JP2654224B2 - 焼成炉用棚 - Google Patents

焼成炉用棚

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JP2654224B2
JP2654224B2 JP7560390A JP7560390A JP2654224B2 JP 2654224 B2 JP2654224 B2 JP 2654224B2 JP 7560390 A JP7560390 A JP 7560390A JP 7560390 A JP7560390 A JP 7560390A JP 2654224 B2 JP2654224 B2 JP 2654224B2
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啓二 安田
元一 谷川
幸久 和田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、セラミック成形体の焼成等に用いる焼成炉
に組立配設する焼成炉用棚に関する。
(従来の技術) セラミック成形体の焼成を行う場合は、第1図に示す
ようにトンネル炉内を軌道に沿って棚組みされた棚6を
載置した台車4を走行させるようにして行う方法があ
る。これは、炉壁1両側のほぼ対角位置に設けた複数の
燃焼バーナ2、3により燃焼室5に燃焼ガス流を供給
し、トンネル炉内を走行する台車4上に載置した棚6上
の被焼成体を焼成するものである。
上記棚6は、棚板7を支持する支柱8とで、複数層の
被焼成体載置用空間9を形成するのであるが、この空間
9は被焼成体を適正状態に載置するために棚板7同士を
ほぼ平行に配して形成する必要がある。しかも長期間の
使用後はカートップレンガや棚材の熱膨張による変形を
生じるため棚を棚板7と支柱8とを分離して、解体し棚
材を矯正した後再使用するようにしている。
そこで従来は、棚組みをする場合は棚板7と支柱8と
の間に粘土質の厚み5〜8mmの板材を1枚あるいは複数
枚介在させ、棚板の上から木槌等で荷重を加えながら板
材を潰して棚板7と支柱8との密着を図るとともに棚板
7を水平に保つように調整していたのである。
(発明が解決しようとする課題) このような方法においては、棚板7を上方から木槌等
で叩いた場合は第6図Bに示すように、板材21の一部が
支柱22両側にはみ出す部分が生じる。この部分は大きく
はみ出すことが多く、被焼成体の焼成中に剥離し被焼成
体に付着してしまうという不都合があった。したがっ
て、このはみ出し部分を事前に取り除く作業を要してい
たのである。この作業は時間と労力を要し、棚組立上の
支障となっていた。
また前述のように、棚はカートップレンガや棚材の熱
膨張により変形をきたすため、長期間使用後は棚の組み
替えを要する。そして解体した棚板23、支柱22は再使用
するため両者の間に介在していた板材21は削り落とさな
ければならなかった。しかし、板材21は密着性がよいた
め、棚板と支柱とを分離解体する作業あるいは棚板23等
から板材21を削り落とす作業は容易でなく、大きな労力
と時間を要していたのである。
本発明は、上記不具合を解決すべく提案されるもの
で、棚組みの作業性を向上させるとともに、棚解体作業
と板材の削り落とし作業の容易化を図り、棚板水平出し
の際の板材はみ出しの抑止を図った焼成炉用棚を提供す
ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段および作用) 本発明は、上記目的を達成するため焼成炉中に組立配
設し、必要時に解体可能に形成されている焼成炉用棚に
おいて、水平方向に設ける棚板と、該棚板面に対し垂直
方向から支持する支柱との接合個所に粘土質でかつハニ
カム構造の板材を介在させて成る焼成炉用棚としたもの
である。さらにハニカム構造の目開きを1平方インチ当
たり10〜100セルとして成る粘土質の板材とした焼成炉
用棚である。
このように水平出し用の板材をハニカム構造としたこ
とにより、たたき潰すようにしてもはみ出し部分が少な
くなり、棚組みの作業性の向上を図れ、板材の密着後も
解体および板材の削り落としの容易化を図ることができ
る。
(実施例) 第2図は、本発明の焼成炉用棚の一実施例を示したも
ので、板材10を介在させて棚を形成する状態を示した部
分図である。一方の棚板7aの上に支柱8を載置し、該支
柱8で支持するように他方の棚板7bを支柱8の上に載置
するのである。この場合、支柱8上の棚板7bを支柱8下
の棚板7aに対し平行を保持するようにする必要がある。
このための水平出しをするために、支柱8と棚板7bの間
に荷重を加えることにより圧縮可能な板材10を介在させ
る。この板材10は、1枚あるいは複数枚を重ねて介在さ
せる。
第2図Aは、板材10を介在させ水平出しをする前の状
態を示したものである。B図は水平出しをするために棚
板7bの上方から木槌等でたたきながら荷重をかけ、板材
10を潰すように圧縮し、棚板7bの左右の傾きを調整して
水平出しを行っている状態を示している。圧縮かれた板
材10はハニカム構造のものであるので、セルが潰れるが
多数の変形した空隙を残した状態でセルを形成する壁が
重なりあって不規則な層を形成することとなる。
このように板材10が潰れる時はセル中に潰れた板材10
の破片部分が入り込むようになるので、板材10を圧縮し
たことにより、板材10の一部が支柱8側方に大きくはみ
出してしまうことを避けられる。
第3図は、板材10の形成状態を示したもので粘土質の
杯土を押し出し成形によりハニカム構造体とし、その一
部を破線で示すような部分に切断するのである。板材10
の材質としては、アルミナ質、ムライト質、コージェラ
イト質等のものを用いればよいが、耐火度に優れ、荷重
をかけた場合の棚板7との密着性を考慮するとムライト
質のものが効果的である。以下の表は、ムライト質のも
ので形成した各実施例を示したものである。
この場合、ハニカム構造の目開きは10〜100セル/平
方インチとするのが荷重をかけて圧縮する場合、さらに
部材解体後に付着している板材を剥離する場合に効果的
に行えることが判明した。セルの形状は4角形の他、三
角形、五角形、六角形等の任意のものとすればよい。
第4図、第5図は、ハニカム構造の板材の他の実施例
を示したものである。前者は、セル断面を水平方向に連
続する四角形にするとともに、四角形の上下に解放型の
空間部を形成している。後者は、解放型の空間部を上下
に設けるとともに、これらを水平方向に連続形成してい
る。
このように形成している板材10は、前述のごとく水平
公差を出すために荷重を加えられても、支柱8の両側に
はみ出ることを極力抑えることができる。したがって、
従来のごとくはみ出た部分を削落するという作業を要す
ることはなくなり、棚組立の時間短縮、容易化を達成で
きる。
また、棚は長期間使用の後は組み替えるため解体され
るが、解体された部材を再使用するために部材に付着し
ている板材を取り除く必要がある。ところが板材は荷重
をかけられ圧縮されても、セルを形成する壁と壁との間
に小さな空隙が多数生じているため、板材の部材への付
着面に対して垂直方向から剪断応力を加えることによ
り、容易に破壊が生じる。したがって、比較的小さな力
でも容易に付着している板材を剥離できる。
(発明の効果) 以上のごとく本発明によれば、棚板の水平出しを行う
際にハニカム構造の板材であるため支柱両側にはみ出る
ことを極力おさえることができ、はみ出た部分の取り除
き作業を不要とするので、棚組みの作業性の向上を図れ
る。また、水平出しのため荷重を加えてもつぶれ易く、
作業が容易である。
さらに、空隙を有した状態で板材が圧縮されているの
で、棚組みを解体する場合でも板材が介在している個所
を介して容易に行える。また、各部材に付着している板
材を剥離する作業も容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る焼成炉用棚を載置した台車を示
す正面図、 第2図A、Bは、棚組みの状態を示す一部拡大図、 第3図は、板材成形前のハニカム構造体の斜視図、 第4図、第5図は、板材の他の実施例を示す斜視図、 第6図は、従来の棚組みの状態を示す一部拡大図であ
る。 7a……棚板 7b……棚板 8……支柱 10……板材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼成炉中に組立配設し、使用後に分解可能
    に形成されている焼成炉用棚において、 水平方向に設ける棚板と、該棚板を棚板面に対し垂直方
    向から支持する支柱との接合個所に粘土質でかつハニカ
    ム構造の板材を介在させて成ることを特徴とする焼成炉
    用棚。
  2. 【請求項2】ハニカム構造の目開きを1平方インチ当た
    り10〜100セルとして成る粘土質の板材としたことを特
    徴とする請求項1記載の焼成炉用棚。
JP7560390A 1990-03-27 1990-03-27 焼成炉用棚 Expired - Lifetime JP2654224B2 (ja)

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