JP2658307B2 - 食器洗い機の洗浄制御装置 - Google Patents
食器洗い機の洗浄制御装置Info
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- JP2658307B2 JP2658307B2 JP63308009A JP30800988A JP2658307B2 JP 2658307 B2 JP2658307 B2 JP 2658307B2 JP 63308009 A JP63308009 A JP 63308009A JP 30800988 A JP30800988 A JP 30800988A JP 2658307 B2 JP2658307 B2 JP 2658307B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は食器などを洗浄し乾燥させる食器洗い機の洗
浄制御装置に関するものである。
浄制御装置に関するものである。
従来の技術 従来の食器洗い機の洗浄制御装置は、第5図に示す制
御を行なっていた。すなわち、給水後のステップ34で水
温の判定を行ない、設定温度を越えておればステップ37
でヒーターを断電するとともにステップ38で設定温度判
定フラグFを“1"とし、設定温度以下であればヒーター
は通電されたままである。そして、ステップ36あるいは
39で洗浄工程に入ってからの経過時間が設定時間を越え
たか判定している。したがって、次の工程へ移るには、
このステップ36または39を通過しつまり洗浄工程に入っ
てから設定時間を経過し、かつステップ40での設定温度
判定フラグが“1"であること、つまり少なくとも1回
は、水温が設定温度に達していることの2つの条件を満
たす必要がある。以上のように水温と洗浄時間を確保す
ることで洗浄性を確保するようにしていた。
御を行なっていた。すなわち、給水後のステップ34で水
温の判定を行ない、設定温度を越えておればステップ37
でヒーターを断電するとともにステップ38で設定温度判
定フラグFを“1"とし、設定温度以下であればヒーター
は通電されたままである。そして、ステップ36あるいは
39で洗浄工程に入ってからの経過時間が設定時間を越え
たか判定している。したがって、次の工程へ移るには、
このステップ36または39を通過しつまり洗浄工程に入っ
てから設定時間を経過し、かつステップ40での設定温度
判定フラグが“1"であること、つまり少なくとも1回
は、水温が設定温度に達していることの2つの条件を満
たす必要がある。以上のように水温と洗浄時間を確保す
ることで洗浄性を確保するようにしていた。
発明が解決しようとする課題 このような従来の食器洗い機の洗浄制御装置では、1
度運転した後等で洗浄槽内の温度が依然高温のままの状
態の時に、続けて運転を行なおうとした場合、給水され
る水温は設定温度により低いにもかかわらず、温度検知
手段の応答時間が遅ければ制御手段が設定温度と判定
し、設定温度判定フラグを“1"に設定してしまい、設定
時間のみ洗浄運転を行ない、実際の水温は未だ設定温度
に達せずとも次工程へ移行してしまい、十分な洗浄性能
が得られないという課題があった。
度運転した後等で洗浄槽内の温度が依然高温のままの状
態の時に、続けて運転を行なおうとした場合、給水され
る水温は設定温度により低いにもかかわらず、温度検知
手段の応答時間が遅ければ制御手段が設定温度と判定
し、設定温度判定フラグを“1"に設定してしまい、設定
時間のみ洗浄運転を行ない、実際の水温は未だ設定温度
に達せずとも次工程へ移行してしまい、十分な洗浄性能
が得られないという課題があった。
本発明は上記課題に鑑み、応答の遅い温度検知手段を
採用しても所定の洗浄性能を常に確保できるようにする
ことを目的とする。
採用しても所定の洗浄性能を常に確保できるようにする
ことを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、食器を収納する
洗浄槽と、前記洗浄槽内の水温を検知する温度検知手段
と、前記洗浄槽内を加熱する加熱手段と、前記温度検知
手段の信号により前記加熱手段を制御する制御手段とを
備え、前記制御手段は前記洗浄槽内の水を設定水温にま
で加熱する温水化洗浄工程において、その工程が開始し
てから所定時間経過後、温度検知手段の検知温度が少な
くとも1回設定水温到達したことを判定し、この判定結
果と工程設定時間経過とにより次工程への移動を決定す
る構成としている。
洗浄槽と、前記洗浄槽内の水温を検知する温度検知手段
と、前記洗浄槽内を加熱する加熱手段と、前記温度検知
手段の信号により前記加熱手段を制御する制御手段とを
備え、前記制御手段は前記洗浄槽内の水を設定水温にま
で加熱する温水化洗浄工程において、その工程が開始し
てから所定時間経過後、温度検知手段の検知温度が少な
くとも1回設定水温到達したことを判定し、この判定結
果と工程設定時間経過とにより次工程への移動を決定す
る構成としている。
作 用 この構成により、次工程へ移行するための判定時期
を、温度検知手段の応答時間に対して余裕をとった時点
にまで遅らせることができ、正確な水温を測定して誤判
定をなくし、所定の洗浄性能を常に確保できる。
を、温度検知手段の応答時間に対して余裕をとった時点
にまで遅らせることができ、正確な水温を測定して誤判
定をなくし、所定の洗浄性能を常に確保できる。
実施例 以下、本発明の実施例を第1図から第4図によって説
明する。
明する。
本実施例における食器洗い機の構成を第3図に示す。
図において、1は洗浄槽22内の温度を検出するサーミス
タ等の温度検知手段、24は洗浄槽22へ給水する給水弁、
25は食器23を載せるかご、26は洗浄槽22内部を加熱する
ヒーター、27は洗浄ポンプ28を駆動する洗浄ポンプモー
タ、29は洗浄ポンプ28で加圧された洗浄水を食器23へシ
ャワー状へ吐出するノズル、30は温度検知手段1等の種
々の入力信号にもとづき給水弁24,ヒータ26,洗浄ポンプ
モータ27等の負荷を逐次制御する制御装置である。この
制御装置の構成を第1図に示す。図において、2は温度
検知手段1の入力信号を受けて各負荷を制御する信号を
出力するマイクロコンピュータ、3はヒーター26をマイ
クロコンピュータ2の信号によって通電制御するヒータ
ー通電手段、4は洗浄ポンプモータ27をマイクロコンピ
ュータ2の信号によって制御する洗浄ポンプモータ駆動
手段、5は給水弁24をマイクロコンピュータ2の信号に
よって制御する給水弁駆動手段、6は洗浄槽22の洗浄水
を排水する排水ポンプをマイクロコンピュータ2の信号
によって制御する排水ポンプモータ駆動手段である。ま
た7は運転するプログラムの選択・始動・停止等の情報
をマイクロコンピュータ2に入力するキー入力回路、8
は運転中の工程等の表示を行なう表示手段である。
図において、1は洗浄槽22内の温度を検出するサーミス
タ等の温度検知手段、24は洗浄槽22へ給水する給水弁、
25は食器23を載せるかご、26は洗浄槽22内部を加熱する
ヒーター、27は洗浄ポンプ28を駆動する洗浄ポンプモー
タ、29は洗浄ポンプ28で加圧された洗浄水を食器23へシ
ャワー状へ吐出するノズル、30は温度検知手段1等の種
々の入力信号にもとづき給水弁24,ヒータ26,洗浄ポンプ
モータ27等の負荷を逐次制御する制御装置である。この
制御装置の構成を第1図に示す。図において、2は温度
検知手段1の入力信号を受けて各負荷を制御する信号を
出力するマイクロコンピュータ、3はヒーター26をマイ
クロコンピュータ2の信号によって通電制御するヒータ
ー通電手段、4は洗浄ポンプモータ27をマイクロコンピ
ュータ2の信号によって制御する洗浄ポンプモータ駆動
手段、5は給水弁24をマイクロコンピュータ2の信号に
よって制御する給水弁駆動手段、6は洗浄槽22の洗浄水
を排水する排水ポンプをマイクロコンピュータ2の信号
によって制御する排水ポンプモータ駆動手段である。ま
た7は運転するプログラムの選択・始動・停止等の情報
をマイクロコンピュータ2に入力するキー入力回路、8
は運転中の工程等の表示を行なう表示手段である。
このような構成の制御装置において、温水化工程での
動作を第2図によって説明する。まず、洗浄槽22内の水
位が設定水位に達する(ステップ9〜10)とステップ11
でヒーターと洗浄モータを同時にONして温水化による洗
浄工程が開始する。ステップ12では、温度検知手段1の
検知温度とあらかじめ設定している設定水温とを比較
し、前記検知温度が設定水温を越えていれば、ステップ
15でヒーターを断電し温調動作に入る。また、ステップ
16で洗浄工程が開始してからの経過時間と、あらかじめ
設定している判定遅延時間とを比較し、前記経過時間が
設定遅延時間を越えていればステップ17で設定温度判定
フラグを1にセットする。これは、温水化洗浄工程にお
いて、次工程に移行するための条件(ステップ19)を1
つ満足したということになる。ここで、判定遅延時間と
は温度検知手段1の応答速度を考慮して設定するもので
第4図によって説明する。食器洗い機を連続して運転さ
せる場合を考えると、第1回目運転の乾燥工程で洗浄槽
22内は食器23を乾燥させるために高温状態となってお
り、この直後に第2回目運転を開始すると給水工程等で
時間の経過はあるものの温度検知手段1は充分応答でき
ず、実際の水温からはかけ離れて高い温度の信号をマイ
クロコンピュータ2へ出力する。この状態で温水化の洗
浄工程が開始すると実際の水温が低いにもかかわらず、
次工程移行判定の設定温度に達していると誤判定する恐
れがあるため、この次工程移行判定を判定遅延時間の期
間だけ行なわないようにする。そして、温度検知手段1
が実際の水温に近い値を検知するようになった時点で次
工程移行判定を開始するものである。なお、本実施例で
は、次工程移行判定の設定温度と洗浄工程中の水温の温
調温度は同一の場合の例を示しているが、特に同じであ
る必要はない。
動作を第2図によって説明する。まず、洗浄槽22内の水
位が設定水位に達する(ステップ9〜10)とステップ11
でヒーターと洗浄モータを同時にONして温水化による洗
浄工程が開始する。ステップ12では、温度検知手段1の
検知温度とあらかじめ設定している設定水温とを比較
し、前記検知温度が設定水温を越えていれば、ステップ
15でヒーターを断電し温調動作に入る。また、ステップ
16で洗浄工程が開始してからの経過時間と、あらかじめ
設定している判定遅延時間とを比較し、前記経過時間が
設定遅延時間を越えていればステップ17で設定温度判定
フラグを1にセットする。これは、温水化洗浄工程にお
いて、次工程に移行するための条件(ステップ19)を1
つ満足したということになる。ここで、判定遅延時間と
は温度検知手段1の応答速度を考慮して設定するもので
第4図によって説明する。食器洗い機を連続して運転さ
せる場合を考えると、第1回目運転の乾燥工程で洗浄槽
22内は食器23を乾燥させるために高温状態となってお
り、この直後に第2回目運転を開始すると給水工程等で
時間の経過はあるものの温度検知手段1は充分応答でき
ず、実際の水温からはかけ離れて高い温度の信号をマイ
クロコンピュータ2へ出力する。この状態で温水化の洗
浄工程が開始すると実際の水温が低いにもかかわらず、
次工程移行判定の設定温度に達していると誤判定する恐
れがあるため、この次工程移行判定を判定遅延時間の期
間だけ行なわないようにする。そして、温度検知手段1
が実際の水温に近い値を検知するようになった時点で次
工程移行判定を開始するものである。なお、本実施例で
は、次工程移行判定の設定温度と洗浄工程中の水温の温
調温度は同一の場合の例を示しているが、特に同じであ
る必要はない。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように本発明によれば、温
水化洗浄工程における次工程移行判定を設定時間だけ遅
らせることにより、洗浄槽内の温度検知手段の応答が遅
いために実際の温度を誤検知して充分な洗浄時間を確保
できないというような現象を防止でき、よってより所定
の洗浄性能を確保することが可能となる。
水化洗浄工程における次工程移行判定を設定時間だけ遅
らせることにより、洗浄槽内の温度検知手段の応答が遅
いために実際の温度を誤検知して充分な洗浄時間を確保
できないというような現象を防止でき、よってより所定
の洗浄性能を確保することが可能となる。
第1図は本発明の一実施例における食器洗い機の洗浄制
御装置を示すブロック図、第2図は同制御装置の動作を
示すフローチャート、第3図は同食器洗い機の断面図、
第4図は同食器洗い機運転時における温度検知の説明
図、第5図は従来例における食器洗い機の洗浄制御装置
の動作を示すフローチャートである。 1……温度検知手段、2……マイクロコンピュータ、22
……洗浄槽、26……ヒーター、30……制御装置。
御装置を示すブロック図、第2図は同制御装置の動作を
示すフローチャート、第3図は同食器洗い機の断面図、
第4図は同食器洗い機運転時における温度検知の説明
図、第5図は従来例における食器洗い機の洗浄制御装置
の動作を示すフローチャートである。 1……温度検知手段、2……マイクロコンピュータ、22
……洗浄槽、26……ヒーター、30……制御装置。
Claims (1)
- 【請求項1】食器を収納する洗浄槽と、前記洗浄槽内の
水温を検知する温度検知手段と、前記洗浄槽内を加熱す
る加熱手段と、前記温度検知手段の信号により前記加熱
手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は前記
洗浄槽内の水を設定水温にまで加熱する温水化洗浄工程
において、その工程が開始してから所定時間経過後、温
度検知手段の検知温度が少なくとも1回設定水温に到達
したことを判定し、この判定結果と工程設定時間経過と
により次工程への移行を決定する食器洗い機の洗浄制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63308009A JP2658307B2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 食器洗い機の洗浄制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63308009A JP2658307B2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 食器洗い機の洗浄制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02154730A JPH02154730A (ja) | 1990-06-14 |
JP2658307B2 true JP2658307B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=17975795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63308009A Expired - Fee Related JP2658307B2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 食器洗い機の洗浄制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2658307B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61178084A (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-09 | 三洋電機株式会社 | 器具洗浄機 |
-
1988
- 1988-12-06 JP JP63308009A patent/JP2658307B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61178084A (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-09 | 三洋電機株式会社 | 器具洗浄機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02154730A (ja) | 1990-06-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |