JP2658235B2 - 幅圧下プレス装置の幅圧下制御方法 - Google Patents

幅圧下プレス装置の幅圧下制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は幅圧下プレス装置の幅圧下制御方法に関する
ものである。
[従来の技術] 従来、スラブ等の材料の圧延ラインにおいては、材料
は加熱炉で所定の温度に加熱された後圧延ラインに送出
され、整形ミルで所定幅に幅圧下された後水平ミルで所
定の板厚まで水平圧延されていた。
しかしながら、前記竪形ミルでは一度に幅圧下できる
量に制限があるため、近年、大きな幅圧下を容易且つ確
実に行うべく、材料の両側に該材料を挟んで一対の金型
を対向配置し、該金型を互いに近接・離反させる幅圧下
プレス装置を用いることが提案され現実に運転もされて
いる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前述の如き幅圧下プレス装置では、一
対の金型が互いに最も近接した位置の間隔を、幅圧下す
べき材料の幅寸法と同一となるように設定しているので
あるが、この場合実際に幅圧下された材料の幅寸法は、
幅圧下プレス装置や材料自体の弾性内圧縮の影響を受け
て設定値より大きくなってしまい、材料の幅寸法精度が
極めて悪く減圧下後、水平圧延されてできる成品の歩留
り低下につながっていた。
本発明は、斯かる実情に鑑み、幅寸法精度の高い材料
を得ることができ、成品の歩留り向上を図り得る幅圧下
プレス装置の幅圧下制御方法を提供しようとするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明は運転開始時、材料の温度を検出し、該温度及
び材料の種類と板厚と金型の圧下長さに応じた材料のば
ね定数と、プレス装置のばね定数と、材料に加わる予測
荷重とから、幅圧下する材料の設定幅に対する予測歪量
を求め、該予測歪量分金型間のギャップを設定幅より狭
めるよう該金型の押込み量を大きく設定することを特徴
とするものであり、更に加えて、運転開始後は、実際に
幅圧下した材料の幅寸法を検出し、該幅寸法と設定幅と
を比較して幅圧下した材料の設定幅に対する実際歪量を
求め、該実際歪量に応じて前記金型の押込み量を調整す
ることを特徴とするものである。
[作用] 従って、運転開始時には、材料の温度が検出され、該
温度及び材料の種類と板厚と金型の圧下長さに応じた材
料のばね定数と、プレス装置のばね定数と、材料に加わ
る予測荷重とから、幅圧下する材料の設定幅に対する予
測歪量が求められ、該予測歪量分金型間のギャップが狭
まるよう該金型が大きく押込まれ、材料の幅圧下が行わ
れる。
一方、運転開始後は、実際に幅圧下した材料の幅寸法
が検出され、該幅寸法と設定幅とが比較されて幅圧下し
た材料の設定幅に対する実際歪量が求められ、該実際歪
量に応じて前記金型の押込み量が調整され、材料の幅圧
下が行われる。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明の一実施例であり、ハウジング1の両
側部に軸支され駆動装置(図示せず)にて回転駆動され
るクランク軸2の偏心部2aに、先端に球面圧力受け3が
形成されたコネクティングロッド4を枢着し、該コネク
タティングロッド4の球面圧力受け3を、スライド5の
中空部に摺動可能に嵌挿された球面座6に回動自在に嵌
合せしめる。前記スライド5の中空部に嵌合させたナッ
ト7の雌ねじ部に、スラブ等の材料8の幅方向に延びる
スクリュー軸9の雄ねじ部を螺合すると共に、該スクリ
ュー軸9のスプライン部に、モータ10によってウォーム
11を介して回転駆動され得るように前記スライド5の中
空部に嵌入されたウォームホィール12を嵌装し、前記ス
ライド5に、前記ハウジング1に固定されたバランスシ
リンダ13のロッド14先端を連結し、前記スライド5を幅
方向反材料8側へ常時所望の力で付勢して前記スクリュ
ー軸9が常に前記球面座6端面に当接するようにし、更
に、前記スライド5に材料8を幅圧下するための金型15
を着脱可能に装着し、前記モータ10によるウォーム11を
介したウォームホィール12の回転駆動により前記ナット
7と螺合するスクリュー軸9が回転し前記スライド5を
材料8幅方向へ進退動せしめ前記金型15,15間のギャッ
プを調整し得るよう構成する。
更に、前記スライド5の押込み量Δxを検出する位置
検出器16と、前記金型15,15にて幅圧下された後の材料
8の幅W1を検出する幅検出器17と、材料8の温度Tを検
出する温度検出器18とを夫々配設し、運転開始時に予測
制御を行う場合、前記温度検出器18で検出した温度Tに
対応し且つ材料8の種類と板厚と金型15の圧下長さLに
応じた材料8のばね定数Kmを設定器19から選択して演算
器20へ入力すると共に設定器19により予め設定してある
プレス装置のばね定数Kp及び材料8に加わる予測荷重Py
を演算器20へ入力し、該演算器20にて予測歪量ΔWy、即
ち幅圧下した材料が設定幅Woよりどの程度大きくなるか
予測した値を にて算出し、ΔWy/2の値と前記位置検出器16で検出した
スライド5の押込み量Δxとを比較器21へ入力し、その
偏差が0となるよう圧下制御装置22からモータ10に対し
指令信号を出力し得るようにする。
一方、運転開始後、実際に幅圧下した材料8の幅寸法
W1を幅検出器17にて検出可能となった後は、前述の予測
制御からフィードバック制御に切換わるようにし、前記
演算器20には設定器23により予め設定してある設定幅W0
を入力すると共に前記幅検出器17で検出した幅寸法W1
入力し、該演算器20にて実際歪量ΔWを ΔW=W0−W1 …(2) にて算出し、ΔW/2の値と前記位置検出器16で検出した
スライド5の押込み量Δxとを比較器21へ入力し、その
偏差が0となるよう圧下制御装置22からモータ10に対し
指令信号を出力し得るようにする。
尚、前記スライド5は、図示しないガイドに案内され
材料8を挟んでその幅方向にクランク軸2の回転により
往復運動を行い、互いに近接、離反するようになってい
る。
実際に運転を開始する際には、温度検出器18にて材料
8の温度Tが検出され、該温度Tに対応する材料8のば
ね定数Kmが設定器19から選択され演算器20へ入力される
と共に設定器19により予め設定してあるプレス装置のば
ね定数Kp及び予測荷重Pyが演算器20へ入力され、該演算
器20にて予測歪量ΔWyが前述の式(1)に基づいて算出
され、ΔWy/2の値が比較器21へ入力される。同時に該比
較器21には位置検出器16にて検出されたスライド5の押
込み量Δxが入力され、ΔWy/2〜Δxの値が求められ、
その偏差が0となるように圧下制御装置22からモータ10
に対し指令信号が出力され、該モータ10によるウォーム
ホィール12が回転駆動される。該ウォームホィール12が
回転駆動されると、該ウォームホィール12とスプライン
を介して嵌合しているスクリュー軸9が回転し、該スク
リュー軸9と螺合しているナット7がスクリュー軸9の
軸方向に移動するため、スライド5が図示しないガイド
に沿って材料8の幅方向に進退動し、左右の金型15,15
間のギャップが、プレス装置や材料8の弾性内圧縮を見
込んだ値に調整される。この状態で駆動装置(図示せ
ず)にてクランク軸2を回転させると、コネクティング
ロッド4を介して前記スライド5が前記ガイドに沿い材
料8に対して近接、離反する往復運動を行い、搬送テー
ブル(図示せず)上に載せられ送られてくる材料8が金
型15,15によって設定幅Woにかなり近い寸法に幅圧下さ
れる。
続いて、実際に幅圧下された材料8の幅寸法W1が幅検
出器17にて検出されると、前記演算器20には前記幅検出
器17にて検出された幅寸法W1及び設定器23により予め設
定してある設定幅Woだけが入力され、前記演算器20にて
実際歪量ΔWが前述の式(2)に基づいて算出され、Δ
W/2の値が前記比較器21へ入力される。同時に、該比較
器21には前記位置検出器16にて検出されたスライド5の
押込み量Δxが入力され、ΔW/2−Δxの値が求めら
れ、その偏差が0となるよう前記圧下制御装置22から前
記モータ10に対し指令信号が出力され、前述と同様にス
ライド5が材料8の幅方向に進退動し、左右の金型15,1
5間のギャップが実際の検出値に基づいて調整され、該
金型15,15にて材料8が精度良く設定幅Woに幅圧下され
る。
こうして、運転開始時から幅圧下される材料の幅寸法
精度を大幅に向上させることができ、減圧下後、水平圧
延されてできる成品の歩留りも向上する。
尚、本発明の幅圧下プレス装置の幅圧下制御方法は、
上述の実施例にのみ限定されるものではなく、スラブ長
手方向往復自在な送りガイドに、前記各スライドをスラ
ブ幅方向摺動可能に嵌挿した走間式幅圧プレス装置にも
適用し得ること、等本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の幅圧下プレス装置の幅
圧下制御方法によれば、各種材質、板厚の材料を常に幅
寸法精度良く幅圧下することができ、幅圧下後、水平圧
延されてできる成品の歩留り向上をも図れるという優れ
た効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の平面図である。 8は材料、15は金型、16は位置検出器、17は幅検出器、
18は温度検出器、19,23は設定器、20は演算器、21は比
較器、22は圧下制御装置を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転開始時、材料の温度を検出し、該温度
    及び材料の種類と板厚と金型の圧下長さに応じた材料の
    ばね定数と、プレス装置のばね定数と、材料に加わる予
    測荷重とから、幅圧下する材料の設定幅に対する予測歪
    量を求め、該予測歪量分金型間のギャップを設定幅より
    狭めるよう該金型の押込み量を大きく設定することを特
    徴とする幅圧下プレス装置の幅圧下制御方法。
  2. 【請求項2】運転開始時、材料の温度を検出し、該温度
    及び材料の種類と板厚と金型の圧下長さに応じた材料の
    ばね定数と、プレス装置のばね定数と、材料に加わる予
    測荷重とから、幅圧下する材料の設定幅に対する予測歪
    量を求め、該予測歪量分金型間のギャップを設定幅より
    狭めるよう該金型の押込み量を大きく設定すると共に、
    運転開始後は、実際に幅圧下した材料の幅寸法を検出
    し、該幅寸法と設定幅とを比較して幅圧下した材料の設
    定幅に対する実際歪量を求め、該実際歪量に応じて前記
    金型の押込み量を調整することを特徴とする幅圧下プレ
    ス装置の幅圧下制御方法。
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IT1288870B1 (it) * 1996-03-25 1998-09-25 Danieli Off Mecc Dispositivo di compattazione laterale per bramme

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