JP2657624B2 - ピットマンアームプーラー - Google Patents

ピットマンアームプーラー

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JP2657624B2
JP2657624B2 JP16577694A JP16577694A JP2657624B2 JP 2657624 B2 JP2657624 B2 JP 2657624B2 JP 16577694 A JP16577694 A JP 16577694A JP 16577694 A JP16577694 A JP 16577694A JP 2657624 B2 JP2657624 B2 JP 2657624B2
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JP
Japan
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screw
nut
push
main
pitman arm
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JP16577694A
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三木男 林
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HAYASHI SEIKO KK
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HAYASHI SEIKO KK
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  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車におけるピット
マンアームのボールジョイントを抜取るプーラーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のピットマンアームプーラーは、専
ら一本の押ねじを回転してボールジョイントを押し抜い
ていた。そのため押ねじを回転するために過大な人力を
要し、極めて困難な作業の一つとなっていた。又、これ
を解消するための手段として押ねじとボールジョイント
との間に油圧シリンダを介入する方法も用いられてい
た。しかし、この方法による場合、油圧シリンダを収容
するスペースに限界があるためにシリンダの径は制約さ
れて小径となり、油圧の高圧化を招いていた。その結
果、シール系統に油漏れのトラブルが発生していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のピットマンプー
ラーは、一本の押ねじを回転してボールジョイントを押
し抜く際、その押ねじを回転するために要する過大な人
力を必要とした、又、押ねじとボールジョイントとの間
に油圧シリンダを介入する際、収容スペースが小さいた
めに油圧シリンダの径を小径としなければならず、従っ
て油圧の高圧化を来たして、シール系統に油漏れ等を発
生するおそれがある。本発明はこれらの欠点を無くし、
シリンダを用いることなく、小さい人力で、ボールジョ
イントを押し抜くピットマンプーラーを提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために、自動車の修理におけるピットマンアー
ムプーラーの構造において、主押ねじ1とハンガー5の
中心孔5aとが自由にスライドする如く構成し、かつ、
主押ねじ1に対してナット2を係合させ、かつ、ナット
2の両側には受座3と4を設け、かつ、これらの受座3
と4を、ハンガー5と係合し主押ねじ1に比して、ねじ
径とねじピッチを小さく設定した副押ねじ3’と4’と
対向させ、かつ、主押ねじ1を回転してその当て金1’
をボールジョイント6の上端部6’に強く押し当てるよ
うにし、次に副押ねじ3’と4’を交互に回転してナッ
ト2を下方に押し出し、副押ねじ3’と4’の推力をナ
ット2を経由して主押ねじ1の当て金1’に集中させ、
二本の副押ねじ3’と4’により発生する推力を一本に
合成させ、主押ねじ1の回転に要する人力を減少するよ
うにしたことを特徴とするピットマンアームプーラーで
ある。
【0005】
【作用】本発明は、ピットマンアームプーラーの構造に
おいて、主押ねじ1をハンガー5の中心に対して自由に
スライド出来る如く構成し、かつ、主押ねじ1にはナッ
ト2を係合させ、かつ、ナット2には両側に振分けた受
座3と4を設け、かつ、これらの受座3と4にはハンガ
ー5と係合し主押ねじ1に比してねじ径とねじピッチを
小さく設定した副押ねじ3’と4’を対向させる。
【0006】前記した構成の下で、主押ねじ1を回転し
て当て金1’をジョイント6の上端部に接触させ、ボー
ルを強圧する。次に副押ねじ3’及び4’を交互に回転
してナット2を下方に押し出し当て金1’によってボー
ルジョイント6の上端部を更に強圧し、ピットマンアー
ムのボールジョイント6を押し抜く。
【0007】
【実施例】図面について本発明の実施例を説明する。図
1は一部を切欠して示す正面図、図2は図1の側面図で
ある。1は主押ねじ、1’は主押ねじの先端に取付けた
当て金、2は主押ねじ1にねじ付けたナット、3及び4
はナット2の両側上端面に形成した受座、3’及び4’
は主押ねじ1に比してねじ径とねじピッチを小さく設定
した副押ねじであって、ハンガー5の両側に係合させて
いる。ハンガー5の中央部の中心孔5aには前記主押ね
じ1が自由にスライドする如く組み込まれている。前記
ナット2はハンガー5の下方において主押ねじ1にねじ
付けられる。1’は主押ねじ1の下端部に取付けた当て
金である。
【0008】6はピットマンアーム7のテーパー孔7a
に上端部のテーパー部6aを強く差し込んであるボール
ジョイントであって、ボールジョイント6の上端をねじ
部6bには、下端面をピットマンアーム7の上端面に対
向させたナット13が取付けられている。ピットマンア
ーム7の下端面は爪10と10’にて支承され、爪10
と10’は、爪10と10’のピン9とハンガー5のピ
ン12、爪10’のピン9’とハンガー5のピン12’
に橋架した吊板8と8’にてそれぞれハンガー5に吊下
げられている。11はピン12の先端部に嵌装したハン
ガー5を回転止めするハンドルである。
【0009】次に本発明の動作を説明する。ボールジョ
イント6のテーパー6aはピットマンアーム7に食いつ
いて容易に抜けないのが通常である。図1の如く自動車
におけるピットマンアーム7に爪10及び10’を引掛
けた状態で主押ねじ1を回転すると、主押ねじ1の先端
部は当て金1’を介してボールジョイント6の上端面
6’に強く押し当てられる。
【0010】従って、第二の手段として副押ねじ3’及
び4’を交互に回転してナット2を下方に押出す。そう
すれば、副押ねじ3’と4’の推力はナット2と係合す
る主押ねじ1の先端部に集中されてボールジョイント6
の上端面6’を強く押し下げたこととなる。この場合に
発生する推力は副押ねじ3’と4’の2箇所の合成値と
なるから、主押ねじ1単独の推力よりも増大した値の推
力となり、主押ねじ1を押し下げてボールジョイントを
ピットマンアーム7より容易に抜き取ることが可能とな
る。換言すれば主押ねじ1を回転するトルクに対して副
押ねじ3’と4’の回転トルクは小さくて足りることと
なる。
【0011】次に前記した如く爪10及び10’は吊板
8及び8’によって、ハンガー5に係止され、かつハン
ガー5の外側面によって支持されているから爪10と1
0’の開口が阻止される。このようにして爪10及び1
0’はピットマンアーム7を強く掴むこととなりボール
ジョイント6のテーパー部6aはピットマンアーム7の
テーパー部7aより抜取ることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は前記した如くハンガー5の中心
孔5aに主押ねじ1を自由にスライドできる如く構成
し、主押ねじ1にハンガー5の下方に配設したナット5
を係合させ、ナット5の両側に設けた受座3と4とに、
ナット5に係合した副押ねじ3’と4’を対向させる。
こうした状態で、主押ねじ1を回転してその先端部をボ
ールジョイント6の上端面6’に接触させ、その上端面
を強圧する。次に副押ねじ3’と4’を交互に回転して
ナット2を下方に押出す。これにより副押ねじ3’と
4’の推力は合成されて主押ねじの先端部に集中するこ
ととなる。この合成力は主押ねじ一本の推力に比し2倍
以上の推力となる。従って副押ねじ3’と4’を回転す
るトルクは主押ねじ単独の場合よりも小さなトルクで足
りることとなる。
【0013】従ってボールジョイント6をピットアーム
7より抜取る際油圧シリンダを使用する必要は無くな
り、簡単なリンク機構をもって足り、人力を小さくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一部を切欠した正面図である。
【図2】本発明の側面図である。
【符号の説明】
1 主押ねじ 1’ 当て金 2 ナット 3 受座 3’ 副押ねじ 4 受座 4’ 副押ねじ 5 ハンガー 5a ハンガーの中心孔 6 ボールジョイント 6’ ボールジョイントの上端部 6a ボールジョイントのテーパー部 7 ピットマンアーム 7a ピットマンアームのテーパー孔 8 吊板 8’ 吊板 9 ピン 9’ ピン 10 爪 10’ 爪 11 回転止めハンドル 12 ピン 12’ ピン 13 ボールジョイント用ナット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の修理におけるピットマンアーム
    プーラーの構造において、主押ねじ(1)とハンガー
    (5)の中心孔(5a)とが自由にスライドする如く構
    成し、かつ、主押ねじ(1)に対してナット(2)を係
    合させ、かつ、ナット(2)の両側には受座(3),
    (4)を設け、かつ、これらの受座(3),(4)に
    は、主押ねじ(1)に比してねじ径とねじピッチを小さ
    く設定し、かつ、ハンガー(5)と係合する副押ねじ
    (3’),(4’)を対向させ、その上で主押ねじ
    (1)を回転してその当て金(1’)をボールジョイン
    ト(6)の上端部(6’)に強く押し当てるようにし、
    次に副押ねじ(3’),(4’)を交互に回転してナッ
    ト(2)を下方に押し出し、副押ねじ(3’),
    (4’)の推力をナット(2)を経由して主押ねじ
    (1)の当て金(1’)に集中させ、副押ねじ
    (3’),(4’)により発生する推力を一本に合成さ
    せ、主押ねじ(1)の回転に要する人力を減少させる
    うにしたことを特徴とするピットマンアームプーラー。
JP16577694A 1994-06-27 1994-06-27 ピットマンアームプーラー Expired - Lifetime JP2657624B2 (ja)

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