JP2652754B2 - 可変振動装置 - Google Patents

可変振動装置

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JP2652754B2 JP8780593A JP8780593A JP2652754B2 JP 2652754 B2 JP2652754 B2 JP 2652754B2 JP 8780593 A JP8780593 A JP 8780593A JP 8780593 A JP8780593 A JP 8780593A JP 2652754 B2 JP2652754 B2 JP 2652754B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート型枠等に
振動を与える振動装置に関するものであり、特に振動の
強さを作動中にも変えられるようにした可変振動装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の可変振動装置は、振動枠に、中央
に調整用偏心おもりを有する主回転軸を設けるととも
に、固定の偏心おもりを備えた副回転軸を主回転軸の左
右に嵌合状態で同軸上に設け、原動枠には主回転軸と両
側の副回転軸の位相に差を付ける回転位相調整機構を設
け、この回転位相調整機構により主回転軸と副回転軸の
位相を変化させ、これにより主回転軸の調整用偏心おも
りと両側の副回転軸の偏心おもりの合計偏心荷重を変化
させて振動の強さを調整する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
可変振動装置は、3つの偏心おもりの相対位置を調整す
るために主回転軸の左右に副回転軸を同軸上に設けなけ
ればならないし、また、回転位相調整機構は主回転軸の
位相を変えなくてはならないので、機構的に複雑になっ
てしまう。また、主回転軸と左右の副回転軸、及びこれ
らの軸を支える軸受は、稼働中は常に強い振動を受けて
いるので、これらの構造が複雑であると、その分強度を
確保することが設計上困難となり、実際に長期間に亙っ
て稼働すると耐久性に問題が生じ易い。即ち、耐久性を
高めるために軸受の強度を高めたり、主回転軸に嵌合す
る副回転軸の嵌合部分の強度を高めると、その分重量も
増加する。振動枠側の重量が増加すると、所望する振動
エネルギーを確保するために偏心おもりの質量も大きく
しなければならない。偏心おもりの質量が大きくなる
と、その分軸受などにかかる負荷が大きくなり、却って
耐久性に不利である。この様に、従来の可変振動装置の
構造のままでは耐久性を高めることが困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記に
鑑み提案されたもので、振動枠に、第1回転軸と第2回
転軸とを同じ軸線上に左右対にして設け、第1回転軸と
第2回転軸に偏心おもりとタイミングプーリーをそれぞ
れ固定し、原動枠に、第1駆動軸と第2駆動軸とを同じ
軸線上に左右対にして設けるとともに、第1駆動軸と第
2駆動軸にタイミングプーリーをそれぞれ固定し、第1
回転軸のタイミングプーリーと第1駆動軸のタイミング
プーリーとの間、第2回転軸のタイミングプーリーと第
2駆動軸のタイミングプーリーとの間をそれぞれタイミ
ングベルトを架け渡して接続し、第1駆動軸と第2駆動
軸に両駆動軸を同期回転する駆動源を接続するととも
に、第1駆動軸と第2駆動軸との間に位相差を随時生じ
させる回転位相調整機構を設けたものである。
【0005】
【作用】駆動源を作動すると第1駆動軸と第2駆動軸と
が同期回転し、第1駆動軸の回転はタイミングベルトを
介して第1回転軸に、第2駆動軸の回転は第2回転軸に
伝達され、第1回転軸と第2回転軸が同期回転し、これ
により第1回転軸の偏心おもりと第2回転軸の偏心おも
りの合計の偏心荷重により振動が発生する。そして、回
転位相調整機構により第1駆動軸と第2駆動軸との間に
位相差を生じさせると、第1回転軸と第2回転軸に位相
差が生じ、これにより両偏心おもりの相対関係が変わ
り、これにより合計の偏心荷重が変化し、振幅が変化す
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1〜図6は本発明の可変振動装置の一実施例
の構成を示す概略構成図であり、1は偏心おもりを有す
る回転軸を取り付けた振動枠、2は回転軸を駆動する機
構を備えた原動枠である。
【0007】振動枠1の構成について先ず説明すると、
ハウジング3の内部右側に、第1偏心おもり4を有する
第1回転軸5をベアリング6,6で回転自在に支持した
状態で設け、この第1回転軸5の左側に第2偏心おもり
7を有する第2回転軸8をベアリング9,9で回転自在
に支持した状態で第1回転軸5の軸線上に設け、第1回
転軸5の上方に第3偏心おもり10を有する第3回転軸
11をベアリング12,12で回転自在に支持した状態
で設けるとともに、該第3回転軸11のギア13に第1
回転軸5のギア14を噛合し、第2回転軸8の上方には
第4偏心おもり15を有する第4回転軸16をベアリン
グ17,17で回転自在に支持した状態で第3回転軸1
1の軸線上に設け、該第4回転軸16のギア18を第2
回転軸8のギア19に噛合する。なお、第1回転軸5の
一端はハウジング3の外部に突出させてタイミングプー
リー20を取り付け、また、第2回転軸8の一端も同様
にしてタイミングプーリー21を取り付ける。
【0008】次に、原動枠2の構成について説明する。
この原動枠2には、第1駆動軸22と第2駆動軸23と
を同じ軸線上に左右対にして筒状軸受24内のベアリン
グ25…により各軸22,23が独立して回転できる状
態で設けるとともに、第1駆動軸22と第2駆動軸23
との間に位相差を随時生じさせる回転位相調整機構26
を設け、筒状軸受24の一端から突出した第1駆動軸2
2の端部にプーリー27を取り付け、該プーリー27と
駆動源としてのモーター28のプーリー29とにVベル
ト30を張設して接続する。そして、筒状軸受24の一
端から突出した第1駆動軸22の途中に取り付けたタイ
ミングプーリー31と振動枠1の第1回転軸5のタイミ
ングプーリー20との間、筒状軸受24の他端から突出
した第2駆動軸23の途中に取り付けたタイミングプー
リー32と振動枠1の第2回転軸8のタイミングプーリ
ー21との間にそれぞれタイミングベルト33,34を
架け渡して接続する。したがって、モーター28を作動
すると、第1駆動軸22と第2駆動軸23が同期回転
し、第1駆動軸22の回転は一方のタイミングベルト3
3を介して第1回転軸5に伝達され、第2駆動軸23の
回転は他方のタイミングベルト34を介して第2回転軸
8に伝達される。このため、回転位相調整機構26を作
動させない限り第1回転軸5と第2回転軸8は同じ位相
を保ちながら同期回転する。
【0009】図面に示す回転位相調整機構26の実施例
は、第1駆動軸22と第2駆動軸23との間を位相調整
杆35により接続し、該位相調整杆35により第1駆動
軸22の回転を第2駆動軸23に伝達するとともに、第
1駆動軸22と第2駆動軸23の相対位相を変えるよう
に構成し、位相調整杆35は位相調整駆動機構36によ
り位相調整できるようにしてある。
【0010】位相調整杆35は、図中右半にスプライン
37を形成し、左半には図5に示すようにピッチの大き
な雄ねじをリードネジ38として形成してある。そし
て、第1駆動軸22の中空内周面にはスプライン溝39
を形成してあるので、位相調整杆35のスプライン37
を第1駆動軸22のスプライン溝39内に嵌合すると、
位相調整杆35を軸方向に移動して嵌合深さを変化させ
ても第1駆動軸22の回転が位相調整杆35に伝達され
る。
【0011】第2駆動軸23は中空な軸であり、筒状軸
受24内で開口する第1駆動軸22側の開口部にナット
40を固定し、該ナット40の雌ねじをリードネジ38
に螺合するようにしてある。したがって、リードネジ3
8をナット40に螺合した状態で位相調整杆35を軸方
向に移動すると、例えばスプライン37が第1駆動軸2
2のスプライン溝39内により一層深く螺合する図中右
側に移動(以下この方向への移動を前進という)する
と、この前進によりナット40が第2駆動軸23と共に
一方(図中左側から見ると反時計方向)に回動し、この
ナット40の回動により第2駆動軸23の第1駆動軸2
2に対する位相が反時計方向に変化する。逆に、スプラ
イン37が第1駆動軸22のスプライン溝39から抜け
る方向に位相調整杆35を移動(図中左側への移動であ
り、以下後退という)すると、この後退によりナット4
0が第2駆動軸23と共に他方(図中左側から見ると時
計方向)に回動し、このナット40の回動により第2駆
動軸23の第1駆動軸22に対する位相が時計方向に変
化する。
【0012】この様に、位相調整杆35は、前進或は後
退することにより第2駆動軸23の第1駆動軸22に対
する位相を変化させることができ、この位相の変化は第
1駆動軸22と第2駆動軸23とが回転している最中で
あっても行なうことができる。したがって、位相調整杆
35の位置を変更すると、常時定速で回転する第1駆動
軸22のタイミングプーリー31と同位相で回転してい
た第2駆動軸23のタイミングプーリー32との間で、
第2駆動軸23の位相を第1駆動軸22に対して進めた
り、或は遅らせたりすることができる。この様な第1駆
動軸22に対する第2駆動軸23の位相の進み、或は遅
れは、そのまま第1回転軸5に対する第2回転軸8の位
相の進み、或は遅れとして現れる。したがって、第1回
転軸5と第3回転軸11の回転により回転する図中右側
の第1,第3偏心おもり4,10と、第2回転軸8と第
4回転軸16の回転により回転する図中左側の第2,第
4偏心おもり7,15との偏心方向の相対関係が変わ
り、合計の偏心荷重が変化する。これにより振動枠1の
振幅が変化する。
【0013】上記した第1駆動軸22に対する第2駆動
軸23の位相の変化の大きさは、位相調整杆35の移動
長さにより調整することができ、この調整は位相調整駆
動機構36により行なう。
【0014】図1に示す位相調整駆動機構36の実施例
は、第1,第2駆動軸22,23の軸方向に沿ってガイ
ド杆41,41を設けるとともに、該ガイド杆41,4
1により案内されて移動するスライダ42を設け、該ス
ライダ42に一端を回転自在な状態でロッド43を接続
し、該ロッド43の他端を前記した位相調整杆35の端
部に固定し、スライダ42と駆動源であるブレーキモー
タ44との間には減速機45を介在させ、該減速機45
の一方の出力軸に腕部材46を固定し、該腕部材46の
先端のローラ47をスライダ42の溝48内に嵌め、減
速機45の他方の出力軸にはナイロンカップリングを介
して角度検出手段としてのレゾルバ49に接続する。
【0015】ブレーキモータ44のブレーキは非通電時
は出力軸の回転を阻止しているので、出力軸は停止した
状態を維持し、したがって、スライダ42が振動により
移動することを防止し、これにより位相調整杆35をそ
の時点での位置に保持しておくことができる。ブレーキ
モータ44に通電すると、ブレーキが解除されるととも
に出力軸が回転し始め、これにより腕部材46が回動
し、先端のローラ47の回動によりスライダ42がガイ
ド杆41,41に案内されながら図中右側、或は左側に
移動する。したがって、ブレーキモータ44に通電して
腕部材46を一方に回動すると、位相調整杆35を、振
幅が大きくなる図中右側に移動したり、或は回転方向を
変換して腕部材46を他方に回動すると、位相調整杆3
5を、振幅が小さくなる図中左側に移動することができ
る。
【0016】また、出力軸の回転はレゾルバ49により
検出することができるので、偏心量の変化、即ち振動枠
1の振幅を電気的に検出することができる。このため、
本実施例ではブレーキモータ44、レゾルバ49、およ
び第1駆動軸22のモータ28を制御装置50に接続
し、該制御装置50の制御の下で作動するようにする構
成してある。
【0017】制御装置50は、例えばマイクロコンピュ
ータなどから構成され、テンキーなどの設定スイッチか
らの信号により1作業当りの振動時間、振動開始からの
時間の経過に伴う振幅調整量などを設定記憶する記憶手
段51、レゾルバ49からの信号により位相調整杆35
の位置、即ち右側の偏心おもり4,10と左側の偏心お
もり7,15の変位量の変化による振幅の変化を検出す
る位相制御手段52、およびタイマ53などを有する。
したがって、記憶手段51に予め時間や振幅の変化をプ
ログラムして複数種類記憶させておき、振動を与える型
枠の種類や重量により最適なプログラムを選択して作業
することができる。
【0018】例えば、コンクリートを型枠に投入すると
き、投入量が少ない初期の所定時間T1 までは小さな振
幅で振動を与え、この所定時間T1 が経過した後、所定
時間T2 までの中期は初期よりも振幅を大にし、所定時
間T2 から時間T3 までは振幅を最大にして、投入した
コンクリートの全量を型枠の隅部まで十分に充満させ、
所定時間T3 が経過した時点で振動を停止するように設
定してもよい。
【0019】この様なプログラムを複数記憶手段51に
設定した場合、振動枠1に型枠を固定し、選択スイッチ
54を操作することにより当該型枠に適したプログラム
を選択して始動スイッチ55を操作すると、位相制御手
段52が選択スイッチ54により選択されたプログラム
を記憶手段51から読み込み、レゾルバ49からの信号
により出力軸の角度を検知し、位相調整杆35の初期位
置を設定する。選択したプログラムは、所定時間T1 ま
で振幅を最小にしてスタートするので、所定の初期位置
でない場合にはブレーキモータ44に通電することによ
り腕部材46を回動してスライダ42を左端に移動し、
位相調整杆35のスプライン37を最も浅く嵌合させ、
第1,第3回転軸5,11の右側の偏心おもり4,10
と、第2,第3回転軸8,11の左側の偏心おもり7,
15の位相を正反対にする。この様にして初期位置の設
定が終了すると、位相制御手段52からの信号に基づい
てモータ28を作動し、振動枠1の振動を最小に設定し
た状態で作動を開始する。
【0020】そして、所定時間T1 が経過すると、次の
所定時間T2 の間はモータ28を作動したままブレーキ
モータ44に通電して腕部材46を回動し、これにより
スライダ42を図中右側に少し移動して位相調整杆35
を前進させる。この様にして位相調整杆35が前進する
と、前記したように、右側の偏心おもり4,10の回転
に対して左側の偏心おもり7,15の位相が変化し、こ
れにより振動枠1の振幅は中位に大きくなる。所定時間
T2 が経過するとブレーキモータでスライダ42を更に
右に移動させ、位相調整杆35を最大に前進させ、これ
により右側の偏心おもり4,10と左側の偏心おもり
7,15の位相を一致させ、次の所定時間T3 が経過す
るまでモータ28を作動して振動の振幅を最大にし、所
定時間T3が経過すると位相制御手段52がモータ28
の作動を停止し、1サイクルの作業を終了する。
【0021】図7は本発明の可変振動機の他の一実施例
を示し、前記図1〜5の実施例と同じ構成要素には同じ
符号を付してある。前記図1〜5の実施例では第1駆動
軸22の回転を第1回転軸5に伝達するのにタイミング
プーリ31,20と、タイミングベルト33を使用し、
第1回転軸5の回転を第3回転軸11に逆転して伝達す
るのに互いに噛合ったギア13,14を使用した。同様
に第2駆動軸23の回転を第2回転軸8に伝達するのに
タイミングプーリ21,32と、タイミングベルト34
を使用し、第2回転軸の回転を第4回転軸16に逆転し
て伝達するのに互いに噛合ったギア18,19を使用し
た。しかし、この第8,9図の実施例では、第1駆動軸
22、第1回転軸5、第3回転軸11に夫々歯付きプー
リ61,62,63を取付け、上記プーリの歯と噛合う
歯をベルトの表裏に有す無端の両面歯付きベルト64を
第1駆動軸の歯付きプーリ61と第3回転軸の歯付きプ
ーリ63の間に張設すると共に、該ベルト64の表面を
第1回転軸の歯付きプーリ62に摺接し、ベルトの表面
の歯を歯付きプーリ62の歯に噛合わせてある。これに
より第1駆動軸22と第3回転軸11とは同方向に回転
し、第1回転軸5は逆方向に回転するが、勿論、支障は
ない。又、第2駆動軸23、第2回転軸8、第4回転軸
16に夫々歯付きプーリ65,66,67を取付け、同
様な両面歯付き68を第2駆動軸の歯付きプーリ65と
第4回転軸の歯付きプーリ67の間に張設すると共に、
該ベルト68の表面を第3回転軸の歯付きプーリ66に
摺接し、ベルトの表面の歯を歯付きプーリ66の歯に噛
み合わせてある。これにより第2駆動軸23と第4回転
軸16とは同方向に回転し、第2回転軸8は逆方向に回
転するが支障はない。この実施例によって第1駆動軸、
第2駆動軸からの回転伝達機構が著しく簡単になると共
に、ギア伝導の場合に生じる騒音の発生、潤滑油の温度
上昇による問題等が解消する。
【0022】なお、上記した実施例においては、ロッド
43の一端を回転自在な状態で、しかもスライダ42の
移動で抜けないように接続するために、図1ではロッド
43の一端に間隔を配して固定した鍔片の間にスライダ
42の係止突起を位置させたが、図4に示すように、2
つのスラスト球軸受56,56の間にニードルベアリン
グ57を配置するなど複数のベアリングを組み合わせる
ことにより構成してもよい。
【0023】また、位相調整杆35の位置を検出するた
めにレゾルバ49を設けたが、検出手段はこれに限定さ
れるものではなく、位置検出ができればどのような検出
手段でも良く、例えばロッド43に取り付けたマグネッ
ト式リニアスケールで検出してもよい。要するに、第1
駆動軸22と第2駆動軸23の相対的位相を検出するこ
とができれば、どのような検出手段でもよい。
【0024】更に、スライダ42を移動する機構は、前
記した腕部材46の回動によるものに限定されるもので
はなく、スライダ42にボールナットを設け、このボー
ルナットに螺合した雄ネジ杆をモータにより回転するな
ど、どのような構成でもよい。
【0025】また、本発明における回転位相調整機構2
6は、前記した構成に限定されるものではなく、第1駆
動軸22と第2駆動軸23の位相を回転中も変化させる
ことができればどのような構成でもよい。例えば、第1
駆動軸22と第2駆動軸23とにパルスモータを別個に
設け、両パルスモータを制御装置50の信号により制御
し、これにより両駆動軸に位相差をつけるように構成し
てもよい。
【0026】さらにまた、前記した実施例では振動枠1
の右側に第1回転軸5と第3回転軸11を、左側に第2
回転軸8と第4回転軸16を設けて軸受の負担を軽減す
るようにしたが、第1回転軸5と第2回転軸8を同じ軸
線上に左右対にして設けただけでもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、振
動枠に、偏心おもりを有する第1回転軸と第2回転軸を
同じ軸線上に左右対にして設け、原動枠に第1駆動軸と
第2駆動軸を同じ軸線上に左右対にして設けると共に、
第1駆動軸と第2駆動軸との間に位相差を随時生じさせ
る回転位相調整機構を設けたので、第1回転軸と第2回
転軸との間に位相差を生じさせるだけで振幅を調整する
ことができ、しかも振動枠側の構造を従来のものに比較
して簡素化することができる。したがって、基本構造上
からも振動枠側の軽量化を図ることができ、従来に比較
して耐久性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】可変振動装置の一実施例の概略構成図である。
【図2】振動枠の側面図である。
【図3】振動枠の内部構造を示す正面図である。
【図4】回転位相調整機構の断面図である。
【図5】位相調整杆の一部欠截側面図である。
【図6】制御装置の概略ブロック図である。
【図7】可変振動装置の他の一実施例の概略構成図であ
る。
【図8】図7の側面図である。
【符号の説明】
1 振動枠 2 原動枠 3 振動枠のハウジング 4 第1回転軸の第1偏心おもり 5 第1回転軸 7 第2回転軸の第2偏心おもり 8 第2回転軸 10 第3回転軸の第3偏心おもり 11 第3回転軸 15 第4回転軸の第4偏心おもり 16 第4回転軸 20 第1回転軸のタイミングプーリー 21 第2回転軸のタイミングプーリー 22 第1駆動軸 23 第2駆動軸 26 回転位相調整機構 28 駆動源としてのモータ 31 第1駆動軸のタイミングプーリー 32 第2駆動軸のタイミングプーリー 33,34 タイミングベルト 35 位相調整杆 36 位相調整駆動機構 37 スプライン 38 リードネジ 39 スプライン溝 40 ナット 42 スライダ 43 ロッド 44 ブレーキモータ 46 スライダを進退させる腕部材 49 レゾルバ 50 制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動枠に、第1回転軸と第2回転軸とを
    同じ軸線上に左右対にして設け、第1回転軸と第2回転
    軸に偏心おもりとタイミングプーリーをそれぞれ固定
    し、 原動枠に、第1駆動軸と第2駆動軸とを同じ軸線上に左
    右対にして設けるとともに、第1駆動軸と第2駆動軸に
    タイミングプーリーをそれぞれ固定し、第1回転軸のタ
    イミングプーリーと第1駆動軸のタイミングプーリーと
    の間、第2回転軸のタイミングプーリーと第2駆動軸の
    タイミングプーリーとの間をそれぞれタイミングベルト
    を架け渡して接続し、第1駆動軸と第2駆動軸に両駆動
    軸を同期回転する駆動源を接続するとともに、第1駆動
    軸と第2駆動軸との間に位相差を随時生じさせる回転位
    相調整機構を設けたことを特徴とする可変振動装置。
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