JP2656887B2 - 床材敷設構造 - Google Patents

床材敷設構造

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JP2656887B2
JP2656887B2 JP5091033A JP9103393A JP2656887B2 JP 2656887 B2 JP2656887 B2 JP 2656887B2 JP 5091033 A JP5091033 A JP 5091033A JP 9103393 A JP9103393 A JP 9103393A JP 2656887 B2 JP2656887 B2 JP 2656887B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は床材敷設構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の床材敷設構造においては、床面上
に畳を敷設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような床材敷設構
造においては、畳表を交換することによって保守を行な
っているが、この保守が面倒である。また、季節、用途
等により部屋の床面表面の素材を変えたい場合が生ずる
が、床面上に畳が敷設された部屋を床面上にカーペット
等が敷設された部屋にするためには、改築工事を行なう
必要があるから、床表面の素材を変えるのが面倒であ
る。
【0004】この発明は上述の課題を解決するためにな
されたもので、床材の保守が容易であり、また床表面の
素材を変えるのが容易である床材敷設構造を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明においては、床面上に基層材を配置し、上
記基層材上に帯状の第1の面ファスナを格子状に固定
し、上敷材の裏面に上記第1の面ファスナと結合可能な
第2の面ファスナを固定し、上記第1の面ファスナの幅
方向のほぼ中央の両側に隣接する上記上敷材に固定され
た上記第2の面ファスナを結合して、上記第1の面ファ
スナと上記上敷材の少なくとも辺全周部の上記第2の面
ファスナとを結合することにより複数の上記上敷材を上
記基層材に取り付ける。
【0006】この場合、上記基層材を多角形状とし、上
記基層材を複数配置し、上記上敷材を上記基層材と相似
形状または上記基層材を整数個に等分割した形状とし、
上記基層材の辺と上記上敷材の辺とを平行とする。
【0007】
【作用】この床材敷設構造においては、上敷材を容易に
着脱することができ、また上敷材の辺全周部が基層材に
確実に取り付けられ、また隣接する上敷材の端部が同一
の第1の面ファスナ上にあり、また第1の面ファスナを
案内にして上敷材を取り付けることができる
【0008】
【実施例】図1はこの発明に係る床材敷設構造を示す概
略平面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図2に示
した床材敷設構造の一部を示す断面図である。図に示す
ように、床面1上に半畳の大きさの基層材2が複数配置
され、基層材2の側面に配線用溝3が設けられ、複数の
基層材2が設置された部分の周囲に周辺基層材4が配置
され、基層材2上に帯状の雄面ファスナ5が格子状に
定され、周辺基層材4の全面に雄面ファスナ6が固定さ
れ、1畳の大きさの畳上敷材7の裏面全面に雌面ファス
ナ8が固定され、雄面ファスナ5の幅方向のほぼ中央の
両側に隣接する畳上敷材7に固定された雌面ファスナ8
を結合して、畳上敷材7の辺全周部および中央部の雌面
ファスナ8と雄面ファスナ5とを結合することにより畳
上敷材7が基層材2に取り付けられ、板周辺上敷材9の
裏面全面に雌面ファスナ10が固定され、雌面ファスナ
10と雄面ファスナ6とを結合することにより板周辺上
敷材9が周辺基層材4に取り付けられている。
【0009】この床材敷設構造においては、畳上敷材7
を容易に着脱することができるから、畳上敷材7の保守
が容易である。また、畳上敷材7を取り外して、たとえ
ば図4に示すように、半畳の大きさのカーペット上敷材
11を取り付けることができるから、床表面の素材を変
えるのが容易である。この場合、カーペット上敷材11
の辺全周部の雌面ファスナ(図示せず)と雄面ファスナ
5とが結合される。また、畳上敷材7の辺全周部が基層
材2に確実に取り付けられるから、畳上敷材7の辺部が
浮き上がるのを防止することができる。また、隣接する
畳上敷材7の端部が同一の雄面ファスナ5上にあるか
ら、隣接する畳上敷材7の間に段差が生ずることがな
く、また雄面ファスナ5を案内にして畳上敷材7を取り
付けることができるから、容易に畳上敷材7を敷設する
ことができる。また、周辺基層材4、板周辺上敷材7等
を設けているから、部屋広さが複数の基層材2を配置し
た広さよりも大きいときにも、容易に床材を敷設するこ
とができる。また、基層材2の側面に配線用溝3が設け
られているから、配線用溝3内に電線を収納すれば、コ
ンセントと離れた位置にテレビジョン等の電気製品を設
置したとしても、床表面上に配線する必要がない。ま
た、基層材2が一定の大きさであるから、基層材2を工
場で生産することができるので、床材敷設コストが安価
である。
【0010】図5はこの発明に係る他の床材敷設構造を
示す概略平面図、図6は図5のB−B拡大断面図であ
る。図に示すように、複数の基層材2が設置された部分
の2辺の外側に周辺基層材12が配置され、周辺基層材
12の全面に雄面ファスナ13が固定され、板周辺上敷
材14の裏面全面に雌面ファスナ15が固定され、雌面
ファスナ15と雄面ファスナ13とを結合することによ
り板周辺上敷材14が周辺基層材12に取り付けられて
いる。
【0011】この床材敷設構造においては、周辺基層材
12、板周辺上敷材14等をL字状に設ければよいか
ら、図1に示した床材敷設構造と比較して敷設作業が容
易である。
【0012】図7はこの発明に係る他の床材敷設構造の
一部を示す概略図である。図に示すように、床面1上に
畳2畳分の大きさの基層材16が複数配置され、基層材
16上に帯状の雄面ファスナ5が固定され、畳上敷材7
の辺全周部および中央部の雌面ファスナ8と雄面ファス
ナ5とを結合することにより畳上敷材7が基層材16に
取り付けられている。
【0013】図8はこの発明に係る他の床材敷設構造の
一部を示す概略図である。図に示すように、床面1上に
半畳の大きさの基層材17が複数配置され、複数の基層
材17上に帯状の雄面ファスナ5が固定され、畳上敷材
7の辺全周部および中央部の雌面ファスナ8と雄面ファ
スナ5とを結合することにより畳上敷材7が基層材17
に取り付けられ、畳上敷材7の辺は基層材17の中心線
上に位置している。また、雌面ファスナ10と雄面ファ
スナ5とを結合することにより板周辺上敷材9が基層材
17に取り付けられている。
【0014】なお、上述実施例においては、上敷材とし
て1畳の大きさの畳上敷材7、半畳の大きさのカーペッ
ト上敷材11を用いたが、任意の大きさ、形状の上敷材
を用いることができる。また、上述実施例においては、
上敷材として畳上敷材7、カーペット上敷材11を用い
たが、表面の素材が板、籐、キルク、麻、石、塩化ビニ
ル樹脂等のプラスチック、キルティング、繊維板等であ
る上敷材を用いることができる。また、図1、図5、図
7、図8に示した実施例においては、畳上敷材7のみを
基層材2、16、17に取り付け、図4に示した実施例
においては、カーペット上敷材11のみを基層材2に取
り付けたが、複数種類の上敷材を基層材2、16、17
に取り付けてもよい。また、一部または全部の基層材
2、16、17に面発熱体を設けてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る床
材敷設構造においては、上敷材を容易に着脱することが
できるから、床材の保守が容易であり、また床表面の素
材を変えるのが容易であり、また上敷材の辺全周部が基
層材に確実に取り付けられるから、上敷材の辺部が浮き
上がるのを防止することができ、また隣接する上敷材の
端部が同一の第1の面ファスナ上にあるから、隣接する
上敷材の間に段差が生ずることがなく、また第1の面フ
ァスナを案内にして上敷材を取り付けることができるか
ら、容易に上敷材を敷設することができる。このよう
に、この発明の効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る床材敷設構造を示す概略平面図
である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2に示した床材敷設構造の一部を示す断面図
である。
【図4】この発明に係る他の床材敷設構造を示す概略平
面図である。
【図5】この発明に係る他の床材敷設構造を示す概略平
面図である。
【図6】図5のB−B拡大断面図である。
【図7】この発明に係る他の床材敷設構造の一部を示す
概略図である。
【図8】この発明に係る他の床材敷設構造の一部を示す
概略図である。
【符号の説明】
1…床面 2…基層材 5…雄面ファスナ 7…畳上敷材 8…雌面ファスナ 11…カーペット上敷材 16…基層材 17…基層材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面上に基層材を配置し、上記基層材上に
    帯状の第1の面ファスナを格子状に固定し、上敷材の裏
    面に上記第1の面ファスナと結合可能な第2の面ファス
    ナを固定し、上記第1の面ファスナの幅方向のほぼ中央
    の両側に隣接する上記上敷材に固定された上記第2の面
    ファスナを結合して、上記第1の面ファスナと上記上敷
    材の少なくとも辺全周部の上記第2の面ファスナとを結
    合することにより複数の上記上敷材を上記基層材に取り
    付けたことを特徴とする床材敷設構造。
  2. 【請求項2】上記基層材を多角形状とし、上記基層材を
    複数配置し、上記上敷材を上記基層材と相似形状または
    上記基層材を整数個に等分割した形状とし、上記基層材
    の辺と上記上敷材の辺とを平行としたことを特徴とする
    請求項1に記載の床材敷設構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6030830B2 (ja) * 1977-03-15 1985-07-18 松下電工株式会社 建築用板の施工方法
JPH069231Y2 (ja) * 1988-08-16 1994-03-09 日東紡績株式会社 床材連結二重床

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