JP2658222B2 - 熱可塑性エラストマー組成物およびその製造方法 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物およびその製造方法

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    • C08L91/00Compositions of oils, fats or waxes; Compositions of derivatives thereof

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は熱可塑性エラストマー組成物およびその製造
方法に関する。
熱可塑性エラストマーは,低硬度軟質であるという性
質と従来の熱可塑性樹脂と同様の押出,あるいは射出成
形等の加工法により成形可能であるという特徴を生かし
て,近年,自動車,家電部品等を中心に着実にその用途
を拡大しつつある。
とりわけ,オレフィン系熱可塑性エラストマーは,柔
軟性,耐熱性及び低温耐衝撃性に優れていることから自
動車の軽量化,意匠性及び合理化の動向と相まって,外
装部品用の材料として注目されている。
その代表例として自動車バンパー部品があるが,大型
機能部品であるだけに射出成形性,成形品外観,耐熱
性,低温耐衝撃性等の機械的性質及び塗装性などが高度
に要求される。
本発明は,低温耐衝撃性を維持しつつ射出成形性が良
好で,艶消し外観を有する大型成形品を提供し得る熱可
塑性エラストマー組成物及びその製造方法に関するもの
であり,とくに上記自動車部品としての利用を図ろうと
するものである。
<従来の技術> 従来,オレフィン系熱可塑性エラストマーとしては,
オレフィン系共重合体ゴムとオレフィン系プラスチック
とを主成分とするが,耐熱性及び低温耐衝撃性などの特
徴を効果的に発揮するには有機過酸化物等によるオレフ
ィン系共重合体ゴムの部分架橋技術が一般的である。
熱可塑性エラストマーの通常の射出成形条件に対応す
る温度/圧力下では,構成成分として用いるオレフィン
系共重合体ゴムの粘度は高く,かつ有機過酸化物等で部
分的に架橋すると一層熱可塑性エラストマーの流動性は
低下する。従って射出成形する場合,例えば製品が大型
でかつ薄肉であると,金型内での溶融した熱可塑性エラ
ストマーの流動性変化が大きく細部まで均一に充填する
ことが困難であったり,射出成形品表面にフローマーク
やウェルドラインなどの不良現象が発生し,商品価値が
大きく損われることが多かった。
とくに自動車バンパー部品に代表される大型の外装部
分の場合,柔軟性,耐熱性,低温耐衝撃性及び塗装性な
どを具備しながら,射出成形時の高流動性を有し,且
つ,最近の傾向として,艶消し外観を有するものが要求
されつつあり,これらの要求性質を合わせ有する熱可塑
性エラストマーが要望されていた。
<発明が解決しようとする課題> 艶消し外観を有するオレフィン系熱可塑性エラストマ
ーを得ようとすれば,ムーニー粘度の高いオレフィン系
共重合体ゴムの使用が不可欠であるが,そうすると射出
成形品表面にフローマーク,またはブツが発生し,外観
が悪くなる。
又,その製法に於いて、ムーニー粘度の高いオレフィ
ン系共重合体ゴム,オレフィン系プラスチック,鉱物油
系軟化剤およびビスマレイミド化合物を一括して溶融混
練して混合物を得,その後,有機過酸化物の存在下で動
的に熱処理することにより熱可塑性エラストマー組成物
が得られるが,混練時の操作性が鉱物油系軟化剤のため
に繁雑で取扱いにくく,鉱物油系軟化剤がゴムへ浸透す
るために時間を要し混練時間が長い欠点がある。
本発明はかかる処方上及び製法上の欠点をなくした低
温耐衝撃性を維持しつつ射出成形性が良好で,艶消し外
観を有する大型射出成形品を提供する熱可塑性エラスト
マー組成物,およびその製造方法に関するものである。
<課題を解決するための手段> 本発明は予め油展された特定のオレフィン系共重合体
ゴム,オレフィン系プラスチック,または有機過酸化物
で特定度合熱分解されたオレフィン系プラスチック及び
ビスマレイミド化合物からなる混合物において,ビスマ
レイミド化合物を均一に分散させ,その後,該混合物を
有機過酸化物の存在下で動的に熱処理することにより得
られる射出成形性が良好で,艶消し外観を有する熱可塑
性エラストマー組成物およびその製法であり,以下の要
件を有することを特徴とする。
すなわち,本発明の一つは,ムーニー粘度(ML1+4100
℃)が141〜200,プロピレン含有量が10〜60重量%であ
るオレフィン系共重合体ゴム(a)100重量部と鉱物油
系軟化剤(b)20〜60重量部とからなる油展オレフィン
系共重合体ゴム(A)24〜80重量部とオレフィン系プラ
スチック20〜76重量部(B)とからなる配合物(C)10
0重量部に対して,ビスマレイミド化合物(D)0.1〜3
重量部とからなる混合物を有機過酸化物(E)の存在下
で動的に熱処理することによりなることを特徴とする熱
可塑性エラストマー組成物に関するものである。
さらに別の発明は,ムーニー粘度(ML1+4100℃)が14
1〜200,プロピレン含有量が10〜60重量%であるオレフ
ィン系共重合体ゴム(a)100重量部と鉱物油系軟化剤
(b)20〜60重量部とからなる油展オレフィン系共重合
体ゴム(A)24〜80重量部とオレフィン系プラスチック
20〜76重量部(B)とからなる配合物(C)100重量部
に対して,ビスマレイミド化合物(D)0.1〜3重量部
を均一に分散させた後に,有機過酸化物(E)の存在下
で動的に熱処理することを特徴とする熱可塑性エラスト
マー組成物の製造方法に関するものである。
つまり,油展オレフィン系共重合体ゴムを用いて部分
架橋することにより,通常発生しやすい射出成形品表面
の外観不良(ブツと称するゲル状塊物,フローマーク)
が消失し,艶消し外観を有する成形品が得られることが
判明した。
又,特定量のビスマレイミド化合物を,事前に油展オ
レフィン共重合体ゴム,オレフィン系プラスチックまた
はその熱分解品からなる組成物中に均一に分散させた
後,有機過酸化物の存在下で動的に熱処理することによ
り部分架橋がより均一となり,外観不良がなくなる。
更に,又,油展オレフィン系共重合体ゴムを用いる
と,その構成成分であるオレフィン系共重合体ゴムと鉱
物油系軟化剤とを用いた場合よりも,混練操作性(省力
化,汚染度)が向上し,混練に要する時間も大幅に短縮
される。
以下,本発明の構成について具体的に説明する。
本発明で使用されるオレフィン系共重合体ゴム(a)
とは,例えばエチレン−プロピレン系共重合体ゴム,エ
チレン−プロピレン−非共役ジエン系ゴム,エチレン−
ブテン−非共役ジエン系ゴム,プロピレン−ブタジエン
系共重合体ゴムの如く,オレフィンを主成分とする無定
型ランダムな弾性共重合体である。これらの中で,特に
エチレン−プロピレン−非共役ジエン系ゴムが好まし
い。非共役ジエンとしてはジシクロペンタジエン,1,4−
ヘキサジエン,シクロオクタジエン,メチレンノルボル
ネン,エチリデンノルボルネン等があるが,特にエチリ
デンノルボルネンが好ましい。
より具体的な例としては,プロピレン含有量が10〜60
重量%,好ましくは20〜40重量%,エチリデンノルボル
ネン含有量が1〜30重量%,好ましくは3〜20重量%の
エチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共重合
体ゴム(以下,「EPDM」という。)であり,且つその10
0℃ムーニー粘度(ML1+4100℃)が,141〜200,好ましく
は141〜170である。
プロピレン含有量が10重量%より少ないと柔軟性が失
われ,60数量%より多いと機械的特性が低下する。
共重合体ゴムのムーニー粘度(ML1+4100℃)範囲は14
1〜200が好ましく,ムーニー粘度が141未満では,低温
耐衝撃性を発現させるために必要な引張特性が劣った組
成物しか得られず,一方200を越えると,射出成形品表
面にブツと称するゲル状塊物が認められ,そのために引
張強度や低温耐衝撃性が低下し好ましくない。
また,エチレン−プロピレン重合体ゴム,またはエチ
レン−プロピレン−非共役ジエン共重合体ゴムの場合
は,プロピレン含有量は,10〜60重量%が好ましい。ま
たプロピレン含有量が10重量%未満では,エチレン成分
が多くなることから共重合体ゴムに結晶性があらわれ,
その結果耐熱性が低下する。一方60重量%を超えると有
機過酸化物による分解反応が進み過ぎるので好ましくな
い。
又,該共重合体ゴムの沃素価(不飽和度)は好ましく
は16以下で,この範囲において流動性とゴム的性質のバ
ランスのとれた部分架橋された組成物が得られる。
本発明における鉱物油系軟化剤(b)としては,高沸
点の石油留分でパラフィン系,ナフテン系,あるいは芳
香族系等に区別されるものであり,オレフィン系共重合
体ゴムやオレフィン系プラスチックなどの混合物を動的
に熱処理する際,加工を容易にしたり,又カーボンブラ
ック等の分散を助けるのみでなく,得られた熱可塑性エ
ラストマー組成物の流動性を向上させたり,又硬さを低
下せしめて柔軟性,弾性を増す目的で使用されるもので
ある。
本発明における油展オレフィン系共重合体ゴム(A)
は,前記のオレフィン系共重合体ゴム(a)100重量部
あたり鉱物油系軟化剤(b)を20〜60重量部含有するも
のである。鉱物油系軟化剤が20重量部より少ないと射出
成形時の流動性が劣りフローマークが発生したり,ゲー
ト近傍の歪みが大きくなる。
一方,60重量部よりも多くなると引張物性や低温衝撃
性が低下し又射出成形品表面にブツと称するゲル状塊物
が発生し外観を著しく悪化させる。
尚,油展オレフィン系共重合体ゴムのうちのエチレン
−プロピレン−非共役ジエン共重合体ゴムのムーニー粘
度は,AST D−927−577に準拠し下式で算出される。
ML1:EPDMの粘度 ML2:油展EPDMの粘度 ΔPHR:EPDM100重量部当たりの油展量 本発明におけるオレフィン系プラスチック(B)とし
ては,例えばアイソタクチックポリプロピレンやプロピ
レンと他の少量のα−オレフィンとの共重合体,例えば
プロピレン−エチレン共重合体,プロピレン−1−ブテ
ン共重合体,プロピレン−1−ヘキセン共重合体,プロ
ピレン−4−メチル−1ペンテン共重合体等を挙げるこ
とができる。
また,オレフィン系プラスチックを有機過酸化物と混
合し,動的に熱処理することで分子量を減じ,樹脂の流
動性を増加させたものを使用すると,好ましい。
この,オレフィン系プラスチックは1,3−ビス(tert
−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼンに代表され
るような有機過酸化物で適度な熱分解されたものであ
る。すなわち熱分解される前のメルトインデックス
(M0)(JIS K7210,230℃)が1〜10g/10分,好ましく
は2〜6g/10分であるオレフィン系プラスチックを,有
機過酸化物で熱分解して,メルトインデックス(M1)を
20〜50g/10分,好ましくは30〜40/10分として用いられ
る。
すなわち,熱分解前後のメルトインデックス比(M1/M
0)は2〜50である。有機過酸化物による熱分解度(M1/
M0)が2未満では,組成物の流動性が劣ったり,射出成
形品表面にフローマークなどの不良現象が発生する。一
方熱分解度(M1/M0)が50を超えると,低温耐衝撃性を
発現させるために必要な引張特性が劣ったりする。好ま
しくは,3〜40,さらに好ましくは,5〜20である。
本発明におけるビスマレイミド化合物(D)として
は,N,N′−m−フェニレンビスマレイミド及びトルイレ
ンビスマレイミド等があり,N,N′−m−フェニレンビス
マレイミドは市販の例えばHVA−2(デュポン社製),
ソクシノールBM(住友化学社製)等を使用することがで
きる。
本発明における有機過酸化物(E)としては,2,5ジメ
チル2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン,2,5ジ
メチル2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3,
1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベン
ゼン,1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)3,5,5トリメチ
ルシクロヘキサン,2,5ジメチル2,5−ジ(パーオキシベ
ンゾイル)ヘキシン3及びジクミルパーオキシド等があ
る。これらは単独,あるいは必要に応じて混合して用い
てもよい。
(1) 組成割合 本発明における油展オレフィン系共重合体ゴム(A)
及びオレフィン系プラスチック(B)からなる混合物
(C)100重量部中の油展オレフィン系共重合体ゴム
(A)の割合は24〜80重量部である。24重量部未満では
有機過酸化物による架橋反応が不十分であり,又熱可塑
性エラストマーに要求される柔軟性,低硬度性に欠ける
結果となり,80重量部を超えると,自動車の外装部品用
として重視される射出成形品の外観が損なわれたり,耐
熱性が劣るので好ましくない。
(2) 製造方法および成形方法 本発明の製造方法に於いては,まず第一に,油展オレ
フィン系重合体ゴム(A),オレフィン系プラスチック
(B)及びビスマレイミド化合物(D)等の各成分を混
合し,溶融して混練するわけであるが,その方法として
は170〜280℃の温度範囲にて,ミキシングロールやバン
バリーミキサー,押出機,ニーダー及び連続ミキサー等
公知の混練用機械にて溶融混練を施して行なうことがで
き,好ましくはバンバリーミキサーで行われる。
本発明の製造方法においては,ビスマレイミド化合物
(D)が該混合物中で均一に分散されることが重要が技
術要素である。この場合,窒素や炭酸ガス等の不活性ガ
ス中で行なうことが望ましい。
次に,有機過酸化物(E)の存在下で動的に熱処理す
るわけであるが,上記と同様に公知の混練用機械を使用
して行なうことができる。
本発明による熱可塑性エラストマー組成物中には,必
要に応じてカーボンブラック等の充填剤や滑剤,顔料、
安定剤,紫外線吸収剤等の各種配合剤や変性成分を配合
することができる。
(3) 特性,用途等 本発明による熱可塑性エラストマー組成物は,射出成
形性が良好で,艶消し外観を有する射出成形品を与え
る。
すなわち,通常発生しやすい射出成形品表面のブツと
称するゲル状塊物が消失し,フローマーク,ヒケ,ウェ
ルドラインの目立ちが少ないことが特徴である。
本発明によって得られる熱可塑性エラストマー組成物
は以上の如き優れた効果を発揮するので,次の代表的な
用途例に例示される分野で利用することができる。
バンパー,バンパーコーナー,バンパーエアーダム
スカートなどのバンパー部品 サイドモール,ステアリングホイール,スプラッシ
ュバードなどの装飾機能を有する自動車外装部品 コネクター,キャッププラグ等の電気部品 <実施例> 以下に実施例,比較例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが,本発明はこれらによって制約されるものでは
ない。
なお,実施例に於ける組成物の外観,及び物性試験は
下記の方法によった。
(実施例における試験方法) (1) 試験片の作成方法 得られたエラストマー組成物を200℃にて射出成形
(住友重機械社製ネオマット射出成形機)を行ない,巾
100mm,長さ400mm,厚さ3mmの平板を得,各々の試験に供
した。
(2) 流動性(メルトインデックス) JIS−K7210に準拠して230℃,2.16Kg荷重下で測定し
た。
(3) 外観(フローマークの目立ち難さ及びブツの発
生度) 巾100mm,長さ400mm,厚さ3mmの平板の表面のフローマ
ークの目立ち難さ及びブツの発生度合を目視にて5点評
価法にてクラス分けした。
フローマークの評点基準 5:射形品全面に全く認められない 4:ゲート近傍に2〜3本認められる 3:ゲートから中央部までに認められる 2:ゲートから3/4の長さ付近まで認められる 1:射形品全面に認められる ブツの評点基準 5:ブツの発生なし 4:1mm以下のブツの発生 3:1〜3mmのブツの発生 2:3〜5mmのブツの発生 1:5mm以上の大きなブツの発生 (4) 曲げ弾性率 JIS−K7203に準拠して,スパン間距離50mm,1mm/minの
曲げ速度で測定した。
(5) 表面光沢 JIS−Z8741に準じ,入射角60゜で測定した。
(6) 引張強度,引長伸び率 JIS−K6760に準拠して,JIS2号ダンベル試験片を用い
て50mm/minの引張速度で測定した。
(7) 耐熱性(ヒートサグ) 巾20mm,長さ100mm,厚さ3mmの試験片を用いて片持梁法
にて120℃,1時間後の垂下量を測定した。
実施例1 ムーニー粘度(ML1+4100℃)143,プロピレン含有量25
重量%,エチリデンノルボルネン含有量5重量%のエチ
レン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共重合体ゴ
ム100重量部にパラフィン系プロセスオイル40重量部添
加された油展ゴム(以下油展EPDM−1と略す)48重量
部,熱分解される前のメルトインデックス(JIS−K−7
210,230℃,2.16Kg)が4であり,熱分解された後のそれ
が30である(M1/M0=7.5)ポリプロピン(以下PP−1と
略す)52重量部,及びN,N′−m−フェニレンビスマレ
イミド(以下BMと略す)0.4重量部とをバンバリーミキ
サーにて窒素雰囲気中180℃,8分間溶融混練を行なっ
た。その後ロールを通してシートカッターによりペレッ
トを製造した。
次に該ペレット(以下CP−1と略す)と1,3−ビス
(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン(以下
PO−1と略す)0.07重量部とを,タンブラーブレンダー
により混合し,このペレットを65ミリ押出機で窒素雰囲
気下240℃で押出すことにより,目的とする組成物のペ
レットを得た。
試験結果を表1に示す。
実施例2 実施例1において,PP−1の代わりに,メルトインデ
ックスが30(住友ノーブレン Z101A)を用いたほか
は,実施例1と同様の方法にて実施した。
実施例3 実施例1において,PP−1の代わりに,熱分解される
前のメルトインデックスが3(住友ノーブレン AH59
1)であり,熱分解された後のメルトインデックスが30
である(M1/M0=10)エチレン−プロピレン共重合体(P
P−2)を用いたほかは実施例1と同様の方法にて実施
した。
実施例4 実施例1において,BMを1.5重量部としたほかは実施例
と同様の方法にて実施した。
比較例1〜2 実施例1において,油展EPDM−1の代わりに,ムーニ
ー粘度(ML1+4100℃)30(比較例1)または240(比較
例2),プロピレン含有量25重量%,エチリデンノルボ
ルネン含有量5重量%のエチレン−プロピレン−エチリ
デンノルボルネン共重合体ゴム(油展EPDM−2または油
展EPDM−3)を用いたほかは実施例1と同じ方法にて比
較した。
比較例3〜4 実施例1において,油展EPDM−1 48重量部,PP−1 52
重量部の代わりに,油展PEDM−1 20重量部,PP−1 80重
量部(比較例3),油展EPDM−1 85重量部,PP−1 15重
量部(比較例4)を用いたほかは実施例1と同じ方法に
て比較した。
比較例5〜6 実施例1において,PP−1の代わりに,比較例5では
熱分解される前のメルトインデックスが4であり,熱分
解されたあとのメルトインデックスが7である(M1/M0
=1.75)PP−3,比較例6では各々のメルトインデックス
が2と120である(M1/M0=60)PP−4を用いたほかは実
施例1と同様の方法にて比較した。
比較例7〜8 実施例1において,パラフィン系プロセスオイル40重
量部の代わりに,比較例7では10重量部,比較例8では
80重量部としたほかは,実施例1と同様の方法にて比較
した。
比較例9〜10 実施例1において,BM0.4重量部の代わりに,比較例9
では0.05重量部,比較例10では4重量部としたほかは,
実施例1と同じ方法で比較した。
比較例11 実施例1において,BM0.4重量部が含有されたペレット
CP−1の代わりに,BMだけが含有されないペレットCP−
2(CP−1からBMだけを抜いた組成)を用い,かつCP−
2にPO−1 0.07重量部及びBM0.4重量部とを混合して
用いるほかは実施例1と同じ方法にて比較した。
比較例12 実施例1において,油展EPDM−1の代わりに,油展EP
DM−1の構成成分であるムーニー粘度(ML1+4100℃)14
3,プロピレン含有量25重量%,エチリデンノルボルネン
含有量5重量%のエチレン−プロピレン−エチリデンノ
ルボル、エン共重合体ゴム34.3重量部,パラフィン系プ
ロセスオイル13.7重量部,即ち予めオイルをゴムに含浸
せずに行なったほかは実施例1と同じ方法で比較した。
比較例13 比較例12において,ムーニー粘度(ML1+4100℃)143
のエチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共重
合体ゴム34.3重量部,PP−1 52重量部,及びBM0.4重量部
とをバンバリーミキサーにて5分間溶融混練し,その後
パラフィン系プロセスオイル13.7重量部添加し,10分間
混練を継続し,その後ロールを通しシートカッターによ
りペレットを製造したほかは,実施例1と同じ方法で比
較した。
<発明の効果> 予め油展された特定のオレフィン系共重合体ゴム,オ
レフィン系プラスチックまたは有機過酸化物で特定度合
熱分解されたオレフィン系プラスチック及びビスマレイ
ミド化合物からなる混合物において,ビスマレイミド化
合物を均一に分散させ,その後,該混合物を有機過酸化
物の存在下で動的に熱処理することにより,射出成形性
が良好で,艶消し外観を有する熱可塑性エラストマー組
成物が得られ,かつ,その製法において混練操作性が向
上し,混練に要する時間も大幅に短縮された。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ムーニー粘度(ML1+4100℃)が141〜200、
    プロピレン含有量が10〜60重量%であるオレフィン系共
    重合体ゴム(a)100重量部と鉱物油系軟化剤(b)20
    〜60重量部とからなる油展オレフィン系共重合体ゴム
    (A)24〜80重量部とオレフィン系プラスチック20〜76
    重量部(B)とからなる配合物(C)100重量部に対し
    て、ビスマレイミド化合物(D)0.1〜3重量部とから
    なる混合物を有機過酸化物(E)の存在下で動的に熱処
    理することによりなることを特徴とする熱可塑性エラス
    トマー組成物。
  2. 【請求項2】ムーニー粘度(ML1+4100℃)が141〜200、
    プロピレン含有量が10〜60重量%であるオレフィン系共
    重合体ゴム(a)100重量部と鉱物油系軟化剤(b)20
    〜60重量部とからなる油展オレフィン系共重合体ゴム
    (A)24〜80重量部とオレフィン系プラスチック20〜76
    重量部(B)とからなる配合物(C)100重量部に対し
    て、ビスマレイミド化合物(D)0.1〜3重量部とから
    なる混合物においてビスマレイミド化合物(D)を均一
    に分散させた後に、有機過酸化物(E)の存在下で動的
    に熱処理することを特徴とする熱可塑性エラストマー組
    成物の製造方法。
  3. 【請求項3】オレフィン系共重合体ゴム(a)が、エチ
    レン−プロピレン−非共役ジエン共重合体ゴムである請
    求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】オレフィン系共重合体ゴム(B)が、有機
    過酸化物で熱分解される前のメルトインデックス(M0
    (JIS K7210,230℃)が1〜10g/10分、熱分解された後
    のメルトインデックス(M1)が20〜50g/10分であり、か
    つM0/M1=2〜50のアイソタクチックポリプロピレン、
    もしくはプロピレン−α−オレフィン共重合体である請
    求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】ビスマレイミド化合物(D)がN,N′−m
    −フェニレンビスマレイミドである請求項1記載の組成
    物。
  6. 【請求項6】オレフィン系共重合体ゴム(a)が、エチ
    レン−プロピレン−非共役ジエン共重合体ゴムである請
    求項2記載の製造方法。
  7. 【請求項7】オレフィン系共重合体ゴム(B)が、有機
    過酸化物で熱分解される前のメルトインデックス(M0
    (JIS K7210,230℃)が1〜10g/10分、熱分解された後
    のメルトインデックス(M1)が20〜50g/10分であり、か
    つM1/M0=2〜50のアイソタクチックポリプロピレン、
    もしくはプロピレン−α−オレフィン共重合体である請
    求項2記載の製造方法。
  8. 【請求項8】ビスマレイミド化合物(D)がN,N′−m
    −フェニレンビスマレイミドである請求項2記載の製造
    方法。
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