JP2653923B2 - 組立住宅の接続部の構造 - Google Patents

組立住宅の接続部の構造

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JP2653923B2 JP2408449A JP40844990A JP2653923B2 JP 2653923 B2 JP2653923 B2 JP 2653923B2 JP 2408449 A JP2408449 A JP 2408449A JP 40844990 A JP40844990 A JP 40844990A JP 2653923 B2 JP2653923 B2 JP 2653923B2
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謙一 前田
出穂 石川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は住宅ユニットの複数個を
組み立てて、住宅となす組立住宅の接続部の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】組立住宅とは、特公昭62−62224
号公報に記載あるように、運搬可能な一定の大きさの箱
型の、且つ内部、外部の仕上げられた住宅ユニットを予
め工場で生産し、その複数個を建築現場に運び、現場で
組み立てて、住宅となすものである。
【0003】この組立住宅は、工期が短く、且つ寸法精
度の良い標準化された住宅となる特徴があることから、
近年だんだん広く採用されている。そして、住宅ユニッ
トを現場で組み立てるときには、各住宅ユニットを据付
け、各住宅ユニットが別々に動かないように、天井梁を
接続金具で接続し、固定している。
【0004】この住宅ユニットの従来の接続方法は、図
4に示されるように、住宅ユニットの天井梁101の下
面に通孔を穿設し、隣の住宅ユニットの天井梁102の
下面にも、同じように、通孔を穿設し、予め所定の場所
に通孔を設けた接続金具である接合板103の通孔にボ
ルト104を貫通させ、ナット105で締めて住宅ユニ
ットを接合させていた。そして、天井根太2に予め張ら
れていた天井板3、3の間の隙間部分に繋ぎの天井板3
01を張って完成していた。そして、この接続金具であ
る接合板103やボルト104の頭が、天井梁101、
102の下面と繋ぎの天井板301の間に納まるよう、
天井根太2の下面を大きく切欠いていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、天井根太
2は切欠部の下面が断面コ状の天井梁101、102の
下フランジの上に載せて取り付けられているので、天井
根太102の下面の切欠を深くする程、天井根太2の下
面は天井梁101、102に対して下がり、その分天井
3、3が低くなり、その部屋の天井高さが犠牲になる。
組立住宅の場合には、住宅ユニットをトラックで施工現
場に運搬するのだが、道路交通法等の関係で住宅ユニッ
トの高さや幅が一定以上大きくすることが不可能であ
る。従って、接続金具とボルトの頭の厚み分だけでも使
用出来ない高さが生ずることは、極めて大きな損失とな
る。
【0006】そこで、本発明の目的は、天井高さを高く
することができる組立住宅の接続部の構造を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を解
決し、上記目的を達成するためになしたもので、天井根
太の下面に天井板が張設された住宅ユニットを複数個隣
接してなる組立住宅の接続部において、互いに隣接する
住宅ユニットの隣接部近傍の天井根太にはその下面を
欠いた切欠部を設け、この切欠部を断面コ状の天井梁の
下フランジの上に載せて天井根太を天井梁に取り付け、
その切欠部には前記天井板を張設せずに、前記天井板よ
りも厚みが薄くしかも前記天井板と防火性能および強度
が同等の繋ぎ用天井板を、その両端部に設けたスペ−サ
を介して上記隣接する天井根太間に渡って張設したこと
を特徴とする組立住宅の接続部の構造である
【0008】
【作用】本発明においては、天井板よりも繋ぎ用天井板
が薄く、その両端部に設けたスペ−サを介して隣接する
天井根太間に渡って張設したことにより、その薄くした
分すなわちスペーサの厚みだけのスペ−スが隣接する住
宅ユニット間の連結に利用できる。その結果、天井根太
の切欠の深さを繋ぎ用天井板を薄くした分だけ浅くする
ことができ、その分天井板の下面を天井梁に近づけるこ
とができ、組立住宅の天井は全体として上記繋ぎ天井板
の厚みが薄い分高くできる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を、住宅ユニットの天
井梁の下面と隣接する住宅ユニットの天井梁の下面とを
接続金具で接続する接続部の構造を例を挙げ、図面を参
照しながら説明する。図1〜図3は本発明の実施態様を
説明するものであって、図1は天井梁の長手方向の端部
付近における、住宅ユニットの天井梁の下面と、隣接す
る住宅ユニットの天井梁の下面とを接続した部分を示す
断面図、図2は接続金具を示す斜視図、図3は住宅ユニ
ットの骨格を示す斜視図である。図3において、1は住
宅ユニットであり、この住宅ユニット1の骨格は、4本
の天井梁11、4本の柱12、4本の床梁13を6面体
に組立て、それぞれの交点を溶接したものである。
【0010】各梁(天井梁、床梁)と各柱との交点は補
強用の厚み4mmのジョイントピ−ス14が各梁に巻き
付けられ、各梁並びに各柱に溶接されている。天井梁1
1および床梁13は断面コ状の軽量型鋼からなる。又、
柱12は4角筒の軽量型鋼からなる。天井梁11の厚み
は4.5mmになっている。この住宅ユニット1の天井
梁11の間には木製の天井根太2が相対する天井梁1
1、11の間に橋渡しされている。そして、図1に示さ
れるように、天井根太2と天井梁11との接合部は天井
根太2の下部が10mm切欠されて、この切欠部21の
下面を断面コ状の天井梁11の下フランジの上に載せ
て、取り付けられている。
【0011】従って、天井根太2の下面は天井梁11の
下面より下になり、この天井根太2の下面に住宅ユニッ
ト内の天井板3、住宅ユニット間の繋ぎ用天井板33が
取り付けられる。天井板3は厚み12mmの石膏ボード
である。繋ぎ用天井板33は、厚み12mmの石膏ボー
ドと同等以上の防火性能のある厚み7mmの無機繊維補
強石膏ボードであり、スペーサ34と天井木桟32とを
介して天井根太2に取り付けられている。繋ぎ用天井板
33の両端には厚み5mmの合板からなるスペーサ34
が接着されている。天井用木桟32は天井根太2と直交
する方向に設けられている。又、天井根太2の上面に
も、火災拡大防止用の厚み12mmの石膏ボード31が
設けられている。
【0012】本実施例では天井根太2の切欠部21の切
の深さは10mmであるが、従来は、図4に示される
ように、天井根太2と天井板301との間に接合板10
3とボルト104の頭が入るために、この切欠の深さ
22mm必要であった。従って、本実施例は従来と比べ
その部屋の天井高さを12mm高くすることができた。
4は接金具であり、この接金具4は、図2に示され
るように、厚み4.5mmの鋼板41の一面に、板面に
垂直に直径16mm螺子棒5が4本溶接されている。6
はナットであり、このナット6は螺子棒5に螺入できる
ものである。
【0013】次に、この住宅ユニットの据付方法につい
て説明する。工場で住宅ユニット1の骨格を作り、これ
に天井板3、床板、内壁、外壁を取り付け施工現場に搬
入する。この際、住宅ユニット1の周辺接合部は隣接す
る住宅ユニットと接合するため、天井板3や床板を取り
付けないで、施工現場で取り付ける。
【0014】又、住宅ユニット1の天井梁11とジョイ
ントピース14には、接続用の連通孔が設けられ、施工
現場では、各住宅ユニット1を据付、住宅ユニット1の
天井梁11と隣接する住宅ユニット1の天井梁11とを
金具4で接合する。住宅ユニット1の天井梁11の
下面に設けられた連通孔に、接金具4の螺子棒5の2
本を又、隣接する住宅ユニット1の天井梁11の下面に
設けられた連通孔に残りの2本を挿入する。
【0015】この際、螺子棒5を挿入する通孔は天井梁
11と一体に設けられたジョイントピース14とに設け
られた連通孔のみであるから、従来のように、天井梁の
通孔と、別体の接合板103の通孔というように、別々
の2個以上の通孔を合わせ、この通孔に、ボルトを通す
よりは、易しい。この接続金具4の螺子棒5を挿入した
後、この螺子棒5にナット6を螺入し、この住宅ユニッ
ト1を連結固定させる。その後、この部分の繋ぎ用天井
板33を取り付けると、この住宅ユニット1と、隣接す
る住宅ユニットとの天井面の接続は終了する。
【0016】以上、本発明を実施例により説明してきた
が、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えば、隣接する天井梁11、11間の接続は天井梁11
の垂直部で行ってもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明においては組立住宅の接続部に一
般部の天井部よりも厚みが薄い繋ぎ用天井板を用いてい
るので、通常接続のために下方に出っ張る接続部をこの
薄くなったスペースで吸収し、その分天井高さを高くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明組立住宅の接続部の構造である、
住宅ユニットの天井梁の下面と、隣接する住宅ユニット
の天井梁の下面とを接続した部分を示す断面図。
【図2】図2は天井梁の接続金具を示す斜視図。
【図3】図3は住宅ユニットの骨格を示す斜視図。
【図4】図4は従来例の接続部の構造である、住宅ユニ
ットの天井梁の下面と、隣接する住宅ユニットの天井梁
の下面とを接続した部分を示す断面図。
【符号の説明】
1 住宅ユニット 11 天井梁 2 天井根太 21 切欠部 3、301 天井板 33 繋ぎ用天井板 34 スペーサ 4 接続金具 5 螺子棒

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井根太の下面に天井板が張設された住
    宅ユニットを複数個隣接してなる組立住宅の接続部にお
    いて、互いに隣接する住宅ユニットの隣接部近傍の天井
    根太にはその下面を切欠いた切欠部を設け、この切欠部
    を断面コ状の天井梁の下フランジの上に載せて天井根太
    を天井梁に取り付け、その切欠部には前記天井板を張設
    せずに、前記天井板よりも厚みが薄くしかも前記天井板
    と防火性能および強度が同等の繋ぎ用天井板を、その両
    端部に設けたスペーサを介して上記隣接する天井根太間
    に渡って張設したことを特徴とする組立住宅の接続部の
    構造。
  2. 【請求項2】 繋ぎ用天井板が無機繊維補強石膏ボード
    である請求項1記載の組立住宅の接続部の構造。
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