JP2654319B2 - 紙搬送装置 - Google Patents

紙搬送装置

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JP2654319B2
JP2654319B2 JP25041592A JP25041592A JP2654319B2 JP 2654319 B2 JP2654319 B2 JP 2654319B2 JP 25041592 A JP25041592 A JP 25041592A JP 25041592 A JP25041592 A JP 25041592A JP 2654319 B2 JP2654319 B2 JP 2654319B2
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pressing roller
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、駆動ローラと押圧ロ
ーラとで紙を挟み込んで搬送する紙搬送装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の紙搬送装置を示す斜視図、
図7は図6の側面図、図8は図6の正面図、図9は図6
の平面図、図10は図6の紙搬送装置における押圧ロー
ラの断面図である。図において、1は回転駆動される駆
動ローラ、2はその駆動ローラ1に添接配置された押圧
ローラ、2aはその押圧ローラ2のローラ軸で、このロ
ーラ軸2aはSUS304等の金属軸から成って前記押
圧ローラ2の両端部に圧入固定されている。3は前記駆
動ローラ1と前記押圧ローラ2とで挟み込まれて搬送さ
れる紙、4,5はその紙3を前記駆動ローラ1と押圧ロ
ーラ2との間に案内する上下のガイド板、4aは前記上
部のガイド板4に切り起こし形成されて前記押圧ローラ
2のローラ軸2a側に立ち上がる切起片部、4bはその
切起片部4aに設けられたU溝部であり、このU溝部4
bに前記押圧ローラ2のローラ軸2aが回転自在に嵌込
み支承され、前記押圧ローラ2の位置決めが行われてい
る。
【0003】6は前記駆動ローラ1に前記押圧ローラ2
を押圧する押圧バネであり、この押圧バネ6は、前記押
圧ローラ2の両端側のローラ軸2aに跨るように折曲形
成された線条バネ材または板バネ材からなり、その両側
垂下部6aの下端には水平方向に延びて前記ローラ軸2
aを上部から押圧する下端水平折曲部6bが形成されて
いる。
【0004】ここで、前記押圧バネ6は両側垂下部6a
が固定保持された状態において、下端の水平折曲部6b
が前記ローラ軸2aに対して直交状態で押圧しており、
これによって、前記押圧ローラ2が前記駆動ローラ1に
押圧されている。
【0005】以上の構成において、押圧ローラ2のロー
ラ軸2aと押圧バネ6の下端水平折曲部6bとの接触部
A(図6参照)、および、切起片部4aのU溝部4bと
前記ローラ軸2aとの接触部B(図9参照)は金属同志
の接触となって摩擦摩耗が発生するので、これを防止す
べく、前記接触部AおよびBにはモリコート等のグリス
が塗布されている。
【0006】次に動作について説明する。駆動ローラ1
が紙搬送方向に回転駆動されると、この駆動ローラ1に
押圧ローラ2が従動回転し、この状態において、ガイド
板4,5で案内されて前記駆動ローラ1と押圧ローラ2
との間に進入してきた紙3は、それらの駆動ローラ1と
押圧ローラ2とで噛み込まれて搬送される。なお、この
ような紙搬送装置の参考技術文献として、「MAINT
ENANCE INSTRUCTIONS FA−98
0 (メンテナンス インストラクションズ) 198
9年11月発行 三菱電機株式会社製 取扱い説明書」
がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の紙搬送装置は以
上のように構成されているので、押圧ローラ2のローラ
軸2aと押圧バネ6の下端水平折曲部6bとが直交状態
に接触していること、即ち、それら両者が常に同じ個所
で摩擦することとなり、このため、前記ローラ軸2aと
押圧バネ6の下端水平折曲部6b相互の摩耗が著しく、
これを防止するためには、それら両者の接触部Aや前記
ローラ軸2aと切起片部4aのU溝部4bとの接触部B
にモリコート等のグリスを塗布しなければならず、これ
に起因して組立工数が多くなり、かつ、モリコート等の
グリスが他の部材に付着して汚れるという問題点があっ
た。また、前記押圧ローラ2は樹脂材料で形成されてい
るが、そのローラ軸2aは金属材料であるため、このロ
ーラ軸2aを前記押圧ローラ2の両端部に圧入しなくて
はならず、高価になるという問題点もあった。
【0008】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、モリコート等のグリスを
塗布せずとも、押圧ローラのローラ軸とその押圧ローラ
を駆動ローラに押圧する押圧バネとの接触部が摩耗し難
くなって、性能および組立作業性の向上ならびにコスト
ダウンが図れる紙搬送装置を得ることを目的とする。
【0009】請求項2の発明は、押圧ローラのローラ軸
が受ける負荷を軽減できて押圧ローラの位置決め保持部
が摩耗するようなことのない紙搬送装置を得ることを目
的とする。
【0010】請求項3の発明は、押圧ローラのローラ軸
の負荷軽減が図れることにより、そのローラ軸を含む押
圧ローラ全体を樹脂成形できて、生産性の向上およびコ
ストダウンが図れる紙搬送装置を得ることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る紙
搬送装置は、回転駆動される駆動ローラに押圧ローラを
押圧するための押圧バネを、前記押圧ローラのローラ軸
に対して斜めに配置したものである。
【0012】請求項2の発明に係る紙搬送装置は、駆動
ローラと押圧ローラとの間に紙を案内する前記ガイド板
に、前記押圧ローラのローラ表面を挟み込む方向に立ち
上がる立上り片部を形成し、この立上り片部の相互間に
前記押圧ローラを回転自在に嵌込み保持させたものであ
る。
【0013】請求項3の発明に係る紙搬送装置は、前記
押圧ローラのローラ軸を含む全体をジュラコン等の樹脂
材料で一体形成したものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明における紙搬送装置は、押圧ロ
ーラのローラ軸に対して押圧バネが斜めに配置されてい
ることにより、押圧ローラと押圧バネとの接触部が摩耗
したとしても、この際、それら両者の接点が変化するた
め、前記押圧ローラと押圧バネの接触部は摩耗し難くな
る。従って、その接触部に従来の如くモリコート等のグ
リスを塗布する必要がなく、そのグリス塗布による汚れ
を防止できると共に、組立工数が少なくなって組立作業
性が向上し、且つコストダウンが図れる。
【0015】請求項2の発明における紙搬送装置は、紙
案内用のガイド板に形成されて押圧ローラの表面を挟み
込む方向に立ち上がる立上り片部の相互間に前記押圧ロ
ーラが回転自在に嵌込み保持されていることにより、前
記押圧ローラのローラ軸の負荷を従来に比して大幅に軽
減でき、前記押圧ローラの位置決め保持部の摩耗を防止
できる。
【0016】請求項3の発明における紙搬送装置は、前
述のように、押圧ローラのローラ軸の負荷軽減が図れる
ことにより、そのローラ軸を含む押圧ローラ全体を樹脂
成形でき、生産性の向上およびコストダウンが図れる。
【0017】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は請求項1の発明に対応した一実施例による
紙搬送装置の平面図であり、図6〜図10と同一または
相当部分には同一符号を付して重複説明を省略する。図
において、Cは押圧ローラ2のローラ軸2aに対する直
角線(紙搬送方向線)、αはその直角線Cと押圧バネ6
の下端水平折曲部6bとのなす角度であり、この角度α
をもって、前記押圧バネ6の下端水平折曲部6bは前記
ローラ軸2aに対して斜めに交叉接触する向きに形成さ
れている。
【0018】次に動作について説明する。押圧バネ6
は、下端水平折曲部6bが押圧ローラ2のローラ軸2a
に斜めに交叉接触して前記押圧ローラ2を駆動ローラ1
に押圧しており、この状態において、該駆動ローラ1が
回転駆動されると、これに押圧ローラ2が従動回転す
る。このとき、前記押圧バネ6の下端水平折曲部6bと
前記ローラ軸2aとの接触部Aに生じる摩擦力によっ
て、その接触部Aに摩耗が発生したとしても、この場
合、前述のように、押圧バネ6の下端水平折曲部6bが
前記ローラ軸2aに対して斜めに交叉接触していること
により、それら両者の接点が随時変化する。このため、
前記接触部Aは摩耗し難くなり、その接触部Aにモリコ
ート等のグリスを塗布する必要が無くなる。
【0019】実施例2.図2は請求項2の発明に対応し
た一実施例による紙搬送装置の斜視図、図3は図2の側
面図、図3は図2の平面図である。図において、4cは
ガイド板4に切り起こし形成されて押圧ローラ2の表面
を挟み込む方向に立ち上がる一対の立上り片部であり、
これらの立上り片部4cの相互間に前記押圧ローラ2が
回転自在に嵌込み保持されている。
【0020】このように、ガイド板4の立上り片部4c
の相互間に押圧ローラ2を回転自在に嵌込み保持させた
ことにより、該押圧ローラ2と前記立上り片部4cとは
面接触となって摩耗し難くなり、従って、前記押圧ロー
ラ2の位置決め保持部に従来の如くモリコート等のグリ
スを塗布する必要もなく、また、前記押圧ローラ2のロ
ーラ軸2aを従来の如くガイド板4の切起片部4aのU
溝部4b(図6参照)に嵌込み支承させる必要もなくな
ると共に、そのU溝部4bを形成する必要もない。
【0021】実施例3.図5は請求項3の発明に対応し
た一実施例による押圧ローラの平面図であり、この実施
例3では、押圧ローラ2のローラ軸2aを含む全体をジ
ュラコン等の樹脂材料だけで一体形成し、これによっ
て、金属製ローラ軸を不要化できることによって、前記
押圧ローラ2の生産性が向上しコスト低減が図れる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、駆動ローラに押圧ローラを押圧する押圧バネを前記
押圧ローラのローラ軸に対して斜めに配置した構成とし
たので、前記押圧ローラと前記押圧バネとの接触部が摩
耗したとしても、この際、それら両者の接点が変化する
ことにより、前記押圧ローラと押圧バネの接触部が摩耗
し難くなって、その接触部に従来の如くモリコート等の
グリスを塗布する必要がなくなり、そのグリス塗布によ
る汚れを防止できると共に、組立工数が少なくなって組
立作業性が向上し、且つコストダウンが図れるという効
果がある。
【0023】請求項2の発明によれば、紙案内用のガイ
ド板に形成されて押圧ローラの表面を挟み込む方向に立
ち上がる立上り片部の相互間に前記押圧ローラを回転自
在に嵌込み保持させたので、前記押圧ローラと前記立上
り片部とは面接触となって摩耗し難くなり、従って、前
記押圧ローラの位置決め保持部に従来の如くモリコート
等のグリスを塗布する必要もなくなり、そのグリス塗布
による汚れも防止できるという効果がある。
【0024】請求項3の発明によれば、前述のように、
押圧ローラのローラ軸の負荷軽減が図れることにより、
そのローラ軸を含む押圧ローラ全体を樹脂成形でき、生
産性の向上およびコストダウンが図れるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に対応した一実施例による紙搬
送装置を示す平面図である。
【図2】請求項2の発明に対応した一実施例による紙搬
送装置を示す斜視図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】請求項3の発明に対応した一実施例による押圧
ローラの平面図である。
【図6】従来の紙搬送装置を示す斜視図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】図6の正面図である。
【図9】図6の平面図である。
【図10】図6の紙搬送装置に使用されている押圧ロー
ラの断面図である。
【符号の説明】
1 駆動ローラ 2 押圧ローラ 2a ローラ軸 3 紙 4 ガイド板 4c 立上り片部 6 押圧バネ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される駆動ローラと、この駆動
    ローラに添接された押圧ローラと、この押圧ローラのロ
    ーラ軸に圧接されてその押圧ローラを前記駆動ローラに
    押圧する押圧バネと、前記駆動ローラと押圧ローラとの
    間に紙を案内するガイド板とを備え、前記駆動ローラと
    前記押圧ローラとで紙を挟み込んで搬送する紙搬送装置
    において、前記押圧バネを前記押圧ローラのローラ軸に
    対して斜めに配置したことを特徴とする紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド板には、前記押圧ローラのロ
    ーラ表面を挟み込む方向に立ち上がる立上り片部が形成
    され、この立上り片部の相互間に前記押圧ローラが回転
    自在に嵌込み保持されていることを特徴とする請求項1
    記載の紙搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧ローラはローラ軸を含む全体が
    ジュラコン等の樹脂材料で一体形成されていることを特
    徴とする請求項1または2の何れか1項記載の紙搬送装
    置。
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