JP2654375B2 - 蒸着方法 - Google Patents

蒸着方法

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JP2654375B2
JP2654375B2 JP7175671A JP17567195A JP2654375B2 JP 2654375 B2 JP2654375 B2 JP 2654375B2 JP 7175671 A JP7175671 A JP 7175671A JP 17567195 A JP17567195 A JP 17567195A JP 2654375 B2 JP2654375 B2 JP 2654375B2
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    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/22Furnaces without an endless core
    • H05B6/24Crucible furnaces
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸着方法に関し、特に高
周波蒸着装置を使用する蒸着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蒸着装置は当分野では周知である。米国
特許第3401055号明細書は、そのような蒸着装置
が半導体集積回路加工技術でどのように使用されるかに
ついて記載している。具体的に云うと、本発明は、はん
だ等の金属を半導体上の複数の小さな領域に同時に付着
する方法を教示する。
【0003】半導体集積回路チップの密度が高まる(す
なわち、1チップあたり100万個以上の半導体デバイ
ス密度に近づく)につれて、蒸着膜は一層厳格な基準を
満たさねばならない。具体的に云うと、膜は、1つのウ
ェハ内で、又はウェハ毎に感知し得るほどのばらつきの
ない厚みを有さねばならず、導電率を低下させる酸化物
等の不純物の量を最小限に抑えねばならない。
【0004】従来の代表的な蒸着装置の構造を図2に示
す。真空室10は基部11と、真空源14に接続された
入口孔12を有する。基部11に取り付けられた台15
上に、蒸着される装入物19を入れたるつぼ16が置か
れている。複数の高周波加熱コイル22がるつぼ16の
周りにまかれ、適当な高周波発生源18(3キロワット
の電源等)に接続されている。適当な電源の一つは、米
国ニューヨーク州ロチェスターのENI社から販売され
ているENI PS300である。必要なら回転するこ
とができるホルダ23が、室10の上部から下がってい
るロッド21によって支持され、複数の加工物24がホ
ルダ23上に配置されている。各加工物24は、例え
ば、金属層で被覆すべき予め作成された複数のチップ部
位を有するシリコン等の半導体ウェハである。各ウェハ
は、半導体表面に付着される金属性パターンを明確に描
くフォトレジスト等の保護被覆を有することができる。
別法として、そのような保護被覆なしで、金属材料をウ
ェハに付着することもでき、その場合は、パターンは後
のサブトラクティブ・エッチングで画定される。
【0005】ステンレス鋼の一枚板から成るシャッタ2
5を、モータ26によって基板24とるつぼ16の間に
選択的に配置することができる。シャッタ25を左に移
動させて、るつぼ16からの蒸発物の放出を部分的又は
完全に阻止することができる。蒸発段階の間、蒸発物の
経路は、破線30で示すように、一般にあたかも蒸発物
が点源から出るようにほぼ円錐形をしている。
【0006】必要なら、蒸発源は、蒸着室10の下側の
完全に独立した室に配置することができる。このように
すると、蒸発源を加工物とは独立に加熱することができ
る。このシステムの一例は、バルザース(Balzers)S
CS800分離源ロード・ロック蒸着システムである。
るつぼから蒸発する材料のワイアをるつぼ内に供給し
て、装入物19が蒸発によって減少したとき自動的に補
給する機構27が蒸着室10内に設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、銅等の
蒸気圧の低い金属を付着するとき、最初の加熱及び溶融
段階で、材料中に含まれる不純物がその蒸発中に溶融蒸
発物源から不純物(例えば酸化物)の粒子を放出するこ
とがわかっていた。この「スピッティング」と呼ばれる
現象により、固体、液体、又は半固体の蒸発物と酸化物
大きな粒子が加工物に送られる。材料中にこれらの不純
物粒子が存在すると、大きな球、塊、又はボイド等の異
常が蒸着膜に現れる。これらの異常は膜の導電率を低下
させ、電気的欠陥等を生じさせて、完成品の生産歩留ま
りを下げる。例えば上記米国特許のような蒸着装置及び
技術を使って、蒸気圧の低い材料(例えば、銅)の高品
質な薄膜を均一に形成することは非常に難しい。従っ
て、蒸気圧の低い金属膜を効率的に付着し得る蒸着方法
が必要とされている。
【0008】さらに、従来技術の蒸発用るつぼは一般
に、その直径に対して比較的深く設計されていた。すな
わち、その深さが一般に直径の少なくとも2倍あった。
その結果、装入物が減少するにつれて、破線31で示す
ように、蒸発材料の流れが狭くなっていく。蒸着物がこ
のように狭くなるため、中央の加工物24にはホルダ2
3の周辺にある加工物よりもずっと多量の材料が蓄積さ
れ、付着の均一性を欠くことになる。
【0009】従って本発明の目的は、高密度の半導体集
積回路チップで必要とされる均一で高品質な蒸着薄膜を
実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、高品質で均一
な金属膜を半導体加工物(例えば、ウェハ)上に蒸着す
るための独自の蒸着方法に関するものである。本発明に
よれば、自己分別する(すなわち、酸化物の不純物から
純粋な金属が分離される)温度まで装入物を急速に加熱
し、その後で加工物上に付着させると、付着された膜か
ら酸化物の不純物が排除される。具体的に云うと、基板
及びるつぼの間にシールドを配置し、るつぼの中の装入
物を溶融するには充分であるが、蒸発させるには不十分
な第1の温度まで装入物を加熱するエネルギーをるつぼ
に供給し、第1の温度よりも高い第2の温度まで装入物
を加熱するようエネルギーを増加して、装入物が分留し
てその中に含まれる非金属の不純物が昇華又は蒸発する
のに充分な時間にわたってこのエネルギーを維持し、装
入物の温度が第3の温度になるようエネルギーを変化し
て装入物の金属を蒸発させ、基板とるつぼの間のシール
ドを除去して基板上に金属を蒸着する。本発明の蒸着方
法に適する蒸着源は、るつぼに入れた装入物の量と同じ
又はそれよりも大きい容積を有する高周波結合サセプタ
を含む。さらに、この蒸発源は、朝顔形の縁部を有する
るつぼを取り巻く一対の同軸、カップ状の熱シールドを
含み、るつぼは、熱絶縁体及び非金属性サセプタにより
最も内側の熱シールドの基部から離して支持される。る
つぼの朝顔形の縁部は、熱シールドの露出した縁部に重
なり、それを覆う。この蒸発源を使用することにより、
るつぼ内から蒸発する材料を急速に加熱して自己分別を
促進し、従って均一な厚みの膜をもたらしながら、導電
率を低下させる不純物を、付着した膜から除去すること
ができる。
【0011】
【実施例】図1に示す蒸発源50は、図2の支柱15及
びるつぼ16の代用となるように設計され、基本的に
は、外部熱シールド53を支持する基部11上の熱絶縁
柱又はスペーサ52を含む。外部熱シールド53内に
は、内部熱シールド55を支持し、且つ外部熱シールド
53から熱的に絶縁する第2の熱絶縁スペーサ54が含
まれる。内部熱シールド55内には第3の熱絶縁スペー
サ56が位置され、その上に、るつぼ58を支持するサ
セプタ57が配置されている。このるつぼは朝顔形の縁
部59を備え、縁部59はるつぼの内縁部から2つの熱
シールド53及び55の縁部、すなわち上端の上方へと
延びている。高周波加熱の分野では周知のように、電源
に合致した多数の高周波コイル22が上記構造を取り巻
いている。
【0012】図1に示すように、さらに、外部熱シール
ド53に結合された外部ケーシング60が、コイル22
を取り囲んで設けられている。ケーシング60は、蒸発
した材料がコイル22、外部熱シールド53、又は熱絶
縁柱52に付着するのを防止する。このケーシングは必
ずしも使用する必要がなく、取り除くこともできるが、
コイルの寿命を延ばすのに役立ち、蒸着作業の度にその
後で柱及び外部熱シールドを洗浄する必要がなくなるた
め、非常に望ましい。
【0013】稼働時には、高周波電源18が活動化され
ると、コイル22は高周波エネルギーを放出する。この
高周波エネルギーはコイル22の内側に集中し、コイル
22に隣接する材料に吸収される。この材料は、放出周
波数によってその中に渦電流が発生するために加熱し始
める。
【0014】装入物を自己分別し、比較的短時間で蒸発
する制御された温度まで加熱する必要があり、また、そ
れを可能な最少のエネルギー消費で行うことが望ましい
ので、最大量のエネルギーを吸収してそれを熱に変換
し、輻射及び伝導によってるつぼ58内の装入物材料1
9に熱を伝えるように、サセプタ57とるつぼ58の形
状及び構造を選択する必要がある。蒸発源50のその他
の構成要素は、この高周波吸収が最小になり、従ってそ
れらが加熱されるレベルが最小になるように選択する。
【0015】サセプタ57は、直径約28mm、高さ約
13mmのグラファイト・カーボンの中実の柱状ブロッ
クから成る。るつぼ58は直径約30mm、深さ約17
mmであり、蒸着される材料(例えば、銅)よりも蒸気
圧が低い材料(例えば、モリブデン)から成る。るつぼ
は、部分的に満たされる(すなわち、るつぼ内の材料は
高さ8mmのプールを形成する)ように、約30グラム
の材料を充填する。本発明者は、付着される装入物の最
初の体積がサセプタ57の体積と同じ大きさ(例えば、
深さ16mm)のとき、装入物は完全に自己分別するこ
とができることを発見した。装入物の量が減少するに従
って(すなわち、装入物とサセプタの体積比が小さくな
るに従って)、自己分別効率は増大する。一方、装入物
のサイズ又は体積を増大させるか、サセプタを小さくす
るか、又は両方の組み合わせにより、装入物とサセプタ
の体積比を増大させた場合、この自己分別過程はあまり
効率的ではなくなる。装入物とサセプタの日が非常に高
い場合、付着された膜の特性を改善するのに充分な程度
の自己分別は起こらない。
【0016】サセプタ57は、比較的大きな塊であり、
かつ高周波による加熱を非常に受け入れやすく、るつぼ
58に入れた装入物19が溶融し、蒸発するのに必要な
所期のレベルまで装入物19が加熱される。そのような
サセプタは、装入物が高周波エネルギーをあまり吸収し
ない蒸気圧の低い材料(例えば、銅又は金)であると
き、特に必要とされる。
【0017】考察中の装置が載置される基部11は通常
金属製であり、比較的大きい。従って、基部11は放熱
性が大きい(すなわち、吸熱器として働く)。るつぼの
中味を急速に加熱する必要があるので、外径約38m
m、高さ約34mm、内径約32mmの中空柱状の石英
熱絶縁体52が、基部11から外部熱シールド53を支
持するために設けられている。この外部熱シールド53
は高密度シリカで形成されたカップであり、壁厚約3m
m、外径約42mm、高さ約44mmである。同様に、
やはり直径約33mm、高さ約5mm、幅約1.5mm
のリング状の石英スペーサ54がカップ状の外部シール
ド53の底部に設けられ、内部熱シールド55を支持
し、外部熱シールド53から熱的に絶縁する。この内部
熱シールドは熱分解窒化ホウ素から形成され、外径約3
4mm、高さ約39mm、壁厚約1.5mmである。石
英及び熱分解窒化ホウ素は、コイル22から放出される
高周波に対して透過性であり、従って非常にゆっくり加
熱されるので、熱絶縁体及び内部熱シールドの大部分に
使用される。同様な特性を有するその他の材料を使用し
てもよい。さらに、それらの材料は、システム内に汚染
材料をもたらさないように、非常に純粋な形に作ること
ができる。
【0018】外部熱シールド53は、石英よりも熱特性
が優れたシリカで形成される。内部シールド55は熱分
解窒化ホウ素から形成される。熱分解窒化ホウ素は、赤
外線がサセプタ又はるつぼから放出されるのを防ぐの
で、内部熱シールドとして使用される。このようにし
て、内部シールドは、外部シールド53を赤外線から遮
蔽しながら、熱をそれ自体の内部に、すなわち、るつぼ
領域及びサセプタ領域内に保持する働きをする。
【0019】直径約24mm、高さ約13mm、厚み約
1.5mmの窒化ホウ素の支持リング56が内部熱シー
ルド55内に配置されて炭素サセプタ57を支持し、サ
セプタ57はるつぼ58を支持する。熱分解窒化ホウ素
は、優れた熱絶縁体であるだけでなく、最高の純度で形
成され、蒸発源が稼働する高い温度でサセプタ57の炭
素と相互作用しないために、支持リング56に使用され
る。
【0020】るつぼ58は外側に向かって広がった朝顔
形の縁部59を有している。この縁部59はシールド5
3及び55の上部の露出した端部を保護し、るつぼ内か
ら蒸発した材料が熱シールド55の内端に付着するのを
防止する。さらに、るつぼの深さがその直径よりも小さ
くなっている。深さと直径の比を、深さが直径の2倍よ
り大きくなるまで増大させた場合、上記の均一性の問題
が生じる。
【0021】図3は、上述の蒸発源を用いた本発明の蒸
着方法における自己分別及び付着過程に関連した高周波
電力曲線(実線61)及び温度曲線(点線62)を示し
ている。3キロワットの高周波電源を使用し、30グラ
ムの銅の装入物をるつぼ内に配置した。サイクルの始め
に、加工物を真空室内に置き、真空室を排気する。次
に、電力曲線の63と記した部分で示されるように、4
50ワットの高周波電力をコイルに印加する。サセプタ
57は加熱し始め、この熱を輻射及び伝導作用によって
るつぼ内の装入物に伝達し、装入物は蒸発をほとんど又
は全く伴わずに溶融し始める。温度曲線の63Aと記し
た部分で示されるように、装入物の温度が1200℃で
安定するまで、この電力レベルを維持する。この時間の
間、加工物を望ましくない蒸着又は汚染から保護するた
め、シャッタ26を定位置から左に移動させる。
【0022】加工物を被覆するときは、高周波電力を2
キロワットと2.1キロワットの間に上げ、その値に約
135秒間保持する。これは、電力曲線の64と記した
部分で示される。続いて、電力レベルを780ワットに
下げる(部分66)。この時間の間、装入物19の温度
は上がり、装入物19の自己分別、すなわち分留が起こ
る。この分留が始まると、装入物内の汚染材料(酸化物
等)は溶融物の表面に付着して、スラグ状の表面層を形
成する。高周波電力を高めると、装入物の温度も上が
り、溶融した装入物の液体表面上に集まった汚染材料
が、装入物中で使用される材料とその酸化物及び他の汚
染物のそれぞれの蒸気圧によって決まる制限のために昇
華、又は蒸発するまで、分別蒸留が続く、不純物はるつ
ぼの縁部に移り、るつぼの側面を引き上げられる。銅で
は、高い蒸気圧の銅の蒸発物が生成し、この蒸発物が汚
染材料等をるつぼの側壁(溶融した装入物よりもわずか
に温度が高い)の方に押しやるので、この現象が起こ
る。この分別過程が完了すると、るつぼの温度は190
0℃の最高値に達する(曲線62上の番号65)。次
に、曲線61上の番号66で示される780ワットの電
力レベルまで高周波電力を下げる。この電力レベルは、
加工物24がるつぼ58から約70mm離れていると
き、加工物の表面への装入物の毎秒4オングストローム
という所期の付着速度に対応する。
【0023】高周波電力を下げてから45秒後に、装入
物19の温度が、曲線62上の番号67で示されるよう
に、約1510℃で安定したとき、蒸発物シールド又は
シャッタ24を加工物の前から引っ込めて、蒸発物で加
工物を被覆させる。この電力レベルをさらに150秒間
維持し、150秒後にシャッタ24を加工物の前に置
き、加工物にそれ以上付着するのを防止する。シャッタ
24を閉じると同時に、電力レベルを、参照番号68に
より示されるように、1000ワットに上げ、90秒間
このレベルに維持する。そうすると、曲線62上の番号
69で示されるように、装入物19の温度がわずかに上
昇する。シャッタを閉じ、電力レベルをあげてから24
秒後に、ワイヤ供給機構27からワイヤをるつぼ内に供
給し、るつぼ内の装入物を補給する。ワイヤが溶融して
装入物を補給すると、曲線62上の番号70で示される
ように、装入物の温度が低下する。
【0024】90秒経った後、電力を再び450ワット
の待機電力レベルまで下げると、装入物の温度は120
0℃まで下がり続け、この温度で再び安定する。
【0025】上述のように、蒸着装置のすべてをコイル
22内に支持することにより、るつぼ58は熱的に制御
された状態で加熱され、自己分別をもたらす。この自己
分別現象により、銅又は高純度の材料を蒸発源として使
用する必要性がなくなる。装入物の自己分別は、装入物
の補給中に大量の不純物が導入される場合、特に重要で
ある。
【0026】
【発明の効果】上述のような本発明の方法を使用するこ
とにより、ボイドや介在物を含まず、非金属の汚染材料
が0.001重量%よりも少ない銅の膜が、半導体ウェ
ハ上にうまく付着された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法で使用するるつぼの断面図。
【図2】従来の蒸着装置の概略断面図。
【図3】本発明の時間経過グラフを示す。
【符号の説明】
11 基部 18 高周波電源 19 装入物 22 コイル 24 加工物 25 シャッタ 26 モータ 50 蒸発源 53 外部熱シールド 55 内部熱シールド 57 サセプタ 58 るつぼ 60 ケーシング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デヴイド・クレイグ・ストリーペ アメリカ合衆国ヴァーモント州ウオータ ーバリイ、スプルーズ・グローヴ・エス タテス番地なし (56)参考文献 特開 平4−99266(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に金属の層を蒸着する方法であっ
    て、 蒸気圧が前記金属の蒸気圧よりも低い材料で構成された
    るつぼの中に前記金属の装入物を載置し、 前記基板及び前記るつぼの間にシールドを配置し、 前記るつぼの中の装入物を溶融するには充分であるが前
    記装入物を蒸発させるには不十分な第1の温度まで前記
    装入物を加熱するエネルギーを前記るつぼに供給し、 前記第1の温度よりも高い第2の温度まで前記装入物を
    加熱するよう前記エネルギーを増加して、前記装入物が
    分留してその中に含まれる非金属の不純物が昇華又は蒸
    発するのに充分な時間にわたって前記エネルギーを維持
    し、 前記装入物の温度が第3の温度になるよう前記エネルギ
    ーを変化して前記装入物の金属を蒸発させ、 前記基板と前記るつぼの間のシールドを除去して前記基
    板上に前記金属を蒸着する、 蒸着方法。
  2. 【請求項2】前記第1の温度が約1200℃であり、前
    記第2の温度が約1900℃であり、前記第3の温度が
    約1500℃である、請求項1に記載の蒸着方法。
JP7175671A 1987-09-23 1995-07-12 蒸着方法 Expired - Lifetime JP2654375B2 (ja)

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