JP2653291B2 - 換気フード - Google Patents

換気フード

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JP2653291B2
JP2653291B2 JP3267603A JP26760391A JP2653291B2 JP 2653291 B2 JP2653291 B2 JP 2653291B2 JP 3267603 A JP3267603 A JP 3267603A JP 26760391 A JP26760391 A JP 26760391A JP 2653291 B2 JP2653291 B2 JP 2653291B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家屋の壁面に設置さ
れ室内の給・排気作用に用いられる換気フードに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の換気フードとしては図1
2に示すように家屋1の壁面2にダクトパイプ3を嵌着
させ、このダクトパイプ内に弾性部材4を介して固定さ
れたダクト接続部5に連設され内部に網体6を設けると
ともに、気流空間7を有する球状のフード8からなるも
のが知られている。(例えば、特開平2−247437
号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の換
気フードでは、フード8を壁面2に一対設け、給気およ
び排気用に図示されない送風機と連設し用いた場合、図
8に示されるように排気用フードよりの排気量特性B9
と給気用フードよりの給気量特性B9aとが比較的小さ
な外風速Aにて排気・給気の逆転が生じ、耐外風性能が
悪いという課題があった。
【0004】また、フード8が鋼板にて形成されてお
り、風音、雨水の滴音等が大きいという課題があった。
【0005】また、フード8が防火ダンパーなどの防火
設備を備えていないので、火災等の延焼が阻止できない
という課題があった。
【0006】この発明は上記した従来の問題点を解決す
るためになされたもので、換気フードの耐外風性能の向
上を図ることとともに、低騒音化や防火性を推進するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、家屋等の壁面に設けられた開口にダクト接
続部により接続し、このダクト接続部に連接されたフー
において換気を行なう換気フードについて、そのフー
ドをダクト接続部側の小ダクトと先端側の大ダクトによ
り構成し、その大ダクトを小ダクトの幅より30%以上
幅広に構成するとともに小ダクトにより壁面から離反さ
せるようにし、この壁面から離反する大ダクトの左右の
側面に換気口を設け、大ダクトの上面を先端に向う下り
勾配を持ち、曲面状の先端部から略水平面とした下面に
連続させたものである。
【0008】
【0009】また、ダクト接続部の一端を小ダクトの外
壁に重合させるとともに、フード上面に防音材を装着し
たものである。
【0010】
【0011】また、フード内に防火ダンパーを設けたも
のである。
【0012】
【作用】前記手段を採用することにより、フードの先端
側から壁面に向って吹き当る外風は、大ダクトの曲面状
の先端部に当り上面側と下面側とに分かれて流れるが大
ダクトの形状により下面側の方が上面側より圧力が大き
くなり、換気口からの気流とともに小ダクトが形成する
壁面との間において下から上へ向って風が流れることに
なる。
【0013】
【0014】また、ダクト接続部の一端を小ダクトの外
壁に重合させるとともに、フード上面に防音材を装着し
たことより、雨水がダクト接続部と小ダクトとの連結部
分より内部へ浸水することがなく、ダクト接続部より水
切りされ滴下されるとともに、防音材にて風音および水
音が吸音される。
【0015】
【0016】また、フード内に防火ダンパーを設けたこ
とより、所定温度にて防火ダンパーが作動される。
【0017】
【実施例】
実施例1.図1〜図9はこの発明の実施例1を示す図で
あり、図において10は家屋11の壁、12はこの壁に
穿設された開口、13はこの開口に内設されたパイプ
で、例えば塩ビパイプよりなる。14はこのパイプに装
着される換気フード、15はこの換気フードの一方を形
成するダクト接続部で、上記パイプ13に挿入される円
筒状からなる。16はこのダクト接続部の外壁に装着さ
れた弾性部材で、一方が上記外壁に埋設され、他方が突
設され上記パイプ13内壁に係合される。17は上記換
気フード14の他方を形成するフード18における小ダ
クトで、上記ダクト接続部15に連設されダクト接続部
15より大きめに形成された箱体よりなり、ダクト接続
部15がパイプ13に装着された場合上記壁10面より
所定寸法突出される寸法となっている。なお、上記ダク
ト接続部15の一端はこの小ダクトに重合され、ダクト
接続部15と小ダクト17との接続部分より内部への雨
水の浸水を阻止するとともに、水切りをよくしている。
19は大ダクトで、上記小ダクト17に連設され図4に
示すように小ダクト17の幅L1より30%〜50%程
度広幅なる寸法L2にて形成され、端部20が球状に形
成された箱体よりなる。なお、この大ダクトは上面形状
として端部20を低とする傾斜状にて水切りを良くする
とともに、下面は鳥などが巣を作らないように水平にな
っている。21は上記大ダクト19の対向する側壁22
に穿設された換気口、23はこの換気口に装着されるギ
ャラリで、図6に示すように下方へ傾斜を持って配設さ
れ、気流が下方へ流れる。24は同じく上記換気口21
に装着される防虫網で、例えば合成樹脂よりなり虫、鳥
等のフード18内への侵入を阻止する。25は上記家屋
11における台所、26はこの台所に配設された排気用
換気扇で、例えばレンジフードファンよりなり台所25
よりの油煙等の排気をなす。27はこの排気用換気扇へ
の給気流を確保する給気用換気扇で、例えば中間取付型
換気扇よりなり、上記パイプ13の中間に装着される。
28、29はこの発明による換気フード14の排気量特
性A、給気量特性A、32は上記換気口21を封止する
遮蔽板で、隣設される換気フード14のショートサーキ
ットを防止する。33は家屋11の天井である。
【0018】上記のように構成された換気フードにおい
ては、図5、図6および図7に示すように家屋11の台
所25に排気用換気扇26を配置し、この排気用換気扇
26に排気用および給気用のパイプ13を接続、これら
の各パイプ13、13の先端は壁10の開口12にて外
部へ対向するよう配管する。上記パイプ13のうち、給
気用パイプの中間には給気用換気扇27を装着する。次
に、各パイプ13、13の先端において排気用パイプ1
3に両換気口21にギャラリ23を有する換気フード1
4、給気用パイプ13には上記排気用パイプの換気フー
ド14と対向する換気口21に遮蔽板32、他方の換気
口21には防虫網24を有する換気フード14を弾性部
材16を介して装着する。そして、排気用換気扇26、
給気用換気扇27を運転することにて同時給排作用がな
される。この場合、図8に示すように従来の換気フード
では排気量特性B9と給気量特性B9aは比較小さな外
風速Aにて交差すなわち給・排気の逆転現象が生じる。
一方この発明の換気フード14においては給・排気用の
気流が図2および図3に示すように小ダクト17の部分
にて下方より天井33面方向への縦の気流が発生、天井
33より大ダクト19方向へと耐外風の流れがスムーズ
になり、排気量特性A28と給気量特性A29との交差
点がずれ、より大きな外風速においても給・排気流の逆
転は生じることはない。
【0019】実施例2.また、図10に示すように大ダ
クト19の上面に合成樹脂からなり防音材40を装着す
ることにて、換気フード14内の風音、大ダクト19に
対する水音が吸音され、消音効果が得られる。
【0020】実施例3.また、図11に示すようにダク
ト接続部15から小ダクト17内に位置するよう後述さ
れる構造からなる防火ダンパー50を内設する。すなわ
ち、円筒枠51の側壁に回動自在に支承されたダンパー
板52の一端に錘53、他端に所定温度にて溶融される
温度ヒューズ54が装着され、この温度ヒューズは上記
円筒枠51に端部が係合され、上記ダンパー板52を水
平に保持している。そして、上記ダンパー板52は温度
ヒューズ54の溶融分断にて上記錘53の自重にて回転
し、上記円筒枠51内を封止する。これにより、火災に
よる炎、煙の進行が阻止され防火対策ができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によればフ
ードの先端側から壁面に向って吹き当る外風は、大ダク
トの曲面状の先端部に当り上面側と下面側とに分かれて
流れるが大ダクトの形状により下面側の方が上面側より
圧力が大きくなり、換気口からの気流とともに小ダクト
が形成する壁面との間において下から上へ向って風が流
れ、外風の流れが円滑になるので換気フードの耐外風性
能が向上する
【0022】
【0023】また、ダクト接続部の一端を小ダクトの外
壁に重合させるとともに、フード上面に防音材を装着し
たことより、ダクト接続部と小ダクトとの連結部分での
内部への雨水等の浸水が防止できるとともに、フード
内、外壁部に発生する騒音が防音材にて小さくなる。
【0024】
【0025】また、フード内に防火ダンパーを設けたこ
とより、火災における炎、煙等の進行が阻止され、より
安全性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す斜視図である。
【図2】この発明の実施例1を示す取付側面図である。
【図3】この発明の実施例1を示す取付平面図である。
【図4】この発明の実施例1を示し、aは側面図、bは
平面図、cは正面図である。
【図5】この発明の実施例1を示し、運転状態を示す斜
視図である。
【図6】この発明の実施例1を示し、運転状態を示す正
面図である。
【図7】この発明の実施例1を示し、家屋内での設置を
示す配置図である。
【図8】この発明の実施例1を示し、図7における給
気、排気流の特性を示すグラフである。
【図9】この発明の実施例1を示し、防火網を有す換気
フードの側面図である。
【図10】この発明の実施例2を示す取付側面図であ
る。
【図11】この発明の実施例3を示し、aは防火ダンパ
ーと防虫網を有する換気フードの断面図、bは防火ダン
パーとギャラリを有する換気フードの断面図である。
【図12】従来の換気フードを示す取付断面図である。
【符号の説明】
10 壁 11 家屋 12 開口 14 換気フード 15 ダクト接続部 16 弾性部材 17 小ダクト 18 フード 19 大ダクト 21 換気口 23 ギャラリ 24 防虫網 40 防音材 50 防火ダンパー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家屋等の壁面に設けられた開口にダクト
    接続部により接続し、このダクト接続部に連接されたフ
    ードにおいて換気を行なう換気フードであって、上記フ
    ードを上記ダクト接続部側の小ダクトと先端側の大ダク
    トにより構成し、その大ダクトを小ダクトの幅より30
    %以上幅広に構成するとともに上記小ダクトにより上記
    壁面から離反させるようにし、この壁面から離反する上
    記大ダクトの左右の側面に換気口を設け、この大ダクト
    の上面は先端に向う下り勾配を持ち、曲面状の先端部か
    ら略水平面とした下面に連続していることを特徴とする
    換気フード。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の換気フードであって、
    ダクト接続部の一端を小ダクトの外壁に重合させるとと
    もに、フード上面に防音材を装着したことを特徴とする
    換気フード。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の換気フー
    ドであって、フード内に防火ダンパーを設けたことを特
    徴とする換気フード。
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