裂8は内部に垂直に伝播し、スローアウ
ェイチップに欠損が発生することがあった。
ズ5のある従来のセラミックススローアウェイチップ
2′を用いて切削抵抗の高い被削材を長時間切削する
と、第6図に示されるように、研削キズ5から亀裂8が
発生し、上記亀裂8は内部に垂直に伝播し、スローアウ
ェイチップに欠損が発生することがあった。
そこで、本発明者等は、従来よりも耐欠損性の優れた
セラミックススローアウェイチップを製造すべく研究を
行った結果、 面取り3に研削キズがあっても、第1図に示されるよ
うに、切刃陵線4に平行な研削キズ5を有するセラミッ
クススローアウェイチップは、欠損の発生が少ないとい
う知見を得たのである。
セラミックススローアウェイチップを製造すべく研究を
行った結果、 面取り3に研削キズがあっても、第1図に示されるよ
うに、切刃陵線4に平行な研削キズ5を有するセラミッ
クススローアウェイチップは、欠損の発生が少ないとい
う知見を得たのである。
この発明は、かかる知見にもとづいてなされたもので
あって、 セラミックススローアウェイチップの面取りに、切刃
陵線に平行な研削キズを有するセラミックススローアウ
ェイチップに特徴を有するものである。
あって、 セラミックススローアウェイチップの面取りに、切刃
陵線に平行な研削キズを有するセラミックススローアウ
ェイチップに特徴を有するものである。
切刃陵線4に平行な研削キズ5の付いた面取り3をも
つ本発明スローアウェイチップ2は、表面研摩された正
方形チップ形状焼結体の陵部分を、第4図のB部分にお
いて、回転するカップ型ダイヤモンド砥石の砥面に回転
方向に平行に押し当てながら研削することにより簡単に
製造することができる。
つ本発明スローアウェイチップ2は、表面研摩された正
方形チップ形状焼結体の陵部分を、第4図のB部分にお
いて、回転するカップ型ダイヤモンド砥石の砥面に回転
方向に平行に押し当てながら研削することにより簡単に
製造することができる。
第2図は、本発明セラミックススローアウェイチップ
2の面取り3の部分の一部拡大断面図であり、本願発明
セラミックススローアウェイチップでは、第2図に示さ
れるように、研削キズ5が面取り3の斜面に鋸状に形成
されるための切削性も向上する。
2の面取り3の部分の一部拡大断面図であり、本願発明
セラミックススローアウェイチップでは、第2図に示さ
れるように、研削キズ5が面取り3の斜面に鋸状に形成
されるための切削性も向上する。
さらに、第3図は、本願発明セラミックススローアウ
ェイチップの面取り3の部分の一部拡大断面図である
が、面取り3が本発明セラミックススローアウェイチッ
プ2の平面6および側面7とそれぞれ曲面で接続され、
このような刃先は耐欠損性を一層向上させることができ
る。その際、曲面の幅は、面取り幅の1/3以下とするの
が好ましい。
ェイチップの面取り3の部分の一部拡大断面図である
が、面取り3が本発明セラミックススローアウェイチッ
プ2の平面6および側面7とそれぞれ曲面で接続され、
このような刃先は耐欠損性を一層向上させることができ
る。その際、曲面の幅は、面取り幅の1/3以下とするの
が好ましい。
つぎに、この発明を、実施例にもとづいて具体的に説
明する。
明する。
それぞれ平均粒径0.5μmのAl2O3粉末およびZrO2粉末
を用意し、これら粉末を重量比で、 Al2O3:ZrO2=75:25 となるように配合し、ボールミルにより湿式混合したの
ち、バインダーを添加し、乾燥,造粒し、次いで金型プ
レスにより所定の角形形状に成形し、この成形体を、大
気中、温度:1500℃で焼結したのち、さらに圧力:2000気
圧、温度:1400℃、1時間保持の条件でHIP処理を行なっ
た。
を用意し、これら粉末を重量比で、 Al2O3:ZrO2=75:25 となるように配合し、ボールミルにより湿式混合したの
ち、バインダーを添加し、乾燥,造粒し、次いで金型プ
レスにより所定の角形形状に成形し、この成形体を、大
気中、温度:1500℃で焼結したのち、さらに圧力:2000気
圧、温度:1400℃、1時間保持の条件でHIP処理を行なっ
た。
このようにして得られた焼結体の表面をダイヤモンド
砥石にて正方形チップ形状に研削し、さらに上記正方形
チップの陵線を第4図のカップ型ダイヤモンド砥石のB
部分にて面取りし、切刃陵線に平行な粗さ:2S以下の研
削キズを有する本発明セラミックススローアウェイチッ
プ(1)を製造した。さらに上記本発明セラミックスス
ローアウェイチップ(1)の切刃陵線を研削して面取り
と平面および側面を曲面で接続した本発明セラミックス
スローアウェイチップ(2)を製造した。
砥石にて正方形チップ形状に研削し、さらに上記正方形
チップの陵線を第4図のカップ型ダイヤモンド砥石のB
部分にて面取りし、切刃陵線に平行な粗さ:2S以下の研
削キズを有する本発明セラミックススローアウェイチッ
プ(1)を製造した。さらに上記本発明セラミックスス
ローアウェイチップ(1)の切刃陵線を研削して面取り
と平面および側面を曲面で接続した本発明セラミックス
スローアウェイチップ(2)を製造した。
一方、上記正方形チップを第4図のA部分にて面取り
し、形成された面取りに、切刃陵線に直角な研削キズを
有する従来のセラミックススローアウェイチップを製造
した。
し、形成された面取りに、切刃陵線に直角な研削キズを
有する従来のセラミックススローアウェイチップを製造
した。
これら本発明セラミックススローアウェイチップ
(1)および(2)、並びに従来のセラミックススロー
アウェイチップを用い、S45Cの鋳鉄製被削材を、切削速
度:350m/min, 切込み:1.5mm, 送 り:0.25mm/rev., の条件で切削し、亀裂が発生するまでの時間を求めて、
その結果を第1表に示した。
(1)および(2)、並びに従来のセラミックススロー
アウェイチップを用い、S45Cの鋳鉄製被削材を、切削速
度:350m/min, 切込み:1.5mm, 送 り:0.25mm/rev., の条件で切削し、亀裂が発生するまでの時間を求めて、
その結果を第1表に示した。
第1表の結果から、本発明セラミックススローアウェ
イチップは、従来のセラミックススローアウェイチップ
よりも耐欠損性が優れていることがわかる。
イチップは、従来のセラミックススローアウェイチップ
よりも耐欠損性が優れていることがわかる。
この実施例では、Al2O3を主成分とするセラミックス
スローアウェイチップについて試験したが、この発明の
セラミックススローアウェイチップの主成分は、これに
限定されるものではなく、窒素ケイ素、サイアロンなど
その他のセラミックスについても適用可能である。
スローアウェイチップについて試験したが、この発明の
セラミックススローアウェイチップの主成分は、これに
限定されるものではなく、窒素ケイ素、サイアロンなど
その他のセラミックスについても適用可能である。
この発明は、セラミックススローアウェイチップの面
取りに形成される研削キズの方向を変えるだけで簡単に
耐欠損性を向上させることができ、機械産業の発展に大
いに貢献しうるものである。
取りに形成される研削キズの方向を変えるだけで簡単に
耐欠損性を向上させることができ、機械産業の発展に大
いに貢献しうるものである。
第1図は、この発明のセラミックススローアウェイチッ
プの斜視説明図、 第2図は、この発明のセラミックススローアウェイチッ
プの面取り部分の一部拡大断面図、 第3図は、この発明のセラミックススローアウェイチッ
プの他の実施例の面取り部分の一部拡大断面図、 第4図は、カップ型ダイヤモンド砥石の平面図、 第5図は、従来のセラミックススローアウェイチップの
斜視説明図、 第6図は、従来のセラミックススローアウェイチップの
研削キズから発生する亀裂の伝播状態を示す説明図。 1:カップ型ダイヤモンド砥石 2:本発明セラミックススローアウェイチップ 2′:従来のセラミックススローアウェイチップ 3:面取り、4:切刃陵線 5:研削キズ、6:平面 7:側面、8:亀裂
プの斜視説明図、 第2図は、この発明のセラミックススローアウェイチッ
プの面取り部分の一部拡大断面図、 第3図は、この発明のセラミックススローアウェイチッ
プの他の実施例の面取り部分の一部拡大断面図、 第4図は、カップ型ダイヤモンド砥石の平面図、 第5図は、従来のセラミックススローアウェイチップの
斜視説明図、 第6図は、従来のセラミックススローアウェイチップの
研削キズから発生する亀裂の伝播状態を示す説明図。 1:カップ型ダイヤモンド砥石 2:本発明セラミックススローアウェイチップ 2′:従来のセラミックススローアウェイチップ 3:面取り、4:切刃陵線 5:研削キズ、6:平面 7:側面、8:亀裂
Claims (2)
- 【請求項1】セラミックススローアウェイチップの面取
り部に、切刃陵線に平行な研削キズを有することを特徴
とするセラミックススローアウェイチップ。 - 【請求項2】請求項1記載のセラミックススローアウェ
イチップの面取り部は、上記セラミックススローアウェ
イチップの平面および側面と曲面で連続的につながれて
いることを特徴とするセラミックススローアウェイチッ
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34043789A JP2658461B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | セラミックススローアウェイチップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34043789A JP2658461B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | セラミックススローアウェイチップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03202207A JPH03202207A (ja) | 1991-09-04 |
JP2658461B2 true JP2658461B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=18336955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34043789A Expired - Lifetime JP2658461B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | セラミックススローアウェイチップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2658461B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2700463B1 (en) | 2012-08-22 | 2016-10-12 | Sandvik Intellectual Property AB | Method for manufacturing a support pad |
JP6451982B2 (ja) * | 2014-12-08 | 2019-01-16 | 三菱マテリアル株式会社 | 表面被覆切削工具 |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP34043789A patent/JP2658461B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03202207A (ja) | 1991-09-04 |
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