JP2868608B2 - スローアウェイ式切削工具 - Google Patents

スローアウェイ式切削工具

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JP2868608B2
JP2868608B2 JP2296199A JP29619990A JP2868608B2 JP 2868608 B2 JP2868608 B2 JP 2868608B2 JP 2296199 A JP2296199 A JP 2296199A JP 29619990 A JP29619990 A JP 29619990A JP 2868608 B2 JP2868608 B2 JP 2868608B2
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rod
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chip
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成人 矢内
英夫 森
圭一 四方田
征雄 大谷
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/16Milling-cutters characterised by physical features other than shape
    • B23C5/20Milling-cutters characterised by physical features other than shape with removable cutter bits or teeth or cutting inserts
    • B23C5/22Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts
    • B23C5/2204Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts with cutting inserts clamped against the walls of the recess in the cutter body by a clamping member acting upon the wall of a hole in the insert
    • B23C5/2208Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts with cutting inserts clamped against the walls of the recess in the cutter body by a clamping member acting upon the wall of a hole in the insert for plate-like cutting inserts 
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2200/00Details of milling cutting inserts
    • B23C2200/04Overall shape
    • B23C2200/045Round
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2210/00Details of milling cutters
    • B23C2210/16Fixation of inserts or cutting bits in the tool
    • B23C2210/163Indexing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Machine Tool Positioning Apparatuses (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、丸形スローアウェイチップ(以下ではこ
れを丸駒チップと云う)を、現在使用している切刃領域
が摩耗したときに所定角度自動的に確実に回転させて新
しい切刃を割出し、再クランプすることを可能ならしめ
たスローアウェイ式切削工具に関する。
なお、ここで云う工具には勿論バイトも含まれるが、
この発明は、全刃の同時インデックスが望まれるスロー
アウェイカッタにおいて特に顕著な効果を奏する。
〔従来の技術〕
スローアウェイカッタは、切刃が寿命となった場合、
カッタを加工機から外し、コーナチェンジを各刃(各ス
ローアウェイチップ)について行う必要がある。また、
経済性の面から、切刃の使用済領域、未使用領域を正確
に入れ換えて未使用刃を無駄なく使用することが要求さ
れる。
ところが、従来の丸駒チップ用カッタは、第12図に示
す如きもの、即ち、切刃摩耗時に作業者がクランプA
(図は楔形クランプ)を緩め、チップ1を手で回転させ
て再度クランプするものが一般的であったため、後述の
課題があり、上の要求を満足させることができなかっ
た。
なお、スローアウェイバイトについてはチップのクラ
ンプとインデックスを自動化する試みがなされている
(例えば本出願人の提案による特開昭55−37221号等)
が、、カッタについてのこのような試みは少ない。即
ち、研究段階での試みとしては機械研ニュース(工業技
術院 機械技術所)1987No.6に開示されたものがある
が、これにも下記の課題が残されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
チップのクランプ及び回転を手作業に頼るカッタは、
第一に作業性、作業能率が悪い。フライス切削では、切
刃交換時にカッタを加工機から外す必要があり、また、
全刃についてインデックスとクランプを行わなければな
らないので、上記の問題は特に顕著である。
また、本出願人が特開昭55−37221号等が提案してい
るバイトは、1回の操作で1刃についての自動インデッ
クスを行うものであり、さらに、油圧を駆動源としてい
るため占有スペースも大きく、そのまゝではカッタへの
応用がきかない。しかも、インデックスについての正確
さに欠け、汎用の丸駒チップを使用することもできな
い。
一方、機械研ニュース1987No.6に示される技術は、カ
ッタを加工機から外さずに切刃交換を行えるが、1回の
操作で1刃についてのインデックス及びクランプを行う
ものであるので、全刃の切刃交換では操作回数が増え、
作業能率の向上、作業時間の短縮が充分とは云えない。
この発明の目的は、上述の諸々の課題を解決してカッ
タの全刃のインデックスとクランプを少ない操作で行え
るようにすることにある。
また、適用工具がカッタ、バイトのいずれであって
も、正確なインデックスと安定したクランプを可能なら
しめることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するこの発明のスローアウェイ式切
削工具は、2つの形態がある。
そのうちの1つ(以下では第1の工具と云う)は、チ
ップ座に開口した軸穴、一端に丸型スローアウェイチッ
プをねじ止めして上記軸穴に他端側から挿入するクラン
プ軸、クランプ軸他端の球状突起を接触させる斜面、チ
ップ側面の支持座、上記軸穴に挿入したクランプ軸をク
ランプロッドを介して軸直角方向に押し引きするクラン
プ、アンクランプ用の駆動源を具備するクランプ機構
と、クランプ軸と一体の一方向爪車、駆動源の力で進退
して前進時に爪車を回転させる押し爪、爪車の逆止爪の
3者から成るラチェット機構を有し、クランプロッド前
進時にそのロッドに押されたクランプ軸が横移動してチ
ップが側面支持座から離れ、かつ、上記斜面によりクラ
ンプ軸が一端側に向けて押し上げられ、この状態でラチ
ェット機構が作動してクランプ軸と共にチップが一定角
度回転し、クランプロッドの後退でクランプ軸がクラン
プ点に戻ってチップが側面支持座に圧接するようにした
ものである。
また、他の1つ(以下では第2の工具と云う)は、チ
ップ座に開口した軸穴、一端に円形スローアウェイチッ
プをねじ止めして上記軸穴に他端側から挿入するクラン
プ軸、チップ側面の支持座、上記軸穴に挿入したクラン
プ軸をクランプロッドを介して軸直角方向に押し引きす
るクランプ、アンクランプ用の駆動源を具備するクラン
プ機構と、クランプ軸と一体の一方向爪車、駆動源の力
で進退して前進時に爪車を回転させる押し爪、爪車の逆
止爪の3者から成るラチェット機構を有し、上記クラン
プ軸の一端近傍に、上記軸穴の穴面に接してテコの支点
を形成する円形フランジを設け、かつこの円形フランジ
よりも他端側のクランプ軸にくびれ部を設け、上記クラ
ンプロッドの先端部に、上記くびれ部に遊嵌された状態
で係合するテーパ面を形成し、クランプロッド後退時に
クランプ軸がアンクランプ方向に傾動してチップが支持
座から離れ、アンクランプ状態でラチェット機構が作動
してクランプ軸と共にチップが一定角度回転し、クラン
プロッドが前進するとクランプ軸が上記テーパ面の係合
作用で軸穴内に引込まれながらクランプ方向に傾動して
チップが座底面と側面支持座に圧接するようにさたもの
である。
これ等の工具の構成は、カッタ、バイトのどちらに適
用してもインデックスの正確化とクランプの安定化に効
果を奏する。
なお、これ等の構成をn(≧2)個の丸駒チップを具
備するスローアウェイカッタに適用して全刃のインデッ
クスとクランプをまとめて行う場合には、クランプ機構
とラチェット機構を各チップに対応してn個ずつ設け、
これを駆動源によって同時に作動させる。駆動源はクラ
ンプ用及びインデックス用のものを別々に設けてもよい
が、後述の実施例のように、カムから成る共通の駆動源
を用いると1回の操作で全作業が終了する。
バイトについても、クランプロッドと押し爪をクラッ
チでタイミングをずらして作動させると駆動源が1個で
済む。
このほか、チップの保持部を含めてインデックスを行
う部分をカートリッジ化しておくことも有効なことであ
る。
〔作用〕
第1の工具はクランプロッドが引込まれるとチップが
横移動して座の側面に押し付けられ、同時に、斜面の作
用でクランプ軸が軸穴内に引込まれるため座の底面にも
押し付けられる。一方、第2の工具はクランプロッド押
し出し時にクランプ軸が傾動して座側面への押し付け力
が生じ、また、くびれ部とロッド側テーパ面の係合作用
でクランプ軸が引込まれて座底面への押し付け力が生じ
る。従って、両者とも強固なクランプが実現する。
また、チップの回転割出しについても、 (1) ラチェット機能のストッパで逆転を防止したク
ランプ軸にチップを固定しているため、チップの無用の
回転、例えば、押し爪が復帰時に爪車に触れることによ
る逆転等が皆無になる。
(2) 押し爪を爪車の接線方向に動かすため、押し爪
が爪車から自然に外れる位置が一定し(その自然離脱点
は爪車の回転角度によって決まる)、チップの回転角度
も一定する。
(3) アンクランプ時にチップの座面が座底面から浮
き、座底面との間の摩擦が無くなるため、クランプ軸の
回転抵抗が小さくなる。
の各作用により、確実で安定したものとなる。
また、共通のカムを駆動源とするカッタは、カムの1
回の操作でアンクランプ、インデックス、再クランプの
一連の動作が全刃について同時に確実に行われる。
チップの保持とインデックスを行う部分をカートリッ
ジ化したものは、摩耗、破損等を生じ易い当該部の機能
をカートリッジの交換によって再生できるため、経済ロ
スが最小限に抑えられる。
〔実施例〕
第1図乃至第4図に、この発明の一実施例を示す。こ
れはスローアウェイカッタへの適用例であって前述の第
1の工具の構成を採用している。
第1図に示すように、丸駒チップ1は、カートリッジ
方式として単独交換を可能ならしめたインデックスユニ
ット2の敷板3上にテーパビス4を用いて装着される。
敷板3を支える座5はユニット2の基部となるブロック
6に加工されている。このブロック6には座5の底面に
開口する軸穴7を設けてあり、その軸穴にクランプ軸8
が組付けられる。チップ1は、クランプ軸8の上部外周
に敷板3を嵌め、上面にテーパビス4をねじ込んでクラ
ンプ軸8の上端に固定される。
クランプ軸8は、下端側にカッタボディ20側の斜面21
に接触させる球状突起9と爪車10を有している。
また、ブロック6には、クランプ軸8に対して直角向
きのクランプロッド11が軸方向スライド可能に組付けら
れている。例示のクランプロッド11は、確動カムとなる
穴(溝でもよい)と支点ピンを有する前部ロッド11aに
入力軸となる後部ロッド11bをピン結合した形にし、前
部ロッド11aの上述した穴にクランプ軸8を嵌めてあ
る。
12はクランプロッド11を後ろ向きに付勢する皿ばねで
あり、このばねの力でチップのクランプが行われる。
カッタボディ20の軸心部には、第3図及び第4図に示
すように、駆動源となるカム13が定位置回転可能に組付
けられている。このカム13には、クランプロッド11の後
端(入力端)に接してそのロッドを前向きに押す第1カ
ム面13aと、インデックスロッド14の後端に接してその
ロッドを前向きに押す第2カム面13bを2段に分けて設
けてある。カム面13a、13bは、チップ1の装着数と同数
存在する。また、カム13の先端には回転操作用のレンチ
穴13c(第4図参照)を設けてある。
先端に押し爪14aを具備するインデックスロッド14
は、第2図に示すように、コイルばね15で後ろ向きに付
勢してボディ20内に組付けてある。16はコイルばね17で
前向きに付勢して爪車10の外周に押し付けた爪車の逆止
爪であり、この逆止爪もボディ20内に組込まれている。
18はクランプ軸8に軸穴内への引込力を与えるコイルば
ねである。
上記インデックスユニット2は、カッタボディ20の先
端外周に設けた座溝22に装着され、複数本のボルト19で
ボディ20に着脱自在に固定される。
このようにしてユニット2を組付けると、ばね12に付
勢されたクランプロッド11は第1カム面13aの動きに沿
い、ばね15に付勢されたインデックスロッド14は第2カ
ム面13bの動きに沿う。
なお、チップ1のクランプ機構は、3、4、5、7、
8、11、12、13の各要素によって構成され、チップの回
転割出しのためのラチェット機構は10、13、14(14aを
含む)、15、17の各要素によって構成されている。
以上の如く構成した例示のカッタは、穴13cに角レン
チを係合させてカム13を第4図において反時計方向に定
角度回転させると、カム面13a、13bに押されて先ずクラ
ンプロッド11とインデックスロッド14が前進する。
後部ロッド11bに加えられた押し力は前部ロッド11aを
介してクランプ軸に伝わるため、ロッド11が前進すると
クランプ軸8は斜面21に沿って押し上げられながらアン
クランプ方向に横移動し、これによってチップ1が座5
の側面と底面から離れる。これは、インデックスの支障
となる摩擦抵抗を低減するのに有効な動作である。この
状態でインデックスロッド14が更に前進することで爪車
10が押し爪14aに押されて一定角度回転せしめられ、ク
ランプ軸と共にチップ1が一定角度回転して未使用刃の
正確な割出しがなされる。
次に、再クランプは、カム13をさらに回転させるとク
ランプロッド11が皿ばね12の力で面13aに沿って後退
し、そのためにクランプ軸8がクランプ方向に引かれて
チップ1が座側面に圧接する。また、このとき、クラン
プ軸8は斜面21上を滑り降りるため、敷板3も座底面に
密着し(その密着面にはばね18の力が加圧力として働
く)、これによって強固なクランプが行われる。
また、カム13の再クランプのための回転において、ば
ね15の力を受けたインデックスロッド14も後退し、次回
のインデックスの準備が整う。
以上の動作は、全個のインデックスユニットについて
同時に進行する。従って、作業はカムの1回の操作のみ
となり、作業時間の大巾短縮につながる。例えば、図示
の4枚刃カッタの切刃交換時間は、従来タイプであると
約10分を要したが、この発明のカッタは僅か0.5分で済
んだ。
なお、押し爪14aは線ばねから成るものを示したが、
板ばねで形成してもよく、また、前進時は爪車の外周に
係止し、後退時はピボット軸を支点に回動して爪車から
外れるようなものであってもよい。
さらに、カム面13a、13bを各1個とし、カム13を1回
転させる間に全刃のインデックスが終了するようにして
もよい。この場合、各刃のインデックス動作のタイミン
グが少しずつずれるが、カムの1回転中の動作であるの
で実質的には同時インデックスと云うことができる。
第5図乃至第7図は、この発明を適用したバイトの一
例を示している。このバイトは、前述のカッタとほゞ同
様のインデックスユニット2を本体30の先端の座溝31に
装着しているので、以下には相違点のみを述べる。
インデックスユニット2は、タイボルト32で本体30側
に引き寄せ、カバー兼用の押え板33で押えつけて強固に
固定されている。タイボルト32は本体30に回転可能に引
き留めてあり、押え板33を外すとレバーL(第7図参
照)の係止孔を有する操作ナット32aが外部に露出して
回転操作が可能となる。
クランプロッド11は、ピストンロッド34の先端に着脱
自在に接続され、上記ロッド34を有する油圧作動のピス
トン35によって押し引きされる。
ピストン35は堆力を高めるため2個を直列に設けてあ
る。これは本体の小型化を計るのに有効な構造である
が、このようにピストンを直列に複数設けることは必須
の要件ではない。
また、インデックスロッド14は、ロッド34上で摺動可
能な油圧作動の環状ピストン36に連結してこのピストン
で進退させるようにしてある。
37はエアー孔である。この孔37はタイボルト32の中心
に貫通させた連絡孔を介してエアーの供給口(図示せ
ず)に通じている。
このように構成したバイトは、本体内の第1シリンダ
室38aに油圧を導入するとクランプロッド11が前進して
アンクランプ状態になる。この状態になると孔37からエ
アーが吹き出されてチップ1及び敷板3周辺の残留切粉
が吹き落される。
次に、第3シリンダ室39aへの油圧導入でインデック
スロッド14が前進して未使用刃の割出しがなされる。
この後、第4シリンダ室39bへの油圧導入でロッド14
が復帰し、しかる後、第2シリンダ室38bへの油圧導入
でクランプロッド11が後退してチップの再クランプが終
了する。この際の詳細な動作及び作用は前述のカッタと
ほゞ同じであるので説明を省く。
第8図乃至第11図は、前述の第2工具の構成を採用し
たバイトと、このバイトにおける駆動力伝達部の動作状
態を示している。
図のように、ここで使用したクランプ軸40は、上端近
傍に軸穴7の穴面に接してテコの支点を形成する円形フ
ランジ41を有し、かつ、このフランジ41と爪車10との間
にくびれ部42を有している。
また、クランプロッド43は途中に連結部をもたない一
連のフラットなものを用いて確動カムとなる先端の穴に
クランプ軸のくびれ部42を遊嵌させてある。このクラン
プロッド43は、先端近くの下部にくびれ部42にテーパ係
合させるテーパ面44を有している。なお、このロッド43
の後退位置は中心の長孔45(第9図参照)内に挿入した
ストッパ46−1によって規制される。
47は、二又にした先端部をクランプ軸下端の外周溝に
係合させた板ばねであり、前述のばね18と同じ働きをす
る。
58はゴミの侵入を防ぐ弾性体のシールである。
また、49は、インデックスロッド48と一体に設けたス
ライダである。このスライダ49は長手方向途中の肩部に
前進位置を決めるストッパ46−2を有している。
インデックスロッド48先端の押し爪14aは、スライダ4
9が第10図の後退位置にあるときに爪車10の外周の爪に
係止する。
上下2段に配置したクランプロッド43とスライダ49の
後方には、その両者を前進させるスライドロッド50が設
けられている。このスライドブロックは、第9図の後退
位置にあるときにクランプロッド43からl離れる。
51は安全装置である。この安全装置は、スライダ49に
板ばね52を固着してその位置ばねの一端の球状突起53を
スライドブロック50の下面の凹部に50が後退した位置で
嵌め込むようにした一種のクラッチであり、突起53の係
合部に一定値を越える圧力が加わると53が凹部から外れ
てクラッチの係合が解ける。
第9図の54はクランプロッドの後部に緩く貫通したね
じ軸、46−3はブロック50の後退位置と前述のlの寸法
を調整するストッパである。
また、第8図の55はブロック50を駆動する油圧シリン
ダ、第9図の56はクランプロッド43を後ろ向きに押すコ
イルばね、57はばね56に被さるスペーサである。
かゝるバイトは、ピストン55aの後退力が直接クラン
プロッドに伝わり、重切削に発生し易いチップの座への
固着が解除される。ばね56は、アンクランプ時のクラン
プ軸をアンクランプ方向に傾け、チップの回転を円滑に
するので好ましい要素である。
このバイトは、ピストン55aを後退させるとスライダ4
9が第10図の位置に、クランプロッド43が第9図の位置
に各々後退する。このとき、クランプロッド43はくびれ
部42を引き動かし、そのためにクランプ軸40がフランジ
41の外周を支点にしてアンクランプ方向に傾き、チップ
1が座5の側面から離れ、敷板3も座の底面から浮く。
そして、この状態がばね56の力で次回クランプ時まで維
持される。
インデックスは、動作開始初期にはブロック50とスラ
イダ49が安全装置51を介して連結されているのでブロッ
ク50が前進するとスライダ49も同時に前進し、そのため
に、押し爪14aを動いてチップ1を一定角度回転させ
る。
スライドブロック50は、この後も前進しようとする
が、スライダ49はインデックス終了位置でl1のストロー
クを消化しきっており、ストッパ46−2が本体に当るた
めこれ以上は前進しない。このため、伝達荷重が限界を
越えて安全装置51が外れ、以後、ブロック50が単独で前
進してクランプロッド43を前進させる。そして、このク
ランプロッド43がくびれ部42との間の遊びが無くなった
位置からクランプ軸40を押してクランプ方向に傾動さ
せ、これによりチップ1が座5の側面に圧接する。ま
た、このとき、面44とくびれ部のテーパ係合作用でクラ
ンプ軸40が軸穴内に引込まれ、この力で敷板3も座5の
底面に強力に押し付けられて強固な再クランプが完了す
る。
これから判るように、バイトにおいても1つの駆動源
でインデックス、クランプの両動作を行わしめることが
できる。
なお、第8図のバイトは座5、軸穴8を本体30に加工
したが、この場合もインデックス部のカートリッジ化は
可能である。
また、若干の設計変更を行えばクランプロッド43とイ
ンデックスロッド14を前述のカッタと同様のカムで駆動
することができ、カッタへの応用もきく。但し、この構
成はクランプロッドの押し出しでクランプが行われるの
で、カムを駆動源にしてカッタに利用する場合には、カ
ムの緩み止めが必要である。
〔効果〕
以上説明したように、この発明によれば、クランプ軸
にチップをねじ止めし、このクランプ軸をクランプロッ
ドで軸直角方向に押し引きしてクランプ、アンククラン
プを行うので、強固なクランプが実現し、丸駒チップを
用いる重切削においても安定した加工が望める。
また、刃先の入れ替えは、逆止爪を有するラチェット
機構でクランプ軸を回転させて行い、しかし、この回転
時にはチップを座面から離して回転抵抗を減じるように
しているので、未使用刃の割出しも円滑かつ正確に行わ
れ、チップの不経済な使用が無くなる。加えて、使用チ
ップは汎用品で済むためこの面でも経済的に有利にな
る。
さらに、チップ取付け部、インデックス部をカートリ
ッジ化したものは、損傷時の機能再生をカートリッジ
(インデックスユニット)のみの交換によって実現でき
るため、経済的なロスがより減少し、保守も容易にな
る。
また、適用工具がカッタである場合には、共通の駆動
源を用いることにより、カッタを加工機に取付けたま
ゝ、アンクランプ→インデックス→再クランプの一連の
動作を一回の操作で全刃について同時に行わしめること
ができるため、段取り時間の大幅短縮が計れ、生産性の
向上、加工コストの削減等につながる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例のインデックスユニット
部の断面図、第2図は第1図のII−II線部の断面図、第
3図はインデックスユニットを装着したカッタの断面
図、第4図はその正面図、第5図は他の実施例(バイ
ト)の断面図、第6図はその一部破断平面図、第7図は
インデックスユニットを外して示す本体の正面図、第8
図は更に他の実施例(バイト)の断面図、第9図はクラ
ンプロッド後退時の周辺部材との位置関係を示す底面
図、第10図はスライダ後退時の周辺部材との位置関係を
示す底面図、第11図はスライダ前進時の周辺部材との位
置関係を示す底面図、第12図は従来の丸駒チップ用カッ
タのチップクランプ法の一例を示す図である。 1……丸駒チップ、 2……インデックスユニット、 3……敷板、4……テーパビス、 5……座、6……ブロック、 7……軸穴、8、40……クランプ軸、 9……球状突起、10……爪車、 11、43……クランプロッド、 12……皿ばね、13……カム、 13a……第1カム面、13b……第2カム面、 13c……レンチ穴、 14、48……インデックスロッド、 15、17、18、56……コイルばね、 16……逆止爪、19……ボルト、 20……カッタボディ、21……斜面、 22、31……座溝、30……バイトの本体、 32……タイボルト、33……押え板、 34……ピストンロッド、 35、36……ピストン、 41……円形フランジ、42……くびれ部、 44……テーパ面、 46−1〜46−3……ストッパ、 47、52……板ばね、49……スライダ、 50……スライドブロック、 51……安全装置、54……ねじ軸、 55……油圧シリンダ、55a……ピストン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 英夫 兵庫県伊丹市昆陽北1丁目1番1号 住 友電気工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 四方田 圭一 大阪府大阪市此花区島屋5丁目1番109 号 住友金属工業株式会社製鋼所内 (72)発明者 大谷 征雄 大阪府大阪市此花区島屋5丁目1番109 号 住友金属工業株式会社製鋼所内 (56)参考文献 特開 昭62−292303(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23B 27/00 - 27/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チップ座に開口した軸穴、一端に丸型スロ
    ーアウェイチップをねじ止めして上記軸穴に他端側から
    挿入するクランプ軸、クランプ軸他端の球状突起を接触
    させる斜面、チップ側面の支持座、上記軸穴に挿入した
    クランプ軸をクランプロッドを介して軸直角方向に押し
    引きするクランプ、アンクランプ用の駆動源を具備する
    クランプ機構と、クランプ軸と一体の一方向爪車、駆動
    源の力で進退して前進時に爪車を回転させる押し爪、爪
    車の逆止爪の3者から成るラチェット機構を有し、クラ
    ンプロッド前進時にそのロッドに押されたクランプ軸が
    横移動してチップが側面支持座から離れ、かつ、上記斜
    面によりクランプ軸が一端側に向けて押し上げられ、こ
    の状態でラチェット機構が作動してクランプ軸と共にチ
    ップが一定角度回転し、クランプロッドの後退でクラン
    プ軸がクランプ点に戻ってチップが側面支持座に圧接す
    るようにしてあるスローアウェイ式切削工具。
  2. 【請求項2】チップ座に開口した軸穴、一端に円形スロ
    ーアウェイチップをねじ止めして上記軸穴に他端側から
    挿入するクランプ軸、チップ側面の支持座、上記軸穴に
    挿入したクランプ軸をクランプロッドを介して軸直角方
    向に押し引きするクランプ、アンクランプ用の駆動源を
    具備するクランプ機構と、クランプ軸と一体の一方向爪
    車、駆動源の力で進退して前進時に爪車を回転させる押
    し爪、爪車の逆止爪の3者から成るラチェット機構を有
    し、上記クランプ軸の一端近傍に、上記軸穴の穴面に接
    してテコの支点を形成する円形フランジを設け、かつこ
    の円形フランジよりも他端側のクランプ軸にくびれ部を
    設け、上記クランプロッドの先端部に、上記くびれ部に
    遊嵌された状態で係合するテーパ面を形成し、クランプ
    ロッド後退時にクランプ軸がアンクランプ方向に傾動し
    てチップが支持座から離れ、アンクランプ状態でラチェ
    ット機構が作動してクランプ軸と共にチップが一定角度
    回転し、クランプロッドが前進するとクランプ軸が上記
    テーパ面の係合作用で軸穴内に引込まれながらクランプ
    方向に傾動してチップが座底面と側面支持座に圧接する
    ようにしてあるスローアウェイ式切削工具。
  3. 【請求項3】上記工具がn(≧2)個のスローアウェイ
    チップを具備するスローアウェイカッタであり、上記駆
    動源を除くクランプ機構の構成要素が各スローアウェイ
    チップに対応してそれぞれn個設けられ、上記駆動源
    は、クランプロッドを押すカム面と押し爪を押すカム面
    を上下2段に設けてカッタ本体の軸心部に同心配置する
    カムと、クランプロッド及び押し爪を個々に後退方向に
    付勢してそれ等の入力端を上記カムの対応したカム面に
    沿わせるバネとで構成されている請求項(1)又は
    (2)記載のスローアウェイ式切削工具。
  4. 【請求項4】上記軸穴、側面支持座を本体から独立した
    ブロックに設け、このブロックにクランプロッドと爪車
    を含むクランプ軸をもたせて1チップ当りに1個のカー
    トリッジを構成し、このカートリッジを本体の座溝部に
    着脱自在に取付けた請求項(1)、(2)又は(3)記
    載のスローアウェイ式切削工具。
  5. 【請求項5】押し爪の後方にスライダを一体的に設け、
    さらに、このスライダとクランプロッドの後方にスライ
    ドブロックを設けてこのブロックと上記スライダとの間
    にクラッチを配置し、上記スライドブロックに1つの駆
    動源を接続し、その駆動源に押されたスライドブロック
    がスライダを先行して定位置まで前進させ、その後クラ
    ッチが外れてスライダとの間に滑りを生じながらスライ
    ドブロックがクランプロッドを押すようにしてある請求
    項(2)記載のスローアウェイ式切削工具。
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